JP3322085B2 - 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置 - Google Patents

無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置

Info

Publication number
JP3322085B2
JP3322085B2 JP21525995A JP21525995A JP3322085B2 JP 3322085 B2 JP3322085 B2 JP 3322085B2 JP 21525995 A JP21525995 A JP 21525995A JP 21525995 A JP21525995 A JP 21525995A JP 3322085 B2 JP3322085 B2 JP 3322085B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
intersection
traveling vehicle
unmanned
unmanned traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21525995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0944250A (ja
Inventor
和明 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP21525995A priority Critical patent/JP3322085B2/ja
Publication of JPH0944250A publication Critical patent/JPH0944250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3322085B2 publication Critical patent/JP3322085B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場等所定の地域
内に計画された無人走行車を走行させる複数の経路を組
み合わせた誘導路であって、同誘導路内に2つの経路の
合流する合流交差点が設けられると共に、無人走行車が
停止して所定の作業を行う複数のステーションが設けら
れた誘導路を運行する複数の無人走行車を制御する無人
走行車の運行制御方法及び運行制御装置に係り、特に誘
導路内の合流交差点部分における2台の無人走行車の衝
突を防止する無人走行車の運行制御方法及び運行制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無人走行車の運行制御方
法、すなわち、合流交差点位置を知る方法及び合流交差
点位置において無人走行車同志が衝突しないように走行
させる方法について、誘導路の外側に設けた地上基地局
から無線により各無人走行車にその運行状態を送信する
ことにより知らせ、送信内容に基づいて無人走行車の運
行が制御されていた。また、他の無人走行車の運行制御
方法としては、合流交差点位置に制御盤を設け、合流交
差点の位置情報及び合流交差点における運行制御情報を
無人走行車に送信し、その送信結果に基づいて無人走行
車の運行制御が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記前者無人
走行車の運行制御方法の場合、地上基地局を設けること
により設備コストが高くなり、また、誘導路のレイアウ
ト変更における通信ソフトの変更が煩雑であった。ま
た、上記後者の制御方法の場合、交差点毎に制御盤を設
ける必要があるため、設備コストが高価になると共に、
レイアウト変更の際の制御盤等の移設工事費が高価にな
るという問題があった。本発明は、かかる問題を解決し
ようとするもので、誘導路の合流交差点位置における無
人走行車の走行を簡単且つ安価に行うことができる無人
走行車の運行制御方法及び運行制御装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために、上記請求項1に係る発明の構成上の
特徴は、所定の地域内に計画された無人走行車を走行さ
せる複数の経路を組み合わせた誘導路であって、誘導路
内に2つの経路の合流する合流交差点が設けられると共
に、無人走行車が停止して所定の作業を行う複数のステ
ーションが設けられた誘導路を走行する複数の無人走行
車を制御する無人走行車の運行制御方法であって、無人
走行車に、複数種類の周波数の無線信号を発信する複数
のチャンネルを有すると共に、複数種類の周波数の無線
信号を識別して受信する無線送受信装置を設け、誘導路
を1以上のステーションからなる複数の領域に区分する
と共に合流交差点に順に合流交差点番号を付し、複数の
領域の内から2つの領域を選択して組み合わせた複数の
組に対して、各組の2つの領域内及び領域間にある合流
交差点の数と、予め定めた基準ステーション位置から順
次番号を付された合流交差点の位置を示す交差点番号配
列との関係を示す交差点データIと、交差点番号に対
し、交差点を含む所定範囲内において使用される無線送
受信信号の固有の周波数チャンネルを示すチャンネル番
号との関係を示す交差点データIIとを作成して無人走
行車に設けた制御装置に記憶させ、無人走行車の指定さ
れた走行開始ステーション位置から走行終了ステーショ
ン位置に至る行程にて、無人走行車に設けた交差点検出
手段により合流交差点を検出し、検出した合流交差点に
対して交差点データIに基づき、制御装置により合流交
差点位置を特定し、特定された合流交差点位置におい
て、交差点データIIに基づいて、無線送受信装置によ
り他の無人走行車からの合流交差点に関連する無線信号
の送信の有無を判定し、送信がないときには無線信号を
送信しながら無人走行車を走行させ、無線信号の送信が
あるときには送信がなくなるまで無人走行車を停止させ
るように制御することにある。
【0005】上記のように請求項1に係る発明を構成し
たことにより、無人走行車が合流交差点に出会ったと
き、無線送受信装置により他の無人走行車からの合流交
差点に関連する無線信号の送信を受けないときには、そ
のまま走行を継続し、送信をうけたときには、送信がな
くなるまで停止し、その後走行を開始する。そのため、
合流交差点において無人走行車間の衝突等のトラブルを
防止することができると共に、無人走行車の運行が無駄
な時間を費やすことなく円滑に行われる。また、上記運
行制御は、交差点データI,IIを制御装置に記憶させ
るのみで簡単に行うことができ、制御コストを安価にす
ることができる。さらに、無人走行車を停止させる無線
信号のチャンネルを合流交差点毎に区別した専用チャン
ネルにしたことにより、他の合流交差点におけるチャン
ネルと干渉し合わないので、安定な交差点制御を行うこ
とができる。また、運行システムの変更等に対しても、
交差点データを変更するのみでよく、また変更手順も簡
単なので、システム変更を簡単かつ安価に行うことがで
きる。
【0006】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の無人走行車の運行制御方
法において、合流交差点の内の少なくとも1つが、一方
の経路への無人走行車の進入により他の無人走行車と衝
突する可能性のある特定経路を有する特定合流交差点で
あるときには、交差点データIIに、交差点番号に対
し、チャンネル番号における送受信されるデータが1個
または2個の何れであるかを表すデータ数と、データ数
が2個のときの無人走行車の前進に対応する第1データ
及び後進に対応する第2データの何れであるかを表すデ
ータ種類と、特定経路であることを示す特定経路データ
とを加え、無人走行車が特定経路に進入しない場合に、
無人走行車が第1データを受信しときには無人走行車が
第2データを送信しながら前進し、第2データを受信し
たら無人走行車が停止し、また無人走行車が特定経路に
進入しようとする場合に、無人走行車が第1データまた
は第2データを受信したら無人走行車は停止し、第1デ
ータ及び第2データを受信しないときに無人走行車が特
定経路に進入するように制御することにある。
【0007】上記のように請求項2に係る発明を構成し
たことにより、例えば無人走行車が合流交差点を前進に
より通過し、進入した特定経路にあるステーションで停
止しそこでの処理を完了した後、合流交差点を後進によ
り通過して仮想ステーションに停止し、再び別の領域の
行先ステーションまで前進により走行するように規定さ
れたスイッチバック経路を含む場合に、特定経路におけ
るチャンネル番号での送受信されるデータ数を2個と
し、無人走行車の前進に対応する第1データ及び後進に
対応する第2データにした。そして、無人走行車が特定
経路に進入しない場合には、無人走行車が第1データを
受信しときには無人走行車が第2データを送信しながら
前進し、第2データを受信したら無人走行車が停止する
ようにした。また、無人走行車が特定経路に進入しよう
とする場合には、無人走行車が第1データまたは第2デ
ータを受信したら無人走行車は停止し、第1データ及び
第2データを受信しないときに無人走行車が特定経路に
進入するようにした。その結果、上記請求項1に係る発
明の効果が得られると共に、無人走行車が特定経路に進
入しない場合に、無人走行車が第1データを受信しとき
には無人走行車が第2データを送信しながら前進するこ
とができるので、無駄な待ち時間を費やすことなく、無
人走行車の円滑な進行を計ることができる。
【0008】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、所定の地域内に計画された無人走行車を走行さ
せる複数の経路を組み合わせた誘導路であって、誘導路
内に2つの経路の合流する合流交差点が設けられると共
に、無人走行車が停止して所定の作業を行う複数のステ
ーションが設けられた誘導路を運行する複数の無人走行
車に設けられ、無人走行車の運行を制御する無人走行車
の運行制御装置であって、複数種類の周波数の無線信号
を発信する複数のチャンネルを有すると共に、複数種類
の周波数の無線信号を識別して受信する無線送受信装置
と、誘導路を1以上のステーションからなる複数の領域
に区分すると共に合流交差点に合流交差点番号を付し、
複数の領域の内から2つの領域を選択して組み合わせた
複数の組に対して、各組の2つの領域内及び領域間にあ
る合流交差点の数と、予め定められた基準ステーション
位置から順次番号を付された合流交差点の位置を示す交
差点番号配列との関係を示す交差点データIと、交差点
番号に対し、交差点を含む所定範囲内において使用され
る無線送受信信号の固有の周波数チャンネルを示すチャ
ンネル番号との関係を示す交差点データIIとを記憶す
る交差点データ記憶手段と、無人走行車の指定された走
行開始ステーション位置から走行終了ステーション位置
に至る行程にて、各合流交差点を検出する交差点検出手
段と、交差点検出手段により検出された合流交差点検出
結果と、交差点データIに基づき、合流交差点位置を特
定する合流交差点特定手段と、特定された合流交差点位
置において、交差点データIIに基づいて、無線送受信
装置により他の無人走行車からの合流交差点に関連する
無線信号の送信の有無を判定し、送信がないときには無
線信号を送信しながら無人走行車を進行させ、無線信号
の送信があるときには送信がなくなるまで無人走行車を
停止させるように制御する第1走行制御手段とを設けた
ことにある。
【0009】上記のように請求項3に係る発明を構成し
たことにより、上記請求項1に係る発明の効果と同様
に、合流交差点において無人走行車間の衝突等のトラブ
ルを防止することができると共に、無人走行車の運行が
無駄な時間を費やすことなく円滑に行われる。また、上
記運行制御装置は、交差点データI,IIを交差点デー
タ記憶手段に記憶させるのみで簡単に行うことができ、
制御コストを安価にすることができる。さらに、無線送
受信装置の無線信号のチャンネルを合流交差点毎に区別
した専用チャンネルにしたことにより、他の合流交差点
におけるチャンネルと干渉し合わないので、安定な交差
点制御を行うことができる。また、運行システムの変更
等に対しても、交差点データ記憶手段の記憶内容を変更
するのみでよく、また変更手順も簡単なので、システム
変更を簡単かつ安価に行うことができる。
【0010】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項3に記載の無人走行車の運行制御装
置において、合流交差点の内の少なくとも1つが、一方
の経路への無人走行車の進入により他の無人走行車と衝
突する可能性のある特定経路を有する特定合流交差点で
あるときには、交差点データ記憶手段に記憶された交差
点データIIに、交差点番号に対し、チャンネル番号に
おける送受信されるデータが1個または2個の何れかを
表すデータ数と、データ数が2個のときの無人走行車の
前進に対応する第1データ及び後進に対応する第2デー
タの何れかを表すデータ種類と、特定経路であることを
示す特定経路データとを加え、無人走行車が特定経路に
進入しない場合に、無人走行車が第1データを受信しと
きには無人走行車が第2データを送信しながら走行し、
第2データを受信したら無人走行車が停止し、また無人
走行車が特定経路に進入しようとする場合に、無人走行
車が第1データまたは第2データを受信したら無人走行
車は停止し、第1データ及び第2データを受信しないと
きに無人走行車が特定経路に進入するように制御する第
2走行制御手段を設けたことにある。
【0011】上記のように請求項4に係る発明を構成し
たことにより、上記請求項2に係る発明の効果に示した
ように、特定経路がスイッチバック経路である場合に、
交差点データIIに基づいて、第2走行制御手段の制御
下にて、無人走行車がスイッチバック経路に進入しない
場合には、無人走行車が第1データを受信しときには無
人走行車を第2データを送信しながら前進させ、第2デ
ータを受信したら無人走行車を停止させるようにした。
また、無人走行車がスイッチバック経路に進入しようと
する場合には、無人走行車が第1データまたは第2デー
タを受信したら無人走行車を停止させ、第1データ及び
第2データを受信しないときに無人走行車をスイッチバ
ック経路に進入させるようにした。その結果、上記請求
項3に係る発明の効果が得られると共に、無人走行車が
特定経路に進入しない場合に、無人走行車が第1データ
を受信しときには無人走行車が第2データを送信しなが
ら前進することができるので、無駄な待ち時間を費やす
ことなく、無人走行車の円滑な進行を計ることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明すると、図1は、一実施形態に係る無人走
行車を斜視図により概略的に示したものであり、図2及
び図3は同無人走行車を後述する搬送物搭載板を取り除
いた状態の平面図及び左側面図により示したものであ
る。以下、無人走行車を上から見た状態で左右を決め、
これに従って無人走行車の位置関係を説明する。無人走
行車は、箱状の台車10を設けており、台車10は水平
に設けた搬送物搭載板10aと、前後端に設けた前側板
10b及び後側板10cと、両側端に設けた右側板10
d及び左側板10eとを設けている。そして、搬送物搭
載板10aの後側には、制御ボックス10fが設けられ
ている。台車10内部には、後側仕切り板10gと前側
仕切り板10hが設けられており、両仕切り板10g,
10hによって台車10内は、3つの空間R1,R2,
R3に分離されている。
【0013】右側板10d及び左側板10eの前後中間
部分には、図2に示すように、回転軸11a,11bが
両側板を貫通して設けられており、両側板に設けたベア
リング10d1 ,10e1 により回転自在に支持されて
いる。両回転軸11a,11bの外端には右駆動輪(R
W)12aと左駆動輪(LW)12bが固定されてお
り、回転軸11a,11bの内端にはプーリ13a,1
3bが固定されている。前側仕切り板10hの中央内側
には、図2に示すように、前側取付板14aが設けられ
ており、前側取付板14aには、右側直流モータ15a
が固定されている。右側直流モータ15aの回転軸15
a1 は、右側板10dに設けたベアリング10d2 に回
転自在に挿入されている。回転軸15a1 の中間部分に
はプーリ16aが設けられている。そして、プーリ16
aと回転軸11aのプーリ13aには、ベルト17aが
巻装されており、右側直流モータ15aの回転力が右側
駆動輪12aに伝達されるようになっている。
【0014】後側仕切り板10gの中央内側には、図2
に示すように、後側取付板14bが設けられており、後
側取付板14bには、左側直流モータ15bが固定され
ている。左側直流モータ15bの回転軸15b1 は、左
側板10eに設けたベアリング10e2 に回転自在に挿
入されている。回転軸15b1の中間部分にはプーリ1
6bが設けられている。そして、プーリ16bと回転軸
11bのプーリ13bには、ベルト17bが巻装されて
おり、左側直流モータ15bの回転力が左側駆動輪12
bに伝達されるようになっている。なお、プーリ13
a,16a、13b,16b及びベルト17a,17b
の代わりにスプロケットとチェーンとの組合せを用いて
もよい。また、場合によっては、モータの回転軸と駆動
輪の軸とを直結させてもよい。
【0015】前側仕切り板10hの空間R1側の左右中
央には、図2,図3に示すように、軸22aを支持する
ブラケット21aが設けられている。軸22aには、回
動可能にリンク23aが設けられており、リンク23a
の先端には補助輪24aを支持するブラケット24a1
が設けられている。そして、ブラケット24a1 の下端
と搬送物搭載板10aの間には、搬送物搭載時の衝撃吸
収のためのショックアブソーバ25aが設けられてい
る。後側仕切り板10gの空間R3側の左右中央には、
軸22bを支持するブラケット21bが設けられてい
る。軸22bには、回転可能にリンク23bが設けられ
ており、リンク23bの先端には補助輪24bを支持す
るブラケット24b1が設けられている。そして、ブラ
ケット24b1 の下端と搬送物搭載板10bの間には、
搬送物搭載時の衝撃吸収のためのショックアブソーバ2
5bが設けられている。
【0016】そして、前側板10bの内側下端位置に
は、図1,図2に示すように、進行方向Fに向かって右
端から中央にかけて順に、前進用の分岐センサ31a
と、前進停止センサ32aと前進セクションセンサ33
aが設けられている。前進分岐センサ31aは、図4に
示すように、無人走行車の走行を誘導する磁気誘導帯M
I(以下、誘導帯MIと記す)の分岐する位置の直前に
設けられた磁気テープからなる前進分岐マークBM1 を
検出する磁気センサである。前進停止センサ32aは、
図5(a)に示すように、ステーションS1,S2にお
いて無人走行車が停止する位置を示す磁気テープからな
る停止マークTMを検出するセンサであり、前進分岐セ
ンサ31aと同様磁気センサである。前進セクションセ
ンサ33aは、図5(a)に示すように、無人走行車が
所定の作業を行う場所であるステーションS1,S2の
まとまりであるセクションの境界を示す磁気テープから
なるセクションマークSMを検出するもので、前進分岐
センサ31a、前進停止センサ32aと同様の磁気セン
サである。これらの前進分岐センサ31a、前進停止セ
ンサ32a及び前進セクションセンサ33aは、無人走
行車の運行システムの実行に用いられるものである。な
お、図4(b)、図5(b)は、図4(a)、図5
(a)に示す工事図のコース設計図である。
【0017】無人走行車の後側板10cには、図2に示
すように、後進用の後進分岐センサ31b、後進停止セ
ンサ32b及び後進セクションセンサ33bが設けられ
ている。これら後進用のセンサは、上記前進用センサと
同様のものである。そして、後進停止センサ32b及び
後進セクションセンサ33bは、前進停止センサ32a
及び前進セクションセンサ33aと同一線上に配置さ
れ、床に貼り付けられた同一の停止マークTM及びセク
ションマークSMを検出するようになっている。しか
し、後進分岐センサ31bについては、図2に示すよう
に、前進用の分岐センサ31aより台車右側に近い位置
に配置され、図4(a)に示すように、前進分岐マーク
BM1より外側に設けられた後進分岐マークBM2を検出
するようになっている。
【0018】また、前側板10bの中央下端位置には、
前進ガイドセンサ34aが設けられており、後側板10
cの中央の内側下端位置には、後進ガイドセンサ34b
が設けられている。ガイドセンサ34a,34bは、1
6個(16ビット)の磁気センサを横一列に配置したも
のであり、無人走行車を誘導する為に床面に貼り付けら
れた誘導帯MIを検出し、制御回路との協同により、無
人走行車の通常の走行状態を検出する通常走行モード
と、右分岐合流走行状態を検出する右分岐合流モード
と、左分岐合流走行状態を検出する左分岐合流モード
と、直線分岐合流走行状態を検出する直線分岐合流モー
ドを制御するものである。
【0019】また、前側板10bの内側下端位置の前進
ガイドセンサ34aの左位置には、図1,図2に示すよ
うに、前進用の減速センサ35aが設けられている。前
進減速センサ35aは、無人走行車が停止する位置の前
に設けられた磁気テープからなる減速マークGM1 を検
出するセンサであり、前進分岐センサ31a等と同様磁
気センサである。この減速マークGM1 の検出により、
無人走行車は、通常の走行速度(一速)から半分の走行
速度(二速)に減速される。また、前進減速センサ35
aの他の役割としては、図6に示すように、減速マーク
GM1 と停止マークTMを誘導路の同一位置にペアで設
け、前進減速センサ35aと前進停止センサ32aが同
時に各々減速マークGM1 と停止マークTMを検出する
ことにより、交差点を検出させることにしている。すな
わち、減速マークGM1 と停止マークTMの対を、交差
点マークとしたものである。そして、後側板10cの内
側下端位置の後進ガイドセンサ34bの左位置にも同様
に、後進減速センサ35bが設けられている。後進減速
センサ35bについては、図2に示すように、前進減速
センサ35aより台車左側に近い位置に配置され、前進
減速マークGM1 より外側に設けられた後進減速マーク
GM2 を検出するようになっている。
【0020】搬送物搭載板10aの後側の制御ボックス
10fには、図1に示すように、通信装置44の受信内
容等を表示する表示板37が設けられている。また、表
示板37の近傍位置には、走行ルート上に無人走行車が
位置するか否かの確認用の確認ランプ38が設けられて
いる。
【0021】ここで、本実施例に係る無人走行車の多点
停止運行システムのコース設計図について、図7を用い
て説明する。図7は、無人走行車の走行コースの一例を
示すもので、図示したループが無人走行車の走行通路を
示し、走行通路にはその進行方向を示す走行矢印が示さ
れ、かつ四角で示す7カ所の無人走行車を停止させるた
めのステーションST(以下、単にSTと記す)が配置
されている(図7では、ステーションSTをSと記
す)。そして、ST1がホームベースH.Bと定められ
る。また、ST7はスイッチバック走行に用いられる仮
想ステーションである。分岐点は、図6に白丸及び黒丸
で示すように、B0 〜B2 の3カ所である。各分岐点
は、前進モード(前後進データ=1)で走行する場合に
白丸が、後進モード(前後進データ=2)で走行する場
合に黒丸が付けられる。ここで、前進モード(前後進デ
ータ=1)の場合には、前進分岐センサ31aが図7の
白丸位置の前進分岐マークBM1 を検出し、後進モード
(前後進データ=2)の場合には、後進分岐センサ31
bが図7の黒丸位置の後進分岐マークBM2 を検出す
る。
【0022】また、ある分岐点から走行矢印に沿って次
の分岐点までの区間をブランチBRと定義する。本実施
例においては、図7に示すB2 〜B0 区間を1ブラン
チ、B1 〜B3 区間を2ブランチ、B1 〜B2 区間を3
ブランチ、B0 〜B2 区間を4ブランチ、B0 〜B1 区
間を5ブランチと定義する。セクションSEを、各ブラ
ンチBR内に設けたSTのまとまりとして定義し、図7
において例えばST3,ST4は、1つのセクションで
あり、これをST3,4の前に走行通路に直交する両端
が白丸の線であるセクションマークを付けて示す。セク
ションSEは、任意の分岐点から矢印方向に沿って最初
のセクションマークから次のセクションマークまでの区
間を1のセクションとし、次のセクションまでの区間を
2のセクションとし、以下順次矢印方向に進んで番号を
付ける。すなわち、ブランチ1ではST1(H.B)を
含む部分はセクション1であり、ST2はセクション2
であり、ST3,4はセクション1であり、ST5,S
T6はセクション1である。ブランチ5のスイッチバッ
クST7はセクション1である。ここで、図7にブラン
チとセクションを明示するために記号を用いる。記号
は、四角の上に三角を設けたもので、三角部分にブラン
チを記し、四角部分にセクションを記入するようにした
ものである。ただし、ブランチ5は後進ブランチである
ため、三角部分の上部に黒印を付して他のブランチと区
別した。
【0023】また、各ステーションSTには、図1及び
図5に示すように、停止マークTMが設けられている
が、各セクションSE内の停止マークTMの順番を、走
行矢印に沿って停止カウントTCとして定義する。例え
ば、各ST3,4は、停止カウントTC1,2に対応す
る。また、各STにおいては、各々無人走行車の移載作
業に応じて降ろし、積み、停止のみ及び特殊停止のいず
れかの処理が行われる。図6に示すコース設計図におい
ては、降ろし処理は外向き矢印で示され、積処理は内向
き矢印で示され、停止のみ及び特殊停止処理は矢印が付
されない。また、処理データは、各々降ろし処理の場合
は1、積み処理の場合は2、停止のみ処理の場合は3
(特殊停止処理は図示しない)と記入されている。以上
に示した、ステーションSTと、ブランチBRと、セク
ションSEと、停止カウントTCと処理との関係を、
「地図データ1(ステーションデータ)」として、下記
表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】つぎに、上記「地図データ1」に基づい
て、無人走行車の走行コースを選択するための「地図デ
ータ2(分岐データ)」を規定する。まず、無人走行車
が現在位置するブランチである現在地ブランチ(以下、
現在地BR)と、無人走行車の行先である行先ブランチ
(以下、行先BRと記す)の組合わせを決める。この組
合せにおいて、走行矢印の所望の走行ルートに沿って現
在地BRと行先BRとの間の分岐点の数である分岐数が
求められる。前進走行では、行先ブランチまでの分岐点
の数を白丸印の合計で表し、後進走行では、行先ブラン
チまでの分岐点の数を黒丸印の合計で表す。また、現在
地BRと行先BRとの間の分岐点における走行制御モー
ド即ち直線分岐か左分岐か右分岐かを示す分岐処理デー
タが求められる。ここで、直線分岐は1、左分岐は2、
右分岐は3で表すものとする。さらに、現在地BRと行
先BRとの間に走行方向を決めるための前後進データが
求められる。ここで、前後進データが1の場合、前進走
行とし、前後進データが2の場合、後進走行とする。以
上に示した現在地BR、行先BR、分岐数、分岐処理デ
ータ及び前後進データを「地図データ2」として下記表
2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】つぎに、本実施例に係る無人走行車の交差
点停止制御システムの交差点地図について、図8を用い
て説明する。図8には、図7において示した、ST、S
Tにおける処理及びブランチ(三角印内の番号)が示さ
れている。そして、経路が合流する交差点位置B1 ,B
2 の手前には、交差点マークが、経路に直角に棒線を付
して示されている。交差点マークには、三角形の通信ポ
イントマークが付されている。通信ポイントマークは、
走行車の進行方向を示し、白抜きは前進を、黒塗は後進
を示す。交差点マークは、ブランチ5の交差点マークを
1番として、順に5番までの番号が付されている。ただ
し、交差点の終了位置における交差点マークについては
共通なので、0番が付される。各交差点を交差点マーク
で囲んだ領域では、固有の周波数チャンネルが適用され
る。交差点位置B1 では、チャンネル番号3が用いら
れ、交差点位置B2 では、チャンネル番号7が用いられ
る。なお、交差点の終了位置における交差点マークにお
いては、以後無線信号は送信されないので、チャンネル
番号は0である。
【0028】通信ポイントでは、無人走行車の無線送受
信装置45により、固有のチャンネルの周波数の無線信
号が送信されるようになっている。送信データは、1個
の場合のシングルデータと、2個の場合のダブルデータ
がある。ダブルデータの場合は、主データと副データと
になる。ダブルデータは、走行車の進行方向の可能性が
2方向ある場合に、両方向で異なったデータを送信する
必要がある場合に用いられる。本実施例においては、交
差点番号1の部分が、走行車がブランチ2に進行する
か、ブランチ3に進行するかの2方向の可能性があり、
ダブルデータが必要になる。そして、交差点番号1の部
分では、ブランチ2に他の無人走行車がいるか否かを判
定する必要がある。そこで、判定する必要があるブラン
チをチェックブランチとして規定する。さらに、交差点
マーク位置において、無人走行車の走行を確実に停止さ
せる必要がある場合に、一時停止のための一時停止ポイ
ントを設け、×印として規定する。
【0029】ここで、上記交差点番号と、チャンネル番
号と、送信データ(シングルデータ及びダブルデータ)
と、チェックブランチとの関係を明示するために記号を
用いる。記号は、図8に示すように、2つの丸印、三角
印及び四角を直列に連結したものを用い、最初の丸印を
交差点番号、次の丸印をチャンネル番号、次の三角印を
送信データ、次の四角をチェックブランチに対応させ、
各データを記入するようにしたものである。以上に示し
た現在地BR、行先BR、交差点数、交差点カウントD
146に対する交差点番号D147の関係を、「地図デ
ータ3」として下記表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】また、以上に示した、交差点番号D14
7、切り替えチャンネルデータD190、データ数D1
48(シングルデータ、ダブルデータ)、送受信データ
(主データD149、副データD150)、チェックブ
ランチD151,D152及び一時停止の関係を、「地
図データ4」として、下記表4に示す。
【0032】
【表4】
【0033】そして、搬送物搭載板10aの後側の制御
ボックス10f内には、図3に示すように、無人走行車
の動作を制御する電気制御装置40が設けられている。
電気制御装置40は、図9に示すように、入出力ユニッ
トを持ち、演算処理を行う制御回路41を設けており、
図10〜図14に示すフローチャートに対応した通信制
御の「多点停止制御プログラム」、図15〜図18に示
す「運行制御ルーチン」を実行し続けると共に、図19
〜図24のフローチャートに対応した「交差点制御イン
ターラプトプログラム」を割り込み実行するものであ
る。また、制御回路41には、上記表1〜表4に示す
「地図データ1」〜「地図データ4」が記憶されてい
る。
【0034】制御回路41の入力側には、上記前進分岐
センサ31a、後進分岐センサ31b、前進停止センサ
32a、後進停止センサ32b、前進セクションセンサ
33a、後進セクションセンサ33b、前進ガイドセン
サ34a、後進ガイドセンサ34b及び前進減速センサ
35a、後進減速センサ35bが接続されている。ま
た、入出力端には、光等のシリアルの通信装置44が設
られている。この通信装置44は、後述する地上側制御
装置46との信号の授受を行うものである。さらに、入
力側には、スタートスイッチ36が接続されている。ま
た、制御回路41の入出力端には、各無人走行車に設け
られ、無人走行車間の信号の送受信を行う無線送受信装
置45が接続されている。
【0035】そして、ホームベースH.Bには、地上側
通信制御装置46が設けられると共に各STにスイッチ
PBを設け、スイッチPBと地上側通信制御装置46間
をケーブルで接続した。地上側通信制御装置46は、ス
イッチPBが押されると、複数のSTの行先信号を通信
装置44に送信する。本実施例では、FROM A TO B,FROM
C TO D の4つの行先信号を通信装置44に送信する。
ここで、A,B,C,D は、任意のSTを示す。ただし、FROM
A TO B の2つの行先信号の送信への切り替えも容易に
行われる。
【0036】制御回路41の出力側には、行先を表示す
る表示板37及び無人走行車が走行通路上にいるかどう
かを確認する確認ランプ38が接続されている。また、
制御回路41の出力側には、ディジタルアナログ変換器
D/A42a,42bが接続されており、制御回路41
からの駆動輪の回転速度を示すディジタル信号を+10
〜−10Vの範囲のアナログ信号に変換して出力する。
ディジタルアナログ変換器D/A42a,42bの出力
側には、駆動回路43a,43bが接続されており、デ
ィジタルアナログ変換器D/A42a,42bからの+
10V〜−10Vの範囲の電圧を直流モータの駆動に必
要な+24V〜−24Vの範囲の電圧に増幅して右側直
流モータ15a及び左側直流モータ15bに出力する。
また、ディジタルアナログ変換器D/A42a,42b
には、制御回路41からの後進出力のための符号ビット
入力線が接続されており、前進後進切り替え時に出力信
号を正負反転させるようになっている。なお、上記無人
走行車の左右の駆動輪の回転速度制御は、安価な直流モ
ータを用いてオープンループ式で行っているが、サーボ
モータを用いてクローズループ方式で行うこともでき
る。
【0037】以上のように構成した実施形態について、
2つの具体的実施例の動作について説明する。 I.第1実施例 本実施例においては、2台の無人走行車I,IIが誘導
路上を運行しているものとし、無人走行車Iについて
は、地上側通信制御装置46により無人走行車の行先S
T2及び行先ST5がFROM TO 入力により指定されてい
る。他の無人走行車IIについては、これとは別に地上
側通信制御装置46により指定された任意の方向に走行
しているものとする。以下、H.B〜行先ST2、行先
ST2〜行先ST5、行先ST5〜H.Bについて順次
説明する。 (1)H.B〜行先ST2 ホームベースH.B(ST1)に無人走行車Iが待機し
た状態で、「多点停止制御プログラム」の実行が、ステ
ップ60にて開始される。同時に、「交差点制御インタ
ラプトプログラム」の割り込み実行が、図19に示すス
テップ150にて開始される。ステップ61にて無人走
行車がホームベースH.Bに到着した指令が、通信装置
44によって地上側通信制御装置46に出力される。つ
ぎに、ステップ62にて制御回路41は、FROM TO カウ
ント数D128を「0」にする等の初期化処理を行い、
地上側通信制御装置46からの呼出通信データを受信す
る準備を完了する。つづいて、通信装置44は、ステッ
プ63にて、地上側通信制御装置46から、2つの行先
STデータを受け取る。ここでは、FROM A TO B 入力に
よるデータ入力が行われ、行先1としてST2が、行先
2としてST5が指定される。すなわちD80としてS
T2が、D81としてST5が、D82及びD83とし
てSTなし(以下、H2020と記す)が、通信装置4
4に入力される。以下、行先ST2及び行先ST5につ
いてのFROM TO 入力の処理が順次行われる。
【0038】まず、ステップ64にてD82,D83=
H2020か否か、すなわち行先入力がFROM TO 入力ま
たはFROM TO FROM TO 入力かが選択される。なお、H2
020は、市販ソフトであるアスキーコードのデータで
あり、本実施の形態においては各種のシリアルデータと
してアスキーコードが使用される。ここでは、FROM TO
入力が選択されているので、プログラムはステップ65
に移され、制御回路41のFROM TO 入力用内部リレーM
701がオンされる。さらに、ステップ66にて行先3
データ(D82)にホームベースH.Bを示すステーシ
ョンデータ(D85)が入力される。そして、ステップ
67にてFROM TO カウントアップデータ(D140)が
「3」にされる。すなわち、D82に格納されている無
人走行車の内部データ第3行先指令(行先ST=H.
B)を含めて3つの行先STデータが無人走行車の制御
回路41に記憶され、制御回路41はこの記憶に基づい
て順に無人走行車の運行制御を実行していく。
【0039】つぎに、ステップ68にて、FROM TO カウ
ント数D128=3か否かが判定される。現時点におい
てはD128=0であるので、ステップ68にて「N
O」と判定され、さらに、図11に示すステップ69に
て「YES」と判定されて、プログラムはステップ70
に移行され、行先STデータであるD80(ST2)が
D110に格納される。そして、ステップ71にて行先
D110(シリアルデータ)が演算処理可能なデータD
90に変換される。
【0040】つぎに、ステップ72にて「地図データ
1」が参照される。ステップ73にてM701オンが選
択され、ステップ74にてFROM TO カウント数D128
=0が選択され、ステップ75にて、無人走行車IのD
128=0の内容であるH.Bから行先1(ST2)が
示される。つぎに、ステップ76にてD141がH30
30か否かすなわち経路にSBVSTが含まれているか
否かが判定される。ST2の経路にはSBVSTが含ま
れていないので、D141=H3030が選択され、プ
ログラムはステップ79に移され、「運行制御ルーチ
ン」が実行される。
【0041】「運行制御ルーチン」は、図15に示すス
テップ120にて開始され、ステップ121にて既に決
定された行先ST2のステーションデータD90,ブラ
ンチデータD91(BR)、セクションデータD92
(SE)、停止カウントデータD93(TC)、処理デ
ータD94(処理)の各データが、行先ステーションデ
ータD100、行先ブランチデータD101、行先セク
ションデータD102、行先停止データD103、行先
処理データD104に移される。そして、ステップ12
2にて、制御回路41に記憶された「地図データ2」が
読み込まれ、ステップ123にてデータD95に格納さ
れた現在地BRデータ=1及びデータD101に格納さ
れた行先BRデータ=1とから「地図データ2」に基づ
いて、分岐数=2、分岐処理データ=1,3及び前後進
データ=1がデータD97、データD98及びデータD
135に移される。
【0042】つぎに、ステップ124にてD135に格
納された前後進データの内容により前進モードか後進モ
ードかが判定される。ここでは前進モードなので、ステ
ップ125aにて前進モードが選択される。そして、ス
テップ126にて現在地BRD95と行先BRD101
が等しいか否かについて判定される。ここでは両者が等
しいので「YES」との判定の基にプログラムはステッ
プ127に移されて、現在地SE(D96)=1と行先
SE(D102)=2の大小が判定される。ここでは、
D96<D102なので、プログラムはステップ128
に移され、最終セクションカウント数D121が行先S
E−現在地SE=1に等しくされ、最終停止カウント数
D126が行先TC=1に等しくされる。そして、図1
7に示すステップ129にて、無人走行車Iの走行が開
始され、前進セクションセンサ33aによる床に貼り付
けられたセクションマークSMの検出が開始される。前
進セクションセンサ33aによる検出結果の和であるセ
クションカウント数D125が最終セクションカウント
数D121=1に等しくなると、ステップ130にて
「YES]との判定の基にプログラムはステップ131
に移され、無人走行車の走行速度が最低速度に切り替え
られる。これにより、無人走行車が停止位置に制度良く
停止でき、その結果、荷物の移載作業の円滑な実行が保
証される。
【0043】つぎに、ステップ132にて前進停止セン
サ32aにより床に貼り付けられた停止マークTMの検
出が開始され、前進停止センサ32aによる検出結果の
和である停止カウント数D127が最終停止カウント数
D126=1に等しくなるまで、ステップ133の処理
が行われる。そして、無人走行車の移動により前進停止
センサ32aが最初の停止マークを検出し停止カウント
数D127=1になると、ステップ133にて「YE
S」との判定の基にプログラムはステップ134に移行
され、無人走行車は停止する。この結果、無人走行車
は、ST2に停止することができる。
【0044】つぎに、プログラムは、図18に示すステ
ップ135に移され、行先位置(ST2)が現在地に更
新される。すなわち、行先BRデータD101、行先S
EデータD102、行先TCデータD103、行先処理
データD104の各データが現在地BRデータD95、
現在地SEデータD96、現在地TCデータD123、
現在地処理データD124に移される。そして、プログ
ラムはステップ136に移され、無人走行車は行先ST
2停止時の処理をD104に従って実行する。ここで
は、D104=2であるから荷物の積みが行われる。そ
して、D104の処理が終了すると、ステップ137に
て「YES」との判定の基にプログラムはステップ13
8に移され、行先データD101,D102,D10
3,D104が全てクリアされる。このとき、前後進モ
ードが後進モードの場合には、前進モードに切り替えら
れる。そして、ステップ139にて無人走行車のST2
に至る制御が終了し、「運行制御ルーチン」は「多点停
止制御プログラム」に戻される。
【0045】以上に示した「多点停止制御プログラム」
の実行中に、制御回路41は、「交差点制御インタラプ
トプログラム」の割り込み実行を行っている。図19に
示すステップ150にてプログラムの実行が開始され、
ステップ151にて地図データ3が読み込まれ、ステッ
プ152にて現在地BR=1と行先BR=1とから交差
点数D145=2及び交差点番号D147=0ー5ー0
が決定される。さらに、ステップ153にて地図データ
4が読み込まれ、ステップ154にて交差点番号D14
7からその交差点に対する切り替えチャンネルD19
0、データ数D148、主データD149及び副データ
D150、チェックブランチD151,D152が決定
される。ここでは、交差点はなく、交差点カウントD1
46の交差点番号D147が「0」の処理が実行される
が、交差点番号「0」はリセットデータであり、送受信
はしない。
【0046】つぎに、ステップ155にて交差点カウン
ト数D146が交差点数D145と等しいか否かが判定
される。ここでは、D146≠D145なので「NO」
との判定の基に、プログラムはステップ156に移さ
れ、交差点カウントデータD146が0か否かが判定さ
れる。ここでは、D146=0なので「YES」との判
定の基にプログラムはステップ157に移され、さらに
交差点番号D147=0に応じて「NO」との判定の基
にプログラムはステップ158に移され、交差点マーク
の検出か否かが判定される。この経路には交差点マーク
はないので「NO」との判定の基にプログラムは図20
に示すステップ159に移され、シングルデータ処理M
718,ダブルデータ処理M719,通信処理リセット
M716が全てオフか否かが判定される。現時点では全
てのリレーがオフなので、「YES」との判定の基にプ
ログラムはステップ160に移され、さらにD147=
0に応じてプログラムはステップ161に移され、通信
処理がリセットされ、リレーM716がオンされる。そ
して、プログラムはステップ158に戻され、以下のス
テップの処理が同様に繰り返される。すなわち、ST1
とST2間には交差点が存在しないので、実質的に交差
点処理は何も行われない。
【0047】(2)行先ST2〜行先ST5 つぎに、図12に示すステップ80にてFROM TO カウン
ト数D128が「1」だけプラスされ、プログラムはス
テップ68に戻される。そして、D128=1に応じ
て、ステップ68及び69にて「NO」との判定の基
に、プログラムはステップ83に移され、さらにステッ
プ83にて「YES」との判定の基にステップ84に移
される。そして、ステップ84にて行先STデータであ
るD81(ST5)がD110に格納され、ステップ7
1にて行先D110(シリアルデータ)が演算処理可能
なデータD90に変換される。つぎに、ステップ72に
て「地図データ1」が参照され、ステップ73にてM7
01オンが選択され、ステップ74にてFROM TO カウン
ト数D128=1が選択される。ステップ81にて、無
人走行車IのD128=1の内容である行先1(ST
2)から行先2(ST5)が示される。つぎに、ステッ
プ82にてD141がH3030か否かすなわち経路に
SBVSTが含まれているか否かが判定される。ST3
の経路にはSBVSTが含まれていないので、プログラ
ムは直ちにステップ79に移され、「運行制御ルーチ
ン」が実行される。
【0048】「運行制御ルーチン」は、図15に示すス
テップ120にて開始され、ステップ121にて既に決
定された行先ST5の各データD90〜D94が、行先
データD100〜D104に移される。そして、ステッ
プ122にて、制御回路41に記憶された「地図データ
2」が読み込まれ、ステップ123にてデータD95に
格納された現在地BRデータ=1及びデータD101に
格納された行先BRデータ=3とから「地図データ2」
に基づいて、分岐数=2、分岐処理データ=2,1、及
び前後進データ=1がデータD97、データD98及び
データD135に移される。
【0049】つぎに、ステップ124及びステップ12
5aにて前進モードが選択される。そして、ステップ1
26にて現在地BRD95=1と行先BRD101=3
に基づいて「NO」との判定の基にプログラムは図16
に示すステップ140に移されて、最終セクションカウ
ント数D121が行先SE=1に等しくされ、最終停止
カウント数D126が行先TC=1に等しくされる。そ
して、ステップ141にて、上記分岐数D97、分岐処
理データD98、分岐カウント数D120に従って無人
走行車Iの走行が開始され、前進分岐センサ31aによ
る床に貼り付けられた前進分岐マークBM1 の検出が開
始される。前進分岐センサ31aによる検出結果の和で
ある分岐カウント数D120が分岐数D97=2に等し
くなるまで、前進分岐センサ31aによる検出が行われ
る。
【0050】以上に示した「多点停止制御プログラム」
の実行中に、制御回路41は、上記のように「交差点制
御インタラプトプログラム」の割り込み実行を行ってい
る。ここでは分岐点B1 における交差点処理が問題にな
る。この分岐点B1 においては、ブランチ2が、無人走
行車が前進進行した後、後進により仮想ステーションで
あるステーションST7に戻るスイッチバックブランチ
になっている。ここでは、無人走行車Iは、ブランチ2
には進入せず、ブランチ3に直進するようになってい
る。そのとき、ブランチ2に他の無人走行車IIがない
場合、ブランチ2にて無人走行車IIが前進走行してい
る場合、ブランチ2にて無人走行車IIが後進走行して
いる場合の3つの場合を考慮した交差点制御を行う必要
がある。
【0051】まず、ステップ151にて地図データ3が
読み込まれ、ステップ152にて現在地BR=1と行先
BR=3とから交差点数D145=2及び交差点番号D
147=0−1−0が決定される。さらに、ステップ1
53にて地図データ4が読み込まれ、ステップ154に
て交差点番号D147=1、切り替えチャンネルデータ
D190=3(H0303)、データ数D148=2、
主データD149=A(H4141)、副データD15
0=B(H4242)、チェックブランチD151=2
に決定される。つぎに、ステップ155にて交差点カウ
ント数D146が交差点数D145と等しいか否かが判
定される。ここでは、両者は等しくないので「NO」と
の判定の基に、プログラムはステップ156に移され、
交差点カウントデータD146が0か否かが判定され
る。ここでは、D146=0なので「YES」との判定
の基にプログラムはステップ157に移され、さらに交
差点番号D147=0に応じて「NO」と判定され、プ
ログラムはステップ158に移され、交差点マークの検
出か否かが判定される。この経路おいて、無人走行車I
は交差点マーク1を検出する。すると、ステップ158
にて「YES」との判定の基にステップ162に移さ
れ、交差点カウントデータD146が「1」だけプラス
されて、D146=1とされる。さらにステップ163
にて交差点処理がリセットされ、プログラムはステップ
151に戻される。
【0052】そして、ステップ151〜ステップ154
にて上記と同一の処理が行われた後、ステップ155及
びステップ156にて「NO」と判定され、プログラム
はステップ158に移される。既に交差点マークは検出
された後なので、ステップ158にて「NO」との判定
の基にプログラムは図20に示すステップ159に移さ
れ、さらにステップ159にて「YES」との判定の基
にステップ160に移される。ここで、D147=1な
ので「NO」との判定の基にプログラムはステップ16
4に移され、データ数D148=2か否かが判定され
る。ここでは、D148=2なので「YES」との判定
の基にステップ165に移され、制御回路40により無
人走行車Iの走行停止指令が出力され、無人走行車Iは
停止する。
【0053】そして、プログラムはステップ166に移
され、切り替えチャンネルデータD190が0か否かが
判定される。ここではD190=3なので「NO」との
判定の基にプログラムはステップ167に移され、現在
のチャンネルデータD191が切り替えチャンネルデー
タD190に等しいか否かが判定される。ここでは、ま
だD191=0なので「NO」との判定の基にプログラ
ムはステップ168に移されて、D190のチャンネル
データに無線送受信装置45のチャンネルを切り替える
処理を行い、ステップ169にて現在チャンネルデータ
D191に切り替えチャンネルデータD190を代入
し、プログラムはステップ167に戻されて、D191
=D190に基づいて「YES」との判定の基にプログ
ラムはステップ170に移され、データ数D148が1
か2かが選択される。ここでは、ダブルデータであるD
148=2が選択され、ステップ171にてダブルデー
タ処理M719がオンされる。
【0054】つぎに、プログラムは図21に示すステッ
プ172にて無人走行車の運転停止指令が出力され、無
人走行車Iは停止する。そして、ステップ173にて行
先ブランチD101=3がチェックブランチD151=
2か否かが判定される。ここでは、チェックブランチで
はないのでステップ174にてD101≠D151≠D
152とされ、ステップ175にて走行送信データD1
92に副データD150=B(H4242)が入力され
る。
【0055】次に、別の無人走行車IIによる送受信デ
ータが無人走行車Iにより受信されているかか否か、す
なわち別の無人走行車IIが2ブランチに在るか否かが
判定される。ステップ176にて、T57(2.7秒)
タイマがスタートし、ステップ177にて2.7秒以内
に送受信データD149またはD150が無人走行車I
によって受信されたか否かすなわちD201=D14
9、D201=D150であるか否かが判定され、ステ
ップ178にて2.7秒経過か否かが判定される。別の
無人走行車IIがブランチ2にいない場合には、送受信
データD149またはD150が無人走行車Iによって
受信されることはないので、ステップ177にて「N
O」、ステップ178にて「YES」との判定の基にプ
ログラムはステップ179に移され、無人走行車からの
受信なしとの信号が出力され、T57がオフにされる。
そして、図22に示すステップ180にて送受信データ
D192をD167に入力し、副データBを送信する。
そして、ステップ181にて無人走行車Iをブランチ3
に向けて加速発信させ、リレーM762をリセットす
る。その後、ステップ182にて次の交差点マークの検
出に入り、次の交差点マークを検出した後、ステップ1
62の処理をし、ステップ163にて交差点処理をリセ
ットし、プログラムはステップ151に戻されて、以後
の処理が行われる。
【0056】次に、無人走行車Iが別の無人走行車II
による送受信データを受信中である場合、すなわち別の
無人走行車IIがブランチ2に在る場合の処理を行う。
ステップ176にて、T57(2.7秒)タイマがスタ
ートし、ステップ177にて2.7秒以内に送受信デー
タD149またはD150が無人走行車Iによって受信
されたことに応じて「YES」との判定の基にプログラ
ムはステップ183に移される。そして、T57(2.
7秒)タイマをオフにし、図22に示すステップ184
にて、他の無人走行車IIによる送受信データD201
が主データD149か副データD150かが選択され
る。すなわち、無人走行車IIがブランチ2内を前進走
行中か後進走行中かが判断される。前進中を示す主デー
タD149を受信しているときはさらにステップ185
にて無人走行車Iの行先がチェックブランチか否かが判
定される。ここでは、行先ブランチ3はチェックブラン
チではないので「NO」との判定の基に、ステップ18
0にて送受信データD192(=D150)をD167
に入力し、副データBを送信する。ステップ181にて
無人走行車Iを加速発信させ、リレーM762をリセッ
トする。その後、ステップ182にて次の交差点マーク
の検出に入り、次の交差点マークを検出した後、ステッ
プ162の処理をし、ステップ163にて交差点処理を
リセットし、プログラムはステップ151に戻されて、
以後の処理が行われる。すなわち、他の無人走行車II
が前進中は、無人走行車Iと衝突することがないので、
無人走行車Iを直ちに前進走行させることにしたもので
ある。
【0057】無人走行車Iが副データD150を受信し
ているときは、ステップ184にてD201=D150
が選択され、ステップ187にて無人走行車Iの進行が
禁止され、ステップ188にて受信データD201がク
リアされる。そして、ステップ189にてT76(6
秒)タイマがスタートし、ステップ190にてもう一度
受信データがD201=D149またはD201=D1
50を判定する。受信データのD201がD150を受
信(D201=D150)しているときは、「YES」
との判定の基にプログラムはステップ191に移されT
76タイマをオフにし、さらにステップ184〜ステッ
プ191の処理が繰り返される。受信データがD201
≠D149かD201≠D150であれば、プログラム
はステップ192に移されてそのまま6秒間受信を待
ち、6秒終了した後は、「YES」との判定の基にプロ
グラムはステップ180に移され、上記したように、副
データD150を送信しつつ無人走行車Iはブランチ3
に進行する。その後、プログラムはステップ151に戻
されて、以後の処理が行われる。
【0058】以上の説明から明かなように、他の無人走
行車IIが後進中は、無人走行車IIが後進を終了し、
さらに前進により分岐点を通過するまで、無人走行車I
の前進走行を停止させるようにしたものである。これに
より、無人走行車IIの前進中も含め、上記スイッチバ
ックブランチを含む交差点において、両無人走行車の衝
突が確実に防止される。
【0059】そして、無人走行車Iが、分岐点B1 を通
過すると、図16に示すステップ142にて「YES」
との判定の基にプログラムは図17に示すステップ12
9に移され、前進セクションセンサ33aによる床に貼
り付けられたセクションマークSMの検出が開始され
る。前進セクションセンサ33aによる検出結果の和で
あるセクションカウント数D125が最終セクションカ
ウント数D121=1に等しくなるまで、前進セクショ
ンセンサ33aによる検出が行われる。D125=D1
21になると、ステップ130にて「YES」との判定
の基にプログラムはステップ131に移され、無人走行
車Iの走行速度が最低速度に切り替えられる。
【0060】つぎに、ステップ132にて前進停止セン
サ32aにより床に貼り付けられた停止マークTMの検
出が開始され、停止カウント数D127が最終停止カウ
ント数D126=1に等しくなるまで、ステップ133
の処理が行われる。そして、無人走行車の移動により前
進停止センサ32aが最初の停止マークを検出し停止カ
ウント数D127=1になると、ステップ133にて
「YES」との判定の基にプログラムはステップ134
に移行され、無人走行車はST5に停止する。
【0061】つぎに、プログラムは、図17に示すステ
ップ135に移され、行先位置(ST5)が現在地に更
新される。すなわち、行先データD101〜D104が
現在地データD95、D96、D123、D124に移
される。そして、プログラムはステップ136に移さ
れ、無人走行車は行先ST5停止時の処理をD104に
従って実行する。ここでは、D104=2であるから荷
物の降が行われる。そして、D104の処理が終了する
と、ステップ137にて「YES」との判定の基にプロ
グラムはステップ138に移され、行先データD101
〜D104が全てクリアされる。さらに、ステップ13
8aにて交差点処理がリセットされM718,M71
9,M716がオフにされる。そして、ステップ139
にて無人走行車のST5に至る制御が終了し、「運行制
御ルーチン」は「多点停止制御プログラム」に戻され
る。
【0062】以上に示した「多点停止制御プログラム」
の実行中に、制御回路41は、「交差点制御インタラプ
トプログラム」の割り込み実行を行っている。すなわ
ち、図19に示すステップ151〜ステップ154にて
同様の処理が実行された後、ステップ155にて交差点
カウント数D146が交差点数D145と等しいか否か
が判定される。ここでは、D146≠D145なので
「NO」との判定の基に、プログラムはステップ156
に移され、交差点カウントデータD146が0か否かが
判定される。ここではD146=1なので、「NO」と
の判定の基にプログラムはステップ158に移され、交
差点マークの検出か否かが判定される。無人走行車Iが
分岐点B1 を通過後交差点マークを検出するので、「Y
ES」との判定の基にプログラムはステップ162に移
され、D146が「1」プラスされD146=2にされ
る。そしてステップ163にて交差点処理がリセットさ
れた後、プログラムはステップ151に戻され、以下ス
テップ151〜ステップ154が実行された後、ステッ
プ155にて「YES」との判定の基にステップ193
に移される。ステップ193にて交差点カウントアップ
された後、ステップ159及びステップ160にて「Y
ES」との判定の基に、プログラムはステップ161に
移され、通信処理がリセットされ、リレーM716がオ
ンにされた後、ステップ158に移され、ステーション
到着時の交差点処理がリセットされるまで交差点処理が
実行される。
【0063】(3)行先ST5〜H.B つぎに、「多点停止制御プログラム」は、図12に示す
ステップ80にてFROMTO カウント数D128が「1」
だけプラスされ、プログラムはステップ68に戻され
る。そして、D128=2に応じて、ステップ68、ス
テップ69及びステップ83にて「NO」との判定の基
に、プログラムはステップ85に移され、ステップ85
にて「YES」との判定の基にステップ86に移され
る。そして、ステップ86にて行先STデータであるD
82(H.B)がD110に格納され、ステップ71に
て行先D110(シリアルデータ)が演算処理可能なデ
ータD90に変換される。つぎに、ステップ72にて
「地図データ1」が参照され、ステップ73にてM70
1オンが選択され、ステップ74にてFROM TO カウント
数D128=2が選択される。ステップ87にて、無人
走行車のD128=2の内容である行先2(ST5)か
ら行先3(H.B)が示され、さらにプログラムはテッ
プ79に移され、「運行制御ルーチン」が実行される。
【0064】「運行制御ルーチン」は、図15に示すス
テップ120にて開始され、ステップ121にて既に決
定された行先H.Bの各データD90〜D94が、各行
先データD100〜D104に移される。そして、ステ
ップ122にて、制御回路41に記憶された「地図デー
タ2」が読み込まれ、ステップ123にてデータD95
に格納された現在地BRデータ=3及びデータD101
に格納された行先BRデータ=1とから「地図データ
2」に基づいて、分岐数=1、分岐処理データ=1、及
び前後進データ=1がデータD97、データD98及び
データD135に移される。つぎに、ステップ124、
ステップ125aにて前進モードが選択される。そし
て、ステップ126にて現在地BRD95=3と行先B
RD101=1が等しいか否かについて判定される。こ
こでは、D95>D101なので「NO」との判定の基
にプログラムは図16に示すステップ140に移され
て、最終セクションカウント数D121が行先SE=1
に等しくされ、最終停止カウント数D126が行先TC
=1に等しくされる。そして、ステップ141にて各分
岐データに従って無人走行車Iの走行が開始され、前進
分岐センサ31aによる前進分岐マークBM1 の検出が
開始され、分岐カウント数D120が分岐数D97=1
に等しくなるまで、前進分岐センサ31aによる検出が
行われる。
【0065】以上に示した「多点停止制御プログラム」
の実行中に、制御回路41は、上記のように「交差点制
御インタラプトプログラム」の割り込み実行を行ってい
る。ここでは分岐点B2 における交差点処理が問題にな
る。この分岐点B2 においては、ブランチ4から他の無
人走行車IIが進入してくる場合と進入してこない場合
を考慮した交差点制御を行う必要がある。図19に示す
ステップ151にて地図データ3が読み込まれ、ステッ
プ152にて現在地BR=3と行先BR=1とから交差
点数D145=2及び交差点番号D147=0−5−0
が決定される。さらに、ステップ153にて地図データ
4が読み込まれ、ステップ154にて交差点番号D14
7=5、切り替えチャンネルデータD190=7(H0
707)、データ数D148=1、送受信データD14
9=6が決定される。つぎに、ステップ155にて交差
点カウント数D146が交差点数D145と等しいか否
かが判定される。ここでは、両者は等しくないので「N
O」との判定の基に、プログラムはステップ156に移
され、交差点カウント数D146か否かが判定される。
交差点カウント数D146=0に応じて「YES」と判
定の基にプログラムはステップ157に移され、交差点
番号D147が0か否かが判定される。ここでは、交差
点番号D147=0に応じて「NO」との判定の基にプ
ログラムはステップ158に移され、交差点マーク検出
か否かが判定される。
【0066】この経路おいて、無人走行車Iが交差点マ
ーク5を検出する。すると、ステップ158にて「YE
S」との判定の基にステップ162に移され、交差点カ
ウントデータD146が「1」だけプラスされて、D1
46=1とされる。さらにステップ163にて交差点処
理をリセットされ、プログラムはステップ151に戻さ
れる。そして、ステップ151〜ステップ154にて同
一の処理が行われた後、ステップ155にて「NO」と
の判定の基にプログラムはステップ156に移され、D
146=1に応じて「NO」と判定されプログラムはス
テップ158に移される。既に交差点マークは検出され
た後なので、「NO」との判定の基にプログラムはステ
ップ159に移され、さらにステップ159にて「YE
S」との判定の基にステップ160に移される。ここ
で、D147=5なので「NO」との判定の基にプログ
ラムはステップ164に移され、データ数D148=2
か否かが判定される。ここでは、D148=1なので
「NO」との判定の基にステップ166に移され、切り
替えチャンネルデータD190が0か否かが判定され
る。ここではD190=7なので「NO」との判定の基
にプログラムはステップ167に移され、現在チャンネ
ルデータD191が切り替えチャンネルデータD190
に等しいか否かが判定される。ここでは、D191はま
だ0なので「NO」との判定の基にプログラムはステッ
プ168に移されて、無線送受信装置45のチャンネル
をD190のチャンネルデータに切り替える。さらに、
ステップ169にて現在チャンネルデータD191に切
り替えチャンネルデータD190を入力する。つづい
て、ステップ167に戻されて、D191=D190に
基づいて「YES」との判定の基にプログラムはステッ
プ170に移され、データ数D148が1か2かが選択
される。ここでは、シングルデータであるD148=1
が選択され、ステップ200にてリレーM718がオン
される。
【0067】つぎに、プログラムは図23に示すステッ
プ201に移され、走行送信データD192にD149
=6(H3636)が入力される。そして、ステップ2
02にて「YES」との判定の基にプログラムはステッ
プ203に移され、T75タイマ(2.3秒)がスター
トする。つぎに、ステップ204、ステップ205にて
2.3秒以内に他の無人走行車IIからの送信信号を受
けたか否か、すなわちD201=D149か否かが判定
される。他の無人走行車IIがブランチ4にいないとき
には送信信号D201を受けていないので、ステップ2
05にて「YES」との判定の基に、プログラムはステ
ップ206に移され、受信なしが明示され、図24に示
すステップ207にて主データD192が送信される。
そして、ステップ208にて無人走行車Iが停止状態か
否かが判定され、停止しているときには「YES」との
判定の基にプログラムはステップ209に移され、無人
走行車Iの加速発進が行われ、リレーM762がリセッ
トされ、さらにプログラムはステップ210に移され
る。また、M762がオフの場合には、プログラムはス
テップ210に移される。そして、他の無人走行車II
からの送信信号を受けている否かが確認され、送信信号
を受けていないときにはステップ210にて「NO」と
判定され、ステップ211にて次の交差点マークを検出
し、交差点マークを検出した後、ステップ162、ステ
ップ163の処理を経て、プログラムはステップ151
に戻される。
【0068】ブランチ4に他の無人走行車IIがいると
きには、ステップ204にて「YES」との判定の基に
プログラムはステップ212に移され、無人走行車接近
中としてリレーM726がオンにされ、さらに、ステッ
プ213にて受信データD201が「0」にクリアされ
る。そして、ステップ214にて無人走行車Iの進行が
停止され、リレーM762がオンにされる。そして、プ
ログラムはステップ203に戻され、無人走行車IIが
ブランチ1に移動し、信号を送信しなくなるまで、ステ
ップ203〜ステップ214の処理が繰り返される。信
号が送信されなくなると、ステップ204にて「N
O」、ステップ205にて「YES」との判定の基に無
人走行車Iのブランチ1に向けての前進が開始される。
【0069】以上の説明から明かなように、交差点にお
いて他の無人走行車IIが接近中のときは、無人走行車
IIが分岐点を通過するまで、無人走行車Iの前進走行
を停止させるようにしたものである。これにより、交差
点において、両無人走行車の衝突が確実に防止される。
【0070】そして、前進分岐センサ31aによる検出
結果の和である分岐カウント数D120が分岐数D97
=1に等しくなると、ステップ142にて「YES]と
の判定の基にプログラムはステップ129に移され、前
進セクションセンサ33aによる床に貼り付けられたセ
クションマークSMの検出が開始される。セクションカ
ウント数D125が最終セクションカウント数D121
=1に等しくなるまで、前進セクションセンサ33aに
よる検出が行われる。D125=D121になると、ス
テップ130にて「YES」との判定の基にプログラム
はステップ131に移され、無人走行車の走行速度が最
低速度に切り替えられる。
【0071】つぎに、ステップ132にて前進停止セン
サ32aにより停止マークTMの検出が開始され、停止
カウント数D127が最終停止カウント数D126=1
に等しくなるまで、ステップ133の処理が行われる。
そして、無人走行車の移動により前進停止センサ32a
が最初の停止マークを検出し停止カウント数D127=
1になると、ステップ133にて「YES」との判定の
基にプログラムはステップ134に移行され、無人走行
車はH.Bに停止する。つぎに、プログラムは、図18
に示すステップ135に移され、行先位置(ST5)が
現在地に更新される。すなわち、各行先データD101
〜D104が各現在地データD95、D96、D12
3、D124に移される。そして、プログラムはステッ
プ136に移され、無人走行車は行先H.B停止時の処
理をD104に従って実行する。ここでは、D104=
3であるから停止のみが行われる。そして、D104の
処理が終了すると、ステップ137にて「YES」との
判定の基にプログラムはステップ138に移され、行先
データD101〜D104が全てクリアされる。さら
に、ステップ138aにて、交差点処理をリセットす
る。そして、ステップ139にて無人走行車のH.Bに
至る制御が終了し、「運行制御ルーチン」は「多点停止
制御プログラム」に戻される。つぎに、図12に示すス
テップ80にてFROM TO カウント数D128が「1」だ
けプラスされ、プログラムはステップ68に戻される。
そして、D128=3に応じて、ステップ68にて「Y
ES」との判定の基に、プログラムはステップ61に戻
され、上記FROM TO 制御の実行を終了し、無人走行車は
ステップ63にて新たな行先指令を待つ。
【0072】また、制御回路41は、図19に示すステ
ップ151〜ステップ154にて同様の処理を実行した
後、ステップ155にて交差点カウント数D146が交
差点数D145と等しいか否かが判定される。ここで
は、D146≠D145なので「NO」との判定の基
に、プログラムはステップ156に移され、交差点カウ
ントデータD146が0か否かが判定される。ここでは
D146=1なので、「NO」との判定の基にプログラ
ムはステップ158に移され、交差点マークの検出か否
かが判定される。無人走行車Iが分岐点B2 を通過後交
差点マークを検出するので、「YES」との判定の基に
プログラムはステップ162に移され、D146が
「1」プラスされD146=2にされる。そしてステッ
プ163にて交差点処理がリセットされた後、プログラ
ムはステップ151に戻され、以下ステップ151〜ス
テップ154が実行された後、ステップ155にて「Y
ES」との判定の基にステップ193に移される。ステ
ップ193にて交差点カウントアップされた後、ステッ
プ159及びステップ160にて「YES」との判定の
基に、プログラムはステップ161に移され、通信処理
がリセットされ、リレーM716がオンにされた後、ス
テップ158に移され、次の交差点マークの検出を待っ
て走行が続けられる。
【0073】II.第2実施例 本実施例においては、2台の無人走行車I,IIが誘導
路上を運行しているものとし、無人走行車Iについて
は、地上側通信制御装置46により無人走行車の行先S
T2、行先ST3、行先ST4及び行先ST5がFROM T
O FUROM TO 入力により指定されている。他の無人走行
車IIについては、これとは別に地上側通信制御装置4
6により指定された任意の方向に走行しているものとす
る。以下、H.B〜行先ST2、行先ST2〜行先ST
3、行先ST3〜行先ST4、行先ST4〜行先ST
7、行先ST7〜行先ST5、行先ST5〜H.Bの順
に説明する。
【0074】(1)H.B〜行先ST2 ホームベースH.Bに無人走行車が待機した状態で、
「多点停止制御プログラム」の実行が、ステップ60に
て開始される。同時に、「交差点制御インタラプトプロ
グラム」の割り込み実行が、ステップにて開始される。
ステップ61にて無人走行車がホームベースH.Bに到
着した指令が、通信装置44によって地上側通信制御装
置46に出力される。つぎに、ステップ62にて地上側
通信制御装置46からの呼出通信データを受信する準備
を完了すると共にFROM TO カウント数D128を「0」
にする。つづいて、通信装置44は、ステップ63に
て、地上側通信制御装置46から、4つの行先STデー
タを受け取る。ここでは、FROMA TO B FROM C TO D 入
力によるデータ入力が行われ、行先1としてST2が、
行先2としてST3が、行先3としてST4が、行先4
としてST5が指定される。すなわち、D80としてS
T2が、D81としてST3が、D82としてST4
が、D83としてST5が、通信装置44に入力され
る。以下、行先ST2、行先ST3、行先ST4及び行
先ST5についてのFROM TO FROM TO 入力の処理が順次
行われる。
【0075】まず、ステップ64にてD82,D83=
H2020か否か、すなわち行先入力がFROM TO 入力ま
たはFROM TO FROM TO 入力かが選択される。ここでは、
FROMTO FROM TO 入力が選択されているので、プログラ
ムはステップ92に移され、制御回路41のFROM TO FR
OM TO 入力用内部リレーM702がオンされる。さら
に、ステップ93にて行先5データ(D84)にホーム
ベースH.Bを示すステーションデータ(D85)が入
力される。そして、ステップ94にてFROM TO カウント
アップデータ(D140)が「5」にされる。すなわ
ち、D82に格納されている無人走行車の内部データ第
5行先指令(行先ST=H.B)を含めて5つの行先S
Tデータが無人走行車の制御回路41に記憶され、制御
回路41はこの記憶に基づいて順に無人走行車の運行制
御を実行していく。
【0076】つぎに、ステップ68にて、FROM TO カウ
ント数D128=5か否かが判定される。現時点におい
てはD128=0であるので、ステップ68にて「N
O」と判定され、さらに、図11に示すステップ69に
て「YES」と判定されて、プログラムはステップ70
に移行され、行先STデータであるがD80(ST2)
がD110に格納される。そして、ステップ71にて行
先D110(シリアルデータ)が演算処理可能なデータ
D90に変換される。
【0077】つぎに、ステップ72にて「地図データ
1」が参照される。ステップ73にてM702オンが選
択され、ステップ95にてFROM TO カウント数D128
=0が選択され、ステップ96にて、無人走行車のD1
28=0の内容であるH.Bから行先1(ST2)が示
される。つぎに、ステップ97にてD141がH303
0か否かすなわち経路にSBVSTが含まれているか否
かが判定される。ST2の経路にはSBVSTが含まれ
ていないので、D141=H3030が選択され、プロ
グラムはステップ79に移され、「運行制御ルーチン」
が実行される。ここでの「運行制御ルーチン」は、上記
第1実施例に示したと同様の手順で行われる。また、
「交差点制御プログラム」についても上記第1実施例に
示したと同様の手順で行われる。
【0078】(2)行先ST2〜行先ST3 つぎに、図12に示すステップ80にてFROM TO カウン
ト数D128が「1」だけプラスされ、プログラムはス
テップ68に戻される。そして、D128=1に応じ
て、ステップ68及び69にて「NO」との判定の基
に、プログラムはステップ83に移され、さらにステッ
プ83にて「YES」との判定の基にステップ84に移
される。そして、ステップ84にて行先STデータであ
るD81(ST3)がD110に格納され、ステップ7
1にて行先D110(シリアルデータ)が演算処理可能
なデータD90に変換される。つぎに、ステップ72に
て「地図データ1」が参照され、ステップ73にてM7
02オンが選択され、ステップ95にてFROM TO カウン
ト数D128=1が選択される。ステップ100にて、
無人走行車IのD128=1の内容である行先1(ST
2)から行先2(ST3)が示される。つぎに、ステッ
プ101にてD141がH3030か否かすなわち経路
にSBVSTが含まれているか否かが判定される。ST
3の経路にはSBVSTが含まれていないので、プログ
ラムは直ちにステップ79に移され、「運行制御ルーチ
ン」が実行される。
【0079】「運行制御ルーチン」は、図15に示すス
テップ120にて開始され、ステップ121にて既に決
定された行先ST3の各データD90〜D94が、各行
先データD100〜D104に移される。そして、ステ
ップ122にて、制御回路41に記憶された「地図デー
タ2」が読み込まれ、ステップ123にてデータD95
に格納された現在地BRデータ=1及びデータD101
に格納された行先BRデータ=2とから「地図データ
2」に基づいて、分岐数=2、分岐処理データ=2,
2、及び前後進データ=1がデータD97、データD9
8及びデータD135に移される。
【0080】つぎに、ステップ124、ステップ125
aにて前進モードが選択される。そして、ステップ12
6にて現在地BRD95=1と行先BRD101=2が
等しいか否かについて判定される。ここでは、D95<
D101なので「NO」との判定の基にプログラムは図
16に示すステップ140に移されて、最終セクション
カウント数D121が行先SE=1に等しくされ、最終
停止カウント数D126が行先TC=1に等しくされ
る。そして、ステップ141にて、各分岐データに従っ
て無人走行車Iの走行が開始され、前進分岐センサ31
aによる床に貼り付けられた前進分岐マークBM1 の検
出が開始される。そして、分岐カウント数D120が分
岐数D97=2に等しくなるまで、前進分岐センサ31
aによる検出が行われる。
【0081】以上に示した「多点停止制御プログラム」
の実行中に、制御回路41は、上記のように「交差点制
御インタラプトプログラム」の割り込み実行を行ってい
る。ここでスイッチバックブランチを含む分岐点B1 に
おける交差点処理が問題になる。無人走行車Iは、ブラ
ンチ2に進入するようになっているので、そのとき、ブ
ランチ2に他の無人走行車IIがない場合、ブランチ2
にて無人走行車IIが前進走行している場合、ブランチ
2にて無人走行車IIが後進走行している場合の3つの
場合を考慮した交差点制御を行う必要がある。
【0082】まず、図19に示すステップ150にてプ
ログラムの実行が開始され、ステップ151にて地図デ
ータ3が読み込まれ、ステップ152にて現在地BR=
1と行先BR=2とから交差点数D145=1及び交差
点番号D147=0−1が決定される。さらに、ステッ
プ153にて地図データ4が読み込まれ、ステップ15
4にて交差点番号D147=1、切り替えチャンネルデ
ータD190=3(H0303)、データ数D148=
2、主データD149=A(H4141)、副データD
150=B(H4242)、チェックブランチD151
=2が決定される。つぎに、ステップ155にて交差点
カウント数D146が交差点数D145と等しいか否か
が判定される。ここでは、両者は等しくないので「N
O」との判定の基に、プログラムはステップ156に移
され、交差点カウントデータD146が0か否かが判定
される。ここでは、D146=0なので「YES」との
判定の基にプログラムはステップ157に移され、さら
に交差点番号D147=0に応じて「NO」と判定さ
れ、「NO」との判定の基にプログラムはステップ15
8に移され、交差点マークの検出か否かが判定される。
最初の交差点マークを検出するまでは「NO」との判定
の基に、プログラムはステップ159に移され、ステッ
プ159およびステップ160にて「YES」との判定
の基にプログラムはステップ161に移される。ここで
M716がオンになり、プログラムはステップ158に
戻され、次の交差点マーク1の検出を待つ。この経路お
いて、無人走行車Iは交差点マーク1を検出する。する
と、ステップ158にて「YES」との判定の基にステ
ップ162に移され、交差点カウントデータD146が
「1」だけプラスされて、D146=1とされる。さら
にステップ163にて交差点処理をリセットされ、プロ
グラムはステップ151に戻される。
【0083】そして、ステップ151〜ステップ154
にて同一の処理が行われた後、ステップ155及びステ
ップ156にて「NO」と判定され、プログラムはステ
ップ158に移される。既に交差点マークは検出された
後なので、「NO」との判定の基にプログラムはステッ
プ159に移され、さらにステップ159にて「NO」
との判定の基にステップ160に移される。ここで、D
147=1なので「NO」との判定の基にプログラムは
ステップ164に移され、データ数D148=2か否か
が判定される。そして、プログラムはD148=2に応
じて「YES」との判定の基にステップ165に移さ
れ、制御回路40により無人走行車Iの走行停止指令が
出力され、無人走行車Iは停止する。
【0084】つぎに、プログラムはステップ166に移
され、切り替えチャンネルデータD190が0か否かが
判定される。ここではD190=3なので「NO」との
判定の基にプログラムはステップ167に移され、現在
のチャンネルデータD191が切り替えチャンネルデー
タD190に等しいか否かが判定される。ここでは、D
191=0なので「NO」との判定の基にプログラムは
ステップ168に移されて、無線送受信装置45はD1
90のチャンネルデータに切り替える。さらに、ステッ
プ169にて現在チャンネルデータD191に切り替え
チャンネルデータD190を入力するつづいて、ステッ
プ167に戻されて、D191=D190に基づいて
「YES」との判定の基にプログラムはステップ170
に移され、データ数D148が1か2かが選択される。
ここでは、ダブルデータであるD148=2が選択さ
れ、ステップ171にてリレーM719がオンされる。
【0085】つぎに、プログラムはステップ172にて
無人走行車の運転停止指令が再度出力され、リレーM7
62がセットされる。そして、ステップ173にて行先
ブランチD101(ブランチ2)がチェックブランチD
151,D152か否かが判定される。D101はチェ
ックブランチなので、ステップ194にてD101=D
151,D101=D152とされ、つづいてステップ
195にて走行時の送信データD192として主データ
D149が入力される。
【0086】次に、別の無人走行車IIによる送受信デ
ータが無人走行車Iにより受信されているかか否か、す
なわち別の無人走行車IIが2ブランチに在るか否かが
判定される。ステップ176にて、T57(2.7秒)
タイマがスタートし、ステップ177にて2.7秒以内
に送受信データD149またはD150が無人走行車I
によって受信されたか否かすなわちD201=D149
またはD201=D150でD201は受付データ格納
エリアであるか否かが判定され、ステップ178にて
2.7秒経過舌か否かが判定される。別の無人走行車I
Iがブランチ2にいない場合には、送受信データD14
9またはD150が無人走行車Iによって受信されずス
テップ177にて「NO」、ステップ178にて「YE
S」との判定の基にプログラムはステップ179に移さ
れ、無人走行車からの受信なしとの信号が出力される。
そして、ステップ180にて送受信データD192=D
149をD167に入力し、無人走行車Iにより主デー
タが送信される。ステップ181にて無人走行車Iを加
速発信させ、リレーM762をリセットする。その後、
ステップ182にて次の交差点マークがあるまで上記処
理が繰り返される。
【0087】次に、無人走行車Iが別の無人走行車II
による送受信データを受信中である場合、すなわち別の
無人走行車IIが2ブランチを前進または後進走行中の
場合の処理を行う。ステップ176にて、T57(2.
7秒)タイマがスタートし、ステップ177にて2.7
秒以内に無人走行車IIからの送受信データD149ま
たはD150が無人走行車Iによって受信されたことに
応じて「YES」との判定の基にプログラムはステップ
183に移される。そして、T57タイマがオフにされ
た後、ステップ184にて、無人走行車IIによる送受
信データが主データD149か副データD150か、す
なわちが無人走行車IIが前進中か後進中かが選択され
る。すなわち、無人走行車IIがブランチ2内を前進走
行中か後進走行中かが判断される。主データD149を
受信しているときはさらにステップ185にて無人走行
車Iの行先がチェックブランチか否かが判断され、チェ
ックブランチであることに応じて「YES」との判定の
基にプログラムはステップ187に移されて、無人走行
車Iが進入禁止とされる。さらに、ステップ188にて
受信データをクリアし、ステップ189にてT76タイ
マをスタートさせ、ステップ190にて送受信データの
受信中か否かを判定する。受信中のときは、「YES」
との判定の基にプログラムはステップ191に移されT
76タイマがオフにされ、プログラムはステップ184
に戻され、以下同様の処理が繰り返される。
【0088】その間、送信データが副データに変わった
とき、すなわち無人走行車IIが後進走行に変化したと
きは、ステップ184にてD201=D150が選択さ
れ、以下ステップ187〜ステップ191が同様に実行
される。そして、そして、他の無人走行車IIが分岐点
B2 から離れ、送信されなくなると、T76タイマによ
る6秒の計時が終了し、ステップ192にて「YES」
との判定の基にプログラムはステップステップ180に
移され、上記したように、主データD150を送信しつ
つ無人走行車Iはブランチ2に進行する。その後、プロ
グラムはステップ182に移されて、次の交差点マーク
の検出を待つ。そして、交差点マークが検出されると、
プログラムは図19に示すステップ162に移され、ス
テップ162、ステップ163及びステップ151〜ス
テップ154の処理後、ステップ155にて「YES」
と判定され、ステップ193にて交差点カウントアップ
される。これにより、以後の交差点マークの検出が停止
される。そして、プログラムはステップ159に移さ
れ、M716オンに応じてステップ196に移される。
さらに、ステップ196にてM716オンに応じてステ
ップ158に移され、以下の処理が行われる。
【0089】そして、無人走行車Iが、分岐点B1 を通
過すると、ステップ142にて「YES」との判定の基
にプログラムは図17に示すステップ129に移され、
前進セクションセンサ33aによる床に貼り付けられた
セクションマークSMの検出が開始される。セクション
カウント数D125が最終セクションカウント数D12
1=1に等しくなるまで、前進セクションセンサ33a
による検出が行われる。D125=D121になると、
ステップ130にて「YES」との判定の基にプログラ
ムはステップ131に移され、無人走行車の走行速度が
最低速度に切り替えられる。つぎに、ステップ132に
て前進停止センサ32aにより床に貼り付けられた停止
マークTMの検出が開始される。無人走行車の移動によ
り前進停止センサ32aが最初の停止マークを検出し停
止カウント数D127=1になると、ステップ133に
て「YES」との判定の基にプログラムはステップ13
4に移行され、無人走行車はST3に停止する。
【0090】つぎに、プログラムは、図18に示すステ
ップ135に移され、行先位置(ST5)が現在地に更
新される。すなわち、各行先データD101〜D104
が各現在地データD95、D96、D123、D124
に移される。そして、プログラムはステップ136に移
され、無人走行車は行先ST3停止時の処理をD104
に従って実行する。ここでは、D104=2であるから
荷物の降が行われる。そして、D104の処理が終了す
ると、ステップ137にて「YES」との判定の基にプ
ログラムはステップ138に移され、行先データが全て
クリアされ、ステップ138aにて交差点処理がリセッ
トされる。そして、ステップ139にて無人走行車のS
T3に至る制御が終了し、「運行制御ルーチン」は「多
点停止制御プログラム」に戻される。
【0091】(3)行先ST3〜行先S4 つぎに、図12に示すステップ80にてFROM TO カウン
ト数D128が「1」だけプラスされ、プログラムはス
テップ68に戻される。そして、D128=2に応じ
て、ステップ68、ステップ69及びステップ83にて
「NO」との判定の基に、プログラムはステップ85に
移され、さらにステップ85にて「YES」との判定の
基にステップ86に移される。そして、ステップ86に
て行先STデータであるD82(ST4)がD110に
格納され、ステップ71にて行先D110(シリアルデ
ータ)が演算処理可能なデータD90に変換される。つ
ぎに、ステップ72にて「地図データ1」が参照され、
ステップ73にてM702オンが選択され、図13に示
すステップ95にてFROM TO カウント数D128=2が
選択される。つぎに、図14に示すステップ104に
て、無人走行車IのD128=2の内容である行先2
(ST3)から行先3(ST4)が示される。つぎに、
ステップ105にてD141がH3030か否かすなわ
ち経路にSBVSTが含まれているか否かが判定され
る。ST4の地図データにはSBVSTが含まれている
ので、プログラムはステップ106に移され、D85に
D84(H.B)、D84にD83(行先4)、D83
にD141(SBV行)が入力され、ステップ107に
てFROM TO カウントデータを「6」に移され、ステップ
79にて「運行制御ルーチン」が実行される。
【0092】「運行制御ルーチン」は、図15に示すス
テップ120にて開始され、ステップ121にて既に決
定された行先ST4の各データが、行先データD100
〜D104に移される。そして、ステップ122にて、
制御回路41に記憶された「地図データ2」が読み込ま
れ、ステップ123にてデータD95に格納された現在
地BRデータ=2及びデータD101に格納された行先
BRデータ=2とから「地図データ2」に基づいて、分
岐数=1、分岐処理データ=1、前後進データ=1がデ
ータD97、データD98及びデータD135に移され
る。つぎに、ステップ124、ステップ125aにて前
進モードが選択される。そして、ステップ126にて
「YES」との判定の基にプログラムはステップ127
に移されて、現在地SE(D96)=1と行先SE(D
102)=1の大小が判定される。そして、プログラム
は図17に示すステップ143に移され、現在地TC=
1と行先TC=2の大小が比較される。ここでは、現在
地TC<行先TCなので、ステップ144にて最終停止
カウント数D126が行先TC−現在地TC=1に等し
くされ、プログラムはステップ131に移される。ステ
ップ131にて無人走行車の走行速度が最低速度に切り
替えられ、ステップ132にて停止マークTMの検出が
開始される。停止カウント数D127=1になると、ス
テップ133にて「YES」との判定の基にプログラム
はステップ134に移行され、無人走行車はST4に停
止する。つぎに、プログラムは、ステップ135に移さ
れ、行先位置(ST4)が現在地に更新される。つぎ
に、プログラムはステップ136に移され、無人走行車
は行先ST4停止時の処理である積を実行する。そし
て、ステップ138にて行先データが全てクリアされ、
ステップ138aにて交差点処理がリセットされた後、
ステップ139にて無人走行車のST4に至る制御が終
了し、「運行制御ルーチン」は「多点停止制御プログラ
ム」に戻される。
【0093】その間、制御回路41は、「交差点制御イ
ンタラプトプログラム」の割り込み実行を行っており、
ステップ151にて地図データ3が読み込まれ、ステッ
プ152にて現在地BR=2と行先BR=2とから交差
点数D145=1及び交差点番号D147=2ー0が決
定される。さらに、ステップ153にて地図データ4が
読み込まれ、ステップ154にて交差点番号D147=
3、切り替えチャンネルD190=3(H0303)、
データ数D148=2、主データD149=A(H41
41)が決定される。つぎに、ステップ155にて交差
点カウント数D146が交差点数D145と等しいか否
かが判定される。ここでは、D146≠D145なので
「NO」との判定の基に、プログラムはステップ156
に移され、交差点カウントデータD146が0か否かが
判定される。ここでは、D146=0なので「YES」
との判定の基にプログラムはステップ157に移され、
さらに交差点番号D147=2に応じて「YES」との
判定の基にプログラムはステップ159に移され、リレ
ーM718,M719,M716が全てオフか否かが判
定される。現時点では全てのリレーがオフなので、「Y
ES」との判定の基にプログラムはステップ160に移
され、さらにD147=2に応じてプログラムはステッ
プ164に移され、ステップ164にて「NO」との判
定の基にプログラムはステップ166に移され、ステッ
プ166にて「NO」との判定の基にプログラムはステ
ップ167に移され、現在チャンネルデータD191が
切り替えチャンネルデータD190に等しいか否かが判
定される。ここでは、D191はまだ0なので「NO」
との判定の基にプログラムはステップ168に移され
て、無線送受信装置45のチャンネルをD190のチャ
ンネルデータに切り替える。さらに、ステップ169に
て現在のチャンネルデータD191に切り替えチャンネ
ルデータD190を入力する。つづいて、ステップ16
7に戻されて、D191=D190に基づいて「YE
S」との判定の基にプログラムはステップ170に移さ
れ、データ数D148がシングルデータであるD148
=1が選択され、ステップ200にてリレーM718が
オンされる。
【0094】つぎに、プログラムは図23に示すステッ
プ201にて走行送信データD192が「A」にされ
る。そして、ステップ2022にてD146=0に基づ
いて、「NO」との判定の基にプログラムはステップ2
15に移され、さらに「NO」との判定されてステップ
203に移され、T75タイマ(2.3秒)がスタート
する。つぎに、ステップ204にて「NO」、ステップ
205にて「YES」との判定の基に、プログラムはス
テップ206に移され、受信なしが明示され、図24に
示すステップ207にてデータ送信D167として主デ
ータD192が送信される。そして、ステップ208に
てM762オンと判定され、ステップ209に移され、
無人走行車Iの加速発進が行われ、リレーM762がリ
セットされ、さらにプログラムはステップ210に移さ
れる。そして、無人走行車Iは他の無人走行車IIから
の送信信号を受けていないので、そのまま無人走行車I
の前進が行われる。その後、ステップ211にて交差点
マーク検出を待つ。
【0095】(4)行先ST4〜行先S7 つぎに、図12に示すステップ80にてFROM TO カウン
ト数D128が「1」だけプラスされ、プログラムはス
テップ68に戻される。そして、D128=3に応じ
て、ステップ68、ステップ69、ステップ83及びス
テップ85にて「NO」との判定の基に、プログラムは
ステップ88に移され、さらにステップ88にて「YE
S」との判定の基にステップ89に移される。そして、
ステップ89にて行先STデータであるD83(ST
7)がD110に格納され、ステップ71にて行先D1
10(シリアルデータ)が演算処理可能なデータD90
に変換される。
【0096】つぎに、ステップ72にて「地図データ
1」が参照され、ステップ73にてM702オンが選択
され、図13に示すステップ95にてFROM TO カウント
数D128=3が選択される。つぎに、図14に示すス
テップ108にて、無人走行車IのD128=3の内容
である行先2(ST4)から行先3(ST7)が示され
る。つぎに、ステップ109にてD141がH3030
か否かすなわち経路にSBVSTが含まれているか否か
が判定される。ここでは、ST7の経路にはSBVST
が含まれていないので、D141=H3030が選択さ
れ、プログラムはステップ79に移され、「運行制御ル
ーチン」が実行される。
【0097】「運行制御ルーチン」は、図15に示すス
テップ120にて開始され、ステップ121にて既に決
定された行先ST4の各データが、行先データD100
〜D104に移される。そして、ステップ122にて、
制御回路41に記憶された「地図データ2」が読み込ま
れ、ステップ123にてデータD95に格納された現在
地BRデータ=2及びデータD101に格納された行先
BRデータ=5とから「地図データ2」に基づいて、分
岐数=1、分岐処理データ=2及び前後進データ=2が
データD97、データD98及びデータD135に移さ
れる。つぎに、ステップ124、ステップ125bにて
後進モードが選択される。そして、ステップ126にて
「NO」との判定の基にプログラムはステップ140に
移されて、最終セクションカウント数D121が行先S
E(D102)=1にされ、最終停止カウント数D12
6が行先TC(D103)=1とされる。そして、ステ
ップ141にて地図データ2に従って無人走行車の運行
が行われ、分岐マークが検出されるとステップ142に
て「YES」との判定の基にプログラムはステップ12
9に移されセクションマークのカウントが行われる。セ
クションカウント数D125が最終セクションカウント
数D121=1に等しくなるとプログラムはステップ1
31に移され、無人走行車の走行速度が最低速度に切り
替えられる。そして、ステップ132にて停止マークT
Mの検出が開始され、停止カウント数D127=1にな
ると、ステップ133にて「YES」との判定の基にプ
ログラムはステップ134に移行され、無人走行車はS
74に停止する。つぎに、プログラムは、ステップ13
5に移され、行先位置(ST7)が現在地に更新され
る。さらに、プログラムはステップ136に移され、無
人走行車は行先ST7停止時の処理である停止のみを実
行する。そして、ステップ138にて行先データが全て
クリアされ、ステップ139にて無人走行車のST7に
至る制御が終了し、「運行制御ルーチン」は「多点停止
制御プログラム」に戻される。
【0098】その間、制御回路41は、「交差点制御イ
ンタラプトプログラム」の割り込み実行を行っており、
ステップ151にて地図データ3が読み込まれ、ステッ
プ152にて現在地BR=2と行先BR=5とから交差
点数D145=1及び交差点番号D147=3ー4が決
定される。さらに、ステップ153にて地図データ4が
読み込まれ、ステップ154にて交差点番号D147=
3、切り替えチャンネルD190=3(H0303)、
データ数D148=1、主データD149=B(H42
42)が決定される。
【0099】つぎに、ステップ155にて交差点カウン
ト数D146が交差点数D145と等しいか否かが判定
される。ここでは、D146≠D145なので「NO」
との判定の基に、プログラムはステップ156に移さ
れ、交差点カウントデータD146が0か否かが判定さ
れる。ここでは、D146=0なので「YES」との判
定の基にプログラムはステップ157に移され、さらに
交差点番号D147=3に応じて「YES」との判定の
基にプログラムはステップ159に移され、リレーM7
18,M719,M716が全てオフか否かが判定され
る。現時点では全てのリレーがオフなので、「YES」
との判定の基にプログラムはステップ160に移され、
さらにD147=3に応じてプログラムはステップ16
4に移され、ステップ164にて「NO」との判定の基
にプログラムはステップ166に移され、ステップ16
6にて「NO」との判定の基にプログラムはステップ1
67に移され、現在のチャンネルデータD191が切り
替えチャンネルデータD190に等しいか否かが判定さ
れる。ここでは、D191はまだ0なので「NO」との
判定の基にプログラムはステップ168に移されて、無
線送受信装置45のチャンネルをD190のチャンネル
データに切り替える。さらに、ステップ169にて現在
チャンネルデータD191に切り替えチャンネルデータ
D190を入力する。つづいて、ステップ167に戻さ
れて、D191=D190に基づいて「YES」との判
定の基にプログラムはステップ170に移され、データ
数D148がシングルデータであるD148=1が選択
され、ステップ200にてリレーM718がオンされ
る。
【0100】つぎに、プログラムは図23に示すステッ
プ201にて走行送信データD192が「B」にされ
る。そして、ステップ202にてD146=0に基づい
て、「NO」との判定の基にプログラムはステップ21
5に移され、さらに「NO」との判定されてステップ2
03に移され、T75タイマ(2.3秒)がスタートす
る。つぎに、ステップ204にて「NO」、ステップ2
05にて「YES」との判定の基に、プログラムはステ
ップ206に移され、受信なしが明示され、ステップ2
07にてデータ送信D167として主データD192=
Bが送信される。そして、ステップ208にてM762
オンと判定され、ステップ209に移され、無人走行車
Iの加速発進が行われ、リレーM762がリセットさ
れ、無人走行車が停止していない状態ではリセットされ
ている。さらに、プログラムはステップ210に移され
る。そして、無人走行車Iは他の無人走行車IIからの
送信信号を受けていないので、そのまま無人走行車Iの
後進が行われる。その後、ステップ211にて交差点マ
ークの検出を待つ。
【0101】ここでは交差点マーク4が検出されるの
で、「YES」との判定の基にプログラムはステップ1
62に移され、交差点カウント数D146が「1」だけ
プラスされる。さらに、ステップ163にて交差点処理
がリセットされた後、プログラムはステップ151に戻
され、ステップ151〜ステップ154を経て、ステッ
プ155にて「YES」との判定の基にプログラムはス
テップ189に移され、交差点カウントアップされる。
そして、ステップ159にて「YES」、ステップ16
0にて「NO」との判定の基にプログラムはステップ1
64、166、167、170、190に移され、シン
グルデータM718がオンして以下同様の処理が行われ
る。
【0102】(5)行先ST7〜行先ST5 つぎに、図12に示すステップ80にてFROM TO カウン
ト数D128が「1」だけプラスされ、プログラムはス
テップ68に戻される。そして、D128=4に応じ
て、ステップ68、ステップ69、ステップ83、ステ
ップ85及びステップ88にて「NO」との判定の基
に、プログラムはステップ113に移され、さらにステ
ップ113にて「YES」との判定の基にステップ11
4に移される。そして、ステップ114にて行先STデ
ータであるD83(ST5)がD110に格納され、ス
テップ71にて行先D110(シリアルデータ)が演算
処理可能なデータD90に変換される。つぎに、ステッ
プ72にて「地図データ1」が参照され、ステップ73
にてM702オンが選択され、図13に示すステップ9
5にてFROM TO カウント数D128=4が選択される。
つぎに、図14に示すステップ112にて、無人走行車
IのD128=4の内容である行先4(ST7)から行
先5(ST5)が示され、プログラムはステップ79に
移され、「運行制御ルーチン」が実行される。
【0103】「運行制御ルーチン」は、図15に示すス
テップ120にて開始され、ステップ121にて既に決
定された行先ST5の各データが、行先データD100
〜D104に移される。そして、ステップ122にて、
制御回路41に記憶された「地図データ2」が読み込ま
れ、ステップ123にてデータD95に格納された現在
地BRデータ=5及びデータD101に格納された行先
BRデータ=3とから「地図データ2」に基づいて、分
岐数=1、分岐処理データ=1及び前後進データ=1が
データD97、データD98及びデータD135に移さ
れる。つぎに、ステップ124、ステップ125aにて
前進モードが選択される。そして、ステップ126にて
「NO」との判定の基にプログラムは図16に示すステ
ップ140に移されて、最終セクションカウント数D1
21が行先SE(D102)=1にされ、最終停止カウ
ント数D126が行先TC(D103)=1とされる。
【0104】そして、ステップ141にて地図データ2
に従って無人走行車の運行が行われ、分岐マークが検出
されるとステップ142にて「YES」との判定の基に
プログラムはステップ129に移されセクションマーク
のカウントが行われる。セクションカウント数D125
が最終セクションカウント数D121=1に等しくなく
とプログラムはステップ131に移される。ステップ1
31にて無人走行車の走行速度が最低速度に切り替えら
れ、ステップ132にて停止マークTMの検出が開始さ
れ、前進停止センサ32aによる検出結果の和である停
止カウント数D127が最終停止カウント数D126=
1に等しくなるまで、ステップ133の処理が行われ
る。停止カウント数D127=1になると、ステップ1
33にて「YES」との判定の基にプログラムはステッ
プ134に移行され、無人走行車はST5に停止するこ
とができる。つぎに、プログラムは、ステップ135に
移され、行先位置(ST5)が現在地に更新される。つ
ぎに、プログラムはステップ136に移され、無人走行
車は行先ST5停止時の処理である荷物の降処理を実行
する。そして、ステップ138にて行先データが全てク
リアされ、ステップ138aにて交差点処理がリセット
された後、ステップ139にて無人走行車のST5に至
る制御が終了し、「運行制御ルーチン」は「多点停止制
御プログラム」に戻される。
【0105】その間、制御回路41は、「交差点制御イ
ンタラプトプログラム」の割り込み実行を行っており、
ステップ151にて地図データ3が読み込まれ、ステッ
プ152にて現在地BR=5と行先BR=3とから交差
点数D145=1及び交差点番号D147=0ー0が決
定される。さらに、ステップ153にて地図データ4が
読み込まれ、ステップ154にて交差点番号D147=
0、切り替えチャンネルD190=0、データ数D14
8=0、主データD149=0及び副データD150=
0、チェックブランチD151=0が決定される。
【0106】つぎに、ステップ155にて交差点カウン
ト数D146が交差点数D145と等しいか否かが判定
される。ここでは、D146≠D145なので「NO」
との判定の基に、プログラムはステップ156に移さ
れ、交差点カウントデータD146が0か否かが判定さ
れる。ここでは、D146=0なので「YES」との判
定の基にプログラムはステップ157に移され、さらに
交差点番号D147=0に応じて「NO」との判定の基
にプログラムはステップ158に移され、交差点マーク
の検出が判定される。この経路では交差点マーク0が検
出され、それに応じて「YES」との判定の基にプログ
ラムはステップ162に移され、D146が「1」だけ
プラスされる。さらに、ステップ163にて交差点処理
がリセットされた後、プログラムはステップ151に戻
され、ステップ151〜ステップ154を経て、ステッ
プ155にて「YES」との判定の基にプログラムはス
テップ193に移され、交差点カウントアップされる。
そして、ステップ159及びステップ160にて「YE
S」との判定の基にプログラムはステップ161に移さ
れ、通信処理がリセットされ、リレーM716をオンに
した後、プログラムはステップ158に戻され、以下の
処理が行われる。
【0107】(5)行先ST5〜行先H.B つぎに、図12に示すステップ80にてFROM TO カウン
ト数D128が「1」だけプラスされ、プログラムはス
テップ68に戻される。そして、D128=5に応じ
て、ステップ68、ステップ69、ステップ83、ステ
ップ85、ステップ88及びステップ113にて「N
O」との判定の基に、プログラムはステップ116に移
される。そして、ステップ116にて行先STデータで
あるD85(H.B)がD110に格納され、ステップ
71にて行先D110(シリアルデータ)が演算処理可
能なデータD90に変換される。つぎに、ステップ72
にて「地図データ1」が参照され、ステップ73にてM
702オンが選択され、図13に示すステップ95にて
FROM TO カウント数D128=5が選択される。つぎ
に、図14に示すステップ112にて、無人走行車Iの
D128=5の内容である行先5(ST5)から行先6
(H.B)が示され、プログラムはステップ79に移さ
れ、「運行制御ルーチン」が実行される。
【0108】「運行制御ルーチン」は、上記第1実施例
に示したと同様に行われ、ステップ80にてD128=
6にされ、ステップ68にて「YES」との判定の基に
ステップ61に戻されて「多点停止制御プログラム」の
実行を終了する。また、「交差点制御プログラム」につ
いても上記第1実施例と同様に行われる。
【0109】つぎに、上記実施形態の変形例1を、図2
5を用いて説明する。上記実施形態においては、スイッ
チバック経路が個別にある場合について取り扱われてい
るが、図25の交差点地図に示すように、2つのスイッ
チバック経路が非常に近接して設けられた場合には、両
スイッチバック経路の間に個々にSBVSTを設けて取
り扱うことが困難になる。そこで、変形例1として、両
スイッチバック経路を単一のSBVSTを設けて処理す
るようにした。すなわち、交差点マーク2において、主
データAと副データBを設けると共に、チェックブラン
チとしてD151=3、D152=4としたものであ
る。これにより、単一のスイッチバック経路の場合と同
様に、2台の無人走行車の交差点における衝突の生じな
いような制御を行うことができる。
【0110】つぎに、上記実施形態の変形例2を、図2
6を用いて説明する。上記実施形態においては、スイッ
チバック経路がある場合に、ダブルデータを用いている
が、スイッチバック経路ではない場合にも、ダブルデー
タを用いることがある。すなわち、経路R1,R2が平
行にかつ近接して配設されており、両経路をつなぐ曲線
経路R3が設けられている場合が該当する。そして、無
人走行車Iが経路R1を左方向に移動し、無人走行車I
Iが経路R2を右方向に移動する。無人走行車Iが、分
岐点Bx において経路3に左分岐するときには無人走行
車IIが接近しているか否かを考慮しないと両走行車が
衝突するおそれがある。そこで、無人走行車Iについて
は、交差点2においてダブルデータE,Fを採用し、直
進する場合には無人走行車IIからの送信には無関係に
走行し、左分岐する場合には、無人走行車IIからの送
信の有無を検知するようにした。これにより、スイッチ
バック経路以外でも、ダブルデータを用いることにより
両無人走行車の交差点における衝突を防止することがで
きる。
【0111】なお、上記実施例においては、通信手段と
してシリアルデータを用いているが、パラレルデータを
用いるようにしてもよい。また、光信号に限らず無線信
号を用いてもよい。さらに、上記実施例においては、FR
OM TO 搬送を4つの行先データに限って説明したが、4
つに限る必要はない。また、上記実施例において説明し
た無人走行車の走行コースは一例であり、コース設計は
自由に行うことができ、任意のコースに対して本発明を
適用することができる。
【0112】さらに、上記実施形態においては、無人走
行車の多点運行制御としては、ST,BR,SE,T
C,処理等のパラメータを定め、これに基づいて、現在
地BR、行先BR、分岐数、分岐処理、前後進データの
関係を定め、これら各データに基づいて無人走行車の走
行制御を行う形式のものに、「交差点運行制御」を適用
しているが、これに限らず他の形式の公知の運行制御ル
ーチンに対しても本発明に係る「交差点運行制御」を用
いることができる。また、本発明は、上記した実施形態
を適宜組み合わせて実施できることは勿論のこと、本発
明の主旨を逸脱しない範囲において、他の多くの形態及
び態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る無人走行車を概略的に
示す斜視図である。
【図2】同無人走行車を概略的に示す斜視図である。
【図3】同無人走行車を概略的に示す側面図である。
【図4】同無人走行車の分岐合流を説明する工事図及び
設計図である。
【図5】同無人走行車の停止センサと停止マーク及びセ
クションセンサとセクションマークとの関係を示す工事
図及び設計図である。
【図6】同無人走行車の停止センサと停止マーク及び減
速センサと減速マークとの関係を示す工事図である。
【図7】同無人走行車の走行経路におけるステーショ
ン、分岐点、ブランチ、セクション、処理を説明するコ
ース設計図である。
【図8】同無人走行車の走行経路におけるステーショ
ン、ブランチ、交差点マーク、交差点番号、切り替えチ
ャンネル、送受信データ、処理を説明する交差点地図で
ある。
【図9】同無人走行車の電気制御装置の構成を示す回路
図である。
【図10】図9に示す制御回路により実行される「多点
停止制御プログラム」のフローチャートの一部である。
【図11】図9に示す制御回路により実行される「多点
停止制御プログラム」のフローチャートの一部である。
【図12】図9に示す制御回路により実行される「多点
停止制御プログラム」のフローチャートの一部である。
【図13】図9に示す制御回路により実行される「多点
停止制御プログラム」のフローチャートの一部である。
【図14】図9に示す制御回路により実行される「多点
停止制御プログラム」のフローチャートの一部である。
【図15】図9に示す制御回路により実行される「運行
制御ルーチン」のフローチャートの一部である。
【図16】図9に示す制御回路により実行される「運行
制御ルーチン」のフローチャートの一部である。
【図17】図9に示す制御回路により実行される「運行
制御ルーチン」のフローチャートの一部である。
【図18】図9に示す制御回路により実行される「運行
制御ルーチン」のフローチャートの一部である。
【図19】図9に示す制御回路により実行される「交差
点制御インターラプトプログラム」のフローチャートの
一部である。
【図20】図9に示す制御回路により実行される「交差
点制御インターラプトプログラム」のフローチャートの
一部である。
【図21】図9に示す制御回路により実行される「交差
点制御インターラプトプログラム」のフローチャートの
一部である。
【図22】図9に示す制御回路により実行される「交差
点制御インターラプトプログラム」のフローチャートの
一部である。
【図23】図9に示す制御回路により実行される「交差
点制御インターラプトプログラム」のフローチャートの
一部である。
【図24】図9に示す制御回路により実行される「交差
点制御インターラプトプログラム」のフローチャートの
一部である。
【図25】変形例1に係るスイッチバック経路部分を示
す交差点地図の一部である。
【図26】変形例2に係る交差点地図の一部である。
【符号の説明】
10…台車、12a…右駆動輪、12b…左駆動輪、3
1a…前進分岐センサ、31b…後進分岐センサ、32
a…前進停止センサ、32b…後進停止センサ、33a
…前進セクションセンサ、33b…後進セクションセン
サ、34a…前進ガイドセンサ、34b…後進ガイドセ
ンサ、35a…前進減速センサ、35b…後進減速セン
サ、36…スタートスイッチ、40…電気制御装置、4
1…制御回路、44…通信装置、45…無線送受信装
置、46…地上側通信制御装置、MI…磁気誘導帯、B
M1 …分岐マーク、BM2…後進分岐マーク、TM…停
止マーク、SM…セクションマーク、GM1 …前進減速
マーク、GM2…後進減速マーク。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の地域内に計画された無人走行車を
    走行させる複数の経路を組み合わせた誘導路であって、
    同誘導路内に2つの経路の合流する合流交差点が設けら
    れると共に、前記無人走行車が停止して所定の作業を行
    う複数のステーションが設けられた誘導路を走行する複
    数の無人走行車を制御する無人走行車の運行制御方法で
    あって、 前記無人走行車に、複数種類の周波数の無線信号を発信
    する複数のチャンネルを有すると共に、複数種類の周波
    数の無線信号を識別して受信する無線送受信装置を設
    け、 前記誘導路を1以上のステーションからなる複数の領域
    に区分すると共に前記合流交差点に順に合流交差点番号
    を付し、前記複数の領域の内から2つの領域を選択して
    組み合わせた複数の組に対して、各組の2つの領域内及
    び領域間にある合流交差点の数と、予め定めた基準ステ
    ーション位置から順次番号を付された前記合流交差点の
    位置を示す交差点番号配列との関係を示す交差点データ
    Iと、前記交差点番号に対し、同交差点を含む所定範囲
    内において使用される無線送受信信号の固有の周波数チ
    ャンネルを示すチャンネル番号との関係を示す交差点デ
    ータIIとを作成して前記無人走行車に設けた制御装置
    に記憶させ、 前記無人走行車の指定された走行開始ステーション位置
    から走行終了ステーション位置に至る行程にて、同無人
    走行車に設けた交差点検出手段により合流交差点を検出
    し、同検出した合流交差点に対して前記交差点データI
    に基づき、前記制御装置により合流交差点位置を特定
    し、 同特定された合流交差点位置において、前記交差点デー
    タIIに基づいて、前記無線送受信装置により他の無人
    走行車からの同合流交差点に関連する無線信号の送信の
    有無を判定し、送信がないときには無線信号を送信しな
    がら無人走行車を走行させ、同無線信号の送信があると
    きには送信がなくなるまで無人走行車を停止させるよう
    に制御することを特徴とする無人走行車の運行制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の無人走行車の運行
    制御方法において、 前記合流交差点の内の少なくとも1つが、一方の経路へ
    の無人走行車の進入により他の無人走行車と衝突する可
    能性のある特定経路を有する特定合流交差点であるとき
    には、 前記交差点データIIに、前記交差点番号に対し、前記
    チャンネル番号における送受信されるデータが1個また
    は2個の何れであるかを表すデータ数と、同データ数が
    2個のときの無人走行車の前進に対応する第1データ及
    び後進に対応する第2データの何れであるかを表すデー
    タ種類と、前記特定経路であることを示す特定経路デー
    タとを加え、 無人走行車が前記特定経路に進入しない場合に、同無人
    走行車が第1データを受信しときには同無人走行車が第
    2データを送信しながら前進し、第2データを受信した
    ら同無人走行車が停止し、また無人走行車が特定経路に
    進入しようとする場合に、同無人走行車が第1データま
    たは第2データを受信したら同無人走行車は停止し、第
    1データ及び第2データを受信しないときに同無人走行
    車が前記特定経路に進入するように制御することを特徴
    とする無人走行車の運行制御方法。
  3. 【請求項3】 所定の地域内に計画された無人走行車を
    走行させる複数の経路を組み合わせた誘導路であって、
    同誘導路内に2つの経路の合流する合流交差点が設けら
    れると共に、前記無人走行車が停止して所定の作業を行
    う複数のステーションが設けられた誘導路を運行する複
    数の無人走行車に設けられ、同無人走行車の運行を制御
    する無人走行車の運行制御装置であって、 複数種類の周波数の無線信号を発信する複数のチャンネ
    ルを有すると共に、複数種類の周波数の無線信号を識別
    して受信する無線送受信装置と、 前記誘導路を1以上のステーションからなる複数の領域
    に区分すると共に前記合流交差点に合流交差点番号を付
    し、前記複数の領域の内から2つの領域を選択して組み
    合わせた複数の組に対して、各組の2つの領域内及び領
    域間にある合流交差点の数と、予め定められた基準ステ
    ーション位置から順次番号を付された前記合流交差点の
    位置を示す交差点番号配列との関係を示す交差点データ
    Iと、前記交差点番号に対し、同交差点を含む所定範囲
    内において使用される無線送受信信号の固有の周波数チ
    ャンネルを示すチャンネル番号との関係を示す交差点デ
    ータIIとを記憶する交差点データ記憶手段と、 前記無人走行車の指定された走行開始ステーション位置
    から走行終了ステーション位置に至る行程にて、各合流
    交差点を検出する交差点検出手段と、 同交差点検出手段により検出された合流交差点検出結果
    と、前記交差点データIに基づき、合流交差点位置を特
    定する合流交差点特定手段と、 同特定された合流交差点位置において、前記交差点デー
    タIIに基づいて、前記無線送受信装置により他の無人
    走行車からの同合流交差点に関連する無線信号の送信の
    有無を判定し、送信がないときには同無線信号を送信し
    ながら無人走行車を進行させ、同無線信号の送信がある
    ときには送信がなくなるまで無人走行車を停止させるよ
    うに制御する第1走行制御手段とを設けたことを特徴と
    する無人走行車の運行制御装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の無人走行車の運行
    制御装置において、前記合流交差点の内の少なくとも1
    つが、一方の経路への無人走行車の進入により他の無人
    走行車と衝突する可能性のある特定経路を有する特定合
    流交差点であるときには、 前記交差点データ記憶手段に記憶された交差点データI
    Iに、前記交差点番号に対し、前記チャンネル番号にお
    ける送受信されるデータが1個または2個の何れかを表
    すデータ数と、同データ数が2個のときの前記無人走行
    車の前進に対応する第1データ及び後進に対応する第2
    データの何れかを表すデータ種類と、前記特定経路であ
    ることを示す特定経路データとを加え、 前記無人走行車が前記特定経路に進入しない場合に、同
    無人走行車が第1データを受信しときには同無人走行車
    が第2データを送信しながら走行し、第2データを受信
    したら同無人走行車が停止し、また同無人走行車が同特
    定経路に進入しようとする場合に、同無人走行車が第1
    データまたは第2データを受信したら同無人走行車は停
    止し、第1データ及び第2データを受信しないときに同
    無人走行車が前記特定経路に進入するように制御する第
    2走行制御手段を設けたことを特徴とする無人走行車の
    運行制御装置。
JP21525995A 1995-07-31 1995-07-31 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置 Expired - Fee Related JP3322085B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21525995A JP3322085B2 (ja) 1995-07-31 1995-07-31 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21525995A JP3322085B2 (ja) 1995-07-31 1995-07-31 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0944250A JPH0944250A (ja) 1997-02-14
JP3322085B2 true JP3322085B2 (ja) 2002-09-09

Family

ID=16669352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21525995A Expired - Fee Related JP3322085B2 (ja) 1995-07-31 1995-07-31 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3322085B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3452045B2 (ja) * 2000-11-30 2003-09-29 東海ゴム工業株式会社 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置
JP6709578B2 (ja) 2016-09-23 2020-06-17 株式会社小松製作所 作業車両の管理システム及び作業車両の管理方法
WO2018158831A1 (ja) * 2017-02-28 2018-09-07 株式会社Doog 自律移動システム
JP6998930B2 (ja) * 2019-12-09 2022-01-18 株式会社小松製作所 無人で走行するダンプトラックの管理システム及び無人で走行するダンプトラックの管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0944250A (ja) 1997-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3322085B2 (ja) 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置
JP3452045B2 (ja) 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置
JPH11180697A (ja) 無人走行車の運行制御方法及び無人走行車
JP4165847B2 (ja) エレベータに乗降する自律走行車
JP2007320545A (ja) 走行車および走行車システム
JP2816706B2 (ja) 無人搬送車の走行指令作成装置
JP3191578B2 (ja) 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置
JPS60258613A (ja) 作業車の運転制御設備
JPH0850513A (ja) 無人搬送車の自律運転方法
JP3196495B2 (ja) 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置
JP2002047861A (ja) 自動扉装置およびその装置に用いる制御装置
KR0148786B1 (ko) 이동로보트시스템에서의 주행제어방법
JPH08101713A (ja) 無人走行車の運行制御方法及び運行制御装置
JP3009014B2 (ja) 移動車走行制御装置
JP5212228B2 (ja) 無人搬送システム
JPS63314613A (ja) 無人車の走行制御装置
KR0185101B1 (ko) 무인운반차의 운행경로 탐색방법
JPH0296809A (ja) 無人搬送車の走行指令作成装置
JP4164351B2 (ja) 無人搬送車の分岐制御装置
JP2002297239A (ja) 車両の制御方法及びその装置
JP2814558B2 (ja) 移動ロボットシステムにおける走行制御方法
JP2667952B2 (ja) 建設現場における無人搬送車による資機材搬送システム
JPS62257509A (ja) 無人搬送車の走行制御装置
JPH05241657A (ja) 無軌条式無人搬送車の旋回操舵方式
JP2841245B2 (ja) 搬送制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080628

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090628

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090628

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100628

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110628

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110628

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120628

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130628

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees