JPH08116776A - 脱穀装置の選別風供給装置 - Google Patents

脱穀装置の選別風供給装置

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JPH08116776A
JPH08116776A JP25488394A JP25488394A JPH08116776A JP H08116776 A JPH08116776 A JP H08116776A JP 25488394 A JP25488394 A JP 25488394A JP 25488394 A JP25488394 A JP 25488394A JP H08116776 A JPH08116776 A JP H08116776A
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JP
Japan
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blades
fan
blade
winnower
air
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Pending
Application number
JP25488394A
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English (en)
Inventor
Masaaki Eisaki
正章 永崎
Akira Yoshino
吉野  彰
Hisashi Doi
久 土井
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】両端部が左右の外側板17,18に各別に近接
するように左右の幅を設定した複数の羽根10を、左右
横向きの回転軸21に放射状に取り付けて成る唐箕ファ
ン11と、この唐箕ファン11を囲む唐箕ケース9とを
設け、唐箕ファン11に対する空気取入れ口12を、左
右の外側板17,18にそれぞれ形成し、空気送出口1
4を唐箕ケース9の後部に左右ほぼ全幅にわたって形成
し、左右の幅が羽根10よりも短い左右対称形状の複数
の補助羽根20を、羽根10の左右中心に対して左右一
方側に偏らせた状態で、補助羽根20の両端部が、羽根
10の両端部よりも各別に左右内方側に位置するように
位置設定して、回転軸21に放射状に取り付けてある。 【効果】唐箕の回転数を必要以上に上げなくても、唐箕
ファンの左右中央部に送られる空気の量を増やして、選
別部内において風力を左右幅方向でほぼ均一にすること
ができ、選別部の幅方向全域にわたって良好な風選別を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両端部が左右の外側板
に各別に近接するように左右の幅を設定した複数枚の羽
根を、左右横向きの回転軸に放射状に取り付けて成る唐
箕ファンと、この唐箕ファンを囲む唐箕ケースとを設
け、前記唐箕ファンに対する空気取入れ口を、前記左右
の外側板にそれぞれ形成し、空気送出口を前記唐箕ケー
スの後部に左右ほぼ全幅にわたって形成してある脱穀装
置の選別風供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の脱穀装置の選別風供給装置
において、前記回転軸には前記複数枚の羽根を放射状に
取り付けてあるだけであった〔例えば特開平6‐153
671号公報〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】空気取入れ口を左右の
外側板にそれぞれ形成したこの種の脱穀装置の選別風供
給装置において、上記のように、前記回転軸に前記複数
枚の羽根を放射状に取り付けただけの構成では、空気取
入れ口から取り入れられた空気の多くが、すぐに空気送
出口から左右の外側板に沿って送出されて、唐箕ファン
の左右中央部まで送られる空気の量が少なくなりやすか
った。
【0004】その結果、唐箕ファンの左右中央部の下手
側の風力が、左右両側部の下手側の風力に比べて弱くな
り、前記中央部の下手側での風選別を確実に行うことが
困難になることがあった。
【0005】前記中央部の下手側での風力が強くなるよ
うに、唐箕ファンの回転数を上げて風速を全体的に速く
することが考えられるが、そのようにすると、唐箕ファ
ンの左右両側部の下手側の風力が強くなりすぎて、3番
飛散により機外に排出される穀粒を多く出しやすくな
る。
【0006】本発明の目的は、選別部の幅方向での風力
の強弱を少なくして、選別部の幅方向全域にわたって良
好な選別を行うことができる脱穀装置の選別風供給装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1発明の特徴構成
は、左右の幅が羽根よりも短い左右対称形状の複数の補
助羽根を、前記羽根の左右中心に対して左右一方側に偏
らせた状態で、前記補助羽根の両端部が、前記羽根の両
端部よりも各別に左右内方側に位置するように位置設定
して、前記回転軸に放射状に取り付けてあることにあ
る。
【0008】本第2発明の特徴構成は、左右の幅が前記
羽根よりも短い左右非対称形状の複数の補助羽根を、羽
根の左右中心に対して左右一方側に偏らせた状態で、そ
の補助羽根の両端部が、前記羽根の両端部よりも各別に
左右内方側に位置するように位置設定して、前記回転軸
に放射状に取り付けてあることにある。
【0009】
【作用】本第1、第2発明の特徴構成によれば、左右の
幅が羽根よりも短い左右対称形状又は非対称形状の補助
羽根を、その補助羽根の両端部が、羽根の両端部よりも
各別に左右内方側に位置するように位置設定して、回転
軸に取り付けてあるから、唐箕ファンの左右中央部にお
ける送風能力が上がり、唐箕ファンの回転に伴って両空
気取入れ口から唐箕ファンの左右中央部側まで空気を確
実に取り入れて、その左右中央部の下手側の風速を増や
すことができる。
【0010】そして、例えば左右一方側の空気取り入れ
口の近傍に原動部やグレンタンクが、他方側の空気取り
入れ口に伝動カバーやプーリがそれぞれ設けられている
こと等が原因で、両空気取り入れ口から取り入れる空気
の量が異なり、前記選別部内の左右の間で風力に差があ
った場合でも、前記補助羽根を羽根の左右中心に対して
左右一方側に偏らせてあるから、上記のような送風能力
が上がる箇所を風力の弱い側にずらすことができて、選
別部内の左右の風力を揃えることができる。この場合、
羽根よりも短い補助羽根を偏らせるから、前記羽根を偏
らせる場合よりも左右の風力の微細な調整が可能にな
る。
【0011】以上のように、唐箕ファンの左右中央部の
下手側の風速を増やし、選別部の左右の風力を揃えるこ
とで、選別部内の風力を左右幅方向でほぼ均一にするこ
とができる。
【0012】このように選別部内において風力を左右幅
方向でほぼ均一にすることができるから、選別部内にお
いて風力が左右幅方向で不均一なまま唐箕ファンの回転
数を必要以上に上げて、唐箕ファンの左右中央部の下手
側の風力を増大させるという手段をとらなくてもよく、
そのような手段をとったときの不具合、即ち、左右両側
の強くなりすぎた風力で3番飛散により機外に排出され
る穀粒を多く出すという不具合を回避できる。
【0013】
【発明の効果】従って、本発明によれば、唐箕の回転数
を必要以上に上げなくても、唐箕ファンの左右中央部に
送られる空気の量を増やして、選別部内において風力を
左右幅方向でほぼ均一にすることができるから、選別部
の幅方向全域にわたって良好な風選別を行うことができ
る脱穀装置の選別風供給装置を提供することができた。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、コンバインに装備する脱穀装置を示して
いる。この脱穀装置は、コンバインの機体前部に装備し
た刈取前処理部で刈り取られた穀稈を、フィードチェー
ンFCで後方に搬送される途中で扱処理するように、上
部に前後軸心周りに回転駆動される扱胴1を軸支した扱
室2を設けて脱穀部3を構成するとともに、扱胴1の下
方に張設された受網4から漏下してくる処理物を選別処
理する選別部5を配設した構造となっている。前記選別
部5は、揺動選別装置6と、この揺動選別装置6に選別
風を送る唐箕7とからなるとともに、選別部5の下方に
は、回収部8を設けている。
【0015】前記揺動選別装置6には、扱室2から漏下
した処理物を、開度調節自在なチャフシーブ19で受け
止めて揺動移送しながら粗選別を行う粗選別部15を設
け、この粗選別部15から漏下した選別処理物を揺動移
送しながら穀粒と二番物とに選別する精選別部16を設
けてある。
【0016】図2,図3に示すように、前記唐箕7は、
両端部を左右の外側板17,18に各別に近接させた左
右横向きの唐箕ファン11と、唐箕ファン11を囲む円
筒状の唐箕ケース9とを設け、唐箕ファン11に対する
空気取入れ口12を、左右の外側板17,18にそれぞ
れ形成し、空気送出口14を唐箕ケース9の後部に左右
ほぼ全幅にわたって形成して構成してある。
【0017】前記唐箕ファン11は、4枚の平板状の羽
根10と、左右の幅が前記羽根10よりも短い4枚の補
助羽根20とを周方向に1個おきに回転軸21にそれぞ
れ放射状に取り付けて構成してある。
【0018】前記羽根10と補助羽根20とは共に左右
対称形状で、それらの基端側の左右両部位を、回転軸2
1に近接する側ほど左右幅方向中央部に向かう傾斜面状
にそれぞれ切欠いてある。そして前記補助羽根20は、
羽根10の左右中心に対して左側に偏らせた状態で、そ
の両端部が羽根10の両端部よりも各別に左右内方側に
位置するように位置設定してある。
【0019】前記空気取入れ口12は、唐箕ファン11
の回転軸芯方向視で、唐箕ファン11の回転軸21を支
持する横フレーム13から上方の上側空気取入れ口12
aと、下方の下側空気取入れ口12bとから成る。
【0020】前記唐箕7の周壁の選別風巻き込み側の遊
端部には、唐箕7からの選別風を精選別部16の長手方
向に沿う方向に案内する案内板22を連設し、選別風の
風路上で前記案内板22の下方に、選別風を上下に分配
可能な風向板25,26を上下2段にわたって設けて、
選別風を整流して選別部5に送り込むことができるよう
に構成してある。
【0021】前記補助羽根20を上記のように位置設定
して回転軸21に取り付けてあるから、唐箕ファン11
の左右中央部における送風能力が上がり、唐箕ファン1
1の回転に伴って両空気取入れ口12から唐箕ファン1
1の左右中央部側まで空気を確実に取り入れて、その左
右中央部下手側への送風量を増やすことができる。さら
に前記補助羽根20は、羽根10の左右中心に対して左
側に偏らせてあるから、右側の空気取り入れ口12の近
傍に原動部やグレンタンク(共に図示せず)が、左側の
空気取り入れ口12の近傍に伝動カバー(図示せず)や
プーリ28が、それぞれ設けられていること等が原因
で、前記選別部5内の左右の間で風力の違いがあった場
合でも、選別部5内の左右の風力を揃えることができ
る。
【0022】以上のように、唐箕ファン11の左右中央
部の下手側の風速を増やし、選別部5の左右の風力を揃
えることで、選別部5内の風力を左右幅方向でほぼ均一
にすることができる。
【0023】〔別実施例〕図4に示すように、前記補助
羽根20を左右非対称形状のもので構成してもよい。こ
の図4,図5における実施例の場合、前記補助羽根20
の基端側の左側部位を、回転軸21に近接する側ほど左
右幅方向中央部に向かう傾斜面状に切欠き、右端部を径
方向にストレートな面に形成して、左右非対称に形成し
てある。
【0024】前記唐箕ファン11を構成するに、図5、
図6に示すように、前記補助羽根20と、左右の幅がこ
の補助羽根20よりもさらに短い複数枚の第2の補助羽
根27とを、前記羽根10の左右中心に対して左側に偏
らせた状態で、その両端部が補助羽根20の両端部より
も各別に左右内方側に位置するように位置設定して、羽
根10・補助羽根20・第2の補助羽根27を回転軸2
1に放射状に取り付けてもよい。
【0025】前記左右の空気取入れ口12の面積を左右
で異ならせて、選別部5内の左右の風力を均一にするよ
うに構成してもよい。
【0026】以上の実施例において、前記羽根10、補
助羽根20、第2の補助羽根27の数は上記の実施例の
ものに限られるものではない。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図
【図2】唐箕の縦断側面図
【図3】唐箕の縦断後面図
【図4】別実施例の縦断後面図
【図5】別実施例の縦断側面図
【図6】別実施例の縦断後面図
【符号の説明】
9 唐箕ケース 10 羽根 11 唐箕ファン 12 空気取入れ口 14 空気送出口 17 左外側板 18 右外側板 20 補助羽根 21 回転軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部が左右の外側板(17),(1
    8)に各別に近接するように左右の幅を設定した複数の
    羽根(10)を、左右横向きの回転軸(21)に放射状
    に取り付けて成る唐箕ファン(11)と、この唐箕ファ
    ン(11)を囲む唐箕ケース(9)とを設け、前記唐箕
    ファン(11)に対する空気取入れ口(12)を、前記
    左右の外側板(17),(18)にそれぞれ形成し、空
    気送出口(14)を前記唐箕ケース(9)の後部に左右
    ほぼ全幅にわたって形成してある脱穀装置の選別風供給
    装置であって、 左右の幅が前記羽根(10)よりも短い左右対称形状の
    複数の補助羽根(20)を、前記羽根(10)の左右中
    心に対して左右一方側に偏らせた状態で、前記補助羽根
    (20)の両端部が、前記羽根(10)の両端部よりも
    各別に左右内方側に位置するように位置設定して、前記
    回転軸(21)に放射状に取り付けてある脱穀装置の選
    別風供給装置。
  2. 【請求項2】 両端部が左右の外側板(17),(1
    8)に各別に近接するように左右の幅を設定した複数の
    羽根(10)を、左右横向きの回転軸(21)に放射状
    に取り付けて成る唐箕ファン(11)と、この唐箕ファ
    ン(11)を囲む唐箕ケース(9)とを設け、前記唐箕
    ファン(11)に対する空気取入れ口(12)を、前記
    左右の外側板(17),(18)にそれぞれ形成し、空
    気送出口(14)を前記唐箕ケース(9)の後部に左右
    ほぼ全幅にわたって形成してある脱穀装置の選別風供給
    装置であって、 左右の幅が前記羽根(10)よりも短い左右非対称形状
    の複数の補助羽根(20)を、前記羽根(10)の左右
    中心に対して左右一方側に偏らせた状態で、その補助羽
    根(20)の両端部が、前記羽根(10)の両端部より
    も各別に左右内方側に位置するように位置設定して、前
    記回転軸(21)に放射状に取り付けてある脱穀装置の
    選別風供給装置。
JP25488394A 1994-10-20 1994-10-20 脱穀装置の選別風供給装置 Pending JPH08116776A (ja)

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