JPH08114265A - 金属製ダイヤフラムの内周縁部のシール構造 - Google Patents

金属製ダイヤフラムの内周縁部のシール構造

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JPH08114265A
JPH08114265A JP6250256A JP25025694A JPH08114265A JP H08114265 A JPH08114265 A JP H08114265A JP 6250256 A JP6250256 A JP 6250256A JP 25025694 A JP25025694 A JP 25025694A JP H08114265 A JPH08114265 A JP H08114265A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K41/00Spindle sealings
    • F16K41/10Spindle sealings with diaphragm, e.g. shaped as bellows or tube
    • F16K41/12Spindle sealings with diaphragm, e.g. shaped as bellows or tube with approximately flat diaphragm

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体の噛み込みやダイヤフラム内周縁部の亀
裂を生じ難くすると共に、シール性の向上を図る。 【構成】 中央部に取付け穴を形成した金属製ダイヤフ
ラムの内周縁部を、該内周縁部に接合する環状のフラッ
ト部を夫々形成した溶接金具及び金属製保持部材で挾
み、金属製ダイヤフラムの内周端縁部と溶接金具及び金
属製保持部材の前記金属製タンクの内周端縁部に当接す
る部分とをその全周に亘って溶接してこれら三者を固着
一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体製造プラ
ント等の流体輸送ラインに介設されるダイヤフラムバル
ブやダイヤフラム形ディスクバルブ等に用いられる金属
製ダイヤフラムの内周縁部のシール構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイヤフラムバルブ等に於ける金
属製ダイヤフラムの内周縁部のシール構造としては、例
えば米国特許第4,750,709号公報に開示された
構造のものが知られている。即ち、前記シール構造にあ
っては、図5に示す如く、ダイヤフラム30の内周端縁
部をシートホルダー31へ溶接Wすると共に、ダイヤフ
ラム30の内周縁部を押え金具32とシートホルダー3
1とで気密状に挾圧支持することによって、ダイヤフラ
ム30の内周縁部分からの流体の漏洩を防止するように
している。尚、図5に於いて、33はボディ、33aは
弁室、33bは弁座、33cは流体通路、34はボンネ
ット、35はシート、36はステム、36aはステムの
下端部に形成したネジ部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従前の金属
製ダイヤフラムの内周縁部のシール構造にあっては、図
6に示す如く、ダイヤフラム30の内周縁部を、環状の
押え金具32と上面が全て曲面に形成されたシートホル
ダー31とで挾圧支持するようにしている為、ダイヤフ
ラム30の下面とシートホルダー31の上面との間に奥
行きのある環状の間隙が形成されることになる。その結
果、前記間隙内へ流体が噛み込み易く、間隙内へ一旦流
体が噛み込むと、簡単には追い出し難いと云う問題があ
った。その為、従前のシール構造を用いたバルブは、ガ
スの置換性に劣ると云う問題があった。
【0004】又、従前のシール構造にあっては、ダイヤ
フラム30の内周縁部を、ネジ構造を用いて押え金具3
2とシートホルダー31とで締め付けるようにしている
為、長期間の使用によってネジが弛むことがあり、ダイ
ヤフラム30内周縁部の挾圧支持状態が解除されること
があった。その結果、前記の状態でシートホルダー31
が上下動すると、ダイヤフラム30の内周縁部の挾圧支
持状態が解除されていることとも相俟って、ダイヤフラ
ム30の内周端縁部(溶接部)に大きな応力が掛かり、
該内周端縁部に亀裂が生じ易いと云う問題があった。
尚、ダイヤフラム30の内周端縁部に亀裂が生じると、
シール性が著しく低下することになり、極めて問題であ
る。
【0005】本発明は、上記の問題点を解消する為に創
作されたものであり、その目的は流体が噛み込み難くな
ると共に、ダイヤフラムの内周端縁部に亀裂が生じ難
く、然もシール性に優れた金属製ダイヤフラムの内周縁
部のシール構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の金属製ダイヤフラムの内周縁部のシール構
造は、中央部に取付け穴を形成した金属製ダイヤフラム
の内周縁部を、該内周縁部に接合する環状のフラット部
を夫々形成した溶接金具及び金属製保持部材で挾み、金
属製ダイヤフラムの内周端縁部と溶接金具及び金属製保
持部材の前記金属製ダイヤフラムの内周端縁部に当接す
る部分とをその全周に亘って溶接してこれら三者を固着
一体化したものである。
【0007】
【作用】ダイヤフラムの内周縁部が、溶接金具に形成し
た環状のフラット部と金属製保持部材に形成した環状の
フラット部とで挾圧保持されている為、ダイヤフラムの
下面と金属製保持部材の上面との間に形成される間隙は
比較的奥行きの小さいものとなる。その結果、ダイヤフ
ラムと金属製保持部材との間へ流体が噛み込み難くな
る。又、ダイヤフラムの内周縁部と溶接金具と金属製保
持部材の三者を溶接により固着一体化している為、ダイ
ヤフラムの内周端縁部分から流体が漏洩する虞れはな
く、シール性が極めて高くなる。更に、ダイヤフラムの
内周縁部を、溶接金具のフラット部と金属製保持部材の
フラット部とで挾圧保持している為、金属製保持部材等
が上下動しても、ダイヤフラムの内周端縁部(溶接部)
に大きな応力が掛かることがなく、その結果ダイヤフラ
ムの内周端縁部に亀裂が生じ難くなる。然も、ダイヤフ
ラムの内周縁部分にガタツキを生じる虞れもない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明のシール構造を用いたダイヤ
フラムバルブの拡大縦断面図であり、ダイヤフラム11
の内周縁部と溶接金具8と金属製保持部材(本実施例で
はシートホルダー6)とを固着一体化したものである。
【0009】前記ダイヤフラムバルブは、流体通路1
a、弁室1b及び弁座1cを形成したボディ1と、ボデ
ィ1に螺着されたボンネット2と、ボンネット2に昇降
自在に螺挿支持されたステム3と、ステム3の上端部に
取り付けられたハンドル4と、ステム3の下端部に回転
自在に取り付けられたステムブッシング5と、ステムブ
ッシング5に螺着されたシートホルダー6と、シートホ
ルダー6に取り付けられたシート7と、シートホルダー
6に嵌挿された溶接金具8と、ステム3内に収納された
ボール9と、外周縁部がボンネットインサート10を介
してボディ1とボンネット2との間に挾圧支持され、内
周縁部がシートホルダー6と溶接金具8との間に挾圧さ
れてシートホルダー6及び溶接金具8に固着された金属
製ダイヤフラム11とから構成されている。尚、図1に
於いて、12はニップル、13はOリング、14は取付
けナット、15はキャップである。
【0010】而して、このダイヤフラムバルブにあって
は、ハンドル4の回転操作によりステム3を昇降動させ
ると、ステムブッシング5及びシートホルダー6等が昇
降動し、シート7が弁座1cに当離座して流体通路1a
を開閉するようになっている。
【0011】本発明のシール構造は、図2に示す如く、
ダイヤフラム11の内周縁部を、溶接金具8及び金属製
保持部材(本実施例ではシートホルダー6)に形成した
環状のフラット部6a,8aで挾み、金属製ダイヤフラ
ム11の内周端縁部と溶接金具8及びシートホルダー6
の前記金属製ダイヤフラム11の内周端縁部に当接する
部分とをその全周に亘って溶接Wしてこれら三者を固着
一体化したものである。
【0012】具体的には、前記ダイヤフラム11は、ス
テンレス鋼(SUS316L)等により皿状に形成され
た極薄金属板(厚さ:0.1〜0.2mm程度)を複数
枚重ねて成り、その中央部にはシートホルダー6の軸部
6bが挿通される取付け穴11aが形成されている。
又、溶接金具8は、ステンレス鋼(SUS316L)等
の金属材により環状に形成されて居り、内周縁部の下面
にはダイヤフラム11の内周縁部上面に接合する環状の
フラット部8aが形成されている。更に、シートホルダ
ー6は、ステンレス鋼(SUS316L)等の金属材に
より略円柱状に形成されて居り、その上面にはダイヤフ
ラム11の内周縁部下面に接合する環状のフラット部6
aが形成されている。又、シートホルダー6の中央部に
はステムブッシング5に螺着される軸部6bが一体的に
連設されている。
【0013】そして、ダイヤフラム11の内周縁部は、
溶接金具8のフラット部8aとシートホルダー6のフラ
ット部6aとで挾まれ、両者に固着されている。即ち、
金属製ダイヤフラム11の内周端縁部と溶接金具8及び
シートホルダー6の前記金属製ダイヤフラム11の内周
端縁部に当接する部分とをその全周に亘って溶接Wして
これら三者を固着一体化している。又、ダイヤフラム1
1の外周縁部は、ボディ1とボンネットインサートとの
間に挟まれ、ボンネット2をボディ1に締め込むことに
よって、ボディ1とボンネットインサートとの間に挾圧
支持されている。
【0014】尚、溶接金具8及びシートホルダー6のフ
ラット部6a,8aの幅は、ダイヤフラム11の内周縁
部を挾圧したときに該内周縁部が必要以上に変形しない
こと、ダイヤフラム11が弾性変形を円滑且つ良好に行
えること、ダイヤフラム11の内周縁部を確実且つ良好
に挾圧保持できること、等の諸条件を満足できるように
設定されている。
【0015】以上のように構成された金属製ダイヤフラ
ム11の内周縁部のシール構造にあっては、ダイヤフラ
ム11の内周縁部が、溶接金具8のフラット部8aとシ
ートホルダー6のフラット部6aとで挾圧保持されてい
る為、ダイヤフラム11の下面とシートホルダー6の上
面との間に形成される間隙は比較的奥行きの小さなもの
となり、ダイヤフラム11とシートホルダー6との間へ
流体が噛み込み難くなる。その結果、このシール構造を
用いたバルブは、従前のシール構造を用いたバルブに比
較してガスの置換性が向上することになる。又、ダイヤ
フラム11の内周縁部と溶接金具8とシートホルダー6
の三者を溶接Wにより固着一体化している為、弁室1b
内の流体がダイヤフラム11の内周端縁部分から漏洩す
る虞れはなく、シール性が極めて高くなる。更に、ダイ
ヤフラム11の内周縁部を、溶接金具8のフラット部8
aとシートホルダー6のフラット部6aとで挾圧保持し
ている為、シートホルダー6が上下動しても、ダイヤフ
ラム11の内周端縁部(溶接部)に大きな応力が掛かる
こともなく、その結果ダイヤフラム11の内周縁部に亀
裂が生じ難くなる。然も、ダイヤフラム11の内周縁部
分にガタツキを生じる虞れもない。
【0016】図3は本発明のシール構造を用いたダイヤ
フラム形ディスクバルブの拡大縦断面図であり、ダイヤ
フラム11の内周縁部と溶接金具8と金属製保持部材
(本実施例では弁押え17)とを固着一体化したもので
ある。
【0017】前記ダイヤフラム形ディスクバルブは、流
体通路1a、弁室1b及び弁座1cを形成したボディ1
と、ボディ1に複数のボルト・ナット16を介して取り
付けられたボンネット2と、ボンネット2に昇降自在に
螺挿支持されたステム3と、ステム3の上端部に取り付
けられたハンドル4と、ステム3の下端部に回転自在に
嵌合された弁押え17と、弁押え17に溶着されたディ
スク18と、ディスク18にパッキン押え19を介して
取り付けられたディスクパッキン20と、ステム3に嵌
挿された溶接金具8と、外周縁部がガスケット21を介
してボディ1とボンネット2との間に挾圧支持され、内
周縁部が弁押え17と溶接金具8との間に挾圧されて弁
押え17及び溶接金具8に固着された金属製ダイヤフラ
ム11とから構成されている。尚、図1に於いて、13
はOリング、14は取付けナット、22はフランジであ
る。
【0018】而して、このダイヤフラムバルブにあって
は、ハンドル4の回転操作によりステム3を昇降動させ
ると、弁押え17及びディスク18等が昇降動し、ディ
スクパッキン20が弁座1cに当離座して流体通路1a
を開閉するようになっている。
【0019】本発明のシール構造は、図4に示す如く、
ダイヤフラム11の内周縁部を、溶接金具8及び金属製
保持部材(本実施例では弁押え17)に形成した環状の
フラット部8a,17aで挾み、金属製ダイヤフラム1
1の内周端縁部と溶接金具8及び弁押え17の前記金属
製ダイヤフラム11の内周端縁部に当接する部分とをそ
の全周に亘って溶接Wしてこれら三者を固着一体化した
ものである。
【0020】具体的には、前記ダイヤフラム11は、ス
テンレス鋼(SUS316L)等により皿状に形成され
た極薄金属板(外径:93mm、厚さ:0.1〜0.2
mm)を複数枚重ねて成り、その中央部には取付け穴1
1a(内径:20mm)が形成されている。又、溶接金
具8は、ステンレス鋼(SUS316L)等の金属材に
より環状に形成されて居り、内周縁部の下面にはダイヤ
フラム11の内周縁部上面に接合する環状のフラット部
8aが形成されている。更に、弁押え17は、ステンレ
ス鋼(SUS316L)等の金属材により筒状に形成さ
れて居り、その上面にはダイヤフラム11の内周縁部下
面に接合する環状のフラット部17aが形成されてい
る。
【0021】そして、ダイヤフラム11の内周縁部は、
溶接金具8のフラット部8aと弁押え17のフラット部
17aとで挾まれ、両者に固着されている。即ち、金属
製ダイヤフラム11の内周端縁部と溶接金具8及びシー
トホルダー6の内周端縁部とをその全周に亘って溶接W
してこれら三者を固着一体化している。
【0022】又、ダイヤフラム11の外周縁部には、金
属製リングから成る一対のガスケット21が溶着されて
いる。即ち、ダイヤフラム11の外周縁部をガスケット
21で挟んだうえ、これら三層の接合部をその外周全面
に亘って溶接Wしてある。各ガスケット21は、ダイヤ
フラム11径等の諸条件に応じて、所定の締め付け面圧
を確保でき、且つダイヤフラム11の補強効果を発揮で
きるに充分な厚さのものとされ、その材質も溶接可能で
あることを条件として適宜に選定される。この実施例で
は、各ガスケット21には外径93mm、厚さ3mm程
度のNLCP製リングとステンレス鋼製リングが使用さ
れている。
【0023】前記ダイヤフラム11は、その外周縁部と
ガスケット21とから成る三層構造の環状部分をボディ
1とボンネット2との間に挟んだ上、ボルト・ナット1
6を締め付けることによって、ボディ1とボンネット2
との間に挾圧支持される。
【0024】以上のように構成されたダイヤフラム形デ
ィスクバルブに於ける金属製ダイヤフラム11の内周縁
部のシール構造にあっては、上記第1実施例のものと同
様の作用効果を奏することができる。
【0025】又、上記ダイヤフラム形ディスクバルブに
於いては、ダイヤフラム11を構成する複数枚の極薄金
属板が、外周縁部及び内周縁部で分離不能に一体化され
ている為、取付け穴11a等から極薄金属板間に流体が
進入することもない。更に、、ダイヤフラム11の外周
縁部が、これを挾む厚肉のガスケット21を介してボデ
ィ1とボンネット2間に挾圧支持されている為、その全
周に亘って充分な締め付け面圧が確保される。その結
果、ダイヤフラム11とガスケット21との接合部がそ
の外周全面に亘って溶接Wされていることとも相俟っ
て、ダイヤフラム11外周縁部分から流体が漏洩する虞
れはない。然も、ダイヤフラム11は、その外周縁部に
固着されたガスケット21による補強効果によって、全
体としての強度が大幅に向上することになる。その結
果、取扱時や組込時にダイヤフラム11が変形するよう
なことがなく、ダイヤフラム11を適正形態で取り付け
ておくことができ、ダイヤフラム11の機能を充分に発
揮させることができる。
【0026】上記実施例に於いては、ダイヤフラム11
を複数枚の極薄金属板で構成したが、ダイヤフラム11
を一枚の金属薄板で構成するようにしても良い。この場
合にも、上記と同様の作用効果を奏することができる。
【0027】
【発明の効果】上述の通り、本発明の金属製ダイヤフラ
ムの内周縁部のシール構造は、ダイヤフラムの内周縁部
が、溶接金具のフラット部と金属製保持部材のフラット
部とで挾圧保持されている為、ダイヤフラムと金属製保
持部材との間に形成される間隙が従前のシール構造のも
のに比較して奥行きが小さくなる。その結果、ダイヤフ
ラムと金属製保持部材との間へ流体が噛み込み難くな
る。従って、本発明のシール構造を用いたバルブは、従
前のシール構造を用いたバルブに比較してガスの置換性
が向上することになる。又、ダイヤフラムの内周縁部と
溶接金具と金属製保持部材の三者を溶接により固着一体
化している為、流体がダイヤフラムの内周端縁部分から
漏洩する虞れはなく、シール性が極めて高くなる。更
に、ダイヤフラムの内周縁部を、溶接金具のフラット部
と金属製保持部材のフラット部とで挾圧保持している
為、金属製保持部材が上下動しても、ダイヤフラムの内
周端縁部(溶接部)に大きな応力が掛かることもなく、
ダイヤフラムの内周縁部に亀裂が生じ難くなる。然も、
フラット部によってダイヤフラムの内周縁部分のガタツ
キも防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属製ダイヤフラムの内周縁部のシー
ル構造を用いたダイヤフラムバルブの拡大縦断面図であ
る。
【図2】図1の要部の拡大詳細図である。
【図3】本発明の金属製ダイヤフラムの内周縁部のシー
ル構造を用いたダイヤフラム形ディスクバルブの拡大縦
断面図である。
【図4】図3の要部の拡大詳細図である。
【図5】従来のシール構造を用いたダイヤフラムバルブ
の要部の拡大縦断面図である。
【図6】図5の要部の拡大詳細図である。
【符号の説明】 6はシートホルダー(金属製保持部材)、6aはシート
ホルダーのフラット部、8は溶接金具、8aは溶接金具
のフラット部、11はダイヤフラム、11はダイヤフラ
ムの取付け穴、17は弁押え(金属製保持部材)、17
aは弁押えのフラット部、Wは溶接。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に取付け穴を形成した金属製ダイ
    ヤフラムの内周縁部を、該内周縁部に接合する環状のフ
    ラット部を夫々形成した溶接金具及び金属製保持部材で
    挾み、金属製ダイヤフラムの内周端縁部と溶接金具及び
    金属製保持部材の前記金属製ダイヤフラムの内周端縁部
    に当接する部分とをその全周に亘って溶接してこれら三
    者を固着一体化したことを特徴とする金属製ダイヤフラ
    ムの内周縁部のシール構造。
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