JPH08115982A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH08115982A
JPH08115982A JP6252575A JP25257594A JPH08115982A JP H08115982 A JPH08115982 A JP H08115982A JP 6252575 A JP6252575 A JP 6252575A JP 25257594 A JP25257594 A JP 25257594A JP H08115982 A JPH08115982 A JP H08115982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
channel transistor
forming
type
gate electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP6252575A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Toida
孝志 戸井田
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 Nチャネルトランジスタ49はPウエル13
に設け、Pチャネルトランジスタ51はNウエル15に
設け、Nチャネルトランジスタはゲート電極35に整合
する領域に設ける低濃度領域37と第1の高濃度領域3
9とゲート電極とサイドウォール43との整合する領域
に設ける第2の高濃度領域41とを有し、Pチャネルト
ランジスタはゲート電極に整合する領域に設ける低濃度
領域と第1の高濃度領域とゲート電極とサイドウォール
との整合する領域に設ける第2の高濃度領域とを有する
半導体集積回路装置およびその製造方法。 【効果】 インパクトイオン化に起因するPN接合障壁
の低下を抑制し、小数キャリアの注入効率を低下させ、
MOSトランジスタの耐圧を向上させる効果をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路装置およ
びその製造方法に関し、とくにPチャネルトランジスタ
とNチャネルトランジスタとを有する、いわゆる相補型
MOSトランジスタ(CMOS)の構造とこの構造を形
成するための製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術における相補型のMOSトラン
ジスタの構造を、図12の断面図を用いて説明する。
【0003】図12に示すように、Nチャネルトランジ
スタ49はPウエル13に設け、Pチャネルトランジス
タ51はNウエル15に設ける。これらのPウエル13
とNウエル15とは、フィールド酸化膜31によって絶
縁分離している。
【0004】そして、Nチャネルトランジスタ49とP
チャネルトランジスタ51とは、ゲート電極35に整合
する領域の半導体基板11に設ける低濃度拡散領域53
と、ゲート電極35とサイドウォール43とに整合する
領域の半導体基板11に設ける高濃度拡散領域55と
を、それぞれ備える。
【0005】ここで低濃度拡散領域53は、Nチャネル
トランジスタ49とPチャネルトランジスタ51とのド
レイン接合における電界を緩和して、MOSトランジス
タの高耐圧を実現するための拡散領域である。
【0006】この図12に示す相補型のMOSトランジ
スタの構造を形成するための製造方法を、図10から図
12の断面図を用いて説明する。
【0007】まず図10に示すように、半導体基板11
のNチャネルトランジスタ49を形成する領域にPウエ
ル13を形成し、Pチャネルトランジスタ51を形成す
る領域にNウエル15を形成する。
【0008】この素子形成領域であるPウエル13とN
ウエル15との形成は、イオン注入法と熱拡散法とによ
って形成する。
【0009】その後、素子形成領域であるPウエル13
とNウエル15との間の絶縁分離を行うために、耐酸化
膜を酸化防止膜として酸化を行い、この耐酸化膜を形成
していない領域に酸化シリコン膜を形成する選択酸化処
理工程により、素子分離領域にフィールド酸化膜31を
形成する。
【0010】この選択酸化処理工程の前に、チャネルス
トップ領域29を形成するために、耐酸化膜に整合する
領域でしかもNチャネルトランジスタ49を形成する素
子領域の周辺に導電型がP型の不純物を導入しておく。
【0011】その後、Pウエル13とNウエル15との
それぞれにゲート絶縁膜33とゲート電極35とを形成
する。
【0012】その後、Nチャネルトランジスタ49とP
チャネルトランジスタ51のゲート電極35に整合する
領域に、それぞれ低濃度拡散領域53を形成する。
【0013】つぎに図11に示すように、ゲート電極3
5の側壁領域にサイドウォール43を形成する。
【0014】そして、Nチャネルトランジスタ49とP
チャネルトランジスタ51とのゲート電極35とサイド
ウォール43との整合する領域に、それぞれ高濃度拡散
領域55を形成する。
【0015】つぎに図12に示すように、全面に層間絶
縁膜45を形成し、この層間絶縁膜45にコンタクトホ
ールを形成する。さらにこのコンタクトホールを介して
高濃度拡散領域55と接続する配線47を形成する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図12を用いて説明し
たNチャネルトランジスタ49とPチャネルトランジス
タ51とは、ソースドレイン領域にそれぞれ低濃度拡散
領域53と高濃度拡散領域55とを備えている。このた
め低濃度拡散領域53をもたないMOSトランジスタよ
り耐圧が向上する。
【0017】しかしながら、図12に示すMOSトラン
ジスタにおいては、以下に説明するような問題点が発生
する。この問題点をNチャネルトランジスタ49につい
て説明する。
【0018】Nチャネルトランジスタ49のゲート電極
35とドレイン領域とに正の電圧を印加すると、Nチャ
ネルトランジスタ49は導通してドレインとソースとの
あいだに電子が流れる。
【0019】このとき、ドレイン領域の近傍ではインパ
クトイオン化現象によって電子正孔対が発生し、電子は
ゲート絶縁膜33に注入され、正孔はPウエル13に注
入される。
【0020】このことによってPウエル13の電位が上
昇し、ソースを形成する導電型がN型の低濃度拡散領域
53と高濃度拡散領域55と、導電型がP型のPウエル
13とで構成するPN接合の電位障壁が低下する。
【0021】このため低濃度拡散領域53と高濃度拡散
領域55とからなるソースと、Pウエル13と、低濃度
拡散領域53と高濃度拡散領域55とからなるドレイン
で構成される寄生NPNバイポーラトランジスタが導通
して、Nチャネルトランジスタ49が永久破壊してしま
うという問題点がある。
【0022】以上の説明と同じような現象は、Pチャネ
ルトランジスタ51でも発生し、低濃度拡散領域53と
高濃度拡散領域55とからなるソースと、Nウエル15
と、低濃度拡散領域53と高濃度拡散領域55とからな
るドレインで構成される寄生PNPバイポーラトランジ
スタが導通して、Pチャネルトランジスタ51が永久破
壊する。
【0023】本発明の目的は、前述の問題点を解決し
て、寄生バイポーラトランジスタの耐圧を向上させるこ
とが可能なMOSトランジスタの構造と、この構造を形
成するための製造方法とを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の半導体集積回路装置とその製造方法とは、下
記に記載の手段を採用する。
【0025】本発明の半導体集積回路装置は、Nチャネ
ルトランジスタとPチャネルトランジスタを備え、Nチ
ャネルトランジスタはPウエルに設け、Pチャネルトラ
ンジスタはNウエルに設け、Nチャネルトランジスタは
ゲート電極に整合する領域に設ける導電型がN型の低濃
度領域と導電型がP型の第1の高濃度領域とゲート電極
とサイドウォールとの整合する領域に設ける導電型がN
型の第2の高濃度領域とを有し、Pチャネルトランジス
タはゲート電極に整合する領域に設ける導電型がP型の
低濃度領域と導電型がN型の第1の高濃度領域とゲート
電極とサイドウォールとの整合する領域に設ける導電型
がP型の第2の高濃度領域とを有することを特徴とす
る。
【0026】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、半導体基板のPウエルの非形成領域にイオン注入阻
止膜を形成し、イオン注入法によって半導体基板にP型
の不純物を導入してPウエルを形成し、Nウエルの非形
成領域にフォトレジストを形成し、イオン注入法によっ
て半導体基板にN型の不純物を導入してNウエルを形成
し、熱処理を行いPウエルとNウエルとの不純物を半導
体基板に拡散させる工程と、全面にパッド酸化膜と窒化
シリコン膜とを形成し、窒化シリコン膜を素子領域上に
形成する工程と、選択酸化処理を行い素子分離領域にフ
ィールド酸化膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜とゲー
ト電極とを形成し、Pチャネルトランジスタの形成領域
にフォトレジストを形成し、Nチャネルトランジスタの
ゲート電極に整合する領域に導電型がN型の低濃度領域
とこの低濃度領域の下層に導電型がP型の第1の高濃度
領域とを形成する工程と、Nチャネルトランジスタ形成
領域にフォトレジストを形成し、Pチャネルトランジス
タのゲート電極に整合する領域に導電型がP型の低濃度
領域とこの低濃度領域の下層に導電型がN型の第1の高
濃度領域とを形成する工程と、全面にサイドウォール材
料を形成し、異方性エッチングを行いゲート電極の側壁
にサイドウォールを形成する工程と、Pチャネルトラン
ジスタ形成領域にフォトレジストを形成し、Nチャネル
トランジスタのゲート電極とサイドウォールとに整合す
る領域に導電型がN型の第2の高濃度領域を形成し、N
チャネルトランジスタ形成領域にフォトレジストを形成
し、Pチャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォ
ールとに整合する領域に導電型がP型の第2の高濃度領
域を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成し、コン
タクトホールを形成し、配線を形成する工程とを有する
ことを特徴とする。
【0027】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、半導体基板のPウエルの非形成領域にイオン注入阻
止膜を形成し、イオン注入法によって半導体基板にP型
の不純物を導入してPウエルを形成し、Nウエルの非形
成領域にフォトレジストを形成し、イオン注入法によっ
て半導体基板にN型の不純物を導入してNウエルを形成
し、熱処理を行いPウエルとNウエルとの不純物を半導
体基板に拡散させる工程と、全面にパッド酸化膜と窒化
シリコン膜とを形成し、窒化シリコン膜を素子領域上に
形成する工程と、Nチャネルトランジスタの非形成領域
にフォトレジストを形成し、窒化シリコン膜に整合する
領域にP型の不純物を導入してチャネルストップ領域を
形成し、選択酸化処理を行い素子分離領域にフィールド
酸化膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜とゲート電極と
を形成し、Pチャネルトランジスタ形成領域にフォトレ
ジストを形成し、Nチャネルトランジスタのゲート電極
に整合する領域に導電型がN型の低濃度領域とこの低濃
度領域の下層に導電型がP型の第1の高濃度領域とを形
成する工程と、Nチャネルトランジスタ形成領域にフォ
トレジストを形成し、Pチャネルトランジスタのゲート
電極に整合する領域に導電型がP型の低濃度領域とこの
低濃度領域の下層に導電型がN型の第1の高濃度領域と
を形成する工程と、全面にサイドウォール材料を形成
し、異方性エッチングを行いゲート電極の側壁にサイド
ウォールを形成する工程と、Pチャネルトランジスタ形
成領域にフォトレジストを形成し、Nチャネルトランジ
スタのゲート電極とサイドウォールとに整合する領域に
導電型がN型の第2の高濃度領域を形成し、Nチャネル
トランジスタ形成領域にフォトレジストを形成し、Pチ
ャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォールとに
整合する領域に導電型がP型の第2の高濃度領域を形成
する工程と、全面に層間絶縁膜を形成し、コンタクトホ
ールを形成し、配線を形成する工程とを有することを特
徴とする。
【0028】
【作用】本発明のNチャネルトランジスタにおいては、
ゲート電極に整合する領域に低濃度領域と第1の高濃度
領域とを設け、ゲート電極とサイドウォールとの整合す
る領域に第2の高濃度領域を設けている。
【0029】そして低濃度領域と第2の高濃度領域とは
逆導電型の第1の高濃度領域によって、ソース接合の電
位上昇を抑制し、寄生NPNバイポーラトランジスタの
注入効率を低下させて、Nチャネルトランジスタの耐圧
を向上させることができる。
【0030】同じように本発明のPチャネルトランジス
タにおいては、ゲート電極に整合する領域に低濃度領域
と第1の高濃度領域とを設け、ゲート電極とサイドウォ
ールとの整合する領域に第2の高濃度領域を設けてい
る。
【0031】そして低濃度領域と第2の高濃度領域とは
逆導電型の第1の高濃度領域によって、ソース接合の電
位上昇を抑制し、寄生PNPバイポーラトランジスタの
注入効率を低下させて、Pチャネルトランジスタの耐圧
を向上させることができる。
【0032】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例における
半導体集積回路装置の構造と、その構造を形成するため
の製造方法とを説明する。
【0033】まずはじめに本発明の実施例における半導
体集積回路装置の構造を、図9の断面図を用いて説明す
る。
【0034】図9に示すように、半導体基板11にPウ
エル13とNウエル15を設ける。そしてこれらのPウ
エル13とNウエル15は、フィールド酸化膜31によ
って絶縁分離している。さらにPウエル13にNチャネ
ルトランジスタ49を設け、Nウエル15にPチャネル
トランジスタ51を設ける。
【0035】さらにNチャネルトランジスタ49のゲー
ト絶縁膜33上に設けるゲート電極35に整合する領域
のPウエル13に低濃度領域37を設け、さらにこの低
濃度領域37の下層に第1の高濃度領域39を設ける。
低濃度領域37の導電型はN型で構成し、第1の高濃度
領域39の導電型はP型で構成する。
【0036】さらにまた、Nチャネルトランジスタ49
のゲート電極35とサイドウォール43とに整合する領
域のPウエル13に、導電型がN型の第2の高濃度領域
41を設ける。すなわち第2の高濃度領域41と低濃度
領域37との下層に第1の高濃度領域39を設ける。
【0037】Pチャネルトランジスタ51のゲート絶縁
膜33上に設けるゲート電極35に整合する領域のNウ
エル15に低濃度領域37を設け、さらに低濃度領域3
7の下層に第1の高濃度領域39を設ける。この低濃度
領域37の導電型はP型で構成し、第1の高濃度領域3
9の導電型はN型で構成する。
【0038】さらに、Pチャネルトランジスタ51のゲ
ート電極35とサイドウォール43とに整合するNウエ
ル13に、導電型がP型の第2の高濃度領域41を設け
る。すなわち、第2の高濃度領域41と低濃度領域37
との下層に第1の高濃度領域39を設ける。
【0039】さらに全面に設ける層間絶縁膜45にコン
タクトホールを形成し、このコンタクトホールを介して
第2の高濃度領域41と接続する配線47を設ける。
【0040】本発明の特徴点は、Nチャネルトランジス
タ49では、ゲート電極35とこのゲート電極35側壁
部に設けるサイドウォール43とに整合する領域に形成
する第1の高濃度領域39である。さらに、Pチャネル
トランジスタ51では、ゲート電極35とこのゲート電
極35側壁部に設けるサイドウォール43とに整合する
領域に形成する第1の高濃度領域39である。
【0041】Nチャネルトランジスタ49における第1
の高濃度領域39は、正孔によるソース接合の電位障壁
の低下を抑制し、Pチャネルトランジスタ51における
第1の高濃度領域39は、電子によるソース接合の電位
障壁の低下を抑制する働きをそれぞれもっている。この
結果、Nチャネルトランジスタ49とPチャネルトラン
ジスタ51との耐圧が向上する。
【0042】つぎにこの図9に示す半導体集積回路装置
の構造を形成するための製造方法を図1から図9の断面
図を用いて説明する。
【0043】まずはじめに図1に示すように、導電型が
N型の半導体基板11をに、水蒸気を含む酸化雰囲気中
で酸化処理を行い、この半導体基板11表面に酸化シリ
コン膜からなるイオン注入阻止膜17を形成する。
【0044】このイオン注入阻止膜17は、温度100
0℃で、時間90分の条件で酸化処理を行い、膜厚が5
00nmの酸化シリコン膜を形成する。
【0045】その後、回転塗布法により全面にフォトレ
ジスト(図示せず)を形成し、所定のフォトマスクを用
いて露光処理と、現像処理とを行い、Pウエル13形成
領域が開口するように、このフォトレジストをパターニ
ングする。
【0046】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクとして用いて、Pウエル13を
形成しない領域に残存するように、イオン注入阻止膜1
7をパターニングする。
【0047】このイオン注入阻止膜17のエッチング
は、水:フッ酸=10:1の割合で混合したエッチング
液を使用するウエットエッチングにより行う。
【0048】その後、酸素雰囲気中で酸化処理を行い、
Pウエル13表面に酸化シリコン膜からなる第1のバッ
ファ膜19を形成する。
【0049】この第1のバッファ膜19の形成は、温度
1000℃、時間120分の条件で酸化処理を行い、膜
厚が80nmの酸化シリコン膜を形成する。
【0050】その後、導電型がP型の不純物としてボロ
ンを、イオン注入法を用いて、イオン注入阻止膜17を
形成していない、Pウエル13領域に導入する。
【0051】このPウエル13形成のためのボロンのイ
オン注入条件は、加速エネルギーが60keVで、イオ
ン注入量が1.7×1013cm-2で行う。
【0052】その後、水:フッ酸=10:1の割合で混
合したエッチング液を用いてエッチング処理を行い、イ
オン注入阻止膜17と第1のバッファ膜19とを除去す
る。
【0053】つぎに図2に示すように、酸素雰囲気中で
酸化処理を行って、半導体基板11表面に酸化シリコン
膜からなる第2のバッファ膜21を形成する。
【0054】この第2のバッファ膜21の形成は、温度
1000℃、時間80分の酸化処理条件で行い、膜厚4
0nmの酸化シリコン膜を形成する。
【0055】その後、全面にフォトレジスト23を回転
塗布法により形成し、所定のフォトマスクを用いて露光
処理と、現像処理とを行い、Nウエル15の形成領域が
開口するようにフォトレジスト23をパターニングす
る。
【0056】その後、このパターニングしたフォトレジ
スト23をイオン注入の阻止膜として用いて、イオン注
入法によりN型の不純物としてリンを、フォトレジスト
23を形成していない領域であるNウエル15領域に導
入する。
【0057】このNウエル15を形成のためのリンのイ
オン注入条件は、加速エネルギーが100keVで、イ
オン注入量が9.7×1012cm-2で行う。
【0058】つぎに図3に示すように、イオン注入工程
におけるイオン注入の阻止膜として用いたフォトレジス
ト23を除去する。
【0059】その後、不活性ガス雰囲気中で、温度11
40℃、時間14時間の熱処理を行う。この結果、不純
物であるボロンとリンとは半導体基板11中に拡散し
て、Pウエル13とNウエル15とを形成することがで
きる。
【0060】その後、酸素雰囲気中で酸化処理を行い、
半導体基板11表面に酸化シリコン膜からなるパッド酸
化膜25を形成する。
【0061】このパッド酸化膜25の形成は、温度10
00℃、時間30分の酸化処理条件で行い、膜厚30n
mの酸化シリコン膜を形成する。
【0062】その後、化学気相成長法によって、耐酸化
膜となる窒化シリコン膜27を膜厚150nmで形成す
る。この窒化シリコン膜27の形成は、反応ガスとして
ジクロルシラン(SiH2 Cl2 )とアンモニア(NH
3 )との混合ガスを用いて行う。
【0063】その後、この窒化シリコン膜27上の全面
に回転塗布法によりフォトレジスト(図示せず)を形成
する。その後、所定のフォトマスクを用いて露光処理
と、現像処理とを行い、素子間の絶縁分離を行う素子分
離領域が開口するようにフォトレジストをパターニング
する。
【0064】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクとして用いて、窒化シリコン膜
27をエッチングする。この窒化シリコン膜27のエッ
チングは、反応性イオンエッチング装置を用い、エッチ
ングガスとして六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム
(He )と三フッ化メタン(CHF3 )との混合ガスを
用いて行う。
【0065】その後、全面に回転塗布法によりフォトレ
ジスト23を形成し、所定のフォトマスクを用いて露光
処理と、現像処理とを行い、Pウエル13の領域が開口
するようにフォトレジスト23をパターニングする。な
おこのとき用いるフォトマスクは、Pウエル13を形成
する際のイオン注入阻止膜17をパターニングするフォ
トマスクと同じものを使用する。
【0066】その後、このパターニングしたフォトレジ
スト23をイオン注入の阻止膜として用い、窒化シリコ
ン膜27に整合する領域のPウエル13に、導電型がP
型のボロンを導入してチャネルストップ領域29を形成
する。なおこのイオン注入工程では、Pウエル13領域
の窒化シリコン膜27もイオン注入の阻止膜としての役
割をもつ。
【0067】このチャネルストップ領域29を形成する
ためのボロンのイオン注入条件は、加速エネルギーが2
5keVで、イオン注入量が2.0×1013cm-2で行
う。
【0068】つぎに図4に示すように、フォトレジスト
23を除去する。その後、窒化シリコン膜27を耐酸化
膜として用いて、この窒化シリコン膜27を形成してい
ない領域の半導体基板11に酸化シリコン膜を形成する
選択酸化処理を行い、素子分離領域にフィールド酸化膜
31を形成する。
【0069】この選択酸化処理により、Pウエル13領
域で、しかもフィールド酸化膜31の下層領域にチャネ
ルストップ領域29を形成することができる。なおパッ
ド酸化膜25は、この選択酸化処理において、窒化シリ
コン膜27の応力によって半導体基板11に結晶欠陥が
発生することを防止する役割をもつ。
【0070】このフィールド酸化膜31を形成するため
の選択酸化処理は、水蒸気酸化雰囲気中で、温度100
0℃、時間160分の酸化処理条件で行い、膜厚700
nmの酸化シリコン膜を形成する。
【0071】その後、窒化シリコン膜27上の酸化シリ
コン膜を水:フッ酸=10:1の割合で混合したエッチ
ング液を使用するウエットエッチングにより除去し、さ
らに窒化シリコン膜27を温度180℃に加熱したリン
酸を用いて除去する。さらにパッド酸化膜25を水:フ
ッ酸=10:1の割合で混合したエッチング液を用いて
除去する。
【0072】つぎに図5に示すように、酸素雰囲気中で
熱処理を行い、素子領域であるPウエル13とNウエル
15との表面に、酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜
33を形成する。
【0073】このゲート絶縁膜33は、温度950℃
で、時間45分の酸化処理条件で行って、膜厚25nm
の酸化シリコン膜を形成する。
【0074】その後、反応ガスとしてモノシラン(Si
H4 )を用いる化学気相成長法によって、全面に多結晶
シリコン膜からなるゲート電極材料を膜厚が400nm
で形成する。
【0075】その後、この多結晶シリコン膜の全面に回
転塗布法によりフォトレジスト(図示せず)を形成す
る。その後、所定のフォトマスクを用いて露光処理と、
現像処理とを行い、ゲート電極35の形成領域に残存す
るようにフォトレジストをパターニングする。
【0076】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、ゲート電極材料であ
る多結晶シリコン膜をエッチングして、ゲート電極35
を形成する。
【0077】このゲート電極35のエッチング処理は、
反応性イオンエッチング装置を使用して、エッチングガ
スとして六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(O2 )との
混合ガスを用いて行う。
【0078】その後、回転塗布法によって全面にフォト
レジスト23を形成し、所定のフォトマスクを用いて露
光処理と、現像処理とを行い、Nチャネルトランジスタ
の形成領域であるPウエル13領域が開口するようにフ
ォトレジストをパターニングする。
【0079】その後、このパターニングしたフォトレジ
スト23をイオン注入の阻止膜として用いて、ゲート電
極35に整合するPウエル13に第1の高濃度領域39
を、イオン注入法により形成する。
【0080】このPウエル13領域に形成する第1の高
濃度領域39は、導電型がP型の不純物としてボロン
を、加速エネルギーが80keVで、イオン注入量が
6.0×1014cm-2の条件で半導体基板11に導入す
る。
【0081】さらにフォトレジスト23をイオン注入の
阻止膜として使用して、ゲート電極35に整合する領域
のPウエル13に低濃度領域37を、イオン注入法によ
って形成する。
【0082】このPウエル13領域に形成する低濃度領
域37は、導電型がN型の不純物としてリンを、加速エ
ネルギー25keVで、イオン注入量1.0×1013
-2の条件で半導体基板11に導入する。
【0083】その後、イオン注入の阻止膜として用いた
Nウエル15領域上のフォトレジスト23を除去する。
【0084】つぎに図6に示すように、回転塗布法によ
って全面にフォトレジスト23を形成し、所定のフォト
マスクを用いて露光処理と、現像処理とを行い、Pチャ
ネルトランジスタの形成領域であるNウエル15領域が
開口するようにフォトレジスト23をパターニングす
る。
【0085】その後、このパターニングしたフォトレジ
スト23をイオン注入の阻止膜として用いて、ゲート電
極35に整合するNウエル15に第1の高濃度領域39
を、イオン注入法により形成する。
【0086】このNウエル15領域に形成する第1の高
濃度領域39は、導電型がN型の不純物としてリンを、
加速エネルギー70keVで、イオン注入量4.0×1
14cm-2の条件で半導体基板11に導入する。
【0087】さらにフォトレジスト23をイオン注入の
阻止膜として使用して、ゲート電極35に整合する領域
のNウエル13に低濃度領域37を、イオン注入法によ
って形成する。
【0088】このNウエル15領域に形成する低濃度領
域37は、導電型がP型の不純物として二フッ化ボロン
(BF2 )を、加速エネルギーが30keVで、イオン
注入量が3.0×1013cm-2の条件で半導体基板11
に導入する。
【0089】その後、イオン注入の阻止膜として用いた
Pウエル13領域上のフォトレジスト23を除去する。
【0090】つぎに図7に示すように、酸化シリコン膜
からなるサイドウォール材料を化学気相成長法により、
膜厚400nmで全面に形成する。
【0091】その後、異方性エッチングを行い、ゲート
電極35の側壁に酸化シリコン膜からなるサイドウォー
ル43を形成する。
【0092】このサイドウォール43を形成するための
異方性エッチングは、反応性イオンエッチング装置を用
い、エッチングガスとして二フッ化メタン(CH2 F2
)と三フッ化メタン(CHF3 )との混合ガスを用い
て行う。
【0093】反応性イオンエッチング装置を用いる異方
性エッチングにおいては、エッチングガスが半導体基板
11表面に対してほぼ垂直に入射する。したがって、ゲ
ート電極35の側壁領域では単位面積当たりのエッチン
グガスの入射量が少なく、エッチング速度が極端に遅く
なる。
【0094】このためエッチング前の酸化シリコン膜の
形状がほぼ保たれたまま下方に平行移動するようにエッ
チングされる。このため、ゲート電極35の側壁に形成
した酸化シリコン膜の膜厚とほとんど同じ長さ寸法を有
するサイドウォール43を形成することができる。
【0095】つぎに図8に示すように、回転塗布法によ
って全面にフォトレジスト(図示せず)を形成し、所定
のフォトマスクを用いて露光処理と、現像処理とを行
い、Nチャネルトランジスタの形成領域であるPウエル
13領域が開口するようにフォトレジストをパターニン
グする。
【0096】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをイオン注入の阻止膜として用いて、ゲート電極3
5とサイドウォール43とに整合する領域のPウエル1
3に第2の高濃度領域41を、イオン注入法により形成
する。
【0097】Pウエル13領域に形成する第2の高濃度
領域41は、導電型がN型の不純物イオンとして砒素
を、加速エネルギーが60keVで、イオン注入量が
3.0×1015cm-2の条件で半導体基板11に導入す
る。
【0098】その後、回転塗布法によって全面にフォト
レジスト(図示せず)を形成し、所定のフォトマスクを
用いて露光処理と、現像処理とを行い、Pチャネルトラ
ンジスタの形成領域であるNウエル15領域が開口する
ようにフォトレジストをパターニングする。
【0099】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをイオン注入の阻止膜として用いて、ゲート電極3
5とサイドウォール43とに整合する領域のNウエル1
5に第2の高濃度領域41を、イオン注入法によって形
成する。
【0100】Nウエル13領域に形成する第2の高濃度
領域41は、導電型がP型の不純物イオンとして二フッ
化ボロン(BF2 )を、加速エネルギーが30keV
で、イオン注入量が3.0×1015cm-2の条件で半導
体基板11に導入する。
【0101】つぎに図9に示すように、全面にボロンと
リンとを含む酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜45を
400nmの膜厚で形成する。
【0102】この層間絶縁膜45は、反応ガスとしてモ
ノシラン(SiH4 )とホスフィン(PH3 )とジボラ
ン(B2 H6 )と酸素(O2 )とを用いる化学気相成長
法により形成する。
【0103】その後、Nチャネルトランジスタ49とP
チャネルトランジスタ51とのソースドレイン領域に導
入した低濃度領域37と第1の高濃度領域39と第2の
高濃度領域41との不純物の活性化と、層間絶縁膜45
の表面平坦化と、この層間絶縁膜45の膜質の改善とを
図るために熱処理を行う。
【0104】この不純物の活性化と層間絶縁膜45の熱
処理条件は、窒素ガス雰囲気中で、温度900℃、時間
30分の条件で行う。
【0105】その後、層間絶縁膜45上の全面に回転塗
布法により、フォトレジスト(図示せず)を形成し、所
定のフォトマスクを用いて露光処理と、現像処理とを行
い、コンタクトホールに対応する開口部を有するフォト
レジストを形成するようにパターニングする。
【0106】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、層間絶縁膜45をエ
ッチングしてコンタクトホールを形成する。
【0107】このコンタクトホールを形成するための層
間絶縁膜45のエッチング処理は、反応性イオンエッチ
ング装置を用いて、エッチングガスとしては二フッ化メ
タン(CH2 F2 )と三フッ化メタン(CHF3 )とを
用いて行う。
【0108】その後、配線材料としてシリコンと銅とを
含むアルミニウムを、スパッタリング装置を用いて、8
00nmの膜厚で形成する。
【0109】その後、配線材料上の全面に回転塗布法に
より、フォトレジスト(図示せず)を形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光処理と、現像処理とを行って、
配線47に対応する開口部を有するフォトレジストを形
成するようにパターニングする。
【0110】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、配線材料をエッチン
グして、第2の高濃度領域41と接続する配線47を形
成する。
【0111】この配線47のエッチングは、反応性イオ
ンエッチング装置を用いて、エッチングガスとして塩素
(Cl2 )と三塩化ホウ素(BCl3 )との混合ガスを
用いて行う。
【0112】この結果、Nチャネルトランジスタ49と
Pチャネルトランジスタ51とのそれぞれのソースドレ
イン領域が、低濃度領域37と第1の高濃度領域39と
第2の高濃度領域41とを備える相補型のMOSトラン
ジスタを形成することができる。
【0113】このため本発明の実施例におけるNチャネ
ルトランジスタ49は、第2の高濃度領域41の下層に
形成する第1の高濃度領域39の働きによって、ソース
接合の電位上昇を抑制し、寄生NPNバイポーラトラン
ジスタの注入効率を低下させて、Nチャネルトランジス
タ49の耐圧を向上させることができる。
【0114】さらに本発明の実施例におけるPチャネル
トランジスタ51は、第2の高濃度領域41の下層に形
成する第1の高濃度領域39の働きにより、ソース接合
の電位上昇を抑制し、寄生PNPバイポーラトランジス
タの注入効率を低下させて、Pチャネルトランジスタ5
1の耐圧を向上させることができる。
【0115】したがって信頼性が高い相補型のMOSト
ランジスタを有する半導体集積回路装置が得られるとい
う効果を、本発明は備えている。
【0116】なお以上の実施例の説明においては、Pウ
エル13とNウエル15とを備える実施例で説明した
が、導電型がN型の半導体基板11にPウエル13だけ
を設ける構成や、導電型がP型の半導体基板11にNウ
エル15だけを設ける構成を採用してもよい。
【0117】さらにチャネルストップ領域29はNチャ
ネルトランジスタ49を形成するPウエル13のフィー
ルド酸化膜31の下層に設ける実施例で説明したが、P
チャネルトランジスタ51を形成するNウエル15のフ
ィールド酸化膜31の下層にもチャネルストップ領域を
設けてもよい。
【0118】さらにフィールド酸化膜31膜厚を厚くし
たり、Pウエル13とNウエル15との不純物濃度があ
る程度高ければ、このチャネルストップ領域29は形成
しなくてもよい。
【0119】さらにサイドウォール43としては、酸化
シリコン膜で構成する実施例で説明したが、酸化シリコ
ン膜以外にボロンやリンなどの不純物を含む酸化シリコ
ン膜も、サイドウォール43として適用することができ
る。
【0120】このようにサイドウォール43として、不
純物を含む酸化シリコン膜で構成すると、応力を緩和す
ることができる。
【0121】さらに以上説明した実施例では、Pウエル
13を形成した後に、Nウエル15を形成している。し
かしながらNウエル15を形成した後に、Pウエル13
を形成してもよい。
【0122】さらに以上説明した実施例では、ゲート電
極35に整合する領域に形成する低濃度領域37と第1
の高濃度領域39との形成順序は、Nチャネルトランジ
スタ49形成後に、Pチャネルトランジスタ51を形成
している。
【0123】しかしながら、Pチャネルトランジスタ5
1の低濃度領域37と第1の高濃度領域39とを形成後
に、Nチャネルトランジスタ49の低濃度領域37と第
1の高濃度領域39とを形成してもよい。
【0124】さらに以上説明した実施例では、ゲート電
極35に整合する領域に形成する低濃度領域37と第1
の高濃度領域39との形成順序は、第1の高濃度領域3
9形成後に、低濃度領域37を形成している。
【0125】しかしながら、これとは逆にNチャネルト
ランジスタ49とPチャネルトランジスタ51の低濃度
領域37を形成後に、第1の高濃度領域39を形成して
もよい。
【0126】さらに以上説明した実施例では、ゲート電
極35とサイドウォール43とに整合する領域に形成す
る第2の高濃度領域41との形成順序は、Nチャネルト
ランジスタ49形成後に、Pチャネルトランジスタ51
を形成している。
【0127】しかしながら、これとは逆にPチャネルト
ランジスタ51の第2の高濃度領域41を形成後に、N
チャネルトランジスタ49の第2の高濃度領域41を形
成してもよい。
【0128】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
NチャネルトランジスタとPチャネルトランジスタにお
いては、それぞれソース接合の下層に第1の高濃度領域
を設けている。したがって本発明においては、信頼性が
高い相補型のMOSトランジスタを有する半導体集積回
路装置が得られるという効果をもつ。
【0129】このためインパクトイオン化によるPN接
合障壁の低下を抑制し、小数キャリアの注入効率を低下
させ、MOSトランジスタの耐圧を向上させる効果をも
つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
構造とこの構造を形成するための製造方法とを示す断面
図である。
【図10】従来例における半導体集積回路装置の製造方
法を示す断面図である。
【図11】従来例における半導体集積回路装置の製造方
法を示す断面図である。
【図12】従来例における半導体集積回路装置の製造方
法を示す断面図である。
【符号の説明】
13 Pウエル 15 Nウエル 31 フィールド酸化膜 35 ゲート電極 37 低濃度領域 39 第1の高濃度領域 41 第2の高濃度領域 43 サイドウォール

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NチャネルトランジスタとPチャネルト
    ランジスタを備え、NチャネルトランジスタはPウエル
    に設け、PチャネルトランジスタはNウエルに設け、N
    チャネルトランジスタはゲート電極に整合する領域に設
    ける低濃度領域と第1の高濃度領域とゲート電極とサイ
    ドウォールとの整合する領域に設ける第2の高濃度領域
    とを有し、Pチャネルトランジスタはゲート電極に整合
    する領域に設ける低濃度領域と第1の高濃度領域とゲー
    ト電極とサイドウォールとの整合する領域に設ける第2
    の高濃度領域とを有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  2. 【請求項2】 NチャネルトランジスタとPチャネルト
    ランジスタを備え、NチャネルトランジスタはPウエル
    に設け、PチャネルトランジスタはNウエルに設け、N
    チャネルトランジスタはゲート電極に整合する領域に設
    ける導電型がN型の低濃度領域と導電型がP型の第1の
    高濃度領域とゲート電極とサイドウォールとの整合する
    領域に設ける導電型がN型の第2の高濃度領域とを有
    し、Pチャネルトランジスタはゲート電極に整合する領
    域に設ける導電型がP型の低濃度領域と導電型がN型の
    第1の高濃度領域とゲート電極とサイドウォールとの整
    合する領域に設ける導電型がP型の第2の高濃度領域と
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 NチャネルトランジスタとPチャネルト
    ランジスタを備え、NチャネルトランジスタはPウエル
    に設け、Pチャネルトランジスタは半導体基板に設け、
    Nチャネルトランジスタはゲート電極に整合する領域に
    設ける低濃度領域と第1の高濃度領域とゲート電極とサ
    イドウォールとの整合する領域に設ける第2の高濃度領
    域とを有し、Pチャネルトランジスタはゲート電極に整
    合する領域に設ける低濃度領域と第1の高濃度領域とゲ
    ート電極とサイドウォールとの整合する領域に設ける第
    2の高濃度領域とを有することを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  4. 【請求項4】 NチャネルトランジスタとPチャネルト
    ランジスタを備え、NチャネルトランジスタはPウエル
    に設け、Pチャネルトランジスタは半導体基板に設け、
    Nチャネルトランジスタはゲート電極に整合する領域に
    設ける導電型がN型の低濃度領域と導電型がP型の第1
    の高濃度領域とゲート電極とサイドウォールとの整合す
    る領域に設ける導電型がN型の第2の高濃度領域とを有
    し、Pチャネルトランジスタはゲート電極に整合する領
    域に設ける導電型がP型の低濃度領域と導電型がN型の
    第1の高濃度領域とゲート電極とサイドウォールとの整
    合する領域に設ける導電型がP型の第2の高濃度領域と
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 NチャネルトランジスタとPチャネルト
    ランジスタを備え、Nチャネルトランジスタは半導体基
    板に設け、PチャネルトランジスタはNウエルに設け、
    Nチャネルトランジスタはゲート電極に整合する領域に
    設ける低濃度領域と第1の高濃度領域とゲート電極とサ
    イドウォールとの整合する領域に設ける第2の高濃度領
    域とを有し、Pチャネルトランジスタはゲート電極に整
    合する領域に設ける低濃度領域と第1の高濃度領域とゲ
    ート電極とサイドウォールとの整合する領域に設ける第
    2の高濃度領域とを有することを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  6. 【請求項6】 NチャネルトランジスタとPチャネルト
    ランジスタを備え、Nチャネルトランジスタは半導体基
    板に設け、PチャネルトランジスタはNウエルに設け、
    Nチャネルトランジスタはゲート電極に整合する領域に
    設ける導電型がN型の低濃度領域と導電型がP型の第1
    の高濃度領域とゲート電極とサイドウォールとの整合す
    る領域に設ける導電型がN型の第2の高濃度領域とを有
    し、Pチャネルトランジスタはゲート電極に整合する領
    域に設ける導電型がP型の低濃度領域と導電型がN型の
    第1の高濃度領域とゲート電極とサイドウォールとの整
    合する領域に設ける導電型がP型の第2の高濃度領域と
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 サイドウォールは、酸化シリコン膜ある
    いは不純物を含む酸化シリコン膜からなること特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、あるいは6に記載の半導
    体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板にPウエルとNウエルとを形
    成し、選択酸化処理を行い素子分離領域にフィールド酸
    化膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜とゲート電極とを
    形成し、NチャネルトランジスタとPチャネルトランジ
    スタのゲート電極に整合する領域に低濃度領域と第1の
    高濃度領域とを形成する工程と、全面にサイドウォール
    材料を形成し、異方性エッチングを行いゲート電極の側
    壁にサイドウォールを形成する工程と、Nチャネルトラ
    ンジスタとPチャネルトランジスタのゲート電極とサイ
    ドウォールとの整合する領域に第2の高濃度領域を形成
    する工程と、全面に層間絶縁膜を形成し、コンタクトホ
    ールを形成し、配線を形成する工程とを有することを特
    徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板にPウエルを形成し、選択酸
    化処理を行い素子分離領域にフィールド酸化膜を形成す
    る工程と、ゲート絶縁膜とゲート電極とを形成し、Nチ
    ャネルトランジスタとPチャネルトランジスタのゲート
    電極に整合する領域に低濃度領域と第1の高濃度領域と
    を形成する工程と、全面にサイドウォール材料を形成
    し、異方性エッチングを行いゲート電極の側壁にサイド
    ウォールを形成する工程と、Nチャネルトランジスタと
    Pチャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォール
    との整合する領域に第2の高濃度領域を形成する工程
    と、全面に層間絶縁膜を形成し、コンタクトホールを形
    成し、配線を形成する工程とを有することを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体基板にNウエルを形成し、選択
    酸化処理を行って素子分離領域にフィールド酸化膜を形
    成する工程と、ゲート絶縁膜とゲート電極とを形成し、
    NチャネルトランジスタとPチャネルトランジスタのゲ
    ート電極に整合する領域に低濃度領域と第1の高濃度領
    域とを形成する工程と、全面にサイドウォール材料を形
    成し、異方性エッチングを行いゲート電極の側壁にサイ
    ドウォールを形成する工程と、Nチャネルトランジスタ
    とPチャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォー
    ルとの整合する領域に第2の高濃度領域を形成する工程
    と、全面に層間絶縁膜を形成し、コンタクトホールを形
    成し、配線を形成する工程とを有することを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 半導体基板のPウエルの非形成領域に
    イオン注入阻止膜を形成し、イオン注入法により半導体
    基板にP型の不純物を導入してPウエルを形成し、Nウ
    エルの非形成領域にフォトレジストを形成し、イオン注
    入法により半導体基板にN型の不純物を導入してNウエ
    ルを形成し、熱処理を行いPウエルとNウエルとの不純
    物を半導体基板に拡散させる工程と、全面にパッド酸化
    膜と窒化シリコン膜とを形成し、窒化シリコン膜を素子
    領域上に形成する工程と、選択酸化処理を行い素子分離
    領域にフィールド酸化膜を形成する工程と、ゲート絶縁
    膜とゲート電極とを形成し、Pチャネルトランジスタの
    形成領域にフォトレジストを形成し、Nチャネルトラン
    ジスタのゲート電極に整合する領域に導電型がN型の低
    濃度領域とこの低濃度領域の下層に導電型がP型の第1
    の高濃度領域とを形成する工程と、Nチャネルトランジ
    スタ形成領域にフォトレジストを形成し、Pチャネルト
    ランジスタのゲート電極に整合する領域に導電型がP型
    の低濃度領域とこの低濃度領域の下層に導電型がN型の
    第1の高濃度領域とを形成する工程と、全面にサイドウ
    ォール材料を形成し、異方性エッチングを行いゲート電
    極の側壁にサイドウォールを形成する工程と、Pチャネ
    ルトランジスタ形成領域にフォトレジストを形成し、N
    チャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォールと
    に整合する領域に導電型がN型の第2の高濃度領域を形
    成し、Nチャネルトランジスタ形成領域にフォトレジス
    トを形成し、Pチャネルトランジスタのゲート電極とサ
    イドウォールとに整合する領域に導電型がP型の第2の
    高濃度領域を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成
    し、コンタクトホールを形成し、配線を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 半導体基板のNウエルの非形成領域に
    イオン注入阻止膜を形成し、イオン注入法により半導体
    基板にN型の不純物を導入してNウエルを形成し、Pウ
    エルの非形成領域にフォトレジストを形成し、イオン注
    入法により半導体基板にP型の不純物を導入してPウエ
    ルを形成し、熱処理を行いPウエルとNウエルとの不純
    物を半導体基板に拡散させる工程と、全面にパッド酸化
    膜と窒化シリコン膜とを形成し、窒化シリコン膜を素子
    領域上に形成する工程と、選択酸化処理を行って素子分
    離領域にフィールド酸化膜を形成する工程と、ゲート絶
    縁膜とゲート電極とを形成し、Pチャネルトランジスタ
    形成領域にフォトレジストを形成し、Nチャネルトラン
    ジスタのゲート電極に整合する領域に導電型がN型の低
    濃度領域とこの低濃度領域の下層に導電型がP型の第1
    の高濃度領域とを形成する工程と、Nチャネルトランジ
    スタ形成領域にフォトレジストを形成し、Pチャネルト
    ランジスタのゲート電極に整合する領域に導電型がP型
    の低濃度領域とこの低濃度領域の下層に導電型がN型の
    第1の高濃度領域とを形成する工程と、全面にサイドウ
    ォール材料を形成し、異方性エッチングを行いゲート電
    極の側壁にサイドウォールを形成する工程と、Pチャネ
    ルトランジスタ形成領域にフォトレジストを形成し、N
    チャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォールと
    に整合する領域に導電型がN型の第2の高濃度領域を形
    成し、Nチャネルトランジスタ形成領域にフォトレジス
    トを形成し、Pチャネルトランジスタのゲート電極とサ
    イドウォールとに整合する領域に導電型がP型の第2の
    高濃度領域を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成
    し、コンタクトホールを形成し、配線を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 半導体基板のPウエルの非形成領域に
    イオン注入阻止膜を形成し、イオン注入法により半導体
    基板にP型の不純物を導入してPウエルを形成し、Nウ
    エルの非形成領域にフォトレジストを形成し、イオン注
    入法により半導体基板にN型の不純物を導入してNウエ
    ルを形成し、熱処理を行いPウエルとNウエルとの不純
    物を半導体基板に拡散させる工程と、全面にパッド酸化
    膜と窒化シリコン膜とを形成し、窒化シリコン膜を素子
    領域上に形成する工程と、選択酸化処理を行って素子分
    離領域にフィールド酸化膜を形成する工程と、ゲート絶
    縁膜とゲート電極とを形成し、Pチャネルトランジスタ
    形成領域にフォトレジストを形成し、Nチャネルトラン
    ジスタのゲート電極に整合する領域に導電型がN型の低
    濃度領域とこの低濃度領域の下層に導電型がP型の第1
    の高濃度領域とを形成する工程と、Nチャネルトランジ
    スタ形成領域にフォトレジストを形成し、Pチャネルト
    ランジスタのゲート電極に整合する領域に導電型がP型
    の低濃度領域とこの低濃度領域の下層に導電型がN型の
    第1の高濃度領域とを形成する工程と、全面にサイドウ
    ォール材料を形成し、異方性エッチングを行いゲート電
    極の側壁にサイドウォールを形成する工程と、Nチャネ
    ルトランジスタ形成領域にフォトレジストを形成し、P
    チャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォールと
    に整合する領域に導電型がP型の第2の高濃度領域を形
    成し、Pチャネルトランジスタ形成領域にフォトレジス
    トを形成し、Nチャネルトランジスタのゲート電極とサ
    イドウォールとに整合する領域に導電型がN型の第2の
    高濃度領域を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成
    し、コンタクトホールを形成し、配線を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 半導体基板のNウエルの非形成領域に
    イオン注入阻止膜を形成し、イオン注入法により半導体
    基板にN型の不純物を導入してNウエルを形成し、Pウ
    エルの非形成領域にフォトレジストを形成し、イオン注
    入法により半導体基板にP型の不純物を導入してPウエ
    ルを形成し、熱処理を行いPウエルとNウエルとの不純
    物を半導体基板に拡散させる工程と、全面にパッド酸化
    膜と窒化シリコン膜とを形成し、窒化シリコン膜を素子
    領域上に形成する工程と、選択酸化処理を行って素子分
    離領域にフィールド酸化膜を形成する工程と、ゲート絶
    縁膜とゲート電極とを形成し、Pチャネルトランジスタ
    形成領域にフォトレジストを形成し、Nチャネルトラン
    ジスタのゲート電極に整合する領域に導電型がN型の低
    濃度領域とこの低濃度領域の下層に導電型がP型の第1
    の高濃度領域とを形成する工程と、Nチャネルトランジ
    スタ形成領域にフォトレジストを形成し、Pチャネルト
    ランジスタのゲート電極に整合する領域に導電型がP型
    の低濃度領域とこの低濃度領域の下層に導電型がN型の
    第1の高濃度領域とを形成する工程と、全面にサイドウ
    ォール材料を形成し、異方性エッチングを行いゲート電
    極の側壁にサイドウォールを形成する工程と、Nチャネ
    ルトランジスタ形成領域にフォトレジストを形成し、P
    チャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォールと
    に整合する領域に導電型がP型の第2の高濃度領域を形
    成し、Pチャネルトランジスタ形成領域にフォトレジス
    トを形成し、Nチャネルトランジスタのゲート電極とサ
    イドウォールとに整合する領域に導電型がN型の第2の
    高濃度領域を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成
    し、コンタクトホールを形成し、配線を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 半導体基板のPウエルの非形成領域に
    イオン注入阻止膜を形成し、イオン注入法により半導体
    基板にP型の不純物を導入してPウエルを形成し、Nウ
    エルの非形成領域にフォトレジストを形成し、イオン注
    入法により半導体基板にN型の不純物を導入してNウエ
    ルを形成し、熱処理を行いPウエルとNウエルとの不純
    物を半導体基板に拡散させる工程と、全面にパッド酸化
    膜と窒化シリコン膜とを形成し、窒化シリコン膜を素子
    領域上に形成する工程と、Nチャネルトランジスタの非
    形成領域にフォトレジストを形成し、窒化シリコン膜に
    整合する領域にP型の不純物を導入してチャネルストッ
    プ領域を形成し、選択酸化処理を行い素子分離領域にフ
    ィールド酸化膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜とゲー
    ト電極とを形成し、Pチャネルトランジスタ形成領域に
    フォトレジストを形成し、Nチャネルトランジスタのゲ
    ート電極に整合する領域に導電型がN型の低濃度領域と
    この低濃度領域の下層に導電型がP型の第1の高濃度領
    域とを形成する工程と、Nチャネルトランジスタ形成領
    域にフォトレジストを形成し、Pチャネルトランジスタ
    のゲート電極に整合する領域に導電型がP型の低濃度領
    域とこの低濃度領域の下層に導電型がN型の第1の高濃
    度領域とを形成する工程と、全面にサイドウォール材料
    を形成し、異方性エッチングを行いゲート電極の側壁に
    サイドウォールを形成する工程と、Pチャネルトランジ
    スタ形成領域にフォトレジストを形成し、Nチャネルト
    ランジスタのゲート電極とサイドウォールとに整合する
    領域に導電型がN型の第2の高濃度領域を形成し、Nチ
    ャネルトランジスタ形成領域にフォトレジストを形成
    し、Pチャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォ
    ールとに整合する領域に導電型がP型の第2の高濃度領
    域を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成し、コン
    タクトホールを形成し、配線を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 半導体基板のNウエルの非形成領域に
    イオン注入阻止膜を形成し、イオン注入法により半導体
    基板にN型の不純物を導入してNウエルを形成し、Pウ
    エルの非形成領域にフォトレジストを形成し、イオン注
    入法により半導体基板にP型の不純物を導入してPウエ
    ルを形成し、熱処理を行いPウエルとNウエルとの不純
    物を半導体基板に拡散させる工程と、全面にパッド酸化
    膜と窒化シリコン膜とを形成し、窒化シリコン膜を素子
    領域上に形成する工程と、Nチャネルトランジスタの非
    形成領域にフォトレジストを形成し、窒化シリコン膜に
    整合する領域にP型の不純物を導入してチャネルストッ
    プ領域を形成し、選択酸化処理を行い素子分離領域にフ
    ィールド酸化膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜とゲー
    ト電極とを形成し、Pチャネルトランジスタ形成領域に
    フォトレジストを形成し、Nチャネルトランジスタのゲ
    ート電極に整合する領域に導電型がN型の低濃度領域と
    この低濃度領域の下層に導電型がP型の第1の高濃度領
    域とを形成する工程と、Nチャネルトランジスタ形成領
    域にフォトレジストを形成し、Pチャネルトランジスタ
    のゲート電極に整合する領域に導電型がP型の低濃度領
    域とこの低濃度領域の下層に導電型がN型の第1の高濃
    度領域とを形成する工程と、全面にサイドウォール材料
    を形成し、異方性エッチングを行いゲート電極の側壁に
    サイドウォールを形成する工程と、Pチャネルトランジ
    スタ形成領域にフォトレジストを形成し、Nチャネルト
    ランジスタのゲート電極とサイドウォールとに整合する
    領域に導電型がN型の第2の高濃度領域を形成し、Nチ
    ャネルトランジスタ形成領域にフォトレジストを形成
    し、Pチャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォ
    ールとに整合する領域に導電型がP型の第2の高濃度領
    域を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成し、コン
    タクトホールを形成し、配線を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 半導体基板のPウエルの非形成領域に
    イオン注入阻止膜を形成し、イオン注入法により半導体
    基板にP型の不純物を導入してPウエルを形成し、Nウ
    エルの非形成領域にフォトレジストを形成し、イオン注
    入法により半導体基板にN型の不純物を導入してNウエ
    ルを形成し、熱処理を行いPウエルとNウエルとの不純
    物を半導体基板に拡散させる工程と、全面にパッド酸化
    膜と窒化シリコン膜とを形成し、窒化シリコン膜を素子
    領域上に形成する工程と、Nチャネルトランジスタの非
    形成領域にフォトレジストを形成し、窒化シリコン膜に
    整合する領域にP型の不純物を導入してチャネルストッ
    プ領域を形成し、選択酸化処理を行い素子分離領域にフ
    ィールド酸化膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜とゲー
    ト電極とを形成し、Pチャネルトランジスタ形成領域に
    フォトレジストを形成し、Nチャネルトランジスタのゲ
    ート電極に整合する領域に導電型がN型の低濃度領域と
    この低濃度領域の下層に導電型がP型の第1の高濃度領
    域とを形成する工程と、Nチャネルトランジスタ形成領
    域にフォトレジストを形成し、Pチャネルトランジスタ
    のゲート電極に整合する領域に導電型がP型の低濃度領
    域とこの低濃度領域の下層に導電型がN型の第1の高濃
    度領域とを形成する工程と、全面にサイドウォール材料
    を形成し、異方性エッチングを行いゲート電極の側壁に
    サイドウォールを形成する工程と、Nチャネルトランジ
    スタ形成領域にフォトレジストを形成し、Pチャネルト
    ランジスタのゲート電極とサイドウォールとに整合する
    領域に導電型がP型の第2の高濃度領域を形成し、Pチ
    ャネルトランジスタ形成領域にフォトレジストを形成
    し、Nチャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォ
    ールとに整合する領域に導電型がN型の第2の高濃度領
    域を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成し、コン
    タクトホールを形成し、配線を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 半導体基板のNウエルの非形成領域に
    イオン注入阻止膜を形成し、イオン注入法により半導体
    基板にN型の不純物を導入してNウエルを形成し、Pウ
    エルの非形成領域にフォトレジストを形成し、イオン注
    入法により半導体基板にP型の不純物を導入してPウエ
    ルを形成し、熱処理を行いPウエルとNウエルとの不純
    物を半導体基板に拡散させる工程と、全面にパッド酸化
    膜と窒化シリコン膜とを形成し、窒化シリコン膜を素子
    領域上に形成する工程と、Nチャネルトランジスタの非
    形成領域にフォトレジストを形成し、窒化シリコン膜に
    整合する領域にP型の不純物を導入してチャネルストッ
    プ領域を形成し、選択酸化処理を行い素子分離領域にフ
    ィールド酸化膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜とゲー
    ト電極とを形成し、Pチャネルトランジスタ形成領域に
    フォトレジストを形成し、Nチャネルトランジスタのゲ
    ート電極に整合する領域に導電型がN型の低濃度領域と
    この低濃度領域の下層に導電型がP型の第1の高濃度領
    域とを形成する工程と、Nチャネルトランジスタ形成領
    域にフォトレジストを形成し、Pチャネルトランジスタ
    のゲート電極に整合する領域に導電型がP型の低濃度領
    域とこの低濃度領域の下層に導電型がN型の第1の高濃
    度領域とを形成する工程と、全面にサイドウォール材料
    を形成し、異方性エッチングを行いゲート電極の側壁に
    サイドウォールを形成する工程と、Nチャネルトランジ
    スタ形成領域にフォトレジストを形成し、Pチャネルト
    ランジスタのゲート電極とサイドウォールとに整合する
    領域に導電型がP型の第2の高濃度領域を形成し、Pチ
    ャネルトランジスタ形成領域にフォトレジストを形成
    し、Nチャネルトランジスタのゲート電極とサイドウォ
    ールとに整合する領域に導電型がP型の第2の高濃度領
    域を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成し、コン
    タクトホールを形成し、配線を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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