JPH08101713A - 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置 - Google Patents

無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置

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Publication number
JPH08101713A
JPH08101713A JP6261606A JP26160694A JPH08101713A JP H08101713 A JPH08101713 A JP H08101713A JP 6261606 A JP6261606 A JP 6261606A JP 26160694 A JP26160694 A JP 26160694A JP H08101713 A JPH08101713 A JP H08101713A
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JP
Japan
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unmanned
vehicle
battery
traveling vehicle
unmanned traveling
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Pending
Application number
JP6261606A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Watanabe
和明 渡辺
Shingo Fujita
真悟 藤田
Shigemi Kato
重巳 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリー駆動式無人走行車のバッテリー電
圧低下を、搬送作業に悪影響を与えることなく確実に検
出し、無人走行車を一定のバッテリー充電ステーション
に導く。 【構成】 無人走行車がH.Bに到着したときに、無人
走行車内に設けたバッテリ電圧低下検出回路によりバッ
テリー電圧を検出し、電圧の低下を検出したときには、
バッテリー充電ステーションへ無人走行車を移動させ
る。また、FROM TOまたはFROM TO, FROM TO指令による
最後のステーションでの処理が終了した後に、バッテリ
電圧低下検出回路によりバッテリー電圧の低下を検出し
たときには、H.Bに返すことなく直接バッテリー充電
ステーションへ無人走行車を移動させる。また、引き込
みルートにあるバッテリー充電ステーションに移動した
無人走行車をH.Bに戻す場合に、手入力による運行制
御により自動的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場等において床面に
誘導帯を貼り付けることにより形成された誘導路に沿っ
て走行して、特定の場所間で荷物等の搬送を行うバッテ
リー駆動式の無人走行車の運転制御方法及び運転制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無人走行車は、制御装置
の制御により工場等の所定の地域内に設けられた誘導路
を走行し、外部の通信制御装置により指定された複数の
ステーションに順次停止して所定の作業を行い、基準位
置であるホームベースに戻るというものであった。この
無人走行車は、充電式バッテリーを搭載し、バッテリー
によって電動モータを駆動し車輪を回転させることによ
り、移動が行われていた。そして、バッテリー電圧の低
下により走行が不可能になった時点で、バッテリーの充
電が行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記無人走行
車は、予告なしにバッテリー低下が発生するため、所定
の搬送作業中にバッテリー低下により停止し、一連の搬
送作業が中断される場合があり、無人走行車の運行制御
上問題であった。また、1台の無人走行車のバッテリー
低下により他の無人走行車の運行が妨げられるという問
題もある。本発明は、かかる問題を解決しようとするも
ので、無人走行車の駆動用バッテリーの電圧低下を搬送
作業に悪影響を与えることなく確実に検知し、無人走行
車を一定の充電位置に導くことができる無人走行車の運
行制御方法及び運行制御装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、所定の
地域内に計画され複数のステーションが配列された誘導
路を走行し、外部の通信手段により指定されたステーシ
ョンに順次停止して所定の作業を行うバッテリー駆動式
の無人走行車の運行を制御する運行制御方法であって、
無人走行車の走行開始位置及び走行終了位置である基準
ステーションに無人走行車が到着したときに、無人走行
車のバッテリー電圧を無人走行車に設けた電圧検出手段
により測定し、バッテリー電圧が一定基準値以下のとき
に、無人走行車を誘導路内のバッテリー充電ステーショ
ンに移動させるようにしたことにある。
【0005】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、所定の地域内に計画され複数のステーションが
配列された誘導路を走行し、外部の通信手段により指定
されたステーションに順次停止して所定の作業を行うバ
ッテリー駆動式の無人走行車の運行を制御する運行制御
方法であって、無人走行車が指定された最後のステーシ
ョンにて作業を行った後に、無人走行車のバッテリー電
圧を無人走行車に設けた電圧検出手段により測定し、バ
ッテリー電圧が一定基準値以下のときに、無人走行車を
誘導路内のバッテリー充電ステーションに移動させるよ
うにしたことにある。
【0006】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、所定の地域内に計画され複数のステーションが
配列された誘導路を走行し、外部の通信手段により指定
されたステーションに順次停止して所定の作業を行うバ
ッテリー駆動式の無人走行車の運行を制御する運行制御
方法であって、無人走行車の走行開始位置及び走行終了
位置である基準ステーションに無人走行車が到着したと
きに、または無人走行車が指定された最後のステーショ
ンにて作業を行った後に、無人走行車のバッテリー電圧
を無人走行車に設けた電圧検出手段により測定し、バッ
テリー電圧が一定基準値以下のときに、無人走行車を誘
導路内のバッテリー充電ステーションに移動させるよう
にしたことにある。
【0007】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1から請求項3に記載の無人走行車
の運行制御方法において、バッテリー充電ステーション
を、無人走行車の通常運行区域から離れた誘導路位置に
設けたことにある。
【0008】また、上記請求項5に係る発明の構成上の
特徴は、所定の地域内に計画され複数のステーションが
配列された誘導路を走行し、外部の通信手段により指定
された複数のステーションに順次停止して所定の作業を
行うバッテリー駆動式の無人走行車の運行を制御する無
人走行車の運行制御装置において、無人走行車の走行開
始位置及び走行終了位置である基準ステーションに無人
走行車が到着したときに、無人走行車のバッテリー電圧
を測定し、バッテリー電圧が一定基準値以下のときに電
圧低下信号を出力する電圧低下判定手段と、電圧低下信
号に応じて、無人走行車を誘導路内のバッテリー充電ス
テーションに移動させる充電移動制御手段とを設けたこ
とにある。
【0009】また、上記請求項6に係る発明の構成上の
特徴は、所定の地域内に計画され複数のステーションが
配列された誘導路を走行し、外部の通信手段により指定
された複数のステーションに順次停止して所定の作業を
行うバッテリー駆動式の無人走行車の運行を制御する無
人走行車の運行制御装置において、無人走行車が指定さ
れた最後のステーションにて作業を行った後に、無人走
行車のバッテリー電圧を測定し、バッテリー電圧が一定
基準値以下のときに電圧低下信号を出力する電圧低下判
定手段と、電圧低下信号に応じて、無人走行車を誘導路
内のバッテリー充電ステーションに移動させる充電移動
制御手段とを設けたことにある。
【0010】また、上記請求項7に係る発明の構成上の
特徴は、所定の地域内に計画され複数のステーションが
配列された誘導路を走行し、外部の通信手段により指定
された複数のステーションに順次停止して所定の作業を
行うバッテリー駆動式の無人走行車の運行を制御する無
人走行車の運行制御装置において、無人走行車の走行開
始位置及び走行終了位置である基準ステーションに無人
走行車が到着したときに、または無人走行車が指定され
た最後のステーションにて作業を行った後に、無人走行
車のバッテリー電圧を測定し、バッテリー電圧が一定基
準値以下のときに電圧低下信号を出力する電圧低下判定
手段と、電圧低下信号に応じて、無人走行車を誘導路内
のバッテリー充電ステーションに移動させる充電移動制
御手段とを設けたことにある。
【0011】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、無人走行車が一連の搬送作業を終
了し、基準ステーションに戻った時点でバッテリー電圧
がチェックされるので、無人走行車が所定の搬送作業中
にバッテリー電圧低下により停止することがなく、従っ
て、一連の搬送作業が中断されることがない。また、無
人走行車が誘導路のランダムな位置で停止することもな
いので、バッテリーの充電のために一々充電設備を移動
させなければならない煩雑な手間を省くことができる。
バッテリー電圧チェックの結果、バッテリー電圧が一定
基準値以下のときに、無人走行車を誘導路内のバッテリ
ー充電位置に移動させるようにしたことにより、無人走
行車のバッテリー充電の必要性を作業者等に明示するこ
とができる。また、充電設備を1箇所に設ければよいの
で設備の有効活用を図ることができる。
【0012】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、無人走行車が最後のステーションに
て所定の処理を行った後に、バッテリー電圧が一定基準
値以上か否かがチェックされるので、無人走行車が所定
の搬送作業中にバッテリー電圧低下により停止すること
がなく、一連の搬送作業が中断されることがない等の上
記請求項1に係る発明と同様の効果を得ることができ
る。また、バッテリー電圧が一定基準値以下のときに、
無人走行車をわざわざ基準ステーションに戻すことな
く、直接充電ステーションに移動させることができるの
で、移動の手間を省くことができる。とくに、基準ステ
ーションと最終ステーションが離れている場合に有効で
ある。
【0013】また、上記のように構成した請求項3に係
る発明においては、無人走行車が一連の搬送作業を終了
し、基準ステーションに戻った時点で、または無人走行
車が最後のステーションにて所定の処理を行った後に、
電圧低下バッテリー電圧が一定基準値以下か否かが判定
される。従って、無人走行車が所定の搬送作業中にバッ
テリー電圧低下により停止することがなく、一連の搬送
作業が中断されることがない等の上記請求項1及び請求
項2に係る発明と同様の効果を得ることができる。
【0014】また、上記のように構成した請求項4に係
る発明においては、バッテリー充電ステーションを、無
人走行車の通常運行区域から離れた誘導路位置に設けた
ことにより、誘導路に複数の無人走行車を運行させる場
合に、正常に走行する無人走行車の移動が充電される無
人走行車によって妨げられることがない。
【0015】また、上記のように構成した請求項5に係
る発明においては、無人走行車の運行制御装置により、
上記請求項1に記載の無人走行車のバッテリー電圧低下
の判定及び充電位置への移動を制御する方法を確実に実
施することができ、上記効果を得ることができる。
【0016】また、上記のように構成した請求項6に係
る発明においては、無人走行車の運行制御装置により、
上記請求項2に記載の無人走行車のバッテリー電圧低下
の判定及び充電位置への移動を制御する方法を確実に実
施することができ、上記効果を得ることができる。
【0017】また、上記のように構成した請求項7に係
る発明においては、無人走行車の運行制御装置により、
上記請求項3に記載の無人走行車のバッテリー電圧低下
の判定及び充電位置への移動を制御する方法を確実に実
施することができ、上記効果を得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は、同実施例に係る無人走行車を斜視図に
より概略的に示したものであり、図2及び図3は同無人
走行車を後述する搬送物搭載板を取り除いた状態の平面
図及び左側面図により示したものである。以下、無人走
行車を上から見た状態で左右を決め、これに従って無人
走行車の位置関係を説明する。無人走行車は、箱状の台
車10を設けており、台車10は水平に設けた搬送物搭
載板10aと、前後端に設けた前側板10b及び後側板
10cと、両側端に設けた右側板10d及び左側板10
eとを設けている。そして、搬送物搭載板10aの後側
には、制御ボックス10fが設けられている。台車10
内部には、後側仕切り板10gと前側仕切り板10hが
設けられており、両仕切り板10g,10hによって台
車10内は、3つの空間R1,R2,R3に分離されて
いる。
【0019】右側板10d及び左側板10eの前後中間
部分には、図2に示すように、回転軸11a,11bが
両側板を貫通して設けられており、両側板に設けたベア
リング10d1,10e1により回転自在に支持されて
いる。両回転軸11a,11bの外端には右駆動輪(R
W)12aと左駆動輪(LW)12bが固定されてお
り、回転軸11a,11bの内端にはプーリ13a,1
3bが固定されている。前側仕切り板10hの中央内側
には、図2に示すように、前側取付板14aが設けられ
ており、前側取付板14aには、右側直流モータ15a
が固定されている。右側直流モータ15aの回転軸15
a1は、右側板10dに設けたベアリング10d2に回
転自在に挿入されている。回転軸15a1の中間部分に
はプーリ16aが設けられている。そして、プーリ16
aと回転軸11aのプーリ13aには、ベルト17aが
巻装されており、右側直流モータ15aの回転力が右側
駆動輪12aに伝達されるようになっている。
【0020】後側仕切り板10gの中央内側には、図2
に示すように、後側取付板14bが設けられており、後
側取付板14bには、左側直流モータ15bが固定され
ている。左側直流モータ15bの回転軸15b1は、左
側板10eに設けたベアリング10e2に回転自在に挿
入されている。回転軸15b1の中間部分にはプーリ1
6bが設けられている。そして、プーリ16bと回転軸
11bのプーリ13bには、ベルト17bが巻装されて
おり、左側直流モータ15bの回転力が左側駆動輪12
bに伝達されるようになっている。なお、プーリ13
a,16a、13b,16b及びベルト17a,17b
の代わりにスプロケットとチェーンとの組合せを用いて
もよい。また、場合によっては、モータの回転軸と駆動
輪の軸とを直結させてもよい。
【0021】前側仕切り板10hの空間R1側の左右中
央には、図2,図3に示すように、軸22aを支持する
ブラケット21aが設けられている。軸22aには、回
動可能にリンク23aが設けられており、リンク23a
の先端には補助輪24aを支持するブラケット24a1
が設けられている。そして、ブラケット24a1の下端
と搬送物搭載板10aの間には、搬送物搭載時の衝撃吸
収のためのショックアブソーバ25aが設けられてい
る。後側仕切り板10gの空間R3側の左右中央には、
軸22bを支持するブラケット21bが設けられてい
る。軸22bには、回転可能にリンク23bが設けられ
ており、リンク23bの先端には補助輪24bを支持す
るブラケット24b1が設けられている。そして、ブラ
ケット24b1の下端と搬送物搭載板10bの間には、
搬送物搭載時の衝撃吸収のためのショックアブソーバ2
5bが設けられている。
【0022】そして、前側板10bの内側下端位置に
は、図1,図2に示すように、進行方向Fに向かって右
端から中央にかけて順に、前進用の分岐センサ31a
と、前進停止センサ32aと前進セクションセンサ33
aが設けられている。前進分岐センサ31aは、図4に
示すように、無人走行車の走行を誘導する磁気誘導帯M
I(以下、誘導帯MIと記す)の分岐する位置の直前に
設けられた磁気テープからなる前進分岐マークBM1 を
検出する磁気センサである。前進停止センサ32aは、
図5(a)に示すように、ステーションS1,S2にお
いて無人走行車が停止するする位置を示す磁気テープか
らなる停止マークTMを検出するセンサであり、前進分
岐センサ31aと同様磁気センサである。前進セクショ
ンセンサ33aは、図5(a)に示すように、無人走行
車が所定の作業を行う場所であるステーションS1,S
2のまとまりであるセクションの境界を示す磁気テープ
からなるセクションマークSMを検出するもので、前進
分岐センサ31a、前進停止センサ32aと同様の磁気
センサである。これらの前進分岐センサ31a、前進停
止センサ32a及び前進セクションセンサ33aは、無
人走行車の運行システムの実行に用いられるものであ
る。なお、図4(b)、図5(b)は、図4(a)、図
5(a)に示す工事図のコース設計図である。
【0023】無人走行車の後側板10cには、図2に示
すように、後進用の後進分岐センサ31b、後進停止セ
ンサ32b及び後進セクションセンサ33bが設けられ
ている。これら後進用のセンサは、上記前進用センサと
同様のものである。そして、後進停止センサ32b及び
後進セクションセンサ33bは、前進停止センサ32a
及び前進セクションセンサ33aと同一線上に配置さ
れ、床に貼り付けられた同一の停止マークTM及びセク
ションマークSMを検出するようになっている。しか
し、後進分岐センサ31bについては、図2に示すよう
に、前進用の分岐センサ31aより台車右側に近い位置
に配置され、図4(a)に示すように、前進分岐マーク
BM1より外側に設けられた後進分岐マークBM2を検出
するようになっている。
【0024】また、前側板10bの中央下端位置には、
前進ガイドセンサ34aが設けられており、後側板10
cの中央の内側下端位置には、後進ガイドセンサ34b
が設けられている。ガイドセンサ34a,34bは、1
6個(16ビット)の磁気センサを横一列に配置したも
のであり、無人走行車を誘導する為に床面に貼り付けら
れた誘導帯MIを検出し、制御回路との協同により、無
人走行車の通常の走行状態を検出する通常走行モード
と、右分岐合流走行状態を検出する右分岐合流モード
と、左分岐合流走行状態を検出する左分岐合流モード
と、直線分岐合流走行状態を検出する直線分岐合流モー
ドを制御するものである。
【0025】搬送物搭載板10aの後側の制御ボックス
10fには、図1に示すように、通信装置44の受信内
容等を表示する表示板36が設けられている。また、表
示板36の近傍位置には、走行ルート上に無人走行車が
位置するか否かの確認用の確認ランプ37が設けられて
いる。
【0026】ここで、本実施例に係る無人走行車の運行
システムのコース設計図について説明する。図6は、無
人走行車の走行コースの一例を示すもので、図示したル
ープが無人走行車の走行通路を示し、走行通路にはその
進行方向を示す走行矢印が示され、かつ四角で示す9カ
所の無人走行車を停止させるためのステーションSTが
配置されている(図6では、ステーションをSと記
す)。そして、ステーション1がホームベースH.Bと
定められる。また、ステーション8はバッテリー充電ス
テーションと定められる。ステーション9はスイッチバ
ック走行に用いられる仮想ステーションである。分岐点
は、図6に示す、B0の1カ所である。この分岐点は、
前進モード(前後進データ=1)で走行する場合に白丸
が、後進モード(前後進データ=2)で走行する場合に
黒丸が付けられる。ここで、前進モード(前後進データ
=1)の場合には、前進分岐センサ31aが図6の白丸
位置の前進分岐マークBM1 を検出し、後進モード(前
後進データ=2)の場合には、後進分岐センサ31bが
図6の黒丸位置の後進分岐マークBM2 を検出する。
【0027】また、ある分岐点から走行矢印に沿って次
の分岐点までの区間をブランチBRと定義する。本実施
例においては、走行矢印に沿ったループを1ブランチ、
B0からB1区間を2ブランチ、B0から走行矢印と逆
方向に沿ったループを3ブランチと定義する。セクショ
ンSEを、各ブランチBR内に設けたステーションのま
とまりとして定義し、図6において例えばステーション
1は、1つのセクションであり、これをステーション1
の前後に走行通路に直交する両端が白丸の線であるセク
ションマークを付けて示す。セクションSEは、任意の
分岐点から矢印方向に沿って最初のセクションマークか
ら次のセクションマークまでの区間を1のセクションと
し、次のセクションまでの区間を2のセクションとし、
以下順次矢印方向に進んで番号を付ける。すなわち、ブ
ランチ1ではステーション1(H.B)を含む部分はセ
クション1であり、ステーション2,3はセクション2
であり、ステーション4、5はセクション4であり、ス
テーション6はセクション5であり、ステーション7は
セクション6である。ブランチ2のバッテリー充電ステ
ーション8はセクション1である。ブランチ3のスイッ
チバックステーション9はセクション1である。ここ
で、図6にブランチとセクションを明示するために記号
を用いる。記号は、四角の上に三角を設けたもので、三
角部分にブランチを記し、四角部分にセクションを記入
するようにしたものである。
【0028】また、各ステーションSTには、図1及び
図5(図6では省略する)に示すように、停止マークT
Mが設けられているが、各セクションSE内の停止マー
クTMの順番を、走行矢印に沿って停止カウントTCと
して定義する。例えば、各ステーション2、3は、停止
カウントTC1、2に対応する。また、各ステーション
STにおいては、各々無人走行車の移載作業に応じて降
ろし、積み、停止のみ及び特殊停止のいずれかの処理が
行われる。図6に示すコース設計図においては、降ろし
処理は下向き矢印で示され、積処理は上向き矢印で示さ
れ、停止のみ及び特殊停止処理は矢印が付されない。ま
た、処理データは、各々降ろし処理の場合は1、積み処
理の場合は2、停止のみ処理の場合は3、特殊停止処理
の場合は5と記入されている。以上に示した、ステーシ
ョンSTと、ブランチBRと、セクションSEと、停止
カウントTCと処理との関係を、「地図データ1(ステ
ーションデータ)」として、下記表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】つぎに、上記「地図データ1」に基づい
て、無人走行車の走行コースを選択するための「地図デ
ータ2(分岐データ)」を規定する。まず、無人走行車
が現在位置するブランチである現在地ブランチ(以下、
現在地BR)と、無人走行車の行先である行先ブランチ
(以下、行先BRと記す)の組合わせを決める。この組
合せにおいて、走行矢印の所望の走行ルートに沿って現
在地BRと行先BRとの間の分岐点の数である分岐数が
求められる。前進走行では、行先ブランチまでの分岐点
の数を白丸印の合計で表し、後進走行では、行先ブラン
チまでの分岐点の数を黒丸印の合計で表す。また、現在
地BRと行先BRとの間の分岐点における走行制御モー
ド即ち直線分岐か左分岐か右分岐かを示す分岐処理デー
タが求められる。ここで、直線分岐は1、左分岐は2、
右分岐は3で表すものとする。さらに、現在地BRと行
先BRとの間に走行方向を決めるための前後進データが
求められる。ここで、前後進データが1の場合、前進走
行とし、前後進データが2の場合、後進走行とする。以
上に示した現在地BR、行先BR、分岐数、分岐処理デ
ータ及び前後進データの一部を「地図データ2」として
下記表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】そして、搬送物搭載板10aの後側の制御
ボックス10f内には、図3に示すように、無人走行車
の動作を制御する電気制御装置40が設けられている。
電気制御装置40は、図7に示すように、入出力ユニッ
トを持ち、演算処理を行う制御回路41を設けており、
図9〜図11に示すフローチャートに対応した通信制御
の「メインプログラム」、図12〜図15に示す「運行
制御ルーチン」を実行し続けると共に、図16〜図19
のフローチャートに対応した「手入力制御インターラプ
トプログラム」を割り込み実行するものである。また、
制御回路41には、上記表1に示す「地図データ1」及
び表2に示す「地図データ2」が記憶されている。
【0033】制御回路41の入力側には、上記前進分岐
センサ31a、後進分岐センサ31b、前進停止センサ
32a、後進停止センサ32b、前進セクションセンサ
33a、後進セクションセンサ33b、前進ガイドセン
サ34a及び後進ガイドセンサ34bが接続されてい
る。また、入力側には、光等のシリアルの通信装置44
が設られている。さらに、入力側には、スタートスイッ
チ35及び手入力によりステーションを指定することが
できるキーボードスイッチ38が接続されている。そし
て、ホームベースH.Bには、地上側通信制御装置45
が設けられると共に各ステーションにスイッチPB(図
6では、便宜上ステーション2、4、7にのみ示す)を
設け、スイッチPBと地上側通信制御装置45間をケー
ブルで接続した。地上側通信制御装置45は、スイッチ
PBが押されると、複数のステーションの行先信号を通
信装置44に送信する。本実施例では、FROM A TO B の
2つの行先信号、またはFROM A TO B,FROM C TO D の4
つの行先信号を通信装置44に送信する。ここで、A,B,
C,D は、任意のステーションを示す。
【0034】そして、制御回路41の入力側には、図8
(a)に示すような、バッテリー電圧低下検出回路50
が接続されている。バッテリー電圧低下検出回路50
は、入力端子a(+),b(−)にバッテリーBを接続
している。そして、+−リード線間に、抵抗R1と可変
抵抗VR1が接続されている。VR1の可変端子側のリ
ード線は、抵抗R2を介して後述する比較器52の−端
子側に接続されている。可変抵抗R1と可変抵抗VR2
につづいて+リード線には、5v基準電圧発生器51が
接続されている。5v基準電圧発生器51は、任意の入
力電圧に対し常に5v電圧を出力するものである。5v
基準電圧発生器51の入出力側には、コンデンサCが並
列に+−リード線間に接続されている。5v基準電圧発
生器51の出力側のリード線は、抵抗R2を介して比較
器52の+端子に接続されている。比較器52の出力側
と+端子間は抵抗Rfを介して接続されている。比較器
52の出力側は、抵抗R3を介してトランジスタ53の
ベース端子に接続されている。トランジスタ53は、エ
ミッタ接地されており、コレクタ端子にはバッテリー低
下表示用の発光ダイオード54が接続されている。そし
て、発光ダイオード54の他端側の出力端子cは、制御
回路41に接続されている。
【0035】バッテリー電圧低下検出回路50の調整
は、図8(b)に示すように、バッテリーBとバッテリ
ー電圧低下検出回路50との間に、電圧調整回路55を
接続し、テスタ56を用いて行われる。まず、新しいバ
ッテリーBの出力端子I1ーI2間電圧を、可変抵抗V
Rを調節することにより、テスタ56で測定しつつ低下
基準電圧VT にまで下げる。この状態で、バッテリー電
圧低下検出回路50の入力端子a,bを電圧調整回路5
5の出力端子I3−I4に接続し、次に可変抵抗VRを
調整して、比較器52の−端子入力を+端子入力より低
くする。これにより、比較器52の出力側がHiにな
り、トランジスタ53がオンになり、コレクタ電流が流
れて発光ダイオード54が点灯する。すなわち、バッテ
リーBが、低下基準電圧VT になったときに発光ダイオ
ード54が点灯するように調整される。この調整された
バッテリー電圧低下検出回路50の入力端子a,bに、
バッテリーBが接続される。
【0036】制御回路41の出力側には、上記表示板3
6及び確認ランプ37が接続されている。また、制御回
路41の出力側には、ディジタルアナログ変換器D/A
42a,42bが接続されており、制御回路41からの
駆動輪の回転速度を示すディジタル信号を+10〜−1
0Vの範囲のアナログ信号に変換して出力する。ディジ
タルアナログ変換器D/A42a,42bの出力側に
は、バッテリーBを含む駆動回路43a,43bが接続
されており、ディジタルアナログ変換器D/A42a,
42bからの+10V〜−10Vの範囲の電圧を直流モ
ータの駆動に必要な+24V〜−24Vの範囲の電圧に
増幅して右側直流モータ15a及び左側直流モータ15
bに出力する。また、ディジタルアナログ変換器D/A
42a,42bには、制御回路41からの後進出力のた
めの符号ビット入力線が接続されており、前進後進切り
替え時に出力信号を正負反転させるようになっている。
なお、上記無人走行車の左右の駆動輪の回転速度制御
は、安価な直流モータを用いてオープンループ式で行っ
ているが、サーボモータを用いてクローズループ方式で
行うこともできる。
【0037】以上のように構成した実施例の動作につい
て説明する。ホームベースH.Bに無人走行車が待機し
た状態で、「メインプログラム」の実行が、ステップ6
0にて開始される。ステップ61にてバッテリー充電ス
テーションST8のシリアルデータH3830がD89
に格納される。次に、ステップ62にて無人走行車がホ
ームベースH.Bに到着した指令が、通信装置44によ
って地上側通信制御装置45に出力される。
【0038】次に、制御回路41は、バッテリー低下信
号が入力されたか否かを判定する。現時点においては、
まだバッテリー容量は十分なので、ステップ63にて
「NO」との判定の基にプログラムはステップ64に移
行し、地上側通信制御装置45からの呼出通信データを
受信する準備を完了すると共にFROM TO カウント数D1
28を「0」にする。つづいて、通信装置44は、ステ
ップ65にて、地上側通信制御装置45から、4つの行
先STデータを受け取る。ここでは、FROM A TOB 入力
によるデータ入力が行われ、行先1としてST2が、行
先2としてST7が指定される。すなわちD80として
ST2が、D81としてST7が、D82及びD83と
してSTなし(H2020)が、通信装置44に入力さ
れる。
【0039】そして、ステップ66にてD83がH20
20であるためFROM TO が選択され、図10に示すステ
ップ67にてFROM TO 入力用内部リレーM701がオン
される。つぎに、ステップ68にて行先3データD82
にH.Bデータが入力され、さらにステップ69にてFR
OM TO カウントアップデータD140が「3」にされ
る。つぎに、ステップ70にて、FROM TO カウント数D
128=3か否かが判定される。現時点においてはD1
28=0であるので、ステップ70にて「NO」と判定
され、さらにステップ71にて「YES」と判定され
て、プログラムはステップ72に移行され、行先STデ
ータであるがD80(ST2)がD110に格納され
る。そして、図11に示すステップ73にて行先D11
0(シリアルデータ)が演算処理可能なデータD90に
変換される。
【0040】そして、ステップ74にて「地図データ
1」が参照され、ステップ75にてFROM TO カウント数
D128=0が選択される。ステップ76にて、無人走
行車のD128=0の内容であるH.Bから行先1(S
T2)が示される。つぎに、ステップ77にて「運行制
御ルーチン」が実行される。「運行制御ルーチン」は、
図12に示すステップ100にて開始され、ステップ1
01にて既に決定された行先ST2のステーションデー
タD90,ブランチデータD91(BR)、セクション
データD92(SE)、停止カウントデータD93(T
C)、処理データD94(処理)の各データが、行先ス
テーションデータD100、行先ブランチデータD10
1、行先セクションデータD102、行先停止データD
103、行先処理データD104に移される。そして、
ステップ102にて、制御回路41に記憶された「地図
データ2」が読み込まれ、ステップ103にてデータD
95に格納された現在地BRデータ=1及びデータD1
01に格納された行先BRデータ=1とから「地図デー
タ2」に基づいて、分岐数=1、分岐処理データ=1、
及び前後進データ=1がデータD97、データD98及
びデータD135に移される。
【0041】つぎに、ステップ104にてD135に格
納された前後進データの内容により前進モードか後進モ
ードかが判定される。ここでは前進モードなので、ステ
ップ105aにて前進モードが選択される。そして、ス
テップ106にて現在地BRD95と行先BRD101
が等しいか否かについて判定される。ここでは両者が等
しいので「YES」との判定の基にプログラムはステッ
プ107に移されて、現在地SE(D96)=1と行先
SE(D102)=2の大小が判定される。ここでは、
D96<D102なので、プログラムはステップ108
に移され、最終セクションカウント数D121が行先S
E−現在地SE=1に等しくされ、最終停止カウント数
D126が行先TC=1に等しくされる。そして、図1
4に示すステップ109にて、無人走行車の走行が開始
され、前進セクションセンサ33aによる床に貼り付け
られたセクションマークSMの検出が開始される。前進
セクションセンサ33aによる検出結果の和であるセク
ションカウント数D125が最終セクションカウント数
D121=1に等しくなると、ステップ110にて「Y
ES]との判定の基にプログラムはステップ111に移
され、無人走行車の走行速度が最低速度に切り替えられ
る。
【0042】つぎに、ステップ112にて前進停止セン
サ32aにより床に貼り付けられた停止マークTMの検
出が開始され、前進停止センサ32aによる検出結果の
和である停止カウント数D127が最終停止カウント数
D126=1に等しくなるまで、ステップ113の処理
が行われる。そして、無人走行車の移動により前進停止
センサ32aが最初の停止マークを検出し停止カウント
数D127=1になると、ステップ113にて「YE
S」との判定の基にプログラムはステップ114に移行
され、無人走行車は停止する。この結果、無人走行車
は、ST2に停止することができる。
【0043】つぎに、プログラムは、図15に示すステ
ップ115に移され、行先位置(ST2)が現在地に更
新される。すなわち、行先BRデータD101、行先S
EデータD102、行先TCデータD103、行先処理
データD104の各データが現在地BRデータD95、
現在地SEデータD96、現在地TCデータD123、
現在地処理データD124に移される。そして、プログ
ラムはステップ116に移され、無人走行車は行先ST
2停止時の処理をD104に従って実行する。ここで
は、D104=2であるから荷物の積みが行われる。そ
して、D104の処理が終了すると、ステップ117に
て「YES」との判定の基にプログラムはステップ11
8に移され、行先データD101,D102,D10
3,D104が全てクリアされる。そして、ステップ1
19にて無人走行車のST2に至る制御が終了し、「運
行制御ルーチン」は「メインプログラム」に戻される。
【0044】図11に示すステップ78にてFROM TO カ
ウント数D128が「1」だけプラスされ、プログラム
はステップ70に戻される。そして、D128=1に応
じて、ステップ70及び71にて「NO」との判定の基
に、プログラムはステップ79に移され、さらにステッ
プ79にて「YES」との判定の基にステップ80に移
される。そして、ステップ80にて行先STデータであ
るD81(ST7)がD110に格納され、ステップ7
3にて行先D110(シリアルデータ)が演算処理可能
なデータD90に変換される。そして、ステップ74に
て「地図データ1」が参照され、ステップ75にてFROM
TO カウント数D128=1が選択される。ステップ8
1にて、無人走行車のD128=1の内容である行先1
(ST2)から行先2(ST7)が示される。つぎに、
ステップ77にて「運行制御ルーチン」が実行される。
「運行制御ルーチン」は、図12に示すステップ100
にて開始され、行先1(ST2)から行先2(ST7)
への無人走行車の制御が行われる。この制御は、無人走
行車の上記H.BからST2への制御と同様に行われ
る。そして、無人走行車のST7における降ろし処理等
が終了し、ステップ119にて「運行制御ルーチン」が
終了して「メインプログラム」に戻される。
【0045】ステップ78にてFROM TO カウント数D1
28が「1」だけプラスされ、プログラムはステップ7
0に戻される。そして、D128=2に応じて、ステッ
プ70、ステップ71及びステップ79にて「NO」と
の判定の基に、プログラムはステップ82に移される。
ステップ82においては、無人走行車が最後の処理の終
了した後に、バッテリー電圧が低下基準電圧VT 以下か
否かが判定される。現時点においては、バッテリー容量
は十分なので、ステップ82にて「NO」との判定の基
にプログラムはステップ83に移される。そして、ステ
ップ83にて行先STデータであるD81(ST7)が
D110に格納され、ステップ73にて行先D110
(シリアルデータ)が演算処理可能なデータD90に変
換される。そして、ステップ74にて「地図データ1」
が参照され、ステップ75にてFROM TO カウント数D1
28=2が選択される。ステップ84にて、無人走行車
のD128=2の内容である行先2(ST7)から行先
3(H.B)が示される。つぎに、ステップ77にて
「運行制御ルーチン」が実行される。
【0046】「運行制御ルーチン」は、図12に示すス
テップ100にて開始され、行先2(ST7)から行先
3(H.B)への無人走行車の制御が行われる。この制
御は、無人走行車の上記H.BからST2への制御と同
様に行われる。そして、無人走行車がH.Bに停止して
D104処理等が終了すると、ステップ119にて「運
行制御ルーチン」が終了して「メインプログラム」に戻
される。ステップ78にてFROM TO カウント数D128
が「1」だけプラスされ、プログラムはステップ70に
戻されFROM TO 入力による無人走行車の走行制御を終了
する。そして、D128=3に応じて、ステップ70に
て「YES」との判定の基に、プログラムはステップ6
2に移され、無人走行車がH.Bに到着したことが通信
装置44から地上側通信制御装置45に出力される。
【0047】以上に説明したように、FROM TO 入力によ
り無人走行車の行先指定が行われ、無人走行車の運行制
御が繰り返し行われるうちに、無人走行車駆動用のバッ
テリー容量が不足するようになる。そして、無人走行車
がH.Bに到着したときに、バッテリー電圧がチェック
され、電圧が低下基準電圧VT 以下と検出されると、バ
ッテリー電圧低下検出回路50の比較器52の−端子側
がLoになり出力端子側がHiになる。その結果、トラ
ンジスタ53がオンしてコレクタ電流が流れ、発光ダイ
オード54が点灯する。そして、コレクタ電流の流れに
応じて、制御回路41はステップ63にて「YES」と
の判定の基にプログラムをステップ85に移し、呼出通
信データの受信を中止させると共にFROM TO カウント数
D128を「0」にする。つづいて、ステップ86にて
バッテリー充電ステーションデータD89が行先データ
D80〜D83に入力される。そして、ステップ70に
移されD128=0に応じて「NO」との判定され、さ
らにステップ71にて「YES」と判定されステップ7
2にて行先データD80がD110に移される。つぎ
に、ステップ73にてシリアルデータD110が演算処
理可能なデータD90に変換される。そして、ステップ
74にて地図データ1が参照され、ステップ75、76
にてD128=0が選択され、H.Bから行先1への表
示がなされる。つぎに、ステップ77にて「運行制御ル
ーチン」が実行される。
【0048】「運行制御ルーチン」は、上記のようにス
テップ100にて開始され、ステップ101にて既に決
定された行先ST8の各データが、行先データD100
〜D104に移される。そして、ステップ102にて、
制御回路41に記憶された「地図データ2」が読み込ま
れ、ステップ103にてデータD95に格納された現在
地BRデータ=1及びデータD101に格納された行先
BRデータ=2とから「地図データ2」に基づいて、分
岐数=1、分岐処理データ=2(左分岐)、及び前後進
データ=1がデータD97、データD98及びデータD
135に移される。
【0049】つぎに、ステップ104及びステップ10
5aにて前進モードが選択される。そして、現在地BR
D95と行先BRD101が等しいか否かについて判定
される。ここでは両者が等しくないので「NO」との判
定の基にプログラムはステップ120に移されて、最終
セクションカウント数D121が行先SE=1に等しく
され、最終停止カウント数D126が行先TC=1に等
しくされる。そして、ステップ121にて「地図データ
2」の分岐処理データに基づいて無人走行車の運行が開
始される。そして、分岐カウント数D120が分岐数=
1に等しくなるとステップ122にて「YES」との判
定の基に、プログラムはステップ109に移される。ス
テップ109にて、無人走行車の左分岐走行に伴って前
進セクションセンサ33aによる床に貼り付けられたセ
クションマークSMの検出が開始される。前進セクショ
ンセンサ33aによる検出結果の和であるセクションカ
ウント数D125が最終セクションカウント数D121
=1に等しくなると、ステップ110にて「YES]と
の判定の基にプログラムはステップ111に移され、無
人走行車の走行速度が上記のように最低速度に切り替え
られる。つぎに、ステップ112にて前進停止センサ3
2aにより床に貼り付けられた停止マークTMの検出が
開始される。そして、無人走行車の移動により前進停止
センサ32aが最初の停止マークを検出し停止カウント
数D127=1になると、ステップ113にて「YE
S」との判定の基にプログラムはステップ114に移行
され、無人走行車は停止する。この結果、無人走行車
は、バッテリー充電ステーションST8に停止すること
ができる。
【0050】つぎに、プログラムは、ステップ115に
移され、行先位置(ST8)が現在地に更新される。す
なわち、行先BRデータD101、行先SEデータD1
02、行先TCデータD103、行先処理データD10
4の各データが現在地BRデータD95、現在地SEデ
ータD96、現在地TCデータD123、現在地処理デ
ータD124に移される。そして、プログラムはステッ
プ116に移され、無人走行車は行先ST8停止時の停
止処理をD104に従って実行する。ここで、停止処理
データが特殊停止5となっているため、作業者がスター
トPBを押すまで充電ステーションS8で停止すること
になる。そして、作業者が無人走行車の電源を切り、電
圧低下バッテリを充電済みのバッテリと交換する。
【0051】つぎに、バッテリー交換後の処理につい
て、図16〜図19に示すフローチャートを用いて説明
する。制御回路41により「メインプログラム」の実行
が開始されるのに伴い、「手入力制御インターラプトプ
ログラム」の割り込み実行が、図16に示すステップ1
30にて開始される。そして、バッテリー充電ステーシ
ョンST8からH.Bへ無人走行車を戻すために、まず
作業者により現在地STとしてST8が、行先STとし
てST8がキーボードスイッチ38の操作により手入力
される。すると、図16のステップ130〜135に示
すように、現在地データとしてD21にST8が入力さ
れ、地図データ1を参照し、現在地BR(D95)と現
在地SE(D96)が決定される。また、図16、17
のステップ136〜139に示すように、行先STデー
タとしてD23にST8が入力され、「地図データ1」
を参照し、行先BR(D91)と行先SE(D92)が
決定される。つぎに、無人走行車がライン上に位置する
ことをランプ表示(ステップ140)により確認しスタ
ートスイッチ(ステップ141)を押すと、運行制御が
行われる(ステップ142)。これにより、無人走行車
のバッテリ充電ステーションでの停止が行われる。
【0052】つぎに、ステップ143にて行先ST(D
23)がバッテリー充電ステーションBTかH.B(D
106)かの選択が行われる。ここでは、バッテリー充
電ステーションBTなので、プログラムはステップ14
4に移されて、行先1(D80)に、仮想ステーション
を表すデータH3930が移され、行先2と行先3に
H.B(D85)が移される。さらに、FROM TO カウン
トアップデータD140に3個のデータを示すK3が移
される。そして、プログラムはステップ145に移され
る。FROM TO カウント数D128=0に応じて、ステッ
プ145にて「NO」、146にて「YES」と判定さ
れ、ステップ147にて行き先データD80がD110
に移される。さらに、ステップ148にてD110が演
算処理可能なデータD90に変換される。そして、ステ
ップ149にて地図データ1が参照され、ステップ15
0、151にてD128が選択された後に、ステップ1
52にて「運行制御ルーチン」が実行される。
【0053】「運行制御ルーチン」は、上記のようにス
テップ100にて開始され、ステップ101にて既に決
定された行先ST9の各データが、行先データD100
〜D104に移される。そして、ステップ102にて、
制御回路41に記憶された「地図データ2」が読み込ま
れ、ステップ103にてデータD95に格納された現在
地BRデータ=2及びデータD101に格納された行先
BRデータ=3とから「地図データ2」に基づいて、分
岐数=1、分岐処理データ=2(左分岐)、及び前後進
データ=2がデータD97、データD98及びデータD
135に移される。
【0054】つぎに、ステップ104及びステップ10
5bにて後進モードが選択される。そして、現在地BR
D95と行先BRD101が等しいか否かについて判定
される。ここでは両者が等しくないので「NO」との判
定の基にプログラムはステップ120に移されて、最終
セクションカウント数D121が行先SE=1に等しく
され、最終停止カウント数D126が行先TC=1に等
しくされる。そして、ステップ121にて「地図データ
2」の分岐処理データに基づいて無人走行車の運行が開
始される。そして、分岐カウント数D120が分岐数=
1に等しくなるとステップ122にて「YES」との判
定の基に、プログラムはステップ109に移される。ス
テップ109にて、無人走行車の後進走行に伴って後進
セクションセンサ33bによる床に貼り付けられたセク
ションマークSMの検出が開始される。後進セクション
センサ33bによる検出結果の和であるセクションカウ
ント数D125が最終セクションカウント数D121=
1に等しくなると、ステップ110にて「YES]との
判定の基にプログラムはステップ111に移され、無人
走行車の走行速度が上記のように最低速度に切り替えら
れる。つぎに、ステップ112にて後進停止センサ32
bにより床に貼り付けられた停止マークTMの検出が開
始される。そして、無人走行車の移動により後進停止セ
ンサ32bが最初の停止マークを検出し停止カウント数
D127=1になると、ステップ113にて「YES」
との判定の基にプログラムはステップ114に移行さ
れ、無人走行車は停止する。この結果、無人走行車は、
仮想ステーションST9に停止することができる。
【0055】つぎに、プログラムは、ステップ115に
移され、行先位置(ST9)が現在地に更新される。す
なわち、行先BRデータD101、行先SEデータD1
02、行先TCデータD103、行先処理データD10
4の各データが現在地BRデータD95、現在地SEデ
ータD96、現在地TCデータD123、現在地処理デ
ータD124に移される。そして、プログラムはステッ
プ116に移され、無人走行車は行先ST9停止時の停
止処理をD104に従って実行する。そして、D104
の処理が終了すると、ステップ117にて「YES」と
の判定の基にプログラムはステップ118に移され、行
先データD101,D102,D103,D104が全
てクリアされる。そして、ステップ119にて無人走行
車のST9に至る制御が終了し、「運行制御ルーチン」
は「手入力制御インターラプトプログラム」のステップ
153に戻される。
【0056】そして、ステップ153にてD128が
「1」だけプラスされ、D128=1に応じてステップ
145、146、154、155、148及び149を
経てステップ150、156にて行き先1(ST9)か
ら行き先2(H.B)が選択され、ステップ152にて
「運行制御ルーチン」の実行を開始する。すなわち、S
T9からST1(H.B)への運行制御が上記したよう
に実行される。さらに、ステップ153にてD128=
2とされ、これに応じて上記と同様の手順により行き先
2(H.B)からH.Bへの移動すなわち無人走行車の
停止処理が繰り返される。これにより、バッテリーが充
電された無人走行車をH.Bに移動させることができ
る。そして、ステップ153にてD128が「1」だけ
プラスされ、ステップ145にて「YES」との判定の
基にステップ159にてプログラムの実行を終了する。
以上に説明したように、バッテリ充電ステーションにお
けるバッテリ交換後は、手入力制御により無人走行車を
H.Bに戻すことにより、再び通信制御により無人走行
車の運行制御が行われる。
【0057】以上に示したように、無人走行車が一連の
搬送作業を終了し、基準ステーションに戻った時点でバ
ッテリー電圧がチェックされるので、無人走行車が所定
の搬送作業中にバッテリー低下により停止することがな
く、従って、一連の搬送作業が中断されることがない。
また、無人走行車が誘導路のランダムな位置で停止する
こともないので、バッテリーの充電のために一々充電設
備を移動させなければならない煩雑な手間を省くことが
できる。バッテリー電圧チェックの結果、バッテリー電
圧が一定基準値以下のときに、同無人走行車を誘導路内
のバッテリー充電ステーションST8に移動させるよう
にしたことのより、無人走行車のバッテリー充電の必要
性を作業者等に明示することができる。また、充電設備
を1箇所に設ければよいので設備の有効活用を図ること
ができる。さらに、上記実施例においては、バッテリー
充電ステーションを、無人走行車の通常運行区域から離
れた誘導路位置に設けたことにより、誘導路に複数の無
人走行車を運行させる場合に、正常に走行する無人走行
車の移動が充電される無人走行車によって妨げられるこ
とがない。
【0058】つぎに、無人走行車がH.Bに到着する前
にバッテリー電圧が低下した場合の処理について説明す
る。無人走行車が、上記したようにFROM TO 指定による
指定された最後のステーションにおける処理が終了する
と、ステップ78にてD128=2とされる。これに応
じて、ステップ70、71及び79にて「NO」との判
定の基に、プログラムはステップ82に移され、バッテ
リー電圧低下信号が出力されているか否かが判定され
る。ここでは、バッテリー電圧が低下基準電圧VT 以下
になっており、バッテリー電圧低下検出回路50からバ
ッテリー電圧低下信号が出力されている。制御回路41
は、これに応じてステップ82にて「YES」との判定
の基に、プログラムをステップ89に移行させて、バッ
テリーステーションデータD89を行先データD82に
入力する。そして、ステップ90にて、行先データD8
2が行先ステーションデータD110に移される。そし
て、ステップ73、74、75、84を経て、ステップ
77にて無人走行車を最終ステーションからバッテリー
充電ステーションに移動させる「運行制御ルーチン」の
処理が行われる。これにより、無人走行車は、H.Bに
停止することなく直ちにバッテリー充電ステーションに
移動する。そして、バッテリ充電後には、図16〜図1
9に示す処理が上記したように行われ、無人走行車が
H.B位置にまで戻される。
【0059】以上に示したように、無人走行車が一連の
搬送作業を最終指定ステーションにて終了した後、バッ
テリー電圧がチェックされるので、無人走行車が所定の
搬送作業中にバッテリー電圧低下により停止することが
なく、一連の搬送作業が中断されることがない等の上記
H.Bにおいてバッテリーチェックが行われる場合に得
られたと同様の効果を得ることができる。また、最終ス
テーションにおける搬送作業終了後にバッテリー電圧の
低下が判定されることにより、バッテリー電圧が一定基
準値以下のときに、無人走行車をわざわざ基準ステーシ
ョンH.Bに戻すことなく、直接充電ステーションに移
動させることができるので、移動の手間を省くことがで
きる。
【0060】なお、上記実施例においては、行先指令を
FROM TO 入力によって行う場合について説明している
が、代わりにFROM TO FROM TO の4つの行先信号を通信
装置44に送信するようにすることもできる。すなわ
ち、図9のステップ65にて、4つの行先STを指定す
ることにより、ステップ66にてFROM TO FROM TO 入力
が選択され、ステップ88にてFROM TO と同様にFROM T
O FROM TO 処理が行われ、H.Bまたは最終ステーショ
ンにて処理終了後にバッテリー電圧のチェックが行われ
る。なお、FROM TO FROM TO 処理については、上記FROM
TO 処理と同様に行われるものであり、その説明を省略
する。また、上記実施例においては、バッテリー電圧低
下の判定をH.Bと最終ステーションにおける処理が終
了した後のいずれかで行うことができるようになってい
るが、バッテリー電圧低下の判定がH.Bのみでまたは
最終ステーションにおける処理が終了した後のみで行わ
れるようにしてもよい。
【0061】なお、上記実施例においては、通信手段と
してシリアルデータを用いているが、パラレルデータを
用いるようにしてもよい。また、光信号に限らず無線信
号を用いてもよい。さらに、上記実施例においては、FR
OM TO 搬送を4つの行先データに限って説明したが、4
つに限る必要はない。また、上記実施例において説明し
た無人走行車の走行コースは一例であり、コース設計は
自由に行うことができ、任意のコースに対して本発明を
適用することができる。さらに、上記実施例において説
明した無人走行車の「運行制御ルーチン」として、S
T,BR,SE,TC,処理等のパラメータを定め、こ
れに基づいて、現在地BR、行先BR、分岐数、分岐処
理、前後進データの関係を定め、これら各データに基づ
いて無人走行車の走行制御を行っているが、その他の形
式の公知の運行制御ルーチンを用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る無人走行車を概略的に
示す斜視図である。
【図2】同無人走行車を概略的に示す斜視図である。
【図3】同無人走行車を概略的に示す側面図である。
【図4】同無人走行車の分岐合流を説明する工事図及び
設計図である。
【図5】同無人走行車の停止センサと停止マーク及びセ
クションセンサとセクションマークとの関係を示す工事
図及び設計図である。
【図6】第1実施例に係る無人走行車の走行経路におけ
るステーション、分岐点、ブランチ、セクション、処理
を説明するコース設計図である。
【図7】同無人走行車の電気制御装置の構成を示す回路
図である。
【図8】同無人走行車のバッテリー電圧の低下を検出す
るバッテリー電圧低下検出回路の回路図である。
【図9】図7に示す制御回路により実行される「メイン
プログラム」のフローチャートの一部である。
【図10】図7に示す制御回路により実行される「メイ
ンプログラム」のフローチャートの一部である。
【図11】図7に示す制御回路により実行される「メイ
ンプログラム」のフローチャートの一部である。
【図12】図7に示す制御回路により実行される「運行
制御ルーチン」のフローチャートの一部である。
【図13】図7に示す制御回路により実行される「運行
制御ルーチン」のフローチャートの一部である。
【図14】図7に示す制御回路により実行される「運行
制御ルーチン」のフローチャートの一部である。
【図15】図7に示す制御回路により実行される「運行
制御ルーチン」のフローチャートの一部である。
【図16】図7に示す制御回路により実行される「手入
力制御インターラプトプログラム」のフローチャートの
一部である。
【図17】図7に示す制御回路により実行される「手入
力制御インターラプトプログラム」のフローチャートの
一部である。
【図18】図7に示す制御回路により実行される「手入
力制御インターラプトプログラム」のフローチャートの
一部である。
【図19】図7に示す制御回路により実行される「手入
力制御インターラプトプログラム」のフローチャートの
一部である。
【符号の説明】
10…台車、12a…右駆動輪、12b…左駆動輪、3
1a…前進分岐センサ、31b…後進分岐センサ、32
a…前進停止センサ、32b…後進停止センサ、33a
…前進セクションセンサ、33b…後進セクションセン
サ、34a…前進ガイドセンサ、34b…後進ガイドセ
ンサ、35…スタートスイッチ、40…電気制御装置、
41…制御回路、44…通信装置、45…地上側通信制
御装置、50…バッテリー電圧低下検出回路、51…5
v基準電圧発生器、52…比較器、53…トランジス
タ、54…発光ダイオード、MI…磁気誘導帯、BM1
…分岐マーク、BM2…後進分岐マーク、TM…停止マ
ーク、SM…セクションマーク。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の地域内に計画され複数のステーシ
    ョンが配列された誘導路を走行し、外部の通信手段によ
    り指定されたステーションに順次停止して所定の作業を
    行うバッテリー駆動式の無人走行車の運行を制御する運
    行制御方法であって、 前記無人走行車の走行開始位置及び走行終了位置である
    基準ステーションに同無人走行車が到着したときに、同
    無人走行車のバッテリー電圧を同無人走行車に設けた電
    圧検出手段により測定し、同バッテリー電圧が一定基準
    値以下のときに、同無人走行車を誘導路内のバッテリー
    充電ステーションに移動させるようにしたことを特徴と
    する無人走行車の運行制御方法。
  2. 【請求項2】 所定の地域内に計画され複数のステーシ
    ョンが配列された誘導路を走行し、外部の通信手段によ
    り指定されたステーションに順次停止して所定の作業を
    行うバッテリー駆動式の無人走行車の運行を制御する運
    行制御方法であって、 前記無人走行車が前記指定された最後のステーションに
    て前記作業を行った後に、同無人走行車のバッテリー電
    圧を同無人走行車に設けた電圧検出手段により測定し、
    同バッテリー電圧が一定基準値以下のときに、同無人走
    行車を誘導路内のバッテリー充電ステーションに移動さ
    せるようにしたことを特徴とする無人走行車の運行制御
    方法。
  3. 【請求項3】 所定の地域内に計画され複数のステーシ
    ョンが配列された誘導路を走行し、外部の通信手段によ
    り指定されたステーションに順次停止して所定の作業を
    行うバッテリー駆動式の無人走行車の運行を制御する運
    行制御方法であって、 前記無人走行車の走行開始位置及び走行終了位置である
    基準ステーションに同無人走行車が到着したときに、ま
    たは同無人走行車が前記指定された最後のステーション
    にて前記作業を行った後に、同無人走行車のバッテリー
    電圧を同無人走行車に設けた電圧検出手段により測定
    し、同バッテリー電圧が一定基準値以下のときに、同無
    人走行車を誘導路内のバッテリー充電ステーションに移
    動させるようにしたことを特徴とする無人走行車の運行
    制御方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の無人走行車の運行制御方法において、 前記バッテリー充電ステーションを、無人走行車の通常
    運行区域から離れた誘導路位置に設けたことを特徴とす
    る無人走行車の運行制御方法。
  5. 【請求項5】 所定の地域内に計画され複数のステーシ
    ョンが配列された誘導路を走行し、外部の通信手段によ
    り指定された複数のステーションに順次停止して所定の
    作業を行うバッテリー駆動式の無人走行車の運行を制御
    する無人走行車の運行制御装置において、 前記無人走行車の走行開始位置及び走行終了位置である
    基準ステーションに同無人走行車が到着したときに、同
    無人走行車のバッテリー電圧を測定し、同バッテリー電
    圧が一定基準値以下のときに電圧低下信号を出力する電
    圧低下判定手段と、 同電圧低下信号に応じて、同無人走行車を誘導路内のバ
    ッテリー充電ステーションに移動させる充電移動制御手
    段とを設けたことを特徴とする無人走行車の運行制御装
    置。
  6. 【請求項6】 所定の地域内に計画され複数のステーシ
    ョンが配列された誘導路を走行し、外部の通信手段によ
    り指定された複数のステーションに順次停止して所定の
    作業を行うバッテリー駆動式の無人走行車の運行を制御
    する無人走行車の運行制御装置において、 前記無人走行車が前記指定された最後のステーションに
    て前記作業を行った後に、同無人走行車のバッテリー電
    圧を測定し、同バッテリー電圧が一定基準値以下のとき
    に電圧低下信号を出力する電圧低下判定手段と、 同電圧低下信号に応じて、無人走行車を誘導路内のバッ
    テリー充電ステーションに移動させる充電移動制御手段
    とを設けたことを特徴とする無人走行車の運行制御装
    置。
  7. 【請求項7】 所定の地域内に計画され複数のステーシ
    ョンが配列された誘導路を走行し、外部の通信手段によ
    り指定された複数のステーションに順次停止して所定の
    作業を行うバッテリー駆動式の無人走行車の運行を制御
    する無人走行車の運行制御装置において、 前記無人走行車の走行開始位置及び走行終了位置である
    基準ステーションに同無人走行車が到着したときに、ま
    たは同無人走行車が前記指定された最後のステーション
    にて前記作業を行った後に、同無人走行車のバッテリー
    電圧を測定し、同バッテリー電圧が一定基準値以下のと
    きに電圧低下信号を出力する電圧低下判定手段と、 同電圧低下信号に応じて、同無人走行車を誘導路内のバ
    ッテリー充電ステーションに移動させる充電移動制御手
    段とを設けたことを特徴とする無人走行車の運行制御装
    置。
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