JPH08103042A - 回転電機の固定子 - Google Patents

回転電機の固定子

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JPH08103042A
JPH08103042A JP23638694A JP23638694A JPH08103042A JP H08103042 A JPH08103042 A JP H08103042A JP 23638694 A JP23638694 A JP 23638694A JP 23638694 A JP23638694 A JP 23638694A JP H08103042 A JPH08103042 A JP H08103042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator core
key
key bar
stator
bar
Prior art date
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Pending
Application number
JP23638694A
Other languages
English (en)
Inventor
Kayoko Ishikawa
加代子 石川
Fumihiko Takane
文彦 高根
Takahiko Sano
貴彦 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP23638694A priority Critical patent/JPH08103042A/ja
Publication of JPH08103042A publication Critical patent/JPH08103042A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、容易に騒音を低減できる回転
電機の固定子を提供することにある。 【構成】本発明の回転電機の固定子では、複数の固定子
鉄心片1Aを積層した固定子鉄心1と、固定子鉄心1の
外周部側に設けた複数のキー溝5をキーバー2に嵌め込
み、キーバー2及び固定子鉄心1の両端に設けたエンド
プレートで固定子鉄心1を支持し、上記キーバー2に対
向配置したバー7の両端をキーバー2に固定すると共
に、バー7の他端に設けた締付板9と、対向する両締付
板間に挿入された締付手段10によって締付けて、強制
的にキーバー2をたわませ上記キーバー2と固定子鉄心
1とを密着させることにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機の固定子に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より固定子鉄心振動による騒音の抑
制については、方法が難しいこともあり特に対策が施さ
れていない。例えば通風間隔片を挾む鉄心間の隙間に溝
を有するスペーサを配置し、スペーサの周りに浸透性の
優れた接着材を吹き付け硬化させ、スペーサと鉄心間が
密着固定することにより固定子鉄心とキーの遊びを抑制
し、騒音を低減する方法がある。尚、この種の技術とし
て実開平5−2552 号公報を挙げることが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】回転機の固定子は一般
に薄い鋼板を打ち抜いた固定子鉄心片を円筒状に積み重
ねた固定子鉄心1を形成する。この鉄心には固定子枠に
設けられたキーにより支持されるためキー溝が設けら
れ、キーとキー溝との嵌め合いのためキー溝のほうが当
然大きく、嵌め合い部には隙間を有している。このため
鉄心を積み上げた後においても嵌め合い部の隙間は存在
し、図8に示すように固定子鉄心1の自重によって、固
定子鉄心1とキーバー2との間に隙間は生じ、この隙間
があるために固定子鉄心1とキーバー2は接触,衝突す
るため回転電機の稼働時、特に始動時の励磁初期には振
動による騒音が発生する。
【0004】本発明の目的は、この振動,騒音の低減し
た回転電機の固定子を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の回転電機の固定子は、複数の固定子鉄心片
を積層した固定子鉄心と、固定子鉄心の外周部側に設け
た複数のキー溝をキーバーに嵌め込み、キーバー及び固
定子鉄心の両端に設けたエンドプレートで固定子鉄心を
支持し、上記キーバーに対向配置したバーの両端をキー
バーに固定すると共に、バーの他端に設けた締付板と、
対向する両締付板間に挿入された締付手段によって締付
けて、強制的にキーバーを撓わませ上記キーバーと固定
子鉄心とを密着させる。
【0006】
【作用】この結果、本発明の回転電機は起動時にキーバ
ーと固定子鉄心とが密着しているので、両者間で接触,
衝突,振動等が生じなくなり、振動,騒音の低減出来る
ようになった。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4によ
り説明する。
【0008】図4は本発明の発電機の概略を示し、固定
子鉄心1と固定子鉄心1を支持するキーバー2の概略位
置関係を示す図である。固定子鉄心1は図3のように薄
い鋼板を打ち抜いた扇形形状の固定子鉄心片1Aを円筒
状に配置し、固定子鉄心1の外周部側に設けた複数のキ
ー溝5をキーバー2に嵌め込み、各固定子鉄心片1Aを
図1,図4のように軸方向に積み重ねて固定子鉄心1を
形成し、キーバー2及び固定子鉄心1の両端に設けたエ
ンドプレート(図示せず)で固定子鉄心1及びキーバー
2を支持し、エンドプレートを図していないフレームに
固定する。
【0009】キーバー2に対向配置されたバー7は、こ
の両端をキーバー2にボルト8で固定すると共に、バー
7の中間で分離した他端に締付板9を設け、対向する両
締付板間に締付手段10例えばボルトを挿入し、ボルト
にナットを装着して、締付けて強制的にキーバー2を撓
わませて、キーバー2を固定子鉄心1に密着させる。こ
の構成で発電機を始動する時には、キーバー2を固定子
鉄心1に密着しているので、両者間で接触,衝突,振動
等が生じなくなり、振動,騒音を低減出来るようになっ
た。また、バー7の両端がキーバー2にボルト8で固定
され、その反対側の対向する両締付取付板間に締付手段
10例えばボルトを挿入し、ボルトにナットを装着し
て、ナットを回転すると、すぐにキーバー2を撓わませ
ることが出来るので、強い締付力を必要とせず、締付作
業がしやすくなった。
【0010】図5の実施例ではキーバー2に対向配置し
たバー7の両端をキーバー2に固定すると共に、バー7
の他端に設けた締付板9と締付手段10との間に皿バネ
15を介在させてた場合である。また図6は締付手段1
0とボルト頭部10Aとの間に巻きバネ16を介在させ
た場合である。皿バネ15,巻きバネ16の他にゴム等
の他に下記作用効果を達成すれば、どんな弾性部材を使
用してもよい。
【0011】この実施例では固定子鉄心1が負荷電流の
大小により、温度が上昇或いは降下することにより、固
定子鉄心1が伸縮して撓わむと、締付板9が水平方向つ
まり左右に移動するのに応じて、バー7の撓わみは皿バ
ネ15,巻きバネ16等の弾性部材で吸収して調整する
ことにより、固定子鉄心1,バー7等の破損を防止した
ので、固定子鉄心1の寿命が延びるようになった。
【0012】図7は本発明の他の実施例である。固定子
鉄心1を支持するキーバー2と、キーバー2を締め付け
るコアワープワイヤ4を示す図である。コアワープワイ
ヤ4にてキーバー2をコアワープワイヤ締付用具6で締
め付けることにより、固定子鉄心1とキーバー2間との
ギャップを減らし、振動,騒音を低減できる。コアワー
プワイヤ締付用具6はコアワープワイヤ4に取り付けら
れた棒状の締付具にボルト等を通して、コアワープワイ
ヤ4を締め付けられる構造をとっている。
【0013】また図8において、固定子鉄心1上に治具
11を溶接または接着、またはボルト締めし、キーバー
2に固定したキーバー抑え12を用いて、鉄心が振動し
てもキーバーと接着しないギャップを強制的に設け、キ
ーバー抑え12はキーバー抑え弛み止め13で固定する
ことで、振動,騒音を低減できる。
【0014】更に図9において、固定子鉄心1上に治具
11を溶接または接着、またはボルト締めし、キーバー
2に固定したキーバー抑え12を用いて、キーバー2と
固定子鉄心1間のギャップを強制的に無くし、キーバー
抑え12はキーバー抑え弛み止め13で固定すること
で、振動,騒音を消滅させることができる。
【0015】また図9において、固定子鉄心1上に治具
11を設置し、キーバー2に固定したキーバー抑え12
を用いて、強制的にギャップを開け、キーバー抑え12
はキーバー抑え弛み止め13で固定し、その間に充填物
を溶接または接着等固定した後治具を撤去し、固定子鉄
心1とキーバー2間のギャップを無くすと、振動,騒音
を消滅させることができる。
【0016】以上、この発明の回転電機は新設において
は勿論、既設の回転電機に対しても、容易に振動,騒音
の低減もしくは消滅が可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明の回転電機は起動
時にキーバーと固定子鉄心とが密着しているので、両者
間で接触,衝突,振動等が生じなくなり、振動,騒音の
低減出来るようになった。また本発明の回転電機によれ
ば、既存の回転電機にも適用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施例は図4の発電機の固定子鉄心の
一部を軸方向に断面した概略断面図である。
【図2】図1を右方向から見た時の概略断面図である。
【図3】図4の発電機の固定子鉄心を軸方向から直角方
向に断面した概略断面図である。
【図4】本発明の実施例として示した発電機の概略説明
斜視図である。
【図5】本発明の他の実施として示した固定子鉄心を支
持するバー及び締付板付近の部分断面図である。
【図6】本発明の他の実施として示した固定子鉄心を支
持するバー及び締付板付近の部分断面図である。
【図7】本発明の他の実施例である固定子鉄心及びキー
バーを締め付けるコアワープワイヤを示す部分斜視図で
ある。
【図8】本発明の他の実施例である固定子鉄心とキーバ
ーとを治具を用いて強制的にギャップを示す概略説明図
である。
【図9】本発明の実施例である固定子鉄心とキーバー間
に充填物を示す概略説明図である。
【図10】従来の発電機の固定子鉄心の一部を軸方向に
断面した概略断面図である。
【符号の説明】
1…固定子鉄心、2…キーバー、3…コイル挿入用スロ
ット、4…コアワープワイヤ、5…キー溝、6…コアワ
ープワイヤ締付用具、7…バー、8…バー取付用ボル
ト、9…締付板、10…締付手段、11…治具、12…
キーバー抑え、13…キーバー抑え弛み止め、14…充
填物、15…皿バネ、16…巻きバネ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の固定子鉄心片を積層した固定子鉄心
    と、固定子鉄心の外周部側に設けた複数のキー溝をキー
    バーに嵌め込み、キーバー及び固定子鉄心の両端に設け
    たエンドプレートで固定子鉄心を支持するものにおい
    て、上記キーバーに対向配置したバーの両端をキーバー
    に固定すると共に、バーの他端に設けた締付板と、対向
    する両締付板間に挿入された締付手段によって締付け
    て、強制的にキーバーを撓わませ上記キーバーと固定子
    鉄心とを密着させることを特徴とする回転電機の固定
    子。
  2. 【請求項2】複数の固定子鉄心片を積層した固定子鉄心
    と、固定子鉄心の外周部側に設けた複数のキー溝をキー
    バーに嵌め込み、キーバー及び固定子鉄心の両端に設け
    たエンドプレートで固定子鉄心を支持するものにおい
    て、上記キーバーに対向配置したバーの両端をキーバー
    に固定すると共に、バーの他端に設けた締付板と、対向
    する両締付板間に締付手段を挿入し、両締付板と締付手
    段と間の少なくとも一方側に弾性部材を介在させて、締
    付手段を締付けて、上記キーバーと固定子鉄心と撓わみ
    を調整することを特徴とする回転電機の固定子。
  3. 【請求項3】上記弾性部材として皿バネ,巻バネ,ゴム
    等を使用することを特徴とする請求項1記載の回転電機
    の固定子。
  4. 【請求項4】複数の固定子鉄心片を積層した固定子鉄心
    と、固定子鉄心の外周部側に設けた複数のキー溝をキー
    バーに嵌め込み、キーバー及び固定子鉄心の両端に設け
    たエンドプレートで固定子鉄心を支持するものにおい
    て、上記キーバーの外周側に軸方向を押圧手段で押圧す
    ることを特徴とする回転電機の固定子。
  5. 【請求項5】上記押圧手段として、上記キーバーの外周
    側に軸方向にコアワープワイヤにてキーバー全数を一様
    に締め付け圧力を加えて、固定子鉄心とキーバーとの間
    を密着させることを特徴とする請求項4記載の回転電機
    の固定子。
  6. 【請求項6】上記押圧手段として、キーバーを跨いで固
    定子鉄心に治具を固定し、治具に設けた締付手段により
    キーバーを押圧した上記キーバーと固定子鉄心とを密着
    させることを特徴とする請求項4記載の回転電機の固定
    子。
  7. 【請求項7】上記キーバーと固定子鉄心との間に充填物
    を介在させることを特徴とする請求項4乃至請求項6の
    いずれかに記載の回転電機の固定子。
JP23638694A 1994-09-30 1994-09-30 回転電機の固定子 Pending JPH08103042A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100722664B1 (ko) * 2005-10-07 2007-05-28 두산중공업 주식회사 발전기의 고정자 코어 진동방지용 체결장치
JP2015104311A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ターボ発電機ステータコアのサスペンション
EP3672025A1 (en) * 2018-12-17 2020-06-24 Siemens Gamesa Renewable Energy A/S Electric machine and wind turbine
EP3783772A1 (de) * 2019-08-22 2021-02-24 Wobben Properties GmbH Generatorstator einer windenergieanlage

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