JPH079845Y2 - 車両を備えたコンベヤ装置 - Google Patents

車両を備えたコンベヤ装置

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JPH079845Y2
JPH079845Y2 JP1992065575U JP6557592U JPH079845Y2 JP H079845 Y2 JPH079845 Y2 JP H079845Y2 JP 1992065575 U JP1992065575 U JP 1992065575U JP 6557592 U JP6557592 U JP 6557592U JP H079845 Y2 JPH079845 Y2 JP H079845Y2
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boom
vehicle
turntable
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outriggers
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ロバート エフ アウリー，
チャールズ ジェイ アーント，
Original Assignee
ローテック インダストリーズ インコーポレイテッド
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    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G21/00—Supporting or protective framework or housings for endless load-carriers or traction elements of belt or chain conveyors
    • B65G21/10—Supporting or protective framework or housings for endless load-carriers or traction elements of belt or chain conveyors movable, or having interchangeable or relatively movable parts; Devices for moving framework or parts thereof
    • B65G21/14—Supporting or protective framework or housings for endless load-carriers or traction elements of belt or chain conveyors movable, or having interchangeable or relatively movable parts; Devices for moving framework or parts thereof to allow adjustment of length or configuration of load-carrier or traction element
    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
    • E04—BUILDING
    • E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G21/00—Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/02—Conveying or working-up concrete or similar masses able to be heaped or cast
    • E04G21/04—Devices for both conveying and distributing
    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
    • E04—BUILDING
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    • E04G21/04—Devices for both conveying and distributing
    • E04G21/0409—Devices for both conveying and distributing with conveyor belts

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Framework For Endless Conveyors (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリート及びこれ
に類したもの用の自動推進式のコンベヤ装置であって、
車両を用いて現場に運搬可能で、高さ及び長さを変化さ
せて連続的なコンクリート打ちのために使用可能で、し
かも次の現場へのハイウェイ運行のために折畳み可能で
ある形式のものに関する。特にこのコンベヤ装置はテレ
スコープ式のブームに取り付けられたベルトコンベヤと
供給コンベヤとアウトリガとの組合せを有しており、こ
れらはすべて汎用のトラックに取り付けることができ、
これらの部分は作業状態から運搬状態に迅速に転換でき
るように構成されている。
【０００２】
【従来の技術】米国特許第３５９８２２４号明細書に開
示された形式の、テレスコープ式ブームに設けられた可
動のコンベヤ装置は、しばらくの間使用されていた。こ
の形式の可動のコンベヤ装置は、コンベヤによって運ば
れたコンクリート又はその他の材料を操作員が所望の箇
所に正確に打ち込むことができるので、極めて有用であ
ることがわかった。コンベヤ装置全体は車両の移動によ
って移動可能であるだけでなく、コンベヤを保持するブ
ームは伸縮可能で、鉛直軸線を中心にして旋回可能でし
かもかなりの高さまで上昇可能である。伸縮可能なコン
クリート打ちコンベヤは第２のコンベヤによってコンク
リートを供給され、この第２のコンベヤの一端はミキサ
ー車又はその他の引渡し手段（コンベヤ、クレーン、バ
ケット等）からコンクリートを受け止めるために地上に
位置している。
【０００３】このような形式の装置を現場の周囲におい
て移動させることは可能であるが、しかしながら１つの
現場から別の現場への移動のためにこの装置をハイウェ
イ上を運搬することは不可能である。なぜならば装置の
大きさはハイウェイ運行に関する法規によって定められ
た寸法制限を越えているからである。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】ゆえに本考案の１つの
課題は、ハイウェイ運行のための法規によって定められ
た寸法制限を越えることなしに車両を用いて１つの現場
から別の現場に移動することができるコンベヤ装置を提
供することである。別に課題は、コンベヤ作業中に車両
を安定させることができ、しかも８フィート未満の幅の
パッケージに折りまとめられ得るアウトリガを提供する
ことである。さらに別の課題は、一端が、上方に持ち上
げられていてコンクリート打ちコンベヤにコンクリート
を運ぶために該コンクリート打ちコンベヤに結合されて
おり、持ち上げられた端部をハイウェイ運行のための最
大高さ寸法内に折り下げることができる供給コンベヤを
提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案の構成では、ハイウェイ運行のためにコンパク
トに収納可能な、コンクリート及びこれに類したもの用
の自動推進式のコンベヤ装置に、前輪と後輪とを備えた
車両が設けられていて、後輪の最も外側の２つの駆動輪
が、車両の所定の全幅を規定しており、車両にターンテ
ーブルが取り付けられており、該ターンテーブルに伸縮
可能なブームが回転可能に取り付けられており、該ブー
ムによって伸縮可能なコンベヤが支持されており、ター
ンテーブルに伸縮可能なブームを片持ち式に枢着結合す
るためのヨークが設けられており、該ヨークがターンテ
ーブルの上に位置していて、ブームが、昇降可能でかつ
車両移動時に車両の後部に向かって回転可能であり、ブ
ームを上下動させる力を生ぜしめるために、ヨークとブ
ームとの間に油圧シリンダが配置されており、該油圧シ
リンダをヨークに固定するために可動のピンが設けられ
ていて、これによって油圧シリンダが、車両移動時にブ
ームの自由端部が自由に上下動できるように、取外し可
能であり、ターンテーブルの下でかつ該ターンテーブル
周面の外側において車両に固定された鉛直に配置された
支持心棒に、２対のアウトリガがその内端で回転可能に
取り付けられており、支持心棒の第１心棒対がターンテ
ーブルの後方にかつ該ターンテーブルの前後中心線を挟
んで対称的に配置され、支持心棒の第２心棒対が第１心
棒対の半径方向外側でターンテーブルの前方にかつ該タ
ーンテーブルの前後中心線を挟んで対称的に配置されて
おり、車両移動時における後方に旋回させられた位置に
おいてアウトリガが、車両の所定の全幅よりも小さな全
幅を規定するようになっており、車両移動中にブームの
自由端部を支持するための車輪装置が設けられており、
ヨークに枢着結合された一対のアームが設けられてい
て、該アームがヨークの上を延在しており、受取り端部
と放出端部とを備えた供給コンベヤが設けられていて、
該供給コンベヤの放出端部が、アームに旋回可能に取り
付けられており、これによって移動中にはアウトリガ
が、一方のアウトリガ対が他方のアウトリガ対内側に収
納されるように折戻し可能であり、ブームが該ブームの
車輪装置が地面に接するように、前記折られたアウトリ
ガの上に配置可能であり、しかも供給コンベヤがブーム
の上に配置可能であり、アウトリガとブームと供給コン
ベヤとがすべてほぼ完全に、車両の全幅の内側に位置し
ており、アームを垂直位置においてロックしかつ車両移
動時にアームを下げるための可動の手段が設けられてお
り、ターンテーブルを駆動するための駆動装置が設けら
れており、車両移動時にブームが自由に回転できるよう
に駆動装置を取り外すための手段が設けられている。
【０００６】
【考案の効果】本考案のように構成されたコンベヤ装置
は、安定した確実なコンベヤ作業を実施することができ
るのみならず、ハイウェイ運行のための法規によって定
められた寸法制限を幅に関しても高さに関しても越える
ことなしに、１つの現場から他の現場へと移動すること
が可能である。
【０００７】
【実施例】以下においては図面を参照しながら、本考案
によるコンベヤ装置について詳細に説明する。
【０００８】図１に示されているように本考案によるコ
ンベヤ装置は車両１０を有しており、この車両１０は、
ユニットとしてアウトリガ２０，２２，２４，２６と、
伸縮可能なコンクリート打ちベルトコンベヤ１４及びト
レミー１５を保持するテレスコープ式ブーム１２と、供
給コンベヤ１６とを取外し可能に保持するように改良さ
れたダンプボディを備えた汎用のトラックでる。ブーム
はトラックに固定されたターンテーブルに片持ち式に取
り付けられている。供給コンベヤ１６は、その下端部を
地面に支持するキャスタ１００を有し、このキャスタ１
００によって供給コンベヤの端部はトラックのまわりを
完全に回転することができる。供給コンベヤ１６の上端
部はヨーク３２によって回転可能に支持されていて、こ
のヨークはターンテーブル２８の垂直な部材に枢着結合
されている。ホッパ１８はコンクリートミキサー車から
コンクリートを受け取り、供給コンベヤ１６のベルトに
コンクリートを引き渡す。アウトリガはターンテーブル
の下の支承台に枢着結合されている。アウトリガ２４，
２６はアウトリガ２０，２２の外側前方に取り付けられ
ている。このようになっていることでアウトリガ２４，
２６は邪魔されることなしにアウトリガ２０，２２を囲
むようにして後ろに折ることができる。取外し可能なド
ーリ３６は、コンベヤ装置がハイウェイ運行用の位置を
占めた場合に、引っ込められたブーム１２の外端部を支
持するために働く（図２参照）。
【０００９】図２、図４及び図５に示されているよう
に、４つの支持足４５を備えた支承台４０はトラックベ
ッドに取り付けられていて、クロスビーム４２の前後に
４つの長いボルト４４を用いて固定されており、これら
のボルト自体は十分に補強されたトラックフレーム溝に
固定されている。支承台は中央のハブ５８を有し、この
ハブは該ハブにボルトを用いて固定されたターンテーブ
ルベース４６を支持する。ターンテーブルベースは、ハ
ブ５８を介して互いに結合された上板５４と底板５６と
から成っている。上板５４及び底板５６は共に、中央の
ハブから前方外側に延びた合同のウィングを有しており
（図５）、これらのウィングはその外端部に支持心棒６
０のための鉛直方向で整合する支承部を有していて、支
持心棒６０にはアウトリガ２４，２６が枢着結合されて
いる。上板５４及び底板５６はまた第１支承部セットの
内側後方に第２支承部セットを有し、この第２支承部セ
ットはアウトリガ２０，２２を回転可能に支承するため
の心棒６０を有している。
【００１０】各アウトリガは同一形式で構成されている
ので、ここではそのうちの１つだけ詳しく説明する。図
６に示されているように、アウトリガの第１セグメント
を形成する水平なビーム６２は、支持心棒６０を介して
上板５４及び底板５６に枢着結合されている。アウトリ
ガの脚部分６４は箇所６８でビームの端部に枢支されて
いる。フレキシブルなカバー８０は、ビーム６２と脚６
４との間のジョイントに落ちるかもしれないこぼれたコ
ンクリート又は異物から油圧シリンダを保護する。脚６
４の端部に可動に結合された足６６はピン７８を中心に
して自由旋回可能である。油圧シリンダ７０は一端部に
おいて、ビーム６２に固定されたピン７２に枢着結合さ
れていて、他端部にはピストン棒７６を有しており、こ
のピストン棒は脚６４に固定された旋回ピン７４に枢着
結合されている。ピストン棒７６が引っ込められると、
脚６４は地面の上の上方位置に持ち上げられる。ビーム
６２の頂部にはＶ字形のプレート６３が溶接されてお
り、このＶ字形プレート６３の内端部には開口８２が設
けられていて（図６参照）、この開口８２は、アウトリ
ガの作業位置では上板５４に設けられた同様の開口と整
合する。作業中におけるアウトリガの回転を回避するた
めに、整合した両開口には可動のピンが差し込まれる。
もし所望とあらば、ピン８１は閉鎖位置に向かってばね
負荷されていてもよく、また、ばねの力に抗してピンを
引張ってアウトリガの回転を可能ならしめるために、ケ
ーブル（図示せず）を介して操作員プラットフォームと
結合されていてもよい。引っ込められたアウトリガをそ
の位置でロックするために、アウトリガは図１５に示さ
れているようにトラックボディのテーブルゲートにおけ
る凹設部又は切欠き１１に嵌め込まれる。
【００１１】ターンテーブル２８は、ターンテーブルベ
ース４６によって支持された環状歯車１２０（図９）に
回転可能に取り付けられている。図２に示されているよ
うにターンテーブル２８は円形のベースに加えて、燃料
タンクと油圧媒体タンクと油圧媒体を圧縮するためのデ
ィーゼル機関とを支持するために円形のベースから外方
に延びたフレーム部材３４を有している。円形のベース
の両側においてターンテーブルには、１対の丈夫な３角
形の垂直な支持部材５２が一体成形されており、この支
持部材５２はその頂部に、水平な軸９７（図１３）を支
持するための支承部を有していて、水平な軸９７を中心
にしてブーム１２は上下に旋回することができる。ブー
ム支持軸９７の外方においてべース区分１３４の頂縁に
は１対の結合プレート８８が固定されており、この結合
プレートはロッド９０を受容するための開口を有してい
る。ベース区分１３４は、結合プレートに加えられる負
荷を受け止めるために符号１３５の箇所において補強さ
れている。ロッド９０は１対の油圧シリンダ３０と共に
ヨークを形成している（図１及び図１４）。油圧シリン
ダ３０の下端部はターンテーブル２８の垂直な支持部材
５２と一体成形された耳８４に枢着結合されている（図
２）。油圧シリンダ３０が伸ばされると（図１４破
線）、ブームの外端部はコンベヤと共に、軸９７を中心
としたブームの旋回によって持ち上げられる。
【００１２】油圧シリンダ３０のピストン棒の外端部は
図１４から最もよくわかるように、ピン２３３を中心に
して旋回可能なサドル２３０の形をしていて、ロッド９
０の対向する丸い面を取り囲んでいる。サドルはアーム
２４０に枢着していて、作業位置では、直径方向でロッ
ドとサドルを貫いて延びるピン２３１によってロッドと
取外し可能に結合されている。運搬中はピンが引き抜か
れてピストンロッドが引っ込められ、ブームは「浮遊」
位置にもたらされる（図１４実線）。
【００１３】伸縮可能なコンクリート打ちベルトコンベ
ヤはブーム１２に取り付けられていて、供給コンベヤ１
６によってコンクリートを供給される。供給コンベヤ１
６の上端部は１対のアーム３２を有し、このアームはブ
ロック９３を介してリング９２に溶接された耳１０４と
結合されている（図１１、図１２及び図１３）。アーム
３２はリングと共にヨークを形成し、このヨークはター
ンテーブルの垂直な支持部材５２にボルト９６を介して
枢着結合されており、このボルトはブームを保持する軸
９７の端部にねじ込まれている。このことは図１３に最
もよく示されている。供給コンベヤ１６のフレームから
懸吊しているブラケット１０３は、ピン１０２を用いて
耳１０４に枢着結合されている。図１１、図１２及び図
１３に示された構造は供給コンベヤの他方の側において
も同じである。リング９２と該リングに結合された供給
コンベヤ１６の上端部とを持ち上げられた位置において
ロックするために、図１１及び図１３に示されているよ
うに、アーム３２の下端部には開口１１１が設けられて
いる。ピン１１２はこの開口１１１と、垂直な支持部材
５２に溶接されたＵ字形ブラケット１０６における整合
した開口１１０とを貫いて摺動する。
【００１４】供給コンベヤの上端部を運行位置に下げた
い場合には、ヨークの両方の脚においてピン１１２が外
される。これによってヨークは図１１において破線で示
されているように後方に旋回することができ、コンベヤ
１６の上端部は引っ込められた位置にもたらされる（図
２）。
【００１５】供給コンベヤ１６の端部には放出フード１
１４が結合されている。供給コンベヤの端部から放出さ
れたコンクリートはこのフードにぶつかり、リング９２
を通りシュート１７を介して、コンクリート打ちベルト
コンベヤのベルトの上に落下する。
【００１６】図９及び図１０に示されているように、タ
ーンテーブル２８とターンテーブルベース４６との間に
配置された環状歯車１２０は、ターンテーブルひいては
該ターンテーブルに取り付けられたブームを回転させる
ために働く。中間歯車１３０を介して油圧モータ（図示
せず）によって駆動されるピニオン１１６は摺動プレー
ト１１８に取り付けられている。摺動プレート１１８の
スロット１２４に嵌め込まれた円形のボス１２３を備え
たクランク１２２はほぼ不動のピン１２６に取り付けら
れている。クランクがピン１２６を中心にして回転する
と、摺動プレート１１８ひいてはピニオン１１６は回転
方向に応じて環状歯車１２０に向かって又は同環状歯車
から離れる方向に運動する。間隔をおいて配置された複
数の孔１２８はこれらの孔と協働するピン１３２と共
に、所望の位置でクランクをロックするために働く。ク
ランクが図９に示された位置から図１０に示された位置
に回転させられると、ボス１２３はスロット１２４内を
横方向に移動して、ピニオン１１６を環状歯車との係合
位置から非係合位置へと摺動させる。これによってブー
ムは運行過程中にターンテーブルにおいて自由に旋回す
ることができる。
【００１７】伸縮可能なコンベヤが取り付けられている
テレスコープ式のブームは図２から最もよくわかるよう
に３つの区分、すなわちベース区分１３４と中間区分１
３６とヘッド区分１３８とを有している。ブームの各テ
レスコープ式部材はほぼ等しい形式で構成されている。
既に述べたようにベース区分の内端は、結合プレート８
８が固定された１対の補強プレート１３５によって補強
されている。この構造は、ブームに保持されたコンベヤ
及び該コンベヤにおいて搬送される重いコンクリートを
含めてテレスコープ式ブームを持ち上げるのに十分な剛
性を有していなくてはならない。油圧シリンダ３０は旋
回軸９７の先に比較的短い間隔をおいてブームと結合し
ているので、コンベヤを備えた延びた重いブームを持ち
上げるための機械的な利点は比較的小さい。
【００１８】図７及び図８には中間のブームの部分と、
３つのすべてのブーム区分及び該ブーム区分のコンベヤ
取付け部の横断面図とが示されている。実際にはブーム
長手方向に延在する２つのトラス部材がコンベヤの両側
に１つずつ設けられているが、他方のトラス部材は一方
のトラス部材の鏡像であるので、ここでは一方について
だけ記載する。図８には、コンベヤの中心線の左側に位
置する構造体の半分だけが示されている。図７及び図８
に示された中間のトラス構造体は、フランジ１６７と該
フランジに対して９０°だけずらされた別のフランジ１
６５とを備えた下部の管状の押出し成形体１６８を有し
ている。トラス構造体の上部レースを形成する第２の押
出し成形体１６６は、３角形プレート１７０の形の支柱
を用いて下部の押出し成形体１６８に固定されており、
３角形プレート１７０はその底部においてフランジ１６
５に、かつ上部押出し成形体レールの垂直部材１６９に
ボルトで結合されている。ボルトは図７において符号１
４１，１４３，１４５で示されている。損傷した場合に
３角形プレート１７０は容易に交換することができる。
上部押出し成形体は、高分子量ポリエチレン又は同様の
滑りやすい材料の層で被覆された縦長の軌道１７２を有
しており、この軌道において、隣接するトラス部材１６
６から突出したリブ１７５が摺動できる。遊びローラ１
５４及び１対のロッド１５６を保持する中央の軸を支持
するために押出し成形体１６６にはブラケット１７６が
ボルトを用いて結合されており、１対のロッドは中間の
ブームを形成する２つのトラス部材を一緒に結合するた
めに働く。コンクリートを運ぶコンベヤベルト（図示せ
ず）は遊びローラ１５４に載っており、付言すれば遊び
ローラは、フレキシブルなベルトがその限界縁に沿って
上に向けられるように傾けられている。この構造は周知
である。
【００１９】押出し成形体１６８，１６６の中空室は電
線及び油圧管を保持するために働く。図８からわかるよ
うにベース区分１３４のためのトラス部材は、符号１４
０で示された３角形の支持部材が中間ブーム区分のため
の３角形プレートよりも大きいことを除けばすぐ上で述
べたのと同様の構造を有している。図示のように上部の
押出し成形体１６６はその長手方向に沿って、軌道１６
２内に嵌合する箱形の突出部又はリブを有している。従
ってベース区分は中間区分を支持し、かつ同様な形式で
中間区分はブームのヘッド区分を摺動可能に支持してい
る。ブーム区分に取り付けられるケーブル及び油圧モー
タによって駆動されるプーリは、ブーム区分及びそれに
取り付けられたコンベヤを伸縮させるために働く。これ
らの部分は図面には示されていない。上部及び下部の押
出し成形体は各区分において同じである。ロッド１８４
（図７）は、向かい合ったトラス部材を底部において結
合するためにフランジ１６７に差し込まれる。フレキシ
ブルなベルトが巻き掛けられているプーリ１８０は、押
出し成形体１６８に結合されたブームの片側における軸
受に支承されている。このプーリはベルトの張りを調節
するために調節可能である。３つのすべてのブーム区分
のプーリにシングルの無端ベルトが巻き掛けられてい
て、ブーム区分の走入及び走出時に緊張状態を保つよう
になっている。図示されていない駆動プーリはベルトを
駆動するためにブームに取り付けられている。
【００２０】油圧モータ、油圧シリンダ及びこれに類し
たものへの油圧媒体の流れは、手持ち式リモートコント
ロールパネルを用いて弁によって制御される。従って操
作員は機関／油圧系３４の約８０フィート以内のどこに
いてもよく、以下に述べる操作、すなわちブームの左右
旋回、コンベヤの伸縮、ブームの上下動、コンベヤベル
トの始動又は停止及びベルト速度の制御を行うことがで
きる。このような形式の油圧制御は周知なので、それに
ついてここで述べる必要はない。この装置を用いて、ブ
ーム１２を３方向のいずれにも断続的に又は連続的に動
かして、ホッパ１８に供給されたコンクリートを所望の
箇所において正確に打ち込むことができる。
【００２１】コンクリート打ち装置を他の場所に移動さ
せたい場合には、装置の種類の部分は以下に述べる順序
でまとめることができる。供給コンベヤはブーム１２の
上に置かれて、その下端部においてブーム１２に固定さ
れる。ピン１１２は、ヨークを下方に旋回させるために
ヨークアーム３２の下端部から外される。ブーム１２
は、リング９２がブームのベース区分１３４におけるコ
ンベヤベルトに位置するまで延ばされる。これによって
図２に示されているように装置の全高が減じられ、この
結果装置はハイウェイ上の橋等の下を通過することがで
きる。次いでブーム１２は、ドーリ３６がブームのベー
ス区分１３４のトラス構造体の下に位置しかつ該トラス
構造体に固定され得る箇所にまで持ち上げられる。次に
ターンテーブルのための旋回駆動装置がクランク１２２
の移動によって係合を解離され、この結果ピニオン１１
６は図１０に示された位置を占める。これによってコン
ベヤ装置全体は、ちょうどトレーラのようにトラックが
回転した場合にターンテーブルにおいて自由に旋回する
ことができる。
【００２２】次に４つのアウトリガがそれぞれ持ち上げ
られ、ロックピン８１が外されて、脚が後方に旋回させ
られ、これによってアウトリガは脚２４，２６が脚２
０，２２の外側に位置する形でまとめられる。アウトリ
ガは、トラックボディのテーブルゲートに設けられた凹
設部又は切欠き１１内に降下させられ、これによってア
ウトリガは支持されかつその外方旋回は阻止される。ア
ウトリガが運行位置を占めている場合に足６６が互いに
ぶつかり合うことを回避するために、単数又は複数の足
を外して、アウトリガ脚のうちの１つの下に設けられた
特別なスペースに収納することも可能である。サドル２
３０にロッドを結合するピン２３１を外すことによっ
て、油圧シリンダ３０はロッド９０から外される。この
結果ブーム１２は浮遊位置にもたらされる。
【００２３】従ってトラックは、ハイウェイ走行物の寸
法に課せられたいかなる法律上の制限をも越えることな
しに、コンベヤをけん引してハイウェイを走行すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ダム又はこれに類したもの用の型にコンクリー
ト打ちするための種々の要素を示す、コンクリートコン
ベヤ装置の斜視図である。
【図２】けん引位置におけるコンクリート打ちベルトコ
ンベヤと供給コンベヤと収納されたアウトリガとを備え
たハイウェイ運行用に準備された車両を示す側面図であ
る。
【図３】作業位置におけるコンベヤ装置を示す側面図で
ある。
【図４】車両と作業位置におけるアウトリガとターンテ
ーブルと供給コンベヤ用の回転可能な支持とを示す背面
図である。
【図５】ターンテーブルとトラックベッドに取り付けら
れたアウトリガとを示す平面図であって、２つのアウト
リガが延ばされていて他の２つのアウトリガが収納され
ている状態を示す図である。
【図６】枢支されたブームと脚と足とを示すアウトリガ
の側面図である。
【図７】伸縮可能なベルトコンベヤの中間区分を支持す
るテレスコープ式ブームの中間区分を示す側面図であ
る。
【図８】３つのテレスコープ区分と所属のベルトコンベ
ヤ支持とを示すテレスコープ式ブームの半分の横断面図
である。
【図９】駆動ピニオンと噛み合うターンテーブルの環状
歯車を示すターンテーブル用駆動装置の平面図である。
【図１０】環状歯車との係合を解離されたピニオンを示
す図９と同様の平面図である。
【図１１】供給コンベヤ用の引戻し可能なヨーク形支持
体と該ヨーク形支持体に結合された供給コンベヤ端部と
を示す側面図である。
【図１２】図１１の１２−１２線に沿った断面図であ
る。
【図１３】ヨーク形支持体のためのロック機構を示す図
１１の１３−１３線に沿った断面図である。
【図１４】ブーム及び一体に組み込まれたコンベヤのた
めの持上げ機構の不作用状態と作用状態（破線）とを示
す拡大図である。
【図１５】テールゲートに嵌め込まれたアウトリガを示
すトラックボディの背面図である。
【符号の説明】
１０ 車両、 １１ 切欠き、 １２ ブーム、 １４
ベルトコンベヤ、１５ トレミー、 １６ 供給コン
ベヤ、 １７ シュート、 １８ ホッパ、２０，２
２，２４，２６ アウトリガ、 ２８ ターンテーブ
ル、 ３０ 油圧シリンダ、 ３２ アーム、 ３４
フレーム部材、 ３６ ドーリ、 ４０支承台、 ４２
クロスビーム、 ４４ ボルト、 ４５ 支持足、
４６ターンテーブルベース、 ５２ 支持部材、 ５４
上板、 ５６ 底板、 ５８ ハブ、 ６０ 支持心
棒、 ６２ ビーム、 ６３ プレート、 ６４ 脚部
分、 ６６ 足、 ６８ 箇所、 ７０ 油圧シリン
ダ、 ７２ ピン、 ７４ 旋回ピン、 ７６ ピスト
ン棒、 ７８ ピン、 ８０ カバー、 ８１ピン、
８２ 開口、 ８８ 結合プレート、 ９０ ロッド、
９２ リング、 ９３ ブロック、 ９７ 軸、 １
０２ ピン、 １０３ ブラケット、１０４ 耳、 １
０６ Ｕ字形ブラケット、 １１０，１１１ 開口、
１１２ピン、 １１６ ピニオン、 １１８ 摺動プレ
ート、 １２０ 環状歯車、１２２ クランク、 １２
３ ボス、 １２４ スロット、 １２６ ピン、１２
８ 孔、 １３２ ピン、 １３４ ベース区分、 １
３５ 補強プレート、 １３６ 中間区分、 １３８
ヘッド区分、 １４０ 支持部材、 １４１，１４３，
１４５ ボルト、 １５４ 遊びローラ、 １５６ ロ
ッド、 １６５，１６７ フランジ、 １６６，１６８
押出し成形体、 １６９ 垂直部材、 １７０ ３角
形プレート、 １７２ 軌道、 １７５ リブ、 １７
６ブラケット、 １８０ プーリ、 １８４ ロッド、
２３０ サドル、 ２３１ ピン、 ２３３ ピン、
２４０ アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−94625（ＪＰ，Ａ) 実公 昭36−21879（ＪＰ，Ｙ１) 西独国特許出願公告1172820（ＤＥ，Ｂ)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ハイウェイ運行のためにコンパクトに収
    納可能な、コンクリート及びこれに類したもの用の自動
    推進式のコンベヤ装置であって、 前輪と後輪とを備えた車両が設けられていて、後輪の最
    も外側の２つの駆動輪が、車両の所定の全幅を規定して
    おり、 車両にターンテーブルが取り付けられており、 該ターンテーブルに伸縮可能なブームが回転可能に取り
    付けられており、 該ブームによって伸縮可能なコンベヤが支持されてお
    り、 ターンテーブルに伸縮可能なブームを片持ち式に枢着結
    合するためのヨークが設けられており、該ヨークがター
    ンテーブルの上に位置していて、ブームが、昇降可能で
    かつ車両移動時に車両の後部に向かって回転可能であ
    り、 ブームを上下動させる力を生ぜしめるために、ヨークと
    ブームとの間に油圧シリンダが配置されており、 該油圧シリンダをヨークに固定するために可動のピンが
    設けられていて、これによって油圧シリンダが、車両移
    動時にブームの自由端部が自由に上下動できるように、
    取外し可能であり、 ターンテーブルの下でかつ該ターンテーブル周面の外側
    において車両に固定された鉛直に配置された支持心棒
    に、２対のアウトリガがその内端で回転可能に取り付け
    られており、 支持心棒の第１心棒対がターンテーブルの後方にかつ該
    ターンテーブルの前後中心線を挟んで対称的に配置さ
    れ、支持心棒の第２心棒対が第１心棒対の半径方向外側
    でターンテーブルの前方にかつ該ターンテーブルの前後
    中心線を挟んで対称的に配置されており、車両移動時に
    おける後方に旋回させられた位置においてアウトリガ
    が、車両の所定の全幅よりも小さな全幅を規定するよう
    になっており、 車両移動中にブームの自由端部を支持するための車輪装
    置が設けられており、 ヨークに枢着結合された一対のアームが設けられてい
    て、該アームがヨークの上を延在しており、 受取り端部と放出端部とを備えた供給コンベヤが設けら
    れていて、該供給コンベヤの放出端部が、アームに旋回
    可能に取り付けられており、 これによって移動中にはアウトリガが、一方のアウトリ
    ガ対が他方のアウトリガ対内側に収納されるように折戻
    し可能であり、ブームが該ブームの車輪装置が地面に接
    するように、前記折られたアウトリガの上に配置可能で
    あり、しかも供給コンベヤがブームの上に配置可能であ
    り、アウトリガとブームと供給コンベヤとがすべてほぼ
    完全に、車両の全幅の内側に位置しており、 アームを垂直位置においてロックしかつ車両移動時にア
    ームを下げるための可動の手段が設けられており、 ターンテーブルを駆動するための駆動装置が設けられて
    おり、 車両移動時にブームが自由に回転できるように駆動装置
    を取り外すための手段が設けられていることを特徴とす
    る、車両を備えたコンベヤ装置。
  2. 【請求項２】 ブームが、３角形の支持プレートと一緒
    に結合されたビームを備えたトラスを有していて、支持
    プレートが該支持プレートの交換を容易にするためにビ
    ームに取外し可能に取り付けられている、請求項１記載
    のコンベヤ装置。
  3. 【請求項３】 供給コンベヤに向かってコンクリートを
    方向付けるために、該供給コンベヤの受取り端部にホッ
    パが設けられている、請求項１記載のコンベヤ装置。
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