JPH08108114A - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JPH08108114A
JPH08108114A JP27057194A JP27057194A JPH08108114A JP H08108114 A JPH08108114 A JP H08108114A JP 27057194 A JP27057194 A JP 27057194A JP 27057194 A JP27057194 A JP 27057194A JP H08108114 A JPH08108114 A JP H08108114A
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JP
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paint
valve
color
main body
color change
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JP27057194A
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Yasuhiro Ochii
康弘 落井
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ABB Ransburg KK
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ABB Ransburg KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装機本体と色替弁装置との距離を可及的に
短くして、色替時に排出される前色塗料や溶剤の使用量
を削減し、洗浄時間を短縮する。 【構成】 塗装機本体42の後部側にリヤカバー52を
設け、このリヤカバー52内に色替弁装置55をトリガ
弁49,ダンプ弁50と一緒に組付ける構成としてい
る。従って、色替弁装置55とトリガ弁49との距離が
可及的に短くなり、色替洗浄時に前色塗料が無駄に廃液
として排出されるのが防止されると共に、この前色塗料
を排出、洗浄するために必要とされるシンナの使用量が
大幅に削減され、また、前色塗料の洗浄に要する作業時
間が大幅に短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のボディ
や電化製品等の被塗物を塗装するのに用いて好適な塗装
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のボディ等の被塗物の塗
装を行なう塗装装置には、塗装機本体の塗料噴霧手段と
して回転霧化頭、エア霧化ノズル、液圧霧化ノズル等を
用いたものがあり、例えば、回転霧化型の塗装装置は、
前部側に回転霧化頭等の塗料噴霧手段が設けられ、内部
に該塗料噴霧手段に塗料を供給する塗料通路が形成され
た塗装機本体と、該塗装機本体内の塗料通路を開,閉す
るため、該塗装機本体の後部側に設けられたトリガ弁
と、色替時に前色塗料を排出するため、該トリガ弁と共
に前記塗装機本体の後部側に設けられたダンプ弁とから
大略構成されている。
【0003】そこで、図10に第1の従来技術による塗
装装置として、回転霧化型の塗装機を用いた塗装装置を
例に挙げて説明する。
【0004】図において、1は自動車のボディ等の被塗
物(図示せず)に向けて塗料を噴霧する回転霧化型の塗
装機本体で、該塗装機本体1の前部側にはエアモータ
(図示せず)によって回転駆動されることにより、供給
された塗料を霧化する回転霧化頭2が設けられ、該回転
霧化頭2には、該塗装機本体1を軸方向に伸長するよう
に設けられた塗料通路3を介して塗料を供給するように
なっている。
【0005】4は塗装機本体1の後部側に内蔵され、塗
料通路3の途中に設けられたトリガ弁で、該トリガ弁4
は2ポート2位置の開閉弁として構成され、開,閉する
ことにより回転霧化頭2への塗料の供給を制御してい
る。
【0006】5は塗料通路3のトリガ弁4流入側と外部
に設けられた廃液タンク6とを接続する排液管路、7は
該排液管路5の途中に設けられたダンプ弁で、該ダンプ
弁7は、前記トリガ弁4と隣接するように塗装機本体1
の後部側に内蔵されている。そして、該ダンプ弁7は2
ポート2位置の開閉弁として構成され、色替時には開弁
して後述する塗料供給配管9内等に残存する前色塗料を
廃液タンク6内に排出するようになっている。
【0007】8は塗装機本体1から離間した塗装ブース
内等に配設され、該塗装機本体1の塗料通路3と塗料供
給配管9を介して接続された色替弁装置を示し、該色替
弁装置8は、前記塗料供給配管9に接続されたマニホー
ルド10と、該マニホールド10に取付けられた3ポー
ト2位置の切換弁からなるA色,B色,…M色,N色の
塗料弁11A,11B,…11M,11Nと、前記マニ
ホールド10の最上流部に取付けられた2ポート2位置
の開閉弁からなるエア弁12,シンナ弁13とから大略
構成されている。また、前記塗料弁11A,11B,…
11M,11Nには、A色,B色,…M色,N色の塗料
が流通する塗料配管14A,14B,…14M,14N
が接続され、前記エア弁12,シンナ弁13はエア源
A,シンナ源Tに接続されている。
【0008】15A,15B,…15M,15Nは塗料
配管14A,14B,…14M,14Nの途中に設けら
れた容積型ポンプとしてのギヤポンプで、該ギヤポンプ
15A,15B,…15M,15Nは、駆動モータによ
って駆動されることにより、塗料源(いずれも図示せ
ず)から塗料配管14A,14B,…14M,14Nを
介して供給される塗料を塗料弁11A,11B,…11
M,11N側に定量吐出するものである。
【0009】第1の従来技術による塗装装置は上述の如
き構成を有するもので、例えばA色塗料を塗装する場合
には、まず、各色塗料のギヤポンプ15A,15B,…
15M,15Nを駆動し、色替弁装置8の塗料弁11A
をA色の塗料配管14Aがマニホールド10に連通する
ように切換え、A色塗料を塗料供給配管9側に供給す
る。そして、この状態でトリガ弁4を開弁させることに
より塗料通路3を介して回転霧化頭2に塗料を供給し、
該回転霧化頭2から被塗物に向けてA色塗料を噴霧させ
る。
【0010】また、B色塗料を塗装する場合には、前色
であるA色塗料を除去、洗浄する必要があるから、トリ
ガ弁4を閉弁すると共にダンプ弁7を開弁し、この状態
でエア弁12,シンナ弁13を開弁してエア源A,シン
ナ源Tからマニホールド10内にエア,シンナを供給
し、該マニホールド10,塗料供給配管9内に残存する
A色塗料を排液管路5を介して廃液タンク6に押出しつ
つ洗浄する。次に、ダンプ弁7を閉弁すると共にトリガ
弁4を開弁して塗料通路3内や回転霧化頭2に付着した
A色塗料を除去、洗浄する。
【0011】そして、前色のA色塗料の洗浄が完了した
ら、前述したA色塗料の塗装時と同様に、色替弁装置8
の塗料弁11Bをマニホールド10側に切換えてB色塗
料を塗料供給配管9,トリガ弁4,塗料通路3から回転
霧化頭2に供給し、該回転霧化頭2から被塗物に向けて
噴霧させる。
【0012】次に、図11に第2の従来技術による塗装
装置を示す。なお、前述した図10に示す第1の従来技
術と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
【0013】図において、21は第1の従来技術による
色替弁装置8に代えて設けられた色替弁装置を示し、該
色替弁装置21は、マニホールド22と、該マニホール
ド22に取付けられた3ポート2位置の切換弁からなる
A色,B色,…M色,N色の塗料弁23A,23B,…
23M,23Nと、前記マニホールド22の最上流部に
取付けられた2ポート2位置の開閉弁からなるエア弁2
4,シンナ弁25と、前記マニホールド22の最下流部
に取付けられ、塗料の供給圧力を一定に保持するエア・
オペレーテッド・プレッシャ・レギュレータ26(以
下、AOPR26という)とから大略構成され、該AO
PR26を介して塗料供給配管9に接続されている。ま
た、前記塗料弁23A,23B,…23M,23Nに
は、A色,B色,…M色,N色の塗料が流通する塗料配
管27A,27B,…27M,27Nが接続され、前記
エア弁24,シンナ弁25はエア源A,シンナ源Tに接
続されている。
【0014】28,28,…は塗料弁23A,23B,
…23M,23Nの上流側に位置して塗料配管27A,
27B,…27M,27Nの途中に設けられたプレッシ
ャレギュレータで、該各プレッシャレギュレータ28
は、塗料源から供給される各色塗料を所定圧力まで減圧
して色替弁装置21側に供給するものである。
【0015】29は色替弁装置21の近傍に位置して塗
料供給配管9の途中に設けられたフラッシャブルギヤポ
ンプ、30は該フラッシャブルギヤポンプ29と継手3
1を介して連結された駆動モータをそれぞれ示し、前記
フラッシャブルギヤポンプ29は、バイパス弁が介装さ
れたバイパス通路と軸洗浄弁の開弁時にシンナが流通す
る軸洗浄回路(いずれも図示せず)とを備えている。そ
して、該フラッシャブルギヤポンプ29は前記駆動モー
タ30によって駆動されることにより、色替弁装置21
からの塗料を塗装機本体1に向けて定量吐出するもので
ある。
【0016】第2の従来技術による塗装装置は上述の如
き構成を有するもので、例えばA色塗料を塗装する場合
には、まず色替弁装置21の塗料弁23AをA色の塗料
配管27Aがマニホールド22に連通するように切換
え、A色塗料を塗料供給配管9側に供給すると共に、フ
ラッシャブルギヤポンプ29を駆動モータ30で駆動し
てA色塗料をトリガ弁4側に定量供給する。そして、こ
の状態でトリガ弁4を開弁させることにより塗料通路3
を介して回転霧化頭2に塗料を供給し、該回転霧化頭2
から被塗物に向けてA色塗料を噴霧させる。
【0017】また、B色塗料を塗装する場合には、前色
であるA色塗料を除去、洗浄する必要があるから、トリ
ガ弁4を閉弁すると共にダンプ弁7を開弁し、この状態
でエア弁24,シンナ弁25を開弁してエア源A,シン
ナ源Tからマニホールド22内にエア,シンナを供給す
る。このときにフラッシャブルギヤポンプ29では、バ
イパス弁が開弁されてバイパス通路を連通させると共
に、軸洗浄回路内に軸洗浄弁を介してシンナを供給して
軸洗浄を行なう。これにより、エア源A,シンナ源Tか
らのエア,シンナは、フラッシャブルギヤポンプ29を
バイパスしつつ塗料供給配管9内を流通してマニホール
ド22,該塗料供給配管9内に残存するA色塗料を排液
管路5を介して廃液タンク6に押出し、洗浄する。次
に、ダンプ弁7を閉弁すると共にトリガ弁4を開弁して
塗料通路3内や回転霧化頭2に付着したA色塗料を除
去、洗浄した後、フラッシャブルギヤポンプ29のバイ
パス弁,軸洗浄弁を閉弁する。
【0018】そして、前色のA色塗料の洗浄が完了した
ら、前述したA色塗料の塗装時と同様に、色替弁装置2
1の塗料弁23Bをマニホールド22側に切換えてB色
塗料をフラッシャブルギヤポンプ29によって塗料供給
配管9,トリガ弁4,塗料通路3から回転霧化頭2に定
量供給し、該回転霧化頭2から被塗物に向けて噴霧させ
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1の従来技術による塗装装置では、各色の塗料配管14
A,14B,…14M,14N毎にギヤポンプ15A,
15B,…15M,15Nを設けているから、複数個の
ギヤポンプ15A,15B,…15M,15Nを必要と
し、塗装装置全体の構成が複雑となって塗装装置が大型
化する上に、イニシャルコストが増大するという問題が
ある。
【0020】これに対し、第2の従来技術による塗装装
置では、フラッシャブルギヤポンプ29を用いることに
より、第1の従来技術の如く各色の塗料配管14A,1
4B,…14M,14N毎にギヤポンプ15A,15
B,…15M,15Nを設ける必要がなく、全体構成を
コンパクトにまとめることができる。
【0021】しかし、第1の従来技術では、色替弁装置
8と塗装機本体1との間はL1 だけ離間し、これらの間
は塗料供給配管9で接続されている。また、第2の従来
技術でも色替弁装置21のAOPR26と塗装機本体1
との間はL2 だけ離間している。
【0022】このため、色替洗浄時には、塗料供給配管
9内に残存する多量の前色塗料を排出しなくてはならな
いから、塗料が無駄となる上に、洗浄に使用するシンナ
の使用量が増大してしまう。また、長尺な塗料供給配管
9を洗浄するには洗浄作業に長時間を要する。この結
果、塗料の無駄、シンナ使用量の増大、時間の無駄等に
よりランニングコストが増大するという問題がある。
【0023】さらに、塗装機本体1はレシプロケータや
塗装用ロボット等の塗装機搭載機器に搭載して使用され
るが、塗料供給配管9の長さL1 またはL2 はこれらの
塗装機搭載機器の仕様に応じ変わるものであるため、当
該塗装機搭載機器の作動範囲が広くなればなるほど塗料
供給配管9が長くなり、前述した問題点は益々増大する
ことになる。
【0024】本発明は上述した各従来技術の問題に鑑み
なされたもので、塗装機本体と色替弁装置との距離を可
及的に短くして、色替時に排出される前色塗料や溶剤の
使用量を削減し、洗浄時間を短縮できるようにした塗装
装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に適用される塗装装置の構成は、前部側
に塗料噴霧手段が設けられ、内部に該塗料噴霧手段に塗
料を供給する塗料通路が形成された塗装機本体と、該塗
装機本体内の塗料通路を開,閉するために、該塗装機本
体の後部側に設けられたトリガ弁と、色替時に前色塗料
を排出するために、該トリガ弁と共に前記塗装機本体の
後部側に設けられたダンプ弁とからなる。
【0026】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1による発明が採用する構成の特徴は、塗料源か
ら供給される各色塗料を選択して前記トリガ弁に供給す
る色替弁装置を有し、該色替弁装置を前記トリガ弁およ
びダンプ弁と一緒に前記塗装機本体の後部側に組付ける
構成としたことにある。
【0027】また、請求項2による発明が採用する構成
の特徴は、塗料源から供給される各色塗料を選択して前
記トリガ弁に供給する色替弁装置と、該色替弁装置から
の塗料を定量吐出するために、該色替弁装置とトリガ弁
との間に位置して設けられた容積型ポンプとを有し、前
記色替弁装置と容積型ポンプを前記トリガ弁およびダン
プ弁と一緒に前記塗装機本体の後部側に一体的に組付け
る構成としたことにある。
【0028】また、請求項3による発明が採用する構成
の特徴は、塗料源から供給される各色塗料を選択して前
記トリガ弁に供給する色替弁装置と、該色替弁装置から
の塗料を定量吐出するために、該色替弁装置と前記トリ
ガ弁との間に位置して設けられた容積型ポンプと、該容
積型ポンプを駆動する駆動モータとを有し、前記色替弁
装置,容積型ポンプおよび駆動モータを前記トリガ弁お
よびダンプ弁と一緒に前記塗装機本体の後部側に一体的
に組付ける構成としたことにある。
【0029】さらに、請求項4による発明が採用する構
成の特徴は、塗料源から供給される各色塗料を選択して
前記トリガ弁に供給する色替弁装置と、該色替弁装置か
らの塗料を定量吐出するために、該色替弁装置と前記ト
リガ弁との間に位置して設けられた容積型ポンプとを有
し、前記色替弁装置と容積型ポンプを前記トリガ弁およ
びダンプ弁と一緒に前記塗装機本体の後部側に一体的に
組付け、かつ前記塗装機本体と離間した位置には容積型
ポンプを駆動する駆動モータを設け、該駆動モータと容
積型ポンプとの間には該駆動モータと容積型ポンプとを
連結する連結部材を設ける構成としたことにある。
【0030】
【作用】請求項1の発明の構成により、色替弁装置から
供給される塗料は最短距離(実質的な離間距離は零)を
もってトリガ弁側に供給されるから、色替弁装置とトリ
ガ弁との間に残存する塗料が大幅に減少し、色替時に排
出される前色塗料の量や洗浄のために使用される溶剤の
使用量が削減される。
【0031】また、請求項2の発明の構成により、塗装
機本体にトリガ弁,ダンプ弁,色替弁装置および容積型
ポンプが集約して配設されてメンテナンス性が向上する
と共に、色替弁装置から供給される塗料は容積型ギヤポ
ンプを介してトリガ弁に最短距離をもって定量供給され
る。
【0032】また、請求項3の発明の構成により、塗装
機本体にトリガ弁,ダンプ弁,色替弁装置,容積型ポン
プおよび駆動モータが集約して配設されてメンテナンス
性が向上すると共に、色替弁装置から供給される塗料は
駆動モータによって駆動される容積型ギヤポンプを介し
てトリガ弁に最短距離をもって定量供給される。
【0033】さらに、請求項4の発明の構成により、重
量物である駆動モータを塗装機本体と別の位置に配設す
ることが可能となる上に、連結部材の使用によって駆動
モータの設置場所を自由に選択できるから、塗装機本体
の軽量化や設計の自由度を向上することができる。
【0034】
【実施例】以下、図1ないし図8に本発明の実施例によ
る塗装装置として回転霧化型塗装機を用いた塗装装置を
例に挙げて説明する。
【0035】まず、図1および図2に本発明の第1の実
施例を示す。
【0036】図において、41は本実施例による塗装装
置を示し、該塗装装置41は、後述する塗装機本体4
2,トリガ弁49,ダンプ弁50,色替弁装置55から
大略構成されている。
【0037】42は塗装装置41の塗装機本体を示し、
該塗装機本体42は、段付筒状に形成されたハウジング
43と、該ハウジング43の前部側に内蔵され、エア軸
受44Aに回転自在に支持された中空の回転軸44Bを
エアタービン44Cで回転駆動するエアモータ44と、
該塗装機本体の前端部に位置して該エアモータ44の回
転軸44B先端に取付けられた塗料噴霧手段としての回
転霧化頭45と、前記ハウジング43を覆うように設け
られたフロントカバー46とから大略構成されている。
そして、前記ハウジング43内には、上流側が色替弁装
置55のマニホールド56に接続され、下流側が前記エ
アモータ44の回転軸44B内を軸方向に伸長するフィ
ードチューブ47Aとなった塗料通路としての塗料管路
47が設けられている。また、前記フロントカバー46
の後端側には、後述するリヤカバー52が螺着されるね
じ部46Aが形成されている。
【0038】48は塗装機本体42の後部側に取付けら
れた弁組立体を示し、該弁組立体48は、塗料管路47
の途中に設けられたトリガ弁49と、該トリガ弁49に
接続されたダンプ弁50とから構成され、該ダンプ弁5
0は排液配管51を介して廃液タンク(図示せず)に接
続されている。また、前記トリガ弁49およびダンプ弁
50は、図2に示す如く、それぞれ2ポート2位置のパ
イロットエア式開閉弁として構成され、トリガ弁49は
色替弁装置55から供給される塗料を回転霧化頭45側
に供給するときに開弁し、ダンプ弁50は色替洗浄時に
前色塗料やシンナを排出するときに開弁する。
【0039】52は塗装機本体41の後部側に設けられ
たリヤカバーで、該リヤカバー52は塗装機本体42の
後方に向けて伸長する筒状に形成され、前端側に形成さ
れたねじ部52Aを介してフロントカバー46のねじ部
46Aに螺着されている。
【0040】53はリヤカバー52の後端部を閉塞した
キャップで、該キャップ53にはインシュレートサポー
ト54が一体に固着され、該インシュレートサポート5
4は、塗装装置41をレシプロケータの往復動アーム
(いずれも図示せず)に接続するものである。
【0041】55はリヤカバー52内に位置して後部側
に組付けられた色替弁装置を示し、該色替弁装置55
は、マニホールド56と、該マニホールド56に取付け
られた3ポート2位置のパイロットエア式切換弁からな
るA色,B色,…M色,N色の塗料弁57A,57B,
…57M,57Nと、前記マニホールド56の最上流部
に取付けられた2ポート2位置のパイロットエア式開閉
弁からなるエア弁58,シンナ弁59とから大略構成さ
れている。また、前記塗料弁57A,57B,…57
M,57Nには、A色,B色,…M色,N色の塗料が流
通する塗料配管60A,60B,…60M,60Nが接
続され、前記エア弁58,シンナ弁59はエア源A,シ
ンナ源Tに接続されている。
【0042】61A,61B,…61M,61Nはリヤ
カバー52外であって塗料弁57A,57B,…57
M,57Nの上流側に離間して位置し、塗料配管60
A,60B,…60M,60Nの途中に設けられた容積
型ポンプとしてのギヤポンプで、該ギヤポンプ61A,
61B,…61M,61Nは、駆動モータによって駆動
されることにより、塗料源(いずれも図示せず)からの
塗料を塗料弁57A,57B,…57M,57N側に定
量吐出するものである。
【0043】62は色替弁装置55とトリガ弁49とを
接続する塗料供給配管で、該塗料供給配管62の長さ寸
法は極めて短尺であって、実質的には零に近いものとな
っている。
【0044】本実施例による塗装装置41は上述の如き
構成を有するもので、その基本的動作については図10
に示した第1の従来技術によるものと格別差異はない。
【0045】然るに、本実施例では、塗装機本体42を
覆うフロントカバー46の後部側にリヤカバー52を設
け、該リヤカバー52内に色替弁装置55をトリガ弁4
9,ダンプ弁50と一緒に組付けるようにしているか
ら、色替弁装置55とトリガ弁49との距離を可及的に
短くすることができる。
【0046】かくして、本実施例によれば、色替弁装置
55とトリガ弁49との距離を短く、実質的にはこの離
間距離を零とすることができるから、色替洗浄時に排出
される前色塗料を無駄に廃棄する必要がなく、この前色
塗料を排出、洗浄するために必要とされるシンナの使用
量を大幅に削減することができ、ランニングコストを低
減することができる。しかも、前色塗料の洗浄に要する
作業時間を大幅に短縮することができるから、塗装装置
41の稼動率を高めて生産性を向上させることができ
る。
【0047】また、塗料やシンナの排出量を削減するこ
とにより、溶剤による大気汚染の発生を抑制することが
できる。
【0048】さらに、塗装装置41を搭載するレシプロ
ケータや塗装用ロボットの仕様を自由に選定することが
できる。
【0049】次に、図3ないし図5に本発明の第2の実
施例を示す。なお、実施例では、前述した図1および図
2に示す第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
【0050】図において、71は本実施例による塗装装
置で、該塗装装置71は第1の実施例による塗装装置4
1と同様に塗装機本体42を備えているものの、リヤカ
バー72内に配設される機器の構成が異なっている。
【0051】即ち、72は塗装機本体42の後部側に設
けられた本実施例によるリヤカバーで、該リヤカバー7
2は、第1の実施例で述べたリヤカバー52と同様に、
筒状に形成され、ねじ部72Aを介してフロントカバー
46のねじ部46Aに螺着されているものの、軸方向寸
法が多少長めに設定されている。
【0052】73はリヤカバー72の後端部を閉塞した
本実施例によるキャップで、該キャップ73には、後述
するフラッシャブルギヤポンプ82の回転軸82Aが挿
通される軸穴73Aが穿設されている。また、該キャッ
プ73には、第1の実施例と同様にインシュレートサポ
ート54が一体に固着され、該インシュレートサポート
54は、塗装装置71を後述するサイドレシプロケータ
85の往復動アーム86に接続するものである。
【0053】74はリヤカバー72内の後部側に組付け
られ、トリガ弁49と塗料供給配管75を介して接続さ
れた本実施例による色替弁装置を示し、該色替弁装置7
4は、図4にも示す如く、マニホールド76と、該マニ
ホールド76に取付けられた3ポート2位置のパイロッ
トエア式切換弁からなるA色,B色,…M色,N色の塗
料弁77A,77B,…77M,77Nと、前記マニホ
ールド76の最上流部に取付けられた2ポート2位置の
パイロットエア式開閉弁からなるエア弁78,シンナ弁
79と、前記マニホールド76の最下流部に取付けら
れ、塗料の供給圧力を一定に保持するエア・オペレーテ
ッド・プレッシャ・レギュレータ80(以下、AOPR
80という)とから大略構成され、該AOPR80を介
して塗料供給配管75に接続されている。また、前記塗
料弁77A,77B,…77M,77Nには、A色,B
色,…M色,N色の塗料が流通する塗料配管81A,8
1B,…81M,81Nが接続され、前記エア弁78,
シンナ弁79はエア源A,シンナ源Tに接続されてい
る。
【0054】82は色替弁装置74と並ぶようにリヤカ
バー72内に位置して後部側に組付けられた容積型ギヤ
ポンプとしてのフラッシャブルギヤポンプで、該フラッ
シャブルギヤポンプ82は塗料供給配管75の途中に配
設され、その回転軸82Aを回転させることにより、色
替弁装置74からの塗料をトリガ弁49に向けて定量吐
出するものである。また、該フラッシャブルギヤポンプ
82は、バイパス弁が介装されたバイパス通路と軸洗浄
弁の開弁時にシンナが流通する軸洗浄回路(いずれも図
示せず)とを備え、軸洗浄機能を有している。
【0055】83は往復動アーム86に搭載された駆動
モータ、84は該駆動モータ83とフラッシャブルギヤ
ポンプ82とを連結する連結部材としてのフレキシブル
シャフトをそれぞれ示し、該フレキシブルシャフト84
は、一側連結部84Aが駆動モータ83の出力軸83A
に嵌着され、他側連結部84Bがフラッシャブルギヤポ
ンプ82の回転軸82Aに嵌着されている。そして、該
フレキシブルシャフト84は、曲げに対して柔軟に対応
しつつ前記駆動モータ83の回転力をフラッシャブルギ
ヤポンプ82に伝達するものである。
【0056】一方、図5に示すように、85は塗装装置
71を上,下方向に往復動作させるサイドレシプロケー
タで、該塗装装置71はサイドレシプロケータ85の往
復動アーム86先端にインシュレートサポート54を介
して支持されている。また、該往復動アーム86には駆
動モータ83が搭載されている。
【0057】本実施例による塗装装置71は上述の如き
構成を有するもので、その基本的動作については図11
に示した第2の従来技術によるものと格別差異はない。
【0058】然るに、本実施例では、リヤカバー72内
に色替弁装置74とフラッシャブルギヤポンプ82をト
リガ弁49,ダンプ弁50と一緒に組付けるようにして
いるから、色替弁装置74,フラッシャブルギヤポンプ
82,トリガ弁49に亘って設けられた塗料供給配管7
5の長さ寸法を可及的に短くすることができる。
【0059】また、リヤカバー72内にフラッシャブル
ギヤポンプ82を組付け、重量物である駆動モータ83
を該フラッシャブルポンプ82から離間した往復動アー
ム86に搭載させ、該駆動モータ83とフラッシャブル
ギヤポンプ82とをフレキシブルシャフト84で連結す
るようにしているから、塗装装置71の重量増加を少な
くすることができる。
【0060】かくして、本実施例によれば、色替弁装置
74とトリガ弁49とを接続する塗料供給配管75の長
さ寸法を短くすることができるから、色替洗浄時に排出
される塗料供給配管75内の前色塗料を無駄に廃棄する
必要がなく、また、該塗料供給配管75を洗浄するため
に必要とされるシンナの使用量を大幅に削減することが
でき、ランニングコストを低減することができる上に、
前色塗料の洗浄に要する作業時間を大幅に短縮すること
ができ、生産性を向上させることができる。
【0061】また、駆動モータ83を外付けすることに
よって塗装装置71の重量増加を抑制することができる
から、サイドレシプロケータ85を大きく仕様変更する
ことなく使用することができ、改造コストを小さく抑え
ることができる。
【0062】さらに、駆動モータ83とフラッシャブル
ギヤポンプ82とをフレキシブルシャフト84で連結す
ることにより、駆動モータ83の設置場所を自由に設定
することができ、設計自由度を向上することができる。
【0063】次に、図6ないし図8に本発明の第3の実
施例を示す。なお、実施例では、前述した図3ないし図
5に示す第2の実施例と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
【0064】図において、91は本実施例による塗装装
置で、該塗装装置91は、第1の実施例による塗装装置
41と同様に塗装機本体92を備えている。
【0065】92は本実施例による塗装機本体を示し、
該塗装機本体92は、第1の実施例と同様に、後述する
ハウジング93,エアモータ94,回転霧化頭95,フ
ロントカバー96等から大略構成されている。
【0066】93は段付筒状に形成されたハウジング、
94は該ハウジング93の前部側に内蔵されたエアモー
タをそれぞれ示し、該エアモータ94は、前部側に配設
されたエア軸受94Aと、軸方向に伸長し、該エア軸受
94Aに回転自在に支持された中空の回転軸94Bと、
後部側に位置して該回転軸94Bの外周側に固着された
エアタービン94Cとから大略構成され、該エアモータ
94は、前記エアタービン94Cにエアを供給すること
によって該エアタービン94Cと共に回転軸94Bを回
転させるものである。
【0067】95は塗装機本体92の前端部に回転可能
に設けられた塗料噴霧手段としての回転霧化頭で、該回
転霧化頭95は、エアモータ94の回転軸94B先端に
取付けられている。
【0068】96はハウジング93を覆うように設けら
れたフロントカバーで、該フロントカバー96の後端側
には、リヤカバー72が螺着されるねじ部96Aが形成
されている。
【0069】97は上流側が塗料供給配管75に接続さ
れ、下流側がエアモータ94の回転軸94B内を回転霧
化頭95に向けて軸方向に伸長する塗料チューブ97A
となった塗料通路としての塗料管路で、該塗料管路97
の下流側には、図7に示す如く、塗料チューブ97A内
周側に位置して後述するトリガ弁99の弁部99Bが
離,着座する弁座97Bが形成されている。
【0070】98は塗料管路97の塗料チューブ97A
を覆うようにエアモータ94の回転軸94B内を伸長し
たシンナチューブで、該シンナチューブ98はシンナ配
管(図示せず)等を介してシンナ源Tに接続されてい
る。また、該シンナチューブ98の開口端には可撓性材
料からなるチェック弁98Aが固着され、該チェック弁
98Aは、塗装時等にシンナチューブ98内のシンナが
外部に漏れ出すのを防止するものである。そして、該シ
ンナチューブ98は、シンナ源Tから供給されるシンナ
をチェック弁98Aに抗して吐出させることにより、塗
料チューブ97A先端に付着した塗料を洗浄するもので
ある。
【0071】99は塗装機本体92の後部側に位置して
ハウジング93内に挿着されたトリガ弁で、該トリガ弁
99は、2ポート2位置のパイロットエア式開閉弁とし
て構成され、塗料管路97の塗料チューブ97A内を伸
長する弁軸99A先端に設けられた弁部99Bを弁座9
7Bに離,着座させることにより、塗料管路97を開,
閉するものである。
【0072】100は塗料管路97と廃液タンク(図示
せず)とを接続するように設けられた排液配管、101
は該排液配管100の途中に位置して塗装機本体92の
後部側にトリガ弁99と隣接して設けられたダンプ弁
で、該ダンプ弁101は、2ポート2位置のパイロット
エア式開閉弁として構成され、色替洗浄時に開弁するこ
とにより塗料供給配管75内等に残存する前色塗料等を
排出するようになっている。
【0073】かくして、このように構成される本実施例
においても、前述した第2の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0074】なお、前記第2,第3の実施例では、塗装
機本体42,92の後部側にフラッシャブルギヤポンプ
82を設け、かつ塗装機本体42,92と離間したサイ
ドレシプロケータ85の往復動アーム86に駆動モータ
83を搭載し、該駆動モータ83と前記フラッシャブル
ギヤポンプ82とをフレキシブルシャフト84で連結し
た場合を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば、
図9に示す変形例の如く、駆動モータ83′を塗装機本
体42,92の後部側に位置してリヤカバー72内に組
付け、該駆動モータ83′をフラッシャブルギヤポンプ
82′に直結するようにしてもよく、この場合には、各
部品を塗装装置71,91内に集約することができ、メ
ンテナンス性を向上することができる。
【0075】また、前記各実施例では、塗料噴霧手段と
して回転霧化頭45,95が設けられた塗装機本体4
2,92を例に挙げて説明したが、これに替えて、例え
ば、塗装機本体の塗料噴霧手段として液圧霧化ノズル,
エア霧化ノズル等を用いてもよい。
【0076】さらに、前記各実施例では、塗装機本体4
2,92のフロントカバー46,96とリヤカバー5
2,72とを別体に設けた場合を例示したが、これらを
一体形成した単一のカバーとしてもよい。
【0077】また、前記各実施例では、溶剤としてシン
ナを用いたが、水系塗料の場合には、溶剤として水が用
いられる。
【0078】さらにまた、前記各実施例では、トリガ弁
49,99,ダンプ弁50,101,塗料弁57A,5
7B,…57M,57N,77A,77B,…77M,
77N,エア弁58,78,シンナ弁59,79をパイ
ロットエア式の弁として構成した場合を例示したが、こ
れらの弁を本質安全防爆型の電磁弁によって構成しても
よい。
【0079】一方、前記各実施例では、塗装装置41,
71,91をサイドレシプロケータ85(第2の実施例
でのみ図示)に取付けた場合を例示したが、例えば、塗
装装置41,71,91をトップレシプロケータ等に取
付けるようにしてもよい。
【0080】また、連結部材としてフレキシブルシャフ
ト84を例示したが、連結部材として自在継手を介して
連結された軸、即ちプロペラシャフトのようなものを用
いてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、塗料源から供給される各色塗料を選択してトリガ
弁に供給する色替弁装置を有し、該色替弁装置を前記ト
リガ弁およびダンプ弁と一緒に塗装機本体の後部側に組
付ける構成とすることにより、色替弁装置から供給され
る塗料を最短距離をもってトリガ弁側に供給することが
できるから、該色替弁装置とトリガ弁との間に残存する
塗料を大幅に削減でき、色替時に排出される前色塗料が
無駄に廃液として捨てられるのを防止できると共に、洗
浄のために使用される溶剤の使用量を削減することがで
きる。しかも、色替弁装置とトリガ弁との間の離間距離
を実質的に零とできるから、色替洗浄時の洗浄を容易に
して時間を短縮でき、ランニングコストの低減、生産性
の向上、大気汚染の防止等を図ることができる。
【0082】また、請求項2の発明によれば、塗料源か
ら供給される各色塗料を選択してトリガ弁に供給する色
替弁装置と、該色替弁装置からの塗料を定量吐出するた
めに、該色替弁装置とトリガ弁との間に位置して設けら
れた容積型ポンプとを有し、前記色替弁装置と容積型ポ
ンプを前記トリガ弁およびダンプ弁と一緒に塗装機本体
の後部側に一体的に組付ける構成とすることにより、色
替弁装置からの塗料を容積型ポンプによって定量吐出し
つつ、最短距離をもってトリガ弁側に供給することがで
きるから、該色替弁装置とトリガ弁との間に残存する塗
料を大幅に削減でき、色替時に排出される前色塗料が無
駄に廃液として捨てられるのを防止できると共に、洗浄
のために使用される溶剤の使用量を削減することができ
る。しかも、色替弁装置とトリガ弁との間の離間距離を
実質的に零とできるから、色替洗浄時の洗浄を容易にし
て時間を短縮でき、ランニングコストの低減、生産性の
向上、大気汚染の防止等を図ることができる。また、塗
装機本体にトリガ弁,ダンプ弁,色替弁装置および容積
型ポンプを集約して配設することによりメンテナンス性
を向上できる。
【0083】さらに、請求項3の発明によれば、塗料源
から供給される各色塗料を選択してトリガ弁に供給する
色替弁装置と、該色替弁装置からの塗料を定量吐出する
ために、該色替弁装置と前記トリガ弁との間に位置して
設けられた容積型ポンプと、該容積型ポンプを駆動する
駆動モータとを有し、前記色替弁装置,容積型ポンプお
よび駆動モータを前記トリガ弁およびダンプ弁と一緒に
塗装機本体の後部側に一体的に組付ける構成とすること
により、容積型ポンプを駆動モータで駆動し、色替弁装
置からの塗料を該容積型ポンプによって定量吐出しつ
つ、最短距離をもってトリガ弁側に供給することができ
るから、該色替弁装置とトリガ弁との間に残存する塗料
を大幅に削減でき、色替時に排出される前色塗料が無駄
に廃液として捨てられるのを防止できると共に、洗浄の
ために使用される溶剤の使用量を削減することができ
る。しかも、色替弁装置とトリガ弁との間の離間距離を
実質的に零とできるから、色替洗浄時の洗浄を容易にし
て時間を短縮でき、ランニングコストの低減、生産性の
向上、大気汚染の防止等を図ることができる。また、塗
装機本体にトリガ弁,ダンプ弁,色替弁装置,容積型ポ
ンプおよび駆動モータを集約して配設することによりメ
ンテナンス性を向上できる。
【0084】また、請求項4の発明によれば、塗料源か
ら供給される各色塗料を選択してトリガ弁に供給する色
替弁装置と、該色替弁装置からの塗料を定量吐出するた
めに、該色替弁装置と前記トリガ弁との間に位置して設
けられた容積型ポンプとを有し、前記色替弁装置と容積
型ポンプを前記トリガ弁およびダンプ弁と一緒に塗装機
本体の後部側に一体的に組付け、かつ塗装機本体と離間
した位置には容積型ポンプを駆動する駆動モータを設
け、該駆動モータと容積型ポンプとの間には該駆動モー
タと容積型ポンプとを連結する連結部材を設ける構成と
することにより、容積型ポンプをフレキシブルシャフト
を介して駆動モータで駆動し、色替弁装置からの塗料を
該容積型ポンプによって定量吐出しつつ、最短距離をも
ってトリガ弁側に供給することができるから、該色替弁
装置とトリガ弁との間に残存する塗料を大幅に削減で
き、色替時に排出される前色塗料が無駄に廃液として捨
てられるのを防止できると共に、洗浄のために使用され
る溶剤の使用量を削減することができる。しかも、色替
弁装置とトリガ弁との間の離間距離を実質的に零とでき
るから、色替洗浄時の洗浄を容易にして時間を短縮で
き、ランニングコストの低減、生産性の向上、大気汚染
の防止等を図ることができる。また、重量物である駆動
モータを塗装機本体と別の位置に配設することができ、
かつ連結部材の使用によって駆動モータの設置場所を自
由に選択することができるから、塗装機本体を軽量化し
て塗装装置の機動性を向上できる上に、設計の自由度を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による回転霧化型の塗装装置を示
す縦断面図である。
【図2】第1の実施例による回転霧化型の塗装装置の塗
装回路を示す回路構成図である。
【図3】第2の実施例による回転霧化型の塗装装置を示
す縦断面図である。
【図4】第2の実施例による回転霧化型の塗装装置の塗
装回路を示す回路構成図である。
【図5】第2の実施例による回転霧化型の塗装装置をサ
イドレシプロケータの往復動アームに取付けた状態を示
す外観図である。
【図6】第3の実施例による回転霧化型の塗装装置を示
す縦断面図である。
【図7】図6中のエアモータ,回転霧化頭,塗料チュー
ブ,シンナチューブ等を示す要部拡大縦断面図である。
【図8】第3の実施例による回転霧化型の塗装装置の塗
装回路を示す回路構成図である。
【図9】本発明の変形例による回転霧化型の塗装装置を
示す縦断面図である。
【図10】第1の従来技術による回転霧化型の塗装装置
の塗装回路を示す回路構成図である。
【図11】第2の従来技術による回転霧化型の塗装装置
の塗装回路を示す回路構成図である。
【符号の説明】
41,71,91 塗装装置 42,92 塗装機本体 45,95 回転霧化頭(塗料噴霧手段) 47,97 塗料管路(塗料通路) 49,99 トリガ弁 50,101 ダンプ弁 55,74 色替弁装置 82,82′ フラッシャブルギヤポンプ(容積型ポン
プ) 83,83′ 駆動モータ 84 フレキシブルシャフト(連結部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部側に塗料噴霧手段が設けられ、内部
    に該塗料噴霧手段に塗料を供給する塗料通路が形成され
    た塗装機本体と、該塗装機本体内の塗料通路を開,閉す
    るために、該塗装機本体の後部側に設けられたトリガ弁
    と、色替時に前色塗料を排出するために、該トリガ弁と
    共に前記塗装機本体の後部側に設けられたダンプ弁とか
    らなる塗装装置において、塗料源から供給される各色塗
    料を選択して前記トリガ弁に供給する色替弁装置を有
    し、該色替弁装置を前記トリガ弁およびダンプ弁と一緒
    に前記塗装機本体の後部側に組付ける構成としたことを
    特徴とする塗装装置。
  2. 【請求項2】 前部側に塗料噴霧手段が設けられ、内部
    に該塗料噴霧手段に塗料を供給する塗料通路が形成され
    た塗装機本体と、該塗装機本体内の塗料通路を開,閉す
    るために、該塗装機本体の後部側に設けられたトリガ弁
    と、色替時に前色塗料を排出するために、該トリガ弁と
    共に前記塗装機本体の後部側に設けられたダンプ弁とか
    らなる塗装装置において、塗料源から供給される各色塗
    料を選択して前記トリガ弁に供給する色替弁装置と、該
    色替弁装置からの塗料を定量吐出するために、該色替弁
    装置とトリガ弁との間に位置して設けられた容積型ポン
    プとを有し、前記色替弁装置と容積型ポンプを前記トリ
    ガ弁およびダンプ弁と一緒に前記塗装機本体の後部側に
    一体的に組付ける構成としたことを特徴とする塗装装
    置。
  3. 【請求項3】 前部側に塗料噴霧手段が設けられ、内部
    に該塗料噴霧手段に塗料を供給する塗料通路が形成され
    た塗装機本体と、該塗装機本体内の塗料通路を開,閉す
    るために、該塗装機本体の後部側に設けられたトリガ弁
    と、色替時に前色塗料を排出するために、該トリガ弁と
    共に前記塗装機本体の後部側に設けられたダンプ弁とか
    らなる塗装装置において、塗料源から供給される各色塗
    料を選択して前記トリガ弁に供給する色替弁装置と、該
    色替弁装置からの塗料を定量吐出するために、該色替弁
    装置と前記トリガ弁との間に位置して設けられた容積型
    ポンプと、該容積型ポンプを駆動する駆動モータとを有
    し、前記色替弁装置,容積型ポンプおよび駆動モータを
    前記トリガ弁およびダンプ弁と一緒に前記塗装機本体の
    後部側に一体的に組付ける構成としたことを特徴とする
    塗装装置。
  4. 【請求項4】 前部側に塗料噴霧手段が設けられ、内部
    に該塗料噴霧手段に塗料を供給する塗料通路が形成され
    た塗装機本体と、該塗装機本体内の塗料通路を開,閉す
    るために、該塗装機本体の後部側に設けられたトリガ弁
    と、色替時に前色塗料を排出するために、該トリガ弁と
    共に前記塗装機本体の後部側に設けられたダンプ弁とか
    らなる塗装装置において、塗料源から供給される各色塗
    料を選択して前記トリガ弁に供給する色替弁装置と、該
    色替弁装置からの塗料を定量吐出するために、該色替弁
    装置と前記トリガ弁との間に位置して設けられた容積型
    ポンプとを有し、前記色替弁装置と容積型ポンプを前記
    トリガ弁およびダンプ弁と一緒に前記塗装機本体の後部
    側に一体的に組付け、かつ前記塗装機本体と離間した位
    置には容積型ポンプを駆動する駆動モータを設け、該駆
    動モータと容積型ポンプとの間には該駆動モータと容積
    型ポンプとを連結する連結部材を設ける構成としたこと
    を特徴とする塗装装置。
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