JPH0678669U - ゲート弁のグランド構造 - Google Patents
ゲート弁のグランド構造Info
- Publication number
- JPH0678669U JPH0678669U JP1807393U JP1807393U JPH0678669U JP H0678669 U JPH0678669 U JP H0678669U JP 1807393 U JP1807393 U JP 1807393U JP 1807393 U JP1807393 U JP 1807393U JP H0678669 U JPH0678669 U JP H0678669U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stem
- shaft
- packing
- bonnet
- shaft hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sliding Valves (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 耐熱材料からなり内周面がステム軸13に摺
接するステムブッシュ27をボンネット21の軸孔22
内に嵌装した。ステムブッシュ27の外側においてステ
ム軸13の周囲に巻回してパッキン部材29a,29b
を設け、軸孔22の外側開口に内嵌してパッキン押さえ
環体33を軸心方向に移動自在に設けた。パッキン押さ
え環体33をパッキン部材29a,29bに向けて押圧
するベベルスプリング36を設けた。 【効果】 ステムブッシュ27がステム軸13をその外
周面に摺接して保持することにより、他の部材における
面圧が上がらず焼き付きが生じない。ベベルスプリグ3
6の押圧力がステム軸13に対するパッキン部材29
a,29bの面圧となって作用し、ステム軸13が軸孔
22の中心に位置する。
接するステムブッシュ27をボンネット21の軸孔22
内に嵌装した。ステムブッシュ27の外側においてステ
ム軸13の周囲に巻回してパッキン部材29a,29b
を設け、軸孔22の外側開口に内嵌してパッキン押さえ
環体33を軸心方向に移動自在に設けた。パッキン押さ
え環体33をパッキン部材29a,29bに向けて押圧
するベベルスプリング36を設けた。 【効果】 ステムブッシュ27がステム軸13をその外
周面に摺接して保持することにより、他の部材における
面圧が上がらず焼き付きが生じない。ベベルスプリグ3
6の押圧力がステム軸13に対するパッキン部材29
a,29bの面圧となって作用し、ステム軸13が軸孔
22の中心に位置する。
Description
【0001】
本考案は、ゲート弁のグランド構造に関する。
【0002】
従来のゲート弁としては、例えば図2に示すような、ダブルディスクウェッジ ゲートバルブ1がある。ダブルディスクウェッジゲートバルブ1は、そのボディ 2の軸心方向一端側に流入管部3を、他端側に流出管部4を形成しており、それ らの中間部にダブルディスク5a、5bが嵌入するテーパ状のゲート部6を形成 している。また、ボディ2の一側にはボンネット部7を突出形成しており、ボン ネット部7の開口はボンネットカバー8にて閉じている。ゲート部6の軸心方向 に対向する面にはリング状のボディシート9a、9bを着脱可能に装着しており 、その外周にはボンネット部7内のシールガス空間10に連通する円弧状空間1 1を形成している。
【0003】 ダブルディスク5a、5bの間の中央部にウェッジ12を介装しており。この ウェッジ12の上端面はボンネットカバー8を貫通して配設したステム軸13の 下端に係合している。14はステム軸13がボンネットカバー8を貫通する部分 に設けたバックシートであり、バックシート14の背面側にはグランドパッキン 15をステム軸13の周囲に配置している。16はシールガス空間10にパージ ガスを供給する供給口である。
【0004】
しかし、上記した従来の構成において、バックシート14の内周面とステム軸 13の外周面との間には間隙が存在するが、ダブルディスクウェッジゲートバル ブ1を横置き構造とすると、ステム軸13がその作動中に若干でも傾くとバック シート14にステム軸13が方当りして局部的に面圧が上がり、焼き付きを起こ す問題があった。
【0005】 本考案は上記課題を解決するもので、ステム軸の焼き付きを防止するゲート弁 のグランド構造を提供することを目的とする。
【0006】
上記課題を解決するために本考案は、軸心を横方向にしてボンネットの軸孔に 挿通したステム軸が軸心方向に出退して弁体を開閉駆動するゲート弁において、 カーボン材からなり内周面がステム軸に摺接するステムブッシュをボンネットの 軸孔内に嵌装し、ステムブッシュの外側においてステム軸の周囲に巻回してパッ キン部材を設け、前記軸孔の外側開口に内嵌するパッキン押さえ環体をステム軸 に外嵌して軸心方向に移動自在に設け、パッキン押さえ環体を前記パッキン部材 に向けて押圧するばね部材をボンネット側に設けた支持部材とパッキン押さえ環 体の間に介装した構成とするものである。
【0007】
上記した構成により、ステムブッシュがステム軸をその外周面に摺接して保持 するので、ステム軸が作動中に傾いてもステムブッシュにおいてのみ方当りが生 じ、他の部材における面圧は上がらず、焼き付きが生じない。また、ステムブッ シュ自身も耐熱材料で形成しているので焼き付くことがない。
【0008】 また、パッキン押さえ環体がばね部材の押圧力によりパッキン部材をステム軸 の軸心方向に押圧し、この押圧力を受けてパッキン部材がステム軸を径方向に押 圧し、結果としてステム軸をボンネットの軸孔の中心に位置させる。このため、 ステム軸の方当りが抑制される。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。先の実施例と同様の作用 を行う部材については同一番号を付して説明を省略する。図1において、ゲート 弁20のボンネット21の軸孔22にはステム軸13をその軸心を横方向にして 挿通しており、ステム軸13は軸心方向に出退して弁体(図示せず)を開閉駆動 する。
【0010】 ボンネット21の軸孔22の内側開口にはステム軸13に外嵌してバックシー ト23を内嵌させており、バックシート23の内周面とステム軸13の外周面と の間には若干の間隙が存在する。軸孔22の内部には内側開口から外側開口に向 けて順次に、ステム軸13に巻回したグランドパッキン24と、グランドパッキ ン24の中間に位置するランターンリング25と、グランドパッキン24を係止 する分割リング26と、ステム軸13に内周面で摺接しSCカーボンで形成した ステムブッシュ27と、ステムブッシュ27に隣接するリテナーリング28と、 グランドパッキン29a,29bとを介装しており、バックシート23の背面側 部位およびランターンリング25に対応する部位にはパージガス供給管30,3 1が開口している。また、分割リング26を位置決め固定するためにボンネット 21に螺入してストッパーボルト32を設けている。
【0011】 ボンネット21の軸孔22の外側開口には、軸孔22に内嵌してパッキン押さ え環体33を配置しており、パッキン押さえ環体33はグランドパッキン29a ,29bを押圧するもので、ステム軸13に外嵌して軸心方向に移動自在に設け ている。パッキン押さえ環体33のフランジ部33aに設けた孔33bを挿通す るスタッドボルト34は基端側をボンネット21に螺入して固定したものであり 、スタッドボルト34に螺合するナット35とパッキン押さえ環体33のフラン ジ部33aの間には、パッキン押さえ環体33をグランドパッキン29a,29 bに向けて押圧するばね部材としてベベルスプリング36を介装している。
【0012】 以下、上記構成における作用を説明する。ステム軸13は、ステムブッシュ2 7がステム軸13をその外周面に摺接して保持するので、バックシート23に摺 接することなく出退する。したがって、従来のようにステム軸13の方当りによ るバックシート23の焼き付きが生じない。
【0013】 また、ステム軸13が作動中に傾いてもステムブッシュ27においてのみ方当 りが生じ、他の部材における面圧は上がらず焼き付きが生じない。さらに、ステ ムブッシュ27自身もカーボン材で形成しているので焼き付くことがない。
【0014】 そして、パッキン押さえ環体33がベベルスプリング36の押圧力によりグラ ンドパッキン29a,29bをステム軸13の軸心方向に押圧し、この押圧力を 受けてグランドパッキン29a,29bのステム軸13に対する面圧が常に作用 してステム軸13を径方向に押圧する。この結果として、ステム軸13をボンネ ット21の軸孔22の中心に位置させ、ステム軸13の方当りを抑制することが できる。
【0015】
以上述べたように本考案によれば、ステムブッシュがステム軸をその外周面に 摺接して保持することにより、他の部材における面圧が上がらず焼き付きが生じ ない。しかも、ステムブッシュ自身もカーボン材で形成しているので焼き付くこ とがない。また、パッキン押さえ環体がばね部材の押圧力によりパッキン部材を 押圧し、この押圧力がステム軸に対するパッキン部材の面圧となって作用するこ とにより、ステム軸をボンネットの軸孔の中心に位置させて方当りを抑制するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるゲート弁のグランド
構造を示す要部断面図である。
構造を示す要部断面図である。
【図2】従来のダブルディスクウェッジゲートバルブを
示す全体構成図である。
示す全体構成図である。
13 ステム軸 21 ボンネット 22 軸孔 23 バックシート 27 ステムブッシュ 33 パッキン押さえ環体 36 ベベルスプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 軸心を横方向にしてボンネットの軸孔に
挿通したステム軸が軸心方向に出退して弁体を開閉駆動
するゲート弁において、カーボン材からなり内周面がス
テム軸に摺接するステムブッシュをボンネットの軸孔内
に嵌装し、ステムブッシュの外側においてステム軸の周
囲に巻回してパッキン部材を設け、前記軸孔の外側開口
に内嵌するパッキン押さえ環体をステム軸に外嵌して軸
心方向に移動自在に設け、パッキン押さえ環体を前記パ
ッキン部材に向けて押圧するばね部材をボンネット側に
設けた支持部材とパッキン押さえ環体の間に介装したこ
とを特徴とするゲート弁のグランド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1807393U JPH0678669U (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | ゲート弁のグランド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1807393U JPH0678669U (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | ゲート弁のグランド構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678669U true JPH0678669U (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=11961493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1807393U Pending JPH0678669U (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | ゲート弁のグランド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678669U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013234761A (ja) * | 2002-04-26 | 2013-11-21 | Emd Millipore Corp | 使い捨て無菌流体輸送デバイス |
US8915264B2 (en) | 2009-10-30 | 2014-12-23 | Emd Millipore Corporation | Fluid transfer device and system |
US9028779B2 (en) | 2008-12-18 | 2015-05-12 | Emd Millipore Corporation | Device for the transfer of a medium |
US9150825B2 (en) | 2008-12-18 | 2015-10-06 | Emd Millipore Corporation | Device for the transfer of a medium |
US10247312B2 (en) | 2007-11-16 | 2019-04-02 | Emd Millipore Corporation | Fluid transfer device |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP1807393U patent/JPH0678669U/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013234761A (ja) * | 2002-04-26 | 2013-11-21 | Emd Millipore Corp | 使い捨て無菌流体輸送デバイス |
US9482351B2 (en) | 2002-04-26 | 2016-11-01 | Emd Millipore Corporation | Disposable, sterile fluid transfer device |
US10247312B2 (en) | 2007-11-16 | 2019-04-02 | Emd Millipore Corporation | Fluid transfer device |
US9028779B2 (en) | 2008-12-18 | 2015-05-12 | Emd Millipore Corporation | Device for the transfer of a medium |
US9120585B2 (en) | 2008-12-18 | 2015-09-01 | Emd Millipore Corporation | Device for the transfer of a medium |
US9150825B2 (en) | 2008-12-18 | 2015-10-06 | Emd Millipore Corporation | Device for the transfer of a medium |
US9279100B2 (en) | 2008-12-18 | 2016-03-08 | Emd Millipore Corporation | Device for the transfer of a medium |
US9296983B2 (en) | 2008-12-18 | 2016-03-29 | Emd Millipore Corporation | Device for the transfer of a medium |
US8915264B2 (en) | 2009-10-30 | 2014-12-23 | Emd Millipore Corporation | Fluid transfer device and system |
US8919365B2 (en) | 2009-10-30 | 2014-12-30 | Emd Millipore Corporation | Fluid transfer device and system |
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