JPH08108355A - 配管開先面研磨装置 - Google Patents

配管開先面研磨装置

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JPH08108355A
JPH08108355A JP26821794A JP26821794A JPH08108355A JP H08108355 A JPH08108355 A JP H08108355A JP 26821794 A JP26821794 A JP 26821794A JP 26821794 A JP26821794 A JP 26821794A JP H08108355 A JPH08108355 A JP H08108355A
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polishing device
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Shoji Kushimoto
彰司 櫛本
Toshihiko Tsunatani
俊彦 綱谷
Kenji Shimizu
賢二 清水
Hiromasa Kamei
博正 亀井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人手による作業を自動化して容易な作業で熟
練者と同等の鏡面研磨面を得ることができる配管開先面
研磨装置を提供する。 【構成】 配管端面に固定できる脱着可能なクランプベ
ース5と、クランプベース5に備えられDCモータ12
で駆動されるオシレートスライド6と、オシレートスラ
イド6の移動テーブル上に設けられエアシリンダ16で
配管開先面にスライド可能な押し付けスライド8と、押
し付けスライド8の上に傾斜軸10と上下スライド9を
介して搭載されワンタッチで交換可能な機構を有するグ
ラインダ7と、外部からグラインダ7を駆動する駆動モ
ータ台とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力,火力発電プラ
ント等の大口径配管開先面を鏡面研磨するのに好適な配
管開先面研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力や火力発電プラントの大口径配管
の点検補修のため配管の開先面の金属組織レプリカの採
取を行う必要が出てきており、この金属組織レプリカ採
取のための鏡面研磨の方法として、従来は砥石をグライ
ンダで回転させ人手により押し付けて研磨し、砥石の目
を徐々に小さくして最後にバフ仕上げで鏡面研磨を行っ
ているが、研磨工程が何段階も必要で作業姿勢と併せて
労力が必要な厳しい作業となっている。また開先面を無
用に削り過ぎないためにも熟練作業者を必要としてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、人手による作業を自動
化して容易な作業で熟練者と同等の鏡面研磨面を得るこ
とができるとともに、研磨品質が安定化し検査の信頼性
向上を図ることができる配管開先面研磨装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、配
管端面に固定できる脱着可能なクランプベースと、上記
クランプベースに備えられモータで駆動されるオシレー
トスライドと、上記オシレートスライドの移動テーブル
上に設けられエアシリンダで配管開先面にスライド可能
な押し付けスライドと、上記押し付けスライドの上に傾
斜軸と上下スライドを介して搭載されワンタッチで交換
可能な機構を有するグラインダと、外部から上記グライ
ンダを駆動する駆動モータ台とを具えたことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】本発明配管開先面研磨装置においては、クラン
プベースによって配管に研磨装置を取り付け、オシレー
トスライドによって開先面に沿って揺動運動ができ、押
し付けスライドによって一定圧力でグラインダのフラッ
プホイールを開先面に接触させる。また傾斜軸によって
開先面の角度又は配管端面傾斜にフラップホイールを沿
わすことができ、上下スライドによってフラップホイー
ルを任意の上下位置に調整できる。更にグラインダのワ
ンタッチ交換機構によって容易にフラップホイールの交
換ができ、なお駆動モータ台で装置外部からグラインダ
を駆動するので装置が軽くなる。
【0006】
【実施例】本発明配管開先面研磨装置の一実施例を図面
について説明すると、図1は本発明配管開先面研磨装置
の全体構成図であり、研磨装置2は大口径の配管1aの
開先面1bの対象部に取り付ける。研磨装置2には駆動
モータ台4からフレキシブルシャフト18と、制御盤3
からエアホース23及び制御ケーブル24を接続してい
る。この研磨装置2の詳細を図2正面図,図3側面図,
図4平面図によって説明すると、研磨装置2は配管1a
の円周のアールに沿ったクランプベース5によって取り
付けられる。これは一対のシャコ万力状のクランプ機構
を有し、ハンドル14を回転させることによって配管1
aに取り付けられる。このクランプ機構の先端には揺動
パット19をセットしているので、配管1aのアールや
傾斜にもしっかりと固定できる。また揺動パット19と
クランプベース5には、ウレタン樹脂のパット20を設
けておりクランプ時に配管1aの接触面へキズや凹みを
付けないようになっている。
【0007】オシレートスライド6はクランプベース5
に搭載して固定され、DCモータ12で駆動され左右に
往復運動可能な移動テーブル39(図8)を備え、この
上に押し付けスライド8が取り付けられている。押し付
けスライド8はエアシリンダ16の作動によって開先面
1b方向にスライドが可能である。この時押し付けの圧
力は制御盤3に内蔵している圧力調整バルブで適正に調
整が可能であり、押し付け過ぎを防ぎ良好な研磨ができ
る。押し付けスライド8の上には、傾斜軸10と上下ス
ライド9を介してグラインダ7が取り付けられている。
このグラインダ8の先端にフラップホイール11を備
え、前述のフレキシブルシャフト18を経由して駆動モ
ータ台4からの回転力で回転させながら押し付けスライ
ド8で開先面1bに押し付けることで研磨は可能とな
る。また開先面1bや端面の傾斜には傾斜軸10を傾け
ることでフラップホイール11が平行かつ均一に接触
し、片当たりを防ぎ良好な表面面粗度を得ることができ
る。更に開先面1bの金属組織レプリカの採取位置は上
下スライド9を調整することで任意の位置の選択も可能
である。図中17は研磨屑の飛散防止用カバーである。
【0008】次に図5グラインダ正面図,図6側面図,
図7ワンタッチ交換機構側面図によってグラインダ7の
ワンタッチ交換機構を説明すると、研磨工程はフラップ
ホイール11の砥粒によって何段階もあり、バフ仕上げ
も含むと7回のフラップホイール11の交換が必要とな
るため、グラインダ7に各番手の砥粒を取り付けたもの
を7個準備しておき、ワンタッチ交換機構で素早く交換
するものである。ワンタッチ交換機構は上下スライド9
の先端に設けられており、グラインダベース板32にハ
ンガー33が取り付けられこの溝部にグラインダボデー
30aのブラケット30bを差し込んだ後、押え蓋34
を閉じて固定ハンドル15を上方に立てる。この固定ハ
ンドル15でワッシャ38とスプリング37が押え蓋3
4を押し付けることで、グラインダ7は上下スライド9
と一体にできる。その後ジョイント31にこれもワンタ
ッチで接続できるフレキシブルシャフト18を繋ぐこと
で研磨が行える。研磨後は逆の順番でグラインダ7を交
換し研磨を行うものである。またグラインダ7の構造は
図5に示すように、軸付きのフラップホイール11をシ
ャフト26に挿入し、ナット29でテーパになったコレ
ット28を介して締め付けを行う。シャフト26はグラ
インダフレーム25にベアリング27で保持されてグラ
インダボデー30aに内蔵されている。
【0009】続いてオシレートスライド6の構造を図8
平断面図,図9矢視図で説明すると、グラインダ7を搭
載している押し付けスライド8は移動テーブル39に取
り付けられている。移動テーブル39はボールネジ40
が貫通して取り付けられ、ボールネジ40はDCモータ
12と減速機13及び一対のマイタ歯車45を経由して
動力を伝達され作動する。移動テーブル39はリニアブ
ッシュ55とシャフト57でガイドされ、ボールネジ4
0はアンギュラベアリング50とベアリング51でそれ
ぞれベアリングケース41及び軸受42に保持されてい
るので、左右の反転時もバックラッシュがなくスムーズ
に往復直線移動する。この反転の切り替えは側板43に
取り付けられたフォトセンサ21によって検知する。移
動距離は移動テーブル39に固定されたオシレートスラ
イド6のカバー59に設けた内側の2個の切り欠き溝6
0aで決定する。また外側2個の切り欠き溝60bはオ
シレートスライド6のストロークエンドの信号を兼ねる
ものでセンサは前述のフォトセンサ21のみのシンプル
な構造としている。このフォトセンサ21は通常カバー
54で保護をしている。なお図中22は把手、35はピ
ン、44はギヤケース、46はピン、47はセットビ
ス、48はベアリング押え、49はナット、52は止め
輪、56はカラー、58は底板を示している。
【0010】以上のような研磨装置2を制御盤3でコン
トロールし、研磨加工を行うが、制御盤3では遠隔操作
でオシレートスライド6の作動速度,グラインダ7の回
転数及び押し付け圧の調整が可能である。更にこれらの
研磨条件を設定後は、自動シーケンスによってスイッチ
一つでグラインダ7の回転から押し付け,研磨と順番に
作動し、1スルーの研磨工程を人手によらずに行うこと
ができる。
【0011】
【発明の効果】要するに本発明によれば、配管端面に固
定できる脱着可能なクランプベースと、上記クランプベ
ースに備えられモータで駆動されるオシレートスライド
と、上記オシレートスライドの移動テーブル上に設けら
れエアシリンダで配管開先面にスライド可能な押し付け
スライドと、上記押し付けスライドの上に傾斜軸と上下
スライドを介して搭載されワンタッチで交換可能な機構
を有するグラインダと、外部から上記グラインダを駆動
する駆動モータ台とを具えたことにより、人手による作
業を自動化して容易な作業で熟練者と同等の鏡面研磨面
を得ることができるとともに、研磨品質が安定化し検査
の信頼性向上を図ることができる配管開先面研磨装置を
得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明配管開先面研磨装置の一実施例の全体構
成図である。
【図2】本装置の正面図である。
【図3】本装置の側面図である。
【図4】本装置の平面図である。
【図5】本装置のグラインダの正面図である。
【図6】本装置のグラインダの側面図である。
【図7】本装置のワンタッチ交換機構の側面図である。
【図8】図2のVIII−VIIIに沿ったオシレートスライド
の平断面図である。
【図9】図8のIX矢視図である。
【符号の説明】
1a 配管 1b 開先面 2 研磨装置 3 制御盤 4 駆動モータ台 5 クランプベース 6 オシレートスライド 7 グラインダ 8 押し付けスライド 9 上下スライド 10 傾斜軸 11 フラップホイール 12 DCモータ 15 固定ハンドル 16 エアシリンダ 18 フレキシブルシャフト 30a グラインダボデー 30b ブラケット 31 ジョイント 32 グラインダベース板 33 ハンガー 34 押え蓋 35 ピン 37 スプリング 38 ワッシャ 39 移動テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀井 博正 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管端面に固定できる脱着可能なクラン
    プベースと、上記クランプベースに備えられモータで駆
    動されるオシレートスライドと、上記オシレートスライ
    ドの移動テーブル上に設けられエアシリンダで配管開先
    面にスライド可能な押し付けスライドと、上記押し付け
    スライドの上に傾斜軸と上下スライドを介して搭載され
    ワンタッチで交換可能な機構を有するグラインダと、外
    部から上記グラインダを駆動する駆動モータ台とを具え
    たことを特徴とする配管開先面研磨装置。
JP26821794A 1994-10-06 1994-10-06 配管開先面研磨装置 Expired - Fee Related JP3408643B2 (ja)

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CN106362903A (zh) * 2016-08-29 2017-02-01 安徽宇腾真空电气有限责任公司 一种电气柜表面专用加工设备
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