JP2013219930A - ロータ - Google Patents

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Abstract

【課題】高出力化や小型軽量化や低コスト化を図ることができるとともに、簡単な構成で永久磁石の軸方向の飛び出しを防止することができるロータを提供すること。
【解決手段】ロータ11は、ロータコア13の周方向に一方の磁極を構成する永久磁石14が複数配置されるとともに、ロータコア13に設けられた突極13cが各永久磁石14間に空隙Kを以て配置され、突極13cを他方の磁極として機能するように構成される。そして、非磁性体よりなり、空隙Kに軸方向から挿入される圧入突起22bを有し、該圧入突起22bがロータコア13と圧接して固定され、永久磁石14の軸方向端部を覆うプレート22を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンシクエントポール型構造のロータに関するものである。
モータに用いられるロータとしては、例えば特許文献1にて示されているように、ロータコアの外周面の周方向に一方の磁極を構成する永久磁石が複数配置されるとともに、該ロータコアに一体形成された突極が各永久磁石間に空隙を以て配置され、該突極を他方の磁極として機能させる所謂コンシクエントポール型構造のロータが知られている。このようなロータでは、例えば、高出力化や小型軽量化や低コスト化を図ることが可能となる。
又、ロータとしては、永久磁石を含むロータコアの外周と永久磁石の軸方向両端部とを覆うようにシュリンクチューブが収縮固定されたものがある(例えば、特許文献2参照)。このようなロータでは、シュリンクチューブによって、例えば、接着された永久磁石をより強固にコアに固定させることができるとともに、何らかの理由で永久磁石が破損しても、その破片が飛散してしまうことを防止することができる。
特開平9−327139号公報 特許第3592089号公報
しかしながら、上記のようなシュリンクチューブを用いたロータでは、例えば、モータを大出力下で使用する場合等にあっては、たとえ永久磁石を接着にシュリンクチューブを加えて固定したとしてもその固定力が不十分となり、永久磁石が剥れシュリンクチューブを破って飛び出してしまう虞がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、高出力化や小型軽量化や低コスト化を図ることができるとともに、簡単な構成で永久磁石の軸方向の飛び出しを防止することができるロータを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、ロータコアの周方向に一方の磁極を構成する永久磁石が複数配置されるとともに、前記ロータコアに設けられた突極が各永久磁石間に空隙を以て配置され、前記突極を他方の磁極として機能するように構成されたロータであって、非磁性体よりなり、前記ロータコアに周方向及び径方向の少なくとも一方に圧接して固定され、前記永久磁石の軸方向端部を覆うプレートを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、ロータコアの周方向に一方の磁極を構成する永久磁石が複数配置されるとともに、前記ロータコアに設けられた突極が各永久磁石間に空隙を以て配置され、前記突極を他方の磁極として機能するように構成されるため、例えば、高出力化や小型軽量化や低コスト化を図ることが可能となる。
そして、非磁性体よりなり、ロータコアに周方向及び径方向の少なくとも一方に圧接して固定され、永久磁石の軸方向端部を覆うプレートを備えるため、例えば、シュリンクチューブで覆うもののようなシュリンクチューブの破れを回避することができ、簡単な構成で永久磁石の軸方向の飛び出しを防止することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のロータにおいて、前記プレートは、前記ロータコアにおける前記突極と前記永久磁石間の空隙に軸方向から挿入される圧入突起を有し、該圧入突起が前記ロータコアと圧接して固定されたことを要旨とする。
同構成によれば、プレートは、ロータコアにおける突極と永久磁石間の空隙に軸方向から挿入される圧入突起を有し、該圧入突起がロータコアと圧接して固定されるため、突極と永久磁石間の空隙を利用した構成となり、例えば、ロータコアにプレートの一部を圧入するための新たな被圧入部等を形成することなく、簡単な構成とすることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のロータにおいて、前記圧入突起は、前記突極を周方向に挟持するように圧接して固定されたことを要旨とする。
同構成によれば、圧入突起は、前記突極を周方向に挟持するように圧接して固定されるため、永久磁石側に周方向の圧力が掛からない構成とすることができ、例えば、周方向の圧力による永久磁石の破損等を防止することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロータにおいて、前記ロータコアは、その外周面に前記永久磁石が固定される複数の磁石固定凹部が形成されることで、該磁石固定凹部間に前記突極が形成されるものであって、非磁性体よりなり、前記永久磁石を含む前記ロータコアの外周に前記永久磁石を前記磁石固定凹部に圧接するように外嵌される円筒カバー部材を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、ロータコアは、その外周面に永久磁石が固定される複数の磁石固定凹部が形成されることで、該磁石固定凹部間に突極が形成される所謂表面磁石型のものである。このような表面磁石型の場合、永久磁石の径方向外側への飛び出しが懸念されるが、非磁性体よりなり、永久磁石を含むロータコアの外周に永久磁石を磁石固定凹部に圧接するように外嵌される円筒カバー部材を備えるため、永久磁石の径方向外側への飛び出しは防止される。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載のロータにおいて、前記プレートは、前記ロータコアの軸方向端部から軸方向に突出した前記円筒カバー部材の軸方向突出部に圧入されることを要旨とする。
同構成によれば、プレートは、ロータコアの軸方向端部から軸方向に突出した円筒カバー部材の軸方向突出部に圧入されるため、より強固に固定され、永久磁石の軸方向の飛び出しをより防止することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載のロータにおいて、前記円筒カバー部材は、前記軸方向突出部から更に軸方向に突出するとともに突出するほど径が大きくなる圧入案内部を有することを要旨とする。
同構成によれば、円筒カバー部材は、軸方向突出部から更に軸方向に突出するとともに突出するほど径が大きくなる圧入案内部を有するため、円筒カバー部材に対するプレートの軸直交方向の位置決めが容易となり、その組み付けが容易となる。
請求項7に記載の発明では、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のロータにおいて、前記プレートは、前記永久磁石の軸方向端部を軸方向に付勢する付勢部を有することを要旨とする。
同構成によれば、プレートは、永久磁石の軸方向端部を軸方向に付勢する付勢部を有するため、永久磁石が軸方向にがたつくことが防止される。
本発明によれば、高出力化や小型軽量化や低コスト化を図ることができるとともに、簡単な構成で永久磁石の軸方向の飛び出しを防止することができるロータを提供することができる。
本実施の形態におけるモータの一部断面平面図。 本実施の形態におけるロータの一部分解斜視図。 本実施の形態におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの一部分解斜視図。 別例におけるロータの一部断面図。 別例におけるロータの一部分解斜視図。 別例におけるロータの一部断面図。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、モータ1のステータ2は、電機子コア3を備える。電機子コア3は、環状部4と該環状部4から径方向内側に延びる周方向に複数のティース5とを有する。本実施形態では、ティース5、及びティース5間に形成されるスロットSは、それぞれ60個形成されている。電機子コア3には、複数のセグメント導体6同士が電気的に接続されて構成される3相(U相、V相、W相)のセグメント巻線7が巻装されている。尚、前記セグメント導体6とは、周方向位置の異なるスロットSを貫通するとともにスロットS内において異なる径方向位置(内側と外側)に配置される2本の直線部と、それら直線部を繋ぐ連結部とを有して略U字状に形成されたものである。
図1に示すように、ロータ11は、前記ステータ2に対して回転可能に支持された回転軸12に固定され、ステータ2の内側に配置されている。本実施の形態のロータ11は、コンシクエントポール型のロータである。
図1〜図3に示すように、ロータ11は、ロータコア13を有し、該ロータコア13の中心孔13aに回転軸12(図1及び図3参照)が圧入されている。尚、本実施形態の回転軸12は、非磁性体の金属シャフトである。
ロータコア13の外周面には、周方向に5個の磁石固定凹部13bが等角度間隔に、軸方向全体に凹設されている。そして、その磁石固定凹部13bが形成されることで、ロータコア13の外周面(磁石固定凹部13bの間)には5個の突極13cが形成されている。
各磁石固定凹部13bには、前記突極13cの周方向側端面と周方向に僅かに離間させて(空隙Kを以て)永久磁石14が固定されている。5個の永久磁石14は、ロータコア13に対して、径方向内側の面がS極に、径方向外側(ステータ2側)の面がN極となるように配置されている。これにより、永久磁石14に対し周方向に隣り合う突極13cの外側面(ステータ2側の面)は永久磁石14の外側面と異なる磁極であるS極となる。
又、本実施形態のロータコア13は、前記突極13cの径方向内側に軸方向に貫通する貫通孔13dを有している。本実施形態の貫通孔13dは、前記突極13cの角度(軸方向から見て回転軸12を軸中心とした場合の1つの突極13cが形成される範囲の角度)よりも大きな角度の範囲で形成され、その径方向外側における周方向中央(突極13cの周方向中央と対応した位置)には、径方向外側に突出した貫通孔突出部13eが形成されている。尚、この貫通孔13dは、永久磁石14と突極13c間の磁路(その断面積)が確保されるように、その形状や大きさが設定されている。例えば、前記貫通孔突出部13eは、貫通孔13dの他の部分よりも最も径方向外側まで形成されるが、突極13cの周方向中央と対応させることで突極13cとその両隣りの永久磁石14と間の各磁路が局部的に小さくなって効率を低下させるといったことがないように設定されている。
又、図2及び図3に示すように、ロータ11は、永久磁石14を含むロータコア13の外周に、非磁性体(本実施形態ではステンレス材)よりなり、永久磁石14を磁石固定凹部13bに圧接するように外嵌される円筒カバー部材21を備えている。本実施形態の円筒カバー部材21は、単純な円筒であって、その軸方向長さはロータコア13の軸方向長さと同じに設定されている。
又、ロータ11は、非磁性体(本実施形態ではステンレス材)よりなり、ロータコア13に周方向及び径方向の少なくとも一方に圧接して固定され、永久磁石14の軸方向端部を覆う一対のプレート22を備えている。
詳述すると、本実施形態のプレート22は、前記円筒カバー部材21の外径と同じ外径の円盤形状に形成され、その中心孔22aの直径(内径)は、回転軸12の外径よりも大きく設定されている。
そして、プレート22は、ロータコア13における突極13cと永久磁石14間の各空隙Kに軸方向から挿入される圧入突起22bを有し、該圧入突起22bがロータコア13と圧接して固定されている。詳しくは、本実施形態の圧入突起22bは、突極13cを周方向に挟持するように圧接(突極13cの周方向側端面と圧接)して固定されている。尚、本実施形態の圧入突起22bは、永久磁石14の周方向側端面とは僅かな隙間を有するように設定されている。
次に、上記のように構成されたモータ1の作用について説明する。
上記モータ1では、図示しない電源からセグメント巻線7に駆動電流が供給されると、ステータ2でロータ11を回転させるための磁界が発生され、ティース5とロータ11間で磁束が授受されつつロータ11が回転駆動される。この際、永久磁石14には遠心力が掛かるが、円筒カバー部材21にて永久磁石14の径方向外側への飛び出しは規制される。又、振動等が発生しても、プレート22にて永久磁石14の軸方向の飛び出しは規制される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)ロータコア13の周方向に一方の磁極を構成する永久磁石14が複数配置されるとともに、ロータコア13に設けられた突極13cが各永久磁石14間に空隙Kを以て配置され、前記突極13cを他方の磁極として機能するように構成されるため、例えば、高出力化や小型軽量化や低コスト化を図ることが可能となる。
そして、非磁性体よりなり、ロータコア13に周方向及び径方向の少なくとも一方に圧接して固定され、永久磁石14の軸方向端部を覆うプレート22を備えるため、例えば、シュリンクチューブで覆うもののようなシュリンクチューブの破れを回避することができ、簡単な構成で永久磁石14の軸方向の飛び出しを防止することができる。
(2)プレート22は、ロータコア13における突極13cと永久磁石14間の空隙Kに軸方向から挿入される圧入突起22bを有し、該圧入突起22bがロータコア13と圧接して固定される。よって、突極13cと永久磁石14間の空隙Kを利用した構成となり、例えば、ロータコア13にプレートの一部を圧入するための新たな被圧入部等を形成することなく、簡単な構成とすることができる。
(3)圧入突起22bは、突極13cを周方向に挟持するように圧接して固定されるため、永久磁石14側に周方向の圧力が掛からない構成とすることができ、例えば、周方向の圧力による永久磁石14の破損等を防止することができる。
(4)ロータコア13は、その外周面に永久磁石14が固定される複数の磁石固定凹部13bが形成されることで、該磁石固定凹部13b間に突極13cが形成される所謂表面磁石型のものである。このような表面磁石型の場合、永久磁石14の径方向外側への飛び出しが懸念されるが、非磁性体よりなり、永久磁石14を含むロータコア13の外周に永久磁石14を磁石固定凹部13bに圧接するように外嵌される円筒カバー部材21を備えるため、永久磁石14の径方向外側への飛び出しは防止される。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、円筒カバー部材21は単純な円筒であって、一対のプレート22が設けられる構成としたが、これに限定されず、例えば、図4に示すように、円筒カバー部材31は、その軸方向一端部に永久磁石14の軸方向一端部を覆う被覆部31aを有し、プレート32は、永久磁石14の軸方向他端部側のみに設けられる構成としてもよい。このようにすると、上記実施形態に比べて、部品点数を低減することができる。
又、この例(図4参照)の円筒カバー部材31は、ロータコア13の軸方向端部から軸方向に突出した軸方向突出部31bを有し、プレート32は、前記軸方向突出部31bに圧入される構成とされている。このようにすると、プレート32は、より強固に固定され、永久磁石14の軸方向の飛び出しをより防止することができる。
又、この例(図4参照)の円筒カバー部材31は、前記軸方向突出部31bから更に軸方向に突出するとともに突出するほど径が大きくなる圧入案内部31cを有している。このようにすると、組み付け時にプレート32が圧入案内部31cに案内されるため、円筒カバー部材31に対するプレート32の軸直交方向の位置決めが容易となり、その組み付けが容易となる。
・上記実施形態では、ロータ11は、表面磁石型のものとしたが、これに限定されず、例えば、図5及び図6に示すように、ロータコア41が、永久磁石42が軸方向から挿入される複数の磁石収容孔41aを有するものとされた所謂埋込磁石型のものとしてもよい。尚、勿論、この場合も、ロータコア41には、永久磁石42間に空隙Kを以て突極41bが形成され、該突極41bが永久磁石42とは異なる磁極として機能する構成(コンシクエントポール型)とされている。そして、この例(図5及び図6参照)では、上記実施形態の円筒カバー部材21は設けられず、プレート43は、ロータコア41の外径と同じ外径の円盤形状に形成され、上記実施形態の圧入突起22bと同様の圧入突起43aを備えている。
このようにすると、円筒カバー部材21を設けることなく、永久磁石42の径方向外側への飛び出しは防止される。
・上記実施形態では、プレート22は、ロータコア13における突極13cと永久磁石14間の空隙Kに軸方向から挿入される圧入突起22b(43a)を有し、該圧入突起22bがロータコア13と圧接して固定されるとしたが、プレートはロータコアに周方向及び径方向の少なくとも一方に圧接して固定されれば、他の構成に変更してもよい。
例えば、図7に示すように、変更してもよい。この例(図7参照)では、上記別例(図5及び図6参照)のプレート43における圧入突起43aが、ロータコア41の上記実施形態と同様の貫通孔13d(詳しくはその貫通孔突出部13e)に軸方向から挿入される内側圧入突起51aに変更されたプレート51が用いられ、該内側圧入突起51aがロータコア41と圧接して固定されている。この構成では、まずロータコア41は、突極41bの径方向内側に軸方向に貫通する貫通孔13dを有するため、永久磁石42と突極41b間の磁路(その断面積)を確保しながら、軽量化を図ることができる。しかも、プレート51は、ロータコア41における貫通孔13d(詳しくはその貫通孔突出部13e)に軸方向から挿入される内側圧入突起51aを有し、該内側圧入突起51aがロータコア41と圧接して固定される。よって、前記貫通孔13dを利用した構成となり、ロータコア41にプレートの一部を圧入するための新たな被圧入部等を形成することなく、簡単な構成とすることができる。
又、勿論、プレートは、前記圧入突起22b(43a)と前記内側圧入突起51aとを共に有したものに変更してもよい。
・上記実施形態のプレート22は、図8に示すように、永久磁石14の軸方向端部を軸方向に付勢する付勢部22cを有するものとしてもよい。このようにすると、永久磁石14が軸方向にがたつくことが防止される。尚、この例(図8参照)の付勢部22cは、板状のプレート22から切り起こすことで形成されている。又、上記した圧入突起22b(43a)及び内側圧入突起51aについても、板状のプレートから切り起こすことで形成してもよい。
・上記実施形態では、圧入突起22bは、突極13cを周方向に挟持するように圧接(突極13cの周方向側端面と圧接)して固定され、永久磁石14の周方向側端面とは僅かな隙間を有するとしたが、永久磁石14の周方向側端面にも圧接して固定されるようにしてもよい。又、上記実施形態では、特に言及していないが、圧入突起22bは、ロータコア13と径方向に圧接して固定されるようにしてもよい。又、プレート22(32,43,51)は、回転軸12に対しても圧入固定されるようにしてもよい。
・上記実施の形態では、円筒カバー部材21及びプレート22はステンレス材よりなるとしたが、それぞれ他の非磁性体よりなるものに変更してもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項1乃至3、及び請求項1乃至3のいずれか1つに従属する請求項7のいずれか1項に記載のロータにおいて、前記ロータコアは、前記永久磁石が軸方向から挿入される複数の磁石収容孔を有するものであることを特徴とするロータ。
同構成によれば、ロータコアは、前記永久磁石が軸方向から挿入される複数の磁石収容孔を有する所謂埋込磁石型のものであるため、永久磁石の径方向外側への飛び出しは防止される。
(ロ)請求項4乃至6、及び請求項4乃至6のいずれか1つに従属する請求項7のいずれか1項に記載のロータにおいて、前記円筒カバー部材は、その軸方向一端部に前記永久磁石の軸方向一端部を覆う被覆部を有し、前記プレートは、前記永久磁石の軸方向他端部側のみに設けられたことを特徴とするロータ。
同構成によれば、円筒カバー部材は、その軸方向一端部に永久磁石の軸方向一端部を覆う被覆部を有し、プレートは、永久磁石の軸方向他端部側のみに設けられるため、例えば、円筒カバー部材が被覆部を有さず、プレートが永久磁石の軸方向両端部側にそれぞれ設けられる場合に比べて、部品点数を低減することができる。
(ハ)請求項1乃至7、及び上記(イ)、(ロ)のいずれか1つに記載のロータにおいて、前記ロータコアは、前記突極の径方向内側に軸方向に貫通する貫通孔を有するものであり、前記プレートは、前記ロータコアにおける前記貫通孔に軸方向から挿入される内側圧入突起を有し、該内側圧入突起が前記ロータコアと圧接して固定されたことを特徴とするロータ。
同構成によれば、ロータコアは、突極の径方向内側に軸方向に貫通する貫通孔を有するため、永久磁石と突極間の磁路(その断面積)を確保しながら、軽量化を図ることができる。しかも、プレートは、ロータコアにおける前記貫通孔に軸方向から挿入される内側圧入突起を有し、該内側圧入突起がロータコアと圧接して固定されるため、前記貫通孔を利用した構成となり、ロータコアにプレートの一部を圧入するための新たな被圧入部等を形成することなく、簡単な構成とすることができる。
13,41…ロータコア、13b…磁石固定凹部、13c,41b…突極、14,42…永久磁石、21,31…円筒カバー部材、22,32,43,51…プレート、22b,43a…圧入突起、22c…付勢部、31b…軸方向突出部、31c…圧入案内部、K…空隙。

Claims (7)

  1. ロータコアの周方向に一方の磁極を構成する永久磁石が複数配置されるとともに、前記ロータコアに設けられた突極が各永久磁石間に空隙を以て配置され、前記突極を他方の磁極として機能するように構成されたロータであって、
    非磁性体よりなり、前記ロータコアに周方向及び径方向の少なくとも一方に圧接して固定され、前記永久磁石の軸方向端部を覆うプレートを備えたことを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記プレートは、前記ロータコアにおける前記突極と前記永久磁石間の空隙に軸方向から挿入される圧入突起を有し、該圧入突起が前記ロータコアと圧接して固定されたことを特徴とするロータ。
  3. 請求項2に記載のロータにおいて、
    前記圧入突起は、前記突極を周方向に挟持するように圧接して固定されたことを特徴とするロータ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロータにおいて、
    前記ロータコアは、その外周面に前記永久磁石が固定される複数の磁石固定凹部が形成されることで、該磁石固定凹部間に前記突極が形成されるものであって、
    非磁性体よりなり、前記永久磁石を含む前記ロータコアの外周に前記永久磁石を前記磁石固定凹部に圧接するように外嵌される円筒カバー部材を備えたことを特徴とするロータ。
  5. 請求項4に記載のロータにおいて、
    前記プレートは、前記ロータコアの軸方向端部から軸方向に突出した前記円筒カバー部材の軸方向突出部に圧入されることを特徴とするロータ。
  6. 請求項5に記載のロータにおいて、
    前記円筒カバー部材は、前記軸方向突出部から更に軸方向に突出するとともに突出するほど径が大きくなる圧入案内部を有することを特徴とするロータ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のロータにおいて、
    前記プレートは、前記永久磁石の軸方向端部を軸方向に付勢する付勢部を有することを特徴とするロータ。
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