JP2004357418A - 回転電機のロータにおける永久磁石の固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転電機のロータコアに永久磁石を簡単な構造で確実に固定する。
【解決手段】モータのロータ11は、ロータコア13に形成した永久磁石支持孔13cに永久磁石14を嵌合させて固定してなり、永久磁石支持孔13cの内周面aと永久磁石14との間に板ばね15が配置される。その結果、簡単な構造かつ少ない工数で永久磁石14をロータコア13に強固に固定することができ、また永久磁石支持孔13cの内周面aに配置した板ばね15で永久磁石14をロータコア13の径方向外側に付勢して永久磁石支持孔13cの外周面bに押し付けるので、永久磁石14に遠心力が作用しても該永久磁石14ががたつくのを防止でき、しかも板ばね15を装着する空間がロータコア13のバックヨーク側となる径方向内側に在るため、前記空間が永久磁石14が発生する磁束に与える影響を最小限に抑えてモータの性能を高めることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】モータのロータ11は、ロータコア13に形成した永久磁石支持孔13cに永久磁石14を嵌合させて固定してなり、永久磁石支持孔13cの内周面aと永久磁石14との間に板ばね15が配置される。その結果、簡単な構造かつ少ない工数で永久磁石14をロータコア13に強固に固定することができ、また永久磁石支持孔13cの内周面aに配置した板ばね15で永久磁石14をロータコア13の径方向外側に付勢して永久磁石支持孔13cの外周面bに押し付けるので、永久磁石14に遠心力が作用しても該永久磁石14ががたつくのを防止でき、しかも板ばね15を装着する空間がロータコア13のバックヨーク側となる径方向内側に在るため、前記空間が永久磁石14が発生する磁束に与える影響を最小限に抑えてモータの性能を高めることができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータコアに形成した永久磁石支持孔に永久磁石を嵌合させて固定した回転電機のロータに関し、特にその永久磁石の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転電機のヨークの内周面から内向きに突出させた複数の突起部間に磁石およびばね材を配置し、ばね材の弾発力で磁石を周方向に付勢して突起部の側面に押しつけて固定するものが、下記特許文献1により公知である。
【0003】
また電動機のロータの積層鉄心の打ち抜き部に、エポキシ樹脂接着剤を塗布した希土類磁石を挿入して固定するものが、下記特許文献2により公知である。
【0004】
また回転電機の回転子の積層鉄心に形成した通し孔に、非磁性材のケースに永久磁石片を収納した磁極ユニットを挿入して接着等の手段で固定するものが、下記特許文献3により公知である。
【0005】
【特許文献1】
特公平7−24450号公報
【特許文献2】
特開2000−324738号公報
【特許文献3】
特開2001−16808号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に記載されたものは、磁石をヨークの径方向に位置決めしないので、永久磁石の外周面とヨークの内周面との間に隙間が発生する場合があり、遠心力の変動で永久磁石ががたついたり脱落したりする可能性があった。
【0007】
また上記特許文献2に記載されたものは、希土類磁石をエポキシ樹脂接着剤でロータの積層鉄心の打ち抜き部に接着するので、その組付工数が嵩む問題があった。
【0008】
また上記特許文献3に記載されたものは、永久磁石片を収納する非磁性材のケースを必要とするのでコストが上昇するだけでなく、その非磁性材のケース接着するので組付工数が嵩む問題があった。
【0009】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、回転電機のロータコアに永久磁石を簡単な構造で確実に固定することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ロータコアに形成した永久磁石支持孔に永久磁石を嵌合させて固定した回転電機のロータにおいて、前記永久磁石支持孔の内周面と永久磁石の内周面との間に板ばねを配置したことを特徴とする、回転電機のロータにおける永久磁石の固定構造が提案される。
【0011】
上記構成によれば、ロータコアに形成した永久磁石支持孔に永久磁石を嵌合させる際に、その永久磁石支持孔の内周面と永久磁石の内周面との間に板ばねを配置して該永久磁石を固定するので、簡単な構造で、かつ少ない工数で永久磁石を強固に固定することができる。また永久磁石支持孔の内周面に配置した板ばねで永久磁石をロータコアの径方向外側に付勢して永久磁石支持孔の外周面に押し付けるので、永久磁石に遠心力が作用しても該永久磁石ががたつくのを防止でき、しかも板ばねを装着する空間がロータコアのバックヨーク側となる径方向内側に在るため、前記空間が永久磁石が発生する磁束に与える影響を最小限に抑えて回転電機の性能を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0013】
図1および図2は本発明の第1実施例を示すもので、図1はロータの斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図である。
【0014】
図1および図2に示すように、モータのステータの内部に軸線Lまわりに回転自在に配置されるロータ11は、ロータハブ12と、ロータコア13と、複数(実施例では16個)の永久磁石14…と、永久磁石14…と同数の板ばね15…と、第1端板16と、第2端板17とで構成される。
【0015】
ロータハブ12は、モータの回転軸が貫通するハブ本体部12aと、ハブ本体部12aから放射方向に延びる複数個(実施例では8個)のスポーク部12b…と、スポーク部12b…の先端を一体に連結する環状のロータコア支持部12cとを備えており、ロータコア支持部12cの軸線L方向一端面から径方向外向きにフランジ12dが突出する。環状のロータコア13は複数の鋼板を積層したもので、その外周面13aに沿うように等間隔で16個の永久磁石支持孔13c…が形成される。各々の永久磁石支持孔13cはロータコア13の軸線L方向両端面に開口しており、そこに永久磁石14および板ばね15が嵌合する。
【0016】
板ばね15は断面形状が波状に湾曲した長方形の部材であって、永久磁石支持孔13cの内周面aと永久磁石14の内周面との間のスリット状の空間に配置される。板ばね15の弾発力で径方向外向きに付勢された永久磁石14は、その外周面が永久磁石支持孔13cの外周面bに当接して固定される。このとき、永久磁石14の周方向両端面は、永久磁石支持孔13cの周方向両端面c,dに当接して位置決めされる。ロータコア13の永久磁石支持孔13cに永久磁石14および板ばね15を挿入するとき、永久磁石14および板ばね15を重ね合わせて同時に挿入することで、板ばね15の座屈を防止して挿入作業を容易化することができる。
【0017】
このようにして、板ばね15…で永久磁石14…を固定したロータコア13は、その内周面13bがロータコア支持部12cの外周面に嵌合して固定される。その際に、ロータハブ12のフランジ12dとロータコア13の一方の端面との間に第1端板16を挟み、ロータハブ12のロータコア支持部12cに圧入した第2端板17でロータコア13の他方の端面を押さえることで、ロータハブ12にロータコア13を固定することができる。
【0018】
以上のように、ロータコア13に形成した永久磁石支持孔13cに嵌合させた永久磁石14の内周面と、前記永久磁石支持孔13cの内周面aとの間に板ばね15を配置したので、簡単な構造で、かつ少ない工数で永久磁石14を強固に固定することができる。特に、永久磁石支持孔13cの内周面aに配置した板ばね15で永久磁石14を付勢して永久磁石支持孔13cの外周面bに押し付けるので、ロータコア13の径方向外側に向けて作用する遠心力で永久磁石14ががたつくのを防止できる。しかも板ばね15を装着する空間がロータコア13のバックヨーク側となる径方向内側に在るため、前記空間が永久磁石14が発生する磁束に与える影響を最小限に抑えてモータの性能を高めることができる。
【0019】
次に、図3に基づいて板ばね15の他の実施例を説明する。
【0020】
第1実施例の板ばね15は、長方形の金属板を波状に湾曲させているが、図3(A)に示す第2実施例の板ばね15は、長方形の金属板を波状に屈曲させている。また図3(B)に示す第3実施例の板ばね15は、長方形の金属板の2ヵ所を切り起こして山状のばね部15a,15aを突出させている。また図3(C)に示す第4実施例の板ばね15は、長方形の金属板の2ヵ所を切り起こして爪状のばね部15b,15bを突出させている。
【0021】
第2〜第4実施例の板ばね15によっても、第1実施例の板ばね15と同様の作用効果を達成することができるが、第1〜第3実施例の板ばね15がA,B両方向に挿入可能であるのに対し、第4実施例の板ばね15はA方向にのみ挿入可能である。
【0022】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0023】
例えば、永久磁石14の表面にニッケルメッキを施しておけば、その永久磁石14を永久磁石支持孔13cに挿入する際に永久磁石14自体に傷が付き難くなり、永久磁石14の破損を一層確実に防止することができる。
【0024】
また実施例ではモータのロータ11を例示したが、本発明は発電機のロータに対しても適用することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、ロータコアに形成した永久磁石支持孔に永久磁石を嵌合させる際に、その永久磁石支持孔の内周面と永久磁石の内周面との間に板ばねを配置して該永久磁石を固定するので、簡単な構造で、かつ少ない工数で永久磁石を強固に固定することができる。また永久磁石支持孔の内周面に配置した板ばねで永久磁石をロータコアの径方向外側に付勢して永久磁石支持孔の外周面に押し付けるので、永久磁石に遠心力が作用しても該永久磁石ががたつくのを防止でき、しかも板ばねを装着する空間がロータコアのバックヨーク側となる径方向内側に在るため、前記空間が永久磁石が発生する磁束に与える影響を最小限に抑えて回転電機の性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータの斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】第2〜第4実施例に係る板ばねの形状を示す図
【符号の説明】
13 ロータコア
13c 永久磁石支持孔
14 永久磁石
15 板ばね
a 内周面
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータコアに形成した永久磁石支持孔に永久磁石を嵌合させて固定した回転電機のロータに関し、特にその永久磁石の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転電機のヨークの内周面から内向きに突出させた複数の突起部間に磁石およびばね材を配置し、ばね材の弾発力で磁石を周方向に付勢して突起部の側面に押しつけて固定するものが、下記特許文献1により公知である。
【0003】
また電動機のロータの積層鉄心の打ち抜き部に、エポキシ樹脂接着剤を塗布した希土類磁石を挿入して固定するものが、下記特許文献2により公知である。
【0004】
また回転電機の回転子の積層鉄心に形成した通し孔に、非磁性材のケースに永久磁石片を収納した磁極ユニットを挿入して接着等の手段で固定するものが、下記特許文献3により公知である。
【0005】
【特許文献1】
特公平7−24450号公報
【特許文献2】
特開2000−324738号公報
【特許文献3】
特開2001−16808号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に記載されたものは、磁石をヨークの径方向に位置決めしないので、永久磁石の外周面とヨークの内周面との間に隙間が発生する場合があり、遠心力の変動で永久磁石ががたついたり脱落したりする可能性があった。
【0007】
また上記特許文献2に記載されたものは、希土類磁石をエポキシ樹脂接着剤でロータの積層鉄心の打ち抜き部に接着するので、その組付工数が嵩む問題があった。
【0008】
また上記特許文献3に記載されたものは、永久磁石片を収納する非磁性材のケースを必要とするのでコストが上昇するだけでなく、その非磁性材のケース接着するので組付工数が嵩む問題があった。
【0009】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、回転電機のロータコアに永久磁石を簡単な構造で確実に固定することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ロータコアに形成した永久磁石支持孔に永久磁石を嵌合させて固定した回転電機のロータにおいて、前記永久磁石支持孔の内周面と永久磁石の内周面との間に板ばねを配置したことを特徴とする、回転電機のロータにおける永久磁石の固定構造が提案される。
【0011】
上記構成によれば、ロータコアに形成した永久磁石支持孔に永久磁石を嵌合させる際に、その永久磁石支持孔の内周面と永久磁石の内周面との間に板ばねを配置して該永久磁石を固定するので、簡単な構造で、かつ少ない工数で永久磁石を強固に固定することができる。また永久磁石支持孔の内周面に配置した板ばねで永久磁石をロータコアの径方向外側に付勢して永久磁石支持孔の外周面に押し付けるので、永久磁石に遠心力が作用しても該永久磁石ががたつくのを防止でき、しかも板ばねを装着する空間がロータコアのバックヨーク側となる径方向内側に在るため、前記空間が永久磁石が発生する磁束に与える影響を最小限に抑えて回転電機の性能を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0013】
図1および図2は本発明の第1実施例を示すもので、図1はロータの斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図である。
【0014】
図1および図2に示すように、モータのステータの内部に軸線Lまわりに回転自在に配置されるロータ11は、ロータハブ12と、ロータコア13と、複数(実施例では16個)の永久磁石14…と、永久磁石14…と同数の板ばね15…と、第1端板16と、第2端板17とで構成される。
【0015】
ロータハブ12は、モータの回転軸が貫通するハブ本体部12aと、ハブ本体部12aから放射方向に延びる複数個(実施例では8個)のスポーク部12b…と、スポーク部12b…の先端を一体に連結する環状のロータコア支持部12cとを備えており、ロータコア支持部12cの軸線L方向一端面から径方向外向きにフランジ12dが突出する。環状のロータコア13は複数の鋼板を積層したもので、その外周面13aに沿うように等間隔で16個の永久磁石支持孔13c…が形成される。各々の永久磁石支持孔13cはロータコア13の軸線L方向両端面に開口しており、そこに永久磁石14および板ばね15が嵌合する。
【0016】
板ばね15は断面形状が波状に湾曲した長方形の部材であって、永久磁石支持孔13cの内周面aと永久磁石14の内周面との間のスリット状の空間に配置される。板ばね15の弾発力で径方向外向きに付勢された永久磁石14は、その外周面が永久磁石支持孔13cの外周面bに当接して固定される。このとき、永久磁石14の周方向両端面は、永久磁石支持孔13cの周方向両端面c,dに当接して位置決めされる。ロータコア13の永久磁石支持孔13cに永久磁石14および板ばね15を挿入するとき、永久磁石14および板ばね15を重ね合わせて同時に挿入することで、板ばね15の座屈を防止して挿入作業を容易化することができる。
【0017】
このようにして、板ばね15…で永久磁石14…を固定したロータコア13は、その内周面13bがロータコア支持部12cの外周面に嵌合して固定される。その際に、ロータハブ12のフランジ12dとロータコア13の一方の端面との間に第1端板16を挟み、ロータハブ12のロータコア支持部12cに圧入した第2端板17でロータコア13の他方の端面を押さえることで、ロータハブ12にロータコア13を固定することができる。
【0018】
以上のように、ロータコア13に形成した永久磁石支持孔13cに嵌合させた永久磁石14の内周面と、前記永久磁石支持孔13cの内周面aとの間に板ばね15を配置したので、簡単な構造で、かつ少ない工数で永久磁石14を強固に固定することができる。特に、永久磁石支持孔13cの内周面aに配置した板ばね15で永久磁石14を付勢して永久磁石支持孔13cの外周面bに押し付けるので、ロータコア13の径方向外側に向けて作用する遠心力で永久磁石14ががたつくのを防止できる。しかも板ばね15を装着する空間がロータコア13のバックヨーク側となる径方向内側に在るため、前記空間が永久磁石14が発生する磁束に与える影響を最小限に抑えてモータの性能を高めることができる。
【0019】
次に、図3に基づいて板ばね15の他の実施例を説明する。
【0020】
第1実施例の板ばね15は、長方形の金属板を波状に湾曲させているが、図3(A)に示す第2実施例の板ばね15は、長方形の金属板を波状に屈曲させている。また図3(B)に示す第3実施例の板ばね15は、長方形の金属板の2ヵ所を切り起こして山状のばね部15a,15aを突出させている。また図3(C)に示す第4実施例の板ばね15は、長方形の金属板の2ヵ所を切り起こして爪状のばね部15b,15bを突出させている。
【0021】
第2〜第4実施例の板ばね15によっても、第1実施例の板ばね15と同様の作用効果を達成することができるが、第1〜第3実施例の板ばね15がA,B両方向に挿入可能であるのに対し、第4実施例の板ばね15はA方向にのみ挿入可能である。
【0022】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0023】
例えば、永久磁石14の表面にニッケルメッキを施しておけば、その永久磁石14を永久磁石支持孔13cに挿入する際に永久磁石14自体に傷が付き難くなり、永久磁石14の破損を一層確実に防止することができる。
【0024】
また実施例ではモータのロータ11を例示したが、本発明は発電機のロータに対しても適用することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、ロータコアに形成した永久磁石支持孔に永久磁石を嵌合させる際に、その永久磁石支持孔の内周面と永久磁石の内周面との間に板ばねを配置して該永久磁石を固定するので、簡単な構造で、かつ少ない工数で永久磁石を強固に固定することができる。また永久磁石支持孔の内周面に配置した板ばねで永久磁石をロータコアの径方向外側に付勢して永久磁石支持孔の外周面に押し付けるので、永久磁石に遠心力が作用しても該永久磁石ががたつくのを防止でき、しかも板ばねを装着する空間がロータコアのバックヨーク側となる径方向内側に在るため、前記空間が永久磁石が発生する磁束に与える影響を最小限に抑えて回転電機の性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータの斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】第2〜第4実施例に係る板ばねの形状を示す図
【符号の説明】
13 ロータコア
13c 永久磁石支持孔
14 永久磁石
15 板ばね
a 内周面
Claims (1)
- ロータコア(13)に形成した永久磁石支持孔(13c)に永久磁石(14)を嵌合させて固定した回転電機のロータにおいて、
前記永久磁石支持孔(13c)の内周面(a)と永久磁石(14)の内周面との間に板ばね(15)を配置したことを特徴とする、回転電機のロータにおける永久磁石の固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003152423A JP2004357418A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 回転電機のロータにおける永久磁石の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003152423A JP2004357418A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 回転電機のロータにおける永久磁石の固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004357418A true JP2004357418A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34047647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003152423A Pending JP2004357418A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 回転電機のロータにおける永久磁石の固定構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004357418A (ja) |
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-
2003
- 2003-05-29 JP JP2003152423A patent/JP2004357418A/ja active Pending
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