JPH08210406A - ラバーブッシュ - Google Patents

ラバーブッシュ

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Publication number
JPH08210406A
JPH08210406A JP1703395A JP1703395A JPH08210406A JP H08210406 A JPH08210406 A JP H08210406A JP 1703395 A JP1703395 A JP 1703395A JP 1703395 A JP1703395 A JP 1703395A JP H08210406 A JPH08210406 A JP H08210406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
bellows
rubber
rubber bush
rubber member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1703395A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Yamazaki
勝 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokushin Industries Corp, Hokushin Industry Co Ltd filed Critical Hokushin Industries Corp
Priority to JP1703395A priority Critical patent/JPH08210406A/ja
Publication of JPH08210406A publication Critical patent/JPH08210406A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 外筒12及び内筒14を備え、これらの間に
密着状態でゴム部材16が設けられている。鍔部12
B、14Bに接着された、ゴム部材16のフランジ16
Bの外周には、蛇腹部16Cが設けられており、フラン
ジ16にフランジの肉厚に対する力が作用すると、蛇腹
部16Cが伸縮するようになっている。 【効果】 軸線方向のばね特性に優れると共に、ゴム部
材の耐久性に優れたラバーブッシュを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のサスペンショ
ンアーム支持部などに用いられゴム部材にフランジを備
えたラバーブッシュに関するものであり、より詳しく
は、軸線方向のバネ特性に優れると共にフランジの耐久
性に優れたラバーブッシュに関するものである。
【0002】
【従来技術】自動車のサスペンションアーム等に使用さ
れるラバーブッシュ20は、図2に示す如く、外筒22
と内筒24とを備え、外筒22と内筒24との間に、ゴ
ム部材26が加硫接着によって接着されている。この種
のラバーブッシュ20においては、軸方向のバネ特性を
向上させ、操安性や乗り心地等を良好なものとするため
に、以下のような構成が採用される。すなわち、外筒2
2及び内筒24の各々に、鍔部22A、24Aが形成さ
れており、ゴム部材26に、フランジ26Aが形成され
ている。そして、鍔部22A24Aの各々にフランジ2
6Aが密着されている。上記の如く構成された、ラバー
ブッシュ20は、内筒24がシャフト(図示省略)を介
してボディ(図示省略)に、外筒22が、サスペンショ
ンアーム(図示省略)に、それぞれボルト締めと圧入と
によって固定されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ラバーブッシュ20では、フランジ26Aの延出方向
(図2の上下方向に作用する力に対しては、耐久性に問
題はないが、鍔部22Aと鍔部24Aとの距離を増加さ
せるような方向、すなわち、フランジ26Aを肉厚方向
に引張る力に対しては、ゴム切れが生じるなどしてフラ
ンジ26Aの耐久性が十分でないという問題がある。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、軸線方向のバ
ネ特定に優れると共にフランジの耐久性に優れたラバー
ブッシュを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために提案されたものであって、下記の構成から
なることを特徴としている。すなわち、本発明によれ
ば、外筒と、該外筒の内方に設けられた内筒と、前記外
筒と内筒との間に外筒内面及び内筒外面に密着した状態
に設けられたゴム部材と、前記外筒及び内筒の各々の軸
線方向同一側端側から各々延出された鍔部に密着されか
つ前記ゴム部材と一体に形成されたフランジと、を備え
たラバーブッシュであって、前記フランジの外周部が前
記フランジの肉厚方向に沿う蛇腹状に形成されているこ
とを特徴とするラバーブッシュが提供される。
【0006】
【作用】本発明に係るラバーブッシュでは、外筒及び内
筒の各々の軸線方向同一側端部から各々延出された鍔部
にゴム部材と一体に形成されたフランジが密着されてお
り、フランジの外周部がフランジの肉厚方向に沿う蛇腹
状に形成されている。このラバーブッシュの使用状態に
おいて、フランジに該フランジを肉厚方向に引張る力が
作用した場合、フランジの蛇腹状の外周部が伸縮する。
したがって、フランジが引裂かれるように力が作用する
ことはなく、ゴム切れが防止され、フランジの耐久性が
充分に確保される。また、ゴム部材のフランジが上記の
如く、外筒及び内筒の鍔に密着挟持されているので、軸
線方向のばね特性が向上されるという効果が奏される。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1に示す如く、ラバーブッシュ10は、金属製の
外筒12及び内筒14を備えており、外筒12及び内筒
14との間にゴム部材が16が介装されてなるものであ
る。上記外筒12は、筒状部12Aを備え、該筒状部1
2Aの軸線方向(図1の左右方向)一端部から鍔部12
Bが延出されてなるものである。この鍔部12Bは、筒
状部12Aの外周全体にわたって形成されている。
【0008】また、上記内筒14は、その軸芯が外筒1
2の軸芯に一致した状態に設けられて、筒状部14Aを
備え、該筒上部14Aの軸線方向(図1の左右方向)一
端部(鍔部12B側)から鍔部14Bが形成されてなる
ものである。この鍔部14Bは、筒状部14Aの外周全
体にわたって形成されている。
【0009】上記ゴム部材16は、筒状基部16Aを備
えており、該筒状基部16Aの軸線方向(図1左右方
向)一端部(鍔部12B及び鍔部14B側)に、フラン
ジ16Bが形成されてなるものである。なお、本実施例
では。ゴム部材16の材料として低硬度の天然ゴムを使
用している。上記ゴム筒状基部16Aは、筒状部12A
の内面及び筒状部14Aの外面に加硫接着されている。
フランジ16Bの図1右方側の面は、鍔部12Bに加硫
接着され、フランジ16Bの図1左方側の面は、鍔部1
4Bに加硫接着されている。これにより、ゴム部材16
が外筒12と内筒14との間に固定されている。
【0010】さて、本実施例では、フランジ16Bの外
周部に蛇腹状の蛇腹部16Cが形成されている。この蛇
腹部16Cは、フランジ16Bの肉厚方向(図1の矢印
A方向に沿って形成されており、これにより、フランジ
16Bに該フランジ16Bの肉厚方向への力が作用した
場合に、フランジ16Bの外周部(蛇腹部16C)がそ
の肉厚方向へ伸縮するようになっている。
【0011】なお、本実施例においては、蛇腹部16C
は、ピッチtが4mmに設定されている。また、蛇腹部
16Cは、その高さ(底部16Dから先部16Dまでの
距離)が2mmに設定されている。
【0012】上記の如く、構成されるラバーブッシュ1
0を製造する場合には、蛇腹部16Cの形状に対応した
部位を有する金型(図示省略)を用意し、この金型に外
筒12及び内筒14を各々が同一軸芯となるように配置
する。次いで、金型内に加熱により流動化したゴム材料
を注入し、冷却硬化させことによって、ラバーブッシュ
10が製造される。
【0013】以下に、本実施例の作用を説明する。ラバ
ーブッシュ10を、例えば、自動車のリヤサスペンショ
ンアーム支持部に適用する場合には、内筒14がシャフ
ト(図示省略)を介してボディ(図示省略)に、外筒1
2が、ロアアーム(図示省略)に、それぞれボルト締め
と圧入とによって固定される。
【0014】自動車の走行時等において、リヤサスペン
ションアーム支持部に荷重が作用すると、ラバーブッシ
ュ10がこの荷重を吸収する。この荷重吸収の際に、フ
ランジ16Bに肉厚方向の力が作用しても、蛇腹部16
Cが伸縮するので、蛇腹部16Cに該蛇腹部16Cが肉
厚方向へ引き裂かれるような力が作用することはない。
【0015】上記実施例では、ゴム部材として、低濃度
の天然ゴムを使用しているが、これに限定されることは
なく、高硬度のNR等を使用できる。高硬度のNRを使
用できるのは蛇腹形状にしたため、伸縮しやすくなるか
らである。また、上記実施例では、蛇腹部16Cのピッ
チtを4にすると共に、高さを2mmとしているが、こ
れに限定されることはなく、蛇腹が形成されていれば蛇
腹部の形成状態によらず、耐久性を付与できるものであ
る。蛇腹部tのピッチは、ラバーブッシュ10を適用す
る対象等によっても異なるが、通常2ないし10mm、
特に、4ないし6mmとするのが、ゴム部材の耐久性を
向上させるという点で好ましい。
【0016】また、蛇腹部16Cの高さは、上記ラバー
ブッシュ10を適用する対象等によっても異なるが、通
常、1.5ないし6mm、特に、2ないし4mmとする
のが、ゴム部材の耐久性を向上させるという点で好まし
い。さらに、上記実施例では、外筒12、内筒14、及
びゴム部材16の一端部にのみ鍔部12B、14B、フ
ランジ16Bが形成されているが、他端部にもこれらを
一端部と同様の構成に形成してもよい。
【0017】
【発明の効果】上記の如く構成したので、本発明によれ
ば、軸線方向のバネ特性に優れると共にフランジの耐久
性に優れたラバーブッシュにを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るラバーブッシュの断面
図である。
【図2】従来のラバーブッシュの断面図である。
【符号の説明】
10 ラバーブッシュ 12 外筒 14 内筒 16 ゴム部材 16C 蛇腹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒と、該外筒の内方に設けられた内筒
    と、前記外筒と内筒との間に外筒内面及び内筒外面に密
    着した状態に設けられたゴム部材と、前記外筒及び内筒
    の各々の軸線方向同一側端部から各々延出された鍔部に
    密着され、かつ前記ゴム部材と一体に形成されたフラン
    ジと、を備えたラバーブッシュであって、前記フランジ
    の外周部が前記フランジの肉厚方向に沿う蛇腹状に形成
    されていることを特徴とするラバーブッシュ。
JP1703395A 1995-02-03 1995-02-03 ラバーブッシュ Withdrawn JPH08210406A (ja)

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JP1703395A JPH08210406A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 ラバーブッシュ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1703395A JPH08210406A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 ラバーブッシュ

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JPH08210406A true JPH08210406A (ja) 1996-08-20

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ID=11932700

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JP1703395A Withdrawn JPH08210406A (ja) 1995-02-03 1995-02-03 ラバーブッシュ

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JP (1) JPH08210406A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6666438B2 (en) 2001-03-30 2003-12-23 Tokai Rubber Industries, Ltd. Cylindrical elastic mount
JP2004148999A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Tokai Rubber Ind Ltd サスペンションブッシュ
CN100417834C (zh) * 2004-02-12 2008-09-10 东海橡胶工业株式会社 减振装置
CN115140191A (zh) * 2022-05-18 2022-10-04 东风柳州汽车有限公司 一种挡泥板支架及车辆

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JP2004148999A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Tokai Rubber Ind Ltd サスペンションブッシュ
CN100417834C (zh) * 2004-02-12 2008-09-10 东海橡胶工业株式会社 减振装置
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Effective date: 20020507