JP3062863B2 - 水中ポンプ - Google Patents

水中ポンプ

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JP3062863B2
JP3062863B2 JP6239150A JP23915094A JP3062863B2 JP 3062863 B2 JP3062863 B2 JP 3062863B2 JP 6239150 A JP6239150 A JP 6239150A JP 23915094 A JP23915094 A JP 23915094A JP 3062863 B2 JP3062863 B2 JP 3062863B2
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air vent
casing
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vent hole
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慎一郎 荒木
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Kubota Corp
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばマンホ−ル内
に設置される水中ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の水中ポンプは、一般に、図5に
示すように、上下方向の軸線Cをもつ羽根車1をケーシ
ング2に回転自在に収容し、このケーシング2の中央部
に下向きの吸込口3を形成し、横向きの吐出通路4の先
端に吐出口5が形成され、ケーシング2の上部に配置し
たモータフレーム(原動機フレーム)6にモータ(原動
機)6Aを水密に内装し、このモータ6Aによって羽根
車1をケーシング2の内部で回転させることで、吸込口
3から吸込んだ水をケーシング2内で旋回させたのち吐
出口5から揚水管7に吐出して揚水するように構成され
ている。
【0003】この水中ポンプにおいて、運転停止水位L
WLが羽根車1の位置よりも低い場合、図6で示すよう
に、運転停止後に水位がHWLで示す位置、つまり羽根
車1を超える位置まで上昇すると、ケーシング2内にお
ける羽根車1の収容部分1Aに空気が閉じ込められて空
気溜まりEを形成したエアーロック状態になり、収容部
分1Aへの水の流入を妨げて、つぎの運転開始を不能に
する。したがって、図7に示すように、ケーシング2に
おける羽根車1の収容部分1Aに対応して空気抜き孔8
を形成し、この空気抜き孔8から空気を排出させること
で、つぎの運転開始を可能にするように工夫されてい
る。
【0004】しかし、前記従来の水中ポンプでは、運転
時に空気抜き孔8から水が噴出してポンプ効率を若干低
下させる問題点を有しているとともに、水に混入してい
る塵芥などの異物が空気抜き孔8に侵入し、経時により
空気抜き孔8に詰まりを生じて空気の排出機能が喪失す
る虞れもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、水中ポンプの運転時に空気抜き孔から水が噴出し
てポンプ効率を若干低下させるとともに、水に混入して
いる塵芥などの異物によって空気抜き孔に詰まりを生
じ、空気の排出機能が喪失する点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下方向の軸
線をもつ羽根車を回転自在に収容したケーシングに下向
きの吸込口と横向きの吐出口が形成され、前記羽根車が
前記ケーシングの上部に配置した原動機フレームに水密
に内装されている原動機によって回転させられて、前記
吸込口から吸込んだ水を前記ケーシング内で旋回させた
のち前記吐出口から吐出するように構成されているとと
もに、前記ケーシングに空気抜き孔を形成した水中ポン
プにおいて、空気抜き通路が形成された栓を前記空気抜
き孔に嵌合して前記ケーシングの内側に突出させるとと
もに、空気抜き通路の入口が前記羽根車の回転方向下流
側に指向して開口していることを特徴とし、水中ポンプ
の運転時における空気抜き通路からの水の噴出量を極力
小さくして、ポンプ効率の低下を抑制し、かつ異物によ
る空気抜き通路の詰まりを防止して、空気の排出機能喪
失を避けるとともに、既存の水中ポンプに適用する目的
を達成した。
【0007】
【作用】本発明によれば、羽根車の回転によってケーシ
ング内に生じる水の旋回流の圧力を、空気抜き孔に嵌合
されてケーシングの内側に向けて突出している栓の下流
近傍、つまり空気抜き通路の入口近傍において低下させ
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明を拡大して示す横断平面図である。
なお、本発明が適用される水中ポンプの全体的な構造
は、前記図5ないし図7で説明した従来例と異ならない
ので、その構造説明および作用説明は省略し、本発明の
特徴部分のみについて説明する。図1において、ケーシ
ング2には、既に空気抜き孔8が形成されており、この
空気抜き孔8に栓9が水密に嵌合されケーシング2の内
側に向けて突出している。栓9は、ゴムなどの弾性体に
よって上下に貫通する空気抜き通路10を形成した円筒
状に成形され、外周部には、軸方向に所定の間隔、つま
りケーシング2の肉圧に相当する間隔を有して、1対の
フランジ9A,9Bが半径方向外側に向け張り出し形成
され、これらフランジ9A,9Bによってケーシング2
の壁を挟着している。
【0009】栓9には、その軸線C1に対して図面上で
斜め右上がり、つまり、羽根車1の回転方向Rおよびケ
ーシング2内に生じる水の旋回方向R1の上流側から下
流側にかけて上流側の内端9Cから下流側のフランジ9
Bの付け根9bに斜行する内端面9D、すなわち、羽根
車1の回転方向Rおよび水の旋回方向R1の下流側に指
向する内端面9Dが形成され、この内端面9Dに空気抜
き通路10の入口10Aが開口し、出口10Bはケーシ
ング2の外側に開口している。
【0010】このような構成であれば、羽根車1の回転
によってケーシング2内に生じる水の旋回流R1の圧力
は、ケーシング2の内側に向けて突出している栓9の下
流近傍、つまり図1において斜線で示す領域において低
下する。この領域に向けて空気抜き通路10の入口10
Aが開口しているので、水中ポンプの運転時における空
気抜き通路10からの水の噴出量を極力小さくして、ポ
ンプ効率の低下を抑制するとともに、異物による空気抜
き通路10の詰まりを防止して、空気の排出機能喪失を
避けることができる。しかも、既に空気抜き孔8が形成
されている既存の水中ポンプに適用できるので経済的に
も有利である。
【0011】なお、図2のように、栓9の空気抜き通路
10を断面L字状に形成し、その入口10Aを羽根車1
の回転方向Rおよびケーシング2内に生じる水の旋回方
向R1の下流側に向けて開口した構成でもよい。また、
図3および図4のように、羽根車1の回転方向Rおよび
水の旋回方向R1の下流側に向けて開口している入口1
0Aを備えた空気抜き通路10が形成されている金属製
の栓9を空気抜き孔8に嵌合して、ボルトなどの締結部
材11によりケーシング2に締結固定した構成であって
もよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、羽根車
の回転によってケーシング内に生じる水の旋回流の圧力
を、空気抜き孔に嵌合されてケーシングの内側に向けて
突出している栓の下流近傍、つまり空気抜き通路の入口
近傍において低下させることができるので、水中ポンプ
の運転時における空気抜き孔からの水の噴出量を極力小
さくして、ポンプ効率の低下を抑制するとともに、異物
による空気抜き孔の詰まりを防止して、空気の排出機能
喪失を避けることができる。しかも、既に空気抜き孔が
形成されている既存の水中ポンプに適用できるので経済
的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を拡大して示す横断平面図であ
る。
【図2】本発明の変形例を拡大して示す横断平面図であ
る。
【図3】本発明の異なる変形例を拡大して示す横断平面
図である。
【図4】本発明のさらに異なる変形例を拡大して示す横
断平面図である。
【図5】従来の水中ポンプの概略構成図である。
【図6】水中ポンプ使用時の説明図である。
【図7】本発明が適用される水中ポンプの概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 羽根車 2 ケーシング 3 吸込口 5 吐出口 6 モータフレーム(原動機フレーム) 6A モータフレーム(原動機フレーム) 8 空気抜き孔 9 栓 10 空気抜き通路 10A 空気抜き通路の入口 C 羽根車の上下方向の軸線 R 羽根車の回転方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−237391(JP,A) 特開 昭58−197496(JP,A) 特開 平1−237392(JP,A) 実開 昭61−70590(JP,U) 実開 昭53−43502(JP,U) 実開 平1−136700(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向の軸線をもつ羽根車を回転自在
    に収容したケーシングに下向きの吸込口と横向きの吐出
    口が形成され、前記羽根車が前記ケーシングの上部に配
    置した原動機フレームに水密に内装されている原動機に
    よって回転させられて、前記吸込口から吸込んだ水を前
    記ケーシング内で旋回させたのち前記吐出口から吐出す
    るように構成されているとともに、前記ケーシングに空
    気抜き孔を形成した水中ポンプにおいて、空気抜き通路
    が形成された栓を前記空気抜き孔に嵌合して前記ケーシ
    ングの内側に突出させるとともに、空気抜き通路の入口
    が前記羽根車の回転方向下流側に指向して開口している
    ことを特徴とする水中ポンプ。
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