JPH079778A - ロータリーオフセット印刷機用低親和性コーティングブランケット - Google Patents
ロータリーオフセット印刷機用低親和性コーティングブランケットInfo
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- JPH079778A JPH079778A JP5321426A JP32142693A JPH079778A JP H079778 A JPH079778 A JP H079778A JP 5321426 A JP5321426 A JP 5321426A JP 32142693 A JP32142693 A JP 32142693A JP H079778 A JPH079778 A JP H079778A
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- JP
- Japan
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- coating
- blanket
- transfer
- blanket assembly
- layer
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N10/00—Blankets or like coverings; Coverings for wipers for intaglio printing
- B41N10/02—Blanket structure
- B41N10/04—Blanket structure multi-layer
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N2210/00—Location or type of the layers in multi-layer blankets or like coverings
- B41N2210/02—Top layers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N2210/00—Location or type of the layers in multi-layer blankets or like coverings
- B41N2210/14—Location or type of the layers in multi-layer blankets or like coverings characterised by macromolecular organic compounds
Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 転写層(28)が従来のニトリルゴム/感光
性樹脂ブランケットのように液状コーティング材または
インクに対して高親和性ではなく比較的低親和性である
コーティングブランケット(10)を提供する。 【構成】フッ化ポリマーやシリコンエラストマーのよう
な低親和性の材料は液状媒体で濡れ難く、転写面上に非
拡散性の液状コーティング材のビーズまたは小滴を形成
する傾向がある。低親和性の面はコーティングブランケ
ットシリンダー(12)と印刷シリンダー(20)の間
のニップからの印刷支持体の円滑かつ迅速な剥離を可能
にする。低親和性の面はインク及び/または液状コーテ
ィング材の残留を防ぐことによりスプリット像、コース
ト像、裏移り像及びバックトラップ問題を防止する。
性樹脂ブランケットのように液状コーティング材または
インクに対して高親和性ではなく比較的低親和性である
コーティングブランケット(10)を提供する。 【構成】フッ化ポリマーやシリコンエラストマーのよう
な低親和性の材料は液状媒体で濡れ難く、転写面上に非
拡散性の液状コーティング材のビーズまたは小滴を形成
する傾向がある。低親和性の面はコーティングブランケ
ットシリンダー(12)と印刷シリンダー(20)の間
のニップからの印刷支持体の円滑かつ迅速な剥離を可能
にする。低親和性の面はインク及び/または液状コーテ
ィング材の残留を防ぐことによりスプリット像、コース
ト像、裏移り像及びバックトラップ問題を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は枚葉紙用または巻取紙用
のロータリーオフセットまたはフレキソ印刷機、特に印
刷されたばかりの枚葉紙または巻取紙の印刷面に保護及
び/または装飾コーティングを付着させるための改良型
コーティングブランケットに係わる。
のロータリーオフセットまたはフレキソ印刷機、特に印
刷されたばかりの枚葉紙または巻取紙の印刷面に保護及
び/または装飾コーティングを付着させるための改良型
コーティングブランケットに係わる。
【0002】
【従来の技術】ロータリーオフセット印刷においては、
印刷機が印刷済み枚葉紙の表面の全部または一部に保護
及び/または装飾コーティングを付着できることが望ま
しい。
印刷機が印刷済み枚葉紙の表面の全部または一部に保護
及び/または装飾コーティングを付着できることが望ま
しい。
【0003】従来はコーティング液としてワニス、ラッ
カー、染料、接着剤などが使用されている。コーティン
グのタイプによっては印刷されたばかりの枚葉紙にアプ
リケーターローラー及びコーティングブランケットを介
してUV硬化性または水溶性樹脂を溶液またはエマルジ
ョンとして付着させることによりインクの裏移りまたは
裏汚れを防止して印刷物の外観を改善する。このような
コーティングの使用はポスター、レコードジャケット、
パンフレット、雑誌、折りたたみカートン、ラベルなど
を製造する場合のように光沢のある装飾的または保護的
な仕上げを必要とする場合に特に望ましい。
カー、染料、接着剤などが使用されている。コーティン
グのタイプによっては印刷されたばかりの枚葉紙にアプ
リケーターローラー及びコーティングブランケットを介
してUV硬化性または水溶性樹脂を溶液またはエマルジ
ョンとして付着させることによりインクの裏移りまたは
裏汚れを防止して印刷物の外観を改善する。このような
コーティングの使用はポスター、レコードジャケット、
パンフレット、雑誌、折りたたみカートン、ラベルなど
を製造する場合のように光沢のある装飾的または保護的
な仕上げを必要とする場合に特に望ましい。
【0004】液状コーティングの付着を伴なう印刷にお
いては、最終インク印刷が完了したのち好ましくはイン
ラインコーティング装置によってコーティング作業を行
う。インライン印刷工程として動作させることのできる
公知のコーティング装置は彫刻アプリケーターローラー
を利用し、ドクターブレード集合体を介して彫刻アプリ
ケーターローラーに液状コーティングを供給する。彫刻
アプリケーターローラーによってピックアップされた液
状コーティング材はコーティングブランケットシリンダ
ーへ転写され、次いで印刷済み枚葉紙に付着される。
いては、最終インク印刷が完了したのち好ましくはイン
ラインコーティング装置によってコーティング作業を行
う。インライン印刷工程として動作させることのできる
公知のコーティング装置は彫刻アプリケーターローラー
を利用し、ドクターブレード集合体を介して彫刻アプリ
ケーターローラーに液状コーティングを供給する。彫刻
アプリケーターローラーによってピックアップされた液
状コーティング材はコーティングブランケットシリンダ
ーへ転写され、次いで印刷済み枚葉紙に付着される。
【0005】公知のブランケットは、インク及び/また
はは液状コーティング材を受けつけ、これで湿潤する例
えばニトリルゴムのような材料からなる可撓面を有す
る。このようなブランケット材料は液状コーティング媒
体に対して高い親和性を有すると言われている。このよ
うな高親和性材料にはある程度の保持及び/または吸収
機能があるため、液状転写媒体が受容媒体(枚葉紙)へ
完全に転写されず、ブランケット面に“バックトラッピ
ング”と呼ばれる好ましくないインクの痕跡が残った。
はは液状コーティング材を受けつけ、これで湿潤する例
えばニトリルゴムのような材料からなる可撓面を有す
る。このようなブランケット材料は液状コーティング媒
体に対して高い親和性を有すると言われている。このよ
うな高親和性材料にはある程度の保持及び/または吸収
機能があるため、液状転写媒体が受容媒体(枚葉紙)へ
完全に転写されず、ブランケット面に“バックトラッピ
ング”と呼ばれる好ましくないインクの痕跡が残った。
【0006】従来のコーティングブランケットは耐久性
にすぐれた可撓性の材料、例えば、織布や強化紙からな
るベース層を有し、必要に応じて軟質ゴムなどからなる
単数または複数の圧縮可能な中間層、及び液状コーティ
ング材及び/またはインクに対して高い親和性を有する
加硫ニトリルゴムなどから成る外側転写層を含む。外側
転写層は圧縮可能な中間層に接着固定されている。ニト
リルゴム層は加硫処理によって硬化され、その転写面は
硬化されたゴムを所要の厚さが得られるまでカレンダー
加工、研削加工またはフライス削りすることによって仕
上げられる。
にすぐれた可撓性の材料、例えば、織布や強化紙からな
るベース層を有し、必要に応じて軟質ゴムなどからなる
単数または複数の圧縮可能な中間層、及び液状コーティ
ング材及び/またはインクに対して高い親和性を有する
加硫ニトリルゴムなどから成る外側転写層を含む。外側
転写層は圧縮可能な中間層に接着固定されている。ニト
リルゴム層は加硫処理によって硬化され、その転写面は
硬化されたゴムを所要の厚さが得られるまでカレンダー
加工、研削加工またはフライス削りすることによって仕
上げられる。
【0007】従来のコーティングブランケットの製造に
当っては感光樹脂が使用され、この種の樹脂はデラウェ
ア州ウィルミントン市のE.I. DuPont de Nemours & Com
panyから登録商標CYRELで市販されている。CYR
EL感光樹脂ブランケットは活性光に露出させると溶剤
に溶けない弾力的なレリーフ体を形成する、溶剤に溶け
る熱可塑エラストマー組成物から成る感光性エラストマ
ー層を有する。このようなブランケットを製造する際に
は、透明陽画を通して感光層を露光することによって均
一なコーティング面を有する転写体を形成する。典型的
な感光層は付加重合可能なエチレン不飽和化合物または
このような化合物の混合物、溶剤に溶けるエラストマー
バインダー、及び活性光によって活性化される付加重合
開始剤を含む。
当っては感光樹脂が使用され、この種の樹脂はデラウェ
ア州ウィルミントン市のE.I. DuPont de Nemours & Com
panyから登録商標CYRELで市販されている。CYR
EL感光樹脂ブランケットは活性光に露出させると溶剤
に溶けない弾力的なレリーフ体を形成する、溶剤に溶け
る熱可塑エラストマー組成物から成る感光性エラストマ
ー層を有する。このようなブランケットを製造する際に
は、透明陽画を通して感光層を露光することによって均
一なコーティング面を有する転写体を形成する。典型的
な感光層は付加重合可能なエチレン不飽和化合物または
このような化合物の混合物、溶剤に溶けるエラストマー
バインダー、及び活性光によって活性化される付加重合
開始剤を含む。
【0008】層の非露出領域を例えば適当な溶媒で処理
することによって除去するとコーティングレリーフ面が
残る。このようなフレキソコーティングブランケットは
成形されたゴムブランケットほど弾力的ではない。ま
た、感光性素子はモノマー濃度が高いため低温流れを起
し易く、加硫ゴムに期待される特性が得られず、溶剤に
よる可溶性も低下しない。このような感光樹脂製コーテ
ィングブランケットは多くの場合その表面が粘着性を帯
び、コーティング付着の過程で紙が付着し、破れること
になる。紙の繊維がピックアップされることによって印
刷像の各部が不鮮明になる。粘着性を低下させるには例
えば、臭素、ヨウ素または塩素溶液で処理すればよい
が、長期間に亘るコーティング作業を続けるうちに感光
樹脂ブランケット面が再び粘着性を帯びる。粘着性を減
少するために感光樹脂面を事後処理するとコーティング
ブランケットの平滑、均質な面が破壊され、これも円滑
なコーティングを妨げる。さらにまた、この感光樹脂製
ブランケットはスポットコーティングを行うためにパッ
キンシートと併用できるほど可撓性ではない。即ち、ス
ポットコーティングが必要な場合にはその都度条件に合
わせてブランケットを特別に製造しなければならない。
することによって除去するとコーティングレリーフ面が
残る。このようなフレキソコーティングブランケットは
成形されたゴムブランケットほど弾力的ではない。ま
た、感光性素子はモノマー濃度が高いため低温流れを起
し易く、加硫ゴムに期待される特性が得られず、溶剤に
よる可溶性も低下しない。このような感光樹脂製コーテ
ィングブランケットは多くの場合その表面が粘着性を帯
び、コーティング付着の過程で紙が付着し、破れること
になる。紙の繊維がピックアップされることによって印
刷像の各部が不鮮明になる。粘着性を低下させるには例
えば、臭素、ヨウ素または塩素溶液で処理すればよい
が、長期間に亘るコーティング作業を続けるうちに感光
樹脂ブランケット面が再び粘着性を帯びる。粘着性を減
少するために感光樹脂面を事後処理するとコーティング
ブランケットの平滑、均質な面が破壊され、これも円滑
なコーティングを妨げる。さらにまた、この感光樹脂製
ブランケットはスポットコーティングを行うためにパッ
キンシートと併用できるほど可撓性ではない。即ち、ス
ポットコーティングが必要な場合にはその都度条件に合
わせてブランケットを特別に製造しなければならない。
【0009】上記のような公知のコーティングブランケ
ットに関連して印刷オペレーターが経験する問題の1つ
は、ブランケット面にインクの痕跡が堆積するため像割
れが起ることである。後続の枚葉紙上に部分像またはゴ
ースト像が現われ、当業者が裏移り像、時には“バック
トラッピング”と呼ぶ現象が起こる可能性がある。コー
ティングブランケットの転写面にインクまたは硬化した
コーティング材が堆積すると、アプリケーターローラー
からの液状コーティング材のピックアップが妨げられ
る。その結果、仕上がりが不鮮明になり、色が濁る。
ットに関連して印刷オペレーターが経験する問題の1つ
は、ブランケット面にインクの痕跡が堆積するため像割
れが起ることである。後続の枚葉紙上に部分像またはゴ
ースト像が現われ、当業者が裏移り像、時には“バック
トラッピング”と呼ぶ現象が起こる可能性がある。コー
ティングブランケットの転写面にインクまたは硬化した
コーティング材が堆積すると、アプリケーターローラー
からの液状コーティング材のピックアップが妨げられ
る。その結果、仕上がりが不鮮明になり、色が濁る。
【0010】特に高速印刷の際に起こる他の問題とし
て、枚葉紙がコーティングブランケットシリンダーにく
っついたり、剥離が遅れることがある。くっついたり剥
離が遅れたりすると、場合によっては枚葉紙がブランケ
ットに付着し、枚葉紙を剥がすために印刷機を停止させ
なければならない。もしこのような粘着/剥離遅れの結
果複数の枚葉紙がニップに詰まれば、ブランケットが修
理不能の損傷を受け、取り換えを余儀なくされることに
もなりかねない。
て、枚葉紙がコーティングブランケットシリンダーにく
っついたり、剥離が遅れることがある。くっついたり剥
離が遅れたりすると、場合によっては枚葉紙がブランケ
ットに付着し、枚葉紙を剥がすために印刷機を停止させ
なければならない。もしこのような粘着/剥離遅れの結
果複数の枚葉紙がニップに詰まれば、ブランケットが修
理不能の損傷を受け、取り換えを余儀なくされることに
もなりかねない。
【0011】バックトラッピングが発生すると、コーテ
ィングブランケットの転写面を洗浄するため、印刷機を
停止させる必要がある。コーティングブランケットのタ
イプによっては有毒性、酸性または苛性の特殊な洗浄剤
でなければ洗浄できず、その場合にはオペレーターに被
害を与えるおそれがある。また、このような化学溶液は
ブランケットの転写面を腐食させるおそれがある。
ィングブランケットの転写面を洗浄するため、印刷機を
停止させる必要がある。コーティングブランケットのタ
イプによっては有毒性、酸性または苛性の特殊な洗浄剤
でなければ洗浄できず、その場合にはオペレーターに被
害を与えるおそれがある。また、このような化学溶液は
ブランケットの転写面を腐食させるおそれがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はブランケット
の転写面が従来のブランケット構造に使用される加硫ゴ
ムのように液状コーティング材またはインクに対して高
親和性を持つものではなく、比較的低親和性のコーティ
ングブランケットを提供する。本発明は非粘着性で低親
和性の材料、例えば、ポリテトラフルオロエチレンのよ
うなフッ化ポリマー樹脂または二官能性シランと共重合
させたトリクロロメチルシランのようなシリコンエラス
トマー樹脂からなる転写層を支持する寸法安定性にすぐ
れたキャリア層を有するコーティングブランケット集合
体によってこれを実現する。
の転写面が従来のブランケット構造に使用される加硫ゴ
ムのように液状コーティング材またはインクに対して高
親和性を持つものではなく、比較的低親和性のコーティ
ングブランケットを提供する。本発明は非粘着性で低親
和性の材料、例えば、ポリテトラフルオロエチレンのよ
うなフッ化ポリマー樹脂または二官能性シランと共重合
させたトリクロロメチルシランのようなシリコンエラス
トマー樹脂からなる転写層を支持する寸法安定性にすぐ
れたキャリア層を有するコーティングブランケット集合
体によってこれを実現する。
【0013】このような材料は液状コーティング材や液
状印刷インクのような液状転写媒体に対して親和性が低
いから、コーティング材またはインクはコーティングブ
ランケット面に付着せず、剥離されて印刷済み枚葉紙へ
転写される。もしほとんど痕跡を残さずにに液状媒体が
受容媒体へ転写されれば、コーティングブランケットの
材料がこの液状媒体に対して低親和性であると考えれ
る。即ち、低親和性転写材は液状コーティング媒体で濡
れ難く、転写媒体面上に非拡散性のビーズまたは小滴を
形成する性向を有することを特徴とする。コーティング
とブランケットの間の界面接着力はコーティングと紙の
間の界面接着力よりも小さい。従って、コーティング材
の大部分は紙へ転写され、ブランケット転写面には微量
のコーティング材が残るだけである。
状印刷インクのような液状転写媒体に対して親和性が低
いから、コーティング材またはインクはコーティングブ
ランケット面に付着せず、剥離されて印刷済み枚葉紙へ
転写される。もしほとんど痕跡を残さずにに液状媒体が
受容媒体へ転写されれば、コーティングブランケットの
材料がこの液状媒体に対して低親和性であると考えれ
る。即ち、低親和性転写材は液状コーティング媒体で濡
れ難く、転写媒体面上に非拡散性のビーズまたは小滴を
形成する性向を有することを特徴とする。コーティング
とブランケットの間の界面接着力はコーティングと紙の
間の界面接着力よりも小さい。従って、コーティング材
の大部分は紙へ転写され、ブランケット転写面には微量
のコーティング材が残るだけである。
【0014】本発明の作用上の特徴及び長所は当業者な
らば添付図面に沿った以下の説明から理解できるであろ
う。以下の説明及び添付図面において、同様の部分には
同じ参照番号を付してある。図面は必ずしも正確に縮尺
したものではなく、部分によっては本発明の詳細を明ら
かにするためその寸法を誇張してある。
らば添付図面に沿った以下の説明から理解できるであろ
う。以下の説明及び添付図面において、同様の部分には
同じ参照番号を付してある。図面は必ずしも正確に縮尺
したものではなく、部分によっては本発明の詳細を明ら
かにするためその寸法を誇張してある。
【0015】
【実施例】本発明の改良型コーティングブランケット1
0をロータリーオフセット印刷機で使用される場合につ
いて以下に説明する。図1、2及び3から明らかなよう
に、コーティングブランケット10はロータリ−オフセ
ット印刷機14のコーティングブランケットシリンダー
12に取り付けられている。オフセット印刷機14はプ
レートシリンダー16、インク転写ブランケットシリン
ダー18、及び印刷シリンダー20を含む。プレートシ
リンダー16には感光コーティングが施された金属印刷
版22(亜鉛またはアルミニウム)が取り付けてあり、
感光コーティングには写真プロセスによって像が形成さ
れている。湿潤ローラー列24が印刷版22に浸潤液の
薄膜を付着させ、次いで印刷版はインク付着ローラー列
26と接触する。インクは印刷版22の像を保持しない
親水性領域では弾かれるが、インクを受けつける(親油
性の)像域では吸収される。
0をロータリーオフセット印刷機で使用される場合につ
いて以下に説明する。図1、2及び3から明らかなよう
に、コーティングブランケット10はロータリ−オフセ
ット印刷機14のコーティングブランケットシリンダー
12に取り付けられている。オフセット印刷機14はプ
レートシリンダー16、インク転写ブランケットシリン
ダー18、及び印刷シリンダー20を含む。プレートシ
リンダー16には感光コーティングが施された金属印刷
版22(亜鉛またはアルミニウム)が取り付けてあり、
感光コーティングには写真プロセスによって像が形成さ
れている。湿潤ローラー列24が印刷版22に浸潤液の
薄膜を付着させ、次いで印刷版はインク付着ローラー列
26と接触する。インクは印刷版22の像を保持しない
親水性領域では弾かれるが、インクを受けつける(親油
性の)像域では吸収される。
【0016】図2から明らかなように、コーティングブ
ランケット10はアプリケーターローラー30から液状
コーティング材を受け、これを印刷されたばかりの枚葉
紙Sへ転写する低親和性転写層28を有する。印刷済み
枚葉紙Sは印刷シリンダー20とコーティングブランケ
ットシリンダー12の間のニップNへ送入される。印刷
シリンダー20が枚葉紙をコーティングブランケット1
0に圧接させると、液状コーティング材が枚葉紙へ転写
される。
ランケット10はアプリケーターローラー30から液状
コーティング材を受け、これを印刷されたばかりの枚葉
紙Sへ転写する低親和性転写層28を有する。印刷済み
枚葉紙Sは印刷シリンダー20とコーティングブランケ
ットシリンダー12の間のニップNへ送入される。印刷
シリンダー20が枚葉紙をコーティングブランケット1
0に圧接させると、液状コーティング材が枚葉紙へ転写
される。
【0017】即ち、枚葉紙Sをコーティングブランケッ
トシリンダー12と印刷シリンダー20の間へ送入し、
コーティングブランケット10から直接液状コーティン
グ材を転写することによって印刷されたばかりの枚葉紙
上に装飾及び/または保護コーティングを形成する。ア
プリケーターローラー30によってコーティングブラン
ケットシリンダー12に加えられる圧力を調節すること
により、コーティングブランケット10を押しつぶした
りして変形させることなく液状コーティング材を均一に
転写することができる。
トシリンダー12と印刷シリンダー20の間へ送入し、
コーティングブランケット10から直接液状コーティン
グ材を転写することによって印刷されたばかりの枚葉紙
上に装飾及び/または保護コーティングを形成する。ア
プリケーターローラー30によってコーティングブラン
ケットシリンダー12に加えられる圧力を調節すること
により、コーティングブランケット10を押しつぶした
りして変形させることなく液状コーティング材を均一に
転写することができる。
【0018】再び図2を参照して、ブランケット集合体
10は強靭で、寸法安定性を有し、可撓性の材料、例え
ばMYLARポリエステルフィルムシートから成るベー
スキャリア層32を含む。MYLARポリエステルフィ
ルム以外の可撓材を使用しても満足すべきベースキャリ
ア層32を形成することができる。例えば、ステンレス
スチール、アルミニウム、銅のような金属板を使用する
こともできる。ベースキャリア層のゲージ厚は強度及び
寸法安定性を実現し、しかもコーティングブランケット
シリンダー12に容易に巻き付くことができる可撓性を
維持するのに充分なゲージ厚でなければならない。一般
に、約2ミルないし約8ミル、好ましくは約4ミルのゲ
ージ厚が適当である。
10は強靭で、寸法安定性を有し、可撓性の材料、例え
ばMYLARポリエステルフィルムシートから成るベー
スキャリア層32を含む。MYLARポリエステルフィ
ルム以外の可撓材を使用しても満足すべきベースキャリ
ア層32を形成することができる。例えば、ステンレス
スチール、アルミニウム、銅のような金属板を使用する
こともできる。ベースキャリア層のゲージ厚は強度及び
寸法安定性を実現し、しかもコーティングブランケット
シリンダー12に容易に巻き付くことができる可撓性を
維持するのに充分なゲージ厚でなければならない。一般
に、約2ミルないし約8ミル、好ましくは約4ミルのゲ
ージ厚が適当である。
【0019】図3に示すように、コーティングブランケ
ット10はクランプ板34で終端する尾端部10Aを有
する。コーティングブランケット集合体10の前端10
Bはラチェットホイール36の細長いスロット内に固定
される。ベースキャリア層32とコーティングブランケ
ットシリンダー12の外表面との間には図3に示すよう
に1枚または2枚以上のパッキンシート38を介在させ
る。パッキンシート38は印刷済み枚葉紙のコーティン
グすべき面に対応する局部的なレリーフ領域に亘ってコ
ーティングブランケット面を浮き上がらせる。パッキン
シート38及びコーティングブランケット10をブラン
ケットシリンダー12に組み込む際にはまず溝状ポケッ
ト40内でコーティングブランケットシリンダー12に
クランプ板34を取り付ける。ねじ付きファスナーボル
ト42によってクランプ板34を固定し、(図示しな
い)ラチェットクランプによってラチェットホイール3
6を固定する。コーティングブランケット10とコーテ
ィングブランケットシリンダー12の間にパッキンシー
ト38を封入してコーティングブランケット10を固定
したのち、ラチェットホイール36を締めることによっ
てコーティングブランケットシリンダー12の周りにコ
ーティングブランケット10を展張させる。
ット10はクランプ板34で終端する尾端部10Aを有
する。コーティングブランケット集合体10の前端10
Bはラチェットホイール36の細長いスロット内に固定
される。ベースキャリア層32とコーティングブランケ
ットシリンダー12の外表面との間には図3に示すよう
に1枚または2枚以上のパッキンシート38を介在させ
る。パッキンシート38は印刷済み枚葉紙のコーティン
グすべき面に対応する局部的なレリーフ領域に亘ってコ
ーティングブランケット面を浮き上がらせる。パッキン
シート38及びコーティングブランケット10をブラン
ケットシリンダー12に組み込む際にはまず溝状ポケッ
ト40内でコーティングブランケットシリンダー12に
クランプ板34を取り付ける。ねじ付きファスナーボル
ト42によってクランプ板34を固定し、(図示しな
い)ラチェットクランプによってラチェットホイール3
6を固定する。コーティングブランケット10とコーテ
ィングブランケットシリンダー12の間にパッキンシー
ト38を封入してコーティングブランケット10を固定
したのち、ラチェットホイール36を締めることによっ
てコーティングブランケットシリンダー12の周りにコ
ーティングブランケット10を展張させる。
【0020】図4には圧縮自在なブランケット集合体1
0を示した。硬質の低親和性転写層28がつぶれたり、
へこんだりして変形するのを防ぐため、転写層28を柔
軟で圧縮自在なゴムから成る弾性中間層44によって支
持する。ベースキャリア層32と中間層44を接着剤層
46によって安定させ、一体的に固定する。低親和性転
写層28はフッ化ポリマー樹脂、例えばTEFLON
PTFEまたはFEPフィルム、またはシリコンエラス
トマーなどのような低親和性材から成るシートを接着す
ることによって形成し、圧縮自在な中間層44に固定す
ることが好ましい。転写層28はスプレーコーティン
グ、バルク成形及びホットメルト押し出し成形によって
も形成できる。
0を示した。硬質の低親和性転写層28がつぶれたり、
へこんだりして変形するのを防ぐため、転写層28を柔
軟で圧縮自在なゴムから成る弾性中間層44によって支
持する。ベースキャリア層32と中間層44を接着剤層
46によって安定させ、一体的に固定する。低親和性転
写層28はフッ化ポリマー樹脂、例えばTEFLON
PTFEまたはFEPフィルム、またはシリコンエラス
トマーなどのような低親和性材から成るシートを接着す
ることによって形成し、圧縮自在な中間層44に固定す
ることが好ましい。転写層28はスプレーコーティン
グ、バルク成形及びホットメルト押し出し成形によって
も形成できる。
【0021】図5に示すように、圧縮自在なブランケッ
ト集合体100をコーティングブランケット10に関連
して述べたようにコーティングシリンダー12の周りに
固定する。
ト集合体100をコーティングブランケット10に関連
して述べたようにコーティングシリンダー12の周りに
固定する。
【0022】図6及び7を参照して、本発明のコーティ
ングブランケット10を、枚葉紙用または巻取紙用ロー
タリーオフセットまたはフレキソ印刷機50により印刷
されたばかりの面に保護及び/または装飾コーティング
を付着させるのに使用する場合について説明する。この
実施例では図6に示すように、本発明のコーティングブ
ランケット10をドイツのHeidelberg Druckmaschinen
AGが商品名Heidelberg Speedmast
er102Vで製造販売しているような4色刷り印刷機
のデリバリー/トランスファシリンダー12に取り付け
てある。印刷機50は機枠54を含み、機枠54は一
端、ここでは右端において枚葉紙Sを1枚ずつ逐次印刷
機へ送入する給紙装置56と連結し、反対端において最
終的に印刷された枚葉紙を回収し、積み重ねる枚葉紙デ
リバリースタッカー58と連結している。給紙装置と枚
葉紙デリバリースタッカーの間には印刷機50中を移動
する枚葉紙に異なる色のインクをプリントすることがで
きる4つの実質的に全く同じ印刷ユニット60、62、
64、66が介在する。
ングブランケット10を、枚葉紙用または巻取紙用ロー
タリーオフセットまたはフレキソ印刷機50により印刷
されたばかりの面に保護及び/または装飾コーティング
を付着させるのに使用する場合について説明する。この
実施例では図6に示すように、本発明のコーティングブ
ランケット10をドイツのHeidelberg Druckmaschinen
AGが商品名Heidelberg Speedmast
er102Vで製造販売しているような4色刷り印刷機
のデリバリー/トランスファシリンダー12に取り付け
てある。印刷機50は機枠54を含み、機枠54は一
端、ここでは右端において枚葉紙Sを1枚ずつ逐次印刷
機へ送入する給紙装置56と連結し、反対端において最
終的に印刷された枚葉紙を回収し、積み重ねる枚葉紙デ
リバリースタッカー58と連結している。給紙装置と枚
葉紙デリバリースタッカーの間には印刷機50中を移動
する枚葉紙に異なる色のインクをプリントすることがで
きる4つの実質的に全く同じ印刷ユニット60、62、
64、66が介在する。
【0023】図示のように、印刷ユニットは実質的に全
く同じであり、公知の態様に構成されており、枚葉紙用
シリンダー68、プレートシリンダー16、インクブラ
ンケットシリンダー18及び印刷シリンダー20を含
み、最初の3つの印刷ユニットはいずれも印刷されたば
かりの枚葉紙を隣接の印刷シリンダー20から取り出
し、ユニット間転送シリンダー72を介して次の印刷ユ
ニットへ転送するように配設された転送シリンダー70
を有する。図示実施例の場合、最終印刷ユニット66に
はデリバリー駆動軸74に取り付けたデリバリー/トラ
ンスファコーティングシリンダー12が装備されてい
る。デリバリー/トランスファコーティングシリンダー
12はデリバリーコンベアシステム76によって最終印
刷シリンダーから枚葉紙デリバリースタッカー58へ搬
送される印刷済み枚葉紙Sを支持する機能をも有する。
く同じであり、公知の態様に構成されており、枚葉紙用
シリンダー68、プレートシリンダー16、インクブラ
ンケットシリンダー18及び印刷シリンダー20を含
み、最初の3つの印刷ユニットはいずれも印刷されたば
かりの枚葉紙を隣接の印刷シリンダー20から取り出
し、ユニット間転送シリンダー72を介して次の印刷ユ
ニットへ転送するように配設された転送シリンダー70
を有する。図示実施例の場合、最終印刷ユニット66に
はデリバリー駆動軸74に取り付けたデリバリー/トラ
ンスファコーティングシリンダー12が装備されてい
る。デリバリー/トランスファコーティングシリンダー
12はデリバリーコンベアシステム76によって最終印
刷シリンダーから枚葉紙デリバリースタッカー58へ搬
送される印刷済み枚葉紙Sを支持する機能をも有する。
【0024】図6に示すデリバリーコンベアシステム7
6は公知構成のシステムであり、図面に一方だけを示し
た1対のエンドレスデリバリーグリッパーチェーン78
を含み、該チェーン78には横断方向にグリッパーバー
が装着されている。グリッパーバーは最終印刷ユニット
66のデリバリーコーティングシリンダー12と印刷シ
リンダー20の間のニップNを出た枚葉紙Sの前縁Eを
把持するためのグリッパー要素Gを有する。枚葉紙Sの
前縁Eがグリッパーによって把持されると、デリバリー
チェーンがコーティングブランケットシリンダー12か
ら枚葉紙Sを引きはがし、印刷されコーティングされた
枚葉紙をデリバリースタッカー58へ搬送する。
6は公知構成のシステムであり、図面に一方だけを示し
た1対のエンドレスデリバリーグリッパーチェーン78
を含み、該チェーン78には横断方向にグリッパーバー
が装着されている。グリッパーバーは最終印刷ユニット
66のデリバリーコーティングシリンダー12と印刷シ
リンダー20の間のニップNを出た枚葉紙Sの前縁Eを
把持するためのグリッパー要素Gを有する。枚葉紙Sの
前縁Eがグリッパーによって把持されると、デリバリー
チェーンがコーティングブランケットシリンダー12か
ら枚葉紙Sを引きはがし、印刷されコーティングされた
枚葉紙をデリバリースタッカー58へ搬送する。
【0025】印刷済み枚葉紙Sに保護または装飾コーテ
ィングまたはインクを付着させるためのインライン・ド
クターブレードコーティング装置80を設ける。このイ
ンライン・コーティング装置は既存の印刷機のデリバリ
ー駆動軸74を本発明の液状材コーティングブランケッ
ト10が取り付けられるデリバリートランスファシリン
ダー12の取り付け場所として利用することにより最終
印刷ユニットを省いたり印刷機を改装せずに印刷機を正
常に運転することを可能にする。デリバリー駆動軸に取
り付けたスケルトンホイールのようなデリバリーシステ
ムを有する印刷機では、ブランケットコーティング機能
とデリバリートランスファ機能を兼備するコーティング
ブランケット付きデリバリーシリンダー12をスケルト
ンホイールの代りに印刷機のデリバリー駆動軸に取り付
けることにより、コーティング動作への転換を迅速かつ
容易に行なうことができる。デリバリー/トランスファ
シリンダー12にコーティングブランケット10を設け
てコーティングブランケットシリンダーとしても作用さ
せることにより、正確なタイミングで印刷済み枚葉紙S
に保護コーティングを付着させることができ、印刷ユニ
ットをすべて作動させながら印刷機を運転することがで
きる。
ィングまたはインクを付着させるためのインライン・ド
クターブレードコーティング装置80を設ける。このイ
ンライン・コーティング装置は既存の印刷機のデリバリ
ー駆動軸74を本発明の液状材コーティングブランケッ
ト10が取り付けられるデリバリートランスファシリン
ダー12の取り付け場所として利用することにより最終
印刷ユニットを省いたり印刷機を改装せずに印刷機を正
常に運転することを可能にする。デリバリー駆動軸に取
り付けたスケルトンホイールのようなデリバリーシステ
ムを有する印刷機では、ブランケットコーティング機能
とデリバリートランスファ機能を兼備するコーティング
ブランケット付きデリバリーシリンダー12をスケルト
ンホイールの代りに印刷機のデリバリー駆動軸に取り付
けることにより、コーティング動作への転換を迅速かつ
容易に行なうことができる。デリバリー/トランスファ
シリンダー12にコーティングブランケット10を設け
てコーティングブランケットシリンダーとしても作用さ
せることにより、正確なタイミングで印刷済み枚葉紙S
に保護コーティングを付着させることができ、印刷ユニ
ットをすべて作動させながら印刷機を運転することがで
きる。
【0026】コーティング装置80は、デリバリー駆動
軸74の下流で印刷機機枠に取り付けた比較的簡単で、
積極的に作用する、経済的なドクターブレードコーティ
ングユニット82を含むが、このドクターブレードコー
ティングユニットはデリバリー駆動軸に固定されている
デリバリーコーティングシリンダー12に取り付けられ
たコーティングブランケット10に液状コーティング材
を付着させるように配置してある。図7に示すように、
ドクターブレードコーティングユニット82は1対の側
枠84を含み、図面にはその1つだけを示す。他方の側
枠は図示の側と実質的に同じであり、印刷機機枠の他方
の側に取り付けられている。各側枠の一端には支持ブラ
ンケット86が駆動自在に取り付けられており、この支
持ブランケット86はデリバリー/トランスファコーテ
ィングシリンダー12と平行に印刷機を横断するように
配置されたドクターブレードタンク88及びこれと協働
する液状コーティング材アプリケーターローラー30の
一端を支持している。コーティングユニット82はデリ
バリーコーティングシリンダー12の下流でデリバリー
チェーンの上下支持レールの間に設けられ、アプリケー
ターローラー30の外周面をデリバリー駆動軸74に取
り付けたデリバリーコーティングシリンダー12のコー
ティングブランケット10と係合させることができるよ
うに配置されている。
軸74の下流で印刷機機枠に取り付けた比較的簡単で、
積極的に作用する、経済的なドクターブレードコーティ
ングユニット82を含むが、このドクターブレードコー
ティングユニットはデリバリー駆動軸に固定されている
デリバリーコーティングシリンダー12に取り付けられ
たコーティングブランケット10に液状コーティング材
を付着させるように配置してある。図7に示すように、
ドクターブレードコーティングユニット82は1対の側
枠84を含み、図面にはその1つだけを示す。他方の側
枠は図示の側と実質的に同じであり、印刷機機枠の他方
の側に取り付けられている。各側枠の一端には支持ブラ
ンケット86が駆動自在に取り付けられており、この支
持ブランケット86はデリバリー/トランスファコーテ
ィングシリンダー12と平行に印刷機を横断するように
配置されたドクターブレードタンク88及びこれと協働
する液状コーティング材アプリケーターローラー30の
一端を支持している。コーティングユニット82はデリ
バリーコーティングシリンダー12の下流でデリバリー
チェーンの上下支持レールの間に設けられ、アプリケー
ターローラー30の外周面をデリバリー駆動軸74に取
り付けたデリバリーコーティングシリンダー12のコー
ティングブランケット10と係合させることができるよ
うに配置されている。
【0027】図7に示すように、支持ブラケット86は
該ブラケットの下端部に設けたスタブ軸90を介して側
枠54の端部に枢動自在に取り付けられ、一端を側枠に
固定し、他端をピボット軸94を介してブラケット86
の上端部に連接した伸張自在のシリンダー92、図示実
施例の場合には空気シリンダーによってスタブ軸を中心
に枢動させることができる。アプリケーターローラー3
0を押し出したり引っ込めたりすることによってコーテ
ィングブランケット面に対するアプリケーターローラー
30の係合圧を制御することができ、アプリケーターロ
ーラー30をトランスファコーティングブランケット1
0から非作動空転位置まで完全に離脱させることができ
る。
該ブラケットの下端部に設けたスタブ軸90を介して側
枠54の端部に枢動自在に取り付けられ、一端を側枠に
固定し、他端をピボット軸94を介してブラケット86
の上端部に連接した伸張自在のシリンダー92、図示実
施例の場合には空気シリンダーによってスタブ軸を中心
に枢動させることができる。アプリケーターローラー3
0を押し出したり引っ込めたりすることによってコーテ
ィングブランケット面に対するアプリケーターローラー
30の係合圧を制御することができ、アプリケーターロ
ーラー30をトランスファコーティングブランケット1
0から非作動空転位置まで完全に離脱させることができ
る。
【0028】公知構成の好ましくは彫刻を施したセラミ
ックまたはクロム製の転写面を有するコーティングアプ
リケーターローラー30は一定量の液状コーティング材
またはインクをドクターブレードタンクからピックアッ
プし、デリバリー/トランスファコーティングブランケ
ットシリンダー12のコーティングブランケット10へ
液状コーティング材を均等に転写する。アプリケーター
ローラーを回転させるため、駆動手段として液圧原動機
またはモーター96を一方の側枠に取り付け、導管また
は導線を介して(図示しない)エネルギー源と接続す
る。
ックまたはクロム製の転写面を有するコーティングアプ
リケーターローラー30は一定量の液状コーティング材
またはインクをドクターブレードタンクからピックアッ
プし、デリバリー/トランスファコーティングブランケ
ットシリンダー12のコーティングブランケット10へ
液状コーティング材を均等に転写する。アプリケーター
ローラーを回転させるため、駆動手段として液圧原動機
またはモーター96を一方の側枠に取り付け、導管また
は導線を介して(図示しない)エネルギー源と接続す
る。
【0029】本発明のブランケット実施例では、いずれ
の場合でも転写層28を形成するためのフッ化ポリマー
材として好ましいのはポリテトラフルオロエチレン(P
TFE)フッ化ポリマー樹脂、またはフッ化エチレンプ
ロピレン(FEP)樹脂であり、これらはいずれもDuPo
ntから商標TEFLONで販売されている。これらの材
料は硬く平滑な転写面となるように硬化させることが可
能であり、摩耗及び変形に対する耐性にすぐれ、低い表
面摩擦係数と液状コーティング材及び/またはインクに
対する低親和性を持つことをその特徴とする。これらの
材料は印刷室の化学物質に対して非反応性でもある。
の場合でも転写層28を形成するためのフッ化ポリマー
材として好ましいのはポリテトラフルオロエチレン(P
TFE)フッ化ポリマー樹脂、またはフッ化エチレンプ
ロピレン(FEP)樹脂であり、これらはいずれもDuPo
ntから商標TEFLONで販売されている。これらの材
料は硬く平滑な転写面となるように硬化させることが可
能であり、摩耗及び変形に対する耐性にすぐれ、低い表
面摩擦係数と液状コーティング材及び/またはインクに
対する低親和性を持つことをその特徴とする。これらの
材料は印刷室の化学物質に対して非反応性でもある。
【0030】本発明に利用できる硬化可能なフッ化ポリ
マーは少なくとも約37重量%の炭素結合フッ素を含有
し、好ましくは非骨格炭素原子価結合の少なくとも約5
0%がフッ素である。このようなポリマーの例として、
ペルフルオロアルキルアルキレンシロキサンの名称で知
られるフルオロシリコンポリマーがある。このポリマー
はシリコン原子から炭素原子2個分以上離れた位置に末
端基としてペルフルオロアルキル基を含み、さらに、硬
化または交差結合を可能にする少量の置換基をも含む。
これらの置換基は例えばシリコン結合水素原子、ビニル
基、ペロキシ活性化基などである。硬化可能なフルオロ
シリコンポリマーとして好ましいトリフルオロプロピル
メチルビニルポリシロキサンはDow Corning Companyか
ら商品名LS−53で市販されている。
マーは少なくとも約37重量%の炭素結合フッ素を含有
し、好ましくは非骨格炭素原子価結合の少なくとも約5
0%がフッ素である。このようなポリマーの例として、
ペルフルオロアルキルアルキレンシロキサンの名称で知
られるフルオロシリコンポリマーがある。このポリマー
はシリコン原子から炭素原子2個分以上離れた位置に末
端基としてペルフルオロアルキル基を含み、さらに、硬
化または交差結合を可能にする少量の置換基をも含む。
これらの置換基は例えばシリコン結合水素原子、ビニル
基、ペロキシ活性化基などである。硬化可能なフルオロ
シリコンポリマーとして好ましいトリフルオロプロピル
メチルビニルポリシロキサンはDow Corning Companyか
ら商品名LS−53で市販されている。
【0031】低親和性ブランケット転写層28は厚さが
約1ミルないし約5ミル、好ましくは約2ミルでなけれ
ばならない。転写層の硬度はコーティング転写の際に均
一なニップ接触面積を与え、物理的な初期形態を維持す
るのに充分な硬度でなければならない。一般にショアA
硬度計による硬度が20ないし80、好ましくは約50
のフッ化エラストマーが有効である。
約1ミルないし約5ミル、好ましくは約2ミルでなけれ
ばならない。転写層の硬度はコーティング転写の際に均
一なニップ接触面積を与え、物理的な初期形態を維持す
るのに充分な硬度でなければならない。一般にショアA
硬度計による硬度が20ないし80、好ましくは約50
のフッ化エラストマーが有効である。
【0032】低親和性転写層28はブランケットの製造
時に現場でフッ化ポリマーを硬化させることで容易に形
成できる。フッ化ポリマーを硬化させるための硬化剤ま
たは交差結合剤は公知である。硬化条件は使用する硬化
可能なフッ化ポリマー及び硬化剤のタイプに応じて異な
るが、約1分間ないし約15時間、通常は約15ないし
約30分間に亘って約450°F(232.2°C)の
温度で加熱することによって有効な硬化が得られる。
時に現場でフッ化ポリマーを硬化させることで容易に形
成できる。フッ化ポリマーを硬化させるための硬化剤ま
たは交差結合剤は公知である。硬化条件は使用する硬化
可能なフッ化ポリマー及び硬化剤のタイプに応じて異な
るが、約1分間ないし約15時間、通常は約15ないし
約30分間に亘って約450°F(232.2°C)の
温度で加熱することによって有効な硬化が得られる。
【0033】シリコンエラストマーの例としては、シリ
コンゴムを硬化またはさらに重合させた生成物、例えば
ジメチルビニルポリシロキサンがある。好ましくは同じ
重量部でゴムをシリコン樹脂と混合する。ただし、上記
以外の混合比でもよい。
コンゴムを硬化またはさらに重合させた生成物、例えば
ジメチルビニルポリシロキサンがある。好ましくは同じ
重量部でゴムをシリコン樹脂と混合する。ただし、上記
以外の混合比でもよい。
【0034】低親和性転写層28は、耐摩耗性の点で充
分な磨耗寿命を持つような厚さを備えなければならな
い。ブランケット転写層の硬度は、引張り破損を伴なわ
ない充分な伸びを可能にする硬度でなければならない。
ショアA硬度計による約30ないし約70、好ましくは
約50の硬度を有するシリコンエラストマーが有効であ
る。
分な磨耗寿命を持つような厚さを備えなければならな
い。ブランケット転写層の硬度は、引張り破損を伴なわ
ない充分な伸びを可能にする硬度でなければならない。
ショアA硬度計による約30ないし約70、好ましくは
約50の硬度を有するシリコンエラストマーが有効であ
る。
【0035】本発明のブランケット集合体10または1
00の製造に際しては、相溶性の接合面を形成すると共
に確実に反復可能な接着力を得るため、ベースキャリア
層32及び圧縮可能な中間層44をフッ化エラストマー
に適したプライマーで下塗りしなければならない。次い
でカレンダー加工、バルクロード加工、スプレイ加工な
どのような公知手段によって下塗り面に触媒処理された
フッ化ポリマーを付着させることにより所要の均一な厚
さを有する低親和層28を形成する。次いでブランケッ
ト集合体を型に挿入し、約350psi(246,08
5kg/m2 )の圧力下に約200°F(93.3°
C)ないし約400°F(204.4°C)の温度で硬
化させればよい。
00の製造に際しては、相溶性の接合面を形成すると共
に確実に反復可能な接着力を得るため、ベースキャリア
層32及び圧縮可能な中間層44をフッ化エラストマー
に適したプライマーで下塗りしなければならない。次い
でカレンダー加工、バルクロード加工、スプレイ加工な
どのような公知手段によって下塗り面に触媒処理された
フッ化ポリマーを付着させることにより所要の均一な厚
さを有する低親和層28を形成する。次いでブランケッ
ト集合体を型に挿入し、約350psi(246,08
5kg/m2 )の圧力下に約200°F(93.3°
C)ないし約400°F(204.4°C)の温度で硬
化させればよい。
【0036】図8には積層ブランケット集合体150を
示した。この実施例では、ベースキャリア層32はゲー
ジ厚さが約4ミルのMYLARポリエステルフィルムの
シートである。コーティング転写層はゲージ厚が2ミル
のTEFLONフッ化エチレンプロピレンコポリマー
(FEP)フィルムである。TEFLON FEPフィ
ルム層28は接着層46を介してMYLARキャリア層
32に積層されている。この積層ブランケット集合体1
50は衝撃や引っかきに強く、スポットコーティング塗
布のためパッキンシートと併用する場合に鮮明なレリー
フエッジと高い鮮明度を可能にする高度の可撓性を持つ
ことを特徴とする。
示した。この実施例では、ベースキャリア層32はゲー
ジ厚さが約4ミルのMYLARポリエステルフィルムの
シートである。コーティング転写層はゲージ厚が2ミル
のTEFLONフッ化エチレンプロピレンコポリマー
(FEP)フィルムである。TEFLON FEPフィ
ルム層28は接着層46を介してMYLARキャリア層
32に積層されている。この積層ブランケット集合体1
50は衝撃や引っかきに強く、スポットコーティング塗
布のためパッキンシートと併用する場合に鮮明なレリー
フエッジと高い鮮明度を可能にする高度の可撓性を持つ
ことを特徴とする。
【0037】図9に示すように、印刷ブランケット20
0は高親和性成分と低親和性成分の複合体であるインク
転写層98を有する。高親和性成分は印刷インクを比較
的高い親和性で受けつけるニトリルゴムであり、低親和
性成分はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フ
ッ化エチレンプロピレン(FEP)樹脂、またはシリコ
ンエラストマー樹脂のようなフッ化ポリマー樹脂であ
る。高親和性成分はすぐれたインクピックアップ能力を
与え、低親和性成分はすぐれた剥離性を与える。従っ
て、複合層98は公知のニトリルゴムブランケットと上
述した低親和性コーティングブランケット実施例10、
100、150とを折衷した構成である。インクブラン
ケット集合体200の転写層98にはある程度のインク
が付着するが、それでも印刷済み枚葉紙を迅速かつ円滑
に剥離させる。印刷ブランケット200の主目的はイン
ク転写であり、図1にはインクブランケットシリンダー
18に取り付けた状態で示した。
0は高親和性成分と低親和性成分の複合体であるインク
転写層98を有する。高親和性成分は印刷インクを比較
的高い親和性で受けつけるニトリルゴムであり、低親和
性成分はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フ
ッ化エチレンプロピレン(FEP)樹脂、またはシリコ
ンエラストマー樹脂のようなフッ化ポリマー樹脂であ
る。高親和性成分はすぐれたインクピックアップ能力を
与え、低親和性成分はすぐれた剥離性を与える。従っ
て、複合層98は公知のニトリルゴムブランケットと上
述した低親和性コーティングブランケット実施例10、
100、150とを折衷した構成である。インクブラン
ケット集合体200の転写層98にはある程度のインク
が付着するが、それでも印刷済み枚葉紙を迅速かつ円滑
に剥離させる。印刷ブランケット200の主目的はイン
ク転写であり、図1にはインクブランケットシリンダー
18に取り付けた状態で示した。
【0038】複合転写層98はニトリルゴムのペレット
を例えばTEFLON PTFEやTEFLON FE
Pのような低親和材と種々の比率で混合したホットメル
トフィルム押出し成形によって製造することができる。
ニトリルゴムペレットのドライブレンドとエラストマー
ペレットのドライブレンドを、フィルター及び分出し染
料を含む二軸スクリュウ押出し機へ別々に配量する。ニ
トリルゴムと低親和材の比率は多様であるが、インク転
写層の場合にはニトリルゴム成分が主成分となる。
を例えばTEFLON PTFEやTEFLON FE
Pのような低親和材と種々の比率で混合したホットメル
トフィルム押出し成形によって製造することができる。
ニトリルゴムペレットのドライブレンドとエラストマー
ペレットのドライブレンドを、フィルター及び分出し染
料を含む二軸スクリュウ押出し機へ別々に配量する。ニ
トリルゴムと低親和材の比率は多様であるが、インク転
写層の場合にはニトリルゴム成分が主成分となる。
【0039】以上の説明から明らかなように、本発明の
低親和性コーティングブランケットは公知のコーティン
グブランケットと比べて顕著な利点を有する。即ち、低
親和性コーティングブランケット実施例は従来の加硫ニ
トリルゴムコーティングブランケットよりも低いコスト
で製造できる。フッ化ポリマーまたはシリコンエラスト
マーを利用する実施例は従来の加硫ゴムブランケットよ
りも耐久性にすぐれ、引っかき/変形に対する耐性にお
いてもすぐれている。使用材料が低親和性かつ非粘着性
であるから、高速運転の場合でも印刷済み枚葉紙はコー
ティングブランケットシリンダーと印刷シリンダーの間
のニップから円滑、迅速かつ容易に剥離される。このよ
うな低親和性の材料で形成されたコーティングブランケ
ットは種々のサイズのパッキンシートと併用することに
より印刷済みシートの特定領域を均一にコーティングす
るのに充分な可撓性を備えている。低親和性ブランケッ
トは化学的浸蝕にも強い抵抗性を示し、印刷室備え付け
の化学溶液で洗浄することができる。低親和性ブランケ
ット面はインク及び/またはコーティング材を恒久的に
付着させることがないから、硬化したコーティング材が
表面に残っても、掻き取ったり、反応性の化学溶液を塗
布したりせずに柔い布でコーティングブランケット転写
面から容易に剥がすことができる。
低親和性コーティングブランケットは公知のコーティン
グブランケットと比べて顕著な利点を有する。即ち、低
親和性コーティングブランケット実施例は従来の加硫ニ
トリルゴムコーティングブランケットよりも低いコスト
で製造できる。フッ化ポリマーまたはシリコンエラスト
マーを利用する実施例は従来の加硫ゴムブランケットよ
りも耐久性にすぐれ、引っかき/変形に対する耐性にお
いてもすぐれている。使用材料が低親和性かつ非粘着性
であるから、高速運転の場合でも印刷済み枚葉紙はコー
ティングブランケットシリンダーと印刷シリンダーの間
のニップから円滑、迅速かつ容易に剥離される。このよ
うな低親和性の材料で形成されたコーティングブランケ
ットは種々のサイズのパッキンシートと併用することに
より印刷済みシートの特定領域を均一にコーティングす
るのに充分な可撓性を備えている。低親和性ブランケッ
トは化学的浸蝕にも強い抵抗性を示し、印刷室備え付け
の化学溶液で洗浄することができる。低親和性ブランケ
ット面はインク及び/またはコーティング材を恒久的に
付着させることがないから、硬化したコーティング材が
表面に残っても、掻き取ったり、反応性の化学溶液を塗
布したりせずに柔い布でコーティングブランケット転写
面から容易に剥がすことができる。
【0040】
【図1】印刷したばかりの枚葉紙に保護コーティングを
付着させるのに本発明のコーティングブランケットを使
用するロータリーオフセット印刷機主要部分の相対位置
を略示する模式図。
付着させるのに本発明のコーティングブランケットを使
用するロータリーオフセット印刷機主要部分の相対位置
を略示する模式図。
【図2】非粘着性低親和性材料からなる転写層が接合さ
れている寸法安定性にすぐれたキャリア層を有するコー
ティングブランケットの部分拡大断面図。
れている寸法安定性にすぐれたキャリア層を有するコー
ティングブランケットの部分拡大断面図。
【図3】コーティングブランケットシリンダーへの図2
に示したコーティングブランケットの取り付け態様を一
部断面で、一部切欠いて示す斜視図。
に示したコーティングブランケットの取り付け態様を一
部断面で、一部切欠いて示す斜視図。
【図4】本発明の圧縮可能なブランケット実施例を一部
断面で示す斜視図。
断面で示す斜視図。
【図5】コーティングブランケットシリンダーに取り付
けた図4の圧縮可能なブランケットを一部切欠いて示す
断面図。
けた図4の圧縮可能なブランケットを一部切欠いて示す
断面図。
【図6】4色刷りオフセットロータリー印刷機において
オフセットコーティング材の転写に本発明のコーティン
グブランケットを使用する場合を示す模式的側面図。
オフセットコーティング材の転写に本発明のコーティン
グブランケットを使用する場合を示す模式的側面図。
【図7】インライン・コーティング処理に使用する場合
の本発明のコーティングブランケットを、ほぼ図6の円
形領域“7”において示す拡大側面図。
の本発明のコーティングブランケットを、ほぼ図6の円
形領域“7”において示す拡大側面図。
【図8】本発明の積層コーティングブランケット実施例
を一部断面で示す斜視図。
を一部断面で示す斜視図。
【図9】複合転写層が接着されている寸法安定性にすぐ
れたキャリア層を有するコーティングブランケットの部
分拡大断面図。
れたキャリア層を有するコーティングブランケットの部
分拡大断面図。
10 コーティングブランケットまたはブランケット集
合体 12 コーティングブランケットシリンダー 20 印刷シリンダー 28 転写層 32 ベースキャリア層
合体 12 コーティングブランケットシリンダー 20 印刷シリンダー 28 転写層 32 ベースキャリア層
Claims (16)
- 【請求項1】 印刷機中のシリンダーに取り付けるため
のブランケット集合体において、 ベースキャリア層と;液状媒体に対する親和性の低い材
料から成り、ベースキャリア層によって支持される液状
媒体転写層とから成ることを特徴とするブランケット集
合体。 - 【請求項2】 転写層がフッ化ポリマー樹脂から成るこ
とを特徴とする請求項1に記載のブランケット集合体。 - 【請求項3】 フッ化ポリマー樹脂がテトラフルオロエ
チレンフルオロカーボンポリマー樹脂であることを特徴
とする請求項2に記載のブランケット集合体。 - 【請求項4】 フッ化ポリマー樹脂がフッ化エチレンプ
ロピレン樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の
ブランケット集合体。 - 【請求項5】 フッ化ポリマー樹脂が硬化可能なフルオ
ロシリコンポリマーであることを特徴とする請求項2に
記載のブランケット集合体。 - 【請求項6】 フルオロシリコンポリマーがペルフルオ
ロアルキルアルキレンシロキサンであることを特徴とす
る請求項5に記載のブランケット集合体。 - 【請求項7】 硬化可能なフルオロシリコンポリマーが
トリフルオロプロピルメチルビニルポリシロキサンであ
ることを特徴とする請求項5に記載のブランケット集合
体。 - 【請求項8】 転写層がシリコンエラストマー樹脂であ
ることを特徴とする請求項1に記載のブランケット集合
体。 - 【請求項9】 シリコンエラストマー樹脂が二官能性シ
ランと共重合させたトリクロロメチルシランであること
を特徴とする請求項8に記載のブランケット集合体。 - 【請求項10】 ベースキャリア層がポリエステルフィ
ルムから成ることを特徴とする請求項1に記載のブラン
ケット集合体。 - 【請求項11】 転写層がベースキャリア層に接合した
低親和性材料のスプレイコーティングから成ることを特
徴とする請求項1に記載のブランケット集合体。 - 【請求項12】 転写層がベースキャリア層に接合した
低親和性材料のフィルムから成ることを特徴とする請求
項1に記載のブランケット集合体。 - 【請求項13】 ベースキャリア層と液状媒体転写層の
間に介在させた圧縮可能な弾性層を含み、転写層が圧縮
可能な弾性層に接合した低親和性材料のコーティングか
ら成ることを特徴とする請求項1に記載のブランケット
集合体。 - 【請求項14】 転写層が液状媒体に対して低親和性の
材料と、液状媒体に対して高親和性の材料との複合混和
物を含むことを特徴とする請求項1に記載のブランケッ
ト集合体。 - 【請求項15】 低親和性材料がフッ化ポリマー樹脂で
あり、高親和性材料がニトリルゴムであることを特徴と
する請求項14に記載のブランケット集合体。 - 【請求項16】 印刷シリンダーに隣接してデリバリー
駆動軸に取り付けたデリバリー/トランスファシリンダ
ーを有する印刷機に可動的に取付けてデリバリー/トラ
ンスファシリンダーに対する前進及び後退位置へ移動で
きるようにした液状コーティング材転写用のアプリケー
ターローラーを含むコーティング装置において、前進位
置でアプリケーターローラーと係合できるようにデリバ
リー/トランスファシリンダーに取り付けたコーティン
グブランケットを含み、前記コーティングブランケット
が液状コーティング材を接着させない非粘着性材料から
成る転写層を有することを特徴とするコーティング装
置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US7857193A | 1993-06-16 | 1993-06-16 | |
US08/078571 | 1993-06-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079778A true JPH079778A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=22144909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5321426A Withdrawn JPH079778A (ja) | 1993-06-16 | 1993-11-25 | ロータリーオフセット印刷機用低親和性コーティングブランケット |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0629514A1 (ja) |
JP (1) | JPH079778A (ja) |
KR (1) | KR950000389A (ja) |
CA (1) | CA2102347A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
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---|---|---|---|---|
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DE19850968A1 (de) | 1998-11-05 | 2000-05-25 | Roland Man Druckmasch | Verschleißhemmende, farbabweisende Beschichtung, insbesondere von Druckmaschinenkomponenten |
JP3457932B2 (ja) | 2000-07-31 | 2003-10-20 | 三菱重工業株式会社 | 円筒状ブランケット及びブランケット胴並びに印刷機 |
DE10085237D2 (de) * | 2000-10-18 | 2003-10-02 | Nanogate Gmbh | Verfahren zur Verbesserung der Druckqualität von Druckmaschinen |
DE102004054425A1 (de) * | 2004-11-10 | 2006-05-18 | Weros Dienstleistungen Gmbh | Feuchtmittel- und/oder Verdruckmittelübertragungseinrichtung für Druckmaschinen |
KR101595458B1 (ko) * | 2009-08-11 | 2016-02-18 | 엘지디스플레이 주식회사 | 박막 패턴의 제조 장치 |
DE102010020250A1 (de) * | 2010-05-11 | 2011-11-17 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Folientaktung |
JP7342514B2 (ja) * | 2019-08-14 | 2023-09-12 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | ジャケット、転写装置、および画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4479432A (en) * | 1980-05-15 | 1984-10-30 | Toppan Printing Co., Ltd. | Thick film printing method |
JPS57205194A (en) * | 1981-06-12 | 1982-12-16 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | Polishing method for picture line part in thick painting |
IT1238678B (it) * | 1990-01-26 | 1993-09-01 | Reeves Spa | Tessuto per rivestimento di cilindri di un impianto di stampa, avente bassa affinita' per l'inchiostro |
JP2726341B2 (ja) * | 1990-12-04 | 1998-03-11 | 住友ゴム工業 株式会社 | 印刷用オフセットブランケット |
US5176077A (en) * | 1991-08-30 | 1993-01-05 | Howard W. DeMoore | Coating apparatus for sheet-fed, offset rotary printing presses |
-
1993
- 1993-11-03 CA CA002102347A patent/CA2102347A1/en not_active Abandoned
- 1993-11-04 EP EP93308812A patent/EP0629514A1/en not_active Withdrawn
- 1993-11-22 KR KR1019930024890A patent/KR950000389A/ko not_active Application Discontinuation
- 1993-11-25 JP JP5321426A patent/JPH079778A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0629514A1 (en) | 1994-12-21 |
CA2102347A1 (en) | 1994-12-17 |
KR950000389A (ko) | 1995-01-03 |
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