JPH08109813A - 垂直線に対して傾斜した二つのシリンダ列を有する内燃機関 - Google Patents
垂直線に対して傾斜した二つのシリンダ列を有する内燃機関Info
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- JPH08109813A JPH08109813A JP7172206A JP17220695A JPH08109813A JP H08109813 A JPH08109813 A JP H08109813A JP 7172206 A JP7172206 A JP 7172206A JP 17220695 A JP17220695 A JP 17220695A JP H08109813 A JPH08109813 A JP H08109813A
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- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
Abstract
(57)【要約】
【課題】 運転中オイル液面の揺れを充分に小さくし、
加速時およびまたはカーブ走行時にシリンダヘッド内の
オイル液面の過剰な上昇または下降を回避する。 【解決手段】 垂直線に対して傾斜した二つのシリンダ
列を有する内燃機関は、それぞれ上側に位置する、カム
軸を備えている。このカム軸は中間軸１０を介してクラ
ンク軸７によって駆動される。カム軸と中間軸の接続
は、端側のチェーンケース内を延びる駆動手段を介して
行われる。加速時またはカーブ走行時のシリンダヘッド
内のオイル液面の変動を防止するために、各々のシリン
ダヘッドに潤滑剤ポンプ１２が取付けられている。この
潤滑剤ポンプは吸込み側がシリンダヘッドに接続され、
送出側がオイルパン１８に接続されている。その際、潤
滑剤ポンプは常にカム軸によって駆動される。
加速時およびまたはカーブ走行時にシリンダヘッド内の
オイル液面の過剰な上昇または下降を回避する。 【解決手段】 垂直線に対して傾斜した二つのシリンダ
列を有する内燃機関は、それぞれ上側に位置する、カム
軸を備えている。このカム軸は中間軸１０を介してクラ
ンク軸７によって駆動される。カム軸と中間軸の接続
は、端側のチェーンケース内を延びる駆動手段を介して
行われる。加速時またはカーブ走行時のシリンダヘッド
内のオイル液面の変動を防止するために、各々のシリン
ダヘッドに潤滑剤ポンプ１２が取付けられている。この
潤滑剤ポンプは吸込み側がシリンダヘッドに接続され、
送出側がオイルパン１８に接続されている。その際、潤
滑剤ポンプは常にカム軸によって駆動される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイル捕集室を有
するエンジンケースと、シリンダヘッド内に設けられた
それぞれ少なくとも１本のカム軸とを備え、このカム軸
が駆動手段を介して内燃機関のクランク軸によって直接
的にまたは間接的に駆動され、更に、この駆動手段を案
内するためのそれぞれ一つの中空のケース区間を備え、
このケース区間によって、シリンダヘッドの制御室とク
ランクケースが互いに接続されている、垂直線に対して
傾斜した二つのシリンダ列を有する内燃機関に関する。
するエンジンケースと、シリンダヘッド内に設けられた
それぞれ少なくとも１本のカム軸とを備え、このカム軸
が駆動手段を介して内燃機関のクランク軸によって直接
的にまたは間接的に駆動され、更に、この駆動手段を案
内するためのそれぞれ一つの中空のケース区間を備え、
このケース区間によって、シリンダヘッドの制御室とク
ランクケースが互いに接続されている、垂直線に対して
傾斜した二つのシリンダ列を有する内燃機関に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような内燃機関は多数の構造および
実施形が知られ、例えばＶ形エンジンまたは水平対向エ
ンジンとして形成されている。冒頭に述べた種類の内燃
機関は例えばヨーロッパ特許第３９９２１６号明細書に
よって知られている。この内燃機関の場合には、シリン
ダヘッド内に設けた上側に位置する両カム軸が、それぞ
れ１本のタイミングチェーンを介して中間軸によって駆
動される。この中間軸は短いチェーンを介してクランク
軸に連結されている。その際、両タイミングチェーンは
それぞれチェーンケース内を案内されている。このチェ
ーンケースを介して、シリンダヘッドとクランクケース
が互いに接続されている。自動車の走行時に、特に加速
または減速時およびカーブ走行時に、オイル液面が揺れ
る。これは極端な場合、クランクケースとシリンダヘッ
ドの間の接続部を介して、両シリンダヘッドの一方にオ
イルがほとんど全体に充満し、他方のシリンダが空にな
る。
実施形が知られ、例えばＶ形エンジンまたは水平対向エ
ンジンとして形成されている。冒頭に述べた種類の内燃
機関は例えばヨーロッパ特許第３９９２１６号明細書に
よって知られている。この内燃機関の場合には、シリン
ダヘッド内に設けた上側に位置する両カム軸が、それぞ
れ１本のタイミングチェーンを介して中間軸によって駆
動される。この中間軸は短いチェーンを介してクランク
軸に連結されている。その際、両タイミングチェーンは
それぞれチェーンケース内を案内されている。このチェ
ーンケースを介して、シリンダヘッドとクランクケース
が互いに接続されている。自動車の走行時に、特に加速
または減速時およびカーブ走行時に、オイル液面が揺れ
る。これは極端な場合、クランクケースとシリンダヘッ
ドの間の接続部を介して、両シリンダヘッドの一方にオ
イルがほとんど全体に充満し、他方のシリンダが空にな
る。
【０００３】ドイツ連邦共和国特許第４００７９３９号
明細書から、内燃機関のシリンダヘッドの制御室から潤
滑剤を戻すための装置が知られている。その際、シリン
ダヘドに潤滑剤ポンプが取付けられている。この潤滑剤
ポンプは吸込み側が捕集管に接続され、その送出管は機
関ケースの外側に配置され、オイル貯蔵容器に達してい
る。吸込み側の捕集管は同様にシリンダヘッドケースの
外側に取付けられ、２個のシリンダの間に設けられた孔
を介してシリンダヘッドの内室に接続している。この潤
滑油装置は専ら、カム軸の軸受個所から出る潤滑油を戻
すために役立つ。
明細書から、内燃機関のシリンダヘッドの制御室から潤
滑剤を戻すための装置が知られている。その際、シリン
ダヘドに潤滑剤ポンプが取付けられている。この潤滑剤
ポンプは吸込み側が捕集管に接続され、その送出管は機
関ケースの外側に配置され、オイル貯蔵容器に達してい
る。吸込み側の捕集管は同様にシリンダヘッドケースの
外側に取付けられ、２個のシリンダの間に設けられた孔
を介してシリンダヘッドの内室に接続している。この潤
滑油装置は専ら、カム軸の軸受個所から出る潤滑油を戻
すために役立つ。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、運転中オイル液面の変動を充分に小さくし、加速
時およびまたはカーブ走行時にシリンダヘッド内のオイ
ル液面の過剰な上昇または下降を回避するよう、冒頭に
述べた種類の内燃機関を改良することである。
題は、運転中オイル液面の変動を充分に小さくし、加速
時およびまたはカーブ走行時にシリンダヘッド内のオイ
ル液面の過剰な上昇または下降を回避するよう、冒頭に
述べた種類の内燃機関を改良することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題は、各々のシリ
ンダヘッドに、カム軸を介して駆動される潤滑剤ポンプ
が設けられ、この潤滑剤ポンプの吸込み側接続部がシリ
ンダヘッドに開口し、潤滑剤ポンプの送出側がケース固
定の通路を介してオイル捕集室に接続されていることに
よって解決される。各々のシリンダヘッドに潤滑剤ポン
プが設けられ、この潤滑剤ポンプがシリンダヘッドから
オイルを吸い出し、共通のオイル捕集室に送出して戻す
ことにより、運転時のシリンダヘッド内のオイル液面の
変化が防止される。オイルは加速力または遠心力の作用
に抗して送出されて戻される。潤滑剤ポンプをシリンダ
ヘッドに直に配置し、カム軸を介して駆動することによ
り、潤滑剤ポンプの連続運転が簡単に、低コストでかつ
組み込み技術的に有利に行われる。それによって、潤滑
剤ポンプは、センサおよび高価な制御手段または高価な
駆動装置を必要としない。
ンダヘッドに、カム軸を介して駆動される潤滑剤ポンプ
が設けられ、この潤滑剤ポンプの吸込み側接続部がシリ
ンダヘッドに開口し、潤滑剤ポンプの送出側がケース固
定の通路を介してオイル捕集室に接続されていることに
よって解決される。各々のシリンダヘッドに潤滑剤ポン
プが設けられ、この潤滑剤ポンプがシリンダヘッドから
オイルを吸い出し、共通のオイル捕集室に送出して戻す
ことにより、運転時のシリンダヘッド内のオイル液面の
変化が防止される。オイルは加速力または遠心力の作用
に抗して送出されて戻される。潤滑剤ポンプをシリンダ
ヘッドに直に配置し、カム軸を介して駆動することによ
り、潤滑剤ポンプの連続運転が簡単に、低コストでかつ
組み込み技術的に有利に行われる。それによって、潤滑
剤ポンプは、センサおよび高価な制御手段または高価な
駆動装置を必要としない。
【０００６】それぞれシリンダヘッドの外壁に潤滑剤ポ
ンプを配置することにより、この潤滑剤ポンプは容易に
取付け可能であり、必要な場合には容易に取り外し可能
である。更に、潤滑剤ポンプのこの配置構造により、シ
リンダヘッド内部の構造空間が干渉されない。送出側の
オイル−空気−分離要素によって、オイルの発泡が効果
的に防止される。このオイル−空気−分離要素は例えば
サージポットまたはいわゆるスワールポットとして形成
可能である。
ンプを配置することにより、この潤滑剤ポンプは容易に
取付け可能であり、必要な場合には容易に取り外し可能
である。更に、潤滑剤ポンプのこの配置構造により、シ
リンダヘッド内部の構造空間が干渉されない。送出側の
オイル−空気−分離要素によって、オイルの発泡が効果
的に防止される。このオイル−空気−分離要素は例えば
サージポットまたはいわゆるスワールポットとして形成
可能である。
【０００７】このオイル−空気−分離要素は好ましくは
クランクケース内部に収納され、それによってエンジン
の外形寸法は大きくならない。特に水平対向エンジンの
場合、クランクケース内に収納すると、場所技術的な理
由からも好ましい。吸込み管が所定の長さを上回らない
ときに、潤滑剤ポンプの吸込み挙動が良好である。従っ
て、吸込み管が潤滑剤ポンプを取付けた端壁の範囲に設
けられ、そこからシリンダヘッドに直接開口していると
有利である。その際、吸込み管は鋳造されたまたは穿孔
された通路としてシリンダヘッドケースの壁内を延びて
いる。
クランクケース内部に収納され、それによってエンジン
の外形寸法は大きくならない。特に水平対向エンジンの
場合、クランクケース内に収納すると、場所技術的な理
由からも好ましい。吸込み管が所定の長さを上回らない
ときに、潤滑剤ポンプの吸込み挙動が良好である。従っ
て、吸込み管が潤滑剤ポンプを取付けた端壁の範囲に設
けられ、そこからシリンダヘッドに直接開口していると
有利である。その際、吸込み管は鋳造されたまたは穿孔
された通路としてシリンダヘッドケースの壁内を延びて
いる。
【０００８】吸込み管の少なくとも一部がシリンダヘッ
ドカバー内に設けられていると、潤滑剤ポンプのための
良好な接続が達成される。接続および寸法の観点から、
潤滑剤ポンプが内接歯車ポンプとして形成されると有利
である。この内接歯車ポンプは比較的にコンパクトであ
るので、エンジン全体の外形寸法はポンプを取付けても
ほとんど変わらない。
ドカバー内に設けられていると、潤滑剤ポンプのための
良好な接続が達成される。接続および寸法の観点から、
潤滑剤ポンプが内接歯車ポンプとして形成されると有利
である。この内接歯車ポンプは比較的にコンパクトであ
るので、エンジン全体の外形寸法はポンプを取付けても
ほとんど変わらない。
【０００９】送出通路の少なくとも一部がそれぞれのチ
ェーンケースの範囲または駆動手段を案内するケース区
間の範囲においてケース壁内に配置されていると、送出
通路の延長が所望となる。鋳造または穿孔された通路と
して送出通路を当該のケース区間の壁内に形成すること
により、外部または内部の管を設ける必要がない。従っ
て、通路はケースを製作するときに作ることができる。
ェーンケースの範囲または駆動手段を案内するケース区
間の範囲においてケース壁内に配置されていると、送出
通路の延長が所望となる。鋳造または穿孔された通路と
して送出通路を当該のケース区間の壁内に形成すること
により、外部または内部の管を設ける必要がない。従っ
て、通路はケースを製作するときに作ることができる。
【００１０】オイル−空気−分離要素の所望な収納範囲
は、クランク軸の長さのほぼ中央においてクランクケー
ス内に設けられる。この場合、個々の連接棒の間の隙間
を有効利用することができる。その際、オイル−空気−
分離要素はクランク軸の両側に配置可能である。この配
置はＶ形にまたは垂直に行われると有利である。この構
造により、所望な収納が保証され、同時に空気とオイル
の良好な分離が可能である。
は、クランク軸の長さのほぼ中央においてクランクケー
ス内に設けられる。この場合、個々の連接棒の間の隙間
を有効利用することができる。その際、オイル−空気−
分離要素はクランク軸の両側に配置可能である。この配
置はＶ形にまたは垂直に行われると有利である。この構
造により、所望な収納が保証され、同時に空気とオイル
の良好な分離が可能である。
【００１１】
【実施の形態】本発明の他の効果および有利な実施形
は、従属請求項および次の説明から明らかである。次
に、図に基づいて、本発明の原理と本発明の実施の形態
を詳しく説明する。図１，２に略示した内燃機関は、垂
直線Ｖに対して傾斜した２列のシリンダ３，４を有する
二分割されたクランクケース１，２を備えている。図示
の原理図および次の実施の形態において、内燃機関はボ
クサーエンジン、すなわち水平対向エンジンとして形成
されている。しかしながら、本発明は同様にＶ型の内燃
機関にも関する。シリンダ３，４の両列はそれぞれシリ
ンダヘッド５によって覆われている。このシリンダヘッ
ド内には弁駆動装置が収納されている。両シリンダヘッ
ド５はそれぞれ、シリンダヘッドカバー６によって閉鎖
されている。クランクケース１，２内にはクランク軸７
が軸受されている。このクランク軸は連接棒８とそれぞ
れのピストン９によって駆動される。クランク軸７は下
側に配置された中間軸１０に接続されている。この中間
軸から、シリンダヘッド５内に設けたカム軸が、例えば
歯付ベルトまたはタイミングチェーンのような適当な駆
動手段によって駆動される。この駆動手段はクランクケ
ースに固定されたチェーンケース１１内で回転する。こ
のチェーンケースの一方は内燃機関の前側の端面に配置
され、他方は後側の端面に配置されている。このチェー
ンケース１１を介して、それぞれのシリンダヘッド５の
内室とクランクケース１，２の内室が互いに接続してい
る。それによって、両シリンダヘッドはそれぞれチェー
ンケースとクランクケースを介して接続している。この
接続部は平面図で見て、ほぼＺ字状の通路の形を有す
る。内燃機関がこの実施の形態のように走行方向に対し
て平行なクランク軸を備えていると、カーブ走行時に、
オイル液面が変動することになる。その際、カーブ外側
のシリンダヘッド５ではオイル液面が上昇し、カーブ内
側のシリンダヘッドではオイル液面が下降する。この変
動を補償するために、各々のシリンダヘッドには潤滑剤
ポンプ１２が取付けられている。この潤滑剤ポンプはカ
ム軸によって駆動され、吸込み管１３を経てシリンダヘ
ッドからオイルを吸い出す。チェーンケース１１の範囲
においてクランクケース壁内を延びる送出通路１４と、
それに接続する、クランクケース１，２内の縦方向通路
１５を経て、オイルは空気−オイル−分離要素１６に送
出される。この空気−オイル−分離要素はクランクケー
ス内に配置され、空気−オイル−混合物を分離する。こ
の空気−オイル−分離要素の排出口１７は、クランクケ
ース１，２の下側部分またはその下にあるオイルパン１
８に開口している。上側の排気口１９はオイル液面の上
方においてクランクケースの上側部分に接続している。
通路は図２において破線で示してある。
は、従属請求項および次の説明から明らかである。次
に、図に基づいて、本発明の原理と本発明の実施の形態
を詳しく説明する。図１，２に略示した内燃機関は、垂
直線Ｖに対して傾斜した２列のシリンダ３，４を有する
二分割されたクランクケース１，２を備えている。図示
の原理図および次の実施の形態において、内燃機関はボ
クサーエンジン、すなわち水平対向エンジンとして形成
されている。しかしながら、本発明は同様にＶ型の内燃
機関にも関する。シリンダ３，４の両列はそれぞれシリ
ンダヘッド５によって覆われている。このシリンダヘッ
ド内には弁駆動装置が収納されている。両シリンダヘッ
ド５はそれぞれ、シリンダヘッドカバー６によって閉鎖
されている。クランクケース１，２内にはクランク軸７
が軸受されている。このクランク軸は連接棒８とそれぞ
れのピストン９によって駆動される。クランク軸７は下
側に配置された中間軸１０に接続されている。この中間
軸から、シリンダヘッド５内に設けたカム軸が、例えば
歯付ベルトまたはタイミングチェーンのような適当な駆
動手段によって駆動される。この駆動手段はクランクケ
ースに固定されたチェーンケース１１内で回転する。こ
のチェーンケースの一方は内燃機関の前側の端面に配置
され、他方は後側の端面に配置されている。このチェー
ンケース１１を介して、それぞれのシリンダヘッド５の
内室とクランクケース１，２の内室が互いに接続してい
る。それによって、両シリンダヘッドはそれぞれチェー
ンケースとクランクケースを介して接続している。この
接続部は平面図で見て、ほぼＺ字状の通路の形を有す
る。内燃機関がこの実施の形態のように走行方向に対し
て平行なクランク軸を備えていると、カーブ走行時に、
オイル液面が変動することになる。その際、カーブ外側
のシリンダヘッド５ではオイル液面が上昇し、カーブ内
側のシリンダヘッドではオイル液面が下降する。この変
動を補償するために、各々のシリンダヘッドには潤滑剤
ポンプ１２が取付けられている。この潤滑剤ポンプはカ
ム軸によって駆動され、吸込み管１３を経てシリンダヘ
ッドからオイルを吸い出す。チェーンケース１１の範囲
においてクランクケース壁内を延びる送出通路１４と、
それに接続する、クランクケース１，２内の縦方向通路
１５を経て、オイルは空気−オイル−分離要素１６に送
出される。この空気−オイル−分離要素はクランクケー
ス内に配置され、空気−オイル−混合物を分離する。こ
の空気−オイル−分離要素の排出口１７は、クランクケ
ース１，２の下側部分またはその下にあるオイルパン１
８に開口している。上側の排気口１９はオイル液面の上
方においてクランクケースの上側部分に接続している。
通路は図２において破線で示してある。
【００１２】図３は本発明の実施の形態の制御機構を簡
略化して示している。この場合、明瞭に示するために、
一方のシリンダ列のピストンと連接棒だけが示してあ
る。この実施の形態において、内燃機関は６シリンダ型
水平対向エンジンとして示してあるが、本発明は垂直線
に対して傾斜した二シリンダ列を有する他のあらゆるシ
リンダ構造、特にＶ形エンジンを含む。その際、シリン
ダの数は、シリンダ列あたり１個からシリンダ列あたり
６個までまたはそれ以上とすることができる。
略化して示している。この場合、明瞭に示するために、
一方のシリンダ列のピストンと連接棒だけが示してあ
る。この実施の形態において、内燃機関は６シリンダ型
水平対向エンジンとして示してあるが、本発明は垂直線
に対して傾斜した二シリンダ列を有する他のあらゆるシ
リンダ構造、特にＶ形エンジンを含む。その際、シリン
ダの数は、シリンダ列あたり１個からシリンダ列あたり
６個までまたはそれ以上とすることができる。
【００１３】クランク軸７はその端区間２０にフライホ
イール２１を支持し、このフライホイールに隣接して、
クランク軸の下方をクランク軸と平行に延びる中間軸１
０のための駆動装置２２を支持している。フライホイー
ルの範囲には第１の駆動手段２３、例えば歯付ベルトま
たはタイミングチェーンが中間軸によって駆動される。
この第１の駆動手段２３はチェーンケース１１内を案内
され、シリンダヘッド５内に軸受されたカム軸２４に連
結されている。フライホイールから離れたクランク軸の
側において、クランク軸は第２の駆動手段２５に連結さ
れている。この第２の駆動手段は反対側のチェーンケー
ス１１内を案内され、反対側のシリンダヘッド５のカム
軸２４に連結されている。シリンダヘッド５とシリンダ
ヘッドカバー６の間の範囲において、各々の端壁２６に
は、収容開口２７が設けられている。この収容開口内に
それぞれ潤滑剤ポンプ１２が挿入されている。この潤滑
剤ポンプはこの実施の形態では、内接歯車ポンプとして
形成されている。この場合、内接歯車２８はカム軸２４
に相対回転しないように連結されている。潤滑剤ポンプ
がそれぞれのチェーンケース１１の端壁内に設けられて
いると有利である。潤滑剤ポンプ１２の吸込み側２９は
吸込み管１３に接続されている。この吸込み管はシリン
ダヘッドカバー６の壁内に形成されている。吸込み口３
０は組み込み状態でシリンダヘッド５の下側に位置する
壁３１の範囲に設けられている。潤滑剤ポンプの送出側
３２は、シリンダヘッド５内に形成された送出管１４の
区間３３に接続されている。この区間３３は図６に示す
ように、シリンダヘッド５の壁内に形成された互いに連
通する複数の孔によって形成されている。送出管のこの
区間３３はクランク軸ケーシング１，２内に形成された
他の区間３４に接続されている。この区間３４はクラン
クケースまたはチェーンケース１１の底範囲内を延びて
いる。他の区間３４は同様に、ケース内の互いに接続す
る複数の孔からなり、クランク軸７に対してほぼ平行に
延びる縦方向通路１５に開口している。この縦方向通路
１５はそれぞれ、クランク軸７のほぼ中央において、広
がった区間３５を備えている。この区間３５内には、そ
れぞれのオイル−空気−分離要素１６の流入管３６が開
口している。
イール２１を支持し、このフライホイールに隣接して、
クランク軸の下方をクランク軸と平行に延びる中間軸１
０のための駆動装置２２を支持している。フライホイー
ルの範囲には第１の駆動手段２３、例えば歯付ベルトま
たはタイミングチェーンが中間軸によって駆動される。
この第１の駆動手段２３はチェーンケース１１内を案内
され、シリンダヘッド５内に軸受されたカム軸２４に連
結されている。フライホイールから離れたクランク軸の
側において、クランク軸は第２の駆動手段２５に連結さ
れている。この第２の駆動手段は反対側のチェーンケー
ス１１内を案内され、反対側のシリンダヘッド５のカム
軸２４に連結されている。シリンダヘッド５とシリンダ
ヘッドカバー６の間の範囲において、各々の端壁２６に
は、収容開口２７が設けられている。この収容開口内に
それぞれ潤滑剤ポンプ１２が挿入されている。この潤滑
剤ポンプはこの実施の形態では、内接歯車ポンプとして
形成されている。この場合、内接歯車２８はカム軸２４
に相対回転しないように連結されている。潤滑剤ポンプ
がそれぞれのチェーンケース１１の端壁内に設けられて
いると有利である。潤滑剤ポンプ１２の吸込み側２９は
吸込み管１３に接続されている。この吸込み管はシリン
ダヘッドカバー６の壁内に形成されている。吸込み口３
０は組み込み状態でシリンダヘッド５の下側に位置する
壁３１の範囲に設けられている。潤滑剤ポンプの送出側
３２は、シリンダヘッド５内に形成された送出管１４の
区間３３に接続されている。この区間３３は図６に示す
ように、シリンダヘッド５の壁内に形成された互いに連
通する複数の孔によって形成されている。送出管のこの
区間３３はクランク軸ケーシング１，２内に形成された
他の区間３４に接続されている。この区間３４はクラン
クケースまたはチェーンケース１１の底範囲内を延びて
いる。他の区間３４は同様に、ケース内の互いに接続す
る複数の孔からなり、クランク軸７に対してほぼ平行に
延びる縦方向通路１５に開口している。この縦方向通路
１５はそれぞれ、クランク軸７のほぼ中央において、広
がった区間３５を備えている。この区間３５内には、そ
れぞれのオイル−空気−分離要素１６の流入管３６が開
口している。
【００１４】この実施の形態の場合、それぞれのオイル
−空気−分離要素１６は、所属のシリンダヘッド５と反
対のクランク軸７の側に設けられている。両オイル−空
気−分離要素１６は垂直線Ｖに対して傾斜し、互いにＶ
字形に設けられている。他の組み込み位置、特に垂直な
組み込み位置も可能である。オイル−空気−分離要素は
本実施の形態では、いわゆるスワールポットとして形成
され、ケース３７を備えている。このケースの上側には
一方では流入管３６が開口し、他方では排気管１９が出
ている。ケースの内側には案内らせん体３８が形成され
ている。この案内らせん体で、下降するオイル−空気−
泡が分離される。含まれていた空気は排気口１９とクラ
ンクケース１，２の上側区間を経て逃げる。一方、泡を
除去されたオイルはオイル出口１７を経てクランクケー
ス１，２の下側部分またはオイルパンに排出される。
−空気−分離要素１６は、所属のシリンダヘッド５と反
対のクランク軸７の側に設けられている。両オイル−空
気−分離要素１６は垂直線Ｖに対して傾斜し、互いにＶ
字形に設けられている。他の組み込み位置、特に垂直な
組み込み位置も可能である。オイル−空気−分離要素は
本実施の形態では、いわゆるスワールポットとして形成
され、ケース３７を備えている。このケースの上側には
一方では流入管３６が開口し、他方では排気管１９が出
ている。ケースの内側には案内らせん体３８が形成され
ている。この案内らせん体で、下降するオイル−空気−
泡が分離される。含まれていた空気は排気口１９とクラ
ンクケース１，２の上側区間を経て逃げる。一方、泡を
除去されたオイルはオイル出口１７を経てクランクケー
ス１，２の下側部分またはオイルパンに排出される。
【００１５】内燃機関の制御機構の図示構造の場合に
は、両シリンダヘッド５とシリンダヘッドカバー６は、
それぞれのカム軸のチェーンケース１１または駆動手段
２３，２５の位置に相応してずらして組み込まれた同一
の部品である。これに相応して、両潤滑剤ポンプ１２は
同じ構造に形成されている。この場合、カム軸のそれぞ
れの回転方向は、両潤滑剤ポンプ１２の一方を１８０度
回転させた組み込みを考慮してある。
は、両シリンダヘッド５とシリンダヘッドカバー６は、
それぞれのカム軸のチェーンケース１１または駆動手段
２３，２５の位置に相応してずらして組み込まれた同一
の部品である。これに相応して、両潤滑剤ポンプ１２は
同じ構造に形成されている。この場合、カム軸のそれぞ
れの回転方向は、両潤滑剤ポンプ１２の一方を１８０度
回転させた組み込みを考慮してある。
【図１】内燃機関の原理を示す概略平面図である。
【図２】水平対向型内燃機関のクランク軸に対して平行
な簡略化された断面図である。
な簡略化された断面図である。
【図３】本発明の実施の形態の制御機構の斜視図であ
る。
る。
【図４】実施の形態のシリンダヘッドの部分縦断面図で
ある。
ある。
【図５】このシリンダヘッドの端面を示す図である。
【図６】図５のＶＩ−ＶＩ線に沿ったオイル案内装置の
一部の断面図である。
一部の断面図である。
【図７】図１に略示した通路に沿ったエンジンケースの
部分横断面図である。
部分横断面図である。
１，２ クランクケース ３，４ シリンダ ５ シリンダヘッド ６ シリンダヘッドカバー ７ クランク軸 １０ 中間軸 １１ チェーンケース １２ 潤滑剤ポンプ １４ 潤滑ポンプの圧力側 １３ 吸込み管 １４ 送出管 １６ オイル−空気−分離要素 １８ オイルパン ２３，２５ 駆動手段 ２４ カム軸 ２６ 外壁 ２９ 吸込み管 ３０ 吸込み口 ３１ シリンダヘッドの下側の壁 ３４ 送出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ０２Ｆ 1/24 Ｇ (72)発明者 アルブレヒト・ロイストレ ドイツ連邦共和国、74399 ヴァルハイム、 ダムヴエーク、21 (72)発明者 ヴインフリート・デイステルラート ドイツ連邦共和国、70499 シユトウット ガルト、テルストラーセ、38
Claims (12)
- 【請求項１】 オイル捕集室を有するエンジンケース
と、シリンダヘッド内に設けられたそれぞれ少なくとも
１本のカム軸とを備え、このカム軸が駆動手段を介して
内燃機関のクランク軸によって直接的にまたは間接的に
駆動され、更に、この駆動手段を案内するためのそれぞ
れ一つの中空のケース区間を備え、このケース区間によ
って、シリンダヘッドの制御室とクランクケースが互い
に接続されている、垂直線に対して傾斜した二つのシリ
ンダ列を有する内燃機関において、各々のシリンダヘッ
ド（５）に、カム軸（２４）を介して駆動される潤滑剤
ポンプ（１２）が設けられ、この潤滑剤ポンプの吸込み
側接続部（１３，２９）がシリンダヘッドに開口し、潤
滑剤ポンプの送出側がケース固定の通路（１４，３２，
３３，１５）を介してオイル捕集室（１２，１８）に接
続されていることを特徴とする内燃機関。 - 【請求項２】 潤滑剤ポンプ（１２）がそれぞれシリン
ダヘッド（５）の外壁（２６）に設けられていることを
特徴とする請求項１記載の内燃機関。 - 【請求項３】 潤滑剤ポンプ（１２）の送出側（１４）
にオイル−空気−分離要素（１６）が接続されているこ
とを特徴とする請求項１または２記載の内燃機関。 - 【請求項４】 オイル−空気−分離要素（１６）がクラ
ンクケース（１，２）内に設けられていることを特徴と
する請求項３記載の内燃機関。 - 【請求項５】 シリンダ（３，４）が水平対向エンジン
の形に配置され、潤滑剤ポンプ（１２）のそれぞれの吸
込み管（１３）が、シリンダヘッド（５）の下側の壁
（３１）の範囲にその吸込み開口（３０）を備えている
ことを特徴とする請求項１〜４のいずれか一つに記載の
内燃機関。 - 【請求項６】 吸込み管（１３）がシリンダヘッドカバ
ー（６）の壁に形成されていることを特徴とする請求項
５記載の内燃機関。 - 【請求項７】 潤滑剤ポンプ（１２）が内接歯車ポンプ
であることを特徴とする請求項１〜６のいずれか一つに
記載の内燃機関。 - 【請求項８】 送出管（１４，３４）の少なくとも一部
が、それぞれの駆動手段（２３，２５）を案内する中空
のケース区間（１１）の範囲においてケース壁内に設け
られていることを特徴とする請求項１〜７のいずれか一
つに記載の内燃機関。 - 【請求項９】 送出管（１４）がそれぞれ、クランク軸
（７）の下方でケース（１，２）の壁内を平行に延びる
区間（１５）を備えていることを特徴とする請求項１〜
８のいずれか一つに記載の内燃機関。 - 【請求項１０】 オイル−空気−分離要素（１６）が、
クランク軸（７）の長さのほぼ中央の範囲に配置され、
オイル−空気−分離要素がクランク軸の反対側に設けら
れていることを特徴とする請求項３〜９のいずれか一つ
に記載の内燃機関。 - 【請求項１１】 オイル−空気−分離要素（１６）がＶ
形に配置されていることを特徴とする請求項１０記載の
内燃機関。 - 【請求項１２】 潤滑剤ポンプ（１２）が、外側から、
シリンダヘッド（５）とシリンダヘッドカバー（６）の
間の範囲の端壁（２６）内の開口（２７）に挿入されて
いることを特徴とする請求項１〜１１のいずれか一つに
記載の内燃機関。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4424248:4 | 1994-07-09 | ||
| DE4424248A DE4424248C1 (de) | 1994-07-09 | 1994-07-09 | Brennkraftmaschine mit zwei gegen die Vertikale geneigten Zylinderbänken |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08109813A true JPH08109813A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=6522750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7172206A Pending JPH08109813A (ja) | 1994-07-09 | 1995-07-07 | 垂直線に対して傾斜した二つのシリンダ列を有する内燃機関 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5572968A (ja) |
| EP (1) | EP0691458B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08109813A (ja) |
| DE (2) | DE4424248C1 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007255416A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-10-04 | Weber Technology Ag | 補助シャフトを有するｖエンジン |
| JP2008503683A (ja) * | 2004-06-23 | 2008-02-07 | ドクトル インジエニエール ハー ツエー エフ ポルシエ アクチエンゲゼルシヤフト | ドライサンプ原理による、圧力循環潤滑装置を有する内燃機関 |
| JP2017502211A (ja) * | 2014-01-13 | 2017-01-19 | アールディーエムオー | 水平又は水平面に対して下方に傾斜した少なくとも１つのシリンダを備えた内燃機関用の油吸上げシステム |
| JP2017503968A (ja) * | 2014-01-13 | 2017-02-02 | アールディーエムオー | ２気筒エンジン用タイミングシステム |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19624240C5 (de) * | 1996-06-18 | 2011-07-28 | Daimler AG, 70327 | Brennkraftmaschine |
| DE19828307A1 (de) * | 1998-06-25 | 1999-12-30 | Porsche Ag | Zylinderkopf einer Brennkraftmaschine |
| DE19828308A1 (de) * | 1998-06-25 | 1999-12-30 | Porsche Ag | Zylinderkopf einer Brennkraftmaschine |
| US6530903B2 (en) | 2000-02-24 | 2003-03-11 | Xiping Wang | Safety syringe |
| DE102004030352A1 (de) * | 2004-06-23 | 2006-01-19 | Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag | Brennkraftmaschine mit Druckumlaufschmierung nach dem Trockensumpfprinzip |
| DE102004057221A1 (de) * | 2004-11-26 | 2006-06-01 | Audi Ag | Vorrichtung zur Versorgung eines Antriebs eines Verbrennungsmotors eines Fahrzeugs mit einem flüssigen Schmiermittel |
| US7219645B2 (en) * | 2005-07-01 | 2007-05-22 | Harley-Davidson Motor Company Group, Inc. | Oil pump for a motorcycle |
| DE102006035888A1 (de) * | 2006-07-31 | 2008-02-07 | Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag | Brennkraftmaschine |
| DE102007021237A1 (de) | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Brennkraftmaschine mit mehreren schmiermittelversorgten Zylinderköpfen sowie Verfahren zur Steuerung einer Pumpe einer Brennkraftmaschine |
| DE102008022444A1 (de) | 2008-04-30 | 2009-11-05 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Brennkraftmaschine |
| DE102009058587A1 (de) | 2009-02-13 | 2010-08-19 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeug-Brennkraftmaschine |
| DE102022101187A1 (de) | 2022-01-19 | 2023-07-20 | Fte Automotive Gmbh | Ölversorgungssystem für eine Maschine, insbesondere für ein Antriebsaggregat eines Kraftfahrzeugs, und Antriebsaggregat für ein Kraftfahrzeug mit einem solchen Ölversorgungssystem |
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|---|---|---|---|---|
| US1860813A (en) * | 1926-06-03 | 1932-05-31 | Curtiss Aeroplane & Motor Co I | Lubrication system for inverted motors |
| DE692505C (de) * | 1938-03-17 | 1940-06-21 | Benzinuhren Ges M B H Deutsche | Schmieroelfoerdereinrichtung fuer Brennkraftmaschinen |
| JPH01103713U (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-13 | ||
| JP2810986B2 (ja) * | 1989-04-20 | 1998-10-15 | 三信工業株式会社 | ４サイクル船外機の潤滑装置 |
| DE3916512C1 (ja) * | 1989-05-20 | 1990-05-10 | Ford-Werke Ag, 5000 Koeln, De | |
| DE4001467A1 (de) * | 1990-01-19 | 1991-07-25 | Porsche Ag | Verzoegerungsteil fuer schmieroel |
| DE4007939C1 (en) * | 1990-03-13 | 1991-08-08 | Mercedes-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De | Oil return system from IC engine cylinder head to sump - has oil return line completely outside engine block, and collector on cylinder head casing outside |
| EP0458341A1 (en) * | 1990-05-24 | 1991-11-27 | Mazda Motor Corporation | Cylinder head structure of DOHC engine |
| JPH04111505U (ja) * | 1991-03-15 | 1992-09-28 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関における給油装置 |
| JPH055409A (ja) * | 1991-06-27 | 1993-01-14 | Mazda Motor Corp | エンジンの潤滑制御装置 |
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-
1994
- 1994-07-09 DE DE4424248A patent/DE4424248C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-06-02 EP EP95108458A patent/EP0691458B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-06-02 DE DE59504111T patent/DE59504111D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-07-07 JP JP7172206A patent/JPH08109813A/ja active Pending
- 1995-07-10 US US08/499,993 patent/US5572968A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0691458B1 (de) | 1998-11-04 |
| EP0691458A1 (de) | 1996-01-10 |
| US5572968A (en) | 1996-11-12 |
| DE4424248C1 (de) | 1995-12-07 |
| DE59504111D1 (de) | 1998-12-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050517 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051206 |