JPH08115137A - 電流源回路、ic回路及びセンサ - Google Patents

電流源回路、ic回路及びセンサ

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JPH08115137A
JPH08115137A JP27572694A JP27572694A JPH08115137A JP H08115137 A JPH08115137 A JP H08115137A JP 27572694 A JP27572694 A JP 27572694A JP 27572694 A JP27572694 A JP 27572694A JP H08115137 A JPH08115137 A JP H08115137A
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JP
Japan
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circuit
current source
transistor
current
equation
Prior art date
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Pending
Application number
JP27572694A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Okuda
浩孝 奥田
Kimitada Fujimoto
公資 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流源回路の温度特性を任意に制御できるよ
うにすること。 【構成】 電源Vsに抵抗R3を介してトランジスタQ
5を接続する。このトランジスタとカレントミラーを構
成するトランジスタQ6を接続する。トランジスタQ
3,Q4のベースと接地端との間に第2の抵抗R4を接
続する。こうすれば抵抗R3とR4の値を適宜選択する
ことによって、任意の温度特性が実現できることとな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリニアICの内部回路等
に用いられる電流源回路、IC回路及びこれを用いたセ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来リニアIC等においては電流源回路
として図5に示す回路が用いられている。図5(a)は
カレントミラーを用いた定電流回路であって、電源Vs
と接地端間に抵抗R1,トランジスタQ1が直列に接続
される。トランジスタQ1のベースはそのコレクタと第
2のトランジスタQ2のベースに接続されており、カレ
ントミラー回路を構成している。第2のトランジスタQ
2のエミッタは接地され、コレクタは負荷を介して電源
に接続される。又図5(b)に示すように電源Vsに抵
抗等の負荷を介してトランジスタQ3が接続され、その
コレクタ・ベースに夫々トランジスタQ4のベース・エ
ミッタが接続された形式の定電流源も知られている。
【0003】図5(a)に示す定電流源においてトラン
ジスタQ1,Q2のベース電流を無視すると、トランジ
スタQ1に流れるコレクタ電流IaとトランジスタQ2
のコレクタ電流Ibとはほぼ等しくなる。電流Iaは電
源電圧をVs、温度Tがtとすると、次式で示される。
【数1】 ここでトランジスタQ1のベース・エミッタ間順方向降
下電圧VBEの温度特性を−2mV/℃、抵抗R1の温度
係数をkとすると、温度Tがt+Δtの温度での電流値
Iaは次式(2)で示される。
【数2】
【0004】ここで電流値I(Δt)を次式(3)で示
す。
【数3】 そうするとI(Δt)の0℃の電流源I(0)に対する
変化分は次式(4)で示される。
【数4】 この温度による変化率は次式(5)で示される。
【数5】 そして a=Vcc−VBE(Q1) b=0.002 c=R1 d=k とし、これを式(5)に代入すると次式(6)が得られ
る。
【数6】 式(6)においてkは一般的に2000〜5000ppm /℃であ
り、Vs>VBE(Q1)のため k{Vs−VBE(Q1)}−0.002 >0 従って式(6)は負となり、負の温度特性を持つ。この
ように従来の定電流回路は負の温度特性を有し、その温
度特性は一定であるという欠点があった。
【0005】又図5(b)に示す電流源では、トランジ
スタQ4のコレクタ電流は次式で示される。 Ib=VBE(Q4)/R2 VBEは負の温度特性、R2は正の温度特性を有するた
め、これらを割算することによって負の温度特性を有
し、その温度特性は図4(a)の電流源回路と同様に一
定であるという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の問題点に着目してなされたものであって、温度特性
を自由に調整できる電流源回路を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は電源に第1の抵
抗を介してコレクタ及びベースが接続され、エミッタが
接地された第1のトランジスタと、ベースが第1のトラ
ンジスタのベースに接続され、エミッタが接地された第
2のトランジスタと、第1,第2のトランジスタのベー
スと接地端間に接続された第2の抵抗と、を具備するこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、第
1,第2のトランジスタによって第1の電流源であるカ
レントミラー回路が構成され、更に第1,第2のトラン
ジスタのベースと接地端間に接続された第2の抵抗とに
よって第2の電流源が構成される。そしてこれらの出力
に流れる電流の差を電流源回路の出力電流としている。
こうすれば2つの電流源に流れる電流値を変化させるこ
とによって、その電流値の温度特性が調整できることと
なる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例による電流源回路の
構成を示す回路図である。本図において電源Vsには抵
抗R3,トランジスタQ5が接続される。トランジスタ
Q5のエミッタは接地され、コレクタとベースは共通接
続されてトランジスタQ6のベースに接続されることは
従来例と同様である。トランジスタQ6のエミッタは接
地され、コレクタが負荷を介して電源に接続されてい
る。さて本実施例ではトランジスタQ5,Q6の共通の
ベースと接地端間に抵抗R4を接続する。ここで抵抗R
3を流れる電流をI3 、トランジスタQ5のコレクタを
流れる電流をI4 、抵抗R4を流れる電流をI5 、トラ
ンジスタQ6のコレクタを流れる電流をI6 とする。ト
ランジスタQ5,Q6のベース電流を無視すると次式が
成り立つ。 I3 ≒I4 +I5 故に I4 ≒I3 −I54 ≒I6 さてI4 は温度T=tのとき次式(7)で示される。
【数7】 式(2)を導き出す際に使用したVBE,抵抗の温度特性
を用い、抵抗R3,R4の温度特性もこれと同一である
ものとすると、式(7)を変形して次式(8)が得られ
る。
【数8】 さて式(8)で示される電流値I4 を式(3)の組合せ
で表すものとすると、次式(9)が得られる。
【数9】 ここで C′=R3 C″=R4 e=VBE(Q5) f=−0.002 となる。そしてその偏微分値は次式で示される。
【数10】 式(6)と式(10)とを比較すると、式(10)では
負になる第1項と正になる第2項とが加算されているた
め、抵抗値R3とR4の比を適宜設定することによって
任意の温度特性を得ることができる。
【0010】この実施例は図1(b)に示すように、従
来例と同一の抵抗R4を有しないカレントミラー回路か
ら成る第1の電流源と、抵抗R4を用いた第2の電流源
を組合せたものと考えることもできる。図1(b),
(c)の電流源において電流I3 ,I5 の電流−温度特
性は夫々図2(b),(c)に示す負の温度特性となっ
ている。そしてI3 から電流I5 を減じることにより、
図2(a)に示すように、温度変化の小さい特性を得る
ことができる。
【0011】図3は本発明の第2実施例による電流源回
路の構成を示す回路図である。本実施例では抵抗R3と
トランジスタQ5のコレクタの間に複数のダイオードD
1〜Dnを直列接続したものである。この場合も同様に
抵抗R3,R4の値を適宜選択することによって、温度
特性を変化させることができる。
【0012】このような電流源回路はIC化されたIC
回路内に用いると、IC内の他の回路の温度特性に合わ
せることができ、有用となる。又図4に示すようにセン
サ回路に適用することができる。図4は端子11,12
間に負荷13,電源14が直列に接続される直流二線式
センサを示すブロック図である。本図において前述した
各実施例の電流源回路15は定電圧回路16に接続され
る。定電圧回路16はこの電流源回路15からの電流に
基づいてセンサ回路17に定電圧を供給するものであ
る。センサ回路17は例えば発振回路とその振幅の変化
を検出する弁別回路を含み、物体の有無を判別するもの
であって、その出力は出力回路18に与えられる。出力
回路18は端子11,12間を開閉することによってス
イッチ信号を出力するものである。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、電流源回路の温度特性を任意に変化させることがで
きる。従ってこの電流源回路をICの内部回路に用いた
場合、IC内の他の回路の温度特性に合わせることがで
きる。又この電流源を使用したセンサ等の電子回路全体
の消費電流の増加を抑えることができ、特に低温時の消
費電力の増加を抑えることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例による電流源回路
の構成を示す回路図、(b)はこの実施例による電流源
回路を分割した第1の電流源回路、(c)は第2の電流
源回路を示す回路図である。
【図2】(a)は本実施例による電流源回路の温度特性
を示す図、(b)は第1の電流源回路、(c)は第2の
電流源回路の温度特性を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例による電流源回路の構成を
示す回路図である。
【図4】本実施例による電流源回路を含むセンサの構成
を示すブロック図である。
【図5】従来の電流源回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
Q1〜Q6 トランジスタ R1〜R4 抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に第1の抵抗を介してコレクタ及び
    ベースが接続され、エミッタが接地された第1のトラン
    ジスタと、 ベースが前記第1のトランジスタのベースに接続され、
    エミッタが接地された第2のトランジスタと、 前記第1,第2のトランジスタのベースと接地端間に接
    続された第2の抵抗と、を具備することを特徴とする電
    流源回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電流源回路をICの内部
    回路として用いたことを特徴とするIC回路。
  3. 【請求項3】 センサ回路と、前記センサ回路の出力に
    基づいて外部に出力を与える出力回路と、前記各部に電
    流を供給する請求項1記載の電流源回路と、を具備する
    ことを特徴とするセンサ。
JP27572694A 1994-10-14 1994-10-14 電流源回路、ic回路及びセンサ Pending JPH08115137A (ja)

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JP (1) JPH08115137A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103645771A (zh) * 2013-12-17 2014-03-19 电子科技大学 一种电流镜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103645771A (zh) * 2013-12-17 2014-03-19 电子科技大学 一种电流镜

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