JPH08102353A - ブラシ装置 - Google Patents

ブラシ装置

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JPH08102353A
JPH08102353A JP6237399A JP23739994A JPH08102353A JP H08102353 A JPH08102353 A JP H08102353A JP 6237399 A JP6237399 A JP 6237399A JP 23739994 A JP23739994 A JP 23739994A JP H08102353 A JPH08102353 A JP H08102353A
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brush holder
pigtail
stopper piece
slit
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Mineo Yamaguchi
峰生 山口
Keiji Hashimoto
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R39/00Rotary current collectors, distributors or interrupters
    • H01R39/02Details for dynamo electric machines
    • H01R39/38Brush holders
    • H01R39/40Brush holders enabling brush movement within holder during current collection

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  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラシ4のブラシホルダ7への挿入作業の容
易化と、ブラシ4の磨耗によるブラシ4およびスプリン
グの確実な飛び出し防止とを両立させる。 【構成】 ブラシ4の挿入時には、ストッパ片7fを実
線位置Bにしておいて、ピグテール5をスリット7dの
入口開口部に何ら支障なく容易に挿入できるようにす
る。そして、ブラシ4挿入後に、ストッパ片7fを破線
位置Cに折り曲げる。この場合、ブラシ4とストッパ片
7fとの間隔G1は、ブラシ挿入作業とは無関係に十分
小さい値に設定できるので、ブラシ4が磨耗して、A方
向に移動するとき、ピグテール5が確実にストッパ片7
fに当接して、ブラシ4の飛び出しを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に言って、モー
タ等の回転電機におけるブラシ装置の改良に関するもの
で、ブラシがその磨耗によりブラシホルダから飛び出す
ことを防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブラシ装置としては、実
開平5−60154号公報にて提案されたものがあり、
この公報記載の装置では、ブラシの押圧方向の側面にピ
グテール(給電線)を予め一体に取り付けておき、一方
ブラシを収納するブラシホルダの前記押圧方向の側面に
スリットを形成し、このスリットの前記押圧方向の前端
部は外部へ開放した形状にしている。
【0003】そして、このスリットの開放端部近傍に、
ブラシホルダの側面との間に所定の間隙を設けてストッ
パ片を一体形成している。ブラシをブラシホルダ内に収
納するときには、ピグテールのたるみを利用して、前記
ストッパ片を避けながらピグテールを前記スリット内に
通してブラシをブラシホルダ内に挿入している。回転電
機の運転期間が長くなるにつれて、ブラシが磨耗するの
で、ブラシおよびピグテールはスプリングにより押圧さ
れて次第に前記スリットの開放端部側へ移動する。そし
て、ピグテールがスリットの開放端部近傍まで移動する
と、ピグテールが前記ストッパ片に当接してブラシおよ
びスプリングの飛び出しを防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来装
置では、ブラシをブラシホルダに収納する際に、ピグテ
ールのたるみによりストッパ片を避けながら組付を行う
必要があるので、回転電機運転時に、ピグテールの形状
にたるみが発生して、ブラシの飛び出しを確実に防止で
きず、信頼性に欠けるという問題がある。
【0005】この問題を解決するために、ピグテールの
たるみを少なくしようとすると、ブラシをブラシホルダ
内に挿入する作業を行う時に、ストッパ片の回避が極め
て困難となり、ブラシ挿入作業の生産性が著しく低下す
るという不具合が生じる。本発明は上記点に鑑みてなさ
れたもので、ブラシ挿入作業の容易化と、ブラシの磨耗
による、ブラシおよびスプリングの確実な飛び出し防止
とを良好に両立させることができるブラシ装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1記載
の発明では、ブラシ(4)と、前記ブラシ(4)に保持
固定されたピグテール(5)と、前端部(7i)に開口
部を有し、この前端部(7i)の開口部から前記ブラシ
(4)が収納されるブラシホルダ(7)と、前記ブラシ
ホルダ(7)内に収納保持され、前記ブラシ(4)を前
記ブラシホルダ(7)の前端部外方側へ押圧するスプリ
ング手段(6)と、前記ブラシホルダ(7)が保持され
る基板(8)とを備えるブラシ装置であって、前記ブラ
シホルダ(7)には、前記前端部(7i)に開口するス
リット(7d)が前記ブラシ押圧方向と平行に延びるよ
うに形成されており、さらに前記ブラシホルダ(7)に
は、前記スリット(7d)の入口開口部近傍の位置に折
り曲げ可能なストッパ片(7f)が一体形成されてお
り、前記ストッパ片(7f)は、前記スリット(7d)
に前記ピグテール(5)を通過させて前記ブラシ(4)
を前記ブラシホルダ(7)内に挿入した後に折り曲げら
れて前記スリット(7d)の入口開口部を閉塞するよう
に構成されているブラシ装置を特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明では、ブラシ(4)
と、前記ブラシ(4)に保持固定されたピグテール
(5)と、前端部(7i)に開口部を有し、この前端部
(7i)の開口部から前記ブラシ(4)が収納されるブ
ラシホルダ(7)と、前記ブラシホルダ(7)内に収納
保持され、前記ブラシ(4)を前記ブラシホルダ(7)
の前端部外方側へ押圧するスプリング手段(6)と、前
記ブラシホルダ(7)が保持される基板(8)とを備え
るブラシ装置であって、前記ブラシホルダ(7)には、
前記前端部(7i)に開口するスリット(7d)が前記
ブラシ押圧方向と平行に延びるように形成されており、
さらに前記基板(8)には、前記スリット(7d)の入
口開口部近傍に位置するストッパ片(7f)が備えられ
ており、前記ストッパ片(7f)は、前記スリット(7
d)に前記ピグテール(5)を通過させて前記ブラシ
(4)を前記ブラシホルダ(7)内に挿入した後に、前
記スリット(7d)の入口開口部を閉塞するようにして
前記基板(8)に固定されるように構成したブラシ装置
を特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明では、ブラシ(4)
と、前記ブラシ(4)に保持固定されたピグテール
(5)と、前端部(7i)に開口部を有し、この前端部
(7i)の開口部から前記ブラシ(4)が収納されるブ
ラシホルダ(7)と、前記ブラシホルダ(7)内に収納
保持され、前記ブラシ(4)を前記ブラシホルダ(7)
の前端部外方側へ押圧するスプリング手段(6)と、前
記ブラシホルダ(7)が保持される基板(8)とを備え
るブラシ装置であって、前記ブラシ(4)には、ブラシ
幅より狭くしたピグテール取り出し部(4a)が形成さ
れ、このピグテール取り出し部(4a)からピグテール
(5)が取り出されており、前記ブラシホルダ(7)に
は、前記前端部(7i)側の壁部にて形成されたストッ
パ片(7f)が一体形成されており、このストッパ片
(7f)に隣接して、前記ブラシ押圧方向と平行に延び
るように形成された第1のスリット(7d−1)が前記
ブラシホルダ(7)に設けられており、前記ブラシホル
ダ(7)において、前記第1のスリット(7d−1)が
形成された面とは異なる他の面に、前記前端部(7i)
に開口する第2のスリット(7d−2)が設けられてお
り、前記第1のスリット(7d−1)と前記第2のスリ
ット(7d−2)は、前記ストッパ片(7f)よりブラ
シホルダ後端部(7a)側の部位で連通しており、前記
ブラシ(4)を前記ブラシホルダ(7)に挿入するとき
には、前記ピグテール(5)を前記第2のスリット(7
d−2)を通過させ、その後に前記第1のスリット(7
d−1)に前記ピグテール(5)を挿入して、前記ピグ
テール(5)が前記ストッパ片(7f)に当接するよう
に構成したブラシ装置を特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明では、ブラシ(4)
と、前記ブラシ(4)に保持固定されたピグテール
(5)と、前端部(7i)に開口部を有し、この前端部
(7i)の開口部から前記ブラシ(4)が収納されるブ
ラシホルダ(7)と、前記ブラシホルダ(7)内に収納
保持され、前記ブラシ(4)を前記ブラシホルダ(7)
の前端部外方側へ押圧するスプリング手段(6)と、前
記ブラシホルダ(7)が保持される基板(8)とを備え
るブラシ装置であって、前記ブラシホルダ(7)には、
前記前端部(7i)に開口するスリット(7d)が前記
ブラシ押圧方向と平行に延びるように形成されており、
さらに前記ブラシホルダ(7)には、前記スリット(7
d)の入口開口部近傍の位置にブラシホルダ後端部(7
a)側へ向かって傾斜したバネ性を持ったストッパ片
(7f)が一体形成されており、前記ブラシ(4)を前
記ブラシホルダ(7)内に挿入するとき、前記ストッパ
片(7f)が前記後端部(7a)側へさらに弾性変形す
ることにより前記スリット(7d)に前記ピグテール
(5)が挿入されるように構成したブラシ装置を特徴と
している。
【0010】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0011】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明によれば、上記
技術的手段を有しているため、ストッパ片がブラシ挿入
作業時には何ら支障とならないので、ブラシ装置組付の
生産性を向上でき、製造コストを低減できる。また、ス
トッパ片はブラシ挿入後に折り曲げられて、スリットの
入口開口部を閉塞するようにしているから、このストッ
パ片とブラシとの間隔はブラシ挿入作業性とは関係なく
十分小さい値に設定でき、そのためこのストッパ片にて
ピグテールを確実に係止できる。従って、回転電機の運
転に伴って、ブラシが磨耗して、スプリング手段により
ブラシがブラシホルダの前端部側へ移動するとき、ピグ
テールをストッパ片にて係止して、ブラシおよびスプリ
ング手段の飛び出しを確実に防止できる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、上記技術的
手段を有しているため、ストッパ片がブラシ挿入作業時
には何ら支障とならないので、ブラシ装置組付の生産性
を向上でき、製造コストを低減できる。また、ストッパ
片はブラシ挿入後に基板に固定され、スリットの入口開
口部を閉塞するようにしているから、このストッパ片と
ブラシとの間隔はブラシ挿入作業性とは関係なく十分小
さい値に設定でき、そのためこのストッパ片にてピグテ
ールを確実に係止できる。従って、回転電機の運転に伴
って、ブラシが磨耗して、スプリング手段によりブラシ
がブラシホルダの前端部側へ移動するとき、ピグテール
をストッパ片にて係止して、ブラシおよびスプリング手
段の飛び出しを確実に防止できる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、上記技術的
手段を有しているため、ブラシ挿入時にピグテールを第
2のスリットからストッパ片を避けて第1のスリット内
へ導くことができるので、ストッパ片がブラシ挿入作業
時には何ら支障とならない。そのため、ブラシ装置組付
の生産性を向上でき、製造コストを低減できる。また、
ブラシに、ブラシ幅より狭くしたピグテール取り出し部
を形成し、このピグテール取り出し部からピグテールを
取り出すようにしているから、第1のスリットの入口開
口部を閉塞するストッパ片とブラシとの間隔はブラシ挿
入作業性とは関係なく十分小さい値に設定でき、そのた
めこのストッパ片にてピグテールを確実に係止できる。
従って、回転電機の運転に伴って、ブラシが磨耗して、
スプリング手段によりブラシがブラシホルダの前端部側
へ移動するとき、ピグテールをストッパ片にて係止し
て、ブラシおよびスプリング手段の飛び出しを確実に防
止できる。
【0014】請求項4記載の発明によれば、上記技術的
手段を有しているため、ストッパ片のバネ性を利用し
て、ストッパ片を弾性変形させることにより、ストッパ
片がブラシ挿入作業にほとんど支障とならない。そのた
め、ブラシ装置組付の生産性を向上でき、製造コストを
低減できる。また、ストッパ片はブラシ挿入後には自身
のバネ性により元の傾斜状態まで復帰して、スリットの
入口開口部を閉塞するようにしているから、このストッ
パ片とブラシとの間隔はブラシ挿入作業性とは関係なく
十分小さい値に設定でき、そのためこのストッパ片にて
ピグテールを確実に係止できる。
【0015】従って、回転電機の運転に伴って、ブラシ
が磨耗して、スプリング手段によりブラシがブラシホル
ダの前端部側へ移動するとき、ピグテールをストッパ片
にて係止して、ブラシおよびスプリング手段の飛び出し
を確実に防止できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。まず、請求項1記載の発明の実施例について説明
する。 (第1実施例)図1、2は本発明ブラシホルダ装置を適
用した自動車用ラジエータ冷却ファンモータ(直流モー
タ)の全体構造を示すもので、1は電機子、2は界磁磁
石、3は電機子1の整流子、4は導電材料の成形品から
なるブラシで、本例では図示のように、整流子3の外周
面上に4個等間隔に配置され、整流子3に当接してい
る。
【0017】5はブラシ4のピグテール(給電線)で、
ブラシ4の成形時に一体成形によりブラシ4に取付られ
ている。6はブラシ4を整流子3側へ押圧するスプリン
グ手段をなすコイルスプリングで、トーションバネ、板
バネ、メガネスプリング等に置換することもできる。7
はブラシ4およびスプリング6を収納するブラシホルダ
で、黄銅、ステンレス鋼等の曲げ加工可能な金属材料か
らなる。
【0018】8はフェノール樹脂等の電気絶縁材料から
なる基板で、ブラシホルダ7が適宜の手段により取付固
定されている。例えば、ブラシホルダ7の底面部に取付
爪部(図示せず)を一体形成し、この取付爪部を基板8
の取付穴部(図示せず)に挿入し、その先端部を基板8
の裏面部でかしめることにより、ブラシホルダ7を基板
8に固定する。この基板8はモータハウジングの端板9
に固定されている。10はリード線で、ピグテール5と
電気的に接続され、外部の電源からブラシ4に通電する
ためのものである。
【0019】次に、本発明の要部をなすブラシホルダ7
部分について、図3(a)、(b)により説明すると、
ブラシホルダ7は、前記金属材料からなるプレートをプ
レス加工して、底面部のみ開口している箱体形状に形成
されている。ブラシホルダ7の後端部7aにはスプリン
グ6の反ブラシ側の端部を保持する保持面7bが一体に
曲げ形成されている。
【0020】ブラシホルダ7の一側面(基板8に対して
直角に延びる面)7cには、ブラシ4の押圧方向(図3
(a)の矢印A方向)と同一方向に延びる深さL1を有
するスリット7dが形成されており、このスリット7d
の先端側(ブラシホルダ7の前端部7i側)は外部に開
口している。そして、このスリット7dの形成された側
面7cとは異なる面(基板8と平行に延びる面)7eに
おいて、前記スリット7dの入口開口部近傍の位置に幅
寸法D1を有するストッパ片7fが一体形成されてい
る。このストッパ片7fの根元部には、前記幅寸法D1
を若干狭くしたくびれ部7gが形成され、後述するスト
ッパ片7fの曲げ加工が容易となるようにしてある。但
し、このくびれ部7gは必須のものではなく、廃止する
ことも可能である。
【0021】スリット7dの深さL1は、ブラシ4の先
端部からピグテール取付位置までの距離L2に、ストッ
パ片7fの幅D1を加えた寸法(L2+D1)より所定
寸法だけ大きくしてある。このように寸法設定する理由
は、後述するストッパ片7dの曲げ加工時に、ブラシホ
ルダ7のストッパ片7f内側部分に、ブラシホルダ変形
防止用の治具(図示せず)を挿入できるようにするため
である。
【0022】次に、ブラシホルダ7へのブラシ4の組付
方法を説明すると、ブラシホルダ7はその前端部7i側
に開口部を有しているので、この開口部から、まずピグ
テール5が一体に取付られているブラシ4をブラシホル
ダ7内へ挿入する。このとき、ストッパ片7fは図3の
実線位置Bにあるので、ピグテール5はこのストッパ片
7fに妨げられることなく、スリット7d内を自由に移
動できる。従って、ブラシ4の挿入作業は容易に行うこ
とができる。
【0023】次に、ストッパ片7fの曲げ加工を行うの
であるが、ストッパ片7fの形成部位にはスリット7d
が存在して強度が低くなっており、ブラシホルダ7の変
形が生じやすい。ブラシホルダ7の内側空間の縦、横の
寸法変化が生じると、ブラシ4がブラシホルダ7内でス
ムーズに摺動することが不可能になるので、この寸法変
化を防止する必要がある。
【0024】そこで、ブラシホルダ7の内側空間の縦、
横の寸法とほぼ同一寸法の断面形状を有する金属製の治
具(芯金)を、ブラシホルダ7内に前端部7i側からブ
ラシ4を矢印Aと反対方向に押圧しながら挿入する。し
かるのち、ストッパ片7fを図示しない適宜の治具によ
り図3(b)の破線位置Cまで曲げ加工する。これによ
り、ブラシホルダ7の内側空間の縦、横の寸法の変化を
防止しながらストッパ片7fの曲げ加工を行うことがで
きる。
【0025】ここで、スリット7dの前端部7i側の開
口部には、基板8側へ向かって一段と幅を広くした段部
7hが形成してあり、この段部7hに対してストッパ片
7fの先端が対向するように、ストッパ片7fは曲げ加
工される。従って、ストッパ片7fの先端は曲げ加工後
にピグテール5の位置より基板8側に位置することにな
る。
【0026】次に、保持面7bを折り曲げてない状態
(ブラシホルダ7の後端部7aが開放されている状態)
で、スプリング6を後端部7a側からブラシホルダ7内
に挿入し、その後に保持面7bを図3(a)の図示位置
まで折り曲げて、スプリング6をブラシホルダ7内に保
持する。この保持面7bのある後端部7aにはスリット
7dがないので、保持面7bの折り曲げ時にブラシホル
ダ7が変形する恐れはない。
【0027】このように組付けられたモータ等の回転電
機を作動させ、ブラシ4が磨耗していった場合、ブラシ
4がスプリング6により矢印A方向に押圧され移動する
と、ピグテール5が必ずストッパ片7fに当接するた
め、ブラシ4、ひいてはスプリング6の飛び出しを確実
に防止できる。。ここで、ストッパ片7fの曲げ加工後
における、ストッパ片7fとブラシ4との間隔G1はブ
ラシ挿入作業と無関係に、ピグテール5の太さ(通常1
mm程度)の2倍以下の範囲に設定できるので、ブラシ
4の飛び出し防止を確実に行うことができる。
【0028】すなわち、ピグテール5がブラシ4に固定
されている付け根部では、ピグテール5自身の強度によ
りピグテール5の最小曲げ外径が通常、ピグテール5の
太さ(径)の2倍以上となるため、上記間隔G1をピグ
テール5の太さの2倍以下の範囲となるように設定する
ことにより、上記間隔G1内にピグテール5の付け根部
が曲がって入り込むことを確実に防止できる。
【0029】なお、ストッパ片7fの先端を曲げ加工後
にピグテール5の位置より基板8側に位置させることが
困難な場合には、ストッパ片7fの曲げ加工後の先端位
置とスリット7dとの間隔G2(図3(b)参照)をピ
グテール5の太さ以下の寸法に設定することにより、こ
の間隔G2からピグテール5が抜け出るのを防止して、
ブラシ4、およびスプリング6の飛び出しを確実に防止
できる。 (第2実施例)上述の第1実施例では、ブラシホルダ7
の一側面(基板8に対して直角に延びる面)7cに、ス
リット7dを形成し、このスリット7dの形成された側
面7cとは異なる面(基板8と平行に延びる面)7e
に、ストッパ片7fを一体形成しているが、図4に示す
第2実施例では、ブラシホルダ7の一側面7cにスリッ
ト7dとストッパ片7fの双方を形成している。
【0030】この第2実施例においても、ストッパ片7
fの実線位置においてブラシ4をブラシホルダ7へ挿入
する作業を容易に行うことができる。そして、ブラシ挿
入後にストッパ片7fを破線位置に曲げ加工してスリッ
ト7dの入口開口部側を閉じることにより、ブラシ4の
飛び出しを確実に防止できる。なお、図4に示す例で
は、ブラシホルダ7の一側面7cに、コイルスプリング
6(図1参照)の円筒形状に沿った円弧面7jを形成
し、この円弧面7jにスリット7dを形成している。 (第3実施例)図5に示す第3実施例では、ブラシホル
ダ7のうち、基板8と平行に延びる面7eに、スリット
7dとストッパ片7fの双方を形成している。このよう
な構成であっても、上述の第1、第2実施例と同様に、
ブラシホルダ7へのブラシ挿入作業の容易化と、ブラシ
4の磨耗による飛び出しの確実な防止を達成できる。
【0031】次に、請求項2記載の発明の実施例につい
て説明する。 (第4実施例)第4実施例装置を適用するモータの全体
構成は図1と同一であるので、説明は省略し、その特徴
部分のみを図6により説明する。本例では、ストッパ片
7fをブラシホルダ7に一体形成せずに、別体で独立に
形成している。すなわち、ストッパ片7fはブラシホル
ダ7と同様に、黄銅、ステンレス鋼等の曲げ加工可能な
金属材料にて略L字形状に形成されており、そして基板
8に対してははとめ11、リベット等の固定手段で固定
されている。ここで、ストッパ片7fは樹脂の成形品で
形成してもよい。
【0032】ブラシホルダ7の側面7cには、コイルス
プリング6(図1参照)の円筒形状に沿った円弧面7j
を形成し、この円弧面7jにスリット7dを形成してい
る。そして、ストッパ片7fのうち、ブラシホルダ7の
側面7cに沿って平行に延びる面7f−4の途中にU字
状の突出部7f−1を一体形成し、このU字状の突出部
7f−1がスリット7dの入口開口部内に嵌入する位置
関係でもって、ストッパ片7fを基板8に固定する構成
としてある。
【0033】ここで、ストッパ片7fのU字状の突出部
7f−1の先端とブラシ4との間隔G1は、ピグテール
5の太さの2倍以下の範囲となるように設定してある。
この間隔G2の設定理由は、前述した通りである。な
お、間隔G1の下限値はブラシ4との接触を避けるた
め、0.03mm程度必要である。上記構成によれば、
まずブラシホルダ7のみをその取付爪部7kにて基板8
に固定しておき、ストッパ片7fは固定しないでおく。
この状態で、ブラシ4のピグテール5をスリット5dの
入口開口部からスリット5d内に挿入し、ブラシ4をブ
ラシホルダ7内に挿入する。そのため、ブラシ4の挿入
作業を極めて簡単に行うことができる。
【0034】次に、ピグテール5がスリット5dの入口
開口部より奥方に位置する状態を維持しながら、ストッ
パ片7fのU字状の突出部7f−1がスリット7dの入
口開口部内に嵌入するようにして、ストッパ片7fをは
とめ11にて基板8に固定する。次に、ブラシホルダ7
内にその後端部7aからコイルスプリング6を挿入した
後、保持面7bを折り曲げ、スプリング6を保持する。
【0035】このように組付けられたモータ等の回転電
機を作動させ、ブラシ4が磨耗していった場合、ブラシ
4が矢印A方向に移行する際、間隔G1をピグテール5
の太さの2倍以下の十分小さい値に設定されているた
め、ピグテール5が確実にストッパ片7fに当接して、
ブラシ4の磨耗による飛び出しを確実に阻止できる。ま
た、万一ピグテール5がブラシ4とストッパ片7fとの
間にもぐり込んだ場合でも、本例では、ブラシ4の幅寸
法に比してコイルスプリング6の外径が大きくなってお
り、そしてストッパ片7fのU字状の突出部7f−1が
スリット7dの入口開口部内に嵌入し、突出部7f−1
の先端がコイルスプリング6の外径より内周側に位置す
るようになっているので、コイルスプリング6の飛び出
しという最悪の事態は確実に防止できる。
【0036】このコイルスプリング6の飛び出しという
最悪の事態を確実に防止する効果は前述した図4の第2
実施例でも同様に発揮できる。また、ストッパ片7fに
は、ブラシホルダ7の側面7cの底部に当接する矩形の
当接片7f−2が形成してあるので、このブラシホルダ
7の側面7cと矩形の当接片7f−2との当接により、
ストッパ片7fの固定時にストッパ片7fの回り止めを
行うことができる。 (第5実施例)ストッパ片7fにおける突出部7f−1
の形状は前述のU字形状に限定されるものではなく、こ
のU字形状の代わりに、図7に示すように、ストッパ片
7fのうち、ブラシホルダ7の側面7cに沿って平行に
延びる面7f−4の途中から直角状に曲げて突出部7f
−1を形成してもよい。なお、7f−3ははとめ11の
挿入穴である。 (第6実施例)図8に示すように、ストッパ片7fのう
ち、ブラシホルダ7の側面7cに沿って平行に延びる面
7f−4に突出部7f−1を形成せず、直線状に延びる
形状としても、ストッパ片7fとブラシ4との間隔G1
をピグテール5の太さの2倍以下の範囲に設定すること
により、ブラシ4およびスプリング6の飛び出しを確実
に防止できる。 (第7実施例)図9に示すように、ストッパ片7fの回
り止め用矩形当接片7f−2を突出部7f−1の左右両
側に形成するようにしたものである。 (第8実施例)図10に示すように、ストッパ片7fの
回り止め用矩形当接片7f−2を特別に形成せずに、突
出部7f−1を形成する面7f−4の幅を広くして、こ
の面7f−4を直接ブラシホルダ7の側面7cに当接さ
せて、ストッパ片7fの回り止めを行うようにしてもよ
い。 (第9実施例)ストッパ片7fの固定手段は、前記した
はとめ11、リベット等の固定手段に限定されない。図
11に示す第9実施例では、ストッパ片7f自身を金属
または樹脂からなるスプリング材で門形に形成するとと
もに、門形ストッパ片7fの取付脚部の下端部にスプリ
ング作用に富んだ円弧形状部7f−5を形成する。そし
て、ブラシ4の挿入作業後に、この円弧形状部7f−5
のスプリング性を利用して、基板8の取付穴部8aにス
トッパ片7fを挿入、固定するようにしたものである。
【0037】このような構成でも、ストッパ片7fによ
り、ブラシホルダ7のスリット7dの入口開口部を閉じ
ることにより、ストッパ片7fにピグテール5が当接し
て、ブラシ4の磨耗による飛び出しを確実に阻止でき
る。 (第10実施例)上記第9実施例を変形したものであ
り、図12に示すように、スプリング材からなるストッ
パ片7fに、2つのスプリング小片7f−6を一体形成
し、この2つのスプリング小片7f−6により基板8の
取付穴部8aにストッパ片7fを挿入、固定するように
したものである。
【0038】なお、ストッパ片7fの固定手段として
は、接着剤を使用して、接着固定してもよい。 (第11実施例)図13に示すように、ピグテール5と
リード線10とを電気的に接続する端子板12にストッ
パ片7fを一体形成したものである。端子板12は黄銅
等の導電材料からなり、はとめ12a等の固定手段で基
板8に固定されるものである。ブラシ4の挿入作業後
に、この端子板12に一体形成したストッパ片7fによ
りブラシホルダ7のスリット7dの入口開口部を閉じる
ようにして、端子板12を基板8に固定する。
【0039】本例によれば、図6〜図11の第4〜第1
0実施例と同様の作用効果を発揮しつつ、部品点数を低
減して、コスト低減を図ることができる。次に、請求項
3記載の発明の実施例について説明する。 (第12実施例)第12実施例装置を適用するモータの
全体構成は図1と同一であるので、説明は省略し、その
特徴部分のみを図14により説明する。本例では、ブラ
シ4をその押圧方向Aに対して後端部分だけブラシ幅W
より幅を狭くして、この幅の狭い後端部分にてピグテー
ル取り出し部4aを形成し、この取り出し部4aにピグ
テール5を固定している。
【0040】一方、ブラシホルダ7には、鍵形状に形成
した第1、第2のスリット7d−1、7d−2を形成し
ている。すなわち、ブラシホルダ7の一側面(基板8に
対して直角に延びる面)7cに、ブラシ4の押圧方向
(図3(a)の矢印A方向)と同一方向に延び、かつそ
の先端側が面7e側に向かって直角状に曲がった、L字
形状の第1のスリット7d−1を形成する。この第1の
スリット7d−1よりも前端部7i側に位置する壁部に
てストッパ片7fを形成する。
【0041】そして、この第1のスリット7d−1の形
成された側面7cとは異なる面(基板8と平行に延びる
面)7eに、ブラシホルダ7の前端部7iに開口する開
口部を有する第2のスリット7d−2を形成する。この
第2のスリット7d−2はその後端側で、前記第1のス
リット7d−1の前端側の直角状に曲がった部分に連通
している。
【0042】第12実施例によれば、ブラシホルダ7に
ブラシ4を挿入する場合には、まず、通常時にはb位置
に保持されているピグテール5を曲げてa位置に設定
し、その状態で、ブラシ4をブラシホルダ7内に挿入す
る。このとき、ピグテール5は第2のスリット7d−2
を通過するので、ブラシ4の挿入は容易に行うことがで
きる。
【0043】そして、ピグテール5が第2のスリット7
d−2の後端面に当接する位置までブラシ4を挿入した
ら、ピグテール5をb位置に戻して第1のスリット7d
−1のA方向と平行部分を通過できるようにする。これ
により、ブラシ4をブラシホルダ7の奥までさらに挿入
できる。次に、コイルスプリング6(図1参照、図14
では図示せず)をブラシホルダ7内に挿入し、保持面7
bを折り曲げる。
【0044】このように組付けられたモータ等の回転電
機を作動させ、ブラシ4が磨耗していった場合、ピグテ
ール5が前記b位置にあり、かつブラシ4とストッパ片
7fとの間隔はブラシ挿入作業とは無関係に十分小さい
値に設定できるため、ブラシホルダ7の側面7cに形成
されたストッパ片7fにピグテール5が当接し、ブラシ
4とスプリング6の飛び出しを防止できる。
【0045】本例では、ストッパ片7fがブラシホルダ
7に一体形成されているので、部品点数の増加を招くこ
となく、低コストで、ブラシ4の組付の容易化とブラシ
飛び出し防止とを実現できる。 (第13実施例)図15に示すように、ストッパ片7f
の形状を基板8側から上方に向かって幅広となるテーパ
状に形成することにより、ピグテール5が第1のスリッ
ト7d−1から第2のスリット7d−2側へ移行しにく
くなるので、振動が大きくて、ピグテール5が移動し易
い使用条件下でも、ストッパ片7fのテーパ形状にピグ
テール5が引っ掛かって、ピグテール5がブラシ組付時
のa位置まで戻ることがないので、ブラシ飛び出し防止
の効果をより一層確実に発揮できる。 (第14実施例)上記図14、15の例では、ブラシ4
の後端側の幅を狭くして、ピグテール取り出し部4aを
段付き形状としたが、図16に示すように、ブラシ4の
後端側の途中に溝形状を形成して、ピグテール取り出し
部4aを形成するようにしてもよい。本例では、ブラシ
ホルダ7の形状は図14または図15と同じでよい。 (第15実施例)図17に示すように、断面形状が略長
方形のブラシ4の後端側の4隅部を面取り(4bはその
面取り部を示す)して、所定角度αだけ傾斜した小面積
の長方形部4cを形成する。
【0046】ブラシ4の挿入にあたっては、図17
(a)、(b)に示すようにピグテール5が第2のスリ
ット7d−2を通過し得る位置にブラシ4を設定して、
ブラシ4の小面積長方形部4cをブラシホルダ7内に挿
入する。これにより、ピグテール5が第2のスリット7
d−2を通過するので、ブラシ4を容易に挿入できる。
そして、ピグテール5が第2のスリット7d−2の後端
面に当接する位置までブラシ4を挿入したら、ブラシ4
を所定角度αだけ回転して、ピグテール5が第1のスリ
ット7d−1の矢印A方向と平行部分を通過できるよう
にする。これにより、ブラシ4をブラシホルダ7の奥ま
でさらに挿入できる。ブラシ4はその前端部の大面積の
長方形部分にてブラシホルダ7の内面を摺動する。
【0047】本例においても、ブラシ4が磨耗していっ
た場合、ブラシホルダ7の側面7cに形成されたストッ
パ片7fとブラシ4との間隔をブラシ挿入作業とは無関
係に十分小さい値に設定できるので、ピグテール5がス
トッパ片7fに当接して、ブラシ4とスプリング6の飛
び出しを確実に防止できる。 (第16実施例)図18に示すように、上記小面積長方
形部4cの代わりに、小面積の円形部4c′を形成して
も、第15実施例と同様の作用効果を発揮できる。 (第17実施例)上記した図14〜図18に示す第12
〜第16実施例を変形したもので、図19において、ブ
ラシ4は第12〜第16実施例に示すものと同じでよ
い。一方、ブラシホルダ7におけるストッパ片7fを図
19(a)に示すように外方側へ湾曲した形状として、
ブラシ4とストッパ片7fとの間に所定間隔gを設定し
たものである。
【0048】ピグテール5はブラシ成形時には図14の
b位置にあり、ブラシ4挿入時にはa位置に曲げるので
あるが、上記所定間隔gを設定することにより、ピグテ
ール5のa位置への曲げ量が少なくすみ、組み付け作業
性が向上する。なお、所定間隔gは、前述した理由か
ら、ブラシ飛び出し防止を確実に行うため、ピグテール
5の太さの2倍以下の範囲に設定することが好ましい。
【0049】次に、請求項4記載の発明の実施例につい
て説明する。 (第18実施例)図20において、ブラシホルダ7のス
リット7dの入口開口部に、この入口開口部を閉塞可能
なバネ性を持ったストッパ片7fが形成してある。この
ストッパ片7fはブラシホルダ7に一体形成されてお
り、ブラシホルダ7の前端部7iから後端部7aに向か
って若干の角度だけ傾斜して形成されている。
【0050】一方、ブラシ4は特別の形状に加工する必
要がなく、図3に示す通常のものでよい。本例では、ブ
ラシ4をブラシホルダ7内へ挿入するときには、後端部
7a側へ傾斜しているストッパ片7fを図20(b)の
破線に示すように、さらに後端部7a側へ押圧して弾性
変形させながら、ピグテール5をスリット7d内へ挿入
する。
【0051】これにより、ブラシ4は容易にブラシホル
ダ7内へ挿入でき、このブラシ4の挿入作業後にはスト
ッパ片7fはそれ自身のバネ性により図20(b)の実
線位置に復帰する。この後に、スプリング6の組付を行
う。本例においては、ブラシ4が磨耗していった場合、
ブラシホルダ7の側面7cの前端部7iに形成されたス
トッパ片7fとブラシ4との間隔をブラシ挿入作業とは
無関係に十分小さい値に設定できるので、ピグテール5
がストッパ片7fに当接して、ブラシ4とスプリング6
の飛び出しを確実に防止できる。ここで、ストッパ片7
fはブラシ4とスプリング6の飛び出しを防止するため
に必要な強度を持つように設計しておくことはいうまで
もない。
【0052】なお、図6〜図20に示す第4〜第18実
施例では、ストッパ片7fとして第1〜第3実施例のよ
うな折り曲げ加工の必要性がないので、ストッパ片7f
を金属で形成する必要がない。そこで、ブラシホルダ7
を樹脂にて基板8と一体成形してもよい。このブラシホ
ルダ7と基板8を一体成形する場合には、スプリング6
の保持面7bも一体成形されているので、スプリング6
をブラシホルダ7内に組付た後に、ブラシ4をブラシホ
ルダ7内に組付けるようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブラシ装置を適用するモータの縦
断面図である。
【図2】図1に示すモータの端板を取り外した状態を示
す側面図である。
【図3】(a)は本発明の第1実施例を示すブラシ装置
の斜視図、(b)はその側面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すブラシ装置の斜視図
である。
【図5】本発明の第3実施例を示すブラシ装置の斜視図
である。
【図6】(a)は本発明の第4実施例を示すブラシ装置
の斜視図、(b)はその側面図である。
【図7】本発明の第5実施例を示すストッパ片の斜視図
である。
【図8】本発明の第6実施例を示すストッパ片の斜視図
である。
【図9】本発明の第7実施例を示すストッパ片の上面図
である。
【図10】本発明の第8実施例を示すストッパ片の斜視
図である。
【図11】(a)、(b)は本発明の第9実施例を示す
ブラシ装置の斜視図である。
【図12】(a)、(b)は本発明の第10実施例を示
すブラシ装置の斜視図である。
【図13】本発明の第11実施例を示すブラシ装置の斜
視図である。
【図14】本発明の第12実施例を示すブラシ装置の斜
視図である。
【図15】本発明の第13実施例を示すブラシ装置の斜
視図である。
【図16】本発明の第14実施例を示すブラシの斜視図
である。
【図17】(a)は本発明の第15実施例を示すブラシ
装置の側面図、(b)は正面図、(c)は(b)のイ矢
視図である。
【図18】本発明の第16実施例を示すブラシの側面図
で、図17(c)に対応する図である。
【図19】(a)は本発明の第17実施例を示すブラシ
装置の側面図、(b)は正面図である。
【図20】(a)は本発明の第18実施例を示すブラシ
装置の側面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
4……ブラシ、5……ピグテール、6……スプリング、
7……ブラシホルダ、7d……スリット、7f……スト
ッパ片。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシと、 前記ブラシに保持固定されたピグテールと、 前端部に開口部を有し、この前端部の開口部から前記ブ
    ラシが収納されるブラシホルダと、 前記ブラシホルダ内に収納保持され、前記ブラシを前記
    ブラシホルダの前端部外方側へ押圧するスプリング手段
    と、 前記ブラシホルダが保持される基板とを備えるブラシ装
    置であって、 前記ブラシホルダには、前記前端部に開口するスリット
    が前記ブラシ押圧方向と平行に延びるように形成されて
    おり、 さらに前記ブラシホルダには、前記スリットの入口開口
    部近傍の位置に折り曲げ可能なストッパ片が一体形成さ
    れており、 前記ストッパ片は、前記スリットに前記ピグテールを通
    過させて前記ブラシを前記ブラシホルダ内に挿入した後
    に折り曲げられて前記スリットの入口開口部を閉塞する
    ように構成されていることを特徴とするブラシ装置。
  2. 【請求項2】 ブラシと、 前記ブラシに保持固定されたピグテールと、 前端部に開口部を有し、この前端部の開口部から前記ブ
    ラシが収納されるブラシホルダと、 前記ブラシホルダ内に収納保持され、前記ブラシを前記
    ブラシホルダの前端部外方側へ押圧するスプリング手段
    と、 前記ブラシホルダが保持される基板とを備えるブラシ装
    置であって、 前記ブラシホルダには、前記前端部に開口するスリット
    が前記ブラシ押圧方向と平行に延びるように形成されて
    おり、 さらに前記基板には、前記スリットの入口開口部近傍に
    位置するストッパ片が備えられており、 前記ストッパ片は、前記スリットに前記ピグテールを通
    過させて前記ブラシを前記ブラシホルダ内に挿入した後
    に、前記スリットの入口開口部を閉塞するようにして前
    記基板に固定されるように構成したことを特徴とするブ
    ラシ装置。
  3. 【請求項3】 ブラシと、 前記ブラシに保持固定されたピグテールと、 前端部に開口部を有し、この前端部の開口部から前記ブ
    ラシが収納されるブラシホルダと、 前記ブラシホルダ内に収納保持され、前記ブラシを前記
    ブラシホルダの前端部外方側へ押圧するスプリング手段
    と、 前記ブラシホルダが保持される基板とを備えるブラシ装
    置であって、 前記ブラシには、ブラシ幅より狭くしたピグテール取り
    出し部が形成され、このピグテール取り出し部からピグ
    テールが取り出されており、 前記ブラシホルダには、前記前端部側の壁部にて形成さ
    れたストッパ片が一体形成されており、 このストッパ片に隣接して、前記ブラシ押圧方向と平行
    に延びるように形成された第1のスリットが前記ブラシ
    ホルダに設けられており、 前記ブラシホルダにおいて、前記第1のスリットが形成
    された面とは異なる他の面に、前記前端部に開口する第
    2のスリットが設けられており、 前記第1のスリットと前記第2のスリットは、前記スト
    ッパ片よりブラシホルダ後端部側の部位で連通してお
    り、 前記ブラシを前記ブラシホルダに挿入するときには、前
    記ピグテールを前記第2のスリットを通過させ、その後
    に前記第1のスリットに前記ピグテールを挿入して、前
    記ピグテールが前記ストッパ片に当接するように構成し
    たことを特徴とするブラシ装置。
  4. 【請求項4】 ブラシと、 前記ブラシに保持固定されたピグテールと、 前端部に開口部を有し、この前端部の開口部から前記ブ
    ラシが収納されるブラシホルダと、 前記ブラシホルダ内に収納保持され、前記ブラシを前記
    ブラシホルダの前端部外方側へ押圧するスプリング手段
    と、 前記ブラシホルダが保持される基板とを備えるブラシ装
    置であって、 前記ブラシホルダには、前記前端部に開口するスリット
    が前記ブラシ押圧方向と平行に延びるように形成されて
    おり、 さらに前記ブラシホルダには、前記スリットの入口開口
    部近傍の位置にブラシホルダ後端部側へ向かって傾斜し
    たバネ性を持ったストッパ片が一体形成されており、 前記ブラシを前記ブラシホルダ内に挿入するとき、前記
    ストッパ片が前記後端部側へさらに弾性変形することに
    より前記スリットに前記ピグテールが挿入されるように
    構成したことを特徴とするブラシ装置。
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