JPH07121256A - 電流ミラー回路 - Google Patents

電流ミラー回路

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Publication number
JPH07121256A
JPH07121256A JP5267214A JP26721493A JPH07121256A JP H07121256 A JPH07121256 A JP H07121256A JP 5267214 A JP5267214 A JP 5267214A JP 26721493 A JP26721493 A JP 26721493A JP H07121256 A JPH07121256 A JP H07121256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
transistor
collector
temperature
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP5267214A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Sekiguchi
豊 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5267214A priority Critical patent/JPH07121256A/ja
Publication of JPH07121256A publication Critical patent/JPH07121256A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度が変化しても安定した電流を供給するこ
とを目的とする。 【構成】 正の温度特性をもつ電流源(13)と、トラ
ンジスタ(14),(15)及び(17)と、抵抗(1
6)とにより構成され、トランジスタ(15)のコレク
タに電流源(13)の出力電流の正の温度特性に依存し
た電流が流れ、トランジスタ(17)のコレクタにトラ
ンジスタ(14)のVBEの負の温度特性に依存した電流
が流れるので、その和電流の温度特性は略フラットにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC化に適した電流ミ
ラー回路に関し、特に温度変化に対して安定した電流を
供給することができる電流ミラー回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の電流ミラー回路の構成を示
す図であり、電流源(1)の出力電流Irは、トランジ
スタ(2)のコレクタに供給される。トランジスタ
(2)及び(3)は、ベース及びエミッタが共通接続さ
れているので、トランジスタ(3)のコレクタに前記電
流源(1)の出力電流と略等しい電流が流れる。
【0003】図2の回路において、電流源(1)が正の
温度特性をもち、温度が高くなると電流源(1)の出力
電流Irが大きくなるとすると、図2の電流ミラー回路
は、電流源(1)の出力電流Irを略等しい大きさの電
流をトランジスタ(2)のコレクタに発生するので、温
度が高くなると、負荷(4)に流れる電流I0も大きく
なり、電流I0が温度特性を持つという問題があった。
【0004】そこで、温度が変化しても、負荷に流れる
電流を安定とするため、図3の如く、正の温度係数をも
つ電流源(5)と負の温度係数をもつ電流源(6)とを
並列に接続する方法が行われている。この方法では、負
荷(7)に流れる電流は前記2つの電流源(5)及び
(6)の電流Ir1及びIr2の和に略等しくなる。前記電
流源(5)及び(6)の電流Ir1及びIr2の温度に対す
る変化率を等しくすることによって、電流Ir1及びIr2
の和は、電流Ir1及びIr2の温度に対する変化を互いに
打ち消すことができるので、温度に対して安定した値に
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
回路では、電流源を2個用いなければならず、図3の回
路をIC化した場合、素子数が多くなるという問題があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点を鑑み
成されたものであり、正の温度係数をもつ電流源と、コ
レクタが前記電流源に接続された第1トランジスタと、
ベースが前記第1トランジスタのベースに接続された第
2トランジスタと、ベースが前記第1トランジスタのコ
レクタに、エミッタが前記第1及び第2トランジスタの
共通ベースに、コレクタが前記第2トランジスタのコレ
クタに接続された第3トランジスタと、前記第1及び第
2トランジスタの共通ベースとアースとの間に接続され
た抵抗とから成ることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に依れば、電流源の出力電流が第1トラ
ンジスタのコレクタと第3トランジスタのベースに供給
される。前記第3トランジスタはベースに供給される電
流に応じて動作し、第1及び第2トランジスタのベース
電流を供給すると共に抵抗に電流を供給する。抵抗に流
れる電流は第1トランジスタのベース・エミッタ間電圧
BEに依存し、該VBEは負の温度係数を有するので、前
記抵抗に流れる負の温度係数を有する。従って、第2ト
ランジスタのコレクタ電流が正、第3トランジスタのコ
レクタ電流が正の温度係数を持つことになり、その和電
流の温度特性は略フラットになる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す図であり、
(13)は正の温度係数をもつ電流源、(14)及び
(15)はベースが共通接続されたトランジスタ、(1
6)はトランジスタ(14)及び(15)の共通ベース
とアースとの間に接続された抵抗、(17)はベースが
トランジスタ(14)のコレクタに、エミッタがトラン
ジスタ(14)及び(15)の共通ベースに、コレタク
がトランジスタ(15)のコレクタに接続されたトラン
ジスタ、(18)は負荷である。
【0009】図1において、電流源(13)の出力電流
rは分流されて、電流Ir’はトランジスタ(14)の
コレクタに供給されると共に、電流Irの一部IB’はト
ランジスタ(17)のベースに供給される。トランジス
タ(17)のベース電流IB’は増幅され、トランジス
タ(17)のエミッタに電流IEが流れる。エミッタ電
流IEは分流されて電流IBがそれぞれトランジスタ(1
4)及び(15)のベースに、電流I1が抵抗(16)
に供給される。その為、トランジスタ(14)のコレク
タに流れる電流Ir’と等しい電流がトランジスタ(1
5)のコレクタに発生する。
【0010】また、トランジスタ(14)のベース・エ
ミッタ間に電圧VBEが発生しており、該電圧VBEが抵抗
(16)に印加され、抵抗(16)に電流I1が流れ、
その値は抵抗(16)の値をRとすれば、VBE/Rで表
わされる。即ち、トランジスタ(17)のエミッタ電流
はVBE/R+2IBである。そして、トランジスタ(1
7)のエミッタ電流とコレクタ電流は略等しいので、ト
ランジスタ(17)のコレクタ電流は電流IEとなり、
負荷(18)に流れる電流I0は電流IEとトランジスタ
(15)のコレクタ電流Ir’との和となる。
【0011】次に、温度が変化した場合について説明す
る。温度が高くなった時、電流源(13)は正の温度係
数をもっているので、電流源(13)の電流値は大きく
なる。よって、トランジスタ(14)のコレクタ電流I
r’は大きくなり、トランジスタ(15)のコレクタ電
流も大きくなる。逆に、トランジスタ(14)のベース
・エミッタ電圧VBEは負の温度係数をもつので、電圧V
BEは小さくなる。電圧VBEが印加されることによって抵
抗(16)に流れる電流I1は小さくなる。従って、電
流源(13)の電流の増加分と、抵抗(16)に流れる
電流I1の減少分とが互いに相殺され、負荷(18)に
流れる電流I0は略一定となる。
【0012】また、温度が低くなった時、電流源(1
3)の電流は小さくなるので、トランジスタ(15)の
コレクタ電流は小さくなる。逆に、トランジスタ(1
4)の電圧VBEは大きくなるので、抵抗(16)に流れ
る電流I1は大きくなる。よって、負荷(18)に流れ
る電流I0は変化しない。ここで、抵抗(16)に流れ
る電流I1は抵抗(16)の抵抗値をRとすれば、VBE
/Rで表わすことができるので、抵抗値Rを変化させる
ことにより、電流I1の変化率は変化する。よって、抵
抗値Rを適切に選択し、電流I1の変化率をトランジス
タ(14)のコレクタ電流Ir1’の変化率に一致させる
ことにより、負荷(18)に流れる電流I1と電流Ir
の温度に対する変化分を互いに相殺することができる。
【0013】図4に図1の本発明の一実施例の測定結果
を示す。温度が変化すると図4の如く電流I0が変化す
るが、−40℃から80°まで温度が変化しても、電流
変化は、0.13μAであり、温度変化に対する電流変
化は従来の回路より十分に安定となる。
【0014】
【発明の効果】従って、本発明に依れば、電流源の温度
変化に対する電流変化をトランジスタのベース・エミッ
タ電圧の温度特性によって打ち消しているので、電流源
を余分に増やすことなく温度変化に対して安定な電流を
得ることのできる電流ミラー回路が得られる。特に、I
C化した場合、正及び負の温度係数の電流源をもつ構成
から電流源を1個とした構成として安定した電流が得ら
れるので、その分の素子数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来例を示す回路図である。
【図3】他の従来例を示す回路図である。
【図4】温度と負荷に流れる電流との関係を示す特性図
である。
【符号の説明】
1,5,6,13 電流源 4,7,18 負荷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正の温度係数をもつ電流源と、コレクタ
    が前記電流源に接続された第1トランジスタと、ベース
    が前記第1トランジスタのベースに接続された第2トラ
    ンジスタと、ベースが前記第1トランジスタのコレクタ
    に、エミッタが前記第1及び第2トランジスタの共通ベ
    ースに、コレクタが前記第2トランジスタのコレクタに
    接続された第3トランジスタと、前記第1及び第2トラ
    ンジスタの共通ベースとアースとの間に接続された抵抗
    とから成ることを特徴とする電流ミラー回路。
JP5267214A 1993-10-26 1993-10-26 電流ミラー回路 Pending JPH07121256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5267214A JPH07121256A (ja) 1993-10-26 1993-10-26 電流ミラー回路

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JP5267214A JPH07121256A (ja) 1993-10-26 1993-10-26 電流ミラー回路

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Publication Number Publication Date
JPH07121256A true JPH07121256A (ja) 1995-05-12

Family

ID=17441730

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JP5267214A Pending JPH07121256A (ja) 1993-10-26 1993-10-26 電流ミラー回路

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JP (1) JPH07121256A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010152566A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Fujitsu Semiconductor Ltd 電流生成回路、電流生成方法及び電子機器
US7902808B2 (en) 2006-12-27 2011-03-08 Sanyo Electric Co., Ltd. Constant current circuit for supplying a constant current to operating circuits

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7902808B2 (en) 2006-12-27 2011-03-08 Sanyo Electric Co., Ltd. Constant current circuit for supplying a constant current to operating circuits
JP2010152566A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Fujitsu Semiconductor Ltd 電流生成回路、電流生成方法及び電子機器

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