JPH08204023A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH08204023A
JPH08204023A JP7007030A JP703095A JPH08204023A JP H08204023 A JPH08204023 A JP H08204023A JP 7007030 A JP7007030 A JP 7007030A JP 703095 A JP703095 A JP 703095A JP H08204023 A JPH08204023 A JP H08204023A
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JP
Japan
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type
forming
source
conductivity
gate electrode
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JP7007030A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Satou
年洋 佐藤
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 同じ半導体基板1にN型MOSトランジスタ
とP型MOSトランジスタを混在して形成するとき、N
型不純物層を形成後、第1のアニール処理にて導電型が
N型のソース・ドレインである高濃度N型拡散層13を
形成する工程と、P型不純物層形成後、第2のアニール
処理にて導電型がP型のソース・ドレインである高濃度
P型拡散層を形成する工程とを有する。 【効果】 ソース・ドレインである高濃度拡散層に用い
る2つの導電型の不純物が電気的に充分に活性化し、両
導電型のトランジスタのドレイン耐圧が大きく異なる現
象を是正することから、高い駆動電圧での使用に際して
も片方の導電型のMOSトランジスタ部にて不必要なリ
ーク電流が流れることを抑制し、MOSトランジスタの
正常な動作を制御することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、とくに同一の半導体基板に混在して形成するNチ
ャネル型のMOSトランジスタ(以下N型MOSトラン
ジスタと記載する)とPチャネル型のMOSトランジス
タ(以下P型MOSトランジスタと記載する)のソース
・ドレインである高濃度拡散層の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSトランジスタにおけるドレイン領
域の耐圧(以下ドレイン耐圧と記載する)は、ソース・
ドレインである高濃度拡散層の形成に用いる不純物の種
類により大きく異なり、さらに個々の不純物に対しソー
ス・ドレインである高濃度拡散層を形成する工程のアニ
ール処理の温度に依存する。
【0003】近年の微細化と高集積化とに伴いMOSト
ランジスタのソース・ドレインである高濃度拡散層の形
成は、トランジスタのショートチャネル効果抑制のため
低温化の方向に向かっている。
【0004】ソース・ドレインである高濃度拡散層に用
いる不純物は、たとえば導電型がN型の不純物である砒
素(As)とリン(P)のように、その種類によりソー
ス・ドレインである高濃度拡散層を形成するアニール処
理の温度に対する電気的に活性な不純物濃度が異なり、
アニール処理の温度が低温化するほど、その傾向は顕著
となる。
【0005】このため同一の半導体基板に混在して形成
するN型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタ
では、N型MOSトランジスタのソース・ドレインであ
る高濃度N型拡散層とP型MOSトランジスタのソース
・ドレインである高濃度P型拡散層を比較的低温のアニ
ール処理にて同時に形成すると、以下に記すような問題
点が発生する。
【0006】すなわち、N型、P型それぞれの高濃度拡
散層に用いる不純物の組み合わせによって、N型MOS
トランジスタとP型MOSトランジスタでドレイン耐圧
差は非常に顕著となる。
【0007】このために、同一の半導体基板に混在して
形成するN型MOSトランジスタとP型MOSトランジ
スタにてドレイン耐圧が大きく異なると、ドレイン耐圧
の低いMOSトランジスタでは、ドレイン耐圧の高い導
電型の異なるMOSトランジスタに較べ、高い駆動電圧
での使用に際し、半導体基板内に不必要なリーク電流が
流れる。
【0008】このことから、MOSトランジスタを正常
な動作に制御することが非常に困難となる。
【0009】従来技術における同一の半導体基板に混在
するN型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタ
の形成方法を、図14〜図21の断面図を用いて説明す
る。さらに図23と図24とのグラフに従来の技術を用
いて形成した同一の半導体基板に混在するN型MOSト
ランジスタとP型MOSトランジスタとのドレイン耐圧
特性をそれぞれ示す。
【0010】図14から図21は、従来のN型MOSト
ランジスタとP型MOSトランジスタの形成方法を工程
順に示す断面図である。さらに図23と図24とは、ト
ランジスタのドレイン領域への印加電圧(以下ドレイン
電圧と記載する)に対するドレイン電流の変化を、従来
の技術を用いて形成したN型MOSトランジスタとP型
MOSトランジスタについてそれぞれ示すグラフであ
る。
【0011】まずはじめに図14に示すように、半導体
基板1に薄い不純物濃度のP型拡散層2(以下Pウェル
と記載する)と、薄い不純物濃度のN型拡散層3(以下
Nウェルと記載する)とを選択的に形成する。
【0012】その後、フィールド酸化膜4を形成し、さ
らにゲート絶縁膜5を形成する。その後さらに、化学気
相成長法(以下CVD法と記載する)により、多結晶シ
リコン膜6を全面に所定の膜厚で形成する。
【0013】つぎに図15に示すように、ホトレジスト
7を回転塗布法により多結晶シリコン膜6上の全面に形
成する。
【0014】その後、所定のホトマスクを用いて露光
し、現像処理を行い、ホトレジスト7をN型MOSトラ
ンジスタ形成領域が開口するようにパターニングする。
【0015】そしてこのホトレジスト7を不純物のイオ
ン注入時の阻止膜として使用して、多結晶シリコン膜6
のN型MOSトランジスタ形成領域にN型不純物である
リンをイオン注入法により添加する。この結果、N型M
OSトランジスタ形成領域にN型の不純物を導入した多
結晶シリコン膜6を形成することができる。
【0016】その後、イオン注入工程において、イオン
注入の阻止膜として使用したホトレジスト7を除去す
る。
【0017】つぎに図16に示すように、ホトレジスト
7を回転塗布法により多結晶シリコン膜6上の全面に形
成する。
【0018】その後、所定のホトマスクを用いて露光
し、現像処理を行い、ホトレジスト7をP型MOSトラ
ンジスタ形成領域が開口するようにパターニングする。
【0019】そしてこのホトレジスト7を不純物のイオ
ン注入時の阻止膜として使用して、多結晶シリコン膜6
のP型MOSトランジスタ形成領域にP型不純物である
ボロンをイオン注入法により添加する。この結果、P型
MOSトランジスタ形成領域にP型の不純物を導入した
多結晶シリコン膜6を形成することができる。
【0020】その後、イオン注入工程において、イオン
注入の阻止膜として使用したホトレジスト7を除去す
る。
【0021】つぎに図17に示すように、ホトレジスト
7を回転塗布法により多結晶シリコン膜6上の全面に形
成する。
【0022】その後、所定のホトマスクを用いて露光
し、現像処理を行い、ホトレジスト7をゲート電極8の
形状にパターニングする。
【0023】そしてホトレジスト7をエッチングマスク
として用いて、異方性エッチング法によって、多結晶シ
リコン膜6からなるゲート電極8を形成する。その後、
エッチングマスクとして用いたホトレジスト7を除去す
る。
【0024】つぎに図18に示すように、酸化拡散炉を
用いて、酸素雰囲気中での酸化処理を行いゲート電極8
の表面にマスク酸化膜9を形成する。さらにその後、ホ
トレジスト7を回転塗布法により全面に形成する。
【0025】その後、所定のホトマスクを用いて露光
し、現像処理を行い、ホトレジスト7をN型MOSトラ
ンジスタ形成領域が開口するようにパターニングする。
【0026】そしてこのホトレジスト7を不純物のイオ
ン注入時の阻止膜として使用して、N型MOSトランジ
スタのソース・ドレイン形成領域に、導電型がN型の不
純物層10(以下N型不純物層と記載する)である砒素
をイオン注入法により添加する。その後、イオン注入の
阻止膜として使用したホトレジスト7を除去する。
【0027】つぎに図19に示すように、ホトレジスト
7を回転塗布法によって全面に形成し、所定のホトマス
クを用いて露光し、現像処理を行い、ホトレジスト7を
P型MOSトランジスタの形成領域が開口するようにパ
ターニングする。
【0028】そしてこのホトレジスト7を不純物のイオ
ン注入時の阻止膜として使用して、P型MOSトランジ
スタのソース・ドレイン形成領域に、導電型がP型の不
純物層11(以下P型不純物層と記載する)である二フ
ッ化ボロン(BF2 )をイオン注入法により添加する。
その後、イオン注入の阻止膜として使用したホトレジス
ト7を除去する。
【0029】つぎに図20に示すようにCVD法により
シリコン酸化膜系の層間絶縁膜12を形成し、窒素雰囲
気中にて温度900℃のアニール処理を30分行う。
【0030】このアニール処理を行うことによって、図
18と図19とを用いて説明した工程にて添加したN型
不純物層10とP型不純物層11とを、それぞれN型M
OSトランジスタとP型MOSトランジスタのソース・
ドレインとして同時に半導体基板1中に拡散させる。こ
の結果、N型MOSトランジスタのソース・ドレインで
ある高濃度N型拡散層13と、P型MOSトランジスタ
のソース・ドレインである高濃度P型拡散層14とを形
成することができる。
【0031】つぎに図21に示すように、異方性エッチ
ング法により、層間絶縁膜12の所定の箇所をエッチン
グして、コンタクトホール15を形成する。
【0032】その後、アルミニウムからなる配線16を
形成することにより、N型MOSトランジスタを完成す
る。
【0033】図23のグラフに上記従来の技術を用いて
形成したN型MOSトランジスタについて、ドレイン電
圧に対するドレイン電流の変化を示す。
【0034】この図23のグラフは、N型MOSトラン
ジスタに対するドレイン電圧を横軸に示し、縦軸はこの
ドレイン電圧に対するドレイン電流の値を示す。本発明
では1nAのドレイン電流が流れるときのドレイン電圧
の値(図23中の破線と横軸の交点)をドレイン耐圧と
定義する。
【0035】図24のグラフに前述の従来の技術を用い
て形成したP型MOSトランジスタについて、ドレイン
電圧に対するドレイン電流の変化を示す。この図24
は、縦軸がP型MOSトランジスタに対するドレイン電
圧を示し、縦軸がこのドレイン電圧に対するドレイン電
流の値を示す。測定に用いたP型MOSトランジスタの
サイズとドレイン耐圧の定義とは図23のグラフと同様
である。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】図14〜図21を用い
て説明した従来の製造方法で形成した同一の半導体基板
に混在するN型MOSトランジスタとP型MOSトラン
ジスタとでは、図23と図24とに示すようにMOSト
ランジスタのドレイン耐圧が大きく異なる。そして、N
型MOSトランジスタのドレイン耐圧は、P型MOSト
ランジスタのドレイン耐圧に較べて大きく低下してい
る。
【0037】このドレイン耐圧の違いの原因を以下に記
載する。P型MOSトランジスタのソース・ドレイン不
純物である二フッ化ボロンは、N型MOSトランジスタ
のソース・ドレイン不純物である砒素に較べ拡散係数が
大きく、しかもアニール処理の温度に対して電気的に活
性となる不純物の濃度も高い。
【0038】このためN型不純物層10の砒素と、P型
不純物層11の二フッ化ボロンとを較べると、同一の雰
囲気中でアニール処理を行い、ソース・ドレインである
高濃度N型拡散層13と高濃度P型拡散層14を同時に
形成するとき、二フッ化ボロンの方が砒素に較べて、電
気的に活性で、しかも深い拡散層を形成することにな
る。
【0039】MOSトランジスタにおけるショートチャ
ネル効果を抑制するため、高濃度N型拡散層13と高濃
度P型拡散層14を同時に形成するアニール処理におけ
る従来の条件は、導電型がP型の不純物に二フッ化ボロ
ンを用いたP型不純物層11の拡散を必要最小限にとど
めるアニール処理条件を採用する。
【0040】このことから、導電型がN型の不純物に拡
散係数の小さな砒素を用いたN型不純物層10はほとん
ど拡散することがなく、しかも電気的な活性化も二フッ
化ボロンに対して不充分となってしまう。
【0041】したがって、図14〜図21を用いて説明
した従来の技術で形成したN型不純物層10に砒素を用
いたN型MOSトランジスタでは、ドレイン耐圧がP型
不純物層11に二フッ化ボロンを用いたP型MOSトラ
ンジスタに較べて大きく低下することになる。
【0042】この結果から、高い駆動電圧での使用する
とき、半導体基板内に不必要なリーク電流が流れ、MO
Sトランジスタを正常な動作に制御することが非常に困
難となる。
【0043】本発明の目的は、上記課題を解決して、半
導体基板に混在するN型MOSトランジスタとP型MO
Sトランジスタにおいて、N型とP型のMOSトランジ
スタがともに充分なドレイン耐圧を得ることが可能な半
導体装置の製造方法を提供することにある。
【0044】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の半導体装置の製造方法においては、下期記載
の工程を採用する。
【0045】本発明における半導体装置の製造方法は、
導電型がN型あるいはP型の半導体基板にPウェルとN
ウェルとを形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート
絶縁膜を形成した後、ゲート電極材料である多結晶シリ
コン膜を全面に形成する工程と、多結晶シリコン膜にN
型とP型の不純物をそれぞれ選択的に添加し、N型不純
物を添加した多結晶シリコン膜とP型不純物を添加した
多結晶シリコン膜を形成する工程と、フォトエッチング
によりゲート電極を加工、形成する工程と、全面にマス
ク酸化膜を形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸
化膜の整合する領域で導電型がN型のソース・ドレイン
形成領域にN型の不純物を選択的に添加し、不活性気体
雰囲気中にて高温のアニール処理を行い導電型がN型の
ソース・ドレインである高濃度N型拡散層を形成する工
程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域で
導電型がP型のソース・ドレイン形成領域にP型の不純
物を選択的に添加する工程と、層間絶縁膜を形成し、不
活性気体雰囲気中にて低温のアニール処理を行いP型の
ソース・ドレインである高濃度P型拡散層を形成する工
程を有することを特徴とする。
【0046】
【作用】同一の半導体基板に混在するN型MOSトラン
ジスタのソース・ドレインである高濃度N型拡散層と、
P型MOSトランジスタのソース・ドレインである高濃
度P型拡散層とを、同一の雰囲気中でのアニール処理に
て同時に形成するとき、N型MOSトランジスタとP型
MOSトランジスタとでは、ソース・ドレインである高
濃度拡散層を形成する不純物として、たとえば導電型が
N型の不純物として砒素を選択し、導電型がP型の不純
物として二フッ化ボロンを選択することによりMOSト
ランジスタのドレイン耐圧がN型MOSトランジスタと
P型MOSトランジスタで大きく異なる。
【0047】このソース・ドレインである高濃度拡散層
を形成する不純物として、導電型がN型の不純物として
砒素を選択し、導電型がP型の不純物として二フッ化ボ
ロンを選択することによる、MOSトランジスタのドレ
イン耐圧がN型MOSトランジスタとP型MOSトラン
ジスタとで大きく異なる現象は、以下に説明する事項が
原因である。
【0048】すなわち、MOSトランジスタのソース・
ドレインである高濃度拡散の形成に用いる不純物の種類
により、同一の雰囲気中のアニール処理の温度に対する
活性化の程度が大きく異なることが、P型とN型のMO
Sトランジスタにおいて、ドレイン耐圧が異なる原因で
ある。
【0049】本発明の半導体装置の製造方法は、N型M
OSトランジスタのソース・ドレインである高濃度N型
拡散層と、P型MOSトランジスタのソース・ドレイン
である高濃度P型拡散層とに用いるP型とN型との不純
物の活性化を電気的に充分に行うこととする。
【0050】このため本発明の製造方法においては、M
OSトランジスタのドレイン耐圧がN型MOSトランジ
スタとP型MOSトランジスタで大きく異なる現象を是
正することができる。
【0051】このから、同一の半導体基板にN型MOS
トランジスタとP型MOSトランジスタを混在して形成
するとき、高い駆動電圧での使用するときでも一方の導
電型のMOSトランジスタにて不必要なリーク電流が流
れるのを抑制し、MOSトランジスタを正常な動作に制
御することが可能となる。
【0052】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1〜図13は本発明の実施例における半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。さらに図2
2と図24に本発明の実施例の製造方法を用いて形成し
たMOSトランジスタの代表的な特性を示すグラフであ
る。
【0053】図1〜図13は、本発明におけるMOSト
ランジスタのソース・ドレインである高濃度拡散層の形
成方法を工程順に示す断面図である。さらに図22と図
24は、本発明におけるMOSトランジスタのソース・
ドレインである高濃度拡散層の形成方法により形成した
N型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタにつ
いて、トランジスタのドレイン電圧に対するドレイン電
流の変化をそれぞれ示すグラフである。
【0054】まずはじめに図1に示すように、導電型が
N型あるいはP型の半導体基板1のPウェル2の形成領
域に、イオン注入法により導電型がP型不純物であるボ
ロンをイオン注入量1013atoms/cm2 程度導入
する。
【0055】その後さらにNウェル3の形成領域に、導
電型がN型不純物であるリンをイオン注入量1012at
oms/cm2 程度の条件で添加する。
【0056】その後、窒素雰囲気中における温度114
0℃の熱拡散処理を行うことによって、Pウェル2とN
ウェル3とを半導体基板1に形成する。
【0057】さらに温度1000℃の酸素雰囲気中にて
酸化処理を行い、膜厚25nmのパッド酸化膜17を形
成する。
【0058】つぎに図2に示すように、パッド酸化膜1
7上に、反応ガスとしてジクロロシラン(SiH2 Cl
2 )とアンモニア(NH3 )とを用いたCVD法によっ
て、シリコン窒化膜18を膜厚150nmで形成する。
【0059】つぎにホトレジスト7を回転塗布法によっ
て、シリコン窒化膜18上の全面に形成する。
【0060】その後、所定のホトマスクを用いて露光
し、現像処理を行いホトレジスト7を素子領域上に残存
するようにパターニングする。
【0061】その後、このパターニングしたホトレジス
ト7をエッチングマスクとして用いて、反応ガスに三フ
ッ化メタン(CHF3 )と六フッ化イオウ(SF6 )と
ヘリウム(He)との混合ガスを用いたドライエッチン
グ法により、シリコン窒化膜18を素子領域に形成する
ようにパターニングする。
【0062】つぎに図3に示すように、エッチングマス
クとして用いたホトレジスト7を除去する。
【0063】その後、シリコン窒化膜18を耐酸化膜と
して用い、温度1000℃の酸素雰囲気中における選択
酸化処理により、シリコン窒化膜18を形成していない
領域にフィールド酸化膜4を膜厚550nmで形成す
る。
【0064】つぎに図4に示すように、シリコン窒化膜
18を温度160℃に加熱した熱リン酸(H3 PO4
を用いて除去する。
【0065】さらに引き続いてシリコン窒化膜18下層
のパッド酸化膜17を、バッファードフッ酸(NH4
+HF)溶液を用いて除去する。
【0066】つぎに図5に示すように、フィールド酸化
膜4を形成した半導体基板1上に、温度1000℃の熱
酸化処理を行うことにより、ゲート絶縁膜5を膜厚20
nmで形成する。
【0067】さらにその後、反応ガスとしてモノシラン
(SiH4 )を用いたCVD法により、多結晶シリコン
膜6を膜厚350nmで全面に形成する。
【0068】つぎに図6に示すように、ホトレジスト7
を回転塗布法により多結晶シリコン膜6上の全面に形成
する。
【0069】その後、所定のホトマスクを用いて露光
し、現像処理を行い、ホトレジスト7をN型MOSトラ
ンジスタ形成領域が開口するようにパターニングする。
【0070】そしてこのホトレジスト7を不純物のイオ
ン注入時の阻止膜として使用して、多結晶シリコン膜6
のN型MOSトランジスタ形成領域にN型不純物である
リンをイオン注入量1016atoms/cm2 程度の条
件で、イオン注入法により導入する。
【0071】この結果、N型MOSトランジスタ形成領
域に、N型の不純物を導入した多結晶シリコン膜6を形
成することができる。その後、イオン注入の阻止膜とし
て使用したホトレジスト7を除去する。
【0072】つぎに図7に示すように、ホトレジスト7
を回転塗布法により多結晶シリコン膜6上の全面に形成
する。
【0073】その後、所定のホトマスクを用いて露光
し、現像処理を行い、ホトレジスト7をN型MOSトラ
ンジスタ形成領域が開口するようにパターニングする。
【0074】そしてこのホトレジスト7を不純物のイオ
ン注入時の阻止膜として使用して、多結晶シリコン膜6
のP型MOSトランジスタ形成領域にP型不純物である
ボロンをイオン注入量1015atoms/cm2 程度の
条件で、イオン注入法により導入する。
【0075】この結果、P型MOSトランジスタ形成領
域に、P型の不純物を導入した多結晶シリコン膜6を形
成することができる。その後、イオン注入の阻止膜とし
て使用したホトレジスト7を除去する。
【0076】つぎに図8に示すように、ホトレジスト7
を回転塗布法によって、半導体基板1の全面に形成す
る。
【0077】その後、所定のホトマスクを用いて露光
し、現像処理を行いホトレジスト7をゲート電極8の形
状にパターニングする。
【0078】そして、このホトレジスト7をエッチング
マスクとし使用して、六フッ化イオウ(SF6 )と塩素
(Cl2 )と二フッ化メタン(CH22 )との混合ガ
スをエッチングガスとして用いて、異方性エッチング法
により多結晶シリコン膜6をエッチングしてゲート電極
8を形成する。その後、エッチングマスクとし使用した
ホトレジスト7を除去する。
【0079】つぎに図9に示すように、酸化拡散炉を用
い、温度900℃の酸素雰囲気中にて時間30分の酸化
処理を行い、膜厚10nmのマスク酸化膜9を形成す
る。
【0080】その後、さらにホトレジスト7を回転塗布
法により、半導体基板1の全面に形成する。
【0081】その後、所定のホトマスクを用いて露光
し、現像処理を行い、ホトレジスト7をN型MOSトラ
ンジスタ形成領域が開口するようにパターニングする。
【0082】そしてこのホトレジスト7を不純物のイオ
ン注入時の阻止膜として使用して、N型MOSトランジ
スタのソース・ドレイン形成領域に、N型不純物10で
ある砒素(As)をイオン注入量1015atoms/c
2 程度でイオン注入法により添加する。その後、イオ
ン注入の阻止膜として使用したホトレジスト7を除去す
る。
【0083】つぎに図10に示すように、拡散炉を用て
い、温度1000℃の不活性気体である窒素雰囲気中に
て時間30分のアニール処理を行い、N型MOSトラン
ジスタのソース・ドレインである高濃度N型拡散層13
を形成する。
【0084】つぎに図11に示すように、ホトレジスト
7を回転塗布法により、半導体基板1の全面に形成す
る。
【0085】その後、所定のホトマスクを用いて露光
し、現像処理を行い、ホトレジスト7をP型MOSトラ
ンジスタ形成領域が開口するようにパターニングする。
【0086】そしてこのホトレジスト7を不純物のイオ
ン注入時の阻止膜として使用して、P型MOSトランジ
スタのソース・ドレイン形成領域に、P型不純物11で
ある二フッ化ボロン(BF2 )をイオン注入量1015
toms/cm2 程度をイオン注入法により添加する。
その後、イオン注入の阻止膜として使用したホトレジス
ト7を除去する。
【0087】つぎに図12に示すように、反応ガスとし
てモノシラン(SiH4 )とジボラン(B26 )とフ
ォスフィン(PH3 )とを用い、CVD法によりシリコ
ン酸化膜系の層間絶縁膜12を膜厚500nmで形成す
る。
【0088】その後、拡散炉を用い、温度900℃の窒
素雰囲気中にて時間30分のアニール処理を行い、図1
1を用いて説明した工程にてP型MOSトランジスタの
ソース・ドレイン領域に添加したP型不純物11である
二フッ化ボロンを、半導体基板1中に拡散させる。
【0089】この結果、P型MOSトランジスタのソー
ス・ドレインである高濃度P型拡散層14を形成するこ
とができる。
【0090】つぎに図13に示すように、反応ガスに二
フッ化メタン(CH22 )と三フッ化メタン(CHF
3 )を用い、異方性エッチング法により層間絶縁膜12
の所定の箇所を加工し、コンタクトホール15を形成す
る。
【0091】その後、アルミニウムにシリコンと銅とを
添加したアルミニウム合金からなる配線16を形成する
ことによって、N型MOSトランジスタを完成すること
ができる。
【0092】図22のグラフに以上説明した本発明の実
施例を用いて形成したN型MOSトランジスタについ
て、ドレイン電圧に対するドレイン電流の変化を示す。
【0093】この図22は、横軸がN型MOSトランジ
スタに対するドレイン電圧を示し、縦軸がドレイン電圧
に対するドレイン電流の値を示す。ここでは1nAのド
レイン電流が流れるときのドレイン電圧の値(図22中
破線と横軸の交点)をドレイン耐圧と定義する。
【0094】さらに図24のグラフに以上説明した本発
明の実施例の製造方法を用いて形成したP型MOSトラ
ンジスタについて、ドレイン電圧に対するドレイン電流
の変化を示す。
【0095】この図23は、横軸がP型MOSトランジ
スタに対するドレイン電圧を示し、縦軸がドレイン電圧
に対するドレイン電流の値を示す。測定に用いたP型M
OSトランジスタのサイズとドレイン耐圧の定義とは図
22のグラフと同様である。
【0096】図22と図24とのグラフに示すように、
本発明の実施例の製造方法を用いて形成したMOSトラ
ンジスタでは、N型MOSトランジスタとP型MOSト
ランジスタとは、それぞれのMOSトランジスタのドレ
イン耐圧はほぼ同程度の値を示す。
【0097】これは本発明の実施例の製造方法により形
成したMOSトランジスタにおいては、N型MOSトラ
ンジスタのソース・ドレインである高濃度N型拡散層1
3を形成するN型不純物層10中の電気的に活性な不純
物の濃度が層間絶縁膜12形成後のアニール処理や、高
温のマスク酸化膜9形成後のアニール処理によって増加
したためである。
【0098】このことによりN型MOSトランジスタの
ドレイン耐圧は大幅に改善することができ、P型MOS
トランジスタのドレイン耐圧における劣化の発生は抑制
できているのである。
【0099】なお以上の本発明の実施例の説明では、半
導体基板1にPウェル2とNウェル3との2つのウエル
を形成しているが、導電型がN型の半導体基板にPウェ
ルのみを形成しても、以上説明した本発明の実施例の製
造方法と同様の効果を得ることができる。
【0100】さらに以上の本発明の実施例の説明では、
半導体基板1にPウェル2とNウェル3とを形成してい
るが、導電型がP型の半導体基板にNウェルだけを形成
しても、以上説明した本発明の実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0101】さらに以上の本発明の実施例の説明では、
P型MOSトランジスタのゲート電極8を導電型がP型
の不純物を導入した多結晶シリコン膜で形成している
が、導電型がN型の不純物を導入する多結晶シリコン膜
で形成してもよい。
【0102】このときはゲート絶縁膜5形成後、P型M
OSトランジスタのしきい値電圧を制御するために、N
ウェル3領域に導電型がP型の不純物として二フッ化ボ
ロンを添加する。
【0103】なおこのP型不純物の導入は、Pウエル2
領域をホトレジストで被覆し、注入エネルギー25ke
V、イオン注入量1012atoms/cm2 の条件でお
こなえばよい。
【0104】このように、P型MOSトランジスタのゲ
ート電極も、N型MOSトランジスタと同じように、導
電型がN型の不純物を導入した多結晶シリコン膜で形成
しても、以上説明した本発明の実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0105】さらに以上の本発明の実施例の説明では、
マスク酸化膜8の形成と高濃度N型拡散層13形成のた
めのアニール処理を別々に行っているが、高濃度N型拡
散層13形成のためのアニール処理をマスク酸化膜の形
成と兼ねても、以上説明した本発明の実施例の製造方法
と同様の効果を得ることができる。
【0106】さらに以上の本発明の実施例の説明では、
P型不純物層11の二フッ化ボロンに較べて比較的低温
のアニール処理にて活性化が困難な不純物である砒素を
N型不純物層10に用い、P型不純物層11の形成前に
N型不純物層10を形成し、高濃度N型拡散層13形成
のためのアニール処理を行っている。
【0107】しかしながらN型不純物層10としてリン
を用い、このリンに較べ比較的低温のアニール処理にて
活性化が困難な不純物である二フッ化ボロンをP型不純
物層11に用い、そしてN型不純物層10の形成前にP
型不純物層11を形成し、高濃度P型拡散層14形成の
ためのアニール処理を行っても、以上説明した本発明の
実施例の製造方法と同様の効果を得ることができる。
【0108】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
製造方法により形成する同一の半導体基板に混在するN
型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタとで
は、ソース・ドレインである高濃度拡散層で用いる導電
型がP型とN型の不純物が電気的に充分に活性化し、両
導電型のトランジスタのドレイン耐圧が大きく異なる現
象を是正することができる。
【0109】このことから、高い駆動電圧での使用に際
しても片方の導電型のMOSトランジスタ領域にて不必
要なリーク電流が流れるのを抑制し、MOSトランジス
タを正常な動作に制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図11】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図12】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図13】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図14】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【図15】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【図16】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【図17】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【図18】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【図19】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【図20】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【図21】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【図22】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法により製造した半導体装置のドレイン耐圧特性を示す
グラフである。
【図23】従来例における半導体装置の製造方法により
製造した半導体装置のドレイン耐圧特性を示すグラフで
ある。
【図24】本発明の実施例と従来例における半導体装置
の製造方法により製造した半導体装置のドレイン耐圧特
性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 Pウェル 3 Nウェル 4 フィールド酸化膜 8 ゲート電極 10 N型不純物層 11 P型不純物層 12 層間絶縁膜 13 高濃度N型拡散層 14 高濃度P型拡散層

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電型がN型またはP型の半導体基板に
    PウェルとNウェルとを形成する工程と、フィールド酸
    化膜とゲート絶縁膜を形成した後、ゲート電極材料であ
    る多結晶シリコン膜を全面に形成する工程と、多結晶シ
    リコン膜にN型とP型の不純物をそれぞれ選択的に添加
    し、N型不純物を添加した多結晶シリコン膜とP型不純
    物を添加した多結晶シリコン膜を形成する工程と、フォ
    トエッチングによりゲート電極を形成する工程と、全面
    にマスク酸化膜を形成する工程と、ゲート電極とフィー
    ルド酸化膜の整合する領域で導電型がN型のソース・ド
    レイン形成領域にN型の不純物を選択的に添加し、不活
    性気体雰囲気中にてアニール処理を行い導電型がN型の
    ソース・ドレインである高濃度N型拡散層を形成する工
    程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域で
    導電型がP型のソース・ドレイン形成領域にP型の不純
    物を選択的に添加する工程と、層間絶縁膜を形成し、不
    活性気体雰囲気中にてアニール処理を行いP型のソース
    ・ドレインである高濃度P型拡散層を形成する工程とを
    有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 導電型がN型の半導体基板にPウェルを
    形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を形
    成した後、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全
    面に形成する工程と、多結晶シリコン膜にN型とP型の
    不純物をそれぞれ選択的に添加し、N型不純物を添加し
    た多結晶シリコン膜とP型不純物を添加した多結晶シリ
    コン膜を形成する工程と、フォトエッチングによりゲー
    ト電極を形成する工程と、全面にマスク酸化膜を形成す
    る工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領
    域で導電型がN型のソース・ドレイン形成領域にN型の
    不純物を選択的に添加し、不活性気体雰囲気中にてアニ
    ール処理を行い導電型がN型のソース・ドレインである
    高濃度N型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフィ
    ールド酸化膜の整合する領域で導電型がP型のソース・
    ドレイン形成領域にP型の不純物を選択的に添加する工
    程と、層間絶縁膜を形成し不活性気体雰囲気中にてアニ
    ール処理を行いP型のソース・ドレインである高濃度P
    型拡散層を形成する工程とを有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 導電型がP型の半導体基板にNウェルを
    形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を形
    成した後、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全
    面に形成する工程と、多結晶シリコン膜にN型とP型の
    不純物をそれぞれ選択的に添加し、N型不純物を添加し
    た多結晶シリコン膜とP型不純物を添加した多結晶シリ
    コン膜を形成する工程と、フォトエッチングによりゲー
    ト電極を形成する工程と、全面にマスク酸化膜を形成す
    る工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領
    域で導電型がN型のソース・ドレイン形成領域にN型の
    不純物を選択的に添加し、不活性気体雰囲気中にてアニ
    ール処理を行い導電型がN型のソース・ドレインである
    高濃度N型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフィ
    ールド酸化膜の整合する領域で導電型がP型のソース・
    ドレイン形成領域にP型の不純物を選択的に添加する工
    程と、層間絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中にてア
    ニール処理を行いP型のソース・ドレインである高濃度
    P型拡散層を形成する工程とを有することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 導電型がN型またはP型の半導体基板に
    PウェルとNウェルとを形成する工程と、フィールド酸
    化膜とゲート絶縁膜を形成した後、Nウェルに導電型が
    P型の不純物を添加する工程と、ゲート電極材料である
    多結晶シリコン膜を全面に形成する工程と、多結晶シリ
    コン膜の全面に導電型がN型の不純物を添加し、N型不
    純物を添加した多結晶シリコン膜を形成する工程と、フ
    ォトエッチングによりゲート電極を形成する工程と、全
    面にマスク酸化膜を形成する工程と、ゲート電極とフィ
    ールド酸化膜の整合する領域で導電型がN型のソース・
    ドレイン形成領域にN型の不純物を選択的に添加し、不
    活性気体雰囲気中にてアニール処理を行い導電型がN型
    のソース・ドレインである高濃度N型拡散層を形成する
    工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域
    で導電型がP型のソース・ドレイン形成領域にP型の不
    純物を選択的に添加する工程と、層間絶縁膜を形成し、
    不活性気体雰囲気中にてアニール処理を行いP型のソー
    ス・ドレインである高濃度P型拡散層を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 導電型がN型の半導体基板にPウェルを
    形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を形
    成した後、Nウェルに導電型がP型の不純物を添加する
    工程と、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全面
    に形成する工程と、多結晶シリコン膜の全面に導電型が
    N型の不純物を添加し、N型不純物を添加した多結晶シ
    リコン膜を形成する工程と、フォトエッチングによりゲ
    ート電極を形成する工程と、全面にマスク酸化膜を形成
    する工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する
    領域で導電型がN型のソース・ドレイン形成領域にN型
    の不純物を選択的に添加し、不活性気体雰囲気中にてア
    ニール処理を行い導電型がN型のソース・ドレインであ
    る高濃度N型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフ
    ィールド酸化膜の整合する領域で導電型がP型のソース
    ・ドレイン形成領域にP型の不純物を選択的に添加する
    工程と、層間絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中にて
    アニール処理を行いP型のソース・ドレインである高濃
    度P型拡散層を形成する工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 導電型がP型の半導体基板にNウェルを
    形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を形
    成した後、Nウェルに導電型がP型の不純物を添加する
    工程と、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全面
    に形成する工程と、多結晶シリコン膜の全面に導電型が
    N型の不純物を添加し、N型不純物を添加した多結晶シ
    リコン膜を形成する工程と、フォトエッチングによりゲ
    ート電極を形成する工程と、全面にマスク酸化膜を形成
    する工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する
    領域で導電型がN型のソース・ドレイン形成領域にN型
    の不純物を選択的に添加し、不活性気体雰囲気中にてア
    ニール処理を行い導電型がN型のソース・ドレインであ
    る高濃度N型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフ
    ィールド酸化膜の整合する領域で導電型がP型のソース
    ・ドレイン形成領域にP型の不純物を選択的に添加する
    工程と、層間絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中にて
    アニール処理を行いP型のソース・ドレインである高濃
    度P型拡散層を形成する工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 導電型がN型あるいはP型の半導体基板
    にPウェルとNウェルとを形成する工程と、フィールド
    酸化膜とゲート絶縁膜を形成した後、ゲート電極材料で
    ある多結晶シリコン膜を全面に形成する工程と、多結晶
    シリコン膜にN型とP型の不純物をそれぞれ選択的に添
    加して、N型不純物を添加した多結晶シリコン膜とP型
    不純物を添加した多結晶シリコン膜を形成する工程と、
    フォトエッチングによりゲート電極を形成する工程と、
    ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域で導電型
    がN型のソース・ドレイン形成領域にN型の不純物を選
    択的に添加する工程と、酸素雰囲気中にて酸化処理を行
    い、マスク酸化膜の形成と同時に導電型がN型のソース
    ・ドレインである高濃度N型拡散層を形成する工程と、
    ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域で導電型
    がP型のソース・ドレイン形成領域にP型の不純物を選
    択的に添加する工程と、層間絶縁膜を形成し、不活性気
    体雰囲気中にてアニール処理を行いP型のソース・ドレ
    インである高濃度P型拡散層を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 導電型がN型の半導体基板にPウェルを
    形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を形
    成した後、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全
    面に形成する工程と、多結晶シリコン膜にN型とP型の
    不純物をそれぞれ選択的に添加し、N型不純物を添加し
    た多結晶シリコン膜とP型不純物を添加した多結晶シリ
    コン膜を形成する工程と、フォトエッチングによりゲー
    ト電極を形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸化
    膜の整合する領域で導電型がN型のソース・ドレイン形
    成領域にN型の不純物を選択的に添加する工程と、酸素
    雰囲気中にて酸化処理を行い、マスク酸化膜の形成と同
    時に導電型がN型のソース・ドレインである高濃度N型
    拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸化
    膜の整合する領域で導電型がP型のソース・ドレイン形
    成領域にP型の不純物を選択的に添加する工程と、層間
    絶縁膜を形成し不活性気体雰囲気中にてアニール処理を
    行いP型のソース・ドレインである高濃度P型拡散層を
    形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 導電型がP型の半導体基板にNウェルを
    形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を形
    成した後、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全
    面に形成する工程と、多結晶シリコン膜にN型とP型の
    不純物をそれぞれ選択的に添加し、N型不純物を添加し
    た多結晶シリコン膜とP型不純物を添加した多結晶シリ
    コン膜を形成する工程と、フォトエッチングによりゲー
    ト電極を形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸化
    膜の整合する領域で導電型がN型のソース・ドレイン形
    成領域にN型の不純物を選択的に添加する工程と、酸素
    雰囲気中にて酸化処理を行い、マスク酸化膜の形成と同
    時に導電型がN型のソース・ドレインである高濃度N型
    拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸化
    膜の整合する領域で導電型がP型のソース・ドレイン形
    成領域にP型の不純物を選択的に添加する工程と、層間
    絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中にてアニール処理
    を行いP型のソース・ドレインである高濃度P型拡散層
    を形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 導電型がN型またはP型の半導体基板
    にPウェルとNウェルとを形成する工程と、フィールド
    酸化膜とゲート絶縁膜を形成した後、Nウェルに導電型
    がP型の不純物を添加する工程と、ゲート電極材料であ
    る多結晶シリコン膜を全面に形成する工程と、多結晶シ
    リコン膜の全面に導電型がN型の不純物を添加し、N型
    不純物を添加した多結晶シリコン膜を形成する工程と、
    フォトエッチングによりゲート電極を形成する工程と、
    ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域で導電型
    がN型のソース・ドレイン形成領域にN型の不純物を選
    択的に添加する工程と、酸素雰囲気中にて酸化処理を行
    い、マスク酸化膜の形成と同時に導電型がN型のソース
    ・ドレインである高濃度N型拡散層を形成する工程と、
    ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域で導電型
    がP型のソース・ドレイン形成領域にP型の不純物を選
    択的に添加する工程と、層間絶縁膜を形成し、不活性気
    体雰囲気中にてアニール処理を行いP型のソース・ドレ
    インである高濃度P型拡散層を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 導電型がN型の半導体基板にPウェル
    を形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を
    形成した後、Nウェルに導電型がP型の不純物を添加す
    る工程と、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全
    面に形成する工程と、多結晶シリコン膜の全面に導電型
    がN型の不純物を添加し、N型不純物を添加した多結晶
    シリコン膜を形成する工程と、フォトエッチングにより
    ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極とフィールド
    酸化膜の整合する領域で導電型がN型のソース・ドレイ
    ン形成領域にN型の不純物を選択的に添加する工程と、
    酸素雰囲気中にて酸化処理を行い、マスク酸化膜の形成
    と同時に導電型がN型のソース・ドレインである高濃度
    N型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフィールド
    酸化膜の整合する領域で導電型がP型のソース・ドレイ
    ン形成領域にP型の不純物を選択的に添加する工程と、
    層間絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中にてアニール
    処理を行いP型のソース・ドレインである高濃度P型拡
    散層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 導電型がP型の半導体基板にNウェル
    を形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を
    形成した後、Nウェルに導電型がP型の不純物を添加す
    る工程と、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全
    面に形成する工程と、多結晶シリコン膜の全面に導電型
    がN型の不純物を添加し、N型不純物を添加した多結晶
    シリコン膜を形成する工程と、フォトエッチングにより
    ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極とフィールド
    酸化膜の整合する領域で導電型がN型のソース・ドレイ
    ン形成領域にN型の不純物を選択的に添加する工程と、
    酸素雰囲気中にて酸化処理を行い、マスク酸化膜の形成
    と同時に導電型がN型のソース・ドレインである高濃度
    N型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフィールド
    酸化膜の整合する領域で導電型がP型のソース・ドレイ
    ン形成領域にP型の不純物を選択的に添加する工程と、
    層間絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中にてアニール
    処理を行いP型のソース・ドレインである高濃度P型拡
    散層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 導電型がN型またはP型の半導体基板
    にPウェルとNウェルとを形成する工程と、フィールド
    酸化膜とゲート絶縁膜を形成した後、ゲート電極材料で
    ある多結晶シリコン膜を全面に形成する工程と、多結晶
    シリコン膜にN型とP型の不純物をそれぞれ選択的に添
    加し、N型不純物を添加した多結晶シリコン膜とP型不
    純物を添加した多結晶シリコン膜を形成する工程と、フ
    ォトエッチングによりゲート電極を形成する工程と、全
    面にマスク酸化膜を形成する工程と、ゲート電極とフィ
    ールド酸化膜の整合する領域で導電型がP型のソース・
    ドレイン形成領域にP型の不純物を選択的に添加し、不
    活性気体雰囲気中にてアニール処理を行い導電型がP型
    のソース・ドレインである高濃度P型拡散層を形成する
    工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域
    で導電型がN型のソース・ドレイン形成領域にN型の不
    純物を選択的に添加する工程と、層間絶縁膜を形成し、
    不活性気体雰囲気中にてアニール処理を行いN型のソー
    ス・ドレインである高濃度N型拡散層を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 導電型がN型の半導体基板にPウェル
    を形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を
    形成した後、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を
    全面に形成する工程と、多結晶シリコン膜にN型とP型
    の不純物をそれぞれ選択的に添加し、N型不純物を添加
    した多結晶シリコン膜とP型不純物を添加した多結晶シ
    リコン膜を形成する工程と、フォトエッチングによりゲ
    ート電極を形成する工程と、全面にマスク酸化膜を形成
    する工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する
    領域で導電型がP型のソース・ドレイン形成領域にP型
    の不純物を選択的に添加し、不活性気体雰囲気中にてア
    ニール処理を行い導電型がP型のソース・ドレインであ
    る高濃度P型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフ
    ィールド酸化膜の整合する領域で導電型がN型のソース
    ・ドレイン形成領域にN型の不純物を選択的に添加する
    工程と、層間絶縁膜を形成し不活性気体雰囲気中にてア
    ニール処理を行いN型のソース・ドレインである高濃度
    N型拡散層を形成する工程とを有することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 導電型がP型の半導体基板にNウェル
    を形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を
    形成した後、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を
    全面に形成する工程と、多結晶シリコン膜にN型とP型
    の不純物をそれぞれ選択的に添加し、N型不純物を添加
    した多結晶シリコン膜とP型不純物を添加した多結晶シ
    リコン膜を形成する工程と、フォトエッチングによりゲ
    ート電極を形成する工程と、全面にマスク酸化膜を形成
    する工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する
    領域で導電型がP型のソース・ドレイン形成領域にP型
    の不純物を選択的に添加し、不活性気体雰囲気中にてア
    ニール処理を行い導電型がP型のソース・ドレインであ
    る高濃度P型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフ
    ィールド酸化膜の整合する領域で導電型がN型のソース
    ・ドレイン形成領域にN型の不純物を選択的に添加する
    工程と、層間絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中にて
    アニール処理を行いN型のソース・ドレインである高濃
    度N型拡散層を形成する工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 導電型がN型またはP型の半導体基板
    にPウェルとNウェルとを形成する工程と、フィールド
    酸化膜とゲート絶縁膜を形成した後、Nウェルに導電型
    がP型の不純物を添加する工程と、ゲート電極材料であ
    る多結晶シリコン膜を全面に形成する工程と、多結晶シ
    リコン膜の全面に導電型がN型の不純物を添加して、N
    型不純物を添加した多結晶シリコン膜を形成する工程
    と、フォトエッチングによりゲート電極を形成する工程
    と、全面にマスク酸化膜を形成する工程と、ゲート電極
    とフィールド酸化膜の整合する領域で導電型がP型のソ
    ース・ドレイン形成領域にP型の不純物を選択的に添加
    して、不活性気体雰囲気中にてアニール処理を行い導電
    型がP型のソース・ドレインである高濃度P型拡散層を
    形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合
    する領域で導電型がN型のソース・ドレイン形成領域に
    N型の不純物を選択的に添加する工程と、層間絶縁膜を
    形成し、不活性気体雰囲気中にてアニール処理を行いN
    型のソース・ドレインである高濃度N型拡散層を形成す
    る工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 導電型がN型の半導体基板にPウェル
    を形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を
    形成した後、Nウェルに導電型がP型の不純物を添加す
    る工程と、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全
    面に形成する工程と、多結晶シリコン膜の全面に導電型
    がN型の不純物を添加し、N型不純物を添加した多結晶
    シリコン膜を形成する工程と、フォトエッチングによっ
    てゲート電極を形成する工程と、全面にマスク酸化膜を
    形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合
    する領域で導電型がP型のソース・ドレイン形成領域に
    P型の不純物を選択的に添加し、不活性気体雰囲気中に
    てアニール処理を行い導電型がP型のソース・ドレイン
    である高濃度P型拡散層を形成する工程と、ゲート電極
    とフィールド酸化膜の整合する領域で導電型がN型のソ
    ース・ドレイン形成領域にN型の不純物を選択的に添加
    する工程と、層間絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中
    にてアニール処理を行いN型のソース・ドレインである
    高濃度N型拡散層を形成する工程を有することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 導電型がP型の半導体基板にNウェル
    を形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を
    形成した後、Nウェルに導電型がP型の不純物を添加す
    る工程と、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全
    面に形成する工程と、多結晶シリコン膜の全面に導電型
    がN型の不純物を添加し、N型不純物を添加した多結晶
    シリコン膜を形成する工程と、フォトエッチングによっ
    てゲート電極を形成する工程と、全面にマスク酸化膜を
    形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜の整合
    する領域で導電型がP型のソース・ドレイン形成領域に
    P型の不純物を選択的に添加し、不活性気体雰囲気中に
    てアニール処理を行い導電型がP型のソース・ドレイン
    である高濃度P型拡散層を形成する工程と、ゲート電極
    とフィールド酸化膜の整合する領域で導電型がN型のソ
    ース・ドレイン形成領域にN型の不純物を選択的に添加
    する工程と、層間絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中
    にてアニール処理を行いN型のソース・ドレインである
    高濃度N型拡散層を形成する工程とを有することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 導電型がN型またはP型の半導体基板
    にPウェルとNウェルとを形成する工程と、フィールド
    酸化膜とゲート絶縁膜を形成した後、ゲート電極材料で
    ある多結晶シリコン膜を全面に形成する工程と、多結晶
    シリコン膜にN型とP型の不純物をそれぞれ選択的に添
    加して、N型不純物を添加した多結晶シリコン膜とP型
    不純物を添加した多結晶シリコン膜を形成する工程と、
    フォトエッチングによりゲート電極を形成する工程と、
    ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域で導電型
    がP型のソース・ドレイン形成領域にP型の不純物を選
    択的に添加する工程と、酸素雰囲気中にて酸化処理を行
    い、マスク酸化膜の形成と同時に導電型がP型のソース
    ・ドレインである高濃度P型拡散層を形成する工程と、
    ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域で導電型
    がN型のソース・ドレイン形成領域にN型の不純物を選
    択的に添加する工程と、層間絶縁膜を形成し、不活性気
    体雰囲気中にてアニール処理を行いN型のソース・ドレ
    インである高濃度N型拡散層を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 導電型がN型の半導体基板にPウェル
    を形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を
    形成した後、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を
    全面に形成する工程と、多結晶シリコン膜にN型とP型
    の不純物をそれぞれ選択的に添加し、N型不純物を添加
    した多結晶シリコン膜とP型不純物を添加した多結晶シ
    リコン膜を形成する工程と、フォトエッチングによりゲ
    ート電極を形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸
    化膜の整合する領域で導電型がP型のソース・ドレイン
    形成領域にP型の不純物を選択的に添加する工程と、酸
    素雰囲気中にて酸化処理を行い、マスク酸化膜の形成と
    同時に導電型がP型のソース・ドレインである高濃度P
    型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸
    化膜の整合する領域で導電型がN型のソース・ドレイン
    形成領域にN型の不純物を選択的に添加する工程と、層
    間絶縁膜を形成し不活性気体雰囲気中にてアニール処理
    を行いN型のソース・ドレインである高濃度N型拡散層
    を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  21. 【請求項21】 導電型がP型の半導体基板にNウェル
    を形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を
    形成した後、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を
    全面に形成する工程と、多結晶シリコン膜にN型とP型
    の不純物をそれぞれ選択的に添加し、N型不純物を添加
    した多結晶シリコン膜とP型不純物を添加した多結晶シ
    リコン膜を形成する工程と、フォトエッチングによりゲ
    ート電極を形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸
    化膜の整合する領域で導電型がP型のソース・ドレイン
    形成領域にP型の不純物を選択的に添加する工程と、酸
    素雰囲気中にて酸化処理を行い、マスク酸化膜の形成と
    同時に導電型がP型のソース・ドレインである高濃度P
    型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフィールド酸
    化膜の整合する領域で導電型がN型のソース・ドレイン
    形成領域にN型の不純物を選択的に添加する工程と、層
    間絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中にてアニール処
    理を行いN型のソース・ドレインである高濃度N型拡散
    層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  22. 【請求項22】 導電型がN型またはP型の半導体基板
    にPウェルとNウェルとを形成する工程と、フィールド
    酸化膜とゲート絶縁膜を形成した後、Nウェルに導電型
    がP型の不純物を添加する工程と、ゲート電極材料であ
    る多結晶シリコン膜を全面に形成する工程と、多結晶シ
    リコン膜の全面に導電型がN型の不純物を添加し、N型
    不純物を添加した多結晶シリコン膜を形成する工程と、
    フォトエッチングによりゲート電極を形成する工程と、
    ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域で導電型
    がP型のソース・ドレイン形成領域にP型の不純物を選
    択的に添加する工程と、酸素雰囲気中にて酸化処理を行
    い、マスク酸化膜の形成と同時に導電型がP型のソース
    ・ドレインである高濃度P型拡散層を形成する工程と、
    ゲート電極とフィールド酸化膜の整合する領域で導電型
    がN型のソース・ドレイン形成領域にN型の不純物を選
    択的に添加する工程と、層間絶縁膜を形成し、不活性気
    体雰囲気中にてアニール処理を行いN型のソース・ドレ
    インである高濃度N型拡散層を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 導電型がN型の半導体基板にPウェル
    を形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を
    形成した後、Nウェルに導電型がP型の不純物を添加す
    る工程と、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全
    面に形成する工程と、多結晶シリコン膜の全面に導電型
    がN型の不純物を添加し、N型不純物を添加した多結晶
    シリコン膜を形成する工程と、フォトエッチングにより
    ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極とフィールド
    酸化膜の整合する領域で導電型がP型のソース・ドレイ
    ン形成領域にP型の不純物を選択的に添加する工程と、
    酸素雰囲気中にて酸化処理を行い、マスク酸化膜の形成
    と同時に導電型がP型のソース・ドレインである高濃度
    P型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフィールド
    酸化膜の整合する領域で導電型がN型のソース・ドレイ
    ン形成領域にN型の不純物を選択的に添加する工程と、
    層間絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中にてアニール
    処理を行いN型のソース・ドレインである高濃度N型拡
    散層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 導電型がP型の半導体基板にNウェル
    を形成する工程と、フィールド酸化膜とゲート絶縁膜を
    形成した後、Nウェルに導電型がP型の不純物を添加す
    る工程と、ゲート電極材料である多結晶シリコン膜を全
    面に形成する工程と、多結晶シリコン膜の全面に導電型
    がN型の不純物を添加し、N型不純物を添加した多結晶
    シリコン膜を形成する工程と、フォトエッチングにより
    ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極とフィールド
    酸化膜の整合する領域で導電型がP型のソース・ドレイ
    ン形成領域にP型の不純物を選択的に添加する工程と、
    酸素雰囲気中にて酸化処理を行い、マスク酸化膜の形成
    と同時に導電型がP型のソース・ドレインである高濃度
    P型拡散層を形成する工程と、ゲート電極とフィールド
    酸化膜の整合する領域で導電型がN型のソース・ドレイ
    ン形成領域にN型の不純物を選択的に添加する工程と、
    層間絶縁膜を形成し、不活性気体雰囲気中にてアニール
    処理を行いN型のソース・ドレインである高濃度N型拡
    散層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000077613A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Nec Corp 半導体装置の製造方法
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