JP2569473Y2 - プレス加工装置 - Google Patents
プレス加工装置Info
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- JP2569473Y2 JP2569473Y2 JP9178992U JP9178992U JP2569473Y2 JP 2569473 Y2 JP2569473 Y2 JP 2569473Y2 JP 9178992 U JP9178992 U JP 9178992U JP 9178992 U JP9178992 U JP 9178992U JP 2569473 Y2 JP2569473 Y2 JP 2569473Y2
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- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、パネル状のワークの端
縁を加工するプレス加工装置に関するものである。
縁を加工するプレス加工装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、パネル状のワークの端縁に穴明加
工するプレス加工装置は、図２で示すように、下型１の
カムベース１ａ上に、上型４に設けた固定カム５によっ
て水平方向に進退作動する加工カム２を設け、上型４の
下降によりスプリング７を介して上型４に取り付けられ
ているパッド６によってワークＷを下型１上に押圧し、
固定カム５が加工カム２に当接して加工カム２を前進移
動させ、加工カム２に設けられているポンチ２ａと下型
に設けたダイスとによりワークＷの端縁を穴明加工し、
上型４の上昇によりスプリング３によって加工カム２を
原位置に後退移動させる構造である。
工するプレス加工装置は、図２で示すように、下型１の
カムベース１ａ上に、上型４に設けた固定カム５によっ
て水平方向に進退作動する加工カム２を設け、上型４の
下降によりスプリング７を介して上型４に取り付けられ
ているパッド６によってワークＷを下型１上に押圧し、
固定カム５が加工カム２に当接して加工カム２を前進移
動させ、加工カム２に設けられているポンチ２ａと下型
に設けたダイスとによりワークＷの端縁を穴明加工し、
上型４の上昇によりスプリング３によって加工カム２を
原位置に後退移動させる構造である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のプレス加工
装置では、固定カム５が加工カム２に当接したときに大
きな衝突騒音が発生し、作業者の作業環境や工場近隣の
住民に悪影響を及ぼす問題があった。
装置では、固定カム５が加工カム２に当接したときに大
きな衝突騒音が発生し、作業者の作業環境や工場近隣の
住民に悪影響を及ぼす問題があった。
【０００４】本考案の目的は、上記従来の問題を解消し
たプレス加工装置を提供することである。
たプレス加工装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の要旨は、下型に、上型の固定カムによって
水平方向に進退作動する加工カムを備えたプレス加工装
置おいて、前記固定カムに先行部を設け、前記固定カム
が前記加工カムに接触する時に加工カムに予備加速を付
与する作動機構を下型に備えたものである。
めの本考案の要旨は、下型に、上型の固定カムによって
水平方向に進退作動する加工カムを備えたプレス加工装
置おいて、前記固定カムに先行部を設け、前記固定カム
が前記加工カムに接触する時に加工カムに予備加速を付
与する作動機構を下型に備えたものである。
【０００６】
【作用】上記の構成により、固定カムが加工カムに当接
する直前に、固定カムに設けた先行部によって作動機構
を作動し、加工カムを前進方向に押動して予備加速を与
え、固定カムが加工カムに当接するときの衝突音を低減
する。
する直前に、固定カムに設けた先行部によって作動機構
を作動し、加工カムを前進方向に押動して予備加速を与
え、固定カムが加工カムに当接するときの衝突音を低減
する。
【０００７】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図１において、１は下型、１ａはカムベース、２は
前記カムベース１ａ上を水平方向に進退移動する加工カ
ムであり、ポンチ２ａを備えている。３は加工カム２を
後退端に移動させるスプリングである。
る。図１において、１は下型、１ａはカムベース、２は
前記カムベース１ａ上を水平方向に進退移動する加工カ
ムであり、ポンチ２ａを備えている。３は加工カム２を
後退端に移動させるスプリングである。
【０００８】４は上型であり、前記加工カム２を前進作
動する固定カム５が固設されている。６はワークＷを下
型１上に押圧するパッド、７は前記パッド６と上型４と
の間に介在されたスプリングである。
動する固定カム５が固設されている。６はワークＷを下
型１上に押圧するパッド、７は前記パッド６と上型４と
の間に介在されたスプリングである。
【０００９】本考案は、前記固定カム５に先行部５ａを
設け、下型１にトグル機構８を設けたものである。
設け、下型１にトグル機構８を設けたものである。
【００１０】前記トグル機構８は次のような構成であ
る。トグル機構を構成する２つのリンクの一方の第１リ
ンク９ａの先端は前記固定カム５の先行部５ａと当接す
る位置に突出して支軸１０ａによってカムベース１ａに
旋回可能に枢支し、他方の第２リンク９ｂは加工カム２
のスプリング受け２ｂと当接する位置に突出して支軸１
０ｂによってカムベース１ａに旋回可能に枢支する。
る。トグル機構を構成する２つのリンクの一方の第１リ
ンク９ａの先端は前記固定カム５の先行部５ａと当接す
る位置に突出して支軸１０ａによってカムベース１ａに
旋回可能に枢支し、他方の第２リンク９ｂは加工カム２
のスプリング受け２ｂと当接する位置に突出して支軸１
０ｂによってカムベース１ａに旋回可能に枢支する。
【００１１】さらに、第１リンク９ａと第２リンク９ｂ
はピン１０ｃと長穴とによって連結し、この連結点に一
端がカムベース１ａに掛け止めされたスプリング１１を
取り付けて第１リンク９ａと第２リンク９ｂとを、その
連結点で「く」字状に曲折した構造である。
はピン１０ｃと長穴とによって連結し、この連結点に一
端がカムベース１ａに掛け止めされたスプリング１１を
取り付けて第１リンク９ａと第２リンク９ｂとを、その
連結点で「く」字状に曲折した構造である。
【００１２】本考案は上記の通りの構造であるから、上
型４が上昇していて加工カム２が後退端に位置している
ときには、第２リンク９ｂの先端は加工カム２のスプリ
ング受け２ｂに当接している。
型４が上昇していて加工カム２が後退端に位置している
ときには、第２リンク９ｂの先端は加工カム２のスプリ
ング受け２ｂに当接している。
【００１３】この状態で上型４が下降して固定カム５が
加工カム２に当接する直前に、固定カム５に設けた先行
部５ａが第１リンク９ａの先端に当接し、第１リンク９
ａを図１において支軸１０ａを支点にして時計方向に旋
回する。
加工カム２に当接する直前に、固定カム５に設けた先行
部５ａが第１リンク９ａの先端に当接し、第１リンク９
ａを図１において支軸１０ａを支点にして時計方向に旋
回する。
【００１４】前記第１リンク９ａが時計方向に旋回する
と、ピン１０ｃによる連結点はスプリング１１の引張力
に逆らって時計方向に旋回する。これにより、第２リン
ク９ｂは、その支軸１０ｂを支点にして反時計方向に旋
回し、第２リンク９ｂの先端は加工カム２をスプリング
３の弾機力に抗して前進方向に押動し、加工カム２に予
備加速を付与する。
と、ピン１０ｃによる連結点はスプリング１１の引張力
に逆らって時計方向に旋回する。これにより、第２リン
ク９ｂは、その支軸１０ｂを支点にして反時計方向に旋
回し、第２リンク９ｂの先端は加工カム２をスプリング
３の弾機力に抗して前進方向に押動し、加工カム２に予
備加速を付与する。
【００１５】従って、固定カム５は前進方向に予備加速
が付与された加工カム２に接触するため、固定カム５と
加工カム２との相対速度が下がり、接触面での衝突音を
低減し、加工カム２を前進端まで押動してワークＷに穴
明加工が行われる。
が付与された加工カム２に接触するため、固定カム５と
加工カム２との相対速度が下がり、接触面での衝突音を
低減し、加工カム２を前進端まで押動してワークＷに穴
明加工が行われる。
【００１６】前記加工カム２の予備加速の速度は、第１
リンク９ａの先端が接触する固定カム５の先行部５ａの
接触面の傾斜部５ｂと、第２リンク９ｂのレバー比によ
り自由に設定することができる。また、固定カム５の先
行部５ａの接触面の傾斜部５ｂによって第１リンク９ａ
の先端との接触の際に、緩やかに接触して衝突音を低く
する。
リンク９ａの先端が接触する固定カム５の先行部５ａの
接触面の傾斜部５ｂと、第２リンク９ｂのレバー比によ
り自由に設定することができる。また、固定カム５の先
行部５ａの接触面の傾斜部５ｂによって第１リンク９ａ
の先端との接触の際に、緩やかに接触して衝突音を低く
する。
【００１７】上記の実施例で加工カム２に予備加速を付
与する機構はトグル機構としたが、トグル機構に限定す
るものではなく、他にエアシリンダとリミットスイッチ
や油圧作動機構を採用することができる。
与する機構はトグル機構としたが、トグル機構に限定す
るものではなく、他にエアシリンダとリミットスイッチ
や油圧作動機構を採用することができる。
【００１８】
【考案の効果】以上のように本考案によると、下型に、
上型の固定カムによって水平方向に進退作動する加工カ
ムを備えたプレス加工装置おいて、前記固定カムに先行
部を設け、前記固定カムが前記加工カムに接触する時に
加工カムに予備加速を付与する作動機構を下型に備えた
構成であるから、固定カムが加工カムに当接するときの
衝突騒音を低減することができ、作業者の作業環境の改
善及び工場近隣の住民に対する騒音問題を解消すること
ができる。
上型の固定カムによって水平方向に進退作動する加工カ
ムを備えたプレス加工装置おいて、前記固定カムに先行
部を設け、前記固定カムが前記加工カムに接触する時に
加工カムに予備加速を付与する作動機構を下型に備えた
構成であるから、固定カムが加工カムに当接するときの
衝突騒音を低減することができ、作業者の作業環境の改
善及び工場近隣の住民に対する騒音問題を解消すること
ができる。
【図１】本考案装置の要部断面図
【図２】従来装置の要部断面図
１ 下型 ２ 加工カム ４ 上型 ５ 固定カム ５ａ 先行部 ５ｂ 傾斜部 ８ トグル機構 ９ａ 第１リンク ９ｂ 第２リンク １０ａ 支軸 １０ｂ 支軸 １０ｃ ピン １１ スプリング
Claims (1)
- 【請求項１】 下型に、上型の固定カムによって水平方
向に進退作動する加工カムを備えたプレス加工装置おい
て、前記固定カムに先行部を設け、前記固定カムが前記
加工カムに接触する時に加工カムに予備加速を付与する
作動機構を下型に備えたことを特徴とするプレス加工装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9178992U JP2569473Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | プレス加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9178992U JP2569473Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | プレス加工装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0654421U JPH0654421U (ja) | 1994-07-26 |
| JP2569473Y2 true JP2569473Y2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=14036377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9178992U Expired - Fee Related JP2569473Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | プレス加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569473Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2966065B1 (fr) * | 2010-10-13 | 2013-08-09 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Ensemble de mise en forme d'une piece de tole pour une presse d'emboutissage |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP9178992U patent/JP2569473Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0654421U (ja) | 1994-07-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |