JPH0715334Y2 - 無人車駆動用の誘導子型多極交流電動機 - Google Patents

無人車駆動用の誘導子型多極交流電動機

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JPH0715334Y2
JPH0715334Y2 JP1681190U JP1681190U JPH0715334Y2 JP H0715334 Y2 JPH0715334 Y2 JP H0715334Y2 JP 1681190 U JP1681190 U JP 1681190U JP 1681190 U JP1681190 U JP 1681190U JP H0715334 Y2 JPH0715334 Y2 JP H0715334Y2
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JP
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pole
motor
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magnetic pole
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JP1681190U
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Inventor
素春 中島
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はいわゆるアウタロータ型であって自律無人車駆
動用として好適な無人車駆動用の誘導子型多極交流電動
機の改良に関する。
[従来の技術] 従来のこの種用途に使用される誘導子型多極交流電動機
は第3図に示すように外輪に相当するモータケース1内
に3層となる環状の界磁鉄心2a〜2cを環状の磁石3a,3b
を挟んで一体化すると共に,回転角検出器の磁極鉄心2d
も含めて,通しキー4を軸受カバー10(後述),モータ
ケース1と各鉄心2a〜2dに亙って貫通することにより回
転方向の動きを止めるようにし,また軸方向の動きは軸
受カバー10,10′(後述)とモータケース間にボルトS,
S′をねじ込むほか各鉄心2a〜2dと磁石3a,3bの接着面に
接着剤5,5′を付けて固定していた。
6は中空軸,7はこの中空軸6に取付けられる積層鉄心よ
り成る電機子鉄心,7aはこの鉄心に巻かれる電機子コイ
ルである。
8は回転角検出器の磁極鉄心2dと対向配置される積層鉄
心,8aはこの鉄心に巻かれるコイルである。
9および9′は夫々軸受,10および10′は夫々軸受カバ
ー,11は鉄製のリム12を介してモータケース1の外輪取
付部1bに嵌着したタイヤである。Bはブレーキ部であ
る。
なお,その他の構成は本考案の要旨と無関係のため説明
を省略する。
[考案が解決しようとする課題] ところで,従来のものでは次のような課題(問題点)が
あった。
鉄心および磁石をそれらの外周面,側面に接着剤を用
いて固定させていたが,この作業は固定子と回転子間の
空隙が0.1mm程度の微小間隙しかないため,固定子と回
転子が接触し手間がかかっていた。
また本電動機は半導体製造工程等に使用されるものであ
るから,極めて厳しいクリーン性を要求されており,こ
のために接着剤が電動機の稼働中に剥離,離脱の恐れが
あるのは,好ましくないという欠点があった。
また,磁石3a,3bは永久磁石であり,強力な磁力を有
するため,治具を使うとしても鉄心2a〜2cの積み重ねが
容易でなく,接着剤が硬化してしまうと後から手直しも
できなくなる。
従来のもののように通しボルトで固定するものでは、
通しボルトの分だけ鉄心の磁路が減少するため電磁石部
分が減少し,このためとして強度性のある非磁性体材料
より成る通しボルトを使用することも考えられるがこれ
では高価になる。
本考案は従来のものの上記課題(問題点)を解決するよ
うにした無人車駆動用の誘導子型多極交流電動機を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は駆動側となるモータケースに対して夫々連結さ
れる左,右の軸受カバー,環状の永久磁石を間に挟む環
状の鉄心より成る回転側の界磁極,回転角検出器用の回
転側の磁極鉄心,一方固定側となる中空軸,この中空軸
に連結される上記界磁極と空隙を隔てて対向して設けら
れる積層鉄心とコイルより成る電機子,上記回転角検出
器の上記回転側の磁極鉄心と空隙を隔てて対向設置され
る積層鉄心とコイルより成る回転角検出器の固定子と右
方側軸受カバー側に配置されるブレーキ部を備えて成る
誘導子型多極交流電動機において,左方側軸受カバーに
対して複数個の圧縮ばねを放射状に配置し,これらのば
ねのばね圧を調整することにより回転側に磁極鉄心を均
一に締め付けるようにしたことを特徴とする無人車駆動
用の誘導子型多極交流電動機に関する。
この場合,上記回転側の磁極鉄心の左側面に環状の当て
板を宛てがい,上記複数個の圧縮ばねを圧着するように
した無人車駆動用の誘導子型多極交流電動機とすること
が望ましい。
また,上記左方軸受カバーとモータケースの左端部,ま
た上記モータケースの右端部と右方軸受カバーとは夫々
放射状に配置した複数個の締め付けボルトにより連結す
るようにした無人車駆動用の誘導子型多極交流電動機と
することが望ましい。
[実施例] 以下第1図〜第2図に示す実施例により本考案を具体的
に説明する。
各図において従来のものと同等の構成については第3図
と同一の符号を付して示した。
本実施例では従来の構造において回転側の磁極の構成を
次のように改造したものである。
13a1〜13a6は回転側の磁極鉄心2a等の圧着用の複数個
(実施例では6個)の圧縮ばねで,第2図にも示すよう
に軸受カバー10Aの左側面に対して適当間隔を隔てて放
射状に穿孔した上記ばねと同数の案内孔に対して装着
し,対向する磁極鉄心2aに対する圧着を各ばねのばね圧
の設定により磁石3a,3bを介在した3層鉄心2a,2b,2cを
均一に圧着するようにする。
このような圧着を行わせるために左方軸受カバー10Aの
上方右端面は,第1図に示すように磁極鉄心2aの左方側
面に接する位置まで突出するように形成し,そのカバー
10Aを軸方向に貫通するようなばね装着用の案内孔が形
成されている。
なお,この圧縮ばねによる圧着に当たっては,図示のよ
うに環状の当て板14を磁極鉄心2aの左方側面に宛てがっ
た上,圧着する構成とする方が鉄心を損傷させず,か
つ,この圧着力が均等に加わる点で望ましい。
さらに,回転側の界磁極を構成する鉄心2a,2b,2cは図示
のように中間に磁石3a,3bを挟んで右側面はモータケー
ス1の内周の段落部1bに,また左方側は軸受カバー10A
の外方内面とモータケース1の左側面とを複数個(この
場合6個)の締付けボルト15a1〜15a6をねじ込むことに
より連結される。
これらの締め付けボルト15a1〜15a6は第2図に示すよう
に左方の軸受カバー10Aのねじ13a1〜13a6の外周に当た
る位置(実施例のものでは同心的位置となっているがこ
れに限定されない)設けられたねじ孔に対して捩込まれ
る。
一方,回転角検出器の回転側の磁極鉄心1dはその左側面
はモータケース1の段落部1bに,右側面はOリングRを
介して軸受カバー10A′に当てがわれ,この軸受カバー1
0′とモータケース1の右側面とは締め付けボルト15a1
〜15a6に対応する6個の締付けボルト15a1′(図面では
1個のみ表示)をねじ込むことにより連結される。
かくして,各回転側の磁極および鉄心の軸方向の動きは
固定される。
さらに,右方の軸受カバー10A′,モータケース1およ
びブレーキ部Bの各外径を同径とした上,ソリッドタイ
ヤ11をモータケース1の外輪取付部1aに対して直接焼き
付けて取付けるようになっている。
[作用] 本考案のものでは,回転側となる界磁極および回転角検
出器の磁極鉄心を夫々一方の軸受カバー10Aに対して放
射状に配置した複数個の圧縮ばね13a1〜13anにより均一
に当てがい,さらに,締め付けねじ15,15′をねじ込む
ことによって締付け,一体的にモータケースに対して固
定するようにしたものであるから,接着剤を用いて一体
化する従来のものに比べ,クリーン性が向上し,組立て
作業を円滑に行うことができる。
[考案の効果] 本考案は上記のように構成するものであるから,次のよ
うな優れた効果を有する。
本実施例のように回転側の界磁極等の構成を改造した
場合には,接着剤を使用しないため塵埃は殆ど発生され
ないため本電動機の適用場所でのクリーン性が確保さ
れ,また作業性も改善されるため,この組立て作業も迅
速,的確に行うことができ,さらに,コストダウンが可
能となる。
回転側の磁極鉄心の位置,形状の精度が向上し,回転
側と固定側間の間隙が極小となっても対処できる。
界磁の取り付け,固着を接着によらず,圧縮ばねや締
め付けボルトによる取り付けによるため,必要に応じて
手直しができ,且つ,不良部品の交換の際も便利になっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は本考案の一実施例を示すもので,その
内,第1図は半部縦断面図,第2図は左方の軸受カバー
10Aの平面図である。 第3図は従来例を示す半部縦断面図である。 2a〜2d:鉄心 3a,3b:磁石 7,8:積層鉄心 7a,8a:コイル 9,9′:軸受 10A,10A′:軸受カバー 11:ソリッドタイヤ 13a1〜13a6:圧縮ばね 14:当て板 15a1〜15a6:締め付けボルト 15a1′〜15a6′: 〃 〃 R:Oリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動側となるモータケースに対して夫々連
    結される左,右の軸受カバー,環状の永久磁石を間に挟
    む環状の鉄心より成る回転側の界磁極,回転角検出器用
    の回転側の磁極鉄心,一方固定側となる中空軸,この中
    空軸に連結される上記界磁極と空隙を隔てて対向して設
    けられる積層鉄心とコイルより成る電機子,上記回転角
    検出器の上記回転側の磁極鉄心と空隙を隔てて対向設置
    される積層鉄心とコイルより成る回転角検出器の固定子
    と右方側軸受カバー側に配置されるブレーキ部を備えて
    成る誘導子型多極交流電動機において,左方側軸受カバ
    ーに対して複数個の圧着用の圧縮ばねを放射状に配置
    し,これらの圧着ばねのばね圧を調整することにより回
    転側に磁極鉄心を均一に締め付けるようにしたことを特
    徴とする無人車駆動用の誘導子型多極交流電動機。
  2. 【請求項2】上記回転側の磁極鉄心の左側面に環状の当
    て板を宛てがい,上記複数個の圧縮ばねを圧着するよう
    にした請求項1記載の無人車駆動用の誘導子型多極交流
    電動機。
  3. 【請求項3】上記左方軸受カバーとモータケースの左端
    部,また上記モータケースの右端部と右方軸受カバーと
    は夫々放射状に配置した複数個の締め付けボルトにより
    連結するようにした請求項1または2記載の無人車駆動
    用の誘導子型多極交流電動機。
JP1681190U 1990-02-23 1990-02-23 無人車駆動用の誘導子型多極交流電動機 Expired - Lifetime JPH0715334Y2 (ja)

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JPH03111163U JPH03111163U (ja) 1991-11-14
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ID=31520063

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JP1681190U Expired - Lifetime JPH0715334Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 無人車駆動用の誘導子型多極交流電動機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5341444B2 (ja) * 2008-09-18 2013-11-13 東芝三菱電機産業システム株式会社 アウタロータ型回転電機回転子
JP6482846B2 (ja) * 2014-12-15 2019-03-13 株式会社日立産機システム 電動機

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