JP2001005341A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001005341A
JP2001005341A JP11172066A JP17206699A JP2001005341A JP 2001005341 A JP2001005341 A JP 2001005341A JP 11172066 A JP11172066 A JP 11172066A JP 17206699 A JP17206699 A JP 17206699A JP 2001005341 A JP2001005341 A JP 2001005341A
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JP11172066A
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Takashi Ono
孝史 小野
Yoshinori Ejima
義紀 江島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットにセットされている用紙の片面が既
に印刷されている用紙であれば、そのことを自動検知し
て、既に印刷されている面には印刷することを止め、印
刷を行える面を見つけることにより、印刷の失敗や用紙
の無駄を減らすことができる画像形成装置を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】 印刷に使用する用紙17の表面と裏面の
濃度や色を印刷前の用紙搬送中に検知することによっ
て、印刷に用いようとしている用紙17が既に片面もし
くは両面の印刷面が印刷済みであるのかを判断しして、
既に印刷が行われている印刷面に対しては、印刷動作を
行わないようにして、まだ、印刷が行われていない面の
みを印刷するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境保護やリサイ
クルのため、一度、片面を印刷した用紙の無地印刷面を
再利用する際、既に印刷してある面に対して誤って上書
き印刷することを防止して、無駄な印刷を行うことを減
らすことができる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーレーザープリンタやカラー
コピアなど用紙にカラー画像を印刷できる画像形成装置
が急速に普及しており、その普及と共にユーザーのカラ
ー画像形成装置への要求も画質に関わる面のみでなく機
能に関する面にも高くなってきている。カラー画像形成
装置の機能的な面も従来に比べて進歩しており、まず
は、従来の画像形成装置の構成について、以下に図面を
参照しながら説明する。
【0003】図6は従来のカラー画像形成装置の全体構
成図であり、図6を用いてその構成と動作について説明
する。図6において、シアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラックの各色ごとのドットデータが主走査ラインずつ、
カラー画像形成装置へデータ展開を行った装置より送ら
れる。最初に送られるのはブラックの画像データで、画
像データが発光信号として半導体レーザー素子とモータ
ーによって回転するポリゴンミラーを内蔵したLSU
(Laser Scanning Unit)1に入力
する。LSU1は発光信号に応じてドットごとにレーザ
ーの発光と消灯を切り替え、帯電器2によって一様に負
に帯電した感光ベルト3に対してレーザーを発射してい
き、感光ベルト3上にレーザーを照射されることによっ
て生じた電位差による潜像を形成する。
【0004】感光ベルト3上に形成された潜像は、ブラ
ック現像器当接離間カム4によって感光ベルト3への当
接動作を行い、ブラック現像器5に印加される規定の電
圧値である現像バイアスで発生するクーロン力でトナー
が感光ベルト3に引かれて、トナーによる現像を感光ベ
ルト3上に行いブラックトナー画像を形成し、ブラック
現像器5は感光ベルト3から離間して元の位置に戻った
後、ブラックトナー画像は中間転写ベルト12に転写さ
れる。中間転写ベルト12上のブラックトナー画像は、
次に色重ねされるトナー画像が中間転写ベルト12に転
写されるまで中間転写ベルト12上で保持される。ま
た、中間転写ベルト12上に転写されずに感光ベルト3
上に残った残トナーは、感光ベルトクリーナー13によ
って擦り取られ感光ベルト3上からクリーニングされ
る。感光ベルト3上から残トナーがクリーニングされて
も、感光ベルト3上には残留電位がまだ帯電しており、
この残留電位を除去するために除電器14によって電位
調整される。
【0005】次に、シアンの画像データが送られ同様の
工程で感光ベルト3上に潜像が形成され、シアン現像器
当接離間カム6によって感光ベルト3への当接動作を行
い、シアン現像器7によって現像されてシアントナー画
像となる。シアントナー画像もブラックと同様な工程を
進んでいき、中間転写ベルト12への転写を行ってい
く。さらにマゼンタとイエローも同様の工程で、マゼン
タ現像器当接離間カム8によってマゼンタ現像器9が感
光ベルト3への当接動作を行い、マゼンタトナー画像を
形成し、また、イエロー現像器当接離間カム10によっ
てイエロー現像器11が感光ベルト3への当接動作を行
い、イエロートナー画像を形成し、中間転写ベルト12
上に色重ねされて保持される。
【0006】4色が色重ねしたトナー画像はトナー画像
の先端と、用紙カセット15からピックアップローラー
16が回転することによって持ち上げられ搬送を開始さ
れた用紙17の先端とが、一致するようにタイミングを
合せるため、用紙17の先端がレジストセンサー18の
位置まで到達するように用紙搬送ローラー19によって
搬送される。用紙の先端がレジストセンサー18によっ
て検知された後、トナー画像の先端と用紙の先端のタイ
ミングを合せてレジストローラー20は回転を開始す
る。中間転写ベルト12上に保持されていたトナー画像
は、用紙転写ローラー21によって用紙上に転写され
る。この用紙転写において、用紙上に転写しきれずに中
間転写ベルト12上に残った残留トナーは、中間転写ク
リーナー22において擦りとられてクリーニングされ
る。
【0007】用紙上に転写された4色のトナー画像は、
用紙搬送されて定着器23において熱と圧力によってト
ナーが溶かされて用紙に定着される。定着後に、カラー
画像形成装置に対して両面印刷の要求がされていないと
きは、片面の印刷のみで終るため、排紙搬送ローラー2
4によって機外へ排出されカラー画像が出力される。こ
こで、カラー画像形成装置に対して、両面印刷の要求が
送られてきた場合は、定着器23を用紙17が通過した
後、両面印刷切り替えパスのスイッチゲート25が動作
して、用紙17は上方向に用紙搬送される。このとき、
これまでの用紙の後端が、逆に用紙の先端として、再び
給紙路へ戻るため、両面印刷ユニット26の内部を両面
印刷ユニット内搬送ローラー27に搬送されて通過して
いき、レジストローラー20の位置に用紙の先端が到達
するまで搬送される。
【0008】この両面印刷のための用紙搬送と同期し
て、カラー画像形成装置に両面印刷の要求が送られた場
合は、用紙の裏面に画像形成するトナー画像も表面の時
と同様の工程で中間転写ベルト12上に形成される。中
間転写ベルト12上のトナー画像の先端と用紙の裏面の
先端が合うように、レジスト位置でタイミングを調整し
て用紙が搬送され、用紙の裏面に用紙転写ローラー21
において用紙転写が行われる。用紙の裏面にトナー画像
が転写した後は、定着器23において用紙の裏面も熱に
よって定着が行われ、排紙搬送ローラー24によって、
機外へ用紙は排紙される。以上の工程を経て、カラー画
像形成装置は、カラー画像の印刷出力を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
両面印刷をする方式においては、誤ってカセット内にセ
ットされている用紙の片面に、既に印刷が行われている
用紙が挿入されているにも関わらず両面印刷を行ってし
まった場合、その印刷が無駄になってしまう上に、場合
によっては用紙にトナーが重なり付着しすぎて定着され
てしまうことにより、用紙がカールして用紙搬送路にお
いて紙詰まりの原因になる。特に最近においては、環境
問題影響やリサイクルの推進により、オフィスにおいて
ドキュメントの両面印刷や、片面印刷済み用紙の再利用
が頻繁に用いられるようになってきたことから、カセッ
トに用紙の片面に既に印刷済みの用紙が、セットされて
いることが多くなっている。その際、カラー画像形成装
置に対して両面印刷の要求を行ったり、既に印刷済みの
用紙に対して印刷を行う要求をしてしまうと、既に印刷
済みの面に対してもさらに上書きして画像を印刷してし
まい、その上書きした面が無駄になってしまうという問
題が発生してしまっていた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、もし、カセットにセットされている用紙が、片面が
既に印刷されている用紙であれば、そのことを自動検知
して、既に印刷されている面には印刷することを止め、
そのまま排紙して、次の用紙を新たに給紙することによ
り、印刷の失敗や用紙の無駄を減らすことができる画像
形成装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、用紙を保持する用紙保持手段と、前記用紙
保持手段より用紙を給紙搬送する給紙搬送手段と、トナ
ーにより画像を形成する画像形成手段と、前記トナーに
より形成した画像を用紙上に転写する画像転写手段と、
前記画像転写手段の後に熱によって前記トナー画像を前
記用紙上に固定するために定着する定着手段と、前記定
着手段の次にCCDを用いた濃度検知装置により前記用
紙上の濃度を検知する濃度検知手段と、前記用紙の表裏
の両面に印刷を行うために前記トナー画像を用紙転写す
るための両面印刷用紙搬送手段と、前記用紙の表面を印
刷途中の用紙搬送中に前記用紙の表裏両面の濃度を前記
濃度検知装置により前記濃度検知手段を用いて検知した
濃度が、ある規定の濃度値を超えている場合や、用紙内
にある規定の値の濃度の振幅が検知された場合は、その
印刷面は既に印刷が行われている面として両面印刷が指
定されていた場合でも、両面印刷を行なわずに片面印刷
のみで排紙してしまうようにしたものである。
【0012】上記構成により、もし、カセットに挿入さ
れている用紙が、片面が既に印刷されている用紙であれ
ば、そのことを自動検知して、既に印刷されている面に
は印刷することを止め、そのまま排紙して、次の用紙を
新たに給紙することにより、印刷の失敗や用紙の無駄を
無くすことができる画像形成装置を提供することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、用紙を
保持する用紙保持手段と、前記用紙保持手段より用紙を
給紙搬送する給紙搬送手段と、トナーにより画像を形成
する画像形成手段と、前記トナーにより形成した画像を
用紙上に転写する画像転写手段と、前記画像転写手段の
後に熱によって前記トナー画像を前記用紙上に固定する
ために定着する定着手段と、前記定着手段の次にCCD
を用いた濃度検知装置により前記用紙上の濃度を検知す
る濃度検知手段と、前記用紙の表裏の両面に印刷を行う
ために前記トナー画像を用紙転写するための両面印刷用
紙搬送手段と、前記用紙の表面を印刷途中の用紙搬送中
に前記用紙の表裏両面の濃度を前記濃度検知装置により
前記濃度検知手段を用いて検知した濃度が、ある規定の
濃度値を超えている場合や、前記用紙内にある規定値以
下で濃度の振幅が検知された場合は、その印刷面は既に
印刷が行われている面として扱い、両面印刷が指定され
ていた場合でも、両面印刷を行なわずに片面印刷のみで
排紙してしまうようにした。
【0014】この構成により、CCDを用いて用紙上の
濃度を検知することによって、用紙の裏面に既に印刷済
みかどうかを判断し、もし、裏面が既に印刷済みであれ
ば、その面には印刷をしないようにして機外へ排紙をし
てしまう。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記濃度検知装
置により前記濃度検知手段を用いて検知した用紙の裏面
の色相が、ある規定範囲内のイエローの色相に収まって
いた場合は、印刷済みの面への印刷を行うことを可能と
する。
【0016】この構成により、印刷に用いるようにして
いる用紙の裏面に、既に彩度の高い色で印刷が行われて
いる場合は、CCDから読み取られるデータの値によっ
てその画像の彩度が検知できるため、ある規定の値より
も彩度が高いときは裏面に既に印刷がされていても印刷
をそのまま行ってしまう。
【0017】請求項3記載の発明は、前記濃度検知装置
を使って、前記用紙保持手段から給紙された用紙の裏面
が既に印刷されていると検知されても、その印刷済みの
面に対してもそのまま印刷してしまう。
【0018】この構成により、濃度検知装置を用いて裏
面に印刷が行われてことを見つけても、その印刷が既に
行われている面にさらに印刷を行いたいときは、強制的
に印刷することを可能にする。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記濃度検知装
置を使って、前記用紙の表裏両面が印刷面であると検知
されれば、強制的に前記用紙を画像形成装置外へ排出す
る。
【0020】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。ここで、従来の技術と同一の構成については同一符
号を付し、説明を省略する。図1は、本発明の一実施の
形態における画像形成装置の全体構成図、図2は同濃度
検知部の概要図、図3は同表面濃度検知部を斜めより見
た場合の概要図、図4は同表面濃度検知部のブロック
図、図5は同印刷済みの面の検知と処理のフローチャー
トである。まず、図1の概要図に基いて、印刷済み用紙
検知から処理の一連の流れを説明する。
【0021】図1において、中間転写ベルト12にトナ
ー画像が形成されるまでは、従来の技術と同様である。
従来の技術においては、中間転写ベルト12においてト
ナー画像の形成が行われるのと同期して、中間転写ベル
ト12上のトナー画像領域の先端と用紙カセット15か
ら給紙される用紙の先端が一致するように、中間転写ベ
ルト12の画像形成タイミングと用紙の給紙タイミング
を合せて動作させている。
【0022】この用紙を給紙する際に、ピックアップロ
ーラー16が回転することによって、持ち上げられ搬送
動作を開始する用紙は、給紙搬送路において、用紙に光
を照射するためのランプと、用紙より反射した光量を検
知するCCDとによって構成された表面濃度検知部28
と、その表面濃度検知部28と同様の構成で用紙の裏面
の濃度を検知することができる裏面濃度検知部29の2
つの濃度検知部によって、表裏面の両面において既に用
紙に印刷が行われていないかを検知される。
【0023】この表面濃度検知部28によって用紙の表
面に既に印刷が行われており、裏面濃度検知部29によ
って用紙の裏面には印刷が行われていないと判断した場
合は、用紙搬送ローラー19を回転させてレジストロー
ラー20の位置まで用紙の先端を到達させた後、レジス
トローラー20を回転させて用紙を用紙転写ローラー2
1が中間転写ベルト12に接触する位置まで用紙先端を
搬送する。このとき用紙転写ローラー21は、印刷面に
おいて既に印刷が行われている用紙であるから、その面
に対してさらに上書きすることを避けるため、中間転写
ベルト12から離れている状態になっている。すると画
像形成装置は、搬送している用紙にトナー画像を転写せ
ずにそのまま定着器23に向かって搬送し、定着器23
を通過するとスイッチゲート25が両面印刷切り替えパ
スの方向に用紙が搬送される。
【0024】両面印刷切り替えパスに定着器23内の定
着ローラの力によって搬送された用紙は、用紙の後端が
定着器23を通過して定着ローラの力を用紙が受けなく
なると、両面印刷切り替えパス内で用紙の後端から先に
両面印刷ユニット26内を通って搬送されていく。つま
り、用紙はこの時点で印刷面の表裏の反転することとな
る。
【0025】両面印刷ユニット26内を通過した用紙
は、前回と用紙の表裏が反転した状態で用紙の先端が再
びレジストローラー20の位置に到達する。この時点で
用紙は、まだ印刷が行われていない面の印刷準備ができ
たことになる。この用紙が両面印刷ユニット26内を用
紙が通過している間も中間転写ベルト12上のトナー画
像は、中間転写クリーナー22が中間転写ベルト12に
当接しないようにすることで、クリーニングされずにベ
ルト上に付着したままベルトの回転と共に、ベルト一周
分空回りする。この空回りの動作において、トナー画像
の先端とレジストローラー20の位置で待機停止してい
る用紙の先端が、画像形成の一連の流れにおいて用紙転
写ローラー21の位置で合うタイミングで、レジストロ
ーラー20は回転を開始する。
【0026】レジストローラー20の回転の後、用紙は
再び搬送を開始して用紙転写ローラー21の位置でトナ
ー画像を転写する。その後、従来の印刷と同様に、用紙
は定着器23に到達し定着された後に排紙搬送ローラー
24に搬送されて、画像形成装置の外へ排紙される。こ
のようにして、本発明の画像形成装置によれば用紙カセ
ット15の印刷面側に既に印刷が行われている用紙がセ
ットしてあっても、自動的にそれを検知して印刷が行わ
れていない面に印刷を行うことができる。
【0027】次に、誤って既に用紙の裏表両面に既に印
刷が行われてしまっている場合について説明する。この
場合も図1において、中間転写ベルト12にトナー画像
が形成されるまでは、従来の技術と同様であり、用紙の
給紙の際も印刷面に既に印刷が行われている場合と同様
に行われる。用紙の給紙も同様に行われ、ピックアップ
ローラー16が回転することによって、用紙は持ち上げ
られて搬送動作を開始する。給紙搬送路において、表面
濃度検知部28と裏面濃度検知部29によって、用紙の
表裏両面に既に印刷が行われていると検知した場合は、
その給紙した用紙の印刷を行なわずに排紙する動作を行
う。この動作として、画像形成装置は、用紙の先端をレ
ジストローラー20の位置まで搬送させた後、トナー画
像を用紙に転写しないように用紙転写ローラー21を中
間転写ベルト12に接触しないように離間させた状態に
させておく。
【0028】この後、画像形成装置は、レジストローラ
ー20を回転させて用紙の搬送を再開し、トナー画像の
用紙転写を行なわずに定着器23を用紙が通過する。定
着器23を通過した用紙は、そのまま排紙動作に入り、
排紙搬送ローラー24が回転することによって用紙が機
外へ排出される。この状態ではトナー画像が、まだ用紙
に転写されていないため、カセットにセットされている
次の用紙を給紙するためにピックアップローラー16を
回転する。この際も表面濃度検知部28と裏面濃度検知
部29の二つの濃度検知部によって用紙における表裏の
印刷の有無を検知して、まだ、印刷していない面があれ
ばその面に対して印刷を行い、両面とも既に印刷が行わ
れているのであれば、用紙転写を行なわずにそのまま排
紙を行う。この時、用紙カセット15内にセットされて
いる用紙の全てを給紙してしまい印刷が不可能な場合
は、LCDで構成されているパネル(図示せず)にエラ
ーを表示して、画像形成動作を一時中断する。
【0029】次に、用紙上における印刷面の検知につい
て説明する。図2は、濃度検知部の概要図である。表面
濃度検知部28は、給紙搬送されてくる用紙の表面の濃
度を検知する装置であり、裏面濃度検知部29は、用紙
の裏面の濃度を検知する装置である。カセットより用紙
が給紙されて表面濃度検知部28の位置に用紙の先端が
到達すると、表面濃度検知部蛍光灯30は、発光開始し
て、その反射光を表面濃度検知部CCD31によって検
知し、その表面濃度検知部CCD31が読み取った値を
記録部(図示せず)に記録していく。表面の濃度検知を
行っている間、搬送されている用紙の先端は、裏面濃度
検知部29に到達する。このとき裏面濃度検知部29内
の裏面濃度検知部蛍光灯32は発光を開始して、その反
射光を裏面濃度検知部CCD33によって測定し、その
裏面濃度検知部CCD33が読み取った値を記録部(図
示せず)に記録していく。
【0030】図3は、表面濃度検知部を斜め方向より見
た場合の概要図である。表面濃度検知部蛍光灯30は、
主走査方向に延びており、同様に、表面濃度検知部CC
D31も主走査方向に延びてCCD素子が並んで構成さ
れている。このような構成にすることによって、搬送さ
れてくる用紙1ページ分の濃度データを読み取ることが
出来る。
【0031】図4は、表面濃度検知部のブロック図であ
る。従来の画像形成装置34内にある制御部35によっ
て、印刷するために給紙搬送されてくる用紙17が表面
濃度検知部28の位置に到達したとき、制御部35は、
表面濃度検知部蛍光灯30を発光させる。それと同時
に、制御部35は、表面濃度検知部CCD31の受光制
御を開始して用紙からの反射光を表面濃度検知部CCD
31において検知して、1ページ分の検知した画像デー
タを画像データ保持部36において保持する。
【0032】この画像データ保持部36は、汎用のメモ
リより構成されており、少なくとも、Red、Gree
n、Blueの3色のカラーデータが1ページ分以上保
持できる容量のメモリが用意されている。表面濃度検知
部CCD31より送られてきて、画像データ保持部36
において保持したデータは、Red、Green、Bl
ueの3色のカラーデータから構成されており、各カラ
ーごとにメモリの領域が分けられている。この画像デー
タ保持部36において保持されているカラーデータを用
いて、制御部35は、各色の画像データとしての濃度変
化を判断して、各色で最大濃度と最小濃度のダイナミッ
クレンジの差が規定の濃度値以上あれば、用紙17に印
刷した部分があると判断する。この場合、画像形成装置
は、その印刷面に対して印刷を行わないようにする。
【0033】ただ一般的ではないものの、カラー画像の
形成においては、既に印刷済みの面にさらに印刷を行う
場合もあるので、そのような命令が画像形成装置に対し
て送られてきた場合は、検知部が既に印刷面が印刷済み
と判断しても強制的にその面に対して印刷を行えるよう
にしておく。
【0034】次に、本発明における印刷済みの面の検知
と処理のフローチャートを図5に示す。画像形成開始
(ステップS1)において、トナー画像が中間転写ベル
ト12上に形成されている。このとき画像形成装置は、
用紙カセット15に給紙可能な用紙があるかチェックす
る(ステップS2)。もし、このときのチェックにおい
て、給紙可能な用紙が無ければ画像形成は中断する(ス
テップS3)。用紙が、カセット内にあれば給紙を開始
する(ステップS4)。このとき画像形成装置は、濃度
検知部の濃度検知を開始する(ステップS5)。表面の
濃度検知(ステップS6)において、用紙の表面にまだ
印刷が行われていなければ、そのまま用紙を搬送して用
紙転写を行い画像形成を行っていく(ステップS7)。
また、表面が既に印刷済みであると検知されれば、次に
裏面の検知を行い(ステップS8)、印刷済みでなけれ
ば、一度そのまま用紙を搬送してスイッチバックによっ
て用紙を反転させ、表裏の反転処理動作を行う(ステッ
プS9)。この場合は用紙の反転後、用紙転写を行い画
像形成を行っていく。もし、用紙の裏面も既に印刷済み
であれば、この用紙における画像形成は不可能として用
紙を排紙して、新たに用紙の給紙動作を行う(ステップ
S10)。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、環境問題への影響から
印刷済みの用紙の利用が推進され、実際に印刷済みの用
紙印刷が多く行われている現在において、用紙をストッ
クしている用紙カセットに印刷用の用紙をセットする
際、誤って用紙の印刷面側に既に印刷してある面を向け
て用紙カセットにセットしたり、もしくは既に両面が印
刷済みの用紙をセットしたりしても、従来の画像形成装
置のようにミス印刷となり、ユーザーの手間の増加や無
駄な印刷による紙の浪費を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における画像形成装置の
全体構成図
【図2】本発明の一実施の形態における濃度検知部の概
要図
【図3】本発明の一実施の形態における表面濃度検知部
を斜めより見た場合の概要図
【図4】本発明の一実施の形態における表面濃度検知部
のブロック図
【図5】本発明の一実施の形態における印刷済みの面の
検知と処理のフローチャート
【図6】従来のカラー画像形成装置の全体構成図
【符号の説明】
1 LSU(Laser scanning uni
t) 2 帯電器 3 感光ベルト 12 中間転写ベルト 14 除電器 17 用紙 23 定着器 26 両面印刷ユニット 28 表面濃度検知部 29 裏面濃度検知部 30 表面濃度検知部蛍光灯 31 表面濃度検知部CCD 32 裏面濃度検知部蛍光灯 33 裏面濃度検知部CCD 36 画像データ保持部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA09 DA32 DA50 DC01 DC04 DE02 DE07 EB04 EB06 EC10 ED19 EF09 FA13 2H028 BA06 BA07 BA14 BB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙を保持する用紙保持手段と、前記用紙
    保持手段より用紙を給紙搬送する給紙搬送手段と、トナ
    ーにより画像を形成する画像形成手段と、前記トナーに
    より形成した画像を用紙上に転写する画像転写手段と、
    前記画像転写手段の後に熱によって前記トナー画像を前
    記用紙上に固定するために定着する定着手段と、前記定
    着手段の次にCCDを用いた濃度検知装置により前記用
    紙上の濃度を検知する濃度検知手段と、前記用紙の表裏
    の両面に印刷を行うために前記トナー画像を用紙転写す
    るための両面印刷用紙搬送手段と、前記用紙の表面を印
    刷途中の用紙搬送中に前記用紙の表裏両面の濃度を前記
    濃度検知装置により前記濃度検知手段を用いて検知した
    濃度が、ある規定の濃度値を超えている場合や、前記用
    紙内にある規定値以下で濃度の振幅が検知された場合
    は、その印刷面は既に印刷が行われている面として扱
    い、両面印刷が指定されていた場合でも、両面印刷を行
    なわずに片面印刷のみで排紙してしまうことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記濃度検知装置により前記濃度検知手段
    を用いて検知した用紙の裏面の色相が、ある規定範囲内
    のイエローの色相に収まっていた場合は、印刷済みの面
    への印刷を行うことを可能とすることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記濃度検知装置を使って、前記用紙保持
    手段から給紙された用紙の裏面が既に印刷されていると
    検知されても、その印刷済みの面に対してもそのまま印
    刷してしまうことを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】前記濃度検知装置を使って、前記用紙の表
    裏両面が印刷面であると検知されれば、強制的に前記用
    紙を画像形成装置外へ排出することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058588A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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