JP3452045B2 - 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置 - Google Patents

無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置

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JP3452045B2
JP3452045B2 JP2000365130A JP2000365130A JP3452045B2 JP 3452045 B2 JP3452045 B2 JP 3452045B2 JP 2000365130 A JP2000365130 A JP 2000365130A JP 2000365130 A JP2000365130 A JP 2000365130A JP 3452045 B2 JP3452045 B2 JP 3452045B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場等所定の地域
内に計画された無人走行車を走行させる複数の経路を組
み合わせた誘導路であって、誘導路内に2つの経路の分
岐する交差点が設けられると共に、無人走行車が停止し
て所定の作業を行う複数のステーションが設けられてお
り、この誘導路を運行する複数の無人走行車を制御する
無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置に係り、特
に交差点近辺における2台の無人走行車の衝突を防止す
る無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無人走行車の運行制御方
法、すなわち、交差点位置を知る方法及び交差点位置に
おいて無人走行車同士が衝突しないように走行させる方
法について、誘導路の外側に設けた地上基地局から無線
により各無人走行車にその運行状態を送信することによ
り知らせ、送信内容に基づいて無人走行車の運行が制御
されていた。また、他の無人走行車の運行制御方法とし
ては、交差点位置に制御盤を設け、交差点の位置情報及
び交差点における運行制御情報を無人走行車に送信し、
その送信結果に基づいて無人走行車の運行制御が行われ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記前者の無
人走行車の運行制御方法の場合、地上基地局を設けるこ
とにより設備コストが高くなり、また、誘導路のレイア
ウト変更における通信ソフトの変更が煩雑であった。ま
た、上記後者の制御方法の場合、交差点毎に制御盤を設
ける必要があるため、設備コストが高価になると共に、
レイアウト変更の際の制御盤等の移設工事費が高価にな
るという問題があった。本発明は、かかる問題を解決し
ようとするもので、誘導路の交差点近辺特に無人走行車
同士の衝突の起こり易い特定交差点近辺において無人走
行車の衝突のない安全な走行を簡易且つ安価に確保でき
る無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、所定の
地域内に計画された無人走行車を走行させる複数の経路
を組み合わせた誘導路であって、誘導路内には2つの経
路に分岐しかつ一方の経路が一方の経路への無人走行車
の進入により他の無人走行車と衝突する可能性のある特
定経路となっている特定交差点が設けられると共に、無
人走行車が停止して所定の作業を行う複数のステーショ
ンが設けられており、誘導路を走行する複数の無人走行
車を制御する無人走行車の運行制御方法であって、無人
走行車に、無線信号を送信すると共に、他の無人走行車
から送信される無線信号を受信する無線送受信装置を設
け、誘導路の特定交差点の手前側には特定交差点マーク
を設け、無人走行車が特定交差点マークを検出したとき
は無人走行車の走行態様をスイッチバックモードとして
処理し、スイッチバックモードが適用されたときは、特
定交差点の手前側位置において無人走行車を停止させ、
さらに無人走行車が特定経路に進入しない場合には、無
線送受信装置により他の無人走行車からの特定経路走行
に関する無線信号の受信の有無を判定し、受信のないと
きは無線信号を送信することなく無人走行車を走行さ
せ、受信のあるときはその受信がなくなるまで無人走行
車を停止させ、 一方、無人走行車が特定経路に進入し
ようとする場合は、無線送受信装置により他の無人走行
車からの特定経路走行に関する無線信号の送信の有無を
判定し、受信のないときは自ら無線信号を送信しつつ無
人走行車を走行させ、受信のあるときはその受信がなく
なるまで無人走行車を停止させ、さらに、無人走行車が
該特定経路から離れたときは、無人走行車からの無線信
号の送信を停止させるようにしたことにある。
【0005】上記のように構成した請求項1に係る発明
においては、特定経路に至る誘導路の特定交差点の前の
みに特定交差点マークを設け、無人走行車が特定交差点
マークを認識したときは無人走行車の走行態様をスイッ
チバックモードとして処理することとし、特定交差点の
手前側位置に無人走行車を強制的に停止させる。さら
に、無人走行車が特定経路に進入しない場合には、無線
送受信装置により他の無人走行車からの特定経路走行に
関する無線信号の受信の有無を判定し、受信のないとき
は自ら無線信号を送信することなく無人走行車を走行さ
せ、受信のあるときはその受信がなくなるまで無人走行
車を停止させるようにしている。一方、無人走行車が特
定経路に進入しようとする場合には、無線送受信装置に
より他の無人走行車からの特定経路走行に関する無線信
号の受信の有無を判定し、受信のないときは自ら無線信
号を送信しつつ無人走行車を走行させ、受信のあるとき
はその受信がなくなるまで無人走行車を停止させるよう
にしている。従って、他の無人走行車との衝突の起こり
易い特定交差点においての無人走行車同士の衝突を確実
に避けることができる。また、無人走行車が特定経路か
ら離れて、無線信号の送信の必要がなくなると、無線信
号の送信を停止させることにより、不要な無線信号の送
信による無用の混乱を防止している。
【0006】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の無人走行車の運行制御方
法において、誘導路内に設けた交差点が、交差点から特
定経路が分岐しない第2の交差点の場合には、第2の交
差点の手前側には交差点マークを設け、無人走行車が交
差点マークを検出したときは無人走行車の走行態様を合
流モードとして処理し、合流モードが適用されたとき
は、第2の交差点の手前側位置において無線送受信装置
により他の無人走行車からの無線信号の受信の有無を判
定し、受信のないときは自ら無線信号を送信しつつ無人
走行車を走行させ、受信のあるときはその受信がなくな
るまで無人走行車を停止させるようにしたことにある。
【0007】上記のように請求項2に係る発明を構成し
たことにより、誘導路に設けた交差点が特定経路に分岐
しない第2の交差点の場合は、交差点の手前側に設けた
交差点マークを検出したときは合流モードが適用され
る。すなわち、第2の交差点の手前側位置において無線
送受信装置により他の無人走行車からの無線信号の受信
の有無が判定され、受信のないときは自ら無線信号を送
信しつつ無人走行車を走行させ、受信のあるときはその
受信がなくなるまで無人走行車を停止させることができ
る。これにより、第2の交差点での無人走行車同士の衝
突を簡易に防止できる。
【0008】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、所定の地域内に計画された無人走行車を走行さ
せる複数の経路を組み合わせた誘導路であって、2つの
経路に分岐しかつ一方の経路が一方の経路への無人走行
車の進入により他の無人走行車と衝突する可能性のある
特定経路となっている特定交差点が設けられると共に、
無人走行車が停止して所定の作業を行う複数のステーシ
ョンが設けられた誘導路を走行する無人走行車に搭載さ
れて、その走行を制御する無人走行車の運行制御装置で
あって、無線信号を送信すると共に、他の無人走行車か
ら送信される無線信号を受信する無線送受信装置と、誘
導路の特定交差点の手前側に設けた特定交差点マークを
検出する交差点マーク検出手段と、交差点マーク検出手
段により特定交差点マークが検出されたときは無人走行
車の走行態様をスイッチバックモードに設定するモード
設定手段と、スイッチバックモードの設定に応じて、特
定交差点の手前側位置において無人走行車を停止させ、
さらに無人走行車が特定経路に進入しない場合には、無
線送受信装置により他の無人走行車からの特定経路走行
に関する無線信号の受信の有無を判定し、受信のないと
きは自ら無線信号を送信することなく無人走行車を走行
させ、受信があるときはその受信がなくなるまで無人走
行車を停止させるようにし、一方、無人走行車が特定経
路に進入しようとする場合は、無線送受信装置により他
の無人走行車からの特定経路走行に関する無線信号の受
信の有無を判定し、受信のないときは自ら無線信号を送
信しつつ無人走行車を走行させ、受信のあるときはその
受信がなくなるまで無人走行車を停止させるよう制御す
るスイッチバックモード制御手段と、無人走行車が特定
経路から離れたときは、無人走行車からの無線信号の送
信を停止させる無線信号リセット手段とを設けたことに
ある。
【0009】上記のように請求項3に係る発明を構成し
たことにより、交差点検出手段が、特定経路に至る誘導
路の特定交差点の手前側で特定交差点マークを検出する
と、モード設定手段がスイッバックモードを設定する。
スイッチバックモードの設定に応じて、スイッチバック
モード制御手段の制御により、特定交差点の手前側位置
において無人走行車を強制的に停止させる。さらに、ス
イッチバックモード制御手段の制御により、無人走行車
が特定経路に進入しない場合は、無線送受信装置により
他の無人走行車からの特定経路走行に関する無線信号の
受信の有無を判定し、受信のないときは無線信号を送信
することなく無人走行車を走行させ、受信があるときは
その受信がなくなるまで無人走行車を停止させるように
している。一方、無人走行車が特定経路に進入しようと
する場合は、スイッチバックモード制御手段の制御の基
で、無線送受信装置により他の無人走行車からの特定経
路走行に関する無線信号の受信の有無を判定し、受信が
ないときは自ら無線信号を送信しつつ無人走行車を特定
経路に走行させ、受信があるときはその受信がなくなる
まで無人走行車を停止させるようにしている。従って、
他の無人走行車との衝突の起こり易い特定経路において
の無人走行車同士の衝突を確実に避けることができる。
また、無人走行車が特定経路から離れて無線信号の送信
が必要なくなると、無線信号リセット手段により、無線
信号の送信を停止させ、不要な無線信号の送信による無
用の混乱を防止できる。
【0010】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項3に記載の無人走行車の運行制御装
置において、誘導路内にて2つに分岐した経路のいずれ
もが特定経路ではない第2の交差点の手前側に設けた交
差点マークを検出する第2交差点マーク検出手段と、第
2交差点マーク検出手段により交差点マークが検出され
たときは無人走行車の走行態様を合流モードに設定する
合流モード設定手段と、合流モードの設定に応じて、第
2の交差点の手前側において無線送受信装置により他の
無人走行車からの無線信号の受信の有無を判定し、受信
のないときは自ら無線信号を送信しつつ無人走行車を走
行させ、受信のあるときはその受信がなくなるまで無人
走行車を停止させるように制御する合流モード制御手段
とを設けたことにある。
【0011】上記のように請求項4に係る発明を構成し
たことにより、第2交差点マーク検出手段が、誘導路に
設けた第2の交差点の手前側で交差点マークを検出する
と、合流モード設定手段が合流モードを設定する。合流
モードの設定に応じて、合流モード制御手段の制御によ
り、無線送受信装置により他の無人走行車からの無線信
号の受信の有無が判定され、受信のないときは自ら無線
信号を送信しつつ無人走行車を走行させ、受信のあると
きはその受信がなくなるまで無人走行車を停止させるこ
とができる。これにより、第2の交差点での無人走行車
同士の衝突を簡易に防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明すると、図1は、一実施形態に係る無人走
行車(AGV)を斜視図により概略的に示したものであ
り、図2及び図3は同無人走行車を後述する搬送物搭載
板を取り除いた状態の平面図及び左側面図により示した
ものである。以下、無人走行車を上から見た状態で左右
を決め、これに従って無人走行車の位置関係を説明す
る。
【0013】無人走行車は、箱状の台車10を設けてお
り、台車10は水平に設けた搬送物搭載板10aと、前
後端に設けた前側板10b及び後側板10cと、両側端
に設けた右側板10d及び左側板10eとを設けてい
る。そして、搬送物搭載板10aの後側には、制御ボッ
クス10fが設けられている。台車10内部前後2ヶ所
には、後側仕切り板10gと前側仕切り板10hが設け
られており、両仕切り板10g,10hによって台車1
0内は、前後に仕切られた3つの空間R1,R2,R3
に分離されている。
【0014】右側板10d及び左側板10eの前後中間
部分には、図2に示すように、回転軸11a,11bが
両側板を貫通して設けられており、両側板に設けたベア
リング10d1 ,10e1 により回転自在に支持されて
いる。両回転軸11a,11bの外端には右駆動輪(R
W)12aと左駆動輪(LW)12bが固定されてお
り、回転軸11a,11bの内端にはプーリ13a,1
3bが固定されている。
【0015】前側仕切り板10hの中央内側には、図2
に示すように、前側取付板14aが設けられており、前
側取付板14aには、右側直流モータ15aが固定され
ている。右側直流モータ15aの回転軸15a1 は、右
側板10dに設けたベアリング10d2 に回転自在に挿
入されている。回転軸15a1 の中間部分にはプーリ1
6aが設けられている。そして、プーリ16aと回転軸
11aのプーリ13aには、ベルト17aが巻装されて
おり、右側直流モータ15aの回転力が右側駆動輪12
aに伝達されるようになっている。
【0016】後側仕切り板10gの中央内側には、図2
に示すように、後側取付板14bが設けられており、後
側取付板14bには、左側直流モータ15bが固定され
ている。左側直流モータ15bの回転軸15b1 は、左
側板10eに設けたベアリング10e2 に回転自在に挿
入されている。回転軸15b1の中間部分にはプーリ1
6bが設けられている。そして、プーリ16bと回転軸
11bのプーリ13bには、ベルト17bが巻装されて
おり、左側直流モータ15bの回転力が左側駆動輪12
bに伝達されるようになっている。なお、プーリ13
a,16a、13b,16b及びベルト17a,17b
の代わりにスプロケットとチェーンとの組合せを用いて
もよい。また、場合によっては、モータの回転軸と駆動
輪の軸とを直結させてもよい。
【0017】前側仕切り板10hの空間R1側の左右中
央には、図2,図3に示すように、軸22aを支持する
ブラケット21aが設けられている。軸22aには、回
動可能にリンク23aが設けられており、リンク23a
の先端には補助輪24aを支持するブラケット24a1
が設けられている。ブラケット24a1はその中心を中
心として回動できるようになっており、それに伴い補助
輪24aが回動することができる。そして、ブラケット
24a1 の下端と搬送物搭載板10aの間には、搬送物
搭載時の衝撃吸収のためのショックアブソーバ25aが
設けられている。
【0018】後側仕切り板10gの空間R3側の左右中
央には、軸22bを支持するブラケット21bが設けら
れている。軸22bには、回転可能にリンク23bが設
けられており、リンク23bの先端には補助輪24bを
支持するブラケット24b1が設けられている。ブラケ
ット24b1はその中心を中心として回動できるように
なっており、それに伴い補助輪24bが回動することが
できる。そして、ブラケット24b1 の下端と搬送物搭
載板10bの間には、搬送物搭載時の衝撃吸収のための
ショックアブソーバ25bが設けられている。
【0019】そして、前側板10bの内側下端位置に
は、図1,図2に示すように、進行方向Fに向かって右
端から中央にかけて順に、前進用の分岐センサ31a
と、前進停止センサ32aと前進セクションセンサ33
aが設けられている。前進分岐センサ31aは、図4に
示すように、無人走行車の走行を誘導する磁気誘導帯M
I(以下、誘導帯MIと記す)の分岐する位置の直前に
設けられた磁気テープからなる前進分岐マークBM1 を
検出する磁気センサである。前進停止センサ32aは、
図5(a)に示すように、ステーションS1,S2にお
いて無人走行車が停止する位置を示す磁気テープからな
る停止マークTMを検出するセンサであり、前進分岐セ
ンサ31aと同様磁気センサである。前進セクションセ
ンサ33aは、図5(a)に示すように、無人走行車が
所定の作業を行う場所であるステーションS1,S2の
まとまりであるセクションの境界を示す磁気テープから
なるセクションマークSMを検出するもので、前進分岐
センサ31a、前進停止センサ32aと同様の磁気セン
サである。これらの前進分岐センサ31a、前進停止セ
ンサ32a及び前進セクションセンサ33aは、無人走
行車の運行システムの実行に用いられるものである。な
お、図4(b)、図5(b)は、図4(a)、図5
(a)に示す工事図のコース設計図である。
【0020】無人走行車の後側板10cには、図2に示
すように、後進用の後進分岐センサ31b、後進停止セ
ンサ32b及び後進セクションセンサ33bが設けられ
ている。これら後進用のセンサは、上記前進用センサと
同様のものである。そして、後進停止センサ32b及び
後進セクションセンサ33bは、前進停止センサ32a
及び前進セクションセンサ33aと同一線上に配置さ
れ、床に貼り付けられた同一の停止マークTM及びセク
ションマークSMを検出するようになっている。しか
し、後進分岐センサ31bについては、図2に示すよう
に、前進用の分岐センサ31aより台車右側に近い位置
に配置され、図4(a)に示すように、前進分岐マーク
BM1より外側に設けられた後進分岐マークBM2を検出
するようになっている。
【0021】また、前側板10bの中央下端位置には、
前進ガイドセンサ34aが設けられており、後側板10
cの中央の内側下端位置には、後進ガイドセンサ34b
が設けられている。ガイドセンサ34a,34bは、1
6個(16ビット)の磁気センサを横一列に配置したも
のであり、無人走行車を誘導する為に床面に貼り付けら
れた誘導帯MIを検出し、後述する制御回路41との協
働により、無人走行車の通常の走行状態を検出する通常
走行モードと、右分岐合流走行状態を検出する右分岐合
流モードと、左分岐合流走行状態を検出する左分岐合流
モードと、直線分岐合流走行状態を検出する直線分岐合
流モードを制御するものである。
【0022】また、前側板10bの内側下端位置の前進
ガイドセンサ34aの左位置には、図1,図2に示すよ
うに、特定交差点(以下、交差点と記す)の手前側に設
けた特定交差点マーク(以下、交差点マークと記す)を
検出するための前進用の交差点センサ35aが設けられ
ている。なお、特定交差点とは、交差点で2つに分岐し
た経路の一方の経路が、無人走行車の進入により他の無
人走行車と衝突する可能性の高いスイッチバック経路の
ような特定経路になっている交差点を意味するものであ
る。前進交差点センサ35aは、交差点の手前に設けら
れた磁気テープからなる交差点マークを検出するセンサ
であり、前進分岐センサ31a等と同様磁気センサであ
る。後側板10cの内側下端位置の後進ガイドセンサ3
4bの左位置にも同様に、後進交差点センサ35bが設
けられている。後進交差点センサ35bについては、図
2に示すように、前進交差点センサ35aより台車左側
に近い位置に配置され、前進交差点マークより外側に設
けられた後進交差点マークを検出するようになってい
る。
【0023】また、前側板10bの上下方向の中間位置
には、左右両側に一対の長距離用の障害物センサ30
a,30bが配設されており、中間位置には短距離用の
障害物センサ30cが配設されている。障害物センサ3
0cは、1m以内の障害物を検出したときに、無人走行
車の走行を停止させるものであり、常時作動するように
なっている。また、長距離用の障害物センサ30a,3
0bは、3m程度の範囲内の他の無人走行車やフオーク
リフ等の障害物を検出して、無人走行車の走行を停止さ
せるものであり、交差点の前後において作動するように
なっている。障害物センサ30a,30bの動作切替に
ついては、後述する交差点地図(図8参照)に示すよう
に、誘導路の交差点の手前側位置に貼り付けられた障害
物ロングレンジ切替マーク(図中、2個の星印で示す)
と、交差点の通過側に貼り付けられた障害物ロングレン
ジリセットマーク(図中、1個の星印で示す)とを用い
て行われる。
【0024】この障害物ロングレンジ切替マーク及び障
害物ロングレンジリセットマークを検出する障害物レン
ジ切替用センサとしては、本実施形態では、図示しない
ぞれぞれ専用の障害物ロングレンジ切替センサと障害物
ロングレンジリセットセンサとが用いられる。これら障
害物ロングレンジ切替マーク及び障害物ロングレンジリ
セットマークの検出に基づく、障害物センサ30a,3
0bによるロングレンジの障害物の検出は、無線による
交差点制御とは関係のないものであり、簡易に他の無人
走行車等の障害物の検出が可能になっている。
【0025】搬送物搭載板10aの後側の制御ボックス
10fには、図1に示すように、後述する無線送受信装
置45等の受信内容等を表示する表示板37が設けられ
ている。また、表示板37の近傍位置には、走行ルート
上に無人走行車が位置するか否かの確認用の確認ランプ
38が設けられている。
【0026】そして、搬送物搭載板10aの後側の制御
ボックス10f内には、図3に示すように、無人走行車
の動作を制御する電気制御装置40が設けられている。
電気制御装置40は、図6に示すように、入出力ユニッ
トを持ち、演算処理を行う制御回路41を設けており、
制御回路41は、図9〜図11に示すフローチャートに
対応した「交差点制御プログラム」及び図12のフロー
チャートに対応した「送信リセット制御プログラム」を
実行し続けるものである。また、制御回路41には、後
述する表1,表2に示す「地図データ1」,「地図デー
タ2」が記憶されている。
【0027】制御回路41の入力側には、上記障害物セ
ンサ30a,30b,30c、前進分岐センサ31a、
後進分岐センサ31b、前進停止センサ32a、後進停
止センサ32b、前進セクションセンサ33a、後進セ
クションセンサ33b、前進ガイドセンサ34a、後進
ガイドセンサ34b及び前進交差点センサ35a、後進
交差点センサ35bが接続されている。また、入出力端
には、光等のシリアルの通信装置44が設られている。
この通信装置44は、無人走行車の行先指定等を行うた
め後述する地上側制御装置46との信号の授受を行うも
のである。さらに、入力側には、スタートスイッチ36
が接続されている。また、制御回路41の入出力端に
は、各無人走行車に設けられ、無人走行車間の信号の送
受信を行う無線送受信装置45が接続されている。
【0028】そして、ホームベースH.Bには、地上側
通信制御装置46が設けられると共に各STにスイッチ
PB(図示省略する)を設け、スイッチPBと地上側通
信制御装置46間をケーブルで接続した。地上側通信制
御装置46は、スイッチPBが押されると、複数のST
の行先信号を通信装置44に送信するようになってい
る。
【0029】制御回路41の出力側には、行先等を表示
する上記表示板37及び無人走行車が走行通路上にいる
かどうかを確認する上記確認ランプ38が接続されてい
る。また、制御回路41の出力側には、ディジタルアナ
ログ変換器D/A42a,42bが接続されており、制
御回路41からの駆動輪の回転速度を示すディジタル信
号を+10〜−10Vの範囲のアナログ信号に変換して
出力する。ディジタルアナログ変換器D/A42a,4
2bの出力側には、駆動回路43a,43bが接続され
ており、ディジタルアナログ変換器D/A42a,42
bからの+10V〜−10Vの範囲の電圧を直流モータ
の駆動に必要な+24V〜−24Vの範囲の電圧に増幅
して右側直流モータ15a及び左側直流モータ15bに
出力する。また、ディジタルアナログ変換器D/A42
a,42bには、制御回路41からの後進出力のための
符号ビット入力線が接続されており、前進後進切り替え
時に出力信号を正負反転させるようになっている。な
お、上記無人走行車の左右の駆動輪の回転速度制御は、
安価な直流モータを用いてオープンループ式で行ってい
るが、サーボモータを用いてクローズループ方式で行う
こともできる。
【0030】ここで、本実施形態に係る無人走行車の多
点停止運行システムのコース設計図について、図7を用
いて説明する。多点停止運行システムとは、複数のステ
ーションが設けられたコース上を無人走行車が進行し、
予め指定されたステーションで無人走行車が停止して荷
物の積み下ろし等の処理を実行するための運行システム
であり、運行システムの詳細については、特開平7−2
95635号公報、特開平8−87326号公報等に記
載されている。図7は、無人走行車の走行コースの一例
を示すもので、図示したループが無人走行車が走行する
誘導路を示し、誘導路にはその進行方向を示す走行矢印
が示され、かつ四角で示す27カ所の無人走行車を停止
させるためのステーションST(以下、単にSTと記
す)が配置されている(図7では、ステーションSTを
Sと記す)。そして、ST5がホームベースH.Bと定
められる。また、ST24,25,26は、スイッチバ
ック経路を後進して戻った無人走行車が一時停止するた
めのスイッチバックステーションである。なお、ST2
7は停止のみを行うステーションであり、ST28はバ
ッテリを充電するためのステーションである。分岐点
は、図7に白丸及び黒丸で示すように、B0 〜B5 の6
カ所である。各分岐点は、無人走行車が前進モードで走
行する場合に白丸が、後進モードで走行する場合に黒丸
が付けられる。ここで、前進モードの場合には、前進分
岐センサ31aが図7の白丸位置の前進分岐マークBM
1 を検出し、後進モードの場合には、後進分岐センサ3
1bが図7の黒丸位置の後進分岐マークBM2 を検出す
るようになっている。
【0031】また、ある分岐点から走行矢印に沿って次
の分岐点までの区間をブランチBRと定義する。本実施
例においては、図7に示すB5 〜B0 区間を1ブラン
チ、B2 〜B6 区間を2ブランチ、B3 〜B7 区間を3
ブランチ、B3 〜B4 区間を4ブランチ、B4 〜B5 区
間を5ブランチ、B0 〜B9区間を7ブランチ、B2 〜
B3 区間を8ブランチ、B1 〜B2 区間を9ブランチ、
B4 〜B8 区間を10ブランチ、B3 〜B4 区間を11
ブランチ、B0 〜B1 区間を12ブランチ、B1〜B5
区間を13ブランチと定義する。ブランチを明示するた
めに、図7においては、三角マークを用いて、その中に
ブランチ番号を記入するようにした。ただし、ブランチ
8,9,11は後進ブランチであるため、三角部分の上
部に黒印を付して他のブランチと区別した。ここで、ブ
ランチ2,3,10は、特定経路であるスイッチバック
ブランチになっている。すなわち、このような特別な経
路をもつコース設計図において、そこに他の無人走行車
があるときは、無人走行車の進入により他の無人走行車
と衝突するおそれがあり、衝突防止センサで停止させて
も復旧できない状態が生じてしまうため、何らかの手段
で同一ブランチ内へ2台目となる無人走行車の進入を未
然に防止しなくてはならない。
【0032】セクションSEを、各ブランチBR内に設
けたSTのまとまりとして定義した。図7において例え
ばST1〜ST7は、1つのセクションであり、これを
STの前に走行通路に直交する両端が白丸の線であるセ
クションマークを付けて示す。セクションSEは、任意
の分岐点から矢印方向に沿って最初のセクションマーク
から次のセクションマークまでの区間を1のセクション
とし、次のセクションまでの区間を2のセクションと
し、以下順次矢印方向に進んで番号を付ける。セクショ
ンを明示するために、図7においては、三角マークの下
に四角マークを設け、その中にセクション番号を記入す
るようにした。ただし、本実施形態では、各ブランチの
いずれにおいても、セクションは1のみであり、複数セ
クションを含むブランチはない。
【0033】また、各ステーションSTには、図1及び
図5に示すように、無人走行車が停止する目印となる停
止マークTMが設けられている。さらに、各STにおい
ては、各々無人走行車の移載作業に応じて降ろし、積
み、停止のみ及び特殊停止のいずれかの処理が行われ
る。図7に示すコース設計図においては、降ろし処理は
外向き矢印で示され、積処理は内向き矢印で示され、停
止のみ及び特殊停止処理は矢印が付されない。
【0034】つぎに、本実施例に係る無人走行車の交差
点停止制御システムの交差点地図について、図8を用い
て説明する。図8には、図7において示した、ST、S
Tにおける処理及びブランチ(三角印内の番号)が示さ
れている。そして、経路が合流する分岐点位置B1 及び
B4の手前には、交差点マークが、経路に直角に棒線を
付して示されている。交差点マークには、三角形の通信
ポイントマークが付されている。通信ポイントマーク
は、走行車の進行方向を示し、白抜きは前進を、黒塗は
後進を示すが、本実施形態では前進のみである。交差点
マークは、ブランチ12の交差点マークを1番として、
順に番号が付されるが、本実施形態では、1番と2番の
みである。ただし、ブランチ1内の交差点の終了位置に
おける交差点マークについては、リセットの意味で0番
が付される。各交差点を交差点マークで挟んだ領域で
は、固有の周波数チャンネルが適用される。交差点マー
ク1の領域では、チャンネル番号7が用いられ、交差点
マーク2の領域では、チャンネル番号16が用いられ
る。交差点の終了位置における交差点マークでは、以後
無線信号は送信されないので、チャンネル番号は0であ
る。
【0035】通信ポイントでは、無人走行車の無線送受
信装置45により、固有のチャンネルの周波数の無線信
号が送信されるようになっている。本実施例において
は、分岐点B2,B3,B4の部分が、走行車が特定経路
であるスイッチバックブランチ2,3,10に進行する
か、ブランチ4,5,1に進行するかの2方向の可能性
があり、さらに、交差点番号1の部分では、スイッチバ
ックブランチ2,3に他の無人走行車がいるか否か、交
差点番号2の部分では、スイッチバックブランチ10に
他の無人走行車がいるか否かを判定する必要がある。そ
こで、判定する必要があるブランチをチェックブランチ
D151として規定する。チェックブランチD151≠
0の場合は、スイッチバックに関するスイッチバックモ
ードとなり、チェックブランチD151=0の場合、合
流モードとなる。スイッチバックモード及び合流モード
共に、無人走行車の進行が無人走行車間の無線通信の有
無で判断されるようになっている。
【0036】ここで、上記交差点番号と、チャンネル番
号と、送信データと、チェックブランチとの関係を明示
するために記号を用いる。記号は、図8に示すように、
2つの丸印、三角印及び四角を直列に連結したものを用
い、最初の丸印を交差点番号、次の丸印をチャンネル番
号、次の三角印を送信データ、次の四角をチェックブラ
ンチに対応させ、各データを記入するようにしたもので
ある。以上に示した現在地BR、行先BR、交差点マー
ク数、交差点カウントD146に対する交差点番号D1
47の関係を、「地図データ1」として下記表1に示
す。
【0037】
【表1】
【0038】また、以上に示した交差点番号D147、
切り替えチャンネルデータD190、送受信データD1
49、チェックブランチD151,D152無し(合流
モード)、D151,D152有(スイッチバックモー
ド)の関係を、「地図データ2」として、下記表2に示
す。
【0039】
【表2】
【0040】つぎに、上記無人走行車の交差点停止制御
システムの基本的動作態様について下記表3により説明
する。まず、交差点番号D147=0のときは単に送信
リセットステーションを意味するもので、送信データが
リセットされる。交差点番号D147が「0」でないと
きは、交差点処理が行われ、さらにチェックブランチD
151が「0」で合流モード、D151が「0」以外で
スイッチバックモードに分けられる。スイッチバックモ
ードのときは、無人走行車は強制的に停止させられ、さ
らに無人走行車がチェックブランチへ進入するかしない
かに分けられる。
【0041】チェックブランチに進入しない場合、他の
無人走行車からのデータ受信があったときは無人走行車
は停止し続け、データ受信が無いときは無人走行車はそ
のまま進行する。また、無人走行車がチェックブランチ
に進入しようとする場合は、他の無人走行車からのデー
タ受信があったときは停止し続け、データ受信が無いと
きは自らデータ送信しながら無人走行車は進入するとい
うものである。一方、合流モードの場合は、他の無人走
行車からのデータ受信があったときは無人走行車は停止
し、データ受信が無いときは無人走行車はデータ送信し
ながら進行するというものである。合流モードの場合
は、スイッチバックモードのように、無人走行車の交差
点の手前での強制的な停止は必ずしも必要ではない。
【0042】
【表3】
【0043】以上のように構成した実施形態について、
具体的実施例の動作について説明する。本実施例におい
ては、2台の無人走行車I,IIが誘導路上を運行して
いるものとし、無人走行車Iについては、地上側通信制
御装置46により無人走行車の行先ST3、行先ST
8、行先ST9及び行先ST6が入力により指定されて
いる。他の無人走行車IIについては、これとは別に地
上側通信制御装置46により指定された所定の方向に走
行しているものとする。
【0044】ホームベースH.Bに無人走行車が待機し
た状態で、無人走行車の走行制御が開始される。同時
に、無人走行車の制御回路41は、「交差点制御プログ
ラム」の実行をステップ60にて開始し、さらに「送信
リセット制御プログラム」の実行をステップ110にて
開始する。まず、ステップ61,62にて地図データ
1,地図データ2が読み込まれる。さらに、ステップ6
3にて交差点マークの検出が行われるが、交差点マーク
を検知しないうちは、ステップ63の処理が繰返される
のみである。また、図12に示すステップ110にて
「送信リセット制御プログラム」の実行が開始され、ス
テップ111にて無人走行車Iの行先STへの到着につ
いて判定され、ステップ112にて到着STが送信リセ
ットSTか否かが判定される。ここでは、行先ST3が
送信リセットSTではないので、「NO」との判定のも
とにプログラムはステップ114に移され、その実行を
終了する。
【0045】無人走行車Iが交差点B1の手前に到達す
ると、交差点センサ35aによって交差点マーク1が検
出される。これに応じて、制御回路は41は、ステップ
63にて「YES」との判定の基にプログラムをステッ
プ64に移し、交差点番号D147が「0」か否かを判
定する。ここでは、D147=1なので、「YES」と
の判定の基にプログラムはステップ65に移され、チェ
ックブランチ(D151≠0)か否かが判定される。こ
こではチェックブランチ(D151=2)なので「YE
S」との判定の基にプログラムはステップ66に移さ
れ、スイッチバックモードの内部リレーM719がオン
され、さらに無人走行車Iが強制停止される(ステップ
67)。さらに現在のチャンネルデータが切替チャンネ
ルデータであるか否かが判定されるが、切替チャンネル
データにはなっていないので、切替チャンネルデータに
切り替えられる(ステップ68,69)。
【0046】つづいて、スイッチバックモードか合流モ
ードかの選択がされるが(ステップ70)、ここではス
イッチバックモードが選択され、さらに行先ブランチ2
がチェックブランチか否かが選択される(ステップ7
1)。ここではチェックブランチ2(D101=D15
1)が選択されリレーM830がオンされ、さらに送信
データに地図データ2の送受信データAが入力される
(ステップ72,73)。さらに、制御回路41は、ス
テップ74にて受信タイマによる所定時間の計時をスタ
ートさせ、他の無人走行車IIからの信号の受信を開始
する。
【0047】チェックブランチエリア内に他の無人走行
車IIがある場合は、受信タイマのタイムアップ前に受
信されるので、ステップ75にて「NO」、ステップ7
6にて「YES」との判定の基にプログラムはステップ
77に移され、チェックブランチ内に他の無人走行車I
Iの有ることが確認され、無人走行車Iの停止が継続さ
れる。つづいて、受信タイマが停止された後、停止タイ
マにより所定時間の計時が開始される(ステップ78,
79、80)。停止時間が終了すると、ステップ80に
て「YES」との判定の基に,プログラムはステップ7
4に戻され、再度受信タイマによる計時が開始され、受
信が継続される。他の無人走行車IIがスイッチバック
エリアから出ることにより送信が停止されると、受信タ
イマのタイムアップの後に、受信データ無しによりリレ
ーT57がオンにされる(ステップ81)。つづいて、
行先ブランチがチェックブランチかそれ以外かの選択が
行われるが、ここではチェックブランチが選択され、内
部リレーM830がオンにされる(ステップ83)。さ
らに、データ送信についてのデータD192がD167
に移され、送信ソフトがオンにされることにより、デー
タ送信を開始し、無人走行車Iが行先ブランチ2に向か
って発進する(ステップ85)。そして、プログラムは
ステップ63に戻され、次の交差点マークの検出が開始
される。
【0048】なお、チェックブランチエリア内に他の無
人走行車IIがない場合は、受信タイマのタイムアップ
後に、直ちにステップ81で受信データなしによりリレ
ーT57がオンされ、チェックブランチが選択され、無
人走行車がチェックブランチ内にデータ送信を行いなが
ら進入し(ステップ82,83,84,85)、ST
8,ST9での処理が行われる。
【0049】なお、無人走行車Iの走行により、交差点
B1の手前で、障害物ロングレンジ切替センサにて障害
物ロングレンジ切替マークが検出され、長距離用の障害
物センサ30a,30bがロングレンジに切替わり、無
線信号の送受信とは関係なく交差点B1前後での他の無
人走行車IIやフークリフト等の検出が行われる。無人
走行車が交差点B1を通過後には、障害物ロングレンジ
リセットセンサにて障害物ロングレンジリセットマーク
が検出され、長距離用の障害物センサ30a,30bが
ショートレンジに切替わり、交差点B1前後での他の無
人走行車IIやフークリフト等の検出が停止される。
【0050】上記チェックブランチ内では、交差点マー
クは検出されないので、「交差点制御プログラム」は、
交差点マーク検出処理で止っている。一方、「送信リセ
ット制御プログラム」の割り込み実行が、図12に示す
ステップ110にて開始され、ステップ111にて無人
走行車Iの行先ST25への到着と判定され、ステップ
112にて到着ST25が送信リセットSTか否かが判
定される。ここで、ST25が送信リセットステーショ
ンになっていることから、「YES」との判定の基にプ
ログラムはステップ113に移され、送信リセット処理
が行われる。それにより、その後無人走行車Iからは無
線信号が発進されないので、周囲に無用の混乱を起こす
こともない。
【0051】つぎに、無人走行車Iの交差点センサ35
aによって交差点B4の手前で交差点マーク2が検出さ
れると、制御回路41は、これに応じて「YES」との
判定のもとにプログラムをステップ64に移し、交差点
番号D147が「0」か否かを判定する。ここでは、D
147=2なので、「YES」との判定の基にプログラ
ムはステップ65に移され、チェックブランチ(D15
1≠0)か否かが判定される。ここではチェックブラン
チD151=10なので、「YES」との判定の基にプ
ログラムはステップ66に移され、スイッチバックモー
ドについてのリレーM719がオンされ、さらに無人走
行車Iが強制停止される(ステップ68)。さらに現在
のチャンネルデータが切替チャンネルデータであるか否
かが判定されるが、切替チャンネルデータにはなってい
ないので、切替チャンネルデータに切り替えられる(ス
テップ68,69)。
【0052】つづいて、スイッチバックモードか合流モ
ードかの選択がされるが(ステップ70)、ここではス
イッチバックモードが選択され、さらに行先ブランチが
チェックブランチか否かが選択される(ステップ7
1)。ここでは、無人走行車はブランチ10には入らな
いので、チェックブランチ以外(D101≠D151)
が選択されリレーM831がオンされる(ステップ9
1)。さらに、制御回路41は、ステップ74にて受信
タイマによる所定時間の計時をスタートさせ、他の無人
走行車IIからの信号の受信を開始する。
【0053】チェックブランチエリア内に他の無人走行
車IIがある場合は、受信タイマのタイムアップ前に受
信されるので、ステップ75にて「NO」、ステップ7
6にて「YES」との判定の基にプログラムはステップ
77に移され、チェックブランチ内に他の無人走行車I
Iの有ることが確認され、無人走行車Iの停止が継続さ
れる。つづいて、受信タイマが停止された後、停止タイ
マにより所定時間の計時が開始される(ステップ78,
79,80)。停止時間が終了すると、ステップ80に
て「YES」との判定の基に,プログラムはステップ7
4に戻され、再度受信タイマによる計時が開始され、受
信が継続される。他の無人走行車IIがスイッチバック
エリアから離れることにより送信が停止されると、受信
タイマのタイムアップの後に、受信データ無しによりT
57がオンにされる(ステップ81)。つづいて、行先
ブランチがチェックブランチかそれ以外かの選択が行わ
れるが、ここではチェックブランチ以外が選択され、M
831がオンにされ(ステップ86)、無人走行車Iが
無線信号を送信することなく発進し、そのまま交差点B
4を通過してブランチ5に進入する(ステップ85)。
【0054】なお、チェックブランチエリア内に他の無
人走行車IIがない場合は、受信タイマのタイムアップ
後に、同様にステップ81で受信データなしによりT5
7がオンされ、チェックブランチ以外が選択され、無人
走行車Iがそのまま進行を開始する(ステップ82,8
6,85)。そして、プログラムはステップ63に戻さ
れ、次の交差点マークの検出を開始される。
【0055】つぎに、無人走行車Iがブランチ5を進行
中に、交差点B1においてと同様に、交差点B5の手前で
障害物ロングレンジ切替マークが検出され、長距離を検
出する障害物センサ30a,30bに切り替えられ、付
近を通過する他の無人走行車IIやフオークリフト等の
障害物を検出する。障害物センサ30a,30bによる
検出は、交差点B5を通過し、障害物ロングレンジリセ
ットマークが検出されることにより終了する。さらに、
無人走行車Iがブランチ1に進入し、ST6の前で交差
点マークが検出される。制御回路41は、これに応じて
「YES」との判定のもとにプログラムをステップ64
に移し、交差点番号D147が「0」か否かを判定す
る。ここでは、交差点番号がD147=0であり、送信
リセットを意味するので、「YES」との判定の基にプ
ログラムはステップ87に移され、送信リセットされた
後、プログラムはステップ63に戻される。
【0056】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、スイッチバック経路に至る誘導路の特定交差点であ
る交差点B1,B4の手前側のみに特定交差点マークを
設け、無人走行車が特定交差点マークを検出したときは
無人走行車の走行態様をスイッチバックモードとして処
理することとしている。このように、無人走行車同士の
無線信号の授受という簡易な手段により、特定交差点を
通過する無人走行車の他の無人走行車との衝突を、従来
に比べて非常に簡易にかつ安価に防止することができ
る。また、交差点マークの設定位置を特定交差点に限定
できることにより、交差点マークの数を大幅に減少させ
ることができ、設計時間を短縮できると共にルート工事
時間を大幅に短縮でき、制御コスト及び工事コストを安
価にできる。また、交差点停止を減少できるので、無人
走行車の搬送効率が高められ、作業効率も高めることが
できる。また、それにより無人走行車駆動の動力を削減
できる省エネルギ効果も得られる。
【0057】なお、上記実施形態では、交差点制御にお
いてスイッチバックモードのみを説明しており、合流モ
ードについては不要であるため説明していないが、例え
ば図8に示す交差点B5において合流モードを適用する
ことが可能である。すなわち、図8に点線で示すよう
に、チェックブランチを有しない交差点B5に交差点マ
ーク3を設けた場合である。
【0058】この場合、無人走行車がブランチ5を走行
中に、交差点センサ35aにより交差点マーク3が検出
されると、制御回路41は、図9の「交差点制御プログ
ラム」のステップ63にて「YES」、ステップと64
にて「No」との判定の基に、プログラムをステップ6
5に移し、チェックブランチか否かを判定する。ここで
はチェックブランチD151=0になっているので、
「NO」との判定の基にプログラムはステップ88に移
され、合流モードに設定されかつリレーM718がオン
にされる。さらに、一時停止有りと判定され、制御回路
41により無人走行車Iを停止させるように制御が行わ
れる(ステップ89,90)。なお、一時停止について
は、必要に応じて無くすこともできる。これにより、ス
イッチバックモードに比べて無人走行車の停止回数をよ
り少なくできる。
【0059】さらに、現在のチャンネルデータが切替チ
ャンネルデータに切り替えられ(ステップ68,6
9)、合流モードが選択される(ステップ70)。つづ
いて、図11に示すように、送信データD192に、地
図データの送受信データD149が入力され(ステップ
93)、さらに受信タイマによる所定時間の計時が開始
され、他の無人走行車IIからの信号の受信の有無が判
定される(ステップ94,95,96)。他の無人走行
車IIがブランチ13を走行中であることにより送信信
号が受信されると、ステップ96にて「YES」との判
定の基に、プログラムはステップ97に移され、他の無
人走行車IIが接近中と判断してM726がオンにさ
れ、受信タイマがオフにされ、さらに無人走行車Iは停
止中なので停止状態を継続する(ステップ98,9
9)。その後、停止タイマにより所定時間の計時が開始
される(ステップ100,101)。停止時間が終了す
ると、ステップ101にて「YES」との判定の基に,
プログラムはステップ94に戻され、再度受信タイマに
よる計時が開始され、受信が継続される。
【0060】他の無人走行車IIが無人走行車Iから遠
ざかることにより送信がなくなると、受信タイマのタイ
ムアップの後に、受信データ無しによりT57がオンに
される(ステップ102)。つづいて、データ送信D1
92がD169に移され(ステップ103)、さらに無
人走行車の停止状態が終了して、無線信号を送信しなが
ら無人走行車の走行が開始される(ステップ104,1
05)。なお、交差点において他の無人走行車からの無
線信号を受信しないときは、受信タイマのカウントアッ
プ後、ステップ102〜105に示すように、無人走行
車は無線信号を送信しながら進行を開始する。また、無
人走行車が交差点マーク検出後に一時停止しないとき、
すなわちステップ89で「NO」と判定する場合は、受
信タイマカウント中も走行しており、受信タイマカウン
トアップ後もそのまま走行を続ける。すなわちステップ
104にて「NO」と判定処理される。
【0061】以上に説明したように、誘導路に設けた交
差点が特定経路に分岐しない第2の交差点の場合は、合
流モードとすることにより、交差点手前側の交差点マー
クの貼り付けられた位置において、他の無人走行車から
の無線信号受信の有無の判定が開始される。無線信号の
受信が無いときは、無線信号を送信しつつ無人走行車を
走行させる。また、無線信号を受信したときは、無人走
行車の走行を停止させ、他の無人走行車からの無線信号
を受信しなくなるまで無人走行車を停止させることがで
きる。これにより、合流モードの交差点での無人走行車
同士の衝突を、無線信号の送信の有無により簡易に防止
できる。
【0062】なお、上記実施形態に示したように、本発
明に係る交差点制御方法については、無人走行車の各ス
テーションにおける作業を制御する多点停止制御とは別
個に行われるものであり、従って上記実施形態に示した
多点停止制御の方法に限らず、その他の種々の多点停止
制御に対して、本発明に係る交差点制御方法を適用する
ことができる。
【0063】
【発明の効果】上記請求項1の発明によれば、他の無人
走行車からの無線信号の受信の有無を判定するという簡
易な構成により、特定交差点を通過する無人走行車の他
の無人走行車との衝突を確実に防止することができる。
また、交差点マークの設定位置を特定交差点に限定でき
ることにより大幅に減少させることができ、設計時間を
短縮できると共にルート工事時間を大幅に短縮でき、制
御コスト及び工事コストを安価にできる。また、交差点
停止を減少できるので、無人走行車の搬送効率が高めら
れ、作業効率も高めることができる。また、それにより
無人走行車駆動の動力を削減できる省エネルギ効果も得
られる。
【0064】また、請求項2の発明によれば、特定経路
に分岐しない第2の交差点での無人走行車の走行制御に
ついては、他の無人走行車からの無線信号の受信の有無
により判断できる簡易な構成とした。また、合流モード
の場合には、交差点での無人走行車の停止は必ずしも必
要ないので、特定交差点に比べて、制御コスト及び工事
コストを安価にできる。さらに、交差点停止を減少でき
るので、無人走行車の搬送効率が高められ、作業効率も
高めることができる。また、それにより無人走行車駆動
の動力を削減できる省エネルギ効果も得られる。
【0065】上記請求項3の発明によれば、無人走行車
が特定交差点を通過する際、他の無人走行車からの無線
信号の受信を判定するのみで、他の無人走行車との衝突
を簡易にかつ確実に防止することができる。また、この
無人走行車の制御装置により、特定交差点マークの設定
位置を減少でき、設計時間を短縮できると共にルート工
事時間を大幅に短縮でき、制御コスト及び工事コストを
安価にできる。また、交差点停止を減少できるので、無
人走行車の搬送効率が高められ、作業効率も高めること
ができる。また、それにより無人走行車駆動の動力を削
減できる省エネルギ効果も得られる。
【0066】また、請求項4の発明によれば、特定経路
に分岐しない第2の交差点における無人走行車の走行制
御については、他の無人走行車からの無線信号の受信の
有無により判断できる簡易な構成とした。また、合流モ
ードの場合には、無人走行車は交差点で必ずしも停止す
る必要はないので、特定交差点に比べて、制御コスト及
び工事コストを安価にできる。さらに、交差点停止を減
少できるので、無人走行車の搬送効率が高められ、作業
効率も高めることができる。また、それにより無人走行
車駆動の動力を削減できる省エネルギ効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である無人走行車を概略
的に示す斜視図である。
【図2】同無人走行車を概略的に示す平面図である。
【図3】同無人走行車を概略的に示す側面図である。
【図4】同無人走行車の分岐合流を説明する工事図及び
設計図である。
【図5】同無人走行車の停止センサと停止マーク及びセ
クションセンサとセクションマークとの関係を示す工事
図及び設計図である。
【図6】同無人走行車の電気制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】同無人走行車の走行経路におけるステーショ
ン、分岐点、ブランチ、セクション、処理を説明するコ
ース設計図である。
【図8】同無人走行車の走行経路におけるステーショ
ン、ブランチ、交差点マーク、交差点番号、切替チャン
ネル、送受信データ、処理を説明する交差点地図であ
る。
【図9】図6に示す制御回路により実行される「交差点
制御プログラム」のフローチャートの一部である。
【図10】同「交差点制御プログラム」のフローチャー
トの一部である。
【図11】同「交差点制御プログラム」のフローチャー
トの一部である。
【図12】図6に示す制御回路により実行される「送信
リセット制御プログラム」のフローチャートである。
【符号の説明】
10…台車、12a…右駆動輪、12b…左駆動輪、3
0a,b…障害物センサ(長距離用)、30c…障害物
センサ(短距離用)、31a…前進分岐センサ、31b
…後進分岐センサ、34a…前進ガイドセンサ、34b
…後進ガイドセンサ、35a…前進交差点センサ、35
b…後進交差点センサ、40…電気制御装置、41…制
御回路、45…無線送受信装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 1/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の地域内に計画された無人走行車を
    走行させる複数の経路を組み合わせた誘導路であって、
    該誘導路内には2つの経路に分岐しかつ一方の経路が該
    一方の経路への無人走行車の進入により他の無人走行車
    と衝突する可能性のある特定経路となっている特定交差
    点が設けられると共に、前記無人走行車が停止して所定
    の作業を行う複数のステーションが設けられており、該
    誘導路を走行する複数の無人走行車を制御する無人走行
    車の運行制御方法であって、 前記無人走行車に、無線信号を送信すると共に、他の無
    人走行車から送信される無線信号を受信する無線送受信
    装置を設け、 前記誘導路の特定交差点の手前側には特定交差点マーク
    を設け、前記無人走行車が該特定交差点マークを検出し
    たときは該無人走行車の走行態様をスイッチバックモー
    ドとして処理し、 該スイッチバックモードが適用されたときは、前記特定
    交差点の手前側位置において無人走行車を停止させ、 さらに無人走行車が前記特定経路に進入しない場合に
    は、前記無線送受信装置により他の無人走行車からの特
    定経路走行に関する無線信号の受信の有無を判定し、受
    信のないときは無線信号を送信することなく無人走行車
    を走行させ、受信のあるときはその受信がなくなるまで
    無人走行車を停止させ、 一方、無人走行車が特定経路に進入しようとする場合に
    は、前記無線送受信装置により他の無人走行車からの該
    特定経路走行に関する無線信号の送信の有無を判定し、
    受信のないときは自ら無線信号を送信しつつ無人走行車
    を走行させ、受信のあるときはその受信がなくなるまで
    無人走行車を停止させ、 さらに、無人走行車が、特定経路から離れたときは、該
    無人走行車からの無線信号の送信を停止させるようにし
    たことを特徴とする無人走行車の運行制御方法。
  2. 【請求項2】 前記誘導路内に設けた交差点が、該交差
    点から前記特定経路が分岐しない第2の交差点の場合に
    は、該第2の交差点の手前側には交差点マークを設け、
    前記無人走行車が該交差点マークを検出したときは該無
    人走行車の走行態様を合流モードとして処理し、 該合流モードが適用されたときは、該第2の交差点の手
    前側位置において前記無線送受信装置により他の無人走
    行車からの無線信号の受信の有無を判定し、受信のない
    ときは自ら無線信号を送信しつつ無人走行車を走行さ
    せ、受信のあるときはその受信がなくなるまで無人走行
    車を停止させるようにしたことを特徴とする前記請求項
    1に記載の無人走行車の運行制御方法。
  3. 【請求項3】 所定の地域内に計画された無人走行車を
    走行させる複数の経路を組み合わせた誘導路であって、
    2つの経路に分岐しかつ一方の経路が該一方の経路への
    無人走行車の進入により他の無人走行車と衝突する可能
    性のある特定経路となっている特定交差点が設けられる
    と共に、無人走行車が停止して所定の作業を行う複数の
    ステーションが設けられた誘導路を走行する該無人走行
    車に搭載されて、その走行を制御する無人走行車の運行
    制御装置であって、 無線信号を送信すると共に、他の無人走行車から送信さ
    れる無線信号を受信する無線送受信装置と、 前記誘導路の特定交差点の手前側に設けた特定交差点マ
    ークを検出する特定交差点マーク検出手段と、 該特定交差点マーク検出手段により該特定交差点マーク
    が検出されたときは該無人走行車の走行態様をスイッチ
    バックモードに設定するモード設定手段と、 前記スイッチバックモードの設定に応じて、該特定交差
    点の手前側位置において無人走行車を停止させ、さらに
    無人走行車が前記特定経路に進入しない場合には、前記
    無線送受信装置により他の無人走行車からの前記特定経
    路走行に関する無線信号の受信の有無を判定し、受信の
    ないときは自ら無線信号を送信することなく無人走行車
    を走行させ、受信があるときはその受信がなくなるまで
    無人走行車を停止させるようにし、一方、無人走行車が
    前記特定経路に進入しようとする場合は、前記無線送受
    信装置により他の無人走行車からの前記特定経路走行に
    関する無線信号の受信の有無を判定し、受信のないとき
    は自ら無線信号を送信しつつ無人走行車を走行させ、受
    信のあるときはその受信がなくなるまで無人走行車を停
    止させるよう制御するスイッチバックモード制御手段
    と、 無人走行車が、前記特定経路から離れたときは、該無人
    走行車からの無線信号の送信を停止させる無線信号リセ
    ット手段とを設けたことを特徴とする無人走行車の運行
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記誘導路内にて2つに分岐した経路の
    いずれもが前記特定経路ではない第2の交差点の手前側
    に設けた交差点マークを検出する第2交差点マーク検出
    手段と、 該第2交差点マーク検出手段により該交差点マークが検
    出されたときは該無人走行車の走行態様を合流モードに
    設定する合流モード設定手段と、 前記合流モードの設定に応じて、前記第2の交差点の手
    前側において前記無線送受信装置により他の無人走行車
    からの無線信号の受信の有無を判定し、受信のないとき
    は自ら無線信号を送信しつつ無人走行車を走行させ、受
    信のあるときはその受信がなくなるまで無人走行車を停
    止させるように制御する合流モード制御手段とを設けた
    ことを特徴とする前記請求項3に記載の無人走行車の運
    行制御装置。
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