JPH1030678A - ダイナミックダンパ−の製造方法 - Google Patents
ダイナミックダンパ−の製造方法Info
- Publication number
- JPH1030678A JPH1030678A JP8207835A JP20783596A JPH1030678A JP H1030678 A JPH1030678 A JP H1030678A JP 8207835 A JP8207835 A JP 8207835A JP 20783596 A JP20783596 A JP 20783596A JP H1030678 A JPH1030678 A JP H1030678A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic member
- hollow annular
- mass body
- rising
- dynamic damper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F7/00—Vibration-dampers; Shock-absorbers
- F16F7/10—Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect
- F16F7/104—Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect the inertia member being resiliently mounted
- F16F7/108—Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect the inertia member being resiliently mounted on plastics springs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2226/00—Manufacturing; Treatments
- F16F2226/04—Assembly or fixing methods; methods to form or fashion parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2228/00—Functional characteristics, e.g. variability, frequency-dependence
- F16F2228/08—Functional characteristics, e.g. variability, frequency-dependence pre-stressed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は振動源に取付けて振動を減衰するため
のダイナミックダンパ−の製造方法に関するものであ
る。 【解決手段】取付フレ−ムの立上りプレ−トに対向して
遊孔が穿孔され、夫々の遊孔に中空環状弾性部材を嵌着
し、次いで立上りプレ−トを開拡した後に質量体を立上
りプレ−ト内に配置し、次いで立上りプレ−トを平行の
位置に閉縮することによって質量体と立上りプレ−トと
の間で中空環状弾性部材を圧縮し、更に中空環状弾性部
材の中空部に固定ピンを挿入し質量体の穿孔部に圧入し
て質量体を固着し、かつ中空環状部材を立上りプレ−ト
と固定ピンとの間で中空環状弾性部材を圧縮することを
特徴とするダイナミックダンパ−の製造方法。2、3‥
立上りプレ−ト、7‥中空環状の弾性部材、13‥質量
体、15、16‥弾性部材の内外膨突部。
のダイナミックダンパ−の製造方法に関するものであ
る。 【解決手段】取付フレ−ムの立上りプレ−トに対向して
遊孔が穿孔され、夫々の遊孔に中空環状弾性部材を嵌着
し、次いで立上りプレ−トを開拡した後に質量体を立上
りプレ−ト内に配置し、次いで立上りプレ−トを平行の
位置に閉縮することによって質量体と立上りプレ−トと
の間で中空環状弾性部材を圧縮し、更に中空環状弾性部
材の中空部に固定ピンを挿入し質量体の穿孔部に圧入し
て質量体を固着し、かつ中空環状部材を立上りプレ−ト
と固定ピンとの間で中空環状弾性部材を圧縮することを
特徴とするダイナミックダンパ−の製造方法。2、3‥
立上りプレ−ト、7‥中空環状の弾性部材、13‥質量
体、15、16‥弾性部材の内外膨突部。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のパ
ワ−ユニットやサスペンションメンバ−等の振動源に取
付けて振動を減衰するためのダイナミックダンパ−の製
造方法に関するものである。
ワ−ユニットやサスペンションメンバ−等の振動源に取
付けて振動を減衰するためのダイナミックダンパ−の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のダイナミックダンパ
−は振動源側に固定される取付フレ−ムと質量体とをそ
の間に介在させるゴムの加硫時の接着力により一体化し
たものが多い。図1はこのダイナミックダンパ−の構造
を示すものであり、コ字状の取付フレ−ム41に対して
質量体42をその間に配置し、この間にゴム43を加硫
するものであって、このゴム43の加硫時の接着力によ
って一体化されるものである。尚、取付フレ−ム41に
は固定用ボルト44が溶接されている。
−は振動源側に固定される取付フレ−ムと質量体とをそ
の間に介在させるゴムの加硫時の接着力により一体化し
たものが多い。図1はこのダイナミックダンパ−の構造
を示すものであり、コ字状の取付フレ−ム41に対して
質量体42をその間に配置し、この間にゴム43を加硫
するものであって、このゴム43の加硫時の接着力によ
って一体化されるものである。尚、取付フレ−ム41に
は固定用ボルト44が溶接されている。
【0003】しかるにこのダイナミックダンパ−を製造
するに際しては、金型内に取付プレ−ト41と質量体4
2をセットし、この間に未加硫ゴムを充填して加硫成型
するため金型が大型化し、或いは1つの金型における製
品の取り数が増やせず製造効率がよくないという問題が
ある。又、取付プレ−ト41と質量体42とはゴム43
による加硫接着であるため、特に取付プレ−ト41の表
面の接着処理作業が必要となることともあいまって、加
硫成型による一体化されたダイナミックダンパ−は製造
時の作業性の点で問題があり、コスト的にもすぐれたも
のとは言えなかった。更に、成型後の歪の発生等に対処
するため、通常はゴムに耐久性をもたせる目的で予圧縮
を付与する必要があるが、上記のような一体成型のダイ
ナミックダンパ−ではゴムに対して予圧縮を与えること
は難しいという問題点もあった。
するに際しては、金型内に取付プレ−ト41と質量体4
2をセットし、この間に未加硫ゴムを充填して加硫成型
するため金型が大型化し、或いは1つの金型における製
品の取り数が増やせず製造効率がよくないという問題が
ある。又、取付プレ−ト41と質量体42とはゴム43
による加硫接着であるため、特に取付プレ−ト41の表
面の接着処理作業が必要となることともあいまって、加
硫成型による一体化されたダイナミックダンパ−は製造
時の作業性の点で問題があり、コスト的にもすぐれたも
のとは言えなかった。更に、成型後の歪の発生等に対処
するため、通常はゴムに耐久性をもたせる目的で予圧縮
を付与する必要があるが、上記のような一体成型のダイ
ナミックダンパ−ではゴムに対して予圧縮を与えること
は難しいという問題点もあった。
【0004】本発明は、従来の加硫成型による一体型の
ダイナミックダンパ−の問題点を改良せんとするもので
あって、一体的に加硫接着させることなく、かつ、ゴム
に対して予圧縮を容易に付与できるダイナミックダンパ
−の製造方法を提供するものである。
ダイナミックダンパ−の問題点を改良せんとするもので
あって、一体的に加硫接着させることなく、かつ、ゴム
に対して予圧縮を容易に付与できるダイナミックダンパ
−の製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような欠
点を改良せんがためになされたものであって、その要旨
は、振動源側に固定され、一対の立上りプレ−トを有す
る取付フレ−ムと、この一対の立上りプレ−ト間にゴム
部材を介して固定される質量体と、からなるダイナミッ
クダンパ−の製造方法であって、前記立上りプレ−トに
対向して遊孔が穿孔され、夫々の遊孔に中空環状弾性部
材を嵌着し、次いで少なくとも一方の立上りプレ−トを
開拡した後に質量体を立上りプレ−ト内に配置し、次い
で立上りプレ−トを平行の位置に閉縮することによって
質量体と立上りプレ−トとの間で中空環状弾性部材を圧
縮し、更に中空環状弾性部材の中空部に固定ピンを挿入
し質量体の穿孔部に圧入して質量体を固着し、かつ中空
環状部材を立上りプレ−トと固定ピンとの間で中空環状
弾性部材を圧縮することを特徴とするダイナミックダン
パ−の製造方法にかかるものである。そして、遊孔に嵌
着された中空環状弾性部材は立上りプレ−トの内外に膨
突部が存在するものであり、この両側の膨突部が予圧縮
されることになる。
点を改良せんがためになされたものであって、その要旨
は、振動源側に固定され、一対の立上りプレ−トを有す
る取付フレ−ムと、この一対の立上りプレ−ト間にゴム
部材を介して固定される質量体と、からなるダイナミッ
クダンパ−の製造方法であって、前記立上りプレ−トに
対向して遊孔が穿孔され、夫々の遊孔に中空環状弾性部
材を嵌着し、次いで少なくとも一方の立上りプレ−トを
開拡した後に質量体を立上りプレ−ト内に配置し、次い
で立上りプレ−トを平行の位置に閉縮することによって
質量体と立上りプレ−トとの間で中空環状弾性部材を圧
縮し、更に中空環状弾性部材の中空部に固定ピンを挿入
し質量体の穿孔部に圧入して質量体を固着し、かつ中空
環状部材を立上りプレ−トと固定ピンとの間で中空環状
弾性部材を圧縮することを特徴とするダイナミックダン
パ−の製造方法にかかるものである。そして、遊孔に嵌
着された中空環状弾性部材は立上りプレ−トの内外に膨
突部が存在するものであり、この両側の膨突部が予圧縮
されることになる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は以上の通りのダイナミッ
クダンパ−の製造方法であり、取付フレ−ムの少なくと
も一方の立上りプレ−トを開拡することによって質量体
との組立に便ならしめると共に、この立上りプレ−トを
閉縮させることによって立上りプレ−トに嵌着された中
空環状の弾性部材の膨突部がこの立上りプレ−トと質量
体との間に挟まれ、更に立上りプレ−トと固定ピンとの
間に挟まれて予圧縮させることになるものである。
クダンパ−の製造方法であり、取付フレ−ムの少なくと
も一方の立上りプレ−トを開拡することによって質量体
との組立に便ならしめると共に、この立上りプレ−トを
閉縮させることによって立上りプレ−トに嵌着された中
空環状の弾性部材の膨突部がこの立上りプレ−トと質量
体との間に挟まれ、更に立上りプレ−トと固定ピンとの
間に挟まれて予圧縮させることになるものである。
【0007】このように、本発明の製造方法におけるダ
イナミックダンパ−は製造のための大型の金型を必要と
せず、又、取付フレ−ムに接着のための例えば化成処理
等を施す必要は全くなく、従って製造時の作業工数も少
なく、かつ中空環状弾性部材に予圧縮が与えられるとい
うすぐれたダイナミックダンパ−を提供できたものであ
る。
イナミックダンパ−は製造のための大型の金型を必要と
せず、又、取付フレ−ムに接着のための例えば化成処理
等を施す必要は全くなく、従って製造時の作業工数も少
なく、かつ中空環状弾性部材に予圧縮が与えられるとい
うすぐれたダイナミックダンパ−を提供できたものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明
する。図2は本発明のダイナミックダンパ−の製造工程
図であり、一対の立上りプレ−トを有する取付フレ−ム
と質量体を準備する第1工程、そして立上りプレ−トに
穿孔した遊孔に対して中空環状の弾性部材を嵌合させる
第2工程、そして立上りプレ−トの少なくとも一方を所
定量だけ開拡して質量体を挿入する第3工程、質量体に
設けた穿孔部と立上りプレ−トの遊孔とを合致させつつ
開拡された立上りプレ−トを閉縮する第4工程、固定ピ
ンを外側方より中空環状弾性部材の中空(立上りプレ−
トの遊孔内)部に挿入し、かつ質量体の穿孔部内に圧入
嵌合させる第5工程とからなるものである。
する。図2は本発明のダイナミックダンパ−の製造工程
図であり、一対の立上りプレ−トを有する取付フレ−ム
と質量体を準備する第1工程、そして立上りプレ−トに
穿孔した遊孔に対して中空環状の弾性部材を嵌合させる
第2工程、そして立上りプレ−トの少なくとも一方を所
定量だけ開拡して質量体を挿入する第3工程、質量体に
設けた穿孔部と立上りプレ−トの遊孔とを合致させつつ
開拡された立上りプレ−トを閉縮する第4工程、固定ピ
ンを外側方より中空環状弾性部材の中空(立上りプレ−
トの遊孔内)部に挿入し、かつ質量体の穿孔部内に圧入
嵌合させる第5工程とからなるものである。
【0009】尚、第2工程と第3工程とは順序が逆であ
ってもよく、更には取付フレ−ムにあっては立上りプレ
−トを折り曲げる前に中空環状弾性部材を遊孔に装着す
ることも可能である。そして、第4工程と第5工程とに
よって中空環状弾性部材に予圧縮を与えることができる
ことになる。
ってもよく、更には取付フレ−ムにあっては立上りプレ
−トを折り曲げる前に中空環状弾性部材を遊孔に装着す
ることも可能である。そして、第4工程と第5工程とに
よって中空環状弾性部材に予圧縮を与えることができる
ことになる。
【0010】(製造例)図3は本発明に用いられる取付
フレ−ムの正面図であり、図4はその側面図である。図
中、符号1は取付フレ−ムであり、この例では両端を折
り曲げて平行する一対の立上りプレ−ト2、3が形成さ
れている。そして立上りプレ−ト2、3に対向した位置
に遊孔4、5が穿孔されて後述する質量体との組立に供
されるものである。そして、振動源との固定に供される
ボルト6が溶接されている。
フレ−ムの正面図であり、図4はその側面図である。図
中、符号1は取付フレ−ムであり、この例では両端を折
り曲げて平行する一対の立上りプレ−ト2、3が形成さ
れている。そして立上りプレ−ト2、3に対向した位置
に遊孔4、5が穿孔されて後述する質量体との組立に供
されるものである。そして、振動源との固定に供される
ボルト6が溶接されている。
【0011】図5は前記の遊孔4、5に嵌着される中空
環状のゴム様弾性部材7の一部切欠正面図であり、図6
はその側面図である。さて、この弾性部材7は外周表面
に周溝8が形成されて、遊孔4、5の縁部に嵌め込まれ
るものであり、一方中空部9は後述する固定ピン10が
挿入される部位である。この弾性部材7と遊孔4、5と
の装着は弾性部材7を圧縮して遊孔4、5内に導き、こ
こで圧縮を解いて周溝8を遊孔4、5の縁部に嵌め込む
ものである。
環状のゴム様弾性部材7の一部切欠正面図であり、図6
はその側面図である。さて、この弾性部材7は外周表面
に周溝8が形成されて、遊孔4、5の縁部に嵌め込まれ
るものであり、一方中空部9は後述する固定ピン10が
挿入される部位である。この弾性部材7と遊孔4、5と
の装着は弾性部材7を圧縮して遊孔4、5内に導き、こ
こで圧縮を解いて周溝8を遊孔4、5の縁部に嵌め込む
ものである。
【0012】図7は後述する質量体を固定する固定ピン
10の正面図であり、図8はその側面図である。固定ピ
ン10の先端はセレ−ション加工11が施されて質量体
の穿孔部内に圧入固着するもので、一方、固定ピン10
の後端にはフランジ12が備えられており、圧入の際の
押圧部となり、かつ立上りプレ−ト2、3の外側に膨出
する弾性部材7との接触に供せられる。
10の正面図であり、図8はその側面図である。固定ピ
ン10の先端はセレ−ション加工11が施されて質量体
の穿孔部内に圧入固着するもので、一方、固定ピン10
の後端にはフランジ12が備えられており、圧入の際の
押圧部となり、かつ立上りプレ−ト2、3の外側に膨出
する弾性部材7との接触に供せられる。
【0013】図9は直方体の質量体13の一部切欠正面
図であり、図10はその側面図である。この質量体13
の両側面には穿孔部14が対向して設けられており、こ
こに前記の固定ピン10が圧入されて固着されることに
なる。
図であり、図10はその側面図である。この質量体13
の両側面には穿孔部14が対向して設けられており、こ
こに前記の固定ピン10が圧入されて固着されることに
なる。
【0014】図11は本発明のダイナミックダンパ−の
製造方法の主要工程における断面図であり、取付フレ−
ム1における立上りプレ−ト2、3を左右に開拡した状
態のものであり、遊孔4、5には中空環状弾性部材7が
嵌着されて、立上りプレ−ト2、3の内外に弾性部材7
が膨突している。即ち、弾性部材7の内外膨突部15、
16はこの状態では全く圧縮されずに遊孔4、5に嵌着
されている。
製造方法の主要工程における断面図であり、取付フレ−
ム1における立上りプレ−ト2、3を左右に開拡した状
態のものであり、遊孔4、5には中空環状弾性部材7が
嵌着されて、立上りプレ−ト2、3の内外に弾性部材7
が膨突している。即ち、弾性部材7の内外膨突部15、
16はこの状態では全く圧縮されずに遊孔4、5に嵌着
されている。
【0015】図12は本発明のダイナミックダンパ−の
製造方法の終了時、即ち本発明の製造方法によって得ら
れたダイナミックダンパ−の構造を示す一部切欠側面図
である。さて、一対の開拡された立上りプレ−ト2、3
は平行な位置にまで閉縮し、質量体13の穿孔部14と
弾性部材7の中空部9とを合致させ、この中空部9に外
側より固定ピン10を挿入し、その先端を質量体13の
穿孔部14内に圧入することによってダイナミックダン
パ−が完成するものである。尚、図中の17は質量体1
3の下面に貼着された保護材としてのゴム等の弾性部材
であり、これはボルト6の頭部に貼着されることもあ
る。
製造方法の終了時、即ち本発明の製造方法によって得ら
れたダイナミックダンパ−の構造を示す一部切欠側面図
である。さて、一対の開拡された立上りプレ−ト2、3
は平行な位置にまで閉縮し、質量体13の穿孔部14と
弾性部材7の中空部9とを合致させ、この中空部9に外
側より固定ピン10を挿入し、その先端を質量体13の
穿孔部14内に圧入することによってダイナミックダン
パ−が完成するものである。尚、図中の17は質量体1
3の下面に貼着された保護材としてのゴム等の弾性部材
であり、これはボルト6の頭部に貼着されることもあ
る。
【0016】この最終工程によって立上りプレ−ト2、
3に嵌着されていた弾性部材7の左右の膨突部15、1
6は立上りプレ−ト2、3と質量体13の間及び立上り
プレ−ト2、3と固定ピン10の後端のフランジ部によ
って圧縮されるものであり、ここでゴムの耐久性を向上
させる予圧縮がなされたことになる。
3に嵌着されていた弾性部材7の左右の膨突部15、1
6は立上りプレ−ト2、3と質量体13の間及び立上り
プレ−ト2、3と固定ピン10の後端のフランジ部によ
って圧縮されるものであり、ここでゴムの耐久性を向上
させる予圧縮がなされたことになる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の通り、ゴム加硫接着によ
る方法では得られないすぐれた性状のダイナミックダン
パ−を得ることができたものであり、その製造も簡単で
作業も熟練を要さずに行うことができコストダウンにも
つながる。
る方法では得られないすぐれた性状のダイナミックダン
パ−を得ることができたものであり、その製造も簡単で
作業も熟練を要さずに行うことができコストダウンにも
つながる。
【図1】図1は従来のダイナミックダンパ−の構造を示
す側面図である。
す側面図である。
【図2】図2は本発明のダイナミックダンパ−の製造工
程図である。
程図である。
【図3】図3は本発明に用いられる取付フレ−ムの正面
図である。
図である。
【図4】図4は図3の取付フレ−ムの側面図である。
【図5】図5は遊孔に嵌着される中空環状の弾性部材の
一部切欠正面図である。
一部切欠正面図である。
【図6】図6は図5の中空環状弾性部材の側面図であ
る。
る。
【図7】図7は固定ピンの正面図である。
【図8】図8は図7の固定ピンの側面図である。
【図9】図9は質量体の正面図である。
【図10】図10は図9の質量体の側面図である。
【図11】図11は本発明のダイナミックダンパ−の製
造方法の主要工程における断面図である。
造方法の主要工程における断面図である。
【図12】図12は本発明のダイナミックダンパ−の一
部切欠側面図である。
部切欠側面図である。
1‥‥取付フレ−ム、 2、3‥‥立上りプレ−ト、 4、5‥‥立上りプレ−トに穿孔した遊孔、 6‥‥ボルト、 7‥‥中空環状の弾性部材、 8‥‥中空環状の弾性部材の外周表面の周溝、 9‥‥中空環状の弾性部材の中空部、 10‥‥固定ピン、 11‥‥固定ピンのセレ−ション加工部、 12‥‥固定ピンのフランジ、 13‥‥質量体、 14‥‥質量体の穿孔部、 15、16‥‥中空環状の弾性部材の内外の膨突部。
Claims (2)
- 【請求項1】 振動源側に固定され、一対の立上りプレ
−トを有する取付フレ−ムと、この一対の立上りプレ−
ト間にゴム部材を介して固定される質量体と、からなる
ダイナミックダンパ−の製造方法であって、前記立上り
プレ−トに対向して遊孔が穿孔され、夫々の遊孔に中空
環状弾性部材を嵌着し、次いで少なくとも一方の立上り
プレ−トを開拡した後に質量体を立上りプレ−ト内に配
置し、次いで立上りプレ−トを平行の位置に閉縮するこ
とによって質量体と立上りプレ−トとの間で中空環状弾
性部材を圧縮し、更に中空環状弾性部材の中空部に固定
ピンを挿入し質量体の穿孔部に圧入して質量体を固着
し、かつ中空環状部材を立上りプレ−トと固定ピンとの
間で中空環状弾性部材を圧縮することを特徴とするダイ
ナミックダンパ−の製造方法。 - 【請求項2】 遊孔に嵌着された中空環状弾性部材は立
上りプレ−トの内外に膨突部が存在する請求項第1項記
載のダイナミックダンパ−の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8207835A JPH1030678A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | ダイナミックダンパ−の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8207835A JPH1030678A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | ダイナミックダンパ−の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1030678A true JPH1030678A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16546317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8207835A Pending JPH1030678A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | ダイナミックダンパ−の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1030678A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1435472A1 (en) * | 2002-12-30 | 2004-07-07 | Paulstra CRC | Antivibration apparatus including a mass damper |
CN111594564A (zh) * | 2019-02-21 | 2020-08-28 | 威巴克股份公司 | 减振器 |
WO2021058181A1 (de) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | Vibracoustic Ag | Dämpfungsvorrichtung sowie verfahren zu dessen montage |
-
1996
- 1996-07-17 JP JP8207835A patent/JPH1030678A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1435472A1 (en) * | 2002-12-30 | 2004-07-07 | Paulstra CRC | Antivibration apparatus including a mass damper |
US6782981B2 (en) * | 2002-12-30 | 2004-08-31 | Paulstra Crc | Antivibration apparatus including a mass damper |
CN111594564A (zh) * | 2019-02-21 | 2020-08-28 | 威巴克股份公司 | 减振器 |
US11773939B2 (en) * | 2019-02-21 | 2023-10-03 | Vibracoustic Se | Vibration absorber |
WO2021058181A1 (de) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | Vibracoustic Ag | Dämpfungsvorrichtung sowie verfahren zu dessen montage |
CN114364900A (zh) * | 2019-09-24 | 2022-04-15 | 威巴克欧洲股份公司 | 阻尼装置及其安装方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04266644A (ja) | 防振装置 | |
JP2008213751A (ja) | 防振ブッシュ付スタビライザバー及びその製造方法 | |
US8991548B2 (en) | Acoustic diaphragm suspending | |
JPS60256637A (ja) | 液体封入サスペンシヨンブツシユ及びその製造方法 | |
JPH1030678A (ja) | ダイナミックダンパ−の製造方法 | |
JP2008168756A (ja) | 防振ブッシュ付スタビライザバー及びその製造方法 | |
JP2006118561A (ja) | ゴムブッシュ付きスタビライザーバーの製造方法 | |
JPH08177974A (ja) | 防振装置 | |
JPH11311280A (ja) | 防振装置 | |
JP4580089B2 (ja) | 弾性ブッシュ及びその製造方法 | |
JP3521554B2 (ja) | ダイナミックダンパ | |
JPH0727205A (ja) | ダブルマスダンパープーリ | |
JPH09170634A (ja) | 筒型マウント装置およびその製造方法 | |
US3928103A (en) | High elongation voided elastomeric bushings and method and means for their assembling | |
JPH0669472U (ja) | 筒型マウント | |
CN219564699U (zh) | 一种二次硫化稳定杆衬套 | |
JPH04337129A (ja) | ブッシュ組立体 | |
JPH08277885A (ja) | ダンパの製造方法 | |
JPS5913187Y2 (ja) | 装軌式車両のスプロケツト | |
JP3511122B2 (ja) | 角形弾性ブッシュの予備圧縮付与方法 | |
JPH08192442A (ja) | 樹脂ブラケット防振装置の製造方法及びこの製造方法で製造された樹脂ブラケット防振装置 | |
JP4093358B2 (ja) | サスペンションサポートの製造方法 | |
JP2010006337A (ja) | 防振ブッシュ付きスタビライザバーの製造方法及び防振ブッシュ付きスタビライザバー | |
JPH08183117A (ja) | ブラケット一体型防振装置の製造方法 | |
JPH07280014A (ja) | ブッシュ組立体およびその製造方法 |