JPH0810494Y2 - 多軸締付け治具を利用するコレットチャック装置 - Google Patents

多軸締付け治具を利用するコレットチャック装置

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JPH0810494Y2
JPH0810494Y2 JP1178292U JP1178292U JPH0810494Y2 JP H0810494 Y2 JPH0810494 Y2 JP H0810494Y2 JP 1178292 U JP1178292 U JP 1178292U JP 1178292 U JP1178292 U JP 1178292U JP H0810494 Y2 JPH0810494 Y2 JP H0810494Y2
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collet
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政信 大橋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多軸締付け治具の各ピ
ストンの動きと、この各ピストンに対応する各コレット
チャックの拡縮を介して、各ワークを均等圧、又は各ワ
ークを個別の均等圧にてチャッキングするコレットチャ
ック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多軸締付け治具の各ピストンの自
由な移動ストロークを利用して、挾持面が平坦でないワ
ーク(いわゆる異形ワーク)を挾持する締付け治具とし
て、本出願人は、実開昭52−28186等において、
各種の締付け治具を提案している。
【0003】これらの締付け治具は、実用に供されてお
り、前記の異形ワークが、確実かつ簡易に、均等圧で挾
持し得るものとして好評を博している。
【0004】一方、コレットチャック装置に関する考案
も多数存在し、またその内、多数の考案が実用に供され
ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】以上の如く、多数のコ
レットチャック装置は、考案又は実用に供されているも
のの、簡易かつ確実に、多数個のワークを、均等圧によ
る挾持力(チャツキング力)、又は個別の均等圧による
挾持力を介してチャッキングする構造なっていないの
で、使用(活用)の範囲が限定される課題がある。
【0006】また前記各均等圧による挾持力を得る構造
であって、簡単で、かつ使用に便利なコレットチャック
装置としては、適切なものがなく、その出現が強く要望
されていた。
【0007】一方、本出願人の提案する前記多軸締付け
治具も、利用分野又は利用方法では、十分であるもの
の、未だ一定の範囲に限定される虞れがあり、前記多軸
締付け治具の一層の拡充が、期待されていたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、多軸
締付け治具の活用範囲の拡充を図ること、またワーク
に、均等圧による挾持力又は個別の均等圧による挾持力
を介して、簡易かつ確実に、チャッキングし得ること、
又は前記チャッキングを、簡易かつ在来の治具にも利用
し得る構造とすること、等を目的として、下記の構造を
採用する。
【0009】即ち、本考案の多軸締付け治具を利用する
コレットチャック装置は、一方のバイス本体に装着され
た多軸締付け治具と、前記一方のバイス本体に対峙する
他方のバイス本体に装着されたチャック本体に枢着さ
れ、前記多軸締付け治具の各ピストンと対峙し、かつ前
記各ピストンを介して揺動される多数のクランクと、前
記チャック本体に昇降自在に設けられた多数のコレット
チャックと、この各コレットチャックと前記各クランク
とを連繋し、かつ当該各コレットチャックの昇降を司る
連繋手段と、前記チャックの復帰を司る復帰手段と、で
構成される多軸締付け治具を利用する構造である。
【0010】
【作用】次に、本考案のワークチャッキング方法(作
用)を説明すると、多軸締付け治具の油溜り室に、油通
路を介して供給される油によりピストンが前進し、その
ピストン頭部によりクランクの立上り頭部を押圧する。
【0011】これにより、クランクが、その枢軸を支軸
として、反時計方向へ揺動する。
【0012】このクランクの揺動より、当該クランクの
揺動先部が押下げられ、かつ切込部に設けられたジョイ
ントピンは、当該揺動先部の押下げ方向に、引き下げら
れる。
【0013】そして、前記ジョイントピンは、コレット
チャックを作動させるチャック用ピストンの下端に固止
されていることから、当該ジョイントピンの引き下げを
介して、チャック用ピストンがバネを圧縮しながら、下
方に引き下げられる(移行する)とともに、コレットチ
ャックのマインドレルも、同様に下方に引き下げられ
る。
【0014】このマインドレルの引き下げにより、コレ
ットチャックは拡径され(勿論縮径でもよい、以下同
じ)、当該コレットチャック上のワークをチャッキング
(挾持)する。
【0015】以上のように、原則として、一つのコレッ
トチャックを介して、一つのワークが、均等圧による支
持力、又は個別の均等圧による挾持力をもってチャッキ
ングされると、通常隣接するチャック用ピストン、クラ
ンク及びコレットチャック等が、前述とほぼ同じ作動を
し、次のワークを、均等圧による支持力、又は個別の均
等圧によるに挾持力をもってチャッキングできる。
【0016】その後、各チャック用ピストン、クラン
ク、及びコレットチャック等が、前述とほぼ同じ作動に
より、それぞれワークがチャッキングされるとともに、
各ワークは、均等圧による支持力、又は個別の均等圧に
よる挾持力をもって、それぞれチャッキングされる。
【0017】前記コレットチャックにチャッキングされ
たワークに、それぞれ加工が行われ、加工終了時におい
ては、次のような操作を介して、加工済みワークが取外
される。
【0018】即ち、多軸締付け治具の油溜り室に充填さ
れている油を、油通路を介して、図示しない油タンクに
戻すと、ピストンに対する押圧力が解放され、当該ピス
トンには自由移行(通常、後退)が保証されるととも
に、ピストン頭部によるクランクに対する押圧も解放さ
れ、クランクには自由な揺動(通常、復帰)が保証され
る。
【0019】前述の如く、クランクの揺動が保証される
ことにより、クランクはその揺動先部は、圧縮されたバ
ネの反撥力を介して、クランクの揺動先部が、引上げら
れ、当該クランクが時計方向に揺動し、結果的に、クラ
ンクは原位置に復帰するとともに、当該バネの反撥力
(復帰)を介して、チャック用ピストンも上昇し、原位
置に復帰する。
【0020】前記で説明したチャック用ピストンの上昇
は、単に当該チャック用ピストンの上昇にとどまらず、
これと当時に、マンドレルが引き上げられので、前記拡
径されたコレットチャックは縮径(勿論拡径でもよい、
以下同じ)され、もって、チャッキングされていたワー
クは解放される。
【0021】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0022】11は一方のバイス本体Aに接続ネジ2を
介して取付けられた多軸締付け治具であり、下記のよう
に構成されている。
【0023】即ち、開口側1aより奥面側1bに向っ
て、かつ並設式に多数のピストン室111(ピストン室
111の形状等は限定されず、)を穿設した締付け治具
本体3と、当該各ピストン室111に前進後退可能に、
それぞれ挿設された回り止め機構を備えたピストン4
と、当該ピストン3の奥面側端面と、前記各ピストン室
111の奥面側面とで形成される各油溜り室5と、各油
溜り室5間を連通し、かつ最後の油溜り室3と図示しな
い油タンクとを連通する油通路6と、前記各ピストン室
111の開口側1a(限定されない)、それぞれに設け
られたピストンブレーキ7と(当該ピストンブレーキ6
は、必要に応じて設けられる。)、前記締付け治具本体
3の開口側1aに取付けられ、かつ前記各ピストン4が
挿設された貫通孔118をそれぞれ穿設してある蓋体8
と、前記各ピストン4の先端部にそれぞれ設けられたピ
ストンに頭部9と、で構成されている。
【0024】尚各ピストン頭部9は各ピストン4と同じ
作動をするものであり、又必要に応じて各ピストン4に
装着される。
【0025】また他方のバイス本体Bには接続ネジ11
を介して、後述するコレットチャック装置、及び多数の
クランク12が枢着されるチャック本体10が設けられ
ている。
【0026】前記各クランク12は、前記各ピストン4
と対応する数であって、かつ前記チャック本体10に設
けた切欠部10aに枢軸13を介して枢着され、その揺
動先部1112が、当該切欠部10aの他方のバイス本
体側に位置し、またその立上り頭部1113が、前記各
ピストン頭部9と対峙位置となる構造となっている。
【0027】図中13はクランク12の揺動先部111
2に設けた切込部であり、この切込部13には、後述す
るチャック用ピストンの下端に設けた、ジョイントピン
が遊嵌される。
【0028】次にコレットチャック装置20について説
明すると、このコレットチャック装置20は、前記チャ
ック本体20と、このチャック本体10に立設され、か
つ前記各切込部10aに達する多数のチャック用ピスト
ン室21と(前記ピストン4に対応する数である。)、
このチャック用ピストン室21に内設されたバネ22を
介して設けられ、前記クランク12の揺動先部1112
とジョイントピン23を介して、前記クランク12と連
繋されるチャック用ピストン24と、このチャック用ピ
ストン24とコレットチャック25を連設するマンドレ
ル26と、前記チャック本体10の上面に設けられる蓋
体27と(必要に応じて設けられる。)、で構成されて
いる。
【0029】したがって、前記クランク12(単独で説
明する。以下同じ)が、ピストン4、具体的にはピスト
ン頭部9で押圧されると、当該クランク12は、その枢
軸13を支軸として反時計方向へ揺動される。
【0030】これにより、連繋手段を構成する切込部1
3、及び前記チャック用ピストン24等を介して、この
チャック用ピストン24に設けられたマンドレル26を
引き下げる(バネ22が圧縮される。)このマンドレル
26の引き下げにより、コレットチャック25が拡径
し、ワークWをチャッキングする。
【0031】また前記ピストン頭部9が後退し、当該ピ
ストン頭部9によるクランク12への押圧が解放される
と、当該クランク12は、チャック用ピストン室21の
バネ22の反撥力、及びチャック用ピストン24の上昇
を介して、時計方向に揺動し、原位置に戻る。
【0032】よって、前記の如く、コレットチャック2
5を介してチャッキングされていたワークWは、解放さ
れる。
【0033】図中28はコレットチャック25と、蓋体
27とを連繋する取付けネジを示す。
【0034】
【考案の効果】本考案は、以上で説明した如く、多軸締
付け治具と、この多軸締付け治具の各ピストンを介し
て、クランクを作動し、当該クランクの揺動及びバネの
圧縮、反撥を介して、チャッキング装置を作動する構成
であるので、下記の効果を有する。
【0035】(1)各チャッキング装置に設けた各ワー
クを、均等圧による支持力、又は個別の均等圧によるに
挾持力をもって、それぞれチャッキングできる。
【0036】(2)前記の如く、各多数のワークを、簡
易かつ確実にチャッキングできる。
【0037】(3)前記各ワークの大小、形状等にとら
われない。
【0038】(4)装置が簡素化され、故障少なく、か
つ低コストである。
【0039】(5)在来の多軸締付け治具の利用範囲が
拡充される。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側断面図である。
【図2】全体の平面図である。
【符合の説明】
1 多軸締付け治具 1a 開口部 1b 奥面図 111 ピストン室 2 接続ネジ 3 締付け治具全体 4 ピストン 5 油溜り室 6 油流路 7 ピストンブレーキ 8 蓋体 118 貫通孔 9 ピストン頭部 10 チャック体 10a 切欠部 11 接続ネジ 12 クランク 1112 揺動先部 1113 立上り頭部 13 切込部 20 コレットチャック装置 21 チャック用ピストン室 22 バネ 23 ジョイントピン 24 チャック用ピストン 25 コレットチャック 26 マンドレル 27 蓋体 28 取付けネジ A 一方のバイス本体 B 他方のバイス本体 W ワーク

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のバイス本体に装着された多軸締付
    け治具と、 前記一方のバイス本体に対峙する他方のバイス本体に装
    着されたチャック本体に枢着され、前記多軸締付け治具
    の各ピストンと対峙し、かつ前記各ピストンを介して揺
    動される多数のクランクと、 前記チャック本体に昇降自在に設けられた多数のコレッ
    トチャックと、 この各コレットチャックと前記各クランクとを連繋し、
    かつ当該各コレットチャックの昇降を司る連繋手段と、 前記チャックの復帰を司る復帰手段と、 で構成される多軸締付け治具を利用するコレットチャッ
    ク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の多軸締付け治具に設けた各ピ
    ストンは、ピストンブレーキを介して、一定以上の前進
    が規制されている請求項1の多軸締付け治具を利用する
    コレットチャック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の連繋手段が、コレットチャッ
    クに嵌合されチャック本体に昇降自在に設けられたピス
    トンと、 このピストンの下方に装置するジョイントピンと、 このジョイントピンが遊嵌されるクランクに設けたU字
    形切込部と、 で構成されている請求項1の多軸締付け治具を利用する
    コレットチャック装置。
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