JP2574605Y2 - 複合半導体装置 - Google Patents
複合半導体装置Info
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- JP2574605Y2 JP2574605Y2 JP1991068853U JP6885391U JP2574605Y2 JP 2574605 Y2 JP2574605 Y2 JP 2574605Y2 JP 1991068853 U JP1991068853 U JP 1991068853U JP 6885391 U JP6885391 U JP 6885391U JP 2574605 Y2 JP2574605 Y2 JP 2574605Y2
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- hole
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
- H01L2224/48092—Helix
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、組立工数の削減と蓋体
外の主端子の導出を確実に行なうことができる複合半導
体装置に関するものである。
外の主端子の導出を確実に行なうことができる複合半導
体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の複合半導体装置を図11ないし
図14に示す。図11は、組立完了後の複合半導体装置
の斜視図、図12は、主端子を折曲げる以前の状態の縦
断面図、図13は、治具内に挿入した組立途上の複合半
導体装置の断面図、図14は、上記治具を使用して放熱
板上に主端子を半田付けした状態の斜視図である。これ
らの図において、放熱板1上には、絶縁基板2が半田付
けされている。この絶縁基板2上には、その表面に導体
パターン3が形成され、該導体パターン3上には、その
下端部がL字状の折曲げられた主端子4とともに、図示
を省略した半導体チップ等の各種の電子部品が固着され
ている。また、信号用リード線9が導体パターン3の所
定の位置に接続され、この信号用リード線9の一端は、
後述の信号端子8の下端に固着されている。
図14に示す。図11は、組立完了後の複合半導体装置
の斜視図、図12は、主端子を折曲げる以前の状態の縦
断面図、図13は、治具内に挿入した組立途上の複合半
導体装置の断面図、図14は、上記治具を使用して放熱
板上に主端子を半田付けした状態の斜視図である。これ
らの図において、放熱板1上には、絶縁基板2が半田付
けされている。この絶縁基板2上には、その表面に導体
パターン3が形成され、該導体パターン3上には、その
下端部がL字状の折曲げられた主端子4とともに、図示
を省略した半導体チップ等の各種の電子部品が固着され
ている。また、信号用リード線9が導体パターン3の所
定の位置に接続され、この信号用リード線9の一端は、
後述の信号端子8の下端に固着されている。
【0003】上記の放熱板1の外周には、絶縁ケース5
(図11、図12参照)が嵌め合わされ、互いに接着剤
により接着されている。また、絶縁ケース5内には、封
止樹脂が充填され、該絶縁ケース5の上端開口部は、蓋
体6により閉塞されている。上記導体パターン3上に固
着された主端子4は、蓋体6に設けた貫通孔7に挿通さ
れて外部に導出された後、図11に示すように蓋体6上
に略直角に折曲げれる。また、蓋体6に設けた透孔10
には、信号端子8が挿通され、該信号端子8の下端に、
前記信号用リード線9の一端が接続される。
(図11、図12参照)が嵌め合わされ、互いに接着剤
により接着されている。また、絶縁ケース5内には、封
止樹脂が充填され、該絶縁ケース5の上端開口部は、蓋
体6により閉塞されている。上記導体パターン3上に固
着された主端子4は、蓋体6に設けた貫通孔7に挿通さ
れて外部に導出された後、図11に示すように蓋体6上
に略直角に折曲げれる。また、蓋体6に設けた透孔10
には、信号端子8が挿通され、該信号端子8の下端に、
前記信号用リード線9の一端が接続される。
【0004】上記の構成の複合半導体装置は、次のよう
にして組み立てられる。導体パターン3上に半導体チッ
プや電子部品が搭載された絶縁基板2は、放熱板1上に
半田固着されるが、この場合に、図13に示すような治
具が使用される。すなわち、第1治具11の凹部12内
に放熱板1を載置し、該放熱板1上に半田を介在させて
絶縁基板2を載置する。この絶縁基板2は、第2治具1
3により放熱板1の所定の位置に位置決めされる。次
に、第3治具14の貫通孔15に主端子4を挿通させた
後、該第3治具14を第2治具13に重ね合わせる。な
お、主端子4の下端は、半田を介して導体パターン3上
の所定の位置に上記第3治具13により位置決めされ
る。
にして組み立てられる。導体パターン3上に半導体チッ
プや電子部品が搭載された絶縁基板2は、放熱板1上に
半田固着されるが、この場合に、図13に示すような治
具が使用される。すなわち、第1治具11の凹部12内
に放熱板1を載置し、該放熱板1上に半田を介在させて
絶縁基板2を載置する。この絶縁基板2は、第2治具1
3により放熱板1の所定の位置に位置決めされる。次
に、第3治具14の貫通孔15に主端子4を挿通させた
後、該第3治具14を第2治具13に重ね合わせる。な
お、主端子4の下端は、半田を介して導体パターン3上
の所定の位置に上記第3治具13により位置決めされ
る。
【0005】以上の準備の後、第1、第2及び第3治具
11,13,14を図示を省略した熱板上に載せ、各部
品間に介在させた半田を溶融させ、絶縁基板2を放熱板
1に、主端子4を導体パターン3の所定の位置にそれぞ
れ半田付けする。次いで、図14に示すように信号用リ
ード線9を導体パターン3上の所定の位置にボンディン
グする。次に、図12に示すように、放熱板1の外周に
蓋体6の嵌め合わせ、該絶縁ケース5の内部に封止樹脂
を注入後、該絶縁ケース5の上端開口部を蓋体6により
閉塞する。この場合、まず、絶縁ケース5の貫通孔7に
主端子4の先端部を挿通させた後に、蓋体6の周縁部と
絶縁ケース5の上端開口部とを接着剤により接着する。
最後に、蓋体6から外部に導出した主端子4の先端部を
該蓋体6の上面に沿うように略直角に折曲げて図11に
示したような複合半導体装置を完成する。
11,13,14を図示を省略した熱板上に載せ、各部
品間に介在させた半田を溶融させ、絶縁基板2を放熱板
1に、主端子4を導体パターン3の所定の位置にそれぞ
れ半田付けする。次いで、図14に示すように信号用リ
ード線9を導体パターン3上の所定の位置にボンディン
グする。次に、図12に示すように、放熱板1の外周に
蓋体6の嵌め合わせ、該絶縁ケース5の内部に封止樹脂
を注入後、該絶縁ケース5の上端開口部を蓋体6により
閉塞する。この場合、まず、絶縁ケース5の貫通孔7に
主端子4の先端部を挿通させた後に、蓋体6の周縁部と
絶縁ケース5の上端開口部とを接着剤により接着する。
最後に、蓋体6から外部に導出した主端子4の先端部を
該蓋体6の上面に沿うように略直角に折曲げて図11に
示したような複合半導体装置を完成する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の複合
半導体装置では、絶縁基板2上に第3治具14を用いて
主端子4を位置決めしなければならず、組立工数がかか
り、製造コストを高騰させる。すなわち、主端子4は、
その下端部がL字状に折曲げられているために、第3治
具14の貫通孔15に挿入するのに、該第3治具14の
下側から、この例で3個の主端子4を挿入し、しかる
後、該主端子4が第3治具14から落下しないように支
えながら第2治具13の上に重ねなければならず、作業
が煩雑で工数がかかる。また、蓋体6の貫通孔7に主端
子4を挿通させる際に、該主端子4の位置が正確に絶縁
基板2上に半田付けされていないと、挿通が困難とな
る。すなわち、半田付け位置の多少のずれは、主端子4
を適当に曲げて位置を矯正して挿通させることができる
が、板状の主端子4の幅方向に位置ずれしている場合、
その矯正が困難であり、蓋体6の貫通孔7への挿通が不
可能となる。
半導体装置では、絶縁基板2上に第3治具14を用いて
主端子4を位置決めしなければならず、組立工数がかか
り、製造コストを高騰させる。すなわち、主端子4は、
その下端部がL字状に折曲げられているために、第3治
具14の貫通孔15に挿入するのに、該第3治具14の
下側から、この例で3個の主端子4を挿入し、しかる
後、該主端子4が第3治具14から落下しないように支
えながら第2治具13の上に重ねなければならず、作業
が煩雑で工数がかかる。また、蓋体6の貫通孔7に主端
子4を挿通させる際に、該主端子4の位置が正確に絶縁
基板2上に半田付けされていないと、挿通が困難とな
る。すなわち、半田付け位置の多少のずれは、主端子4
を適当に曲げて位置を矯正して挿通させることができる
が、板状の主端子4の幅方向に位置ずれしている場合、
その矯正が困難であり、蓋体6の貫通孔7への挿通が不
可能となる。
【0007】
【考案の目的】本考案は、上記のような各課題を解決す
るためになされたもので、組立工数がかからず、かつ、
主端子の絶縁基板上での半田付け位置の位置ずれに影響
されず、蓋体外へ主端子を確実に導出できる複合半導体
装置を提供することを目的とするものである。
るためになされたもので、組立工数がかからず、かつ、
主端子の絶縁基板上での半田付け位置の位置ずれに影響
されず、蓋体外へ主端子を確実に導出できる複合半導体
装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本考案の複合半導体装
置は、放熱板1上に絶縁層を介して導体パターン3が形
成された絶縁基板2と、前記導体パターン3上に電子部
品とともに固着され、外部に導出される主端子40と、
前記放熱板1の外周に接するように配置され、内部に封
止樹脂が充填される絶縁ケース60と、該絶縁ケース6
0の上端開口部を閉塞し、前記主端子40の一端が導出
される貫通孔36を形成した蓋体26とを有する複合半
導体装置において、前記蓋体26を貫通する貫通孔36
と、該貫通孔36と水平方向に連通して蓋体26を貫通
する狭幅部38と、該狭幅部38と水平方向に連通し、
前記貫通孔36と同じ幅の段付広幅部39を有する角溝
37と、前記貫通孔36に下方から挿通され、前記狭幅
部38を水平方向に通過可能な狭幅部41を有し、前記
角溝37の段付広幅部39に肩部42aを落として係止
させる広幅部42が前記狭幅部41の上方に連設され、
さらに前記導体パターン3上に位置決め載置される脚部
43が前記狭幅部41の下方に連設された前記主端子4
0とを備えたことを特徴とするものである。
置は、放熱板1上に絶縁層を介して導体パターン3が形
成された絶縁基板2と、前記導体パターン3上に電子部
品とともに固着され、外部に導出される主端子40と、
前記放熱板1の外周に接するように配置され、内部に封
止樹脂が充填される絶縁ケース60と、該絶縁ケース6
0の上端開口部を閉塞し、前記主端子40の一端が導出
される貫通孔36を形成した蓋体26とを有する複合半
導体装置において、前記蓋体26を貫通する貫通孔36
と、該貫通孔36と水平方向に連通して蓋体26を貫通
する狭幅部38と、該狭幅部38と水平方向に連通し、
前記貫通孔36と同じ幅の段付広幅部39を有する角溝
37と、前記貫通孔36に下方から挿通され、前記狭幅
部38を水平方向に通過可能な狭幅部41を有し、前記
角溝37の段付広幅部39に肩部42aを落として係止
させる広幅部42が前記狭幅部41の上方に連設され、
さらに前記導体パターン3上に位置決め載置される脚部
43が前記狭幅部41の下方に連設された前記主端子4
0とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本考案の複合半導体装置は、あらかじめ蓋体の
角溝に主端子を挿通・仮支持しておくので、主端子を導
体パターン上に位置決めするための治具が不要となり、
かつ、主端子の手作業による支持も不要となるので、組
立工が減少し、製造コストを低減することができる。ま
た、また、あらかじめ主端子が蓋体に挿入されているの
で、主端子の絶縁基板上での半田付け位置の位置ずれに
影響されて蓋体への挿入が困難となるなどの不都合も解
消する。
角溝に主端子を挿通・仮支持しておくので、主端子を導
体パターン上に位置決めするための治具が不要となり、
かつ、主端子の手作業による支持も不要となるので、組
立工が減少し、製造コストを低減することができる。ま
た、また、あらかじめ主端子が蓋体に挿入されているの
で、主端子の絶縁基板上での半田付け位置の位置ずれに
影響されて蓋体への挿入が困難となるなどの不都合も解
消する。
【0010】
【実施例】以下に、本考案を図面に基づいて詳細に説明
する。図1は本考案の複合半導体装置の完成状態の外観
図、図2の本考案の複合半導体装置の主要部品を示す組
立分解図、図3は蓋体の平面図、図4は蓋体の正面図、
図5は蓋体の左側面図、図6は蓋体の右側面図、図7は
図3のA−A線に沿う断面図、図8は図3のB−B線に
沿う断面図、図9は主端子の外観図であり、上記図1な
いし図9までが本考案の複合半導体装置に係わる図であ
る。各部品の特徴が良く表われている図2において、放
熱板1上には、絶縁基板2が半田により固着されてい
る。この絶縁基板2上には導体パターン3が形成され、
導体パターン3上には、半導体ペレット16や図示を省
略した各種の電子部品が搭載・固着されている。さら
に、導体パターン3の所定の位置には、少なくとも2箇
所に位置決め用突起17が固着されている。
する。図1は本考案の複合半導体装置の完成状態の外観
図、図2の本考案の複合半導体装置の主要部品を示す組
立分解図、図3は蓋体の平面図、図4は蓋体の正面図、
図5は蓋体の左側面図、図6は蓋体の右側面図、図7は
図3のA−A線に沿う断面図、図8は図3のB−B線に
沿う断面図、図9は主端子の外観図であり、上記図1な
いし図9までが本考案の複合半導体装置に係わる図であ
る。各部品の特徴が良く表われている図2において、放
熱板1上には、絶縁基板2が半田により固着されてい
る。この絶縁基板2上には導体パターン3が形成され、
導体パターン3上には、半導体ペレット16や図示を省
略した各種の電子部品が搭載・固着されている。さら
に、導体パターン3の所定の位置には、少なくとも2箇
所に位置決め用突起17が固着されている。
【0011】符号26は蓋体であり、この蓋体26は3
つのブロック27,28,29を備え、各ブロック2
7,28,29の上面略中央部には、それぞれナット収
納溝30が形成されている。各ブロック27,28,2
9は、連結部31,32により互いに連結され、ブロッ
ク27,28間及びブロック28,29間には、空隙部
33がそれぞれ形成されている。この空隙部33は、後
に封止樹脂の充填により閉塞される。ブロック27の側
面には、一対の張出部34が設けられ、この張出部34
に信号端子80が挿入・仮固定される4個の角孔35が
形成されている。上記各ブロック27,28の幅方向の
一端及びブロック29の幅方向の他端には、板状の主端
子40が挿入される貫通孔36をそれぞれ有し、該貫通
孔36と連通して角溝37が形成されている。
つのブロック27,28,29を備え、各ブロック2
7,28,29の上面略中央部には、それぞれナット収
納溝30が形成されている。各ブロック27,28,2
9は、連結部31,32により互いに連結され、ブロッ
ク27,28間及びブロック28,29間には、空隙部
33がそれぞれ形成されている。この空隙部33は、後
に封止樹脂の充填により閉塞される。ブロック27の側
面には、一対の張出部34が設けられ、この張出部34
に信号端子80が挿入・仮固定される4個の角孔35が
形成されている。上記各ブロック27,28の幅方向の
一端及びブロック29の幅方向の他端には、板状の主端
子40が挿入される貫通孔36をそれぞれ有し、該貫通
孔36と連通して角溝37が形成されている。
【0012】図7及び図8に示すように、貫通孔36
は、図9に示した主端子40の広幅部42より若干大き
くした幅を有して蓋体26を貫通している。また、狭幅
部38も主端子40の狭幅部41より若干大きく形成し
た幅を有して蓋体26を貫通し、貫通孔36と水平方向
で連通している。さらに、角溝37は、主端子40の広
幅部42より若干大きく形成した幅を有する段付広幅部
39を備え、蓋体26の高さ方向の途中に段部39aを
備えている。 前記角溝37は、貫通孔でもある上記狭幅
部38と水平方向で連通している。 主端子40は板材に
より形成され、広幅部42の下方に連続して狭幅部41
が、さらに狭幅部41の下方に連続して脚部43が折曲
げ形成されている。この脚部43は、図2に示した導体
パターン3の所定の位置に半田固着されるものである。
なお、主端子40の広幅部42の上端近傍には、蓋体2
6のナット収納溝30に被さる透孔44が設けられてい
る。
は、図9に示した主端子40の広幅部42より若干大き
くした幅を有して蓋体26を貫通している。また、狭幅
部38も主端子40の狭幅部41より若干大きく形成し
た幅を有して蓋体26を貫通し、貫通孔36と水平方向
で連通している。さらに、角溝37は、主端子40の広
幅部42より若干大きく形成した幅を有する段付広幅部
39を備え、蓋体26の高さ方向の途中に段部39aを
備えている。 前記角溝37は、貫通孔でもある上記狭幅
部38と水平方向で連通している。 主端子40は板材に
より形成され、広幅部42の下方に連続して狭幅部41
が、さらに狭幅部41の下方に連続して脚部43が折曲
げ形成されている。この脚部43は、図2に示した導体
パターン3の所定の位置に半田固着されるものである。
なお、主端子40の広幅部42の上端近傍には、蓋体2
6のナット収納溝30に被さる透孔44が設けられてい
る。
【0013】次に、蓋体26の裏面側の構成を述べる。
蓋体26の裏面側、すなわち、ブロック27からの張出
部34,34の裏面側及びブロック29の裏面側には、
それぞれ第1支柱部50が形成され、この第1支柱部5
0の端面は図2に示した放熱板1上に載せられ、蓋体2
6の高さ位置を決める役割を担っている。ブロック2
7,28の裏面側には、第2支柱部51が形成されてい
る。この第2支柱部51は、第1支柱部50より短く形
成され、その端面には、凹部を有し、この凹部は、図2
の導体パターン3上に半田固着させた位置決め用突起1
7に嵌め合わされ、絶縁基板2と蓋体26との相対的位
置を決定する役割を果たすものである。上記張出部3
4,34の裏面側には、第1支柱部50に近接する位置
に信号端子案内部52が形成されている。この信号端子
案内部52には、上記張出部34,34に設けた角孔3
5と中心軸線を一致させた切溝53が形成されている。
蓋体26の裏面側、すなわち、ブロック27からの張出
部34,34の裏面側及びブロック29の裏面側には、
それぞれ第1支柱部50が形成され、この第1支柱部5
0の端面は図2に示した放熱板1上に載せられ、蓋体2
6の高さ位置を決める役割を担っている。ブロック2
7,28の裏面側には、第2支柱部51が形成されてい
る。この第2支柱部51は、第1支柱部50より短く形
成され、その端面には、凹部を有し、この凹部は、図2
の導体パターン3上に半田固着させた位置決め用突起1
7に嵌め合わされ、絶縁基板2と蓋体26との相対的位
置を決定する役割を果たすものである。上記張出部3
4,34の裏面側には、第1支柱部50に近接する位置
に信号端子案内部52が形成されている。この信号端子
案内部52には、上記張出部34,34に設けた角孔3
5と中心軸線を一致させた切溝53が形成されている。
【0014】図2における符号80は、信号端子であ
る。この信号端子80は、板材により略L字状に形成さ
れ、起立部81の中央よりやや上端寄りに膨出部82が
形成され、また、中央よりやや下端寄りには、係止部8
3が形成されている。信号端子80の起立部81に連続
して水平方向に略直角に屈曲する差込部84が形成さ
れ、さらに該差込部84から水平方向に略直角に屈曲す
る脚部85が形成されている。
る。この信号端子80は、板材により略L字状に形成さ
れ、起立部81の中央よりやや上端寄りに膨出部82が
形成され、また、中央よりやや下端寄りには、係止部8
3が形成されている。信号端子80の起立部81に連続
して水平方向に略直角に屈曲する差込部84が形成さ
れ、さらに該差込部84から水平方向に略直角に屈曲す
る脚部85が形成されている。
【0015】次に、上記のような構成の蓋体26、主端
子40及び信号端子80を使用した本考案の複合半導体
装置の組立順序を説明する。図2において、蓋体26の
貫通孔36に下方から主端子40の上端部を挿通し、上
方から引き上げる。主端子40の狭幅部41が蓋体26
の上面より上に出たとこで、図2の矢印で示すように角
溝37側に主端子40を水平に移動させる。この場合、
貫通孔36と角溝37とは、狭幅部38で連通している
ので、この狭幅部38を水平方向に通過して角溝37側
に主端子40が移動できる。次に、角溝37側に移動し
たところで、主端子40を手放すと、該主端子40は下
方に落下するが、段付広幅部39の段部39a(図7参
照)に主端子40の肩部42a(図9参照)がひっ掛か
り、それ以上は下方に落下しない。同様にして、他の端
子40も角溝37に落とすことにより3個の主端子40
が遊嵌する。
子40及び信号端子80を使用した本考案の複合半導体
装置の組立順序を説明する。図2において、蓋体26の
貫通孔36に下方から主端子40の上端部を挿通し、上
方から引き上げる。主端子40の狭幅部41が蓋体26
の上面より上に出たとこで、図2の矢印で示すように角
溝37側に主端子40を水平に移動させる。この場合、
貫通孔36と角溝37とは、狭幅部38で連通している
ので、この狭幅部38を水平方向に通過して角溝37側
に主端子40が移動できる。次に、角溝37側に移動し
たところで、主端子40を手放すと、該主端子40は下
方に落下するが、段付広幅部39の段部39a(図7参
照)に主端子40の肩部42a(図9参照)がひっ掛か
り、それ以上は下方に落下しない。同様にして、他の端
子40も角溝37に落とすことにより3個の主端子40
が遊嵌する。
【0016】次に、信号端子80を蓋体26に装着す
る。すなわち、張出部34に形成した角孔35の下方か
ら信号端子80の起立部81の上端部を挿入する。この
場合、膨出部82が角孔35の内壁と接触し、さらに強
制的に係止部83の位置まで挿入することにより、信号
端子80が下方に落下しないように係止される。一方、
差込部84は、蓋体26の信号端子案内部52に形成さ
れた切溝53に差し込まれて支持される。以上の準備の
終了後、蓋体26を治具に収める。すなわち、図10に
おいて、まず、第1治具11の凹部12内に放熱板1を
載置し、この放熱板1上に、あらかじめ電子部品等をそ
の導体パターン3上に搭載・固着させた絶縁基板2を半
田(図示せず)を介して載置する。
る。すなわち、張出部34に形成した角孔35の下方か
ら信号端子80の起立部81の上端部を挿入する。この
場合、膨出部82が角孔35の内壁と接触し、さらに強
制的に係止部83の位置まで挿入することにより、信号
端子80が下方に落下しないように係止される。一方、
差込部84は、蓋体26の信号端子案内部52に形成さ
れた切溝53に差し込まれて支持される。以上の準備の
終了後、蓋体26を治具に収める。すなわち、図10に
おいて、まず、第1治具11の凹部12内に放熱板1を
載置し、この放熱板1上に、あらかじめ電子部品等をそ
の導体パターン3上に搭載・固着させた絶縁基板2を半
田(図示せず)を介して載置する。
【0017】次に、第2治具13を第1治具11上の所
定の位置に嵌め合わせ、この状態で上記の準備完了後の
蓋体26を第2治具13内に入れる。蓋体26の裏面側
には、第1支柱部50と第2支柱部51とが形成され、
第1支柱部50の端面は、放熱板1の表面と当接するた
め、蓋体26の高さ位置が定められる。また、第2支柱
部51の端面に設けた凹部(図示せず)を絶縁基板2の
位置決め用突起17に嵌合させることにより、当該絶縁
基板2の蓋体26に対する相対位置が決定される。各主
端子40は、角溝37に遊嵌しており、該主端子40の
下端に設けた脚部43が絶縁基板2の導体パターン3の
所定の位置に板状半田を挟んで当接する。また、信号端
子80は、蓋体26の角孔35に膨出部82により仮固
定されているが、蓋体26を第2治具13にセットした
後に、信号端子8の上端を下方に押し下げることによ
り、差込部84が下方に移動し、下端の脚部85が絶縁
基板2の導体パターン3の所定の位置に板状半田を挟ん
で当接する。
定の位置に嵌め合わせ、この状態で上記の準備完了後の
蓋体26を第2治具13内に入れる。蓋体26の裏面側
には、第1支柱部50と第2支柱部51とが形成され、
第1支柱部50の端面は、放熱板1の表面と当接するた
め、蓋体26の高さ位置が定められる。また、第2支柱
部51の端面に設けた凹部(図示せず)を絶縁基板2の
位置決め用突起17に嵌合させることにより、当該絶縁
基板2の蓋体26に対する相対位置が決定される。各主
端子40は、角溝37に遊嵌しており、該主端子40の
下端に設けた脚部43が絶縁基板2の導体パターン3の
所定の位置に板状半田を挟んで当接する。また、信号端
子80は、蓋体26の角孔35に膨出部82により仮固
定されているが、蓋体26を第2治具13にセットした
後に、信号端子8の上端を下方に押し下げることによ
り、差込部84が下方に移動し、下端の脚部85が絶縁
基板2の導体パターン3の所定の位置に板状半田を挟ん
で当接する。
【0018】上記の状態で熱板上に載せて加熱し、放熱
板1と絶縁基板2、絶縁基板2上の導体パターン3と主
端子40及び信号端子80とをそれぞれ半田固着させ
る。次に、第1治具11及び第2治具13を取り外し、
半田固着部を洗浄した後、放熱板11の外周に、図1に
表われている絶縁ケース60を被せ、蓋体26の各ブロ
ック27,28,29間に形成された空隙部33から封
止樹脂を該絶縁ケース60内に充填し・硬化させる。次
に、蓋体26の各ブロック27,28,29の上面に設
けたナット収納孔30にナット(図示せず)を収納した
後、主端子40がナット収納孔30を覆うように略直角
折曲げて図1の外観のような複合半導体装置を完成す
る。なお、上記の実施例では、主端子40が3個、信号
端子が4個のものについて説明したが、勿論、これらの
個数に限定されるものではない。また、蓋体26の裏面
側に設けた第1支柱50及び第2支柱51の個数も同様
に上記のものに限定されるものではない。
板1と絶縁基板2、絶縁基板2上の導体パターン3と主
端子40及び信号端子80とをそれぞれ半田固着させ
る。次に、第1治具11及び第2治具13を取り外し、
半田固着部を洗浄した後、放熱板11の外周に、図1に
表われている絶縁ケース60を被せ、蓋体26の各ブロ
ック27,28,29間に形成された空隙部33から封
止樹脂を該絶縁ケース60内に充填し・硬化させる。次
に、蓋体26の各ブロック27,28,29の上面に設
けたナット収納孔30にナット(図示せず)を収納した
後、主端子40がナット収納孔30を覆うように略直角
折曲げて図1の外観のような複合半導体装置を完成す
る。なお、上記の実施例では、主端子40が3個、信号
端子が4個のものについて説明したが、勿論、これらの
個数に限定されるものではない。また、蓋体26の裏面
側に設けた第1支柱50及び第2支柱51の個数も同様
に上記のものに限定されるものではない。
【0019】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、蓋体に
主端子を装着してから絶縁基板の導体パターン上に半田
固着するようにしたので、蓋体が位置決め治具の役割を
果たし、従来必要としていた第3治具が不要となる。こ
のため、手作業による主端子の支えを不要とし、組立工
数が削減できるとともに、製造コストを低減することが
できる。また、あらかじめ主端子が蓋体に挿入されてい
るので、従来のように主端子の絶縁基板上での半田付け
位置の位置ずれに影響されて蓋体への挿入が困難となる
などの不都合も解消する。
主端子を装着してから絶縁基板の導体パターン上に半田
固着するようにしたので、蓋体が位置決め治具の役割を
果たし、従来必要としていた第3治具が不要となる。こ
のため、手作業による主端子の支えを不要とし、組立工
数が削減できるとともに、製造コストを低減することが
できる。また、あらかじめ主端子が蓋体に挿入されてい
るので、従来のように主端子の絶縁基板上での半田付け
位置の位置ずれに影響されて蓋体への挿入が困難となる
などの不都合も解消する。
【図1】本考案の複合半導体装置の外観図である。
【図2】上記複合半導体装置の主要部品を示す組立分解
図である。
図である。
【図3】蓋体の平面図である。
【図4】上記蓋体の正面図である。
【図5】上記蓋体の左側面図である。
【図6】上記蓋体の右側面図である。
【図7】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図8】図3のB−B線に沿う断面図である。
【図9】主端子の斜視図である。
【図10】上記複合半導体装置の組立工程を説明するた
めの断面図である。
めの断面図である。
【図11】従来の複合半導体装置の斜視図である。
【図12】主端子を折曲げる以前の状態の従来の複合半
導体装置の縦断面図である。
導体装置の縦断面図である。
【図13】治具内に挿入した組立途上の従来の複合半導
体装置の断面図である。
体装置の断面図である。
【図14】上記治具を使用して放熱板上に主端子を半田
付けした状態の従来の複合半導体装置の斜視図である。
付けした状態の従来の複合半導体装置の斜視図である。
1 放熱板 2 絶縁基板 3 導体パターン 17 位置決め用突起 26 蓋体 34 張出部 35 角孔 36 貫通孔 37 角溝 38 狭幅部 39 段付広幅部 40 主端子 41 狭幅部 42 広幅部 43 脚部 44 透孔 50 第1支柱部 51 第2支柱部 52 信号端子案内部 53 切溝 60 絶縁ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−48453(JP,A) 特開 平3−178156(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 23/48 H01L 25/04
Claims (1)
- 【請求項1】 放熱板1上に絶縁層を介して導体パター
ン3が形成された絶縁基板2と、前記導体パターン3上
に電子部品とともに固着され、外部に導出される主端子
40と、前記放熱板1の外周に接するように配置され、
内部に封止樹脂が充填される絶縁ケース60と、該絶縁
ケース60の上端開口部を閉塞し、前記主端子40の一
端が導出される貫通孔36を形成した蓋体26とを有す
る複合半導体装置において、 前記蓋体26を貫通する貫通孔36と、該貫通孔36と
水平方向に連通して蓋体26を貫通する狭幅部38と、
該狭幅部38と水平方向に連通し、前記貫通孔36と同
じ幅の段付広幅部39を有する角溝37と、前記貫通孔
36に下方から挿通され、前記角溝37の狭幅部38を
水平方向に通過可能な狭幅部41を有し、前記角溝37
の段付広幅部39に肩部42aを落として係止させる広
幅部42が前記狭幅部41の上方に連設され、さらに前
記導体パターン3上に位置決め載置される脚部43が前
記狭幅部41の下方に連設された前記主端子40とを備
えたことを特徴とする複合半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991068853U JP2574605Y2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 複合半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991068853U JP2574605Y2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 複合半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515444U JPH0515444U (ja) | 1993-02-26 |
JP2574605Y2 true JP2574605Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=13385649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991068853U Expired - Fee Related JP2574605Y2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 複合半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574605Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5994785B2 (ja) | 2011-09-28 | 2016-09-21 | 富士電機株式会社 | 半導体装置 |
JP5257530B2 (ja) * | 2012-05-01 | 2013-08-07 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
JP7163819B2 (ja) * | 2019-02-27 | 2022-11-01 | 株式会社豊田自動織機 | 半導体モジュール |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2898694B2 (ja) * | 1989-04-17 | 1999-06-02 | 株式会社東芝 | 半導体装置の製造方法 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP1991068853U patent/JP2574605Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0515444U (ja) | 1993-02-26 |
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Date | Code | Title | Description |
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