JPH08105488A - 防振装置 - Google Patents
防振装置Info
- Publication number
- JPH08105488A JPH08105488A JP27041294A JP27041294A JPH08105488A JP H08105488 A JPH08105488 A JP H08105488A JP 27041294 A JP27041294 A JP 27041294A JP 27041294 A JP27041294 A JP 27041294A JP H08105488 A JPH08105488 A JP H08105488A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass body
- rubber
- bracket portion
- synthetic resin
- bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造を容易にし、コストダウンを図り、質量
体とブラケット部とをつなぐ個所での剥離を防止する。 【構成】 本体ゴム１をブラケット部３内に一体接着
し、ブラケット部３外面に質量体４を取付けた防振装置
において、ブラケット部３及び質量体４並びにブラケッ
ト部３と質量体４とをつなぐ連結部が合成樹脂材料で一
体成形して成る。
体とブラケット部とをつなぐ個所での剥離を防止する。 【構成】 本体ゴム１をブラケット部３内に一体接着
し、ブラケット部３外面に質量体４を取付けた防振装置
において、ブラケット部３及び質量体４並びにブラケッ
ト部３と質量体４とをつなぐ連結部が合成樹脂材料で一
体成形して成る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンマウント等
の防振装置に関し、特にダイナミックダンパー機能を備
えた防振装置に関する。
の防振装置に関し、特にダイナミックダンパー機能を備
えた防振装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ダイナミックダンパー機能も備えた防振
装置としては、図５に示すように、金属製内筒１００と
金属製外筒１０１との間にゴム１０２を一体接着したも
のを金属製ブラケット部１０３に圧入し、このブラケッ
ト部１０３の外面に質量体１０５にダンパーゴム１０６
が加硫接着されたものを取付けてある。質量体１０５の
ブラケット部１０３への取付けは、取付板１０４を用
い、この取付板１０４と質量体１０５とにダンパーゴム
１０６を予め加硫接着しておき、取付板１０４をブラケ
ット部１０３に溶接していた。
装置としては、図５に示すように、金属製内筒１００と
金属製外筒１０１との間にゴム１０２を一体接着したも
のを金属製ブラケット部１０３に圧入し、このブラケッ
ト部１０３の外面に質量体１０５にダンパーゴム１０６
が加硫接着されたものを取付けてある。質量体１０５の
ブラケット部１０３への取付けは、取付板１０４を用
い、この取付板１０４と質量体１０５とにダンパーゴム
１０６を予め加硫接着しておき、取付板１０４をブラケ
ット部１０３に溶接していた。
【０００３】ところが、軽量化を図るためにブラケット
部１０３を合成樹脂材料で成形すると、溶接による取付
けは不可能であるため、図６に示すようにダンパーゴム
１０６を樹脂製ブラケット部１０３に加硫接着する方法
が考えられた。この場合、内外筒１００，１０１にゴム
１０２を加硫接着しておくとともに、ブラケット部１０
３を別個に成形しておき、外筒１０１をブラケット部１
０３へ圧入し、その後ブラケット部１０３と質量体１０
５との間にダンパーゴム１０６を加硫成形して接着させ
ていた。
部１０３を合成樹脂材料で成形すると、溶接による取付
けは不可能であるため、図６に示すようにダンパーゴム
１０６を樹脂製ブラケット部１０３に加硫接着する方法
が考えられた。この場合、内外筒１００，１０１にゴム
１０２を加硫接着しておくとともに、ブラケット部１０
３を別個に成形しておき、外筒１０１をブラケット部１
０３へ圧入し、その後ブラケット部１０３と質量体１０
５との間にダンパーゴム１０６を加硫成形して接着させ
ていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図６に示す従来例で
は、合成樹脂製のブラケット部１０３と質量体１０５と
の間でゴムを加硫成形し、ダンパーゴム１０６をブラケ
ット部１０３と質量体１０５とに接着するという工程が
不可欠であり、工程が繁雑となり、コストアップになっ
てしまっていた。また、質量体１０５とダンパーゴム１
０６、ブラケット部１０３とダンパーゴム１０６との間
で剥離のおそれもあった。
は、合成樹脂製のブラケット部１０３と質量体１０５と
の間でゴムを加硫成形し、ダンパーゴム１０６をブラケ
ット部１０３と質量体１０５とに接着するという工程が
不可欠であり、工程が繁雑となり、コストアップになっ
てしまっていた。また、質量体１０５とダンパーゴム１
０６、ブラケット部１０３とダンパーゴム１０６との間
で剥離のおそれもあった。
【０００５】そこで、この発明は、製造を容易にし、コ
ストダウンを図り、質量体とブラケット部とをつなぐ個
所での剥離を防止した防振装置を提供することを目的と
する。
ストダウンを図り、質量体とブラケット部とをつなぐ個
所での剥離を防止した防振装置を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、本体ゴムをブラケット部内に一体接着
し、ブラケット部外面に質量体を取付けた防振装置にお
いて、ブラケット部及び質量体並びにブラケット部と質
量体とをつなぐ連結部が合成樹脂材料で一体成形して成
るものである。
め、この発明は、本体ゴムをブラケット部内に一体接着
し、ブラケット部外面に質量体を取付けた防振装置にお
いて、ブラケット部及び質量体並びにブラケット部と質
量体とをつなぐ連結部が合成樹脂材料で一体成形して成
るものである。
【０００７】
【作用】この発明では、ブラケット部と質量体とをつな
ぐ連結部の形成を独立の製造工程としなくてよいため、
工程が省略され、コストダウンを図れるとともに、連結
部の個所における剥離の問題も生じない。
ぐ連結部の形成を独立の製造工程としなくてよいため、
工程が省略され、コストダウンを図れるとともに、連結
部の個所における剥離の問題も生じない。
【０００８】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
照にして説明する。
【０００９】図１に示す実施例では、本体ゴム１は内筒
２に加硫接着され、この本体ゴム１はブラケット部３内
に一体接着される。この一体接着の手段としては、射出
成形用金型（図示せず）内に予め内筒２に加硫接着され
た本体ゴム１をセットし、金型内に合成樹脂材料を射出
してブラケット部３，質量体４，連結部５を一体成形す
る。ブラケット部３の外面には質量体４が連結部５を介
して取付けられる。
２に加硫接着され、この本体ゴム１はブラケット部３内
に一体接着される。この一体接着の手段としては、射出
成形用金型（図示せず）内に予め内筒２に加硫接着され
た本体ゴム１をセットし、金型内に合成樹脂材料を射出
してブラケット部３，質量体４，連結部５を一体成形す
る。ブラケット部３の外面には質量体４が連結部５を介
して取付けられる。
【００１０】図２は連結部５と質量体４の拡大図であ
り、図３は図２のＡ−Ａ線断面である。質量体４全部を
合成樹脂材料により成形する場合、２色射出成形法によ
り質量体４の部分だけブラケット部３や連結部５とは樹
脂の密度等を異にした材料を用いることができる。連結
部５は、図２及び図３では薄い板状とし、ａ＝２０mm、
ｂ＝３mm、ｃ＝１０mmとし、板バネの機能を持たせてい
る。或いは細い棒状に成形することもでき、この場合ａ
＝ｂ＝５mm、ｃ＝１５mmとする。
り、図３は図２のＡ−Ａ線断面である。質量体４全部を
合成樹脂材料により成形する場合、２色射出成形法によ
り質量体４の部分だけブラケット部３や連結部５とは樹
脂の密度等を異にした材料を用いることができる。連結
部５は、図２及び図３では薄い板状とし、ａ＝２０mm、
ｂ＝３mm、ｃ＝１０mmとし、板バネの機能を持たせてい
る。或いは細い棒状に成形することもでき、この場合ａ
＝ｂ＝５mm、ｃ＝１５mmとする。
【００１１】図４に示す実施例は、質量体４の内部に金
属材料等の比重の大きな材料から成るコア４Ａを設けた
ものであり、この場合コア４Ａ及び本体ゴム１を射出成
形金型内にセットし、その余の部分を合成樹脂材料で射
出一体成形することができる。
属材料等の比重の大きな材料から成るコア４Ａを設けた
ものであり、この場合コア４Ａ及び本体ゴム１を射出成
形金型内にセットし、その余の部分を合成樹脂材料で射
出一体成形することができる。
【００１２】本体ゴム１を金型内にセットし、合成樹脂
材料を射出すると、合成樹脂材料の射出圧力が本体ゴム
１に加えられ、本体ゴム１は中心部に向けて圧縮され
る。このとき、本体ゴム１の逃げ場として金型内に空隙
を形成しておくことが好ましい。合成樹脂材料を射出す
るとき、本体ゴム１には射出圧力により初期圧縮歪みが
与えられることとなる。
材料を射出すると、合成樹脂材料の射出圧力が本体ゴム
１に加えられ、本体ゴム１は中心部に向けて圧縮され
る。このとき、本体ゴム１の逃げ場として金型内に空隙
を形成しておくことが好ましい。合成樹脂材料を射出す
るとき、本体ゴム１には射出圧力により初期圧縮歪みが
与えられることとなる。
【００１３】質量体４の全部を合成樹脂材料により成形
する場合、質量体４の寸法，質量，使用する合成樹脂材
料の密度等によりコア４Ａを用いなくてもよい。また、
連結部５が弾性を有するようにするには、細い棒状や薄
い板状以外の形状であってもよい。
する場合、質量体４の寸法，質量，使用する合成樹脂材
料の密度等によりコア４Ａを用いなくてもよい。また、
連結部５が弾性を有するようにするには、細い棒状や薄
い板状以外の形状であってもよい。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ブラケット部及び質量体並びにブラケット部と質量
体とをつなぐ連結部が合成樹脂材料で一体成形して成る
ものであり、従来の如くダンパーゴムの加硫接着工程が
省略でき、製造も容易となり、コストダウンを図ること
が可能となる。また、ブラケット部と質量体とをつなぐ
連結部における剥離の問題も生じない。さらに、連結部
の形状や使用する合成樹脂材料の選択により、従来のダ
ンパーゴムと同様の弾性を付与することが可能である。
ば、ブラケット部及び質量体並びにブラケット部と質量
体とをつなぐ連結部が合成樹脂材料で一体成形して成る
ものであり、従来の如くダンパーゴムの加硫接着工程が
省略でき、製造も容易となり、コストダウンを図ること
が可能となる。また、ブラケット部と質量体とをつなぐ
連結部における剥離の問題も生じない。さらに、連結部
の形状や使用する合成樹脂材料の選択により、従来のダ
ンパーゴムと同様の弾性を付与することが可能である。
【図１】この発明の好適な実施例を示す正面図。
【図２】質量体の個所の拡大図。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図。
【図４】質量体の内部にコアを設けた例を示す断面図。
【図５】従来例を示す正面断面図。
【図６】別の従来例を示す正面断面図。
１ 本体ゴム ３ ブラケット部 ４ 質量体 ５ 連結部
Claims (2)
- 【請求項１】 本体ゴムをブラケット部内に一体接着
し、ブラケット部外面に質量体を取付けた防振装置にお
いて、 ブラケット部及び質量体並びにブラケット部と質量体と
をつなぐ連結部が合成樹脂材料で一体成形して成ること
を特徴とする防振装置。 - 【請求項２】 前記連結部が弾性を有する細い棒状又は
薄い板状に形成されていることを特徴とする請求項１に
記載の防振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27041294A JPH08105488A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27041294A JPH08105488A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 防振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08105488A true JPH08105488A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17485909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27041294A Pending JPH08105488A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08105488A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007279472A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Nec Access Technica Ltd | 動吸振器の原理を用いた音声出力による共振振動の低減構造及び低減方法 |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP27041294A patent/JPH08105488A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007279472A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Nec Access Technica Ltd | 動吸振器の原理を用いた音声出力による共振振動の低減構造及び低減方法 |
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