JPH08230304A - 可能印刷数を増加する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷ブランケット上のインクの蓄積速度を低
下させることにより、ブランケットの洗浄が必要となる
までの運転時間を増加させる方法を提供する。 【解決手段】 本発明の方法は、板状顔料を含むインク
で印刷されうる物品の数を増加させる方法であって、前
記方法は、支持体、エラストマー層および板状顔料を含
むインクに対して低い親和性を有するポリマー熱可塑性
材料から作られた外側フィルムを有する印刷ブランケッ
トを用意すること; 前記インクを前記ブランケットに適
用すること; および前記インクをブランケットから物品
に転写させることを含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は板状顔料を印刷され
る物品上に転写するための印刷装置およびそれを使用す
る方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】グラフィックアート産業において用いら
れるオフセット印刷、非水性オフセット印刷、常温硬化
−高温硬化シートフィード金属装飾および他のタイプの
印刷のために用いられる印刷機械は、通常、様々な機能
を発揮するための複数のシリンダーを含む。特に、殆ど
のシリンダーは印刷されるべき紙または他の表面に直接
的に接触させるように配置され、それにより、印刷され
るべき紙または他の表面にインクを転写する（圧シリン
ダー）か、または、紙の輸送、供給機能（輸送シリンダ
ー）若しくは圧シリンダーからの圧力の釣り合い（圧力
シリンダー）を含めた他の機能を発揮する。

【０００３】上記のシリンダーは異なる機能を発揮する
が、全てのシリンダー対に同様の機械特性および動的特
性（例えば、変形能および周囲速度保持性）を提供し、
それにより、可能な最高の紙の取扱性および印刷の正確
性を確保するように、シリンダーは同一のタイプのブラ
ンケットで各々がライニングされてよい。

【０００４】多くの印刷ブランケットの設計は先行技術
で教示されている。例えば、Ｆｒｅｄｅｒｉｃｋｓの米
国特許第２，７９２，３２１号は、耐湿性であり、且つ
容易に洗浄されうる硬質の滑らかな上部表面を含む弾性
のプリンター用ブランケットを教示している。Ｓｔｒｕ
ｎｋの米国特許第３，８８１，０４５号は、ボイドを有
しない印刷層、ポリエステル層、高度に弾性の支持体層
および意図された使用条件下で圧縮されない繊維支持体
シートを含むオフセット印刷用ブランケットを教示して
いる。Ｐｉｎｋｓｔｏｎらの米国特許第４，０１５，０
４６号は、支持体、フルオロカーボン表面層およびポリ
クロロプレンバインダーを含む印刷ブランケットを教示
し、それは様々なインクおよび洗浄溶液とともに用いる
ことができる。ＪＰ５６−１４４，１９６号は、ゴム支
持体および親油性表面を含む印刷ブランケットを教示し
ており、均質且つ再現性をもって印刷版からインクを転
写する。Ｓｐｏｒｉｎｇの米国特許第４，４７１，０１
１号は布帛層上にゴム引層を配置して含む強化セクショ
ン、カバーおよびゴム引きコーティングを含む多層印刷
ブランケットを教示しており、それは耐久性および寿命
を増加する。

【０００５】ＤＥ２，２２７，４８５号は低表面張力を
有するポリマーの円筒表面およびそれと協同して動作す
る圧シリンダーを含むオフセット印刷機または複写機に
関する。この明細書は、生産性の要求に加えて、紙の取
扱および印刷の正確さに関する問題を伝えていない。

【０００６】ＦＲ２，０６１，０６２号は印刷装置にお
いて用いられる圧シリンダー用のポリアミドホイルのコ
ーティングに関する。ＤＥ２，７１８，２２４号はフル
オロ樹脂が外層として用いられる印刷ブランケットの調
製法に関する。しかし、この明細書は上記の問題を伝え
ていない。

【０００７】ＪＰ５７−１１７，９９９号はＰＶＣまた
はＰＶＤＣの表面エラストマー層および分子量１４５０
〜６０００を有するポリエステルタイプの可塑剤のラミ
ネートを含むオフセット印刷ブランケットを開示してい
る。このブランケットは必要なゴム弾性、表面粗さ、イ
ンク転写性および耐薬品性を有し、そして洗浄するのが
容易である。

【０００８】ＰＣＴ国際公開第ＷＯ９１／１１３３０号
は、支持体、エラストマー層およびエラストマー層上の
外側フィルムを含む非印刷ブランケットを開示してい
る。このフィルムは印刷用インクに対して低い親和性を
有し、そしてＰＶＣ、ポリエステル、ポリエチレン、Ｐ
ＴＦＥまたはＰＶＦから形成される。運転時に、インク
粒子または紙の繊維物質がブランケットに粘着すること
があまり多く起こることなしに、このブランケットは印
刷された材料を取り扱うことができる。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】前述からは、これらの
ブランケットのいずれも板状顔料を含むインクを印刷す
るために用いられていないことが判る。従来の印刷ブラ
ンケットが板状顔料を含むインクを印刷するために用い
られるときに、その性能は許容されるものでない。詳細
には、このような印刷ブランケットは、その上にインク
および紙の繊維が蓄積することにより、比較的に短い印
刷時間の後にこのような付着物の除去のための洗浄を必
要とする。この必要性は印刷プロセスを妨害し、そして
時間、エネルギーおよび労力を再配分する必要がある。
この為、このような板状顔料のインクを必要とする印刷
用途で用いることができ、且つ、ブランケットの有用な
可使時間を延ばすためにブランケット上へのインクの蓄
積の問題を避け、または最小にする印刷ブランケットの
必要性がある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、板状顔料を含
むインクで印刷されうる物品の数を増加させる方法であ
って、前記方法は、支持体、エラストマー層および板状
顔料を含むインクに対して低い親和性を有するポリマー
熱可塑性材料から作られた外側フィルムを有する印刷ブ
ランケットを用意する工程、および、前記インクをブラ
ンケットから物品に転写させる工程を含む方法であっ
て、前記ブランケット上へのインクの蓄積速度を低下さ
せ、この為、ブランケットの洗浄が必要になるまでのブ
ランケットの可使時間を増加させる方法に関する。詳細
には、印刷物は紙であってよく、そして少なくとも８，
０００枚のシートから１５，０００〜２０，０００枚以
上のシートがブランケットの洗浄のための停止を行うこ
となく印刷されることができる。

【００１１】

【発明の実施の形態】この方法において、インクは、好
ましくは、インクを物品に転写する前にオフセット印刷
法によりブランケット上に適用される。ブランケットを
用意する工程はポリマー熱可塑性材料の外側フィルムを
有する印刷ブランケットを形成させる工程を含んでよ
く、ここで、印刷ブランケットはブランケットに外側フ
ィルムを取り付けることにより形成される。外側フィル
ムはブランケットが加硫を受ける前に接着剤によりまた
はコールドローリングにより取り付けられてよい。

【００１２】インクの板状顔料は、一般に、平らな無機
材料、例えば、１種以上の金属酸化物層により被覆され
たマイカを含む。この金属酸化物層は遷移金属酸化物ま
たはその混合物であってよい。また、印刷ブランケット
のエラストマー層は、好ましくは、複数の独立または連
続気泡の微孔質構造を有する圧縮性層を含む。支持体
は、好ましくは、複数の層が間に差し込まれている複数
のプライを含み、前記層のうちの１層は前記圧縮性層で
ある。有利には、外側フィルムはポリ（塩化ビニル）、
ポリ（塩化ビニリデン）、ポリ（エチレンテレフタレー
ト）、ポリ（ブチレンテレフタレート）、ポリ（エチレ
ン）、ポリ（フッ化ビニル）、ポリ（フッ化ビニリデ
ン）またはポリ（テトラフルオロエチレン）である。好
ましくは、外側フィルムは、フッ化物成分を含むかまた
はフルオロポリマーであるポリマー材料である。

【００１３】本発明によると、紙、板紙、金属または印
刷に一般的に使用されているその他の媒体のような物品
上への印刷ブランケットからの板状顔料を含むインクの
転写において改善された性能が達成されることができ
る。インクは印刷装置を用いて転写され、この印刷装置
は、物品への印刷の前および後の両方で、印刷する物品
の取扱において異なる機能を発揮するための複数のシリ
ンダーを含む。

【００１４】本発明の特定の態様において、印刷ブラン
ケットは印刷装置のシリンダーに固定される。このよう
なシリンダーは、制限するわけではないが、印刷する物
品にインクを転写する圧シリンダー、および、圧シリン
ダーと圧力シリンダーとの間にフィードされる印刷され
る物品に印刷の圧力を加えるために１個以上の圧シリン
ダーと相互作用する圧力シリンダーを含む。

【００１５】印刷ブランケットは、一般に、独立または
連続気泡を有する微孔質構造を有する圧縮性層およびエ
ラストマー層またはサブ層を含む支持体を含む。これら
の特徴は一般に当業界において知られており、そして米
国特許第５，３６４，６８３号およびＰＣＴ公開特許出
願ＰＣＴ／ＵＳ９２／０２９７３号に完全に記載されて
おり、ブランケットの構造の更なる詳細のためにその各
々の内容を引用により本明細書中に取り入れる。ＰＣＴ
出願明細書に記載の高融点の熱可塑性樹脂微小球の使用
は圧縮性層として特に好ましい。

【００１６】インクの板状顔料に対して低い親和性を有
する外側フィルムにエラストマー層が付着していてよ
い。「低い親和性」とは、印刷ブランケットが、洗浄前
に１５，０００〜２０，０００以上の物品の印刷を行う
ために用いられるほど、印刷ブランケットの外側フィル
ムが板状顔料の高い剥離性を提供することを意味する。
フィルムは印刷ブランケットの弾性または可撓性に影響
を及ぼさず、その各々は支持体およびエラストマー層の
性質に依存する。更に、フィルムは、顔料および印刷す
る物品の粒子、例えば、紙繊維および布帛の糸屑の印刷
ブランケットに対する付着性を低下させ、高い印刷物の
取扱性および印刷の正確性が維持されることを確保す
る。更に、フィルムは屑の付着性を低下させるから、印
刷ブランケットは印刷装置の単位運転時間当たりの洗浄
回数を減らし、生産性を高く保つ。

【００１７】フィルムは、制限するわけではないが、ポ
リ（塩化ビニル）；ポリ（塩化ビニリデン）；ポリ（エ
チレンテレフタレート）およびポリ（ブチレンテレフタ
レート）のようなポリエステル；ポリエチレン；ポリ
（フッ化ビニル）、ポリ（フッ化ビニリデン）およびポ
リテトラフルオロエチレンのようなフルオロポリマー並
びにそれらの混合物を含めたポリマー材料から形成され
ることができる。これらのポリマーは金属酸化物で被覆
されたマイカに対して低い親和性を有するからである。
好ましくは、ポリ（フッ化ビニル）のようなフッ素含有
ポリマーは最も良好な結果のために用いられる。市販の
ポリ（フッ化ビニル）はＤｕＰｏｎｔにより製造された
ＴＥＤＬＡＲ（登録商標）である。フィルムは約１０〜
１００μｍであり、好ましくは約３０〜５０μｍであ
る。

【００１８】フィルムはエラストマー層に加硫を受けさ
せる前にエラストマー層に固定される。この方法を用い
ると、下層のエラストマー層に対するフィルムの優れた
付着性が達成されうる。別には、フィルムは支持体およ
びエラストマー層を含むアセンブリーと構造的に独立で
あってもよく、そして、圧力シリンダーの用意および組
み立て段階の間にアセンブリーと単純に組み合わされて
よい。この場合、フィルムはエラストマー層との間に挿
入された接着剤層によりエラストマー層に固定されても
よい。

【００１９】別個のフィルム層がカーカスに加硫される
ようとするときに、ゴム層およびフィルムを含む多層構
造体を用いることが好ましい。従来から用いられている
ゴム層と比較して、ラミネートのゴム層の厚さは従来の
層と同レベルの厚さを維持しながら、フィルムを含ませ
ることができるように低下される。

【００２０】好ましくは、各々の圧シリンダーをライニ
ングしている印刷ブランケットは支持体およびエラスト
マー層を含み、そして各々の圧力シリンダーをライニン
グしている印刷ブランケットは更に外側フィルム層を含
む。

【００２１】本発明の印刷法において用いられる顔料は
板状顔料である。このような板状顔料は有利には平らな
またはシート状の無機材料の非顔料コアを含む。この平
らなコアは１種以上の金属酸化物層で被覆されている。
通常、遷移金属酸化物が用いられる。

【００２２】非顔料コアは、顔料が提供される印刷物品
に光沢効果を提供する金属酸化物層のキャリアとして機
能する。このような使用に適切な非顔料コアは、制限す
るわけではないが、マイカ、タルク、カオリナイトおよ
び他のフィロシリケートを含む。好ましくは、非顔料コ
アはマイカであり、そして金属酸化物層は二酸化チタ
ン、酸化鉄およびそれらの混合物を含む。このような板
状顔料の直径は１〜５００μｍであり、好ましくは５〜
２００μｍである。１つの市販の一連の板状顔料はＭｅ
ｒｃｋによりＩＲＯＤＩＮ（登録商標）の商品名で販売
されている。１００、２００、３００および５００シリ
ーズで販売されているこれらの顔料は金、銀および他の
金属光沢効果並びに干渉効果を提供することができる。

【００２３】別には、有機または非金属イオン含有顔料
は本発明の印刷法において用いられることができる。こ
のような顔料は当業者に知られており、そして好ましく
はクレー、デンプンのようなセルロース系材料等のよう
なキャリア中に分散される。

【００２４】顔料はインク状製品を得るために適切なビ
ヒクル中に分散され、それは従来のオフセット印刷法に
より支持体から紙に転写される。

【００２５】図１は本発明のブランケット１の断面を示
す。支持体または印刷カーカスを２として示し、そして
エラストマー層を３として示す。支持体２はボトムプラ
イ、二層の布帛層５および独立または連続気泡を含む微
孔質構造を含む圧縮性層６を含めた複数のパイルを含
む。ＥＸＰＡＮＣＥＬ ０９１の高沸点の熱可塑性樹脂
微小球はこの層のために好ましい。圧縮性層の上には更
なる布帛層７がある。

【００２６】上部エラストマー層３は、一般に、ニトリ
ルゴム単独でまたはニトリルゴムとポリスルフィドまた
は他のゴム材料の層の組み合わせから作られる。示した
構造体において、ニトリルゴム層８はカーカスと接触
し、そして、エラストマー層３の上に適用されており且
つ好ましくはポリ（フッ化ビニル）（ＰＶＦ）から形成
されている外側フィルム１０を支持する。

【００２７】最適な付着性のために、接着性熱可塑性樹
脂材料層９はエラストマー層３と外側フィルム１０との
間に挿入され、それにより、充分な結合を確保する。１
つの好ましい市販の材料はクロロスルホン化ポリエチレ
ンであり、例えば、ＤｕＰｏｎｔによりＨＹＰＡＬＯＮ
（登録商標）の商品名で販売されている。また、他のハ
ロゲン化熱可塑性樹脂材料は用いられてよい。層９が含
まれるときに、層８、９および１０の合計の厚さは有利
には従来のブランケットの上部エラストマー層と同一の
厚さに維持される。

【００２８】ブランケット１を製造するために、初期段
階において、支持体２および上部エラストマー層が形成
される従来の方法が用いられる。その方法はエラストマ
ー層でプライをコーティングし、そしてコールドローリ
ング法により更にプライを結合する次の工程を含む。

【００２９】支持体２およびエラストマー層３に加硫を
受けさせる前に、フィルム１０はその上にコールドロー
リングされる。その後、予備加硫されたまたは未処理の
ブランケット１は加硫を受け、それにより、エラストマ
ー層３の安定化およびフィルム１０のその上での定着を
一工程で行う。このような加硫は、約１３０〜１９０ｐ
ｓｉ（０．８９６ＭＰａ〜１．３１０ＭＰａ）、好まし
くは約１４５〜１７５ｐｓｉ（１．０００ＭＰａ〜１．
２０７ＭＰａ）において、１２０℃〜１６０℃、好まし
くは約１３５から１５０℃の温度において、未処理のブ
ランケット１を加熱することを含む。

【００３０】このように得られたブランケット１は板状
顔料インクに対して極端に低い親和性を有し、そして、
好ましくは水性洗剤を用いて、容易に洗浄されうる外側
表面を有する。更に、フィルム１０は表面耐摩耗性を提
供し、更に、印刷装置で通常に用いられる溶剤の作用に
対する優れた耐薬品性を提供する。

【００３１】

【実施例】ボトムプライ、二層の布帛層、独立気泡の圧
縮性層、更なる布帛層から作られた支持体またはカーカ
ス、および、ニトリルゴム層およびＨＹＰＡＬＯＮ（登
録商標）層の組み合わせのエラストマー層、並びに、ポ
リ（フッ化ビニル）外側層を含む本発明のブランケット
の性能を、同一構造であるが、ポリ（フッ化ビニル）外
側フィルムを含まない構造体の従来のブランケットと比
較した。ブランケットを印刷装置の圧シリンダー上に置
き、そしてＩＲＩＯＤＩＮ（登録商標）インクを用いて
紙のオフセット印刷のために用いた。約４０００〜５０
００枚のみの印刷の後に、従来のブランケットは、紙上
への印刷物の品質に影響を及ぼすインクおよび紙繊維の
多量の蓄積物を除去するための洗浄を必要とした。比較
において、本発明のブランケットは印刷物の品質に影響
がでるまでに、約１５，０００〜２０，０００枚の印刷
を行うことが可能であった。また、インクのブランケッ
トに対する低い親和性のために、蓄積物は洗浄により容
易に除去され、この為、ブランケットは直ぐに運転に戻
ることができた。

【００３２】本発明は、本発明の最も好ましい態様を例
示することを意図した、本実施例に開示の特定の態様に
より範囲が限定されるべきでない。実際、ここで記載
し、そして示した態様と同様に機能する本発明の様々な
変更または他の態様は当業者に明らかであり、そして添
付の請求の範囲により網羅されることが意図される。

【図面の簡単な説明】

【図１】好ましいオフセット印刷ブランケット構造体の
断面図である。

【符号の説明】

１…ブランケット ２…支持体 ３…エラストマー層 ４…ボトムプライ ５…布帛層 ６…圧縮性層 ７…布帛層 ８…ニトリルゴム層 ９…接着性熱可塑性樹脂材料層 １０…外側フィルム

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 板状顔料を含むインクで印刷されうる物
   品の数を増加させる方法であって、前記方法は、支持
   体、エラストマー層および板状顔料を含むインクに対し
   て低い親和性を有するポリマー熱可塑性材料から作られ
   た外側フィルムを有する印刷ブランケットを用意する工
   程; 前記インクを前記ブランケットに適用する工程; お
   よび前記インクをブランケットから物品に転写させる工
   程を含み、前記ブランケット上へのインクの蓄積速度を
   低下させ、この為、ブランケットの洗浄が必要になるま
   でのブランケットの可使時間を増加させる方法。
2. 【請求項２】 前記の用意する工程がポリマー熱可塑性
   材料の外側フィルムを有する印刷ブランケットを形成さ
   せる工程を含む請求項１記載の方法。
3. 【請求項３】 前記印刷ブランケットが従来のブランケ
   ットに外側フィルムを取り付けることにより形成される
   請求項２記載の方法。
4. 【請求項４】 前記外側フィルムが接着剤によりブラン
   ケットに取り付けられる請求項３記載の方法。
5. 【請求項５】 外側フィルムがコールドローリングによ
   りブランケットに取り付けられる請求項３記載の方法。
6. 【請求項６】 ブランケットが加硫を受ける前にフィル
   ムがエラストマー層に付けられる請求項５記載の方法。
7. 【請求項７】 ハロゲン化熱可塑性樹脂層がブランケッ
   トおよび外側フィルムの間に挿入される請求項３記載の
   方法。
8. 【請求項８】 インクの板状顔料が１種以上の金属酸化
   物層により被覆された平板またはシート状の無機材料を
   含み、且つ、インクがオフセット印刷法によりブランケ
   ット上に塗布される請求項１記載の方法。
9. 【請求項９】 マイカ、タルク、カオリナイトおよび他
   のフィロシリケートからなる群より無機顔料を選ぶこ
   と、および、遷移金属酸化物またはその混合物であるよ
   うに金属酸化物層を選ぶことを更に含む請求項８記載の
   方法。
10. 【請求項１０】 無機顔料がマイカである請求項９記載
    の方法。
11. 【請求項１１】 前記印刷ブランケットの前記エラスト
    マー層が複数の独立または連続気泡を有する微孔質構造
    を有する圧縮性層を含む請求項１記載の方法。
12. 【請求項１２】 ポリ（塩化ビニル）、ポリ（塩化ビニ
    リデン）、ポリ（エチレンテレフタレート）、ポリ（ブ
    チレンテレフタレート）、ポリ（エチレン）、ポリ（フ
    ッ化ビニル）、ポリ（フッ化ビニリデン）またはポリ
    （テトラフルオロエチレン）であるように外側フィルム
    を選ぶことを更に含む請求項１記載の方法。
13. 【請求項１３】 フッ化物成分を含むか、または、フル
    オロポリマーであるポリマー材料であるように外側フィ
    ルムを選ぶことを更に含む請求項１記載の方法。
14. 【請求項１４】 前記支持体が複数の層が入っている複
    数のプライを含み、前記層のうちの１層が前記圧縮性層
    である請求項１記載の方法。
15. 【請求項１５】 印刷される物品が紙であり、且つ、ブ
    ランケットの洗浄を行わないで少なくとも約８，０００
    枚のシートが印刷されうる請求項１記載の方法。