JPH0615946U - 多軸締付け治具を利用するコレットチャック装置 - Google Patents

多軸締付け治具を利用するコレットチャック装置

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JPH0615946U
JPH0615946U JP1178292U JP1178292U JPH0615946U JP H0615946 U JPH0615946 U JP H0615946U JP 1178292 U JP1178292 U JP 1178292U JP 1178292 U JP1178292 U JP 1178292U JP H0615946 U JPH0615946 U JP H0615946U
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collet chuck
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政信 大橋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 多軸締付け治具の各ピストンの動きと、この
各ピストンに対応する各コレットチャックの拡縮を介し
て、各ワークを均等圧でチャッキングする。 【構成】 一方のバイス本体Aに、ピストン4を有する
多軸締付け治具1を設ける。他方のバイス本体Bに、各
ピストン4を介して揺動される多数のクランク12と多
数のコレットチャック25とを設ける。各コレットチャ
ック25と各クランク12とは各チャック用ピストン2
4の下方に装置する各ジョイントピン23と、クランク
12に設けたU字形切込部18とで遊嵌連繋する。チャ
ック用ピストンには捲装したバネ22を復帰手段として
設ける。各ピストン4に対する油圧の加圧、解除により
各コレットチャック25を均等圧で拡縮できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多軸締付け治具の各ピストンの動きと、この各ピストンに対応する 各コレットチャックの拡縮を介して、各ワークを均等圧、又は各ワークを個別の 均等圧にてチャッキングするコレットチャック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、多軸締付け治具の各ピストンの自由な移動ストロークを利用して、挾持 面が平坦でないワーク(いわゆる異形ワーク)を挾持する締付け治具として、本 出願人は、実開昭52−28186等において、各種の締付け治具を提案してい る。
【0003】 これらの締付け治具は、実用に供されており、前記の異形ワークが、確実かつ 簡易に、均等圧で挾持し得るものとして好評を博している。
【0004】 一方、コレットチャック装置に関する考案も多数存在し、またその内、多数の 考案が実用に供されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
以上の如く、多数のコレットチャック装置は、考案又は実用に供されているも のの、簡易かつ確実に、多数個のワークを、均等圧による挾持力(チャツキング 力)、又は個別の均等圧による挾持力を介してチャッキングする構造なっていな いので、使用(活用)の範囲が限定される課題がある。
【0006】 また前記各均等圧による挾持力を得る構造であって、簡単で、かつ使用に便利 なコレットチャック装置としては、適切なものがなく、その出現が強く要望され ていた。
【0007】 一方、本出願人の提案する前記多軸締付け治具も、利用分野又は利用方法では 、十分であるものの、未だ一定の範囲に限定される虞れがあり、前記多軸締付け 治具の一層の拡充が、期待されていたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、多軸締付け治具の活用範囲の拡充を図ること、またワーク に、均等圧による挾持力又は個別の均等圧による挾持力を介して、簡易かつ確実 に、チャッキングし得ること、又は前記チャッキングを、簡易かつ在来の治具に も利用し得る構造とすること、等を目的として、下記の構造を採用する。
【0009】 即ち、本考案の多軸締付け治具を利用するコレットチャック装置は、 一方のバイス本体に装着された多軸締付け治具と、 前記一方のバイス本体に対峙する他方のバイス本体に装着されたチャック本体 に枢着され、前記多軸締付け治具の各ピストンと対峙し、かつ前記各ピストンを 介して揺動される多数のクランクと、 前記チャック本体に昇降自在に設けられた多数のコレットチャックと、 この各コレットチャックと前記各クランクとを連繋し、かつ当該各コレットチ ャックの昇降を司る連繋手段と、 前記チャックの復帰を司る復帰手段と、 で構成される多軸締付け治具を利用する構造である。
【0010】
【作用】
次に、本考案のワークチャッキング方法(作用)を説明すると、多軸締付け治 具の油溜り室に、油通路を介して供給される油によりピストンが前進し、そのピ ストン頭部によりクランクの立上り頭部を押圧する。
【0011】 これにより、クランクが、その枢軸を支軸として、反時計方向へ揺動する。
【0012】 このクランクの揺動より、当該クランクの揺動先部が押下げられ、かつ切込部 に設けられたジョイントピンは、当該揺動先部の押下げ方向に、引き下げられる 。
【0013】 そして、前記ジョイントピンは、コレットチャックを作動させるチャック用ピ ストンの下端に固止されていることから、当該ジョイントピンの引き下げを介し て、チャック用ピストンがバネを圧縮しながら、下方に引き下げられる(移行す る)とともに、コレットチャックのマインドレルも、同様に下方に引き下げられ る。
【0014】 このマインドレルの引き下げにより、コレットチャックは拡径され(勿論縮径 でもよい、以下同じ)、当該コレットチャック上のワークをチャッキング(挾持 )する。
【0015】 以上のように、原則として、一つのコレットチャックを介して、一つのワーク が、均等圧による支持力、又は個別の均等圧による挾持力をもってチャッキング されると、通常隣接するチャック用ピストン、クランク及びコレットチャック等 が、前述とほぼ同じ作動をし、次のワークを、均等圧による支持力、又は個別の 均等圧によるに挾持力をもってチャッキングできる。
【0016】 その後、各チャック用ピストン、クランク、及びコレットチャック等が、前述 とほぼ同じ作動により、それぞれワークがチャッキングされるとともに、各ワー クは、均等圧による支持力、又は個別の均等圧による挾持力をもって、それぞれ チャッキングされる。
【0017】 前記コレットチャックにチャッキングされたワークに、それぞれ加工が行われ 、加工終了時においては、次のような操作を介して、加工済みワークが取外され る。
【0018】 即ち、多軸締付け治具の油溜り室に充填されている油を、油通路を介して、図 示しない油タンクに戻すと、ピストンに対する押圧力が解放され、当該ピストン には自由移行(通常、後退)が保証されるとともに、ピストン頭部によるクラン クに対する押圧も解放され、クランクには自由な揺動(通常、復帰)が保証され る。
【0019】 前述の如く、クランクの揺動が保証されることにより、クランクはその揺動先 部は、圧縮されたバネの反撥力を介して、クランクの揺動先部が、引上げられ、 当該クランクが時計方向に揺動し、結果的に、クランクは原位置に復帰するとと もに、当該バネの反撥力(復帰)を介して、チャック用ピストンも上昇し、原位 置に復帰する。
【0020】 前記で説明したチャック用ピストンの上昇は、単に当該チャック用ピストンの 上昇にとどまらず、これと当時に、マンドレルが引き上げられので、前記拡径さ れたコレットチャックは縮径(勿論拡径でもよい、以下同じ)され、もって、チ ャッキングされていたワークは解放される。
【0021】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0022】 11は一方のバイス本体Aに接続ネジ2を介して取付けられた多軸締付け治具 であり、下記のように構成されている。
【0023】 即ち、開口側1aより奥面側1bに向って、かつ並設式に多数のピストン室1 11(ピストン室111の形状等は限定されず、)を穿設した締付け治具本体3 と、当該各ピストン室111に前進後退可能に、それぞれ挿設された回り止め機 構を備えたピストン4と、当該ピストン3の奥面側端面と、前記各ピストン室1 11の奥面側面とで形成される各油溜り室5と、各油溜り室5間を連通し、かつ 最後の油溜り室3と図示しない油タンクとを連通する油通路6と、前記各ピスト ン室111の開口側1a(限定されない)、それぞれに設けられたピストンブレ ーキ7と(当該ピストンブレーキ6は、必要に応じて設けられる。)、前記締付 け治具本体3の開口側1aに取付けられ、かつ前記各ピストン4が挿設された貫 通孔118をそれぞれ穿設してある蓋体8と、前記各ピストン4の先端部にそれ ぞれ設けられたピストンに頭部9と、で構成されている。
【0024】 尚各ピストン頭部9は各ピストン4と同じ作動をするものであり、又必要に応 じて各ピストン4に装着される。
【0025】 また他方のバイス本体Bには接続ネジ11を介して、後述するコレットチャッ ク装置、及び多数のクランク12が枢着されるチャック本体10が設けられてい る。
【0026】 前記各クランク12は、前記各ピストン4と対応する数であって、かつ前記チ ャック本体10に設けた切欠部10aに枢軸13を介して枢着され、その揺動先 部1112が、当該切欠部10aの他方のバイス本体側に位置し、またその立上 り頭部1113が、前記各ピストン頭部9と対峙位置となる構造となっている。
【0027】 図中13はクランク12の揺動先部1112に設けた切込部であり、この切込 部13には、後述するチャック用ピストンの下端に設けた、ジョイントピンが遊 嵌される。
【0028】 次にコレットチャック装置20について説明すると、このコレットチャック装 置20は、前記チャック本体20と、このチャック本体10に立設され、かつ前 記各切込部10aに達する多数のチャック用ピストン室21と(前記ピストン4 に対応する数である。)、このチャック用ピストン室21に内設されたバネ22 を介して設けられ、前記クランク12の揺動先部1112とジョイントピン23 を介して、前記クランク12と連繋されるチャック用ピストン24と、このチャ ック用ピストン24とコレットチャック25を連設するマンドレル26と、前記 チャック本体10の上面に設けられる蓋体27と(必要に応じて設けられる。) 、で構成されている。
【0029】 したがって、前記クランク12(単独で説明する。以下同じ)が、ピストン4 、具体的にはピストン頭部9で押圧されると、当該クランク12は、その枢軸1 3を支軸として反時計方向へ揺動される。
【0030】 これにより、連繋手段を構成する切込部13、及び前記チャック用ピストン2 4等を介して、このチャック用ピストン24に設けられたマンドレル26を引き 下げる(バネ22が圧縮される。) このマンドレル26の引き下げにより、コレットチャック25が拡径し、ワー クWをチャッキングする。
【0031】 また前記ピストン頭部9が後退し、当該ピストン頭部9によるクランク12へ の押圧が解放されると、当該クランク12は、チャック用ピストン室21のバネ 22の反撥力、及びチャック用ピストン24の上昇を介して、時計方向に揺動し 、原位置に戻る。
【0032】 よって、前記の如く、コレットチャック25を介してチャッキングされていた ワークWは、解放される。
【0033】 図中28はコレットチャック25と、蓋体27とを連繋する取付けネジを示す 。
【0034】
【考案の効果】
本考案は、以上で説明した如く、多軸締付け治具と、この多軸締付け治具の各 ピストンを介して、クランクを作動し、当該クランクの揺動及びバネの圧縮、反 撥を介して、チャッキング装置を作動する構成であるので、下記の効果を有する 。
【0035】 (1)各チャッキング装置に設けた各ワークを、均等圧による支持力、又は個別 の均等圧によるに挾持力をもって、それぞれチャッキングできる。
【0036】 (2)前記の如く、各多数のワークを、簡易かつ確実にチャッキングできる。
【0037】 (3)前記各ワークの大小、形状等にとらわれない。
【0038】 (4)装置が簡素化され、故障少なく、かつ低コストである。
【0039】 (5)在来の多軸締付け治具の利用範囲が拡充される。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側断面図である。
【図2】全体の平面図である。
【符合の説明】
1 多軸締付け治具 1a 開口部 1b 奥面図 111 ピストン室 2 接続ネジ 3 締付け治具全体 4 ピストン 5 油溜り室 6 油流路 7 ピストンブレーキ 8 蓋体 118 貫通孔 9 ピストン頭部 10 チャック体 10a 切欠部 11 接続ネジ 12 クランク 1112 揺動先部 1113 立上り頭部 13 切込部 20 コレットチャック装置 21 チャック用ピストン室 22 バネ 23 ジョイントピン 24 チャック用ピストン 25 コレットチャック 26 マンドレル 27 蓋体 28 取付けネジ A 一方のバイス本体 B 他方のバイス本体 W ワーク

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のバイス本体に装着された多軸締付
    け治具と、 前記一方のバイス本体に対峙する他方のバイス本体に装
    着されたチャック本体に枢着され、前記多軸締付け治具
    の各ピストンと対峙し、かつ前記各ピストンを介して揺
    動される多数のクランクと、 前記チャック本体に昇降自在に設けられた多数のコレッ
    トチャックと、 この各コレットチャックと前記各クランクとを連繋し、
    かつ当該各コレットチャックの昇降を司る連繋手段と、 前記チャックの復帰を司る復帰手段と、 で構成される多軸締付け治具を利用するコレットチャッ
    ク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の多軸締付け治具に設けた各ピ
    ストンは、ピストンブレーキを介して、一定以上の前進
    が規制されている請求項1の多軸締付け治具を利用する
    コレットチャック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の連繋手段が、コレットチャッ
    クに嵌合されチャック本体に昇降自在に設けられたピス
    トンと、 このピストンの下方に装置するジョイントピンと、 このジョイントピンが遊嵌されるクランクに設けたU字
    形切込部と、 で構成されている請求項1の多軸締付け治具を利用する
    コレットチャック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60238620A (ja) * 1984-05-10 1985-11-27 Yukiyasu Echizen スト−ブ
KR101852124B1 (ko) * 2015-10-22 2018-06-11 주식회사 프라즈마태우 Cnc 선반용 오픈 척

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60238620A (ja) * 1984-05-10 1985-11-27 Yukiyasu Echizen スト−ブ
JPH0474610B2 (ja) * 1984-05-10 1992-11-26
KR101852124B1 (ko) * 2015-10-22 2018-06-11 주식회사 프라즈마태우 Cnc 선반용 오픈 척

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