JP2004096923A - 車両用発電機 - Google Patents

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Toui Ri
李 東偉
Daisuke Muto
武藤 大輔
Susumu Sasaki
佐々木 進
Masaki Okamura
岡村 正毅
Eiji Naito
内藤 英治
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Abstract

【課題】車両用発電機において、ステータの周方向剛性の均等性を改善してステータと磁気加振力との共振度合を低減し、ステータの磁気振動騒音を低減する。
【解決手段】車両発電機は、回転軸と共に回転するロータと、ステータコア2b及びステータコイル2aを有してロータの外周に配置されるステータ2と、ステータ2を保持するブラケット3、4と、ブラケット3、4を周方向数箇所で締結する締結具5とを備える。そして、ブラケット3、4はその外周部側面がステータコア2の側面に締結具5による押圧力が加えられて当接されると共に、ブラケット3、4とステータコア2bとの当接力を均等にするための手段が設けられている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用発電機に係り、特にステータをブラケットで保持する車両用発電機に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平7−336934号公報
【特許文献2】特開平7−327335号公報
従来の車両用発電機は、図9及び図10に示すように、回転軸と共に回転するロータと、ステータコア2b及びステータコイル2aを有してロータの外周に配置されるステータ2と、ステータ2を両側から保持する一対のブラケット3、4と、一対のブラケット3、4を周方向数箇所で軸方に締結する締結具5とを備えている。そして、ステータコア2は中央部外周面2bより端部外周面2bの方が若干小さくなるように段部を有して形成されている。一対のブラケットの少なくとも一方のブラケット3または4は、その外周部側面がステータコア2の段部側面に締結具5による軸方向の押圧力が加えられた状態で当接されている。なお、図9及び図10において、図1から図8と同一物または相当物には同一符号を付してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車両用発電機において、ロータ1のティースとステータ2間に電気と磁気の相互作用により磁気吸引力が発生し、この磁気吸引力は回転トルクを発生させてロータ2を回転させる。ところが、ステータ2とロータ1の磁極により磁気吸引力の大きさは周方向に不均等になり、ロータ1の回転に伴い、高調波成分の磁気加振力をステータ2とロータ1に与える。この磁気加振力の高調波成分は周方向と半径方向に分解することができ、特に、半径方向の成分はステータ2を半径方向に振動させて周囲の空気を振動させて外部に騒音を放射する。この際、磁気加振力の高調波成分とステータ2が共振すると、ステータ2の振動が極めて大きくなり、高いレベルの振動放射音が発生する。
【0004】
そこで、ステータの振動をブラケット3、4によりできるだけ提言することが必要になるが、従来の車両用発電機では、締結具5に近い部分と締結具5から離れた部分との結合力に差が生じており、特に締結具5から離れた部分(複数の締結具5間における中間部分)のフロントブラケット3とステータ2との結合力が弱くなっているため、ブラケット3、4の剛性によるステータ2の振動抑制効果を十分に発揮できないという課題があった。
【0005】
そして、従来の車両用発電機では、取り付け脚3a、4aや締結具結合部3bなどによるブラケット3、4自身の周方向の不均等な剛性や、前述のステータ2とブラケット3、4との周方向の結合力の差などにより、ステータ2に不均等な剛性が与えられることとなって、ステータ2の固有振動モードは円環対称性が崩れて歪んだ形状になる。このような歪んだ円環固有振動モードは、高次の円環モードを有する磁気加振力とある程度共振するようになり、高いレベルの磁気振動騒音を発生させるという課題があった。
【0006】
磁気音を低減させるための車両用発電機としては、特開平7−336934号公報及び特開平7−327335号公報に記載されたものがあるが、これらには上記課題を解決することに関して開示されていない。
【0007】
本発明の目的は、ステータに対するブラケットの結合力を周方向に均等化してステータの振動を抑制し、磁気振動騒音を効率よく低減できる車両用発電機を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、ステータの周方向に略均等な剛性を与えて磁気加振力とステータとの共振度合を低減し、磁気振動騒音を効率よく低減できる車両用発電機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係る車両用発電機は、回転軸と共に回転するロータと、ステータコア及びステータコイルを有して前記ロータの外周に配置されるステータと、前記ステータを保持するブラケットと、前記ブラケットを周方向数箇所で締結する締結具とを備え、前記ブラケットはその外周部側面が前記ステータコアの側面に前記締結具による押圧力が加えられて当接され、前記ブラケットと前記ステータコアとの当接力を均等にするための手段が設けられた構成にしたことにある。
【0010】
前記他の目的を達成するための本発明に係る車両用発電機は、回転軸と共に回転するロータと、ステータコア及びステータコイルを有して前記ロータの外周に配置されるステータと、前記ステータを保持するブラケットと、前記ブラケットを周方向数箇所で締結する締結具とを備え、前記ブラケットは、その外周部が前記ステータコアに前記締結具による軸方向の押圧力が加えられて結合されると共に、複数の取り付け脚が外周部に一体に形成され、前記ブラケットは周方向に略均等な剛性を有するように前記取り付け脚に対応する部分の半径方向の寸法が前記取り付け脚から離れた部分の半径寸法より小さく設定された構成にしたことにある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の複数の実施例を図に基づいて説明する。なお、各実施例の図における同一符号は同一物又は相当物を示す。
【0012】
まず、本発明の第1実施例を図1から図3を用いて説明する。
【0013】
図1を参照しながら車両用発電機の全体について説明する。
【0014】
ロータ1は、回転軸7に固着された界磁磁極鉄心1aと、この界磁磁極鉄心1aに設けられた励磁コイル1bとからなっており、回転軸7と共に回転される。そして、ロータ1は回転軸7を介してフロントブラケット3及びリアブラケット4に回転可能に支持されている。界磁磁極鉄心1aは磁極鉄心を構成するものである。
【0015】
係るロータ1は、励磁コイル1bにより励磁されて界磁磁極鉄心1aの爪による極数に応じてロータ周方向にN極及びS極を発生する。励磁コイル1bにはブラシホルダに保持されたカーボンが主体のブラシ8と回転軸7に固着されたブラシリング9にて構成されるスリップリングとにより直流電流が供給される。
【0016】
ステータ2は、積層鋼板が積み重ねられて構成された円筒状ステータコア2bと、このステータコア2bに設けられたスロットに埋設されたステータコイル2aとを備えて構成されている。ステータ2は、ロータ1の外周に配置されると共に、フロントブラケット3とリアブラケット4とからなる一対のブラケットにより両側から保持されている。換言すれば、ステータ2とフロントブラケット3及びリアブラケット4とは結合部6を有して結合されている。
【0017】
このような車両用発電機ではロータ1とステータ2間に電気と磁気の相互作用により磁気吸引力が発生し、この磁気吸引力は回転トルクを発生させてロータ1を回転させる。
【0018】
フロントブラケット3は、鉄やアルミ等の熱伝導の良い金属部材で形成され、通風窓が形成された円板部3Aと鍔部3Bとを有して構成されている。円板部3Aの中央部には、回転軸7の一側を支持する軸受け10が取り付けられている。一方、リアブラケット4は、鉄やアルミ等の熱伝導の良い金属部材で形成され、円板部4Aと鍔部4Bとを有して構成されている。円板部4Aの中央部には、回転軸7の他側を支持する軸受け10が取り付けられている。
【0019】
フロントブラケット3とリアブラケット4とは、ステータコア2bを挟持するようにボルト等の締結具5により周方向数箇所で締結され、軸方向に結合力が加えられている。
【0020】
フロントブラケット3及びリアブラケット4には取り付け脚3a、4aが一体で設けられている。車両用発電機はこの取り付け脚3a、4aを介して図示しない車両の機関へ取り付けられる。また、プーリ13は、回転軸7の一側の端部に固定され、エンジン等から伝達される動力により回転軸7を回転させる。
【0021】
図2及び図3を参照しながらステータ2、フロントブラケット3及びリアブラケット4の固定構造について説明する。
【0022】
ステータコア2bは、図2に示すように、中央部外周面2bと、その両側の端部外周面2bとを有して構成されている。端部外周面2bは、中央部外周面2bより若干小径に形成され、中央部外周面2bとの間に段部を有するように形成されている。
【0023】
この段部を構成する部分の積層鋼板2cは、図3に示すように、中央部外周面2bと同じ外径の外周部2cと、この外周部2cより大きな外径の外周部2cとを有して形成されている。この外周部2cは、締結具5から離れた部分、換言すれば締結具5間の中間に位置する部分に形成されている。これによって、鍔部4Bの端面は、締結具5から離れた部分(即ち、締結具5間の中間部分)の半径方向の当接面積が大きくなっている。
【0024】
積層鋼板2cは、図3に示す例では、厚い一枚の板で形成され、後述する鍔部3Bとの当接に対して十分な強度を有している。なお、この厚い積層鋼板2cの代わりに他の積層鋼板と同じ板厚の積層鋼板を複数枚用いるようにしてもよい。そうすれば、同一素材の積層鋼板から径の大きな外周部を有する外形に打ち抜いて容易に製作することができる。
【0025】
フロントブラケット3の鍔部3Bは、図2に示すように、その内径がステータ2の端部外周面2bより極わずか小径に形成されて端部外周面2bに圧入されると共に、その端面が積層鋼板2cの外周部2c、2cの側面(即ち、段部を構成する側面)に当接されて結合されている。また、鍔部3Bの外周の周方向数箇所には、図3に示すように、締結具結合部3bが周方向均等間隔で一体に形成されている。この締結具結合部3bには締結具5を貫通させる穴が形成されている。さらには、フロントブラケット3の取り付け脚3aは、図3に示すように、鍔部3Bの外周に周方向非対称に一体に形成されている。
【0026】
リアブラケット4の鍔部4Bは、図2に示すように、その内径がステータ2の端部外周面2bより極わずか小径に形成されて端部外周面2bに圧入されると共に、その端面が積層鋼板2cの外周部2c、2cの側面に当接されて結合されている。また、リアブラケット4の外周の数方向数箇所には、締結具結合部3bに対応する締結具結合部が締結具結合部3bに対向して形成されている。このリアブラケット4の締結具結合部には締結具5を貫通させる穴を有している。
【0027】
締結具5は、フロントブラケット3の締結具結合部3bとリアブラケット4の締結具結合部とにまたがって挿通され、フロントブラケット3とリアブラケット4とが近づく方向(即ち、軸方向)に締結力を加えるように締結される。これによって、フロントブラケット3の鍔部3B及びリアブラケット4の鍔部4Bの端面は積層鋼板2cの外周部2c、2cの側面に押圧力が加えられた状態で結合される。
【0028】
係る車両用発電機よれば、ブラケット3、4とステータコア2との結合力を均等にするための手段2cが形成されているので、ステータ2に対するブラケット3、4の結合力が周方向に均等化されてステータ2の振動が抑制され、磁気振動騒音を効率よく低減することができる。
【0029】
特に、ステータコア2の段部を構成する部分の積層鋼板2cは、締結具5間の中間に位置する部分が大径化されて、ブラケット3、4とステータコア2との結合力を均等にするための手段2cとして構成されているので、安価で製作が容易な構成で振動の抑制を図ることができる。即ち、ブラケット3、4の端面が締結具5間の中間に位置する大径化された部分と半径方向に広い面積で当接することとなり、この部分の結合力が強化され、その結果、周方向における結合力の均等化が図られる。
【0030】
次に、図4及び図5を参照しながら本発明の第2実施例を説明する。この第2実施例は、次に述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の点については第1実施例と基本的には同一である。
【0031】
この第2実施例では、フロントブラケット3の外周部側面とステータコア2bの側面との当接部分における締結具5間の中間に位置する部分に突出部3cが形成されている。この突出部3cはフロントブラケット3と一体に形成されている。この突出部3cの突出量は、極わずかであると共に、締結具5で締結した状態でフロントブラケット3とステータ2との結合力が周方向に略均等となるように設定されている。即ち、フロントブラケット3とステータコア2bとの結合力が締結具5の近傍部分と締結具5から離れた部分とで略均等となるように設定されている。
【0032】
この第2実施例の車両用発電機によれば、フロントブラケット3とステータ2との結合力が突出部3cにより周方向に略均等化されてステータ2の振動が抑制され、磁気振動騒音を効率よく低減することができる。特に、突出部3cがフロントブラケット3と一体に形成されているので、安価で製作が容易な構成で振動の抑制を図ることができる。
【0033】
なお、リアブラケット4とステータ2との結合は、フロントブラケット3とステータ2の結合と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
【0034】
次に、図6及び図7を参照しながら本発明の第3実施例を説明する。この第3実施例は、次に述べる通り第2実施例と相違するものであり、その他の点については第2実施例と基本的には同一である。
【0035】
この第3実施例では、フロントブラケット3の外周部側面とステータコア2bの側面との当接部分における締結具5間の中間に位置する部分に突出部2dがステータコア2の段部を構成する積層鋼板2cと一体に形成されている。この突出部2dは積層鋼板2cを打ち抜いて形成される際に同時に塑性変形させて形成される。この突出部2dの突出量は、第2実施例の突出部3cの突出量と基本的には同じである。
【0036】
この第3実施例の車両用発電機によれば、フロントブラケット3とステータ2との結合力が突出部2dにより周方向に略均等化されてステータ2の振動が抑制され、磁気振動騒音を効率よく低減することができる効果を奏しつつ、突出部2dが積層鋼板2cの塑性変形により形成されているので、安価で製作が容易な構成で振動の抑制を図ることができる。
【0037】
次に、図8を参照しながら本発明の第4実施例を説明する。この第4実施例は、次に述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の点については第1実施例と基本的には同一である。
【0038】
この第4実施例では、フロントブラケット3は周方向に略均等な剛性を有するように取り付け脚3aに対応する部分3eの半径方向の寸法(即ち、直径l)が取り付け脚3aから離れた部分3dの半径方向の寸法(即ち、直径l)より小さく形成されている。換言すれば、ステータ2とブラケット3(または4)との結合部分におけるブラケット3(または4)の周方向の厚さを不均等にしたものである。具体的に言うと、取り付け脚3a(または4a)の取り付け脚3aに近い部分は薄くし、それ以外の部分は厚く形成されている。なお、取り付け脚3aから離れた部分3d及び取り付け脚3aに対応する部分3eの何れにも、締結具結合部3bが含まれている。
【0039】
この第4実施例の車両用発電機によれば、取り付け脚3a(または4a)の影響によるブラケット3(または4)の周方向剛性の不均等性を低減することができるので、ステータ2の周方向剛性の均等性が改善され、ステータ2と磁気加振力との共振度合が低減し、ステータ2の磁気振動騒音を低減することができる。
【0040】
上述した各実施例を組み合わせることにより、相乗的な効果を有する車両用発電機を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の車両用発電機によれば、ステータに対するブラケットの拘束力が強化され、ステータの磁気振動騒音を低減することができる。
【0042】
また、本発明の車両用発電機によれば、ステータの周方向剛性の均等性が改善され、ステータと磁気加振力との共振度合が低減され、ステータの磁気振動騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の車両用発電機の断面図である。
【図2】図1の車両用発電機の要部断面図である。
【図3】図1の車両用発電機のフロントブラケット部を積層鋼板の中央側から見た図である。
【図4】本発明の第2実施例の車両用発電機におけるフロントブラケットとステータとの結合直前の状態の要部正面図である。
【図5】図4の結合完了状態の要部正面図である。
【図6】本発明の第3実施例の車両用発電機におけるブラケットとステータとの結合直前の状態の要部正面図である。
【図7】図6の結合完了状態の要部正面図である。
【図8】本発明の第4実施例の車両用発電機における図3相当である。
【図9】従来の車両用発電機の要部断面図である。
【図10】従来の車両用発電機のフロントブラケットを中央部側から見た図である。
【符号の説明】
1…ロータ、2…ステータ、2a…ステータコイル、2b…ステータコア、2b…中央部外周面、2b…端部外周面、2c…積層鋼板、2c…同一径の外周部、2c…拡大径の外周部、2d…突出部、3…フロントブラケット、3a…取り付け脚、3b…締結具結合部、3c…突出部、3A…円板部、3B…鍔部、4…リアブラケット、4a…取り付け脚、4A…円板部、4B…鍔部、5…締結具、6…ステータとブラケットの結合部、7…回転軸。

Claims (7)

  1. 回転軸と共に回転するロータと、ステータコア及びステータコイルを有して前記ロータの外周に配置されるステータと、前記ステータを保持するブラケットと、前記ブラケットを周方向数箇所で締結する締結具とを備え、
    前記ブラケットはその外周部側面が前記ステータコアの側面に前記締結具による押圧力が加えられて当接され、
    前記ブラケットと前記ステータコアとの当接力を均等にするための手段が設けられた
    ことを特徴とする車両用発電機。
  2. 回転軸と共に回転するロータと、積層鋼板を積み重ねて形成されたステータコア及びステータコイルを有して前記ロータの外周に配置されるステータと、前記ステータを両側から保持すると共に一対のブラケットと、前記一対のブラケットを周方向数箇所で締結する締結具とを備え、
    前記ステータコアは中央部外周面より端部外周面の方が若干小さくなるように段部を有して形成され、
    前記一対のブラケットの少なくとも一方のブラケットはその外周部側面が前記ステータコアの段部を構成する側面に当接され且つ前記締結具による軸方向の押圧力が加えられた状態で結合され、
    前記ステータコアの段部を構成する部分の積層鋼板は前記締結具間の中間に位置する部分が前記締結具に近い部分より大径化された
    ことを特徴とする車両用発電機。
  3. 回転軸と共に回転するロータと、ステータコア及びステータコイルを有して前記ロータの外周に配置されるステータと、前記ステータを両側から保持する一対のブラケットと、前記一対のブラケットを周方向数箇所で締結する締結具とを備え、
    前記一対のブラケットの少なくとも一方のブラケットは、その外周部側面が前記ステータコアの側面に当接され且つ前記締結具による軸方向の押圧力が加えられて結合され、
    前記ブラケットの外周部側面と前記ステータコアの側面との当接部分における前記締結具間の中間に位置する部分に突出部が形成された
    ことを特徴とする車両用発電機。
  4. 請求項2において、前記突出部は前記ブラケットと一体に形成されたことを特徴とする車両用発電機。
  5. 請求項2において、前記突出部は前記ステータコアを構成する積層鋼板を塑性変形により形成されたことを特徴とする車両用発電機。
  6. 回転軸と共に回転するロータと、ステータコア及びステータコイルを有して前記ロータの外周に配置されるステータと、前記ステータを保持するブラケットと、前記ブラケットを周方向数箇所で締結する締結具とを備え、
    前記ブラケットは、その外周部が前記ステータコアに前記締結具による軸方向の押圧力が加えられて結合されると共に、複数の取り付け脚が外周部に一体に形成され、
    前記ブラケットは周方向に略均等な剛性を有するように前記取り付け脚に対応する部分の半径方向の寸法が前記取り付け脚から離れた部分の半径寸法より小さく設定された
    ことを特徴とする車両用発電機。
  7. 請求項6において、前記ブラケットは、その外周部が前記ステータコアの側面に当接され且つ前記締結具による押圧力が加えられて結合されると共に、複数の取り付け脚が外周部に周方向非対称で且つ一体に形成され、前記ブラケットは周方向に略均等な剛性を有するように前記締結具締結部を含む部分の半径方向の寸法が小さく設定されたことを特徴とする車両用発電機。
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