JPH0810541Y2 - センターピラーの操作部材取付構造 - Google Patents

センターピラーの操作部材取付構造

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JPH0810541Y2
JPH0810541Y2 JP10017290U JP10017290U JPH0810541Y2 JP H0810541 Y2 JPH0810541 Y2 JP H0810541Y2 JP 10017290 U JP10017290 U JP 10017290U JP 10017290 U JP10017290 U JP 10017290U JP H0810541 Y2 JPH0810541 Y2 JP H0810541Y2
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JP
Japan
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slide plate
center pillar
operating member
guide
mounting structure
Prior art date
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JP10017290U
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JPH0457465U (ja
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清彦 小原
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、センターピラーの操作部材の取付構造に関
する。
《従来の技術》 例えば自動車用フロントシート用のシートベルトはセ
ンターピラーのアンカーの位置を上下に調整できるよう
にした装置が開発されている。またこのような装置にお
いて、アンカーやリトラクターまでのシートベルトをセ
ンターピラーガーニッシュで覆って見栄えの向上を図っ
た装置も提案されている。
従来のセンターピラーの操作部材取付構造としては、
例えば実開平2-34365号公報に開示されているものがあ
る。即ち第10図及び第11図に示すように、ガーニッシュ
本体11の中間部には、上下方向に長い比較的大きな開口
12が形成されており、その裏側にはこの開口12を塞ぐよ
うにスライドプレート13が上下方向に摺動可能に設けら
れている。シートベルト14は、フロアに固定されたリト
ラクターからガーニッシュ本体11の裏側を通され、アン
カーを経由してスライドプレート13のシートベルト引出
口15から室内側に引き出されている。
操作部材18の操作ノブ19とは反対側の上部両側には、
裏側に向けて凸に形成されたU字形ばね21が、一体に形
成されている。各U字形ばね21の自由端はスライドプレ
ート13の裏面にそれぞれ突設されたピン23に熱かしめさ
れて操作部材18がスライドプレート13に取付けられる。
また、各U字形ばね21の内側に対向する操作部材18の両
内側縁18aは、同じくスライドプレート13の裏面に突設
された上下方向に長い一対のガイドリブ24によって摺動
案内されており、また操作部材18の両内側縁18aの裏面
は、各ガイドリブ24の内側に一体に形成されたフック25
により係止されている。フック25は第12図に示すように
それぞれ内側に傾斜面を有する。
そして、操作部材18を取付けたスライドプレート13
は、ガーニッシュ本体11に摺動可能に取付けられてい
て、操作者が指で固定ノブ16と操作ノブ19を掴んで互い
に内向きに押圧すると、操作部材18のU字形ばね21が撓
んで、スライドプレート13の裏面に設けられたスライド
ロック機構を解錠するようになっている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、このような操作において、第12図の矢
印で示す車両外側に向う力が加わると、フック25が撓ん
で操作部材18がフック25からはずれる可能性があるなど
の問題点があった。
本考案は、上記の問題点に着目してなされたものであ
って、その目的とするところは、操作部材に車両外側に
向う力が加わっても操作部材がはずれることがなく、品
質上も好ましいセンターピラーの操作部材取付構造を提
供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記の目的を達成するために、本考案は、センターピ
ラーガーニッシュ本体に形成された開口に、シートベル
トアンカーと連動して上下に摺動可能なスライドプレー
トが設けられ、このスライドプレートの裏側に取付けら
れて、前記開口から表側に現われる操作ノブを操作する
ことによってスライドプレートの裏側に配設されたシー
トベルトアンカーのロック機構の施錠及び解錠を行なう
センターピラーの操作部材の取付構造において、操作部
材にガイド溝を設けてこのガイド溝に沿って摺動し、抜
け止めを備えた案内部材を、前記スライドプレートの裏
側に一体に成形した構成にしてある。
《作用》 操作者がノブを操作するときに、操作部材に車両外側
に向う力が加わることがあっても、案内部材の抜け止め
が操作部材の車両外側への移動を規制するので、操作部
材がスライドプレートからはずれることはない。
《実施例》 以下、本考案の実施例を第1図乃至第4図に元づいて
説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るセンターピラーの操
作部材取付構造の裏面斜視図、第2図は第1図のII-II
線に沿う断面図、第3図は第1図の要部分解斜視図、第
4図は第1図のIV-IV線に沿う断面図である。
なお、従来例で示した部品と同じ部品には同符号を付
してある。
図面中11はガーニッシュ本体、13はスライドプレー
ト、18は操作部材、32はガイドリブ、34はガイド溝であ
る。
第1図に示すように、スライドプレート13には、固定
ノブ16の上側に開口17が形成されており、この開口17に
裏側から操作部材18の操作ノブ19が挿入され、操作部材
18はスライドプレート13の裏面に開口17を塞ぐように、
上下方向(矢印UPは上方向を示す)に摺動可能に設けら
れている。符号20は操作ノブ19を操作しやすいように指
を入れるための凹部である。
操作部材18の操作ノブ19とは反対側の上部両側には、
裏側に向けて凸に形成されたU字形ばね21が、上方の一
端側を操作部材18に連続して、下方の他端部及び内側部
を操作部材18から切り離して一体に形成されている。各
U字形ばね21の自由端となる他端側には、それぞれ取付
孔22が形成されており、これら取付孔22は、スライドプ
レート13の裏面にそれぞれ突設されたピン23に挿入され
た後、ピン23が熱かしめされて操作部18がスライドプレ
ート13に取付けられる。
また、操作部材18の中央部分にはスライドプレート13
の裏面に突設された上下方向に長い断面T字形の案内部
材であるガイドリブ32を挿入するための長方形の開口部
33と、この開口部33より上方に延びるガイド溝34が設け
られており、スライドプレート13のガイドリブ32を前記
開口部33に挿入して、次に操作部材18をガイド溝34を案
内として下方に摺動させて、U字形ばね21の取付孔22を
ピン23に挿入して、ピン23を熱かしめすると、スライド
プレート13と操作部材18の関係位置が定まるようにな
る。このとき、第3図に示す操作部材18の開口部33の上
下方向の長さAは操作部材18が上下方向(矢印UPは上方
向を示す)に摺動しても開口部33がスライドプレート13
の開口から見えないように設定してある。
このようにして、操作部材18を取付けられたスライド
プレート13は、ガーニッシュ本体11に摺動可能に取付け
られた後、第4図に示すように、その固定ノブ16の裏面
に突設された係止片26を、アンカー27を固定したスライ
ダー28に係止させ、また操作部材18の操作ノブ凹部20の
裏面に突設された係止片29を、スライダー28のスライド
ロック機構の解除レバー30に係止させて、ガーニッシュ
本体11がセンターピラーに取付けられる。スライダー28
はセンターピラーに固定されたレール31に摺動可能に取
付けられており、アンカー27にはシートベルト14が折り
返し係止されている。
したがって、操作者が指で固定ノブ16と操作ノブ19を
掴んで互いに内向きに押圧すると操作部材18は、そのU
字形ばね21の自由端がピン22によりスライドプレート13
に固定されているので、U字形ばね21が撓んで、係止片
29がロック解除レバー30を押圧して、スライドロック機
構を解錠する。これにより操作者は、ノブ16,19を掴ん
だまま、スライダー28をレール31上に自由に移動させる
ことができ、したがって、シートベルト14を中継するア
ンカー27の位置を自由に調整することができる。調整後
は各ノブ16,19から指を離すことにより、U字形ばね21
が自己復帰し、係止片29もレバー30に対する押圧を解い
て、スライドロック機構が再び施錠されて、アンカー27
の位置が固定される。
このような操作を行なうときや、その他予期せぬこと
で操作部材18に矢印の方向に力Fが加わることがあって
も、ガイドリブ32のT字形のつば32aが操作部材18のF
方向の移動を規制するので、操作部材18がスライドプレ
ート13からはずれることはない。また、第3図に示すガ
イドリブ32とこれを挿入するための開口部33及びガイド
溝34は上下方向に反対にしてガイド溝34を開口部33の下
方に設けても同じ効果が得られる。
更に他の実施例として、第5図に示すように操作部材
18の上端からガイド溝34を切込むと、開口部が不要なっ
て工作が容易となり、且つ操作部材18のストロークを長
くとることができる。
また、第6図に示すように操作部材18のリブ35をガイ
ドリブ32のT字形のつば32aの端面に沿うように僅かの
隙間を設けて設定するとガイドリブ32の移動がより円滑
になる。
また、案内部材の断面形状はT字形のみならず、他の
実施例として、第7図に示すような頭部に円形断面部36
aを有する案内部材である縦リブ36や、第8図に示すよ
うな断面L字状の案内部材であるL字形リブ37を設ける
ことによっても、上記と同様な効果が得られ、更に第8
図に示すL字形リブ37の場合は、操作部材18と一体成形
するときの金型費が安価に出来る利点もある。
又、第9図に示すように案内部材をアリ溝構造38にす
ることによっても同様な効果を得る。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案は、センターピラーガー
ニッシュ本体に形成された開口に、シートベルトアンカ
ーと連動して上下に摺動可能なスライドプレートが設け
られ、このスライドプレートの裏側に取付けられて、前
記開口から表側に現われる操作ノブを操作することによ
ってスライドプレートの裏側に配設されたシートベルト
アンカーのロック機構の施錠及び解錠を行なうセンター
ピラーの操作部材の取付構造において、操作部材にガイ
ド溝を設けてこのガイド溝に沿って摺動し、抜け止めを
備えた案内部材を、前記スライドプレートの裏側に一体
に成形したから、操作部材に車両外側に向う力が加わっ
ても、操作部材がスライドプレートからはずれることが
なく、品質上も良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るセンターピラーの操作部材取付構
造の一実施例の裏面斜視図、第2図は第1図のII-II線
に沿う断面図、第3図は第1図の要部分解斜視図、第4
図は第1図のIV-IV線に沿う断面図、第5図は本考案に
係るセンターピラーの操作部材取付構造の他の実施例の
ガイド溝の斜視図、第6図乃至第9図は同じく他の実施
例の案内部材の断面図、第10図は従来のセンターピラー
の斜視図、第11図は従来のセンターピラーの操作部材取
付構造の裏面斜視図、第12図は第11図のXII-XII線に沿
う断面図である。 11……センターピラー本体、13……スライドプレート、
18……操作部材、32……ガイドリブ、34……ガイド溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターピラーガーニッシュ本体に形成さ
    れた開口に、シートベルトアンカーと連動して上下に摺
    動可能なスライドプレートが設けられ、このスライドプ
    レートの裏側に取付けられて、前記開口から表側に現わ
    れる操作ノブを操作することによってスライドプレート
    の裏側に配設されたシートベルトアンカーのロック機構
    の施錠及び解錠を行なうセンターピラーの操作部材の取
    付構造において、操作部材にガイド溝を設けてこのガイ
    ド溝に沿って摺動し、抜け止めを備えた案内部材を、前
    記スライドプレートの裏側に一体に成形したことを特徴
    とするセンターピラーの操作部材取付構造。
JP10017290U 1990-09-27 1990-09-27 センターピラーの操作部材取付構造 Expired - Lifetime JPH0810541Y2 (ja)

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JPH0457465U JPH0457465U (ja) 1992-05-18
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