JPH08270702A - 空気バネ - Google Patents
空気バネInfo
- Publication number
- JPH08270702A JPH08270702A JP7195195A JP7195195A JPH08270702A JP H08270702 A JPH08270702 A JP H08270702A JP 7195195 A JP7195195 A JP 7195195A JP 7195195 A JP7195195 A JP 7195195A JP H08270702 A JPH08270702 A JP H08270702A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- diaphragm
- outer shell
- air spring
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/40—Constructional features of dampers and/or springs
- B60G2206/42—Springs
- B60G2206/424—Plunger or top retainer construction for bellows or rolling lobe type air springs
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 重量が軽減されると共に形状構造を特別に複
雑化することなく、又空気洩れやダイヤフラムの抜け外
れ等トラブルの虞がない空気バネを提供する。 【構成】 アウタ−シェルとピストン及びこれら両者を
連結する円筒状のダイヤフラムで構成される空気バネに
おいて、前記アウタ−シェルまたは前記ピストンあるい
はその両方が合成樹脂で成型され、しかも前記ダイヤフ
ラムの端部が合成樹脂製の前記アウタ−シェルの端部ま
たは/および合成樹脂製の前記ピストンの端部と接着連
結されている。
雑化することなく、又空気洩れやダイヤフラムの抜け外
れ等トラブルの虞がない空気バネを提供する。 【構成】 アウタ−シェルとピストン及びこれら両者を
連結する円筒状のダイヤフラムで構成される空気バネに
おいて、前記アウタ−シェルまたは前記ピストンあるい
はその両方が合成樹脂で成型され、しかも前記ダイヤフ
ラムの端部が合成樹脂製の前記アウタ−シェルの端部ま
たは/および合成樹脂製の前記ピストンの端部と接着連
結されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用サスペンショ
ン、シ−トサスペンション、キャブマウント、一般産業
用防振装置、除振台などに用いられる空気バネに関し、
特に空気室を画成するためのゴム製のダイヤフラムの取
り付け部分の改良と、空気バネの軽量化に関する。
ン、シ−トサスペンション、キャブマウント、一般産業
用防振装置、除振台などに用いられる空気バネに関し、
特に空気室を画成するためのゴム製のダイヤフラムの取
り付け部分の改良と、空気バネの軽量化に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示される従来の空気バネ100に
おいては、空気バネ100の主構成部材であるアウタ−
シェル101とピストン102が鉄、アルミニウムなど
の金属材料製とされるか、場合によっては単体の合成樹
脂製とされており、しかも、倒椀形の前記アウタ−シェ
ル101と漏斗形の前記ピストン102との間を連結し
て拡縮自在な空気室103を画成する円筒状のゴム製ダ
イヤフラム104の両端部は、前記アウタ−シェル10
1及び前記ピストン102の端部に各々嵌合され、そし
てその上部に金属製の加締リング105が嵌められて、
この加締リング105を締め付けることによってそれら
に固着されている。
おいては、空気バネ100の主構成部材であるアウタ−
シェル101とピストン102が鉄、アルミニウムなど
の金属材料製とされるか、場合によっては単体の合成樹
脂製とされており、しかも、倒椀形の前記アウタ−シェ
ル101と漏斗形の前記ピストン102との間を連結し
て拡縮自在な空気室103を画成する円筒状のゴム製ダ
イヤフラム104の両端部は、前記アウタ−シェル10
1及び前記ピストン102の端部に各々嵌合され、そし
てその上部に金属製の加締リング105が嵌められて、
この加締リング105を締め付けることによってそれら
に固着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような空気バネ1
00を特に自動車用のサスペンションシステムに使用す
る場合においては、通常車両に要求される軽量化や乗り
心地性能や運動性能の向上のためにバネ下重量の低減が
必要となって、空気バネの重量を出来るだけ軽減するこ
とが要求される。しかるに、前記従来の空気バネにおい
ては、例えアウタ−シェル101やピストン102の材
質を軽量のアルミニウムや合成樹脂に選定した場合で
も、前述の如く、ダイヤフラム104の固着が前記加締
リング105を加締めて実施されることから、アウタ−
シェル101やピストン102にこの加締力に耐える強
度が必要となって、余分な肉厚が加えられて重量の増加
をもたらすか、あるいは特別な形状構造設計を要して構
成や製法に煩雑さをもたらすなどの不具合があった。
00を特に自動車用のサスペンションシステムに使用す
る場合においては、通常車両に要求される軽量化や乗り
心地性能や運動性能の向上のためにバネ下重量の低減が
必要となって、空気バネの重量を出来るだけ軽減するこ
とが要求される。しかるに、前記従来の空気バネにおい
ては、例えアウタ−シェル101やピストン102の材
質を軽量のアルミニウムや合成樹脂に選定した場合で
も、前述の如く、ダイヤフラム104の固着が前記加締
リング105を加締めて実施されることから、アウタ−
シェル101やピストン102にこの加締力に耐える強
度が必要となって、余分な肉厚が加えられて重量の増加
をもたらすか、あるいは特別な形状構造設計を要して構
成や製法に煩雑さをもたらすなどの不具合があった。
【0004】また、前記加締リング105の加締は、一
般に、該加締リング105の全円周を複数箇所に分割し
て各々の箇所が同時ではあるが個別に縮径される様にな
されるので、アウタ−シェル101またはピストン10
2へのダイヤフラム104の固着の強さが周上均一でな
く、前記空気室の気密が不十分となって空気洩れのトラ
ブルを引き起こしたり、またはダイヤフラム104が加
締リング105から局部的に抜け外れるなどの虞があっ
た。
般に、該加締リング105の全円周を複数箇所に分割し
て各々の箇所が同時ではあるが個別に縮径される様にな
されるので、アウタ−シェル101またはピストン10
2へのダイヤフラム104の固着の強さが周上均一でな
く、前記空気室の気密が不十分となって空気洩れのトラ
ブルを引き起こしたり、またはダイヤフラム104が加
締リング105から局部的に抜け外れるなどの虞があっ
た。
【0005】上記の実情に鑑みて、本発明の目的は、重
量が軽減されると共に形状構造を特別に複雑化すること
なく、また空気洩れやダイヤフラムの抜け外れトラブル
の虞がない空気バネを提供することである。
量が軽減されると共に形状構造を特別に複雑化すること
なく、また空気洩れやダイヤフラムの抜け外れトラブル
の虞がない空気バネを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の空気バネでは、特許請求項1に記載の如
く、アウタ−シェルとピストン及びこれら両者を連結す
る円筒状のダイヤフラムで構成される空気バネにおい
て、前記アウタ−シェルまたは前記ピストンあるいはそ
の両方が合成樹脂で成型され、しかも前記ダイヤフラム
の端部が合成樹脂製の前記アウタ−シェルの端部または
/および合成樹脂製の前記ピストンの端部と接着連結さ
れていることを特徴とするとしている。
めに、本発明の空気バネでは、特許請求項1に記載の如
く、アウタ−シェルとピストン及びこれら両者を連結す
る円筒状のダイヤフラムで構成される空気バネにおい
て、前記アウタ−シェルまたは前記ピストンあるいはそ
の両方が合成樹脂で成型され、しかも前記ダイヤフラム
の端部が合成樹脂製の前記アウタ−シェルの端部または
/および合成樹脂製の前記ピストンの端部と接着連結さ
れていることを特徴とするとしている。
【0007】
【作用】本発明に係る空気バネにおいては、円筒状のダ
イヤフラムの端部は合成樹脂製のアウタ−シェルまたは
/および合成樹脂製のピストンの端部に嵌合されて、後
記の実施例に例示される如くアウタ−シェルまたはピス
トンの注型と同時に、これらの端部と接着連結されるの
で、従来の空気バネのようにダイヤフラムを加締リング
を用いてアウタ−シェルまたは/およびピストンに加締
固着させる必要がない。従って、空気バネの製造工程か
ら煩雑な加締工程が削減されて工程が簡素化されると共
に、上記のようにダイヤフラムの端部が注型によって周
上均一に接着連結されるので、前述従来品の加締固着に
由来して懸念された空気洩れやダイヤフラムの抜け外れ
のトラブルの虞が解消される。
イヤフラムの端部は合成樹脂製のアウタ−シェルまたは
/および合成樹脂製のピストンの端部に嵌合されて、後
記の実施例に例示される如くアウタ−シェルまたはピス
トンの注型と同時に、これらの端部と接着連結されるの
で、従来の空気バネのようにダイヤフラムを加締リング
を用いてアウタ−シェルまたは/およびピストンに加締
固着させる必要がない。従って、空気バネの製造工程か
ら煩雑な加締工程が削減されて工程が簡素化されると共
に、上記のようにダイヤフラムの端部が注型によって周
上均一に接着連結されるので、前述従来品の加締固着に
由来して懸念された空気洩れやダイヤフラムの抜け外れ
のトラブルの虞が解消される。
【0008】また、空気バネの主構成部材であるアウタ
−シェルまたは/およびピストンが合成樹脂とされてい
るので、金属製の従来品に比べて空気バネの軽量が図れ
る。しかも、これらの要素の形成は、後記実施例のよう
に、注型により一気に成されるので製法が単純となる。
−シェルまたは/およびピストンが合成樹脂とされてい
るので、金属製の従来品に比べて空気バネの軽量が図れ
る。しかも、これらの要素の形成は、後記実施例のよう
に、注型により一気に成されるので製法が単純となる。
【0009】更に、上記の如く、加締工程がないのでア
ウタ−シェル及びピストンに加締力がかからずこれらの
強度を前記加締力に見合って余分に高く設定する必要が
なく、従って余分な肉厚を加えて重量の増加をもたらし
たり、あるいは特別な形状や構造の設計を要して構成や
製法を煩雑にしたりする不具合を防止することが出来
る。
ウタ−シェル及びピストンに加締力がかからずこれらの
強度を前記加締力に見合って余分に高く設定する必要が
なく、従って余分な肉厚を加えて重量の増加をもたらし
たり、あるいは特別な形状や構造の設計を要して構成や
製法を煩雑にしたりする不具合を防止することが出来
る。
【0010】
【実施例】図1乃至図3に基づいて本発明の実施例を説
明する。図1は本発明に係る実施例の空気バネ1の縦断
面模式図である。図1において、倒椀形のアウタ−シェ
ル2は、熱可塑性樹脂例えばナイロン製とされて、その
頭面部分が車両のバネ上側部材(図示省略)に取り付け
られるようになっている。また、漏斗形のピストン3
は、これも熱可塑性樹脂例えばナイロン製とされて、そ
の底面部分が車両のバネ下側部材(図示省略)に取り付
けられるようになっている。そして、前記アウタ−シェ
ル2と前記ピストン3との間には、断面がテ−パ−状を
成したほぼ円筒形のダイアフラム4が配置されている。
このダイアフラム4は、その大径側の一端5が前記アウ
タ−シェル2の端部に、またその小径側の他端6が前記
ピストン3にそれぞれ気密に連結されて内部に空気室7
が画成されている。そして、この様に構成された空気バ
ネ1では、前記空気室7内に空気その他の気体が適宜圧
力にて充填されて、外部から振動入力を受けた場合には
前記ピストン3の揺動に応じて前記ダイアフラム4が伸
縮して該空気室7が拡縮しこの振動入力を吸収減衰する
ようになっている。
明する。図1は本発明に係る実施例の空気バネ1の縦断
面模式図である。図1において、倒椀形のアウタ−シェ
ル2は、熱可塑性樹脂例えばナイロン製とされて、その
頭面部分が車両のバネ上側部材(図示省略)に取り付け
られるようになっている。また、漏斗形のピストン3
は、これも熱可塑性樹脂例えばナイロン製とされて、そ
の底面部分が車両のバネ下側部材(図示省略)に取り付
けられるようになっている。そして、前記アウタ−シェ
ル2と前記ピストン3との間には、断面がテ−パ−状を
成したほぼ円筒形のダイアフラム4が配置されている。
このダイアフラム4は、その大径側の一端5が前記アウ
タ−シェル2の端部に、またその小径側の他端6が前記
ピストン3にそれぞれ気密に連結されて内部に空気室7
が画成されている。そして、この様に構成された空気バ
ネ1では、前記空気室7内に空気その他の気体が適宜圧
力にて充填されて、外部から振動入力を受けた場合には
前記ピストン3の揺動に応じて前記ダイアフラム4が伸
縮して該空気室7が拡縮しこの振動入力を吸収減衰する
ようになっている。
【0011】次に、前記熱可塑性樹脂製のアウタ−シェ
ル2及びピストン3の成型方法およびこれらに前記ダイ
アフラム4を連結する方法について説明する。図2は、
ダイアフラム4の一部、小径側部分が射出成型用の金型
8に組み込まれ、ピストン3を射出成型で成型する状態
を示す図である。先ず、上型9及び中型10を取り除い
て、円錐台状の中子11が内装されたダイアフラム4が
下型12の上に装填される。なおこの時、断面がテ−パ
−状とされた円筒状のダイアフラム4には、図3に示す
ように、別工程で加硫成型された後、大径側の一端5と
小径側の他端6とに接着剤処理(図3で斜線部分)が施
されている。次に、上記のように中子11内装のダイア
フラム4が下型12に装填された状態で、中型10及び
上型9を下型12の上部に順次取り付けて射出成型用金
型8が組み立てられる。この結果、射出成型用金型8の
内部には、ピストン3の形状容積に相当する空隙13お
よびこれに連結するランナ−14が形成される。またこ
こで、該ランナ−14の上端部は上型9の上端に設けら
れている注入口15に連通されている。
ル2及びピストン3の成型方法およびこれらに前記ダイ
アフラム4を連結する方法について説明する。図2は、
ダイアフラム4の一部、小径側部分が射出成型用の金型
8に組み込まれ、ピストン3を射出成型で成型する状態
を示す図である。先ず、上型9及び中型10を取り除い
て、円錐台状の中子11が内装されたダイアフラム4が
下型12の上に装填される。なおこの時、断面がテ−パ
−状とされた円筒状のダイアフラム4には、図3に示す
ように、別工程で加硫成型された後、大径側の一端5と
小径側の他端6とに接着剤処理(図3で斜線部分)が施
されている。次に、上記のように中子11内装のダイア
フラム4が下型12に装填された状態で、中型10及び
上型9を下型12の上部に順次取り付けて射出成型用金
型8が組み立てられる。この結果、射出成型用金型8の
内部には、ピストン3の形状容積に相当する空隙13お
よびこれに連結するランナ−14が形成される。またこ
こで、該ランナ−14の上端部は上型9の上端に設けら
れている注入口15に連通されている。
【0012】次に、前記注入口15から加熱されて溶融
状態の熱可塑性樹脂ナイロンを射出注入して前記空隙1
3を充填しピストン3が成型される。この時、ダイアフ
ラム4の小径側の他端6が前述の接着剤処理によってナ
イロン樹脂製のピストン3の端部と強固に接着されて、
ダイアフラムとピストンの連結が行われる。
状態の熱可塑性樹脂ナイロンを射出注入して前記空隙1
3を充填しピストン3が成型される。この時、ダイアフ
ラム4の小径側の他端6が前述の接着剤処理によってナ
イロン樹脂製のピストン3の端部と強固に接着されて、
ダイアフラムとピストンの連結が行われる。
【0013】更に、アウタ−シェル2の成型及びダイア
フラム4との連結は、以下のようにして実施される。先
ず、前記のようにしてピストン3と連結されたダイアフ
ラム4の大径側の一端5の内側に溶融樹脂(熱可塑性樹
脂)製の中子を嵌挿して前記したピストン3の射出成型
と同様な射出成型を実施してアウタ−シェル2の成型が
行われる。射出成型が終了するとアウタ−シェル2とダ
イアフラム4とが連結状態となるが、アウタ−シェル2
の内部には前記溶融樹脂(熱可塑性樹脂)製の中子が閉
じ込められているので、これを次のようにして除去す
る。即ち、射出成型済みのアウタ−シェル2の所定箇所
に設けられて前記空気室への内圧充填等の用に供される
開口部(図1では省略している)から、適宜器具が装備
されたパイプが導入されて、前記溶融樹脂を溶融して外
部に吸出する。
フラム4との連結は、以下のようにして実施される。先
ず、前記のようにしてピストン3と連結されたダイアフ
ラム4の大径側の一端5の内側に溶融樹脂(熱可塑性樹
脂)製の中子を嵌挿して前記したピストン3の射出成型
と同様な射出成型を実施してアウタ−シェル2の成型が
行われる。射出成型が終了するとアウタ−シェル2とダ
イアフラム4とが連結状態となるが、アウタ−シェル2
の内部には前記溶融樹脂(熱可塑性樹脂)製の中子が閉
じ込められているので、これを次のようにして除去す
る。即ち、射出成型済みのアウタ−シェル2の所定箇所
に設けられて前記空気室への内圧充填等の用に供される
開口部(図1では省略している)から、適宜器具が装備
されたパイプが導入されて、前記溶融樹脂を溶融して外
部に吸出する。
【0014】本実施例の空気バネ1は上記の構成とされ
又上記の如く成型されるので、従来品のように加締工程
が必要でなく、ダイアフラム4の両端部がそれぞれアウ
タ−シェル2とピストン3に強固にまた簡便に接着連結
されて空気洩れやダイヤフラム4の抜け外れ等のトラブ
ルが防止される。しかも、アウタ−シェル2とピストン
3が合成樹脂製とされるので軽量化されると共に構造が
簡素化される。
又上記の如く成型されるので、従来品のように加締工程
が必要でなく、ダイアフラム4の両端部がそれぞれアウ
タ−シェル2とピストン3に強固にまた簡便に接着連結
されて空気洩れやダイヤフラム4の抜け外れ等のトラブ
ルが防止される。しかも、アウタ−シェル2とピストン
3が合成樹脂製とされるので軽量化されると共に構造が
簡素化される。
【0015】なお、上記実施例では、アウタ−シェル2
及びピストン3を共に熱可塑性樹脂としたが、これをど
ちらか一方のみを合成樹脂製とする構成の空気バネとす
ることができる。また、本実施例に用いた前記接着剤処
理は、既存のゴム状弾性体と合成樹脂とを接着する接着
技術が利用されている。
及びピストン3を共に熱可塑性樹脂としたが、これをど
ちらか一方のみを合成樹脂製とする構成の空気バネとす
ることができる。また、本実施例に用いた前記接着剤処
理は、既存のゴム状弾性体と合成樹脂とを接着する接着
技術が利用されている。
【0016】
【発明の効果】本発明の空気バネでは、空気バネの主要
構成部材であるアウタ−シェルとピストンのどちらか一
方または両者が合成樹脂製とされるので軽量化されると
共に構造が単純化され、更に、これら両部材とダイアフ
ラムとの連結は、合成樹脂製の該両部材にダイアフラム
を接着させるだけで済むので、従来の煩雑でしかも空気
洩れやダイヤフラムの抜け外れなどのトラブルが懸念さ
れる加締工程を要せず、周上各位置均一で強固な連結が
得られる。
構成部材であるアウタ−シェルとピストンのどちらか一
方または両者が合成樹脂製とされるので軽量化されると
共に構造が単純化され、更に、これら両部材とダイアフ
ラムとの連結は、合成樹脂製の該両部材にダイアフラム
を接着させるだけで済むので、従来の煩雑でしかも空気
洩れやダイヤフラムの抜け外れなどのトラブルが懸念さ
れる加締工程を要せず、周上各位置均一で強固な連結が
得られる。
【図1】本実施例の空気バネを模式的に示す断面図であ
る。
る。
【図2】本実施例の空気バネの成型方法を示す図であ
る。
る。
【図3】本実施例の空気バネのダイアフラムを示す図で
ある。
ある。
【図4】従来の空気バネを模式的に示す断面図である。
1 空気バネ 2 アウタ−シェル 3 ピストン 4 ダイアフラム 5 大径側の一端 6 小径側の他端 7 空気室 8 射出成型用金型 9 上型 10 中型 11 中子 12 下型 13 空隙 14 ランナ− 15 注入口
Claims (1)
- 【請求項1】 アウタ−シェルとピストン及びこれら両
者を連結する円筒状のダイヤフラムで構成される空気バ
ネにおいて、前記アウタ−シェルまたは前記ピストンあ
るいはその両方が合成樹脂で成型され、しかも前記ダイ
ヤフラムの端部が合成樹脂製の前記アウタ−シェルの端
部または/および合成樹脂製の前記ピストンの端部と接
着連結されていることを特徴とする空気バネ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7195195A JPH08270702A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 空気バネ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7195195A JPH08270702A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 空気バネ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270702A true JPH08270702A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13475311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7195195A Pending JPH08270702A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 空気バネ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08270702A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0859165A1 (en) * | 1997-02-18 | 1998-08-19 | BRIDGESTONE/FIRESTONE, Inc. | Method of securing a rubber air spring to a sleeve using an adhesive |
DE102008025905A1 (de) * | 2008-05-29 | 2009-12-24 | Carl Freudenberg Kg | Befestigung der Enden eines Federbalgs bei einer Luftfeder |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7195195A patent/JPH08270702A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0859165A1 (en) * | 1997-02-18 | 1998-08-19 | BRIDGESTONE/FIRESTONE, Inc. | Method of securing a rubber air spring to a sleeve using an adhesive |
DE102008025905A1 (de) * | 2008-05-29 | 2009-12-24 | Carl Freudenberg Kg | Befestigung der Enden eines Federbalgs bei einer Luftfeder |
DE102008025905B4 (de) * | 2008-05-29 | 2018-02-15 | Vibracoustic Gmbh | Befestigung der Enden eines Federbalgs bei einer Luftfeder |
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