JPH0810017Y2 - 自動車のトランスミッション補強構造 - Google Patents

自動車のトランスミッション補強構造

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JPH0810017Y2
JPH0810017Y2 JP7729889U JP7729889U JPH0810017Y2 JP H0810017 Y2 JPH0810017 Y2 JP H0810017Y2 JP 7729889 U JP7729889 U JP 7729889U JP 7729889 U JP7729889 U JP 7729889U JP H0810017 Y2 JPH0810017 Y2 JP H0810017Y2
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vibration
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伸夫 土井
信 重永
康秀 田原
明紀 田村
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のエンジンに締結するトランスミッ
ションの補強構造に関するものである。
(従来の技術) 通常、自動車のトランスミッションはエンジンのシリ
ンダブロックに連結されるものであるが、自動変速機の
場合には上記トランスミッションのミッションケース
は、トルクコンバータが内装されるベルハウジング(コ
ンバータケース)と、これに続いて連接される変速装置
を内装するギヤケースとを備えると共に、上記ギヤケー
スの下方には変速制御部が収容されるコントロールケー
スが設置される(特開昭62−18336号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかして、上記のようなトランスミッションの構造で
は、ギヤケースの下方に設置されたコントロールケース
に収容される変速制御部は重量が大きく、エンジン振動
に伴う曲げ振動が前記ベルハウジングとの間に発生し、
これが支持マウントを介して車体側に伝達されて騒音の
原因となる。
すなわち、第5図にトランスミッションの振動モード
を示す。エンジンEのシリンダブロックAにはミッショ
ンケースMの第1ケースBが下方に延びて締結され、そ
の後方に第2ケースCが連接され、その下方に重量部ケ
ースDが配設されている構造であり、その振動の振れは
破線で示すように、第1ケースBと第2ケースCとの連
接面を節として、それより後方部分が大きく振動する。
特に、その振動は第1ケースBと第2ケースCとの連接
面の上部の振動中心Sを中心として変動し、上部の変位
量a1より下部の変位量a2が大きく変位するものであり、
これは前記重量部ケースDが下方側に配設されているこ
とによる重量配分の偏りに基づいている。
そこで、本考案は上記事情に鑑み、上記トランスミッ
ションの振動を有効に抑制するようにした自動車のトラ
ンスミッション補強構造を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案の補強構造は、エンジ
ンのシリンダブロックに下方に延びた合せ面部を有する
第1ケースが締結され、この第1ケースに第2ケースが
連接され、さらに、第2ケースの下方に重量物を収容す
る重量部ケースが突設されたものにおいて、重量部ケー
スと第1ケースの合せ面部の下方部とを連結する補強部
材を設けて構成したものである。
(作用) 上記のような自動車のトランスミッション補強構造で
は、第1ケースと第2ケースとの連接面を節として発生
する振動に対し、動的変位量の大きな下方部分の振れに
おいて、第2ケース下方の重量部ケースと第1ケースの
合せ面部の下方部とを連結する補強部材を設け、この部
分での振動を有効に防止して騒音の発生を抑制するよう
にしている。
(実施例) 以下、図面に沿って本考案の各実施態様を説明する。
実施例1 第1図は自動車のトランスミッションを含むパワート
レインの全体側面図である。
トランスミッション1はエンジンEのシリンダブロッ
ク2に連結されるものであり、トランスミッション1の
外郭部を構成するミッションケース4は、トルクコンバ
ータが内装され前端がエンジンEのシリンダブロック2
に締結される第1ケース5(ベルハウジング)と、該第
1ケース5の後端に連接され内部に変速装置を収容する
第2ケース6(ギヤケース)とを備える。なお、前記エ
ンジンEのシリンダブロック2の下方にはオイルパン3
が配設されている。
上記第1ケース5はシリンダブロック2下面より下方
に延びた合せ面部5aを有し、その下端はシリンダブロッ
ク2の下端より下方に位置している。また、第2ケース
6の下方には、重量物としての変速制御部を収容する重
量部ケース7(コントロールケース)が突設され、この
重量部ケース7の下面にはオイルパン8が着脱自在に取
り付けられている。
そして、上記重量部ケース7の前方下部と、第1ケー
ス5の合せ面部5aの下方部とを連結する補強部材11が配
設されている。
上記補強部材11は、第2図に示すように、板材によっ
て形成され、チャネル状に底面部および側面部を構成す
るベース部材12が設けられ、このベース部材12の前端部
には、外側に屈曲して連結フランジ13が形成され、ボル
ト孔13aが穿設されている。また、後端部には両側方に
屈曲した取付片14,14が形成され、ボルト孔14aが穿設さ
れている一方、後部近傍のベース部材12の底面部には横
方向にリブ15が配設されている。
前端部の連結フランジ13は、第1ケース5の合せ面部
5aの下端部分に固着されるものであり、締結ボルト16に
よってシリンダブロック2下方オイルパン3に対して一
体に共締めされる。なお、オイルパン3の後部3aは、第
1ケース5の合せ面部5aの下端まで延設されて、この第
1ケース5と連結されてシリンダブロック2とミッショ
ンケース4間の補強を行うように構成されている。
一方、補強部材11の後端部の取付片14は、重量部ケー
ス7の前端下部にオイルパン8と共に締結されるもので
あり、取付けボルト17によって共締めされている。
上記のような実施例によれば、振れの最も大きい部
分、すなわち第1ケース5と第2ケース6の連接部分の
下方に、第1ケース5の下端部と第2ケース6下方の重
量部ケース7とを補強部材11によって連結補強すること
により、この部分で拡がる方向の曲げ振動を補強部材11
の剛性の高い引張り方向に作用させて、板材であっても
高い補強効果を得ることができる。また、ベース部材12
のチャンネル形状およびリブ15の設置によって、捩り方
向の振動成分についても有効な補強効果が得られる。
実施例2 この例の補強構造を第3図に示す。本例の補強部材1
1′は、ベース部材18の上部および前後端部を延長し
て、前後端部18a,18bを側方から第1ケース5および重
量部ケース7に取り付けるように構成したものである。
まず、第1ケース5に対しては、そのフランジ状の合せ
面部5aの外周部に前端部18aを当接し、外方から中心側
に向けて締結ボルト19を締め付けて補強部材11′の前部
が固着される。また、重量部ケース7に対しては、その
側面に両側方から後端部18bを当接し、固定ボルト20の
締め付けによって後部が固着される。その他は、前例と
同様に構成され、同一構造には同一符号を付している。
本例においても、補強部材11′の設置によって振れの
大きい部分の補強が有効に行えるものである。
実施例3 この例の補強構造を第4図に示す。本例の補強部材1
1″は、第1ケース5に一体形成され、ベース部材21の
前端部は第1ケース5の合せ面部5aの下端部分に連接さ
れ、後方に延長されて後端部には連結部材22が形成さ
れ、この連結部材22が重量部ケース7に形成された連結
部材23と合致されて、締結ボルト24によって連結されて
補強を行うものである。その他は、実施例1と同様に構
成され、同一構造には同一符号を付している。
本例においても、第1ケース5と一体形成された補強
部材11″によって振れの大きい部分の補強が良好に行え
るものである。
(考案の効果) 上記のような本考案によれば、エンジンのシリンダブ
ロックに第1ケース、第2ケースおよび重量部ケースと
によるミッションケースを締結するについて、重量部ケ
ースと第1ケースの合せ面部の下方部とを連結する補強
部材を設けたことにより、第1ケースと第2ケースとの
連接面を節として、動的変位量の大きな下方部分の振れ
に対し、補強部材の補強位置が該振動に対して有効に作
用して振動を抑制することができ、この部分での振動を
良好に防止して騒音の発生を低減することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例におけるトランスミッシ
ョン補強構造を備えた自動車のパワートレインの概略側
面図、 第2図は補強部材の斜視図、 第3図は第2の実施例におけるトランスミッション補強
構造を備えた自動車のパワートレインの概略側面図、 第4図は第3の実施例におけるトランスミッション補強
構造を備えた自動車のパワートレインの概略側面図、 第5図は補強構造を有しないトランスミッションの振動
モードを示す解析図である。 1……トランスミッション、E……エンジン、2……シ
リンダブロック、3……オイルパン、4……ミッション
ケース、5……第1ケース、5a……合せ面部、6……第
2ケース、7……重量部ケース、8……オイルパン、1
1,11′,11″……補強部材、12,18,21……ベース部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田村 明紀 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−57561(JP,A) 実開 昭61−85515(JP,U) 実開 昭61−70543(JP,U) 実開 昭64−36551(JP,U) 実開 平2−100822(JP,U) 実公 昭62−29639(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに締結されるトランスミッション
    のミッションケースが、エンジンのシリンダブロックに
    締結される第1ケースと、該第1ケースに連接される第
    2ケースとを備え、上記第1ケースはシリンダブロック
    下面より下方に延びた合せ面部を有する一方、第2ケー
    スの下方に重量物を収容する重量部ケースが突設された
    自動車のトランスミッションにおいて、上記重量部ケー
    スと第1ケースの合せ面部の下方部とを連結する補強部
    材が配設されたことを特徴とする自動車のトランスミッ
    ション補強構造。
JP7729889U 1989-06-30 1989-06-30 自動車のトランスミッション補強構造 Expired - Lifetime JPH0810017Y2 (ja)

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JPH0315733U JPH0315733U (ja) 1991-02-18
JPH0810017Y2 true JPH0810017Y2 (ja) 1996-03-27

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