JPH08114490A - 棒状物用組合せ計量装置 - Google Patents

棒状物用組合せ計量装置

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JPH08114490A
JPH08114490A JP27829094A JP27829094A JPH08114490A JP H08114490 A JPH08114490 A JP H08114490A JP 27829094 A JP27829094 A JP 27829094A JP 27829094 A JP27829094 A JP 27829094A JP H08114490 A JPH08114490 A JP H08114490A
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Masami Kono
雅巳 河野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計量ホッパを円形に配置した組合せ計量装置
において、棒状の被計量物を整列した状態で集合、排出
させることを可能とする。 【構成】 棒状の被計量物を供給部5からトラフ14…
14及びプールホッパ15…15を介して円形に配置さ
れた複数の計量ホッパ16…16に分散供給し、かつ、
最適組合せに該当して計量ホッパ16…16から排出さ
れる被計量物をそれぞれガイドシュート18…18を介
して集合シュート19内に落下させ、該集合シュート1
9によって集合させた上で集合ホッパ20に導入するよ
うに構成すると共に、上記トラフ14、プールホッパ1
5、計量ホッパ16及びガイドシュート18等により、
棒状の被計量物をその長手方向を進行方向に向けた姿勢
に整列させ或はその整列状態を維持させるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円形に配置された複数
の計量ホッパにそれぞれ供給された被計量物の重量につ
いて組合せ演算を行うことにより、該被計量物を所定の
目標重量に計量する組合せ計量装置、特に棒状の被計量
物用の組合せ計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の物品の計量に用いられる組合せ計
量装置は、一般に、被計量物供給部の周囲に複数のトラ
フを放射状に配置して、各トラフの先端部下方に全体と
して円形に並ぶように複数のプールホッパをそれぞれ配
置し、かつこれらのプールホッパの下方に計量ホッパを
それぞれ配置して、上記供給部からトラフ及びプールホ
ッパを介して各計量ホッパに被計量物を供給すると共
に、これらの被計量物の重量をそれぞれ計量して、その
計量値についての組合せ演算により所定の目標重量に一
致しもしくはこれに最も近くなる計量ホッパの組合せを
求め、その組合せに該当した計量ホッパから被計量物を
排出して集合させることにより、上記目標重量の被計量
物を得るように構成したものである。
【0003】ところで、この種の組合せ計量装置によっ
て目標重量に計量された被計量物は包装装置に供給され
て、自動的に包装されるように構成されるのが通例であ
るが、被計量物が棒状の場合には、これを所定方向に整
列させた状態で包装装置に供給することが要求される場
合がある。
【0004】その場合に、上記のように供給部の周囲に
プールホッパ及び計量ホッパを円形に配置した組合せ計
量装置にあっては、中央の供給部からトラフを介してプ
ールホッパないし計量ホッパへ被計量物を整列させた状
態で分散供給するのが困難となり、また、仮に計量ホッ
パまで整列させた状態で供給することができたとして
も、複数の計量ホッパから排出された被計量物を整列状
態を維持して集合させるのが困難となる。
【0005】この種の問題に対処するものとして、例え
ば特公平3−60049号公報によれば、供給ホッパか
ら複数の少量計量用及び大量計量用の計量ホッパへの被
計量物の分散供給経路、及びこれらのホッパから排出さ
れた被計量物の集合搬出経路を同一垂直面上に配置し、
上記供給ホッパに長尺の被計量物を上記垂直面に直交す
る方向に向けて供給すれば、これらがその姿勢を維持し
て、計量ないし集合されるように構成した長尺被計量物
用の計量装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に開
示された計量装置の場合、供給ホッパ、複数の計量ホッ
パ、これらの間で被計量物の分散供給経路を構成する各
種のトラフ、シュート及びプールホッパ、並びに計量ホ
ッパから排出された被計量物の集合搬出経路を構成する
各種のシュート及び搬出用コンベア等の構成要素が全て
同一垂直面上に配置されるため、特に計量精度を高くす
るために計量ホッパの個数を多くした場合に、計量ホッ
パを円形に配置したものに比べて、装置全体が大型化す
る欠点がある。
【0007】そこで、本発明は、計量ホッパを円形に配
置することにより全体をコンパクトに構成した組合せ計
量装置において、長尺もしくは棒状の被計量物を整列し
た状態で集合、排出させることができるようにすること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0009】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、棒状の被計量物を供給部からその
周囲に円形に配置された複数の計量ホッパに分散供給し
て重量を計量すると共に、各計量ホッパで得られた計量
値に基づいて組合せ演算を行い、その組合せ加算値が目
標重量もしくはこれに近い値となる組合せに該当した計
量ホッパから上記被計量物を排出して、集合部に集合さ
せるようにした棒状物用組合せ計量装置において、上記
供給部から集合部に至る被計量物の移送経路に、被計量
物が長手方向を進行方向に向けた姿勢で移送されるよう
に、経路の幅が被計量物の長さよりも狭くされた整列部
を設けたことを特徴とする。
【0010】一方、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は上記第1発明を具体化したものであって、
棒状の被計量物を供給部からその周囲に円形に配置され
た複数の計量ホッパにそれぞれトラフを介して分散供給
して重量を計量すると共に、各計量ホッパで得られた計
量値に基づいて組合せ演算を行い、その組合せ加算値が
目標重量もしくはこれに近い値となる組合せに該当した
計量ホッパから上記被計量物を排出し、ほぼ円錐形状の
集合シュートを介して集合させるようにした棒状物用組
合せ計量装置において、上記供給部の周囲に放射状に配
置された各トラフの幅を、被計量物が長手方向を進行方
向に向けた姿勢で移送されるように、被計量物の長さよ
りも狭くすると共に、計量ホッパの内部空間を被計量物
が縦長の姿勢で収容される形状とし、かつ各計量ホッパ
と集合シュートとの間に、各計量ホッパから排出される
被計量物を長手方向を進行方向に向けた姿勢で滑落させ
るガイドシュートを各計量ホッパ毎に配置し、さらに集
合シュートの排出口下方に被計量物を縦長の姿勢で収容
する筒状の集合ホッパを備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項3に係る発明(以下、第3発
明という)は、上記第2発明において、計量ホッパの内
部に補助ホッパを挿入することにより、該計量ホッパの
内部空間を被計量物を縦長の姿勢で収容する形状とした
ことを特徴とする。
【0012】さらに、請求項4に係る発明(以下、第4
発明という)は、同じく第2発明において、放射状に配
置されたトラフの側辺部に、隣接するトラフとの間に被
計量物が跨がることを阻止する仕切り壁を突設したこと
を特徴とする。
【0013】そして、請求項5に係る発明(以下、第5
発明という)は、同じく第2発明において、トラフの先
端部に、被計量物が長手方向を進行方向に向けた姿勢を
維持して投下されるように、傾斜面を設けたことを特徴
とする。
【0014】
【作用】上記の構成によれば、第1〜第5発明のいずれ
によっても、棒状の被計量物が供給部からその周囲に円
形に配置された複数の計量ホッパに分散供給されて重量
が計量されると共に、これらの計量値に基づいて組合せ
演算が行われて、目標重量もしくはこれに近い値に計量
された被計量物が集合部から排出されることになるが、
上記供給部から集合部に至る被計量物の移送経路には、
棒状の被計量物がその長手方向を進行方向に向けた姿勢
で移送されるように、経路の幅を被計量物の長さよりも
狭くした整列部が設けられているので、被計量物はこの
整列部によって上記姿勢に揃えられて集合部から排出さ
れることになる。
【0015】その場合に、第2発明によれば、供給部と
その周囲の計量ホッパとの間に放射状に配置されたトラ
フが、被計量物を上記姿勢に揃える整列部として作用す
ると共に、これによって整列された被計量物がその整列
状態を維持して計量ホッパ内に縦長の姿勢で収容され、
また、各計量ホッパから排出された被計量物はガイドシ
ュートにより上記の整列状態を維持して集合シュート内
に導入される。
【0016】そして、複数のガイドシュートから集合シ
ュート内に導入された被計量物は、該シュートのほぼ円
錐状の内面に沿って滑落しながら集合されることになる
が、その場合に、各ガイドシュートからは上記のように
整列状態で導入されるから、その状態で集合されて、該
集合シュートの排出口下方に配置された集合ホッパに縦
長の姿勢で収容されることになる。したがって、この集
合ホッパから包装装置へ、被計量物は整列状態で供給さ
れることになる。
【0017】また、第3発明によれば、計量ホッパの内
部に補助ホッパを挿入することにより、内部空間を被計
量物を縦長の姿勢で収容する形状としたので、棒状物で
ない被計量物或は整列させる必要がない被計量物を扱う
場合に、補助ホッパを取り外すことにより、当該計量装
置をこれらの被計量物についても使用することが可能と
なる。
【0018】そして、第4発明によれば、放射状に配置
されたトラフの側辺部に隣接するトラフとの間に被計量
物が跨がることを阻止する仕切り壁が設けられているか
ら、被計量物が供給部からトラフへその長手方向を移送
方向に向けた姿勢で導入されることになり、したがっ
て、該トラフによる被計量物に対する整列作用が一層効
果的に得られることになる。
【0019】さらに、第5発明によれば、トラフの先端
部に傾斜面が設けられているので、該トラフによって水
平方向に移送されてきた被計量物が該トラフの先端部か
ら下方の計量ホッパ(トラフと計量ホッパとの間にプー
ルホッパが介設されている場合には、プールホッパ)へ
投下されるときに、長手方向を進行方向に向けた整列状
態を維持して投下されることになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0021】まず、図1により、本実施例が適用された
組合せ計量装置の概略の構成を説明すると、この組合せ
計量装置1は、本体2の中央部上方に支柱3…3を介し
て架台4を架設し、該架台4の上部中央を被計量物の供
給部5、該架台4の周辺部を計量部6、該架台4の下方
を集合部7とした構成である。
【0022】上記供給部5は、架台4の中央に加振機1
1を介して設置された分散テーブル12と、その周囲に
それぞれ加振機13…13を介して放射状に配置された
複数のトラフ14…14とで構成されている。
【0023】また、上記計量部6は、上記各トラフ14
…14の先端部下方にそれぞれ位置するように円形に配
置された複数のプールホッパ15…15と、各プールホ
ッパ15…15の下方に位置するように同じく円形に配
置された計量ホッパ16…16と、上下に対をなすプー
ルホッパ15と計量ホッパ16の組毎に備えられたゲー
ト開閉装置17…17等で構成されている。
【0024】そして、これらのゲート開閉装置17…1
7が上記架台4の周囲に取り付けられていると共に、各
開閉装置17に上記プールホッパ15と計量ホッパ16
の組がそれぞれ支持されている。
【0025】さらに、上記集合部7は、各計量ホッパ1
6…16の下方にそれぞれ配置されて、円形に並ぶこれ
らの計量ホッパ16…16から排出される被計量物をそ
の円形の中央部に案内するガイドシュート18…18
と、これらのガイドシュート18…18の先端部下方に
配置された上開きほぼ円錐形状の集合シュート19と、
該集合シュート19の径が細くなった下端の排出口の下
方に配設された集合ホッパ20と、該集合ホッパ20の
下端の開口部を開閉するシャッタ21及びその駆動用シ
リンダ22等で構成されている。
【0026】なお、上記集合ホッパ20の下端の開口部
を開閉するシャッタ21の下方にはタイミングホッパ2
3が備えられ、さらにその下端の開口部を開閉するシャ
ッタ24及びその駆動用シリンダ25が備えられている
と共に、このタイミングホッパ用シャッタ24の下方に
包装装置への被計量物搬送装置26が配置されている。
【0027】次に、上記各構成要素のうち、本案の特徴
部を構成する要素についてさらに詳しく説明する。
【0028】まず、被計量物の供給部5を構成する各ト
ラフ14は、図2〜図4に示すように、底面14aとそ
の両側の傾斜状の側面14b,14bとで被計量物を移
送させる経路を形成したものであるが、上記底面14a
の幅は図3に鎖線で示す被計量物Xの長さに比して十分
狭く、被計量物Xがその長手方向を移送方向に向けた姿
勢で収容されるようになっている。
【0029】そして、このトラフ14においては、上記
底面の先端部に傾斜面14cが設けられ、被計量物Xが
プールホッパ15に投下される際に、上記の長手方向を
移送方向に向けた姿勢が維持されるようになっている。
【0030】また、一方の側面14bの上部に設けられ
て隣接するトラフ14の側面14bの上端部に係合され
る折り返し部14dの頂部には、隣接するトラフ14と
の間を仕切って、被計量物Xが隣接トラフ14,14間
に跨がった状態となることを阻止する仕切り壁14eが
立設されている。
【0031】一方、このトラフ14から被計量物Xが投
入されるプールホッパ15は、図5、図6に示すよう
に、上下両端部が開口されたホッパ本体15aと、該本
体15a下端の開口部を開閉する一対のゲート15b,
15bと、図1に示すゲート開閉装置17によってこれ
らのゲート15b,15bを開閉させるリンク機構(図
1参照)15c等で構成されているが、このプールホッ
パ15内には補助ホッパ31が着脱可能に挿入されてい
る。
【0032】この補助ホッパ31は、上記トラフ14か
ら投下される被計量物Xを収容する空間の横断面積を実
質的に狭くするもので、周囲4面により上下が開放され
た断面ほぼ四角形の縦長の空間を形成したものである。
そして、図面上、左右に位置する面の上端部にはプール
ホッパ15のホッパ本体15aにおける左右の面の上端
に係合される係合部材31a,31bが、前後の面の上
部には同じくホッパ本体15aにおける前後の面の内側
に当接する位置決め部材31c,31dがそれぞれ設け
られ、これらにより、上記ホッパ本体15a内に該本体
15aとの間に間隙を設けて保持されるようになってい
る。
【0033】また、計量ホッパ16も上記プールホッパ
15とほぼ同様の構成で、図7、図8に示すように、ホ
ッパ本体16aと、該本体16aの下端の開口部を開閉
するゲート16bと、上記ゲート開閉装置17によって
ゲート16bを開閉させるリンク機構(図1参照)16
c等で構成されていると共に、この計量ホッパ16内に
も、補助ホッパ32が着脱可能に挿入されている。
【0034】そして、この補助ホッパ32も、上記プー
ルホッパ15内の補助ホッパ31と同様に、プールホッ
パ15から投下される被計量物を収容する空間の横断面
積を実質的に狭くするもので、周囲4面により上下が開
放された断面ほぼ四角形の縦長の空間を形成する構成で
あり、また、図面上左右に位置するの面の上端部には上
記計量ホッパ16のホッパ本体16aにおける左右の面
の上端に係合される係合部材32a,32bが、前後の
面の上部には同じくホッパ本体16aにおける前後の面
の内側に当接する位置決め部材32c,32dがそれぞ
れ設けられ、これらにより、上記ホッパ本体16a内に
該本体16aとの間に間隙を設けて保持されるようにな
っている。
【0035】なお、この実施例における補助ホッパ3
1,32においては、周囲4面にそれぞれ開口部31e
…31e,32e…32eが形成されていると共に、内
面全体に柔軟性を有する合成樹脂製シート31f,32
fが張り付けられている。
【0036】さらに、計量ホッパ16から被計量物Xが
投下されるガイドシュート18は、計量装置本体2にブ
ラケット33を介して着脱可能に支持されていると共
に、図9、図10に示すように、傾斜状の底面18aの
両側に側面18b,18bを設けた構成で、その幅は被
計量物Xの長さより狭くされ、被計量物Xがその長手方
向をシュート18の長手方向に向けた姿勢で該シュート
18内を滑落するようになっている。
【0037】ここで、この実施例では、各ガイドシュー
ト18内には上下2段のゲート34,35が設けられ、
そのうち、上段のゲート34は各ゲート34毎に設けら
れたソレノイド36によりそれぞれ開閉され、また下段
のゲート35は共通の昇降シリンダ37によりリンク機
構38を介してそれぞれ開閉されるようになっている。
【0038】また、これらのガイドシュート18…18
から被計量物が投下される集合シュート19は、図1に
示すように、周面の縦断面形状が斜めの直線部から放物
線状の部分に滑らかに連続する形状とされている。
【0039】上記の構成によれば、被計量物は、架台4
の上部中央の供給部5における分散テーブル12上から
放射状に配置された各トラフ14…14及びこれらのト
ラフ14…14の先端部下方にそれぞれ配置されたプー
ルホッパ15…15を介して各計量ホッパ16…16に
分散供給されると共に、これらの計量ホッパ16…16
で得られた被計量物の重量値について組合せ演算が行わ
れ、その組合せ加算値が目標重量もしくはこれに最も近
い値となる最適組合せが選択される。
【0040】そして、最適組合せに該当した計量ホッパ
16…16のゲート16b…16bがゲート開閉装置1
7…17によって開かれることにより、これらの計量ホ
ッパ16…16から被計量物が排出され、ガイドシュー
ト18…18及び集合シュート19を介して集合ホッパ
20内に集合されると共に、該集合ホッパ20の下方の
シャッタ21が開けば、さらにタイミングホッパ23内
に導入され、その下方のシャッタ24が開いたときに包
装装置への搬送装置26に受け渡される。このようにし
て、上記目標重量もしくはこれに近い重量に計量された
被計量物が、所定のタイミングで自動的、連続的に包装
装置に供給されるることになる。
【0041】そして、特にこの計量装置1によれば、被
計量物が棒状である場合に、これが整列された状態で包
装装置に供給されるとになる。
【0042】つまり、上記供給部5を構成する各トラフ
14は、幅が被計量物の長さに比して十分狭くされてい
るため、被計量物がその長手方向を移送方向に向けた姿
勢で収容されて、その姿勢を維持して移送されることに
なる。その場合に、各トラフ14の一方の側面14bに
おける折り返し部14dの頂部には、隣接するトラフ1
4との間を仕切る仕切り壁14eが立設されているか
ら、被計量物が隣接トラフ14,14間に跨がった状態
となることが阻止され、各トラフ14内に確実に上記の
姿勢とされて収容されることになる。
【0043】また、このトラフ14の底面の先端部には
傾斜面14cが設けられているから、上記のような姿勢
に整列された被計量物がその姿勢を維持して、長手方向
の先端部からプールホッパ15に投下されることにな
る。
【0044】そして、プールホッパ15内には、被計量
物を収容する空間の横断面積を実質的に狭くして断面ほ
ぼ四角形の縦長の空間とする補助ホッパ31が挿入され
ており、この補助ホッパ31内に上記トラフ14の先端
の傾斜面14cから被計量物が長手方向の一方の先端部
を先頭にして投入されるので、これらの被計量物は補助
ホッパ31内で縦長の姿勢で収容されることになる。ま
た、計量ホッパ16内にも、同様の補助ホッパ32が挿
入されているから、上記プールホッパ15内から計量ホ
ッパ16へ投入された被計量物も、該計量ホッパ16内
の補助ホッパ32内に縦長の姿勢で収容されることにな
る。
【0045】ここで、上記プールホッパ15及び計量ホ
ッパ16内にそれぞれ挿入された補助ホッパ31,32
は、周囲4面にそれぞれ開口部31e…31e,32e
…32eが形成されていると共に、内面全体に柔軟性を
有する合成樹脂製シート31f,32fが張り付けられ
ているから、被計量物がこれらの補助ホッパ31,32
内への投入時にその内面に衝突しても、その衝突の際の
衝撃が緩和されて、該被計量物の破損等が防止されるこ
とになる。
【0046】そして、上記各計量ホッパ16…16内か
ら被計量物が排出される際には、該被計量物は、上記の
ように各計量ホッパ16…16の補助ホッパ32…32
内に縦長の姿勢で収容されているから、その縦長の姿勢
で下方のガイドシュート18…18上に落下することに
なるが、これらのガイドシュート18…18も幅が被計
量物の長さより狭くされているから、被計量物は縦長の
姿勢を維持して、即ち長手方向をシュート18…18の
長手方向に向けた姿勢で該シュート18…18内を滑落
することになる。
【0047】さらに、円形に配置された計量ホッパ16
…16から上記各ガイドシュート18…18を介してそ
の円形の中心部に向けて滑落する被計量物は上開きの集
合シュート19内に導入されると共に、該集合シュート
19の内面に沿って下端の径が細くされた排出口に向か
って滑落することになる。その場合に、該集合シュート
19の周面の縦断面形状は斜めの直線部から放物線状の
部分に滑らかに連続する形状とされているから、被計量
物は、その長手方向を滑落方向に向けた姿勢を維持しな
がら、傾斜状態から垂直状態にスムーズに移行する。そ
して、この状態で各ガイドシュート18…18から導入
された被計量物が集合し、その全体が縦長の姿勢に整列
して、上記排出口から集合ホッパ20に導入されること
になる。
【0048】また、上記集合ホッパ20も縦長の筒状で
あるから、この集合ホッパ20内でも被計量物は縦長姿
勢での整列状態を維持し、シャッタ21が開いたとき
に、整列状態のままタイミングホッパ23に導入され、
さらにシャッタ24が開けば、同じく縦長姿勢での整列
状態で包装装置への搬送装置26に受け渡されることに
なり、このようにして、所定重量に計量された棒状の被
計量物がその姿勢を揃えた整列状態で包装装置に供給さ
れることになるのである。
【0049】なお、この実施例では、上記各ガイドシュ
ート18内に上下2段のゲート34,35が設けられて
いるから、計量ホッパ16から該ガイドシュート18内
に投下された被計量物は、まず、上段のゲート34によ
り該ガイドシュート18の上部で一旦貯留されると共
に、下段のゲート35が開くことにより各ガイドシュー
ト18の下部に貯留されていた前回計量時の被計量物が
排出されて下段のゲート35が閉じた後、上段のゲート
34が開けば、上記被計量物は下段のゲート35の位置
まで滑落されて、各ガイドシュート18の下部で再び貯
留されることになる。そして、その後、下段のゲート3
5が開いた時点で集合シュート19内に落下され、該シ
ュート19によって集合された上で集合ホッパ20に導
入されることになる。
【0050】つまり、被計量物は、高所の計量ホッパ1
6から低所の集合ホッパ20までの経路を複数回に分け
て落下されることになり、これにより、落下中における
姿勢の乱れや、集合ホッパ20に勢いよく導入されるこ
とによる被計量物の破損等が回避されることになる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明に係る組合せ計量装
置によれば、計量ホッパを円形に配置することにより全
体をコンパクトに構成した組合せ計量装置において、被
計量物を供給部からその周囲に円形に配置された複数の
計量ホッパに分散供給し、また、組合せ演算によって最
適組合せに該当した計量ホッパから排出される被計量物
を集合させて集合部に導く移送経路に、被計量物が長手
方向を進行方向に向けた姿勢で移送されるように、経路
の幅を被計量物の長さよりも狭くした整列部を設けたの
で、棒状の被計量物の場合に、これらが所定重量に計量
された上で、その姿勢を揃えた整列状態で上記集合部か
ら排出されて、包装装置に供給されることになる。
【0052】そして、特に第2発明によれば、供給部の
周囲に放射状に配置されたトラフが被計量物の姿勢に揃
える整列部として作用すると共に、これによって整列さ
れた被計量物がその整列状態を維持して計量ホッパ内に
縦長の姿勢で収容され、また、各計量ホッパから排出さ
れた被計量物はガイドシュートにより上記の整列状態を
維持して集合シュート内に導入され、さらに、該集合シ
ュートにより、整列状態を維持して集合されて集合ホッ
パに縦長の姿勢で収容されることになる。これにより、
当該計量装置から包装装置へ、被計量物が整列状態で供
給されることになる。
【0053】また、第3発明によれば、上記計量ホッパ
内に補助ホッパを着脱可能に挿入することにより、被計
量物を縦長の姿勢で収容するようにしたから、被計量物
が棒状物でなく或は整列させる必要のないものである場
合には、この補助ホッパを取り外すことによって、これ
らの被計量物についても使用することが可能となり、し
たがって、当該計量装置の汎用性が向上することにな
る。
【0054】また、第4発明によれば、放射状に配置さ
れたトラフの側辺部に隣接するトラフとの間に被計量物
が跨がることを阻止する仕切り壁を設けたので、被計量
物が該供給部からトラフへその長手方向を移送方向に向
けた姿勢で導入されることになり、さらに、第5発明に
よれば、トラフの先端部に傾斜面を設けたので、該トラ
フから下方のホッパへの被計量物の投下時に整列状態が
維持されることになり、このようにして、被計量物に対
する整列作用が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例が適用された組合せ計量装置
の該略図である。
【図2】 上記計量装置におけるトラフの側面図であ
る。
【図3】 同トラフの平面図である。
【図4】 図3のa−a線で切断した同トラフの正面図
である。
【図5】 上記計量装置におけるプールホッパの側面図
である。
【図6】 図5のb−b線で切断した同ホッパの平面図
である。
【図7】 上記計量装置における計量ホッパの側面図で
ある。
【図8】 図7のc−c線で切断した同ホッパの平面図
である。
【図9】 上記計量装置におけるガイドシュートの側面
図である。
【図10】 同シュートの平面図である。
【符号の説明】
1 組合せ計量装置 5 供給部 6 計量部 7 集合部 14 トラフ 16 計量ホッパ 18 ガイドシュート 19 集合シュート 20 集合ホッパ 32 補助ホッパ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の被計量物を供給部からその周囲に
    円形に配置された複数の計量ホッパに分散供給して重量
    を計量すると共に、各計量ホッパで得られた計量値に基
    づいて組合せ演算を行い、その組合せ加算値が目標重量
    もしくはこれに近い値となる組合せに該当した計量ホッ
    パから上記被計量物を排出して、集合部に集合させるよ
    うにした棒状物用組合せ計量装置であって、上記供給部
    から集合部に至る被計量物の移送経路に、被計量物が長
    手方向を進行方向に向けた姿勢で移送されるように、経
    路の幅が被計量物の長さよりも狭くされた整列部が設け
    られていることを特徴とする棒状物用組合せ計量装置。
  2. 【請求項2】 棒状の被計量物を供給部からその周囲に
    円形に配置された複数の計量ホッパにそれぞれトラフを
    介して分散供給して重量を計量すると共に、各計量ホッ
    パで得られた計量値に基づいて組合せ演算を行い、その
    組合せ加算値が目標重量もしくはこれに近い値となる組
    合せに該当した計量ホッパから上記被計量物を排出し、
    ほぼ円錐形状の集合シュートを介して集合させるように
    した棒状物用組合せ計量装置であって、上記供給部の周
    囲に放射状に配置された各トラフの幅が、被計量物が長
    手方向を進行方向に向けた姿勢で移送されるように、被
    計量物の長さよりも狭くされていると共に、計量ホッパ
    の内部空間が被計量物を縦長の姿勢で収容する形状とさ
    れ、かつ各計量ホッパと集合シュートとの間に、各計量
    ホッパから排出される被計量物を長手方向を進行方向に
    向けた姿勢で滑落させるガイドシュートが各計量ホッパ
    毎に配置され、さらに集合シュートの排出口下方に被計
    量物を縦長の姿勢で収容する筒状の集合ホッパが備えら
    れていることを特徴とする棒状物用組合せ計量装置。
  3. 【請求項3】 計量ホッパは、内部に補助ホッパを挿入
    することにより、内部空間が被計量物を縦長の姿勢で収
    容する形状とされていることを特徴とする請求項2に記
    載の棒状物用組合せ計量装置。
  4. 【請求項4】 放射状に配置されたトラフの側辺部に、
    隣接するトラフとの間に被計量物が跨がることを阻止す
    る仕切り壁が突設されていることを特徴とする請求項2
    に記載の棒状物用組合せ計量装置。
  5. 【請求項5】 トラフの先端部に、被計量物が長手方向
    を進行方向に向けた姿勢を維持して投下されるように、
    傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項2に記
    載の棒状物用組合せ計量装置。
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