JPH08100786A - 水中ポンプ - Google Patents
水中ポンプInfo
- Publication number
- JPH08100786A JPH08100786A JP23914994A JP23914994A JPH08100786A JP H08100786 A JPH08100786 A JP H08100786A JP 23914994 A JP23914994 A JP 23914994A JP 23914994 A JP23914994 A JP 23914994A JP H08100786 A JPH08100786 A JP H08100786A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- vent hole
- air vent
- submersible pump
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水中ポンプの運転時における空気抜き孔から
の水の噴出を無くし、ポンプ効率の低下を抑制するとと
もに、異物による空気抜き孔の詰まりを防止して、空気
の排出機能喪失を避ける。 【構成】 ケーシング２と吐出口５を連繋する横向きの
吐出通路４の天井４Ａに空気抜き孔８を形成し、空気抜
き孔８の近傍における水の流れＲ１の上流位置の天井４
Ａの下面に、上下方向の回転自在に板状の弁９をヒンジ
結合１０してある。
の水の噴出を無くし、ポンプ効率の低下を抑制するとと
もに、異物による空気抜き孔の詰まりを防止して、空気
の排出機能喪失を避ける。 【構成】 ケーシング２と吐出口５を連繋する横向きの
吐出通路４の天井４Ａに空気抜き孔８を形成し、空気抜
き孔８の近傍における水の流れＲ１の上流位置の天井４
Ａの下面に、上下方向の回転自在に板状の弁９をヒンジ
結合１０してある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばマンホ−ル内
に設置される水中ポンプに関する。
に設置される水中ポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の水中ポンプは、一般に、図２に
示すように、上下方向の軸線Ｃをもつ羽根車１をケーシ
ング２に回転自在に収容し、このケーシング２の中央部
に下向きの吸込口３を形成し、横向きの吐出通路４の先
端に吐出口５が形成され、ケーシング２の上部に配置し
たモータフレーム（原動機フレーム）６にモータ（原動
機）６Ａを水密に内装し、このモータ６Ａによって羽根
車１をケーシング２の内部で回転させることで、吸込口
３から吸込んだ水をケーシング２内で旋回させたのち吐
出口５から揚水管７に吐出して揚水するように構成され
ている。
示すように、上下方向の軸線Ｃをもつ羽根車１をケーシ
ング２に回転自在に収容し、このケーシング２の中央部
に下向きの吸込口３を形成し、横向きの吐出通路４の先
端に吐出口５が形成され、ケーシング２の上部に配置し
たモータフレーム（原動機フレーム）６にモータ（原動
機）６Ａを水密に内装し、このモータ６Ａによって羽根
車１をケーシング２の内部で回転させることで、吸込口
３から吸込んだ水をケーシング２内で旋回させたのち吐
出口５から揚水管７に吐出して揚水するように構成され
ている。
【０００３】この水中ポンプにおいて、運転停止水位Ｌ
ＷＬが羽根車１の位置よりも低い場合、図３で示すよう
に、運転停止後に水位がＨＷＬで示す位置、つまり羽根
車１を超える位置まで上昇すると、ケーシング２内にお
ける羽根車１の収容部分１Ａに空気が閉じ込められて空
気溜まりＥを形成したエアーロック状態になり、収容部
分１Ａへの水の流入を妨げて、つぎの運転開始を不能に
する。したがって、図４に示すように、ケーシング２に
おける羽根車１の収容部分１Ａに対応して空気抜き孔８
を形成し、この空気抜き孔８から空気を排出させること
で、つぎの運転開始を可能にするように工夫されてい
る。
ＷＬが羽根車１の位置よりも低い場合、図３で示すよう
に、運転停止後に水位がＨＷＬで示す位置、つまり羽根
車１を超える位置まで上昇すると、ケーシング２内にお
ける羽根車１の収容部分１Ａに空気が閉じ込められて空
気溜まりＥを形成したエアーロック状態になり、収容部
分１Ａへの水の流入を妨げて、つぎの運転開始を不能に
する。したがって、図４に示すように、ケーシング２に
おける羽根車１の収容部分１Ａに対応して空気抜き孔８
を形成し、この空気抜き孔８から空気を排出させること
で、つぎの運転開始を可能にするように工夫されてい
る。
【０００４】しかし、前記従来の水中ポンプでは、運転
時に空気抜き孔８から水が噴出してポンプ効率を若干低
下させる問題点を有しているとともに、水に混入してい
る塵芥などの異物が空気抜き孔８に侵入し、経時により
空気抜き孔８に詰まりを生じて空気の排出機能が喪失す
る虞れもある。
時に空気抜き孔８から水が噴出してポンプ効率を若干低
下させる問題点を有しているとともに、水に混入してい
る塵芥などの異物が空気抜き孔８に侵入し、経時により
空気抜き孔８に詰まりを生じて空気の排出機能が喪失す
る虞れもある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、水中ポンプの運転時に空気抜き孔から水が噴出し
てポンプ効率を若干低下させるとともに、水に混入して
いる塵芥などの異物によって空気抜き孔に詰まりを生
じ、空気の排出機能が喪失する点である。
点は、水中ポンプの運転時に空気抜き孔から水が噴出し
てポンプ効率を若干低下させるとともに、水に混入して
いる塵芥などの異物によって空気抜き孔に詰まりを生
じ、空気の排出機能が喪失する点である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下方向の軸
線をもつ羽根車を回転自在に収容したケーシングに下向
きの吸込口と横向きの吐出口が形成され、前記羽根車が
前記ケーシングの上部に配置した原動機フレームに水密
に内装されている原動機によって回転させられて、前記
吸込口から吸込んだ水を前記ケーシング内で旋回させた
のち前記吐出口から吐出するように構成されているとと
もに、前記ケーシングに空気抜き孔を形成した水中ポン
プにおいて、前記空気抜き孔の形成位置が前記ケーシン
グと前記吐出口を連繋する横向きの吐出通路の天井に設
定され、この天井の下面に水中ポンプの運転時に吐出通
路を通過する流体圧により上向きに回動して空気抜き孔
を塞ぎ、かつ水中ポンプの運転停止時に自重により下向
きに回動して空気抜き孔を開放する弁が取付けられてい
ることを特徴とし、水中ポンプの運転時における空気抜
き孔からの水の噴出を無くして、ポンプ効率の低下を抑
制するとともに、異物による空気抜き孔の詰まりを防止
して、空気の排出機能喪失を避ける目的を達成した。
線をもつ羽根車を回転自在に収容したケーシングに下向
きの吸込口と横向きの吐出口が形成され、前記羽根車が
前記ケーシングの上部に配置した原動機フレームに水密
に内装されている原動機によって回転させられて、前記
吸込口から吸込んだ水を前記ケーシング内で旋回させた
のち前記吐出口から吐出するように構成されているとと
もに、前記ケーシングに空気抜き孔を形成した水中ポン
プにおいて、前記空気抜き孔の形成位置が前記ケーシン
グと前記吐出口を連繋する横向きの吐出通路の天井に設
定され、この天井の下面に水中ポンプの運転時に吐出通
路を通過する流体圧により上向きに回動して空気抜き孔
を塞ぎ、かつ水中ポンプの運転停止時に自重により下向
きに回動して空気抜き孔を開放する弁が取付けられてい
ることを特徴とし、水中ポンプの運転時における空気抜
き孔からの水の噴出を無くして、ポンプ効率の低下を抑
制するとともに、異物による空気抜き孔の詰まりを防止
して、空気の排出機能喪失を避ける目的を達成した。
【０００７】
【作用】本発明によれば、羽根車の回転によって水が吐
出通路を通過すると、水圧により弁が上向きに回動して
空気抜き孔を塞ぐ。また、水が吐出通路を通過しない羽
根車の非回転時、つまり水中ポンプの運転停止時には、
自重により弁が下向きに回動して空気抜き孔を開放す
る。
出通路を通過すると、水圧により弁が上向きに回動して
空気抜き孔を塞ぐ。また、水が吐出通路を通過しない羽
根車の非回転時、つまり水中ポンプの運転停止時には、
自重により弁が下向きに回動して空気抜き孔を開放す
る。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明を適用した水中ポンプの要部を拡大
して示す縦断面図である。なお、本発明が適用される水
中ポンプの全体的な構造は、前記図２ないし図４で説明
した従来例と異ならないので、その構造説明および作用
説明は省略し、本発明の特徴部分のみについて説明す
る。図１において、空気抜き孔８は、ケーシング２と吐
出口５を連繋する横向きの吐出通路４の天井４Ａに形成
されている。そして、空気抜き孔８の近傍における水の
流れＲ１の上流位置の天井４Ａの下面に、上下方向の回
転自在に板状の弁９がヒンジ結合１０されている。
する。図１は本発明を適用した水中ポンプの要部を拡大
して示す縦断面図である。なお、本発明が適用される水
中ポンプの全体的な構造は、前記図２ないし図４で説明
した従来例と異ならないので、その構造説明および作用
説明は省略し、本発明の特徴部分のみについて説明す
る。図１において、空気抜き孔８は、ケーシング２と吐
出口５を連繋する横向きの吐出通路４の天井４Ａに形成
されている。そして、空気抜き孔８の近傍における水の
流れＲ１の上流位置の天井４Ａの下面に、上下方向の回
転自在に板状の弁９がヒンジ結合１０されている。
【０００９】このような構成であれば、羽根車１の回転
によって水が横向きの吐出通路４を通過（矢印Ｒ１）す
ると、水圧により弁９が上向きに回動して、仮想線で示
すように空気抜き孔８を塞ぐ。したがって、水中ポンプ
の運転時における空気抜き孔８からの水の噴出が無くな
り、ポンプ効率の低下を抑制するとともに、異物による
空気抜き孔８の詰まりを防止して、空気の排出機能喪失
を避けることができる。
によって水が横向きの吐出通路４を通過（矢印Ｒ１）す
ると、水圧により弁９が上向きに回動して、仮想線で示
すように空気抜き孔８を塞ぐ。したがって、水中ポンプ
の運転時における空気抜き孔８からの水の噴出が無くな
り、ポンプ効率の低下を抑制するとともに、異物による
空気抜き孔８の詰まりを防止して、空気の排出機能喪失
を避けることができる。
【００１０】一方、水が吐出通路を通過しない羽根車１
の非回転時、つまり水中ポンプの運転停止時には、自重
により弁９が下向きに回動して、実線で示すように空気
抜き孔８を開放する。したがって、運転停止後に水位が
羽根車１を超える位置まで上昇しても、その上昇の過程
でケーシング２内の空気を空気抜き孔８から排出するこ
とができる。その結果、エアーロック状態が避けられ、
つぎの運転開始が可能になる。
の非回転時、つまり水中ポンプの運転停止時には、自重
により弁９が下向きに回動して、実線で示すように空気
抜き孔８を開放する。したがって、運転停止後に水位が
羽根車１を超える位置まで上昇しても、その上昇の過程
でケーシング２内の空気を空気抜き孔８から排出するこ
とができる。その結果、エアーロック状態が避けられ、
つぎの運転開始が可能になる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、羽根車
の回転によって水が吐出通路を通過すると、水圧により
弁が上向きに回動して空気抜き孔を塞ぐので、水中ポン
プの運転時における空気抜き孔からの水の噴出が無くな
り、ポンプ効率の低下を抑制するとともに、異物による
空気抜き孔の詰まりを防止して、空気の排出機能喪失を
避けることができる。また、水が吐出通路を通過しない
羽根車の非回転時、つまり水中ポンプの運転停止時に
は、自重により弁が下向きに回動して空気抜き孔を開放
するので、運転停止後に水位が羽根車を超える位置まで
上昇しても、その上昇の過程でケーシング内の空気を空
気抜き孔から排出することができる。その結果、エアー
ロック状態が避けられ、つぎの運転開始が可能になる。
の回転によって水が吐出通路を通過すると、水圧により
弁が上向きに回動して空気抜き孔を塞ぐので、水中ポン
プの運転時における空気抜き孔からの水の噴出が無くな
り、ポンプ効率の低下を抑制するとともに、異物による
空気抜き孔の詰まりを防止して、空気の排出機能喪失を
避けることができる。また、水が吐出通路を通過しない
羽根車の非回転時、つまり水中ポンプの運転停止時に
は、自重により弁が下向きに回動して空気抜き孔を開放
するので、運転停止後に水位が羽根車を超える位置まで
上昇しても、その上昇の過程でケーシング内の空気を空
気抜き孔から排出することができる。その結果、エアー
ロック状態が避けられ、つぎの運転開始が可能になる。
【図１】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図２】従来の水中ポンプの概略構成図である。
【図３】水中ポンプ使用時の説明図である。
【図４】空気抜き孔を設けた水中ポンプの概略構成図で
ある。
ある。
１ 羽根車 ２ ケーシング ３ 吸込口 ４ 横向きの吐出通路 ４Ａ 吐出通路の天井 ５ 吐出口 ６ モータフレーム（原動機フレーム） ６Ａ モータ（原動機） ８ 空気抜き孔 ９ 弁 Ｃ 羽根車の上下方向の軸線
Claims (1)
- 【請求項１】 上下方向の軸線をもつ羽根車を回転自在
に収容したケーシングに下向きの吸込口と横向きの吐出
口が形成され、前記羽根車が前記ケーシングの上部に配
置した原動機フレームに水密に内装されている原動機に
よって回転させられて、前記吸込口から吸込んだ水を前
記ケーシング内で旋回させたのち前記吐出口から吐出す
るように構成されているとともに、前記ケーシングに空
気抜き孔を形成した水中ポンプにおいて、前記空気抜き
孔の形成位置が前記ケーシングと前記吐出口を連繋する
横向きの吐出通路の天井に設定され、この天井の下面に
水中ポンプの運転時に吐出通路を通過する流体圧により
上向きに回動して空気抜き孔を塞ぎ、かつ水中ポンプの
運転停止時に自重により下向きに回動して空気抜き孔を
開放する弁が取付けられていることを特徴とする水中ポ
ンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23914994A JPH08100786A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 水中ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23914994A JPH08100786A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 水中ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08100786A true JPH08100786A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17040487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23914994A Pending JPH08100786A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 水中ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08100786A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101761492A (zh) * | 2010-03-16 | 2010-06-30 | 潘正平 | 双门泵阀 |
| KR102239431B1 (ko) * | 2021-01-25 | 2021-04-13 | 주식회사 대영파워펌프 | 와류 방지구를 구비한 수중펌프 |
-
1994
- 1994-10-03 JP JP23914994A patent/JPH08100786A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101761492A (zh) * | 2010-03-16 | 2010-06-30 | 潘正平 | 双门泵阀 |
| KR102239431B1 (ko) * | 2021-01-25 | 2021-04-13 | 주식회사 대영파워펌프 | 와류 방지구를 구비한 수중펌프 |
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