JPH08110739A - 紙処理装置 - Google Patents

紙処理装置

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JPH08110739A
JPH08110739A JP27305294A JP27305294A JPH08110739A JP H08110739 A JPH08110739 A JP H08110739A JP 27305294 A JP27305294 A JP 27305294A JP 27305294 A JP27305294 A JP 27305294A JP H08110739 A JPH08110739 A JP H08110739A
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peeling
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JP27305294A
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Inventor
Koichi Tsunoda
幸一 角田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写紙の画像形成面と紙の向きを判別して、
対応する片面画像剥離及び両面画像剥離を自動的に行な
う紙処理装置を提供する。 【構成】 使用済みの転写紙が給紙されると、センサ1
7、18により、給紙転写紙の使用面が判別され、片面
使用の場合は、画像剥離搬送路L2の塗布ローラ6、加
熱ローラ8及び転写ベルト9により、該転写紙の使用面
の画像剥離が行われ、剥離後の転写紙が排紙トレー15
に排出される。また、両面使用の場合は、転写紙の第1
の使用面の画像剥離後に、転写紙が第1及び第2の帰還
搬送路L6、L7で反転されて、画像剥離搬送路L2に
再度送り込まれ、転写紙の第2の使用面の画像剥離が行
われ、再生転写紙が排紙トレー15排出される。この場
合、転写紙にトナー以外の媒体で形成された異画像は、
センサ34により検出除去され、熱転写紙はセンサ1
9、20により検出除去されされ、転写紙の再生が適確
に行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】■
【産業上の利用分野】本発明は使用済み転写紙の画像を
剥離して、転写紙を再生する紙処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】資源の再利用の要請に応えて、電子写真
装置で画像形成を行なった転写紙から画像を剥離して、
転写紙を再利用する転写紙再生装置が開発され、広く使
用されるようになりつつある。この転写紙の再利用に関
連ある技術としては、特開平5−107832号公報
に、電子写真装置での複写動作中に、ミスコピー紙が発
生すると、そのミスコピー紙を自動的にミスコピー紙収
容手段に収容し、ミスコピー紙を表裏反転して、電子写
真装置に再給紙する画像形成装置が開示されている。ま
た、特開平5−51150号公報には、一度画像形成さ
れた転写紙が収容されると、端部が揃えられて一枚ずつ
搬送され、使用面が判別され、未使用面の向きを一方向
に揃えて画像形成装置に給紙され、両面に画像形成され
た転写紙は排紙される画像形成済み用紙処理装置が開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在使用されている転
写紙再生装置には、片面の画像剥離を行なうタイプのも
のと、両面の画像剥離が可能なタイプのものとがある。
片面の画像剥離を行なうタイプの装置では、オペレータ
は画像剥離しようとする転写紙の面と、装置の画像剥離
面とが一致するようにセットする必要がある。この場
合、一度使用した転写紙を装置にセットするために、セ
ツトの向きを間違えることがある。
【0004】また、両面の画像剥離が可能なタイプの装
置では、両面に画像が形成された転写紙と、片面に画像
形成された転写紙とを分けて装置にセットし、片面隔離
モードと両面剥離モードとを対応させて選択する必要が
ある。この処理を正確に行なわないと、両面剥離をしよ
うとしても片面の剥離しかできなかったり、未使用面が
画像剥離手段を通過して、画像剥離が行なわれないで排
紙されることもある。
【0005】さらに、従来の転写紙再生装置では、ボー
ルペンなどトナー以外の媒体で形成された異画像が存在
しても、トナー像の画像剥離が済むと再生転写紙として
排紙され、また、熱転写紙も画像剥離手段を通過してそ
のまま排紙される。このために、オペレータが、異画像
が形成された転写紙や熱転写紙を選別する必要があっ
た。
【0006】そして、従来の転写紙再生装置では、片面
剥離すべき転写紙束に両面剥離すべき転写紙が少数含ま
れている場合、少数の転写紙のために、大多数の片面剥
離すべき転写紙の再生作業が遅れるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、前述したようなこの種の転写紙
再生装置の現状に鑑みてなされたものであり、その第1
の目的は、転写紙の画像形成面と紙の向きを判別して、
対応する片面画像剥離及び両面画像剥離を自動的に行な
う紙処理装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、トナー以外
の媒体で形成された画像を識別して排紙することが可能
な紙処理装置を提供することにある。
【0009】さらに、本発明の第3の目的は、片面に画
像が形成された転写紙束に、両面に画像が形成された転
写紙が僅かに混入している場合に、片面に画像が形成さ
れた転写紙束の再生作業を効率的に実行する紙処理装置
を提供することにある。
【0010】そして、本発明の第4の目的は、感熱紙を
検出して画像剥離を行なわずに排紙することが可能な紙
処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明は、使用済みの転写紙が
給紙され、前記転写紙の使用面の画像を剥離して転写紙
を再生する紙処理装置であり、給紙される転写紙の使用
面を判別する判別手段と、転写紙の使用面の画像剥離を
行なう画像剥離手段と、前記判別手段で片面使用と判別
されると、前記画像剥離手段を駆動して、転写紙の使用
面の画像剥離を行い、剥離後の転写紙を排出し、前記判
別手段で両面使用と判別されると、前記画像剥離手段を
駆動して、転写紙の第1の使用面の画像剥離後に、転写
紙を反転して前記画像剥離手段に再度送り込み、転写紙
の第2の使用面の画像剥離を行い、処理後の転写紙を排
出する制御手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0012】前記第2の目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、請求項1記載の発明に対して、画像剥
離を行なった転写紙のトナー以外の媒体で形成された異
画像を検出する異画像検出手段と、該異画像検出手段で
異画像が検出された転写紙を排紙する廃棄転写紙トレー
とをさらに設けたことを特徴とするものである。
【0013】前記第3の目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、請求項1記載の発明に対して、給紙さ
れるべき片面使用の転写紙の有無を検出する転写紙検出
手段と、両面使用された転写紙の片面の画像剥離の時点
で、前記転写紙検出手段の検出に基づいて、該両面使用
された転写紙の処理を制御する制御手段とをさらに設け
たことを特徴とするものである。
【0014】前記第4の目的を達成するために、請求項
4記載の発明は、請求項1記載の発明に対して、給紙さ
れる転写紙の少なくとも一部を加熱する加熱手段と、該
加熱手段で加熱された転写紙の黒化度を検出する黒化度
検出手段と、該黒化度検出手段で所定の黒化度が検出さ
れた転写紙が画像剥離されずに排出される感熱紙排出ト
レーとをさらに設けたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、使用済みの転写紙が
給紙されると、判別手段によって、給紙される転写紙の
使用面が判別され、片面使用と判別されると、画像剥離
手段によって、該転写紙の使用面の画像剥離が行われ、
剥離後の転写紙が排出される。また、判別手段で両面使
用と判別されると、転写紙の第1の使用面の画像剥離後
に、転写紙が反転されて画像剥離手段に再度送り込ま
れ、転写紙の第2の使用面の画像剥離が行われ、処理後
の転写紙が排出される。このようにして、給紙された使
用済みの転写紙の使用面の画像が剥離され、転写紙が再
生される。
【0016】請求項2記載の発明によると、請求項1記
載の発明の作用に加えて、異画像検出手段によって、画
像剥離を行なった転写紙のトナー以外の媒体で形成され
た異画像が検出されると、異画像が検出された転写紙
は、廃棄転写紙トレーに排出される。
【0017】請求項3記載の発明によると、請求項1記
載の発明の作用に加えて、転写紙検出手段によって、給
紙されるべき片面使用の転写紙の有無が検出され、両面
使用された転写紙の片面の画像剥離の時点で、給紙され
るべき片面使用の転写紙が存在すると検出された場合に
は、該片面使用の転写紙の処理が、該両面使用された転
写紙の処理に先行して行なわれ、給紙されるべき片面使
用の転写紙が存在しないと検出された場合には、該両面
利用された転写紙の処理が、そのまま先行して行なわれ
る。
【0018】請求項4記載の発明によると、請求項1記
載の発明の作用に加えて、加熱手段によって、給紙され
る転写紙の少なくとも一部が加熱され、黒化度検出手段
によって、加熱された転写紙の黒化度が検出され、所定
の黒化度が検出された転写紙は、画像剥離されずに感熱
紙排出トレーに排出される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6を
参照して説明する。図1は本実施例の構成を示す説明
図、図2は本実施例の第1の基本紙処理動作を示すフロ
ーチャート、図3は本実施例の第2の基本紙処理動作を
示すフローチャート、図4は本実施例の片面使用給紙転
写紙の有無による両面使用転写紙処理の制御の前半部の
フローチャート、図5は本実施例の片面使用給紙転写紙
の有無による両面使用転写紙処理の制御の後半部のフロ
ーチャート、図6は本実施例の感熱紙除去動作のフロー
チャートである。
【0020】図1において1は使用済転写紙(以下使用
紙という)が、使用済み面を下面にして給紙される給紙
トレーであり、この給紙トレー1には使用紙の有無を検
出するセンサ16、給紙トレー1に載置された使用紙の
最上枚を導出する呼出コロ2、呼出コロ2で導出された
使用紙を分離する分離コロ3が設けられている。分離コ
ロ3には、検査搬送路L1の始端が連結されており、こ
の検査搬送路L1の終端には、画像剥離搬送路L2と待
機搬送路L4の始端がそれぞれ連結され、検査搬送路L
1の終端位置には、検査搬送路L1を、画像剥離搬送路
L2と待機搬送路L4との何れかに切換連結する分岐爪
22が設けられている。
【0021】検査搬送路L1には、使用紙の搬送方向
に、給紙搬送される使用紙の上面(以下B面という)の
画像を検出するセンサ17、給紙搬送される使用紙の下
面(以下A面という)の画像を検出するセンサ18、使
用紙を加熱する加熱ローラ21、加熱ローラ21の加熱
による使用紙の黒化度を判定するセンサ19、センサ2
0が順次配設されている。
【0022】待機搬送路L4には、検査搬送路L1との
連結側から、ローラ23、搬送される使用紙の端部を検
出するセンサ24、ローラ25が順次配設され、待機搬
送路L4の端部には、使用紙を排出する排紙ローラ26
と排紙が収容される感熱紙排紙トレー27とが配設され
ている。
【0023】画像剥離搬送路L2は、搬入口端部が、第
2の帰還搬送路L7の一端側に連結され、また、分岐爪
22を介して検査搬送路L1に連結されており、搬出口
端部が、排出搬送路L3に連結され、また、分岐爪31
を介して第1の帰還路L6の一端側に連結されている。
そして、第1の帰還路L6の他端側と、第2の帰還搬送
路L7の他端側とは、再給紙部38で互いに連結されて
いる。さらに、待機搬送路L4は、ローラ23とローラ
25間において、分岐爪29を介して第2の帰還搬送路
L7の画像剥離搬送路L2との連結部側に連結されてい
る。
【0024】画像剥離搬送路L2の第2の帰還搬送路L
7との連結部近傍には、ローラ4が設けられ、ローラ4
の後段には溶剤5aが収容されたタンク5が配設され、
このタンク5には、一方のローラが溶剤5aに浸され、
搬送される使用紙に溶剤5aを塗布する塗布ローラ6が
配設されている。塗布ローラ6の後段には、搬送コロ7
が配設され、搬送コロ7の後段に加熱ローラ8が配設さ
れており、一方の加熱ローラ8には転写ベルト9が巻装
され、転写ベルト9に対接してワイヤブラシ10が配置
してある。
【0025】加熱ローラ8の後段には、ヒートローラ1
1が配設され、ヒートローラ11の後段には、ボールペ
ンなどトナー以外の媒体で形成された画像を検出するセ
ンサ34が配設されている。
【0026】排出搬送路L3には、画像剥離搬送路L2
との連結部の近傍に、使用紙の端部位置を検出するセン
サ32が設けられ、センサ32の後段にローラ12及び
ローラ13が配設され、排出搬送路L3の端部は、分岐
爪43で切換選択可能に分岐され、一方の端部には排紙
コロ14と再生転写紙が収容される排紙トレー15が配
設され、他方の端部には、排紙コロ44と廃棄される使
用紙が収容される廃棄紙トレー45が配設されている。
【0027】第1の帰還搬送路L6の分岐爪31の近傍
には、ローラ35が配設され、ローラ35の後段には、
使用紙の端部を検出するセンサ33が配設され、第1の
帰還搬送路L6の再給紙部38側の端部にはローラ37
が配設されている。再給紙部38には、第2の帰還搬送
路L7側の端部側に使用紙の有無を検出するセンサ39
が設けられ、該端部位置には呼出コロ40と分離コロ4
1とが設けられている。
【0028】このような構成の本実施例の動作を説明す
る。先ず、本実施例の基本動作を図2及び図3のフロー
チャートを参照して説明する。給紙トレー1から呼出コ
ロ2及び分離コロ3によって、最上位枚の使用紙が取り
出され、検査搬送路L1を搬送されると、ステップS1
で、センサ18によって、使用紙のA面に画像が形成さ
れているか否かが判定され、ステップS2で、センサ1
7によって、使用紙のB面に画像が形成されているか否
かが判定される。ステップS1の判定がYESで、ステ
ップS2の判定がNOであると、使用紙は加熱ローラ2
1で加熱され、センサ19、20によって、使用紙が加
熱により黒化されたか否かが検出される。この結果使用
紙に黒化が生じないと判定されると、分岐爪22は、検
査搬送路L1を画像剥離搬送路L2に連結する位置にセ
ットされる。
【0029】ステップS2からステップS11に進ん
で、使用紙は、ローラ4により搬送されて塗布ローラ6
を通過し、塗布ローラ6によって、使用紙に溶剤5aが
塗布され、溶剤5aが塗布された使用紙は、搬送コロ7
によって加熱ローラ8に送り込まれ、加熱状態で使用紙
にトナーで形成されている画像は、転写ベルト9に転写
されてA面画像の剥離が行なわれ、転写された転写ベル
ト4上のトナーは、常温でワイヤブラシ10によって、
転写ベルト9から除去される。
【0030】次いで、ステップS12に進んで、センサ
34によって、使用紙にボールペンなどのトナー以外の
媒体で形成された異画像が存在するか否かが判定され
る。ステップA12の判定がNOであると、分岐爪31
は、画像剥離搬送路L2を搬出搬送路L3に連結する位
置にセットされ、分岐爪43は排出搬送路L3を排紙ト
レー15に連結する位置にセットされる。そして、A面
の画像が剥離され、再利用可能となった再生転写紙が排
紙トレー15に排紙される。
【0031】ステップS12の判定がYESであると、
ステップS14に進んで、分岐爪31は、画像剥離搬送
路L2を搬出搬送路L3に連結する位置にセットされ、
分岐爪43は、排出搬送路L3を廃棄紙トレー45に連
結する位置にセットされ、A面にトナー以外の媒体で画
像が形成されている使用紙は、ステップS15で廃棄紙
トレー45に排出され、ステップS16に進んで分岐爪
43は原位置に復帰する。
【0032】一方、ステップS1の判定がNOである
と、使用紙が裏にセットされている場合であり、図3の
ステップS17に進んで、分岐爪22は、検査搬送路L
1を待機搬送路L4に連結する位置にセットされ、使用
紙はローラ23、25で待機搬送路L4に送り込まれ、
ステップS18で、センサ24が使用紙の後端を検出す
ると、ステップS19に進んで、分岐爪22が原位置に
復帰する。
【0033】次いで、ステップS20において、ローラ
23、25が停止し、ステップS21に進んで分岐爪2
9が、待機搬送路L4を第2の帰還搬送路L7に連結す
る位置にセットされる。そして、ステップS22で、ロ
ーラ25が反転駆動して、使用紙は反転された状態で、
第2の帰還搬送路L7に送り込まれ、ステップS23
で、使用紙の後端がセンサ30で検出されたか否かが判
定され、ステップS23の判定がYESであると、分岐
爪29が原位置に復帰する。
【0034】さらに、使用紙はローラ4を介して画像剥
離搬送路L2に送り込まれ、ステップS25において、
使用紙のB面に対して、すでにA面で説明したようにし
て、画像剥離が実行され、ステップS26に進んで、セ
ンサ34によつて、使用紙のB面にトナー以外の媒体で
形成された異画像が存在するか否かが判定される。そし
て、すでにA面で説明したようにして、ステップS26
の判定がNOであると、再生転写紙が排紙トレー15に
排紙され、ステップS26の判定がYESであると、ス
テップS28で、分岐爪43が廃棄紙トレー45側にセ
ットされ、ステップS29でB面に異画像が形成されて
いる利用紙は、廃棄紙トレー45に排紙され、ステップ
S30で分岐爪43は原位置に復帰する。
【0035】ところで、ステップS2の判定がYESで
あると、使用紙の両面に画像が形成されている場合であ
り、この場合には先ずステップS3に進んで、すでに説
明したようにして、使用紙のA面の画像が剥離され、次
いで、ステップS4に進んで、センサ34でA面の異画
像が検出され、A面に異画像が存在すると、ステップS
14に進んで、以下はすでに説明したアルゴリズムが実
行される。
【0036】また、ステップS4の判定がNOである
と、使用紙は排出搬送路L3に搬送されるが、ステップ
S5で、使用紙の後端がセンサ32で検出されたと判定
されると、ステップS6で、分岐爪31が、排出搬送路
L3を第1の帰還搬送路L6に連結する位置にセットさ
れる。そして、ステップS7で、ローラ12、13が反
転駆動され、使用紙は第1の帰還搬送路L6に搬送さ
れ、ステップS8で、センサ33が使用紙の後端を検出
すると、ステップS9に進んで、分岐爪31が原位置に
復帰する。次いで、ステップS10に進んで、反転され
た利用紙は、第1の帰還搬送路L6から、再給紙部3
8、第2の帰還搬送路L7を搬送されて、ローラ4を介
して画面剥離搬送路L2に再度送り込まれ、図3のステ
ップS25に進んで、以下は、すでに説明した場合と同
様に、使用紙のB面に対して画像剥離が実行される。
【0037】次に、本実施例の感熱紙の除去動作を、図
6のフローチャートを参照して説明する。ステップS4
1において、加熱ローラ21によつて使用紙が加熱され
ると、使用紙が熱転写紙であると、この加熱によつて使
用紙は黒化するので、ステップS42において、センサ
19によって、A面の黒化度が所定値以上か否かが判定
され、ステップS42の判定がYESであると、ステッ
プS44に進んで、分岐爪22が、検査搬送路L1を待
機搬送路L4に連結する位置にセットされ、使用紙は感
熱紙排紙トレー27に排出される。
【0038】一方、ステップS42の判定がNOである
と、ステップS43に進んで、センサ19によって、使
用紙のB面の黒化度が所定値以上か否かが判定され、ス
テップS43の判定がYESであると、ステップS44
に進んで、すでに説明したようなアルゴリズムが実行さ
れる。また、ステップS43の判定がNOであると、使
用紙は熱転写紙ではないので、ステップS46に進ん
で、すでに説明した図2及び図3のフローチャートのア
ルゴリズムが実行される。
【0039】次に、本実施例の給紙トレイの使用紙の有
無に基づく紙処理動作を、図4及び図5のフローチャー
トを参照して説明する。この紙処理動作は、片面使用紙
の紙処理時に両面使用紙が混入給紙された場合に、紙処
理を能率よく行なうものである。
【0040】■ステップS51で、センサ18によつ
て、A面画像ありと判定され、ステップS52で、セン
サ17によって、B面画像ありと判定されると、ステッ
プS53に進んで、すでに図2で説明したようにして、
先ず、使用紙のA面の画像が剥離される。そして、セン
サ34で異画像が検出されない限り、排出搬送路L3に
搬送された使用紙は、ステップS55で、センサ32の
使用紙後端の検出により移動する分岐爪31と、ステッ
プS57でのローラ12、13の反転駆動によって、第
1の帰還搬送路L6に送り込まれ、図5のステップS6
0で再給紙部38にスタックされる。なお、ステップS
51の判定がNOでは、使用紙の裏面がセットされてい
る場合であり、ステップS52の判定がNOの場合に
は、通常の片面使用の場合であり、これらの場合には、
ステップS54に進んで、すでに説明した片面剥離モー
ドでの紙処理が実行され、ステップS65で排紙が行な
われる。
【0041】ところで、図5のステップS60からステ
ップS61に進んで、給紙トレー1に未処理の片面使用
紙が存在するか否かの判定が行なわれ、ステップS61
の判定がYESであると、図4のステップS51に戻っ
て、片面使用紙に対して、すでに説明したアルゴリズム
が優先して実行される。ステップS61の判定がNOで
あると、処理すべき片面使用紙がない場合なので、ステ
ップS62に進んで、再給紙部38にスタックされてい
た使用紙が、第2の帰還搬送路L7を介して、画像剥離
搬送路L2に反転して送り込まれ、ステップS63に進
んで、使用紙のB面の画像剥離が行なわれ、ステップS
64で、センサ39によつて、再給紙部38にスタック
されている使用紙がないことが確認されると処理が終了
する。
【0042】このように本実施例によると、給紙トレー
1に載置された使用紙の画像面の向きが不揃いでも、片
面使用紙、両面使用紙が混在していても、自動的に使用
紙の画像剥離を行ない、また、トナー以外の媒体で形成
された異画像がある使用紙と熱転写紙とを選別破棄し、
適確且つ効率的に使用紙を処理して転写紙を再生するこ
とが可能になる。さらに、片面使用紙束の処理時に、両
面使用紙が混入されている場合には、片面使用紙の処理
を優先して、転写紙の再生動作を処理時間を短縮して効
率的行なうことが可能になる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、給紙され
た使用済みの転写紙の使用面が判別され、片面使用と判
別されると、該転写紙の使用面の画像剥離が行われ、剥
離後の転写紙が再生転写紙として排出され、両面使用と
判別されると、転写紙の第1の使用面の画像剥離後に、
転写紙が反転されて転写紙の第2の使用面の画像剥離が
行われ、処理後の転写紙が再生転写紙として排出される
ので、給紙された転写紙の向きが不揃いでも、片面使用
と両面使用の転写紙が混載されていても、オペレータの
負担なしに使用面の画像剥離が自動的に適確に行なわれ
る。請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明
で得られる効果に加えて、画像剥離を行なった転写紙に
トナー以外の媒体で形成された異画像が検出されると、
異画像が検出された転写紙は、廃棄転写紙トレーに排出
されるので、ボールペンなどトナー以外の媒体で形成さ
れた異画像が存在する転写紙を除去して、再使用可能な
再生転写紙を正確に分別排出することが可能になる。請
求項3記載の発明によると、請求項1記載の発明で得ら
れる効果に加えて、給紙されるべき片面使用の転写紙の
有無が検出され、両面使用された転写紙の片面の画像剥
離の時点で、給紙されるべき片面使用の転写紙が存在す
ると検出された場合には、該片面使用の転写紙の処理
が、該両面使用された転写紙の処理に先行して行なわ
れ、給紙されるべき片面使用の転写紙が存在しないと検
出された場合には、該両面利用された転写紙の処理が、
そのまま先行して行なわれるので、処理の早い片面使用
の転写紙の画像剥離を優先させて処理効率を高めること
が可能になる。請求項4記載の発明によると、請求項1
記載の発明で得られる効果に加えて、給紙される転写紙
の少なくとも一部が加熱され、加熱された転写紙の黒化
度が検出され、所定の黒化度が検出された転写紙は、画
像剥離されずに感熱紙排出トレーに排出されるので、感
熱紙を事前に排除して紙処理作業を能率的に行なうこと
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す説明図である。
【図2】同実施例の第1の基本紙処理動作を示すフロー
チャートである。
【図3】同実施例の第2の基本紙処理動作を示すフロー
チャートである。
【図4】同実施例の片面使用給紙転写紙の有無による両
面使用転写紙処理の制御の前半部のフローチャートであ
る。
【図5】同実施例の片面使用給紙転写紙の有無による両
面使用転写紙処理の制御の後半部のフローチャートであ
る。
【図6】同実施例の感熱紙除去動作のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
L1 検査搬送路 L2 画像剥離搬送路 L3 排出搬送路 L4 待機搬送路 L6 第1の帰還搬送路 L7 第2の帰還搬送路 1 給紙トレー 5a 溶剤 6 塗布ローラ 8 加熱ローラ 9 転写ベルト 10 ワイヤブラシ 15 排紙ローラ 16、17、18 センサ 19、20 センサ 22、29、31 分岐爪 27 感熱紙排紙トレー 38 再給紙部 45 廃棄紙トレー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済みの転写紙が給紙され、前記転写
    紙の使用面の画像を剥離して転写紙を再生する紙処理装
    置であり、 給紙される転写紙の使用面を判別する判別手段と、 転写紙の使用面の画像剥離を行なう画像剥離手段と、 前記判別手段で片面使用と判別されると、前記画像剥離
    手段を駆動して、転写紙の使用面の画像剥離を行い、剥
    離後の転写紙を排出し、前記判別手段で両面使用と判別
    されると、前記画像剥離手段を駆動して、転写紙の第1
    の使用面の画像剥離後に、転写紙を反転して前記画像剥
    離手段に再度送り込み、転写紙の第2の使用面の画像剥
    離を行い、処理後の転写紙を排出する制御手段とを有す
    ることを特徴とする紙処理装置。
  2. 【請求項2】 画像剥離を行なった転写紙のトナー以外
    の媒体で形成された異画像を検出する異画像検出手段
    と、該異画像検出手段で異画像が検出された転写紙を排
    紙する廃棄転写紙トレーとをさらに有することを特徴と
    する請求項1記載の紙処理装置。
  3. 【請求項3】 給紙されるべき片面使用の転写紙の有無
    を検出する転写紙検出手段と、両面使用された転写紙の
    片面の画像剥離の時点で、前記転写紙検出手段の検出に
    基づいて、該両面使用された転写紙の処理を制御する制
    御手段とをさらに有することを特徴とする請求項1記載
    の紙処理装置。
  4. 【請求項4】 給紙される転写紙の少なくとも一部を加
    熱する加熱手段と、該加熱手段で加熱された転写紙の黒
    化度を検出する黒化度検出手段と、該黒化度検出手段で
    所定の黒化度が検出された転写紙が画像剥離されずに排
    出される感熱紙排出トレーとをさらに有することを特徴
    とする請求項1記載の紙処理装置。
JP27305294A 1994-10-12 1994-10-12 紙処理装置 Pending JPH08110739A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186469A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Toshiba Corp 画像処理装装置、画像処理方法

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