JPH06213190A - 立軸形先行待機運転ポンプ - Google Patents

立軸形先行待機運転ポンプ

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JPH06213190A
JPH06213190A JP562693A JP562693A JPH06213190A JP H06213190 A JPH06213190 A JP H06213190A JP 562693 A JP562693 A JP 562693A JP 562693 A JP562693 A JP 562693A JP H06213190 A JPH06213190 A JP H06213190A
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JP
Japan
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pump
air
water level
impeller
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP562693A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ohata
善弘 大畑
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】気液2相運転ポンプにおいて、インペラ出口側
またはポンプの吐出し管へ、ポンプ内およびポンプ吐出
し側の配管内の空気を吐出す量を調整する機構を設け、
ポンプ軸受,シール部,減速機等の損傷を防ぐことにあ
る。 【構成】インペラ6の出口側または、ポンプの吐出し管
へポンプ6の内及びポンプ6の吐出側の配管内の空気を
吐き出す、空気抜き管20または空気抜き孔に、空気の
吐出し量を調整する機構21を設ける。 【効果】インペラの損傷及び、減速機,ポンプ軸受,シ
ール部の損傷等を防ぐ効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は降雨時の出水を排水する
ために設けられている先行待機運転を実施する立軸ホン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば激しい降雨による洪水など
から、都市を守るために排水ポンプ場が設けられている
が、都市に於ける排水ポンプ場には降雨後、急激に雨水
が流入してくる傾向がある。通常、排水ポンプ場には駆
動設備が冠水しないように立軸形ポンプが適用されると
ともに、急激な流入水に対応できるように、流入予測を
行い、流入水位の上昇とともに排水ポンプを稼動させて
いる。
【0003】図7は排水ポンプ場などに適用されている
従来の立軸斜流形先行待機運転ポンプの断面図である。
ポンプは一般に吸水槽の水面から空気渦を吸わない下限
水位以上の吸水位WL1 で運転が行われているが、流入
水の水位が下限水位まで上昇してから排水ポンプを起動
させるのでは稼動時間の遅れのために排水が流入水の増
加に追い付かず、排水ポンプ場に浸水してしまう場合が
ある。このような危険に備えて先行待機形運転ポンプで
は、吸水槽の水面から空気渦を吸わない下限水位WL1
より低い水位WL2 で流入水がない状態から排水ポンプ
を起動させておき、流入水によって水位が上昇して排水
ポンプのインペラ6付近まで来たとき自動的に排水が始
まるように予め見込運転を行う。水位が上昇するときポ
ンプ吐出管内の空気は、吐出管に設けられた空気抜き管
から仕切弁を経て外部に放出される。
【0004】なお、先行待機運転ポンプの従来技術とし
て、特願昭63−228736号明細書がある。また、ポンプ吐
出管に設けられた空気抜き管の従来技術として、図7
(出典:ポンプ設備計画便覧,付−23,(株)日立製作
所出版,昭和54年1月)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の立
軸形ポンプに於いて、流入水の水位が下限水位よりも低
い水位WL2 から激しく雨水が流入すると、開放状態の
仕切り弁28が設けられている吐出管24の末端には逆
流防止弁27が設けられているため、吐出管内の空気は
全開の空気抜き弁25を経て空気抜き管20から放出さ
れる。この空気弁には、通常オン−オフの機能しか持た
ない開閉弁が適用されている。従って、雨水の急激な流
入によりポンプ内の空気も抵抗少なく空気弁25を経て
空気抜き管20から外部に放出されるため、ポンプ内水
面も急激に上昇し、水面はインペラ6に急激に衝突しイ
ンペラが損傷することが考えられる。又、インペラ6に
は上方へ押し上げる過大な力が作用し、図6のような構
造では、ポンプ軸受,、シール部,減速機に損傷等をも
たらす可能性があるというような問題を抱えている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る立軸形先行
待機運転ポンプは、この課題を解決するため、インペラ
出口側に、ポンプ内及び吐出側の配管内の空気を吐出す
空気抜き孔、または空気抜き管を設け、それらを通過す
る空気の吐出量を調整する機構を有することを特徴とす
る。
【0007】
【作用】即ち、本発明の立軸形先行待機運転ポンプは、
インペラ出口側に空気の通る空気孔もしくは空気孔に通
じる空気抜き管に空気の吐出し量を調整する機構を持っ
ており、吸水槽内の水位が急激に上昇したときに、ポン
プ吸込管内の水位上昇は、ポンプ吐出管へ空気の通る空
気孔もしくは空気孔へ通じる空気抜き管に設けられた、
空気吐出し量を調整する機構によりコントロールされ、
インペラの損傷及び、減速機,ポンプ軸受,シール部の
損傷等を防ぐ効果がある。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図6に基づき説
明する。なお、図中、図7に於ける部材と共通の部材に
は、図7中に於ける部材の符号と共通の符号とを付して
説明を省略する。図1ないし図4は本発明の実施例に係
る立軸斜流ポンプの断面図、図5は図3,図4の実施例
に係る立軸斜流ポンプの作用説明図である。
【0009】図1に於いて、本実施例に係る立軸斜流ポ
ンプは図に示すようにポンプ吐出口に、空気吐出量調整
弁21がとり付けられている空気抜き管20が設けられ
ている。空気抜き管の下流端は大気開放となっている。
なお、その他の構造は、従来の立軸斜流形先行待機運転
ポンプと同じである。空気吐出量調整弁は、吐出管24
に設けた圧力測定孔29から検出された圧力ヘッドに基
づき、図8及び図9の実線で示すような調節弁開度特性
を持つように調節計30により弁の開度が制御される。
すなわち、調節弁21は当初閉止状態にあり、圧力の若
干の上昇により緩やかに開き始め、吐出管の圧力が逆流
防止弁の開放圧力(約hd)に達すると閉止状態となる。
【0010】このように構成された立軸斜流形ポンプに
おいて、先行待機運転中、吸込ベルマウス1の下面以下
の水位WL2 から急激に水位が上昇しWL3 に達した場
合、ポンプ内部における水位WL3′ の上昇は、ポンプ
吐出管24に設けられた空気吐出量調整弁21を空気吐
出量が少なくなるように調整されているから、上昇速度
は緩やかとなる。すなわち、図10の実線に示すように
ポンプ内の水位は上昇する。一方、従来のポンプでは空
気抜き管は開放状態であるため、図10の破線で示すよ
うに急激に上昇する。従って、本発明の場合は従来に比
べインペラ6が水位上昇に伴う水面との衝突によって上
へ押し上げる力は緩和される。
【0011】なお、空気吐出量調整弁の代りに図2に示
すように空気流れ速度を調整する羽根車22を設けその
軸のブレーキ力を調節することにより、上記の実施例と
同様の作用が得ることができる。
【0012】図3に於いて、本実施例に係る立軸斜流形
先行待機運転ポンプは、図に示すようにポンプ吐出し側
の配管へ空気抜き管を設け、空気吐出し口はポンプ吸水
槽内へもどし、インペラよりも下方へ設けている。
【0013】図4に於いて、本実施例に係る立軸斜流形
先行待機運転ポンプは、図に示すように、ポンプのイン
ペラ出口側へ空気抜き管を設け、空気吐出し口は、イン
ペラよりも下方へ設けている。
【0014】図3及び図4に示される立軸斜流形先行待
機運転ポンプの運転中は流入水の水位が図5(a)に示
すように、吸込ベルマウス1の下面以下の水位WL2
あるときは、吸込ベルマウス1から水も空気も吸込むこ
となく安定した気中待機運転が続けられる。
【0015】流入水の水位が図5(a)〜(b)に示すW
2〜WL3まで急激に上昇したときは、ポンプ内部へ溜
っている空気は空気抜き管を抜けるのでポンプ内部の水
位はポンプ外部の水位とほぼ同等に上昇する。
【0016】更に水位が急激に上昇し、図5(b),図
6に示すWL3〜WL4までになると、ポンプ吸込管外の
水位は、空気抜き管の空気出口端より高くなるためポン
プ内部の空気がたまり、ポンプ内の水位上昇速度は、水
位が図5(a),(b)の間にあったときよりも遅くな
る。従ってポンプ内の水面が急激にインペラへ当ること
がさけられる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る立軸形ポンプは前述の通り
構成されており、ポンプ運転中の水位が、それ以下で
は、ポンプケーシングの水込みベルから空気を吸込んで
しまう最低水位に相当する水位より下方にポンプの羽根
車を位置させ、この羽根車の下方のポンプケーシングに
複数個の空気導入部を設け、これらの空気導入部に、一
端を接続すると共に他端をポンプ吸水槽の最高水位レベ
ル以上で大気に開放させた吸気管を設けた先行待機形運
転ポンプにおいて、インペラ出口側または、ポンプの吐
出し管へポンプ内及びポンプ吐出側の配管内の空気を吐
き出す、空気抜き管または空気抜き孔に、空気の吐出し
量を調整する機構をもっており、吸込槽内の水位が急激
に上昇したときに、ポンプ吸込管内の水位上昇は、ポン
プ吐出管へ空気の通る空気孔もしくは、空気孔へ通じる
空気抜き管へ設けられた、空気量を調整する機構により
コントロールされ、インペラの損傷及び、減速機,ポン
プ軸受,シール部の損傷等を防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る立軸斜流ポンプの
断面図。
【図2】本発明の第2の実施例に係る立軸斜流ポンプの
断面図。
【図3】本発明の第3の実施例に係る立軸斜流ポンプの
断面図。
【図4】本発明の第4の実施例に係る立軸斜流ポンプの
断面図。
【図5】第3の実施例に係る立軸斜流ポンプの作用の説
明図。
【図6】第4の実施例に係る立軸斜流ポンプの作用の説
明図。
【図7】従来の立軸斜流形先行待機運転ポンプの断面
図。
【図8】空気吐出量調節弁の弁開度と時間の関係を示す
断面図。
【図9】吐出管の圧力と時間の関係を示す特性図。
【図10】ポンプ内水位と時間の関係を示す特性図。
【符号の説明】
1…吸込みベル、2…吸込み口、3…空気導入管、4…
揚水管、5…吐出しボウル、6…インペラ、7…軸受、
8…水中軸受、9…案内羽根、10…軸封、11…減速
機、12…原動機、20…空気抜管、21…空気吐出量
調整弁、23…空気吐出量調整用羽根車。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ運転中の水位が、それ以下では、ポ
    ンプケーシングの吸込みベルから空気を吸込んでしまう
    最低水位に相当する水位より下方にポンプの羽根車を位
    置させ、前記羽根車の下方の前記ポンプケーシングに複
    数個の空気導入部を設け、前記空気導入部に、一端を接
    続すると共に他端をポンプ吸水槽の最高水位レベル以上
    で大気に開放させた吸気管を設けた先行待機形運転ポン
    プにおいて、インペラ出口側、またはポンプの吐出し管
    にポンプ内及びポンプ吐出配管内の空気を吐き出す、空
    気抜き管または空気抜き孔に、空気の吐出量を調整する
    機構を設け、その制御はポンプ吐出管で検出された圧力
    に基づきなされることを特徴とする立軸形先行待機運転
    ポンプ。
JP562693A 1993-01-18 1993-01-18 立軸形先行待機運転ポンプ Pending JPH06213190A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177240A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Dmw Corp 自吸式渦巻ポンプ装置
JP2006329082A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Fulta Electric Machinery Co Ltd 小型の水中ポンプにおける揚水調整機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177240A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Dmw Corp 自吸式渦巻ポンプ装置
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