JP2898708B2 - 弾性マウント装置の製造方法 - Google Patents

弾性マウント装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は車両のエンジンマウント等に用いられる弾
性マウント装置の製造方法に関する。
(従来の技術) 車両のエンジンマウント等に用いられる弾性マウント
装置は、従来、特開昭60-69341号公報等に記載されたも
のが知られる。この弾性マウント装置は、鋼板素材の筒
部の内側に配置された支持部材とマウントゴムで連結
し、車体またはエンジンの一方に筒部を、また、他方に
支持部材を連結して用いられ、エンジンを車体に弾性的
に支持する。
そして、このような弾性マウント装置は、従来、筒部
と支持部材とを成形型に保持して筒部と支持部材との間
にキャビティを形成し、このキャビティ内に液状のゴム
を加圧注入して加硫接着することで製造されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来の弾性マウント装置にあ
っては、筒部の外周面と成形型との間に筒部の製造誤差
等に起因したクリアランスの発生を避けられず、筒部の
外側には筒部の変形を許容する空間(クリアランス)が
存在する。このため、このような弾性マウント装置の製
造に際しては、筒部の肉圧を相当の厚さに設定し、キャ
ビティ内に注入されたゴムの圧力で筒部に生じる応力を
減少させて筒部に永久歪が生じることを防止しなければ
ならず、その軽量化が困難であった。特に、近年におい
ては、より一層の軽量化を図るために筒部等をアルミニ
ウム(アルミニウム合金)から構成した弾性マウント装
置が実用されるが、アルミニウムは鉄系材料に比較して
弾性限界が低いため薄肉化がより困難であり、上述の問
題も顕著であった。
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、筒部
は薄肉化が可能な弾性マウント装置の製造方法を提供
し、弾性マウント装置の軽量化を図ることを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) この発明は、外筒部材と外筒部材の内側に位置する内
筒部材とを成形型に保持し、これら外筒部材の内周面と
内筒部材の外周面との間に形成される成形用のキャビテ
ィにゴムを加圧注入し、この成形用のキャビティ内のゴ
ムを加硫接着して外筒部材と内筒部材とを連結する弾性
マウント装置の製造方法において、成形型に外筒部材の
外周面を壁面の一部として圧力バランス用のキャビティ
を形成し、成形用のキャビティへのゴムの加圧注入時に
このゴムを圧力バランス用のキャビティに注入するよう
にしたことが要旨である。
(作用) この発明にかかる弾性マウント装置の製造方法は、成
形用のキャビティ内のゴムの圧力が外筒部材の内周面
に、圧力バランス用のキャビティ内のゴムの圧力が外周
部材の外周面に作用し、これら外筒部材に内外から作用
する力が均衡するため、外筒部材に生じる応力を小さく
でき、外筒部材を薄肉化して軽量化を図れる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図はこの発明の一実施例にかかる弾
性マウント装置の製造方法を説明するための図であり、
第1図が弾性マウント装置の一部とともに成形型の一部
を示す拡大断面図、第2図が弾性マウント装置の側面図
である。
図中、11は弾性マウント装置を示す。第2図に示すよ
うに、弾性マウント装置11は、略筒状の外筒部材12の内
側に内筒部材13を配置し、これら外筒部材12と内側部材
13とを後述する成形型17で成形されるマウントラバー14
で連結して構成される。そして、外筒部材12の外周に
は、ステイ15が固設され、また、上述のマウントラバー
14と同時に成形される層状のラバー16が固着されてい
る。
成形型17は、第1図に示すように、上型18と、下型19
および中型20を有し、上型18と下型19との間に外筒部材
12と内筒部材13とを内筒部材13を外筒部材12の内側に配
置させて保持する。これら上型18と下型19との間には、
内筒部材13の外周面の外筒部材12の内周面との間で成形
用キャビティ21が、また、中型20と外筒部材12の外周面
との間で圧力バランス用キャビティ22が画成されてい
る。これらキャビティ21,22は上型18の下部と外周部材1
2の上部との間に形成されるクリアランス23を介し連通
し、成形用キャビティ21には上型18に形成された注入路
24が開口し、同様に、圧力バランス用キャビティ22には
上型18に形成された注入路25が開口している。これら注
入路24,25は図示しないゴム注入装置に連絡されてい
る。
このような弾性マウント装置11は、キャビティ21,22
にそれぞれ注入路24,25から液状のゴムを注入し、これ
らキャビティ21,22内のゴムを加硫接着してマウントラ
バー14およびラバー16を成形する。ここで、キャビティ
21,22内へのゴムの注入は略同時かつ略同一の時間だけ
行なわれ、外筒部材12には内周面にキャビティ21のゴム
の圧力が、外周面にキャビティ22のゴムの圧力が作用す
る。したがって、外筒部材12に内外周面から作用する圧
力が均衝し、外筒部材12に過大な応力が生じることも無
く、外筒部材12の薄肉化が可能で軽量化を図れる。特に
この実施例では、クリアランス23によりキャビティ21,2
2の圧力を同圧に維持できるため、外筒部材12に生じる
応力をきわめて小さくできる。
なお、上述した実施例の成形型17はキャビティ21,22
間をクリアランス23で連通させてキャビティ21,22にそ
れぞれ注入路24,25からゴムを注入するが、クリアラン
ス23に替えて外筒部材12にキャビティ21,22を連通する
連通路や形成する態様、また、クリアランス23を廃止し
てキャビティ21,22間の液密性を保持する態様、さら
に、圧力バランス用キャビティ22に開口する注入路25を
廃止し、注入路24から成形用キャビティ21内に流入する
ゴムをクリアランス23あるいは上述の外筒部材12の連通
路を介して圧力バランス用キャビティ22に導入する態様
を採用することも可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明にかかる弾性マウント
装置の製造方法によれば、外筒部材と内筒部材との間の
マウントラバーを成形するためにゴムを注入する場合に
は外筒部材の外側にもゴムを導いて外筒部材の内外周面
の圧力を均衝させる。したがって、ゴム注入時は外筒部
材に生じる応力を小さくでき、外筒部材を薄肉化して軽
量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の一実施例にかかる弾性
マウント装置の製造方法を説明するための図であり、第
1図が成形型の一部断面図、第2図が弾性マウント装置
の側面図である。 11…弾性マウント装置、12…外筒部材、13…内筒部材、
14…マウントラバー、16…ラバー、17…成形型、21…成
形用キャビティ、22…圧力バランス用キャビティ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 39/00 - 39/44 F16F 13/00 B60K 5/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒部材と外筒部材の内側に位置する内筒
    部材とを成形型内に保持して外筒部材と内筒部材との間
    にゴムを加圧注入し、このゴムを該筒部材と内筒部材と
    に加硫接着して外筒部材と内筒部材とを連結する弾性マ
    ウント装置の製造方法において、 前記ゴムの加圧注入時に前記外筒部材の外周面側に前記
    ゴムを導いて前記外筒部材の外周面を内側に押圧するこ
    とを特徴とする弾性マウント装置の製造方法。
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