JPH11240608A - 無人搬送車の走行経路における搬送装置 - Google Patents

無人搬送車の走行経路における搬送装置

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JPH11240608A
JPH11240608A JP10043758A JP4375898A JPH11240608A JP H11240608 A JPH11240608 A JP H11240608A JP 10043758 A JP10043758 A JP 10043758A JP 4375898 A JP4375898 A JP 4375898A JP H11240608 A JPH11240608 A JP H11240608A
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automatic guided
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conveyor device
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正久 堀江
Hisao Kamiyama
久男 神山
Masaaki Mori
昌昭 森
Masahiro Fukazawa
雅弘 深澤
Toshio Nakajima
登志雄 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立ライン等の作業ラインにおいて無人搬送
車を作業台として使用可能にすること。 【解決手段】 複数の無人搬送車10が走行する所定の
走行経路の途中に、前記無人搬送車10を等間隔で搬送
させて、該無人搬送車を作業者に所定の作業を行わせる
ための作業台として使用可能なコンベアシステム31を
設けるようにして、無人搬送車10にて部品等の搬送を
行いつつ、最終組立工程30において、無人搬送車10
を作業台として作業者による組み立て作業を行うことが
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無人搬送車用の作
業ラインの構造に関し、特に、無人搬送車を作業台とし
て使用するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、製品の生産工場等において、部品
の搬送等を、蓄電池を駆動源として、電動モータで走行
する無人搬送車(Automated Guided Vehicles ;AG
V)で行う搬送方式が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなAGVシス
テムにおいては、部品の搬送をAGVで行うが、組立ラ
インにおいては、その組立工程において、AGVから搬
送された部品を無人搬送車から降ろし、コンベア等に乗
せる必要がある。即ち、従来のAGVシステムは、無人
搬送車の搬送ラインは設けられているが、組立ラインに
おいて無人搬送車を作業台として、作業者に所定の作業
を行わせるための構成部分はない。
【0004】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、組立ライン等の作業ラインにおいて無人搬送
車を作業台として使用可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、搭載された蓄電池から走行用電動モータを駆
動することによって、複数の無人搬送車が走行する所定
の走行経路の途中に、前記無人搬送車を等間隔で搬送さ
せて、該無人搬送車を作業者に所定の作業を行わせるた
めの作業台として使用可能なコンベアシステムを設けた
ことを特徴とする。
【0006】請求項2に係る発明は、前記コンベアシス
テムは、床面に埋設された駆動チェーンと、無人搬送車
のトウピンが嵌合する嵌合部であって、前記駆動チェー
ンに沿って等間隔で設けられて該駆動チェーンと共に移
動する複数の嵌合部を備えたコンベア装置を含んで構成
されたことを特徴とする。
【0007】請求項3に係る発明は、前記コンベアシス
テムは、コンベア装置入口において、コンベア装置と無
人搬送車の動きを同期化して無人搬送車をコンベア装置
に向かわせるアプローチ進入制御機能を備えたことを特
徴とする。請求項4に係る発明は、前記コンベアシステ
ムは、コンベア装置入口において、無人搬送車を歯抜け
防止のために一時停止させる制御機能を備えたことを特
徴とする。
【0008】請求項5に係る発明は、前記コンベアシス
テムは、コンベア装置入口において、無人搬送車からの
トウピン出し位置を制御する制御機能を備えたことを特
徴とする。請求項6に係る発明は、前記コンベアシステ
ムは、コンベア装置出口において、コンベア装置からの
トウピン抜き位置を制御する機能を備えたことを特徴と
する。
【0009】請求項7に係る発明は、前記コンベアシス
テムは、コンベア装置出口において、無人搬送車をトウ
ピン抜き忘れ防止のために一時停止させる制御機能を備
えたことを特徴とする。請求項8に係る発明は、前記コ
ンベアシステムは、コンベア装置出口において、無人搬
送車の衝突防止のためのフルワーク状態を検出して無人
搬送車を停止させる制御機能を備えたことを特徴とす
る。
【0010】かかる本発明の作用について説明する。請
求項1に係る発明において、無人搬送車にて例えば部品
の搬送を行いつつ、例えば組立工程において、無人搬送
車を作業台として作業者による組み立て作業が行われ
る。請求項2に係る発明において、コンベア装置によっ
て無人搬送車が搬送される。
【0011】請求項3〜5に係る発明において、コンベ
ア装置入口においては、例えば、コンベア装置同期化ア
プローチ進入指令が出力され、その後段にて歯抜け防止
検出(一時停止)が行われ、その後段にてトウピン出し
位置指令が出力されるため、無人搬送車が円滑にコンベ
ア装置に乗り移り制御される。請求項6〜8に係る発明
において、コンベア装置出口においては、例えばトウピ
ン抜き位置指令が出力され、その後段にてトウピン抜き
忘れ防止検出(一時停止)が行われ、その後段にて、無
人搬送車の衝突防止のためのフルワーク検出停止制御が
実行されるため、無人搬送車が円滑にコンベア装置から
乗り移り制御され、衝突防止によって安全性の向上も図
られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1は、無人搬送車を複数台(例え
ば28台)使用して構成したエンジン組み立てラインの
レイアウトの一例を示している。このエンジン組み立て
ラインと、無人搬送車10と、MRG1工程20と、M
RG2工程22と、TOP1工程24と、TOP2工程
26と、TOP3工程28と、最終組立工程30と、E
NG降ろし工程34と、充電工程40と、から構成され
る。
【0013】無人搬送車10は、図2に示すように、無
線による各種制御指令を受信する無線受信機11と、受
信した各種制御指令に従って図示しない走行用電動モー
タの駆動制御を行うコントロールユニット12と、図示
しないバッテリ(蓄電池)の端子間電圧Vを検出する電
圧センサ13(充電状態検出手段)と、検出されたバッ
テリの端子間電圧Vを光通信により外部に送信する光通
信送信機14と、図示しないトウピン昇降機構と、を含
んで構成される。
【0014】前記コントロールユニット12は、少なく
とも中央処理装置(CPU)とメモリとを備え、メモリ
上のプログラムに従って無人搬送車10の各種制御を行
う。そして、無人搬送車10は、エンジン及びその構成
部品を各工程に搬送すると共に、最終組立工程30にお
ける作業台として機能する。MRG1工程20と、MR
G2工程22と、TOP1工程24と、TOP2工程2
6と、TOP3工程28では、エンジン或いは構成部品
を無人搬送車10から別工程(図示せず)に降ろした
り、或いは、別工程で組み立てられエンジンを無人搬送
車10に積み込む。
【0015】最終組立工程30では、コンベアシステム
31により無人搬送車10を等間隔で走行させ、無人搬
送車10を作業台として、作業者に最終的なエンジンの
組み立てを行わせる。コンベアシステム31は、図4に
示すように、床面に埋設された駆動チェーン80と、無
人搬送車10のトウピン81(図3参照)が嵌合する嵌
合部としてのチェーンドック82であって、前記駆動チ
ェーン80に沿って等間隔で設けられて該駆動チェーン
80と共に移動する複数のチェーンドック82を備えた
コンベア装置(例えば、低床型チェーンドック付きドー
リーコンベア装置)を含んで構成される。
【0016】無人搬送車10を走行させる機構は、コン
ベアシステム31の入口において、無人搬送車10から
所定のタイミングでトウピン81を突出させ、コンベア
装置のチェーンドック82にトウピン81を嵌合させ
る。そして、駆動チェーン80と共に移動するトウピン
81により、無人搬送車10を走行させる。
【0017】無人搬送車10がコンベアシステム31の
出口まて走行すると、所定のタイミングでトウピン81
を収納し、無人搬送車10は自力で走行を開始する。
尚、かかるコンベアシステム31の詳細については後述
する。ENG降ろし工程34では、組み上がったエンジ
ンを無人搬送車10から降ろし、他の工程、例えば、オ
ーバヘッドコンベア等によりエンジンをエンジン搭載工
程に搬送する。
【0018】そして、工場の床面には、MRG1工程2
0と、MRG2工程22と、TOP1工程24と、TO
P2工程26と、TOP3工程28と、最終組立工程3
0と、ENG降ろし工程34とを結ぶように、無人搬送
車10の主走行経路となる主誘導路50がループ状に埋
設されている。又、この主走行経路となる主誘導路50
から分岐した後再び合流する分岐走行経路として複数の
分岐誘導路50Aが埋設されている。
【0019】誘導路50、50Aとしては、電磁誘導方
式で使用される誘導線、光学誘導方式で使用される路線
テープ、或いは、磁気テープ誘導方式で使用される発磁
体等がある。本実施形態では、油等で床面が汚れ、ま
た、重量物が搬送されること等を考慮して、磁気テープ
誘導方式が採用されている。又、充電工程40では、無
人搬送車10のバッテリの充電が行われる。
【0020】この充電工程40では、ループ状の主誘導
路50を走行することで消費した電力を予め定めた短時
間で補充する周回充電ステーション41と、所定の時間
をかけて消費した電力を補充するリリーフ充電ステーシ
ョン42〜46と、を含んで構成される。周回充電ステ
ーション41は、主誘導路50に対して唯一設けられ、
比較的短時間(例えば、1分間)で急速充電を行う。
【0021】又、リリーフ充電ステーション42〜46
は、上記したように誘導路50を分岐することで形成し
た分岐誘導路50Aに夫々設けられ、比較的長時間(例
えば、1時間)で急速充電を行う。周回充電ステーショ
ン41には、周回充電器41aが、リリーフ充電ステー
ション42〜46には、第1〜第5充電器42a〜46
aが夫々設置されている。
【0022】尚、周回充電ステーション41で充電を行
うか、或いは、リリーフ充電ステーション42〜46で
充電を行うかは、例えば、無人搬送車10のバッテリの
端子間電圧Vにより、端子間電圧Vが所定値V1以上で
あれば、周回充電ステーション41で充電を行い、端子
間電圧Vが所定値V1未満であれば、リリーフ充電ステ
ーション42〜46で充電を行うように、無人搬送車1
0の運行を制御する(自動充電ピットイン制御)。
【0023】これについては後に詳述する。以上説明し
た構成に加え、MRG1工程20と、MRG2工程22
と、TOP1工程24と、TOP2工程26と、TOP
3工程28と、最終組立工程30と、ENG降ろし工程
34と、充電工程40とには、各工程における制御を行
う制御装置としての制御盤21,23,25,27,2
9,32,35及び48が夫々備えられている。
【0024】各制御盤は、マイクロコンピュータを内蔵
したコントロールユニットと、各工程の起動等を行う操
作部と、から構成される。更に、無人搬送車10の運行
制御等を集中して行う集中制御盤60(集中制御装置)
が備えられている。集中制御盤60は、無人搬送車10
に無線により各種制御指令を発信する無線発信機61
と、マイクロコンピュータを内蔵したコントロールユニ
ット62と、無人搬送車10の稼動状態等を表示するモ
ニタ63とから構成される。
【0025】そして、各工程を制御する制御盤21等と
集中制御盤60とは、PCリンク70を介して接続さ
れ、相互にデータを交換できるようになっている。最終
組立工程30、ENG降ろし工程34及び充電工程40
の各充電器には、無人搬送車10から送信されたバッテ
リの端子間電圧Vを受信する光通信受信機72が夫々設
けられている。そして、無人搬送車10から送信された
端子間電圧Vは、光通信受信機72により受信され、P
Cリンク70を介して集中制御盤60に伝達される。
【0026】前記制御盤35には、上記したように、前
記無人搬送車10から送信されたバッテリの端子間電圧
Vに基づいて、前記周回充電ステーション41で充電を
行うか、或いは、リリーフ充電ステーション42〜46
で充電を行うかを判定する判定手段と、該判定手段によ
る判定結果に基づいて、無人搬送車10に対してビット
インすべき充電ステーションに向かっての走行を指令す
る走行指令手段と、が備えられている。
【0027】又、中央制御盤60には、リリーフ充電ス
テーション42〜46での蓄電池への充電時間が所定時
間(例えば1時間)経過後の第1の条件と、蓄電池への
充電電流値が所定値まで低下した(例えば、50Aから
10Aに低下)第2の条件のうちいずれか一方が満足さ
れたときに、充電が完了したとして、無人搬送車10の
リリーフ充電ステーション42〜46からの発進を指令
する発進指令手段を備えている。
【0028】次に、前記コンベアシステムの詳細につい
て説明する。先ず、無人搬送車10側のトウピン81の
構造について、図3を参照して説明する。各無人搬送車
10の底部には、鉛直方向に進退スライド動作可能なト
ウピン81と、該トウピン81の進退動作を行う駆動装
置とが設けられている。
【0029】前記駆動装置は、モータシリンダ装置83
からなり、該モータシリンダ装置83の上方に伸びる駆
動ロッド84の先端部には、連結部材85を介してトウ
ピン81の上端部が連結されている。トウピン81は筒
状のガイド部材86の内側にスライド自由に配設されて
おり、前記駆動ロッド84の上下動作によって上下動、
即ち、無人搬送車10底部側に収納される位置Aと、該
底部から下方に突出する位置Bとに、進退動作される。
【0030】又、トウピン81の上部側の周面に対向す
る上下2位置には、前記連結部材85を位置を検出する
ことにより、トウピン81の位置を検出する2つの近接
スイッチ87,88が設けられており、上側の近接スイ
ッチ87によって、トウピン81の収納状態を検出し、
下側の近接スイッチ88によって、トウピン81の突出
状態を検出するようになっている。
【0031】次に、コンベア装置の構造について、図4
を参照して説明する。前記駆動チェーン80は、直線的
に伸びる最終組立工程30において、細長いループ状に
配設されており、駆動チェーン80の所定間隔毎の各チ
ェーン部80Aの側面に、前記チェーンドック82が固
定取付されている。チェーンドック82は、主ドック8
2Aと補助ドック82Bとが隣接して設けられた構成で
ある。
【0032】又、チェーンドック82は、一対の支持部
82aと、各支持部82aから夫々互いに近寄る方向に
所定角度をもって傾斜して側方に伸びる一対の係合爪部
82bとから構成され、この一対の係合爪部82b間に
トウピン81の先端部が嵌合される。次に、無人搬送車
10のコンベア装置入口と出口での乗り移りの制御方法
について説明する。
【0033】コンベア装置入口においては、コンベア装
置同期化アプローチ進入指令が出力され、その後段にて
歯抜け防止検出(一時停止)が行われ、その後段にてト
ウピン出し位置指令が出力される。コンベア装置出口に
おいては、トウピン抜き位置指令が出力され、その後段
にてトウピン抜き忘れ防止検出(一時停止)が行われ、
その後段にて、無人搬送車の衝突防止のためのフルワー
ク検出停止制御が実行される。
【0034】かかる制御を図5及び図6に基づいて説明
する。先ず、図5に基づいて、コンベア装置入口での乗
り移り制御について説明する。TOP3工程28の位置
をA番地、その後段をB番地、その後段をC番地とす
る。
【0035】(1)TOP3工程28(A番地)より無
人搬送車10の再起動(無人搬送車A番地到着、TOP
3工程28での作業完了、入口1 OTR(光通信装
置)同期OFF) (2)B番地より無人搬送車10の再起動(無人搬送車
B番地到着、前方在席LS(リミットスイッチ)ON、
入口2 OTR同期OFF) (3)C番地より無人搬送車10の再起動(C番地での
無人搬送車のトウピン下降、無人搬送車C番地到着、ト
ウピン下降タイミングLS(リミットスイッチ)ON) 尚、コンベア装置の入口2のOTR位置に無人搬送車1
0が到着し、トウピンを下降して前進中に前方在席LS
がONした時点で後方(入口1、入口2のOTR位置)
に無人搬送車がないとき、コンベア装置が一時停止さ
れ、その後、入口2のOTR位置に無人搬送車10が到
着すると、コンベア装置が再起動される。
【0036】即ち、無人搬送車10が到着してトウピン
を下降して前進中に後方に無人搬送車10がないとき、
コンベア装置が一時停止されることによって、無人搬送
車10の間隔が拡がらないようにして、無人搬送車の歯
抜けが防止されるようになっている。次に、図6に基づ
いて、コンベア装置出口での乗り移り制御について説明
する。
【0037】コンベア装置出口位置をD番地、その後段
をE番地、その後段をF番地とする。 (1)D番地に無人搬送車10が到着(トウピン上昇、
運転準備入り、自動起動、自力走行開始) (2)E番地に無人搬送車10が到着 a.E番地を読み取って無人搬送車10からコンベア装
置側に到着確認信号を送る。
【0038】b.コンベア装置側で到着確認信号を受
け、無人搬送車10に「無人搬送車外部起動信号(運転
準備指令、トウピン上昇指令、自動起動指令)」を送
る。 c.無人搬送車10からコンベア装置側に「無人搬送車
作業完了信号(運転準備入り、トウピン上昇端、自動起
動中)」を送る。 d.コンベア装置側で「無人搬送車作業完了信号」を受
け、無人搬送車再起動指令を送る。
【0039】e.無人搬送車10再起動 尚、上記の信号の受け渡しは、出口OTRで実行され
る。以上の制御により、部品等を乗せた無人搬送車10
は、最終組立工程30において、コンベアシステム31
のコンベア装置の入口にて待機し、進入指令に基づいて
前進し、トウピン出し位置で一時停止される。そして、
トウピン出し指令にてトウピンが出た状態で待機し、こ
のトウピンに嵌合したチェーンドックの移動により無人
搬送車10が引っ張られてその搬送が開始され、コンベ
ア装置の出口まで引っ張られた後、トウピン抜き位置で
の指令で、トウピンがチェーンドックから抜けた後、無
人搬送車10は自走していく。
【0040】以上のように、複数の無人搬送車10が走
行する所定の走行経路の途中に、前記無人搬送車10を
等間隔で搬送させて、該無人搬送車を作業者に所定の作
業を行わせるための作業台として使用可能なコンベアシ
ステム31を設けるようにした結果、無人搬送車10に
て部品等の搬送を行いつつ、最終組立工程30におい
て、無人搬送車10を作業台として作業者による組み立
て作業を行うことができ、従来のように、無人搬送車か
ら搬送された部品等を無人搬送車から降ろし、コンベア
等に乗せ換える必要がなく、システムの運行を円滑に進
められ、生産性を向上できる。
【0041】又、かかる構成によると、コンベア装置入
口においては、コンベア装置同期化アプローチ進入指令
が出力され、その後段にて歯抜け防止検出(一時停止)
が行われ、その後段にてトウピン出し位置指令が出力さ
れるため、無人搬送車を円滑にコンベア装置に乗り移り
制御でき、特に、無人搬送車10が到着してトウピンを
下降して前進中に後方に無人搬送車10がないとき、コ
ンベア装置が一時停止されることによって、無人搬送車
10の間隔が拡がらないようにして、無人搬送車10の
歯抜けを防止した結果、組立工程での無人搬送車の流れ
をスムーズにすることができ、組立の流れを円滑化でき
る。
【0042】更に、コンベア装置出口においては、トウ
ピン抜き位置指令が出力され、その後段にてトウピン抜
き忘れ防止検出(一時停止)が行われ、その後段にて、
無人搬送車10の衝突防止のためのフルワーク検出停止
制御が実行されるため、無人搬送車10を円滑にコンベ
ア装置から乗り移り制御できると共に、衝突防止によっ
て安全性の向上を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、複数の無人搬送車が走行する所定の走行経
路の途中に、前記無人搬送車を等間隔で搬送させて、該
無人搬送車を作業者に所定の作業を行わせるための作業
台として使用可能なコンベアシステムを設けるようにし
た結果、無人搬送車にて部品等の搬送を行いつつ、例え
ば組立工程等において、無人搬送車を作業台として作業
者による組み立て作業を行うことができ、従来のよう
に、無人搬送車から搬送された部品等を無人搬送車から
降ろし、コンベア等に乗せ換える必要がなく、システム
の運行を円滑に進められ、生産性を向上できる。
【0044】請求項2に係る発明によれば、コンベアシ
ステムを、駆動チェーンと、無人搬送車のトウピンが嵌
合する嵌合部を備えたコンベア装置を含んで構成したか
ら、無人搬送車の搬送を簡単な構造で確実に行うことが
できる。請求項3〜5に係る発明によれば、コンベア装
置入口においては、例えば、コンベア装置同期化アプロ
ーチ進入指令が出力され、その後段にて歯抜け防止検出
(一時停止)が行われ、その後段にてトウピン出し位置
指令が出力されるため、無人搬送車を円滑にコンベア装
置に乗り移り制御できる。
【0045】請求項6〜8に係る発明において、コンベ
ア装置出口においては、例えばトウピン抜き位置指令が
出力され、その後段にてトウピン抜き忘れ防止検出(一
時停止)が行われ、その後段にて、無人搬送車の衝突防
止のためのフルワーク検出停止制御が実行されるため、
無人搬送車を円滑にコンベア装置から乗り移り制御で
き、衝突防止によって安全性の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る無人搬送車の制御システムの一
実施形態を説明するエンジン組み立てラインのレイアウ
トの一例を示す図
【図2】 同上のシステムの一実施形態を示す構成図
【図3】 無人搬送車側のトウピンの構造を説明する正
面図
【図4】 コンベア装置の構造を説明する平面図
【図5】 コンベア装置入口での乗り移り制御を説明す
る図
【図6】 コンベア装置出口での乗り移り制御を説明す
る図
【符号の説明】
10 無人搬送車 13 電動モータ 14 蓄電池 15 コントロールユニット 21,23,25,27,29,32,35及び48
制御盤 31 コンベアシステム 80 駆動チェーン 81 トウピン 82 チェーンドック 83 モータシリンダ装置 60 集中制御盤(集中制御装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65G 47/52 101 B65G 47/52 101A (72)発明者 深澤 雅弘 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内 (72)発明者 中島 登志雄 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搭載された蓄電池から走行用電動モータを
    駆動することによって、複数の無人搬送車が走行する所
    定の走行経路の途中に、前記無人搬送車を等間隔で搬送
    させて、該無人搬送車を作業者に所定の作業を行わせる
    ための作業台として使用可能なコンベアシステムを設け
    たことを特徴とする無人搬送車の走行経路における搬送
    装置。
  2. 【請求項2】前記コンベアシステムは、床面に埋設され
    た駆動チェーンと、無人搬送車のトウピンが嵌合する嵌
    合部であって、前記駆動チェーンに沿って等間隔で設け
    られて該駆動チェーンと共に移動する複数の嵌合部を備
    えたコンベア装置を含んで構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の無人搬送車の走行経路における搬送装
    置。
  3. 【請求項3】前記コンベアシステムは、コンベア装置入
    口において、コンベア装置と無人搬送車の動きを同期化
    して無人搬送車をコンベア装置に向かわせるアプローチ
    進入制御機能を備えたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の無人搬送車の走行経路における搬送装置。
  4. 【請求項4】前記コンベアシステムは、コンベア装置入
    口において、無人搬送車を歯抜け防止のために一時停止
    させる制御機能を備えたことを特徴とする請求項1〜3
    のうちいずれか1つに記載の無人搬送車の走行経路にお
    ける搬送装置。
  5. 【請求項5】前記コンベアシステムは、コンベア装置入
    口において、無人搬送車からのトウピン出し位置を制御
    する制御機能を備えたことを特徴とする請求項1〜4の
    うちいずれか1つに記載の無人搬送車の走行経路におけ
    る搬送装置。
  6. 【請求項6】前記コンベアシステムは、コンベア装置出
    口において、コンベア装置からのトウピン抜き位置を制
    御する機能を備えたことを特徴とする請求項1〜5のう
    ちいずれか1つに記載の無人搬送車の走行経路における
    搬送装置。
  7. 【請求項7】前記コンベアシステムは、コンベア装置出
    口において、無人搬送車をトウピン抜き忘れ防止のため
    に一時停止させる制御機能を備えたことを特徴とする請
    求項1〜6のうちいずれか1つに記載の無人搬送車の走
    行経路における搬送装置。
  8. 【請求項8】前記コンベアシステムは、コンベア装置出
    口において、無人搬送車の衝突防止のためのフルワーク
    状態を検出して無人搬送車を停止させる制御機能を備え
    たことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに
    記載の無人搬送車の走行経路における搬送装置。
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