JPH08103151A - 脱穀装置の選別風供給装置 - Google Patents

脱穀装置の選別風供給装置

Info

Publication number
JPH08103151A
JPH08103151A JP24355994A JP24355994A JPH08103151A JP H08103151 A JPH08103151 A JP H08103151A JP 24355994 A JP24355994 A JP 24355994A JP 24355994 A JP24355994 A JP 24355994A JP H08103151 A JPH08103151 A JP H08103151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
case
winnow
wind
sorting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24355994A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Eisaki
正章 永崎
Akira Yoshino
吉野  彰
Hisashi Doi
久 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP24355994A priority Critical patent/JPH08103151A/ja
Publication of JPH08103151A publication Critical patent/JPH08103151A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 両端部を左右の外側板17,18に各別に近
接させた左右横向きの唐箕ファン11と、この唐箕ファ
ン11を囲む唐箕ケース9とを設け、唐箕ファン11に
対する空気取入れ口12を、左右の外側板17,18に
それぞれ形成し、空気送出口14を唐箕ケース9の後部
に左右ほぼ全幅にわたって形成し、唐箕ケース9の前部
側で幅方向中央部位に補助空気取入れ口20を形成して
ある。 【効果】 唐箕の回転数を必要以上に上げなくても、唐
箕ファンの左右中央部に送られる空気の量を増やして、
選別部内において風力を左右幅方向でほぼ均一にするこ
とができ、選別部の幅方向全域にわたって良好な選別を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両端部を左右の外側板
に各別に近接させた左右横向きの唐箕ファンと、この唐
箕ファンを囲む唐箕ケースとを設け、前記唐箕ファンに
対する空気取入れ口を、前記左右の外側板にそれぞれ形
成し、空気送出口を前記唐箕ケースの後部に左右ほぼ全
幅にわたって形成してある脱穀装置の選別風供給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の脱穀装置の選別風供給装置
において、空気取入れ口は左右の外側板にそれぞれ形成
してあるだけであった〔例えば実開平5‐67236号
公報〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、空気取
入れ口を左右の外側板にそれぞれ形成しただけの構成で
は、空気取入れ口から取り入れられた空気の多くが、す
ぐに空気送出口から左右の外側板に沿って送出されて、
唐箕ファンの左右中央部まで送られる空気の量が少なく
なりやすかった。
【0004】その結果、唐箕ファンの中央部の下手側の
風力が、左右両側部の下手側の風力に比べて弱くなり、
前記中央部の下手側での風による選別を確実に行うこと
が困難であった。
【0005】前記中央部の下手側の風力が強くなるよう
に、唐箕ファンの回転数を上げて風速を全体的に速くす
ることが考えられるが、そのようにすると、唐箕ファン
の左右両側部の下手側の風力が強くなりすぎて、3番飛
散により機外に排出される穀粒を多く出しやすくなる。
【0006】本発明の目的は、選別部の幅方向での風力
の強弱を少なくして、選別部の幅方向全域にわたって良
好な選別を行うことができる脱穀装置の選別風供給装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1発明の特徴構成
は、唐箕ケースの前部側で幅方向中央部位に補助空気取
入れ口を形成してあることにある。
【0008】本第2発明の特徴構成は、唐箕ケースの前
部側で幅方向中央部位を、前記唐箕ファンの先端回動軌
跡側に折曲して、その折曲背部の外方側に、前記唐箕ケ
ースの接線方向に開口する補助空気取入れ口を形成して
あることにある。
【0009】
【作用】本第1発明の特徴構成によれば、唐箕ケースの
前部側で幅方向中央部位に補助空気取入れ口を形成して
あるから、唐箕ファンの左右中央部に送られる空気の量
を増やして、選別部内において風力を左右幅方向でほぼ
均一にすることができる。具体的に説明すると、上記の
ように構成して、空気送出口近傍の風速を選別部の全幅
にわたって実測した結果を図4に示してある。図中上段
の実線の折れ線は、図2(この図2は唐箕周りの構造の
縦断側面図を示している)における案内板27と上側の
風向板30との間のAポイントでの風速を、中段の実線
の折れ線は、前記上側の風向板30と下側の風向板31
との間のBポイントでの風速を、下段の実線の折れ線
は、下側の風向板31と一番物流し板28との間のCポ
イントでの風速をそれぞれ示している。また、前記上中
下段の破線の折れ線は、従来構造におけるA・B・Cポ
イントに対応する箇所での風速を示している。
【0010】この図4から明らかなように、唐箕ケース
9の前部側で幅方向中央部位に補助空気取入れ口20を
形成したことで、唐箕ファン11の左右中央部の下手側
の風速を従来よりも増大させて、選別部5内において風
力を左右幅方向でほぼ均一にすることができる。
【0011】そして、このように補助空気取入れ口を設
けることで、選別部内において風力を左右幅方向でほぼ
均一にすることができるから、例えば、選別部内におい
て風力が左右幅方向で不均一なまま唐箕ファンの回転数
を必要以上に上げて、唐箕ファンの左右中央部の下手側
の風力を増大させるという手段をとらなくてもよく、そ
のような手段をとったときの不具合、即ち、左右両側部
の下手側の強くなりすぎた風力で3番飛散により機外に
排出される穀粒を多く出すという不具合を回避できる。
【0012】本第2発明の特徴構成によれば、唐箕ケー
スの前部側で幅方向中央部位を、前記唐箕ファンの先端
回動軌跡側に折曲して、その折曲背部の外方側に、前記
唐箕ケースの接線方向に開口する補助空気取入れ口を形
成してあるから、上記本第1発明の特徴構成における作
用と同様な作用に加え、補助空気取入れ口に効率よく空
気を取り入れることができるという作用を奏することが
できる。
【0013】
【発明の効果】従って、本第1発明の特徴構成によれ
ば、唐箕の回転数を必要以上に上げなくても、唐箕ファ
ンの左右中央部に送られる空気の量を増やして、選別部
内において風力を左右幅方向でほぼ均一にすることがで
きるから、選別部の幅方向全域にわたって良好な選別を
行うことができる脱穀装置の選別風供給装置を提供する
ことができた。また、本第2発明の特徴構成によれば、
本第1発明の特徴構成による効果と同様な効果に加え、
補助空気取入れ口に効率よく空気を取り入れることがで
きるから、作業性に優れるという効果が得られる脱穀装
置の選別風供給装置を提供することができた。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、コンバインに装備する脱穀装置を示して
いる。この脱穀装置は、コンバインの機体前部に装備し
た刈取前処理部で刈り取られた穀稈を、フィードチェー
ンFCで後方に搬送される途中で扱処理するように、上
部に前後軸心周りに回転駆動される扱胴1を軸支した扱
室2を設けて脱穀部3を構成するとともに、扱胴1の下
方に張設された受網4から漏下してくる処理物を選別処
理する選別部5を配設した構造となっている。前記選別
部5は、揺動選別装置6と、この揺動選別装置6に選別
風を送る唐箕7とからなるとともに、選別部5の下方に
は、回収部8を設けている。
【0015】前記揺動選別装置6には、扱室2から漏下
した処理物を、開度調節自在なチャフシーブ19で受け
止めて揺動移送しながら粗選別を行う粗選別部15を設
け、この粗選別部15から漏下した選別処理物を揺動移
送しながら穀粒と二番物とに選別する精選別部16を設
けてある。
【0016】図2,図3に示すように前記唐箕7は、両
端部を左右の外側板17,18に各別に近接させた左右
横向きの唐箕ファン11と、唐箕ファン11を囲む円筒
状の唐箕ケース9とを設け、唐箕ファン11に対する空
気取入れ口12を、左右の外側板17,18にそれぞれ
形成し、空気送出口14を唐箕ケース9の後部に左右ほ
ぼ全幅にわたって形成して構成してある。
【0017】そして、前記唐箕ケース9の前部側で幅方
向中央部位を、唐箕ファン11の先端回動軌跡側に折曲
して、その折曲背部の外方側に、唐箕ケース9の接線方
向上向きに開口する補助空気取入れ口20を形成し、こ
の補助空気取入れ口20の上方にゴミよけカバー22を
設けてある。前記補助空気取入れ口20を設けてあるか
ら、唐箕ファン11の左右中央部に送られる空気の量を
増やして、選別部5内において風力を左右幅方向でほぼ
均一にすることができる。前記補助空気取入れ口20の
幅は左右側板17,18間の幅の約3.5分の1に設定
してある。
【0018】前記空気取入れ口12は、唐箕ファン11
の回転軸芯方向視で、唐箕ファン11の回転軸を支持す
る横フレーム13から上方の上側空気取入れ口12a
と、下方の下側空気取入れ口12bとから成る。また前
記唐箕ファン11は、4枚の平板状の羽根10を回転軸
に放射状に取り付けて構成してある。
【0019】前記唐箕7の周壁の選別風巻き込み側の遊
端部には、唐箕7からの選別風を精選別部16の長手方
向に沿う方向に案内する案内板27を連設し、選別風の
風路上で前記案内板27の下方に、選別風を上下に分配
可能な風向板30,31を上下2段にわたって設けて、
選別風を整流して選別部5に送り込むことができるよう
に構成してある。
【0020】図4に、空気送出口14近傍の風速を選別
部5の全幅にわたって実測した結果を示してある。図中
上段の実線の折れ線は、図2における案内板27と上側
の風向板30との間のAポイントでの風速を、中段の実
線の折れ線は、前記上側の風向板30と下側の風向板3
1との間のBポイントでの風速を、下段の実線の折れ線
は、下側の風向板31と一番物流し板28との間のCポ
イントでの風速をそれぞれ示している。また、前記上中
下段の破線の折れ線は、従来構造におけるA・B・Cポ
イントに対応する箇所での風速を示している。
【0021】この図4から明らかなように、唐箕ケース
9の前部側で幅方向中央部位に補助空気取入れ口20を
形成したことで、唐箕ファン11の左右中央部下手側の
風速を従来よりも増大させて、選別部5内において風力
を左右幅方向でほぼ均一にすることができた。
【0022】〔別実施例〕前記左右側板17,18間の
幅と前記補助空気取り入れ口20の幅との割合は上記の
実施例の数値に限られるものではない。
【0023】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図
【図2】唐箕の縦断側面図
【図3】唐箕の横断平面図
【図4】唐箕の出口における幅方向の風速分布を示す図
【符号の説明】
9 唐箕ケース 11 唐箕ファン 12 空気取入れ口 14 空気送出口 17 左外側板 18 右外側板 20 補助空気取入れ口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部を左右の外側板(17),(1
    8)に各別に近接させた左右横向きの唐箕ファン(1
    1)と、この唐箕ファン(11)を囲む唐箕ケース
    (9)とを設け、前記唐箕ファン(11)に対する空気
    取入れ口(12)を、前記左右の外側板(17),(1
    8)にそれぞれ形成し、空気送出口(14)を前記唐箕
    ケース(9)の後部に左右ほぼ全幅にわたって形成して
    ある脱穀装置の選別風供給装置であって、 前記唐箕ケース(9)の前部側で幅方向中央部位に補助
    空気取入れ口(20)を形成してある脱穀装置の選別風
    供給装置。
  2. 【請求項2】 両端部を左右の外側板(17),(1
    8)に各別に近接させた左右横向きの唐箕ファン(1
    1)と、この唐箕ファン(11)を囲む唐箕ケース
    (9)とを設け、前記唐箕ファン(11)に対する空気
    取入れ口(12)を、前記左右の外側板(17),(1
    8)にそれぞれ形成し、空気送出口(14)を前記唐箕
    ケース(9)の後部に左右ほぼ全幅にわたって形成して
    ある脱穀装置の選別風供給装置であって、 前記唐箕ケース(9)の前部側で幅方向中央部位を、前
    記唐箕ファン(11)の先端回動軌跡側に折曲して、そ
    の折曲背部の外方側に、前記唐箕ケース(9)の接線方
    向に開口する補助空気取入れ口(20)を形成してある
    脱穀装置の選別風供給装置。
JP24355994A 1994-10-07 1994-10-07 脱穀装置の選別風供給装置 Pending JPH08103151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24355994A JPH08103151A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 脱穀装置の選別風供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24355994A JPH08103151A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 脱穀装置の選別風供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08103151A true JPH08103151A (ja) 1996-04-23

Family

ID=17105654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24355994A Pending JPH08103151A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 脱穀装置の選別風供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08103151A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018121569A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社クボタ 脱穀装置
JP2021132599A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 選別装置、コンバイン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018121569A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社クボタ 脱穀装置
JP2021132599A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 選別装置、コンバイン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08103151A (ja) 脱穀装置の選別風供給装置
JP3246455B2 (ja) 脱穀機
JPH07227140A (ja) 脱穀装置の選別風供給装置
JPH08103152A (ja) 脱穀装置の選別風供給装置
KR20080084946A (ko) 콤바인
JPH08116776A (ja) 脱穀装置の選別風供給装置
JPH08116775A (ja) 脱穀装置の選別風供給装置
JP3592430B2 (ja) コンバインの揺動選別装置
JPH07194236A (ja) 脱穀装置
JP2884605B2 (ja) 脱穀機のフレーム構造
CN202340448U (zh) 半喂入稻麦脱粒机
JP4025471B2 (ja) コンバイン
JP3686604B2 (ja) 脱穀機の二番処理装置
JPH08116777A (ja) 脱穀装置の選別風供給装置
JP3625024B2 (ja) コンバインにおける横流ファンのケース構造
JPH0866118A (ja) 脱穀装置の選別風供給装置
JP2000312529A (ja) 風選別部
JP3201677B2 (ja) コンバインの脱穀装置
JP3704254B2 (ja) 脱穀機における2番還元装置
JP2001095359A (ja) 脱穀機の選別装置
JP2512821Y2 (ja) 脱穀機における圧風ファン
JP3585271B2 (ja) 脱穀機の2番処理装置
JPH07298772A (ja) 脱穀装置の選別部構造
JP3635130B2 (ja) コンバイン用脱穀装置
JP2001252577A (ja) 籾摺機