JP5506572B2 - 樹脂ブラケット付き防振装置の製造方法 - Google Patents
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例えば下記特許文献1,特許文献2にこの種の防振装置が開示されている。
近年この門形をなす変位規制部材を樹脂製のブラケット(樹脂ブラケット)とし、軽量化とコスト低減とを図った防振装置も用いられている。
例えば下記特許文献3にその一例が開示されている。
そのため防振装置にあっては、本体ゴム部が引張方向の力をできるだけ受けないように、即ち引張変形をできるだけ生じないようにして設置される。
この場合、樹脂ブラケットと本体ゴム部及びゴムストッパ部を有する一体の加硫品が別々の部品として必要となり、更にそれらの組付けの工程が必要となるのに加えて、樹脂ブラケットとインシュレータ本体との組付けのための構造が複雑な構造となることによって、防振装置の所要コストが高くなってしまう。
しかしながらこの特許文献4に開示のものは、樹脂の射出成形時に本体ゴム部に対して予圧縮を与える状態に樹脂製の車体側取付部材を成形するといったものではない。
しかしながらこの特許文献5に開示のものは、樹脂製の外筒部材を射出成形する際の樹脂の射出圧で緩衝部を移動させるものであり、この点において本発明とは本質的に異なっている。
しかしながらこの特許文献6に開示のものも、樹脂の射出圧でゴム弾性体に予圧縮を与えるもので、特許文献5に開示のものと同様、本発明とは本質的に異なったものである。
しかしながらこのような手法では、ゴムと樹脂部材とが接する部分においてしかゴム側を変形させることができず、その利用については大きな制約がある。
以上樹脂ブラケットが門形をなす変位規制部を備えている場合を例として、樹脂ブラケット付き防振装置についての問題点を述べたが、これら以外の形状,構造の樹脂ブラケット付きの防振装置においても事情は同様である。
このような固定構造は、樹脂ブラケットの成形時に同時に樹脂ブラケットと本体ゴム部の側とを接合固定することで初めて実現できる。
この場合において、脚部の基端側の位置にインシュレータ本体の保持部を設け、インシュレータ本体を、上記固定部において保持部に設けた被固定部により保持するようになしておくことができる(請求項4)。
このようにすれば、突出形状をなす被固定部と凹形状をなす固定部との固定力をより強固となすことができる。
図1及び図2において、10は樹脂ブラケット付き防振装置の一例としてのエンジンマウント装置である。
但しここではエンジンマウント装置10は車両への組付け前の状態、即ちエンジンの重量(エンジンからの静荷重)を受けていない無負荷状態で示してある。
ここでは樹脂ブラケット14としてポリアミド樹脂にガラス繊維を補強材として含有させたものが用いられている。
エンジンマウント装置10は、図1中左右方向を車両の前後方向とし、図1中紙面と直角方向を左右方向として車両に設置される。
更にこのゴム弾性体16は、本体ゴム部18に連続して下向きに延出する円筒形状のゴム壁22を有している。
取付金具70は、図2に示すエンジン側のブラケット26の先端側の圧入部28を圧入空間24に圧入させ、ゴム層30を介し圧入部28に嵌合状態にブラケット26に取り付けられる。
ここで取付金具70の図中上面側のゴム部はリバウンド側のゴムストッパ部72を成している。
尚、上部の筒状部20の図中下側には環状の括れ部32が形成されている。
この円筒状を成す金具34は、その上部が本体ゴム部18における基端部の位置まで上向きに延びている。
また下部がゴム壁22の外部に露出する位置まで延びており、その外部に露出した部分がかしめ部36とされている。
このかしめ部36は後述のダイヤフラム膜38を固定する前には折曲げ形状をなしておらず、図4及び図5に示すように図中下向きにストレート形状をなしている。
オリフィス通路50の内部の液Lは、開口52を通じて主液室46との間で移動可能とされ、また開口54を通じて副液室48との間で移動可能となっている。
この収容室56は開口60を通じて主液室46と連通し、また開口62を通じて副液室48と連通している。
またこの可動板58と収容室56との間には、液Lが流通可能な微小な隙間が形成されている。
その減衰作用は液Lが液柱共振を生じる際に最も高く、この例ではその液柱共振の周波数は、シェイク等の10〜20Hz程度の低周波数の振動入力に対してチューニングされている。
このバウンド側のゴムストッパ部74は、エンジン側のブラケット26が下向きに過大に相対変位したときにブラケット26側のストッパ当り部76に図中上向きに当接してストッパ作用をなし、バウンド側の過大な変位を規制作用する。
また変位規制部84の外面には、一方の脚部80の下端からブリッジ部82を経由して他方の脚部80の基端に到る位置まで連続して延びるリブ94(図3参照)が、側面視において左右の両端位置(図3中幅方向の両端位置)と、中央寄りの位置との3個所に一体に設けられている。
尚、樹脂製の取付部86には円環状をなす金属製の締結金具92が埋め込まれており、固定孔91はこの締結金具92の貫通孔にて形成されている。
この実施形態において、図3(B)中右側の取付部86には1個所に固定孔91が設けられ、また左側の固定部88には2個所に固定孔91が設けられている。
これら下部90-1と上部90-2とは、脚部80と80との間の位置で互いに接合され一体化されている。
尚下部90-1には、図3(A)に示しているように空所部96が形成されている。
この保持部90には、本体ゴム部18に対する図中下向きの圧縮方向と直角方向、即ち図中左右方向の内方に向かって突出する、上記固定部99を樹脂ブラケット14に対して固定するための被固定部100が環状(円形の環状)に設けられている。
ここで被固定部100は、樹脂ブラケット14の射出成形時に成形され、そしてその成形と同時に固定部99に接合され一体化されている。
前述した図2に示す受部78は、この保持部90の一部によって構成されている。
上記ゴム壁22に埋設された筒状をなす金具34は、その上部が凹部102に対応した形状の屈曲形状で延びており、その屈曲形状をなす部分が、固定部99を補強する補強部104を構成している。
具体例としてここでは本体ゴム部18が設定予圧縮量3mmで予圧縮されている。その予圧縮量はエンジン重量その他によって適正量が種々変化するが、一般にその設定予圧縮量は1〜5mmとされる。
これらの図において106は、樹脂ブラケット14を成形し且つ成形と同時にこれを予め製造した上記の一体の加硫品66に接合し一体化するための成形型(金型)を示している。
ここでは成形型106を型開きした状態で、加硫品66をその内部にセットする。
図8はそのようにして加硫品66をセットし且つ成形型106を型締めした状態を表している。
被押圧面109は、本体ゴム部18を図中下向きに圧縮させるための力を、後述の押圧型108から取付金具70の内面の薄膜のゴム層30を介して受ける部分である。
この被押圧面109は、本体ゴム部18に対する圧縮方向と直角方向の左右方向、即ち門形をなす変位規制部84に対する側面視において左右方向に延びる平坦面をなしている。
そして上部の型部RUに、上記の被押圧面109に対して本体ゴム部18を圧縮させるための押圧力を加える、型部RUの本体部分とは別体をなす押圧型108が被押圧面109側に突出する状態で組み込まれている。
空間Kは、本体ゴム部18の設定予圧縮量以上に被支持部112を相対移動させることが可能な寸法(図中上下方向寸法)で形成されている。
尚押圧型108における押圧部110は、その断面形状が取付金具70の内空間(圧入空間24)の断面形状とほぼ同等若しくはこれよりも僅かに小形状とされている。
即ち、図8に示す型締状態から型部Lが図中左方向に後退移動し、また型部Cが上方向に後退移動し、更に型部RUが上方向に後退移動する。
ここで型部L,型部C,型部RUは何れも油圧シリンダによる駆動によって開閉移動せしめられる。
尚、型部Rにおける下部の型部RLは固定状態である。
122は、型部Lに一体に構成された板状の成形部で、この板状の成形部122の上側に上記のストッパ当り部98の成形空間124が形成される。
即ち成形部122はストッパ当り部98の成形空間124の底部を構成する。
図示のようにここでは取付金具70の内部に押圧型108を挿入させる状態に、加硫品66を成形型106にセットする。
この状態から型部RUを下向きに移動させて、これを型締動作させる。このとき、加硫品66の本体ゴム部18に対して下向きに押圧力が加えられ、本体ゴム部18が型締めの力で下向きに圧縮変形せしめられる。
このとき、本体ゴム部18は設定予圧縮量よりも過剰に下向きに圧縮せしめられる。型部RUの型締めの際の移動ストロークがそのように定められている。
ここではその圧縮の過剰分が型部Lにおける上記の板状の成形部122の厚みと同じとされている。
以上のようにして型部RUを図中下向きに型締動作させ、その型締動作が終了した時点で、取付金具70の上面に設けられたリバウンド側のゴムストッパ部72の上側に、型部Lの板状の成形部122を挿入可能とする空間が生じる。
そこで次に、型部Lを図中右方向に前進移動させてこれを型締動作させる。
このようにして成形型106全体を型締めした状態が、図8に示す状態である。
そこで次にキャビティ116に溶融した樹脂材料を射出してこれを充填する。
そしてその成形時の接着と凹凸嵌合による物理的な係合力によって、被固定部100と固定部99とが強固に固定状態となる。
従って予圧縮量に過剰分を加えた全体の圧縮量はここでは10mmである。
ここでは設定予圧縮量に過剰分を加えた本体ゴム部18の圧縮量が、エンジンの静荷重を受けたときと同じ圧縮量である。
尚、成形部122の厚みはここでは7mmとなしてあるが、成形部122の厚みは強度的に見てこれよりも薄くすることが可能である。但し強度上はその厚みは3mm以上となしておくことが望ましい。
その後型部Cを上向きに後退移動させるとともに、型部RUを押圧型108とともに図中上向きに後退移動させる。
ここにおいて当初10mm圧縮された本体ゴム部18の圧縮量が3mmの圧縮量即ち設定予圧縮量となる。
従って、ブリッジ部82が押圧型108の過剰な戻りによって損傷するのが防止される。
尚図11において、P1は型部RUの型締位置を、P0は型開き位置を、P2は押圧型108の型開き時の上昇端の位置を表している。
しかしながらこの場合には成形型及び成形装置の構造が複雑化し、また押圧型108の出し入れのタイミングの制御も正確に行わなければならず、必然的に装置コストが高くなってしまう。
ここにおいて樹脂ブラケット14付きの液封式のエンジンマウント装置10が得られる。
図13はその一例を示している。
この例は取付金具70がブロック状をなして、図中下端に一対の張出部126を有する場合の例で、ここではそれら張出部126の上面の肩面を被押圧面109として、これを押圧型108の一対の押圧部110にて下向きに押圧するようになすことができる。
例えば本発明は樹脂ブラケットが上記のような門形をなしていないものに対しても適用可能であるし、また上記した成形型の型締め及び型開きの手順はあくまで一例にすぎず、上例とは異なった手順で型締め及び型開きをするようになしても良いし、また成形型を上例以外の構造の成形型として構成することももとより可能である。
更に本発明はエンジンマウント装置以外の防振装置に適用することも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態、態様で構成及び実施することが可能である。
12 インシュレータ本体
14 樹脂ブラケット
18 本体ゴム部
38 ダイヤフラム膜
40 液室
41 仕切部材
46 主液室
48 副液室
50 オリフィス通路
66 加硫品
70 取付金具
72 ゴムストッパ部
80 脚部
82 ブリッジ部
84 変位規制部
86 取付部
98 ストッパ当り部
99 固定部
100 被固定部
102,114 凹部
106 成形型(金型)
108 押圧型
109 被押圧面
116 キャビティ
118,120,124 成形空間
122 成形部
Claims (9)
- (A)被支持部材の側に取り付けられる剛性の取付部材と、該被支持部材の重量を受けて圧縮方向に変形し、圧縮変形状態で該被支持部材を弾性支持する本体ゴム部と、前記取付部材に設けられ、前記圧縮方向とは反対方向のリバウンド方向にストッパ作用するゴムストッパ部とを含んで構成された一体の加硫品を備えたインシュレータ本体、及び
(B)前記本体ゴム部の、前記圧縮方向における前記ゴムストッパ部とは反対の基端側に設けた固定部を固定させる被固定部と、該ゴムストッパ部に対し前記リバウンド方向に対向して位置し、該ゴムストッパ部を当接させるストッパ当り部とを備え、支持部材の側に取付固定される樹脂ブラケットを有し、
該樹脂ブラケットと前記インシュレータ本体とが、前記被支持部材による荷重の非作用状態の下で、前記ゴムストッパ部を前記ストッパ当り部に当接させ且つ前記本体ゴム部を設定予圧縮量で予圧縮する状態に互いに連結された樹脂ブラケット付き防振装置の製造方法であって、
前記加硫品を予め製造して、該加硫品を前記樹脂ブラケットの成形型に型開き状態でセットし、該成形型の型締めの動きで前記本体ゴム部を前記設定予圧縮量よりも一旦過剰に圧縮変形させるとともに前記ゴムストッパ部を該本体ゴム部の圧縮分移動させることで、最終型締状態で該ゴムストッパ部に対して前記圧縮方向とは反対方向に離隔した位置に前記ストッパ当り部用の成形空間を有する、前記樹脂ブラケット用のキャビティを形成し、キャビティに樹脂材料を射出して前記被固定部及びストッパ当り部を含む前記樹脂ブラケットを成形すると同時に、該被固定部を前記固定部に一体接合し、しかる後型開きして前記樹脂ブラケットと前記加硫品の一体成形体を脱型し、該脱型状態で前記ゴムストッパ部を前記ストッパ当り部に当接させ且つ前記本体ゴム部を設定予圧縮量だけ予圧縮状態とすることを特徴とする樹脂ブラケット付き防振装置の製造方法。 - 請求項1において、前記型開きの動きに伴って前記過剰分だけ前記本体ゴム部とゴムストッパ部とを戻して、該ゴムストッパ部を該本体ゴム部の弾性反力にて前記ストッパ当り部に当接させ且つ該本体ゴム部を設定予圧縮量だけ予圧縮状態とし、その後において前記一体成形体を脱型することを特徴とする樹脂ブラケット付き防振装置の製造方法。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記被固定部を、前記本体ゴム部の圧縮方向に対して交差する方向に突出した形状とする一方、前記固定部には対応する形状の凹部を設けておき、
前記樹脂ブラケットの射出成形時に前記樹脂材料を該凹部に充填することにより該被固定部を成形すると同時に、該被固定部と固定部とを凹凸嵌合させる状態に該被固定部を該固定部に一体接合することを特徴とする樹脂ブラケット付き防振装置の製造方法。 - 請求項1において、前記樹脂ブラケットが、(イ)起立する一対の脚部、及び該一対の脚部の各先端側を連結するブリッジ部を備えて、正面視形状が門形をなす変位規制部と、(ロ)該脚部の基端側の位置で前記インシュレータ本体を保持する保持部と、(ハ)前記一対の脚部の基端から互いに離れる方向に延出し、前記支持部材の側に取付固定される取付部とを有し、
前記樹脂ブラケットの内側空間に配置された前記インシュレータ本体を、前記固定部において前記保持部に設けた前記被固定部で保持するものであることを特徴とする樹脂ブラケット付き防振装置の製造方法。 - 請求項4において、前記被固定部を、前記本体ゴム部の圧縮方向に対して交差する方向に前記インシュレータ本体側に突出した形状とする一方、前記固定部には対応する形状の凹部を設けておき、
前記樹脂ブラケットの射出成形時に前記樹脂材料を該凹部に充填することにより該被固定部を成形すると同時に、該被固定部と固定部とを凹凸嵌合させる状態に該被固定部を該固定部に一体接合することを特徴とする樹脂ブラケット付き防振装置の製造方法。 - 請求項5において、前記固定部には前記凹部の形状に沿った形状で延びる剛性部材を埋設しておくことを特徴とする樹脂ブラケット付き防振装置の製造方法。
- 請求項4において、前記剛性の取付部材には、前記本体ゴム部の前記圧縮方向と直角方向且つ前記門形をなす変位規制部に対する側面視において左右方向に延び、前記成形型から前記本体ゴム部を圧縮させる向きの力を受ける被押圧面を備えておくとともに、
前記樹脂ブラケットの成形型を、該左右方向に分割される型部Cと、該型部Cの両側の型部Lと型部Rとを有し、更に該型部Rは前記圧縮方向に分割される型部RUと型部RLとを有するものとなして、
該型部RUに左右の型締方向且つ前記被押圧面側に突出して該被押圧面を押圧する押圧型を設けておく一方、
前記型部Lには、前記キャビティにおける前記ストッパ当り部の成形空間の底部を構成する板状の成形部を左右の型締方向に突出する形状で設けておき、
前記押圧型を前記被押圧面に対峙させた状態で前記型部RUと型部RLとを前記圧縮方向に型締めする際に、型締めの動きで該押圧型により前記本体ゴム部を設定圧縮量よりも一旦過剰に圧縮変形させるとともに前記ゴムストッパ部を該本体ゴム部の圧縮分前記固定部の側に相対移動させ、
しかる後に前記型部Lを前記型部R及び型部Cに対して前記左右方向に型締めして、型締状態で前記樹脂ブラケット用のキャビティを形成するとともに、該キャビティ形成時に前記板状の成形部を、前記ゴムストッパ部の前記圧縮方向とは反対側の位置に外挿して前記ストッパ当り部の成形空間を形成し、
前記キャビティに樹脂材料を射出して前記樹脂ブラケットを成形すると同時に前記加硫品に接合して一体化し、
しかる後先ず型部Lを後退移動させた上で、前記型部RUと型部RLとを型開き方向に相対移動させ、該型部RUと型部RLとの型開きの動きに伴って、前記過剰分だけ前記本体ゴム部とゴムストッパ部とを戻して、前記本体ゴム部の弾性反力により前記ゴムストッパ部を前記ストッパ当り部に当接させ且つ該本体ゴム部を設定予圧縮量だけ予圧縮状態とし、その後において前記一体成形体を脱型することを特徴とする樹脂ブラケット付き防振装置の製造方法。 - 請求項7において、前記型部RLを固定状態として、前記型部RUを該型部RLに対して型締動作させることで、前記板状の成形部の厚み分だけ前記本体ゴム部を過剰に圧縮するとともに該本体ゴム部の圧縮分前記ゴムストッパ部を移動させ、
該ストッパゴム部の移動により空いた空間に、前記板状の成形部を挿入するように前記型部Lを型締動作させ、
前記樹脂ブラケットを射出成形及び前記加硫品に一体化した後に、前記型部RUを前記型部RLから型開き方向に移動させることで、前記過剰分だけ前記本体ゴム部及びゴムストッパ部を戻して、該ゴムストッパ部を前記ストッパ当り部に当接状態とし、前記一体成形体を脱型することを特徴とする樹脂ブラケット付き防振装置の製造方法。 - 請求項7,8の何れかにおいて、前記剛性の取付部材が筒状をなしていて、前記押圧型が該取付部材の内部に嵌合状態に軸方向に挿入されるものとなし、
且つ該押圧型は、前記型部RUに対して少なくとも前記予圧縮分、前記型部RUとRLとの型開き方向に相対移動可能に組み込んであることを特徴とする樹脂ブラケット付き防振装置の製造方法。
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