JP2580694Y2 - タービン・ジェット組合せポンプ装置 - Google Patents

タービン・ジェット組合せポンプ装置

Info

Publication number
JP2580694Y2
JP2580694Y2 JP1992069561U JP6956192U JP2580694Y2 JP 2580694 Y2 JP2580694 Y2 JP 2580694Y2 JP 1992069561 U JP1992069561 U JP 1992069561U JP 6956192 U JP6956192 U JP 6956192U JP 2580694 Y2 JP2580694 Y2 JP 2580694Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
diffuser
impeller
casing
pump device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992069561U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0634200U (ja
Inventor
里実 中島
悟 新保
敏也 中村
Original Assignee
株式会社川本製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社川本製作所 filed Critical 株式会社川本製作所
Priority to JP1992069561U priority Critical patent/JP2580694Y2/ja
Publication of JPH0634200U publication Critical patent/JPH0634200U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2580694Y2 publication Critical patent/JP2580694Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タービンポンプのケー
シングに内装されたジェットポンプを有するタービン・
ジェット組合せポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タービン・ジェット組合せポンプ装置
は、インペラから吐出される圧力流体の一部をインペラ
の吸込側にあるディフューザへ噴流させて、吸込口から
の流体をエジェクタ作用により増圧させながらインペラ
の吸込部へ導くポンプである。 このポンプ装置は、ジェ
ット噴流により、インペラの吸込部から吸い込まれる流
体の圧力が増圧されるため、高い圧力が得られるという
特性がある。 従来、こうしたタービン・ジェット組合せ
ポンプ装置には、図3に示されるように、前部に吸込口
2を有し後部上方に吐出口3を有し、内部後方にタービ
ンポンプ用インペラ5が収容されたケーシング1を用い
て、インペラ5の吸込部と吸込口2との間をインペラ5
と同芯なディフューザ7を介して連通し、このディフュ
ーザ7の入口側にディフューザ7と同芯なジェットポン
プ用のノズル6を設けて、インペラ5からの圧力流体の
一部をノズル6からディフューザ7の入口へ噴射させる
構造が採用されている。 具体的には、ノズル6は、出口
側がディフューザ7の入口側に臨み、入口側がケーシン
グ1の前部側の壁部1aと向き合うように配置されてい
て、インペラ5の外周からケーシング1内に放出され吐
出口3へ向かう高圧の流体の一部が分流して、ノズル6
の入口側と壁部1aとの間に形成される通路1bを通じ
て、ノズル6からディフューザ7へ噴射されるようにし
てある。なお、4はインペラ5を回転駆動する電動機、
8はインペラ5とディフューザ7との間に設けられたガ
イドベーンをそれぞれ示す。
【0003】ところで、吸込口2から吸い込まれる流体
には、異物(砂、砂利、木の葉など)が混在しているこ
とがある。 ここで、ノズル6の流水部6aの孔径は比較
的小さいために、このような場合、ノズル6の流水部6
aが異物でつまることがある。 ノズル6がつまると、圧
力流体がディフューザ7へ噴射されなくなるために、増
圧作用が低下してしまう。 正常に戻すには、つまった異
物を取り除けばよい。 しかし、流体につまりをもたらす
異物が混入している場合はまれである。 このため、従来
では、ノズル6を清掃するべく、例えば吸込管および吐
出管(いずれも図示略)との接続を外した後にケーシン
グ1をケーシングカバー9から取外すなどしてポンプ装
置を分解して、つまった異物を取り除くことが行われて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に異物を除去するためポンプ装置を分解するのでは多
くの手間がかかり、かつ長い時間に渡ってポンプの運転
を停止しなければならない。そこで、ケーシング1の内
部に、ノズル6に異物がつまらないようストレーナを設
けることが提案されている。 しかしながら、ストレーナ
は高価な部品なので、それだけ製造コストが高くつく問
題がある。
【0005】本考案は上述のような問題点を解決するた
めになされたもので、ポンプ装置を分解しなくてもノズ
ルの異物を容易に除去することができ、かつそのための
増加コストが僅少ですむタービン・ジェット組合せポン
プ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、インペラから
の圧力流体をディフューザへ噴射させるノズルの入口側
と対向するケーシングの壁部分に、ノズル側から異物が
取り出せる開閉自在な開口部を形成したことにある。
【0007】
【作用】上記の構成において、ケーシングに設けられた
開口部を開くことによりノズルの異物が除去可能とな
り、閉じることにより装置の運転が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本考案につき図1および図2に示す一
実施例を参照しながら説明する。なお、図面において、
先の「従来の技術」の項で述べた部分と同じ部分には同
一符号を付してその説明を省略し、ここでは本考案の要
部について説明することにする。 本実施例は、ノズル6
の入口側と対向するケーシング1の壁部分に、ノズル側
から異物が取り出せる開閉自在な開口部9を形成したこ
とにある。
【0009】すなわち、ケーシング1の前部側の壁部1
には、ノズル6の流入口に対向する地点に、同ノズル
6および同周辺を露出させるような大きさの開口部9が
開設されている。この開口部9には、蓋体10が適宜ボ
ルト等で着脱自在に取付けられていて、開口部9を開閉
できるようにしてあり、同開口部9からノズル6をつま
らせた異物を取り出せるようにしてある。なお、図中1
1は排液口、12は注液口である。
【0010】上記実施例においては、インペラ5が回転
駆動されると、吸込口2からディフューザ7を経てイン
ペラ5に吸込まれた流体が、ガイドベーン8を介してケ
ーシング1内に吐出される。その大部分は吐出口3を経
て外部に流出されるが、残部はノズル6を通過したのち
再びディフューザ7に導かれ、吸込口2からの流体と共
に増圧されてインペラ5に流入される。
【0011】そして、ノズル6に異物がつまった場合
は、一旦ポンプの運転を停止したのち蓋体10を取外
し、開放された開口部9からノズル6につまった異物を
取出し、蓋体10を取付けて開口部9を閉じたのちポン
プの運転を再開すればよい。
【0012】したがって、ノズル6につまった異物は簡
単かつ容易に除去することができ、ポンプ装置は分解不
要であるから運転停止は短時間でよい。しかも、開口部
9および蓋体10などを設けるための増加コストは僅少
ですむ。なお、本考案は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、本考案の要旨とするところの範囲内で種々
の変更ないし応用が可能である。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ポ
ンプ装置を分解しなくてもノズルの異物を容易に除去す
ることができ、かつそのための増加コストが僅少ですむ
タービン・ジェット組合せポンプ装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例の切欠正面図。
【図3】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1…ケーシング,5…インペラ,6…ノズル、7…ディ
フューザ、8…ガイドベーン、9…開口部、10…蓋
体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−107596(JP,A) 実開 平3−17195(JP,U) 実開 平4−80792(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 29/70 F04D 13/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口を有するケーシングの内部にイン
    ペラが収容され、前記インペラの吸込部と前記吸込口と
    の間がディフューザを介して連通され、さらに出口が前
    記ディフューザの入口側に臨み、入口側が前記ケーシン
    グの壁部に入口側が向き合うようにジェットポンプ用の
    ノズルが設けられ、前記インペラの外周から前記ケーシ
    ング内に放出された流体の一部を前記ノズルの入口側と
    前記壁部との間に形成される通路を通じて前記ノズルか
    ら前記ディフューザへ噴射させるタービン・ジェット組
    合せポンプ装置において、前記ケーシングの前記ノズルの入口側と対向する壁部分
    に、前記ノズル側から異物が取り出せる開閉自在な開口
    部を形成した ことを特徴とするタービン・ジェット組合
    せポンプ装置。
JP1992069561U 1992-10-06 1992-10-06 タービン・ジェット組合せポンプ装置 Expired - Fee Related JP2580694Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992069561U JP2580694Y2 (ja) 1992-10-06 1992-10-06 タービン・ジェット組合せポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992069561U JP2580694Y2 (ja) 1992-10-06 1992-10-06 タービン・ジェット組合せポンプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0634200U JPH0634200U (ja) 1994-05-06
JP2580694Y2 true JP2580694Y2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=13406299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992069561U Expired - Fee Related JP2580694Y2 (ja) 1992-10-06 1992-10-06 タービン・ジェット組合せポンプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2580694Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2764217B2 (ja) * 1989-09-20 1998-06-11 株式会社荏原製作所 ジェットポンプ
JPH0480792U (ja) * 1990-11-26 1992-07-14
JP3017195U (ja) * 1994-07-27 1995-10-24 明 小山田 香材料を付けたマッチ棒

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0634200U (ja) 1994-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4375938A (en) Roto-dynamic pump with a diffusion back flow recirculator
CA2057280A1 (en) Aerator
JP2580694Y2 (ja) タービン・ジェット組合せポンプ装置
WO2002057635A3 (en) Centrifugal pump with facilitated self-priming
JP3062863B2 (ja) 水中ポンプ
CN201475048U (zh) 自吸喷射泵的防空气倒流式导流罩
KR0137653B1 (ko) 가이드 부재를 설치한 제트 펌프
KR900003836Y1 (ko) 폐수용 자흡식 원심 펌프
JP3948776B2 (ja) 渦巻ポンプ
JP2534142B2 (ja) 渦巻ポンプ及び自動給水装置
CN219774368U (zh) 一种安装方便的立式自吸泵
JPH0625680Y2 (ja) ポンプにおける流路の閉塞防止装置
JPS5826079Y2 (ja) 曝気装置
JPH06178994A (ja) 機械式水中曝気装置
JPH0612790U (ja) 冷却水循環形ポンプ
JP2582129Y2 (ja) 特殊ポンプ装置
JPS555456A (en) No-hub pump
JP2903453B2 (ja) モータ駆動式先行待機運転ポンプの駆動方法
JPH0118235Y2 (ja)
JP2000120575A (ja) 水圧モータ駆動式ポンプ
CN2059688U (zh) 真空引水自吸离心泵
JP2515351Y2 (ja) 立軸ポンプ
JP2534284Y2 (ja) 多段遠心ポンプ
JPS6131694A (ja) ポンプ装置
JP2949991B2 (ja) 電動ハイブリッドポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees