JP7053439B2 - 熱転写受像シート - Google Patents

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Description

本発明は、熱転写受像シートに関する。
昇華性染料などを含有する色材層を有する熱転写シートを供給し、熱転写受像シートと重ねて共に走行させ、熱転写シートの背面よりサーマルヘッドにより加熱し、記録を行なう染料昇華型のプリンタが知られている。
このような染料昇華型プリンタでは、シールに熱転写記録で画像を形成する態様のものが知られている。
シール用の熱転写受像シートは、粘着層と離型層の間を境に印画側のシートと、剥離側シートが分かれる態様となっているが、剥離する際に印画側のシートに折れじわを生じる場合があった。
このため、基材に所定量の可塑剤を有する厚さ20~200μmの軟質ポリ塩化ビニルフィルムと粘着層からなるシール層を持つシール用熱転写受像シートが提案されている(特許文献1)。
特許文献1に開示された構成は、印画側シートの折れじわの改善には効果を有するかもしれないが、印画面シートと剥離側シートの剥離し易さについては必ずしも良好であるとは言えず、比較的剥離のし易い剛性をした樹脂フィルム等の基材を用いた場合には熱転写受像シートの帯電に起因する印画欠点が発生する場合があった。
特開平10-198275号公報
本発明は、印画面シートと剥離側シートの剥離性、および印画品質が改善された熱転写受像シートを提供することを課題とする。
粘着剤によって粘着している印画面シートと剥離側シートは、特にハーフカット部を有さない熱転写受像シートなどでは、剥離のための取り掛かりがなく、指による剥離が困難な場合がある。本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、印画面シートが所定のこわさを有しており、かつ、印画面シートと剥離側シートのこわさの比を所定の範囲とすることで、印画面シートと剥離側シートの剥離性が改善することを見出した。
また、本発明者らは、印画欠点の原因となる帯電によるダスト付着に関して、熱転写受像シートを搬送するグリップローラのスパイクが、熱転写受像シート裏面層に強く食い込むことで発生する脱落物が、付着ダストの発生源の1つであることも見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、以下の[1]~[6]に関するものである。
[1]基材Aの一方の面にインク受容層を有し、他方の面に粘着層を有する印画面シートと、基材Bの一方の面に離型層を有し、他方の面に裏面層を有する剥離側シートを有し、前記裏面層は帯電防止剤を有する層と接しており、前記裏面層の帯電防止剤を有する層と反対側の面は裏面層を構成する物質で形成されており、前記印画面シートのガーレーこわさが0.5~2.1mNであり、前記印画面シートと前記剥離側シートのガーレーこわさの低い方を1とした場合の両シートのガーレーこわさ比が3.0以下であることを特徴とする熱転写受像シート。
[2]前記印画面シートと前記剥離側シートのガーレーこわさの差が1.2mN以下であることを特徴とする[1]に記載の熱転写受像シート。
[3]前記裏面層の厚みが5μm~40μmであることを特徴とする[1]または[2]に記載の熱転写受像シート。
[4]前記帯電防止剤が第四級アンモニウム塩系であることを特徴とする[1]~[3]いずれか一項に記載の熱転写受像シート。
[5]前記帯電防止剤の添加量が前記帯電防止剤を有する層の質量を100としたとき、5~70質量部であることを特徴とする[1]~[4]いずれか一項に記載の熱転写受像シート。
[6]前記裏面層の帯電防止剤を有する層とは反対側の面の表面粗さRaが0.08μm~0.80μmであることを特徴とする[1]~[5]いずれか一項に記載の熱転写受像シート。
本発明によれば、印画面シートと剥離側シートの剥離性、および印画品質が改善された熱転写受像シートを提供することができる。
熱転写受像シートの帯電防止は、熱転写受像シートの搬送を主として担うグリップローラと接する最裏面に帯電防止剤等を含む塗膜を形成することが最も有効のところ、この態様はグリップローラ等との摩擦で印画不良の原因となるダストを生じやすい。
また、印画面シートと剥離側シートのこわさがある程度維持できる態様においては、熱転写受像シートがより帯電しやすくなる傾向があるところ、本発明の熱転写受像シートは、裏面層のインク受容層側に帯電防止剤を有する層を配し、裏面層が裏面層を構成する物質で形成され、印画面シート等が所定のガーレーこわさを有する態様とすることで、帯電防止性と摩擦等により生じたダストなどによる印画不良を抑えつつも、剥離が容易な熱転写受像シートを提供することができるものである。
本発明の熱転写受像シートの一態様を示す図である。 本発明の熱転写受像シートの一態様を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図1を用いて詳細に説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を阻害しない範囲で適宜変更を加えて実施することができる。
[基材A]
基材Aとしては、熱転写受像シートの表面(特に印刷面であるインク受容層側の表面)の平滑性を損なわないものが好ましい。基材Aの選定にあたっては、熱転写受像シート全体のシート腰も考慮することができる。
基材Aとして具体的には、高分子フィルム、紙、不織布、織布等が挙げられる。これらの中では、熱転写受像シートの印刷面に十分な平滑性を付与することができる点で、高分子フィルムが好ましい。高分子フィルムは、内部に気泡を持つ発泡フィルムであってもよく、未発泡のフィルムであってもよい。
前記高分子フィルムとしては、例えば、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリカーボネート、ポリメチルメタアクリレート、ポリブテン‐1、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド等の樹脂類からなる樹脂フィルムが挙げられる。
基材Aの厚さは、材質にもよるが基材Aのコシの点から、30μm以上が好ましく、50μm以上がより好ましく、100μm以上が更に好ましい。粘着層と離型層との間で剥離し、印画面シート(図1では、インク受容層/基材A/粘着層)をシールとして使用する際に、基材Aがコシを有していた方が、シールとしての自立性を確保しやすく、ハンドリング性にも優れる。基材Aの厚さの上限は特になく、熱転写受像シートのプリンタ通紙に影響がない範囲内で厚くすることも可能である。前記基材Aは、単一の層であってもよく、二層以上を積層させてもよい。積層させる方法としては、共押出法や接着層を介してラミネートする方法等が挙げられる。また、二層以上積層させる場合は、同じ組成の層を積層させてもよく、異なる組成の層を積層させても構わない。
[インク受容層]
インク受容層は、熱転写シートからの染料を受容するための層である。
インク受容層としては、特に限定されず、公知のものと同様であってよい。
インク受容層は、通常、染料を染着させるために、バインダー樹脂を含む。インク受容層は、前記バインダー樹脂に加えて、離型剤をさらに含んでもよい。離型剤は、画像を形成する時に熱転写シートと、熱転写受像シートの熱融着を防ぐために添加される。インク受容層は、必要に応じて、前記バインダー樹脂及び離型剤以外の他の成分をさらに含んでもよい。
バインダー樹脂としては、例えばポリオレフィン樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ビニル系樹脂(ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、その共重合体等)、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等)、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、オレフィン(エチレン、プロピレン等)と他のビニル系モノマーとの共重合体、アイオノマー、セルロース誘導体等の単体又は混合物が挙げられる。これらの中でも、熱転写シートとの剥離性に優れる点で、ハロゲン化樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂が好ましい。
バインダー樹脂の含有量は、インク受容層の全質量に対して90質量%以上が好ましく、100質量%であってもよい。
離型剤としては、シリコーンオイル、リン酸エステル系可塑剤、フッ素系化合物等が挙げられる。これらの中でも、コストや長期安定性の面から、シリコーンオイルが好ましい。シリコーンオイルは、ストレートシリコーンオイルであってもよく、変性シリコーンオイルであってもよい。 離型剤の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して0.01~20質量部が好ましい。0.01質量部未満では十分な離型効果が発現できず、画像形成時に熱転写シートへ熱融着する恐れがある。20質量部を超えると、過剰な離型剤が表面に染み出す恐れがある。
必要に応じて含有してよい他の成分としては、例えば蛍光増白剤、顔料、染料、帯電防止剤、その他各種の添加剤を用いることができる。
例えば熱転写受像シートの色目を調節する目的で、蛍光増白剤、顔料、染料等をインク受容層に含有させることができる。熱転写受像シートの過剰な帯電を防止する目的で、帯電防止剤をインク受容層に含有させることができる。
インク受容層に用いられる帯電防止剤としては、一般的に使用されている種々の帯電防止剤を用いることができ、例えばカルボン酸、スルホネート、サルフェート等のアニオン系低分子型帯電防止剤;第四級アンモニウム塩、ホスホニウム塩、スルホニウム塩等のカチオン系低分子型帯電防止剤;多価アルコール誘導体、ポリアルキレンオキシド誘導体等の非イオン系低分子型帯電防止剤;両性系帯電防止剤;ホウ素化合物、含窒素化合物、含硫黄化合物、グアニジン塩等の帯電防止剤;錯化合物系帯電防止剤;脂肪族化合物、芳香族化合物等の帯電防止性可塑剤;ポリエチレンオキシド、第四級アンモニウム塩基含有(メタ)アクリレート共重合体、ポリスチレンスルホン酸ソーダ、カルボベタイングラフト共重合体、高分子電荷移動型結合体等の高分子型帯電防止剤;グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等の非イオン性界面活性剤型帯電防止剤;アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤型帯電防止剤;テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤型帯電防止剤;アルキルベタイン、アルキルイミダゾリウムベタイン等の両性界面活性剤型帯電防止剤;ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリフェニレンビニレン等の導電性高分子;アルミニウム、銅、ニッケル、鉄等の金属フィラー;カーボン、導電性ウィスカ等が挙げられる。これらの帯電防止剤は、単独で使用してもよく、必要に応じて2種以上を混合して使用してもよい。この中でもカチオン系低分子型帯電防止剤が好ましく、第四級アンモニウム塩が特に好ましい。
インク受容層の塗工量(坪量)は固形分で0.5~6.0g/mが好ましく、1.5~5.0g/mがより好ましい。インク受容層の塗工量が前記範囲の下限値未満の場合、熱転写されるインクを保持しきれずに画像濃度の低下やにじみが発生する恐れがある。インク受容層の塗工量が前記範囲の上限値を超えると、インク受容層の形成時に、一度に塗工する塗料が多くなりすぎて塗工の制御がより難しくなり、熱転写受像シートの厚さや平滑性が不均一になる恐れがある。また、塗料を無駄に多く使用するためにコスト高となる。
インク受容層の塗工方法としては、バーコーター、ワイヤーバーコーター、マイクログラビアコーター、グラビアコーター、コンマコーター、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ゲートロールコーター、カーテンコーター、スプレーコーター、ダイコーターなどの公知の塗工方法で行うことができる。
[粘着層]
粘着層は、粘着剤を含む。粘着剤は通常、樹脂からなる。
粘着層を構成する粘着剤としては、特に限定されず、公知の粘着剤のなかから適宜選択できる。例えば酢酸ビニル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル-アクリル系共重合体、酢酸ビニル-塩化ビニル共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂や天然ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム等が挙げられる。また、粘着剤は、溶剤系、水系のいずれの粘着剤でもよい。これらの粘着剤は、いずれか1種を単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。
粘着剤の含有量は、粘着層の全質量に対して70質量%以上が好ましい。粘着層の塗工量(坪量)は、固形分で5~20g/mであることが好ましい。
[基材B]
基材Bとしては、熱転写受像シートのインク受容層側の表面の平滑性を損なわないものが印画品質上、好ましい。基材Bの選定にあたっては、熱転写受像シート全体のシート腰も考慮することができる。
基材Bとして具体的には、高分子フィルム、紙、不織布、織布等が挙げられる。高分子フィルムの具体例としては、基材Aで挙げた高分子フィルムと同様のものが挙げられる。
基材Bの厚さは、粘着層と離型層の間で剥離する際に、コシを有していた方が剥がしやすいことから、30μm以上が好ましく、70μm以上がより好ましい。基材Bの厚さの上限は特になく、熱転写受像シートのプリンタ通紙に影響がない範囲内で厚くすることも可能である。前記基材Bは、単一の層であってもよく、二層以上を積層させてもよい。積層させる方法としては、共押出法や接着層を介してラミネートする方法等が挙げられる。また、二層以上積層させる場合は、同じ組成の層を積層させてもよく、異なる組成の層を積層させても構わない。
[離型層]
離型層は、粘着層との間での剥離を可能にする機能を有する層である。
離型層を構成する材料は、離型層が上記の機能を有するものとなる限り特に制限はなく、例えば、ポリメチルシロキサン等を主体とするシリコーン系剥離剤、ポリオレフィン等が挙げられる。
離型層の塗工量(坪量)は、固形分で0.01~1.0g/ mであることが好ましい。
[裏面層]
図1に示す本発明の熱転写受像シートの一態様では、染料を受容するインク受容層を基材の一方の面に有し、上記基材の反対面に帯電防止剤を有する層を介して裏面層を有し、裏面層がダストを生じ難い態様からなり、裏面層が熱転写受像シートのインク受容層とは反対面の最外側に位置する。すなわち、裏面層の帯電防止剤を有する層と反対側の面は裏面層を構成する物質で形成されている。裏面層の帯電防止剤を有する層と反対側の面は裏面層を構成する物質で形成されているとは、例えば裏面層の内部と最外面の組成が異なることなく、裏面層全体が均質な構成であることをいう。均質とは、例えば裏面層が単一あるいは複数の混合された樹脂からなるフィルム状物であってもよく、界面活性剤、帯電防止剤、その他フィラー等がフィルム等に分散された状態であってもよい。
裏面層は裏面層を構成する物質で形成されている。これによりグリップローラのスパイクの食い込み等による樹脂脱落などが発生し難い。更に裏面層に接する層中に帯電防止剤を含有することにより、熱転写受像シート全体の帯電が抑制されるため、ダストの付着による印画不良を抑制することができる。尚、裏面層は帯電防止剤を含んでいても、含んでいなくても構わない。
裏面層に用いられる帯電防止剤としては、インク受容層に用いられるものと同様のものを用いることができる。この中でも、第四級アンモニウム塩系の帯電防止剤を好適に用いることができる。
また、熱転写受像シートの裏面層をダストが生じ難い態様とすることにより、グリップローラ削れ等により発生するダストの蓄積によるプリンタ内汚染を防止することができる。さらに、裏面層に帯電しやすい材質を用いながらも、それと接する層に帯電防止剤を含有させることで熱転写受像シート全体の帯電を抑制することができる。
裏面層を構成する材料としては、グリップローラ等のシート搬送部材の食い込みによりダストを生じ難い素材という観点から、ポリエチレンテレフタレート(PET)、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)、無延伸ポリプロピレン(CPP)等の樹脂フィルム、ポリエチレン(PE)ラミネート層、ポリプロピレン(PP)ラミネート層等の樹脂層を挙げることができる。この中でもポリエチレンテレフタレート(PET)、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)等の樹脂フィルムがダストを生じ難い素材という観点から好ましい。本発明における裏面層は、上記のような樹脂から形成されているシートであることが好ましく、フィルム状物、ラミネート層であることが好ましい。これらは例えば溶融押出成型法により得られる。これらの材料には、界面活性剤、帯電防止剤、その他フィラー等を分散して添加することもできる。
裏面層の厚みは任意に設定することが可能であるが、4μm~50μmであることが好ましく、5μm~40μmであることがより好ましく、6μm~30μmであることが更に好ましい。裏面層の厚みが4μm未満であると製造時の加工性が損なわれる恐れがあり、50μmを越えると帯電防止剤を有する層の帯電防止効果が発揮され難くなる恐れがある。
また、裏面層の帯電防止剤を有する層とは反対側の面の表面粗さRaは、0.08μm~0.80μmであることが好ましい。0.08μm未満の場合は剥離帯電を生じやすくなり、0.80μmを超える場合には凹凸の凸部等が脱落してダストが生じる恐れがある。
本明細書の表面粗さRaとは、算術平均粗さであり、JIS B 0601に準拠して測定した値である。例えば、表面粗さ測定機(小坂研究所社製、商品名:サーフコーダ)により測定することができる。
[帯電防止剤を有する層]
本発明の熱転写受像シートの帯電防止剤を有する層は、裏面層を接する層であり、接着層として機能する層であってもよい。帯電防止剤を有する層を接着層として機能させる場合、接着剤成分としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、α-オレフィン-無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等を挙げることができるが、中でもポリウレタン系樹脂を好ましく使用することができる。また、接着剤は硬化剤を用いて硬化させると、接着力も向上し、耐熱性も上がるため好ましい。硬化剤としては、イソシアネート系化合物が一般的であるが、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、酸無水物等を使用することもできる。帯電防止剤を有する層の塗工量(坪量)は、固形分で1~15g/mであるのが好ましい。
帯電防止剤を有する層の塗工方法としては、バーコーター、ワイヤーバーコーター、マイクログラビアコーター、グラビアコーター、コンマコーター、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ゲートロールコーター、カーテンコーター、スプレーコーター、ダイコーターなどの公知の塗工方法で行うことができる。
本発明の熱転写受像シートの帯電防止剤を有する層に含有される帯電防止剤としては、一般的に使用されている種々の帯電防止剤を用いることができ、例えばカルボン酸、スルホネート、サルフェート等のアニオン系低分子型帯電防止剤;第四級アンモニウム塩、ホスホニウム塩、スルホニウム塩等のカチオン系低分子型帯電防止剤;多価アルコール誘導体、ポリアルキレンオキシド誘導体等の非イオン系低分子型帯電防止剤;両性系帯電防止剤;ホウ素化合物、含窒素化合物、含硫黄化合物、グアニジン塩等の帯電防止剤;錯化合物系帯電防止剤;脂肪族化合物、芳香族化合物等の帯電防止性可塑剤;ポリエチレンオキシド、第四級アンモニウム塩基含有(メタ)アクリレート共重合体、ポリスチレンスルホン酸ソーダ、カルボベタイングラフト共重合体、高分子電荷移動型結合体等の高分子型帯電防止剤;グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等の非イオン性界面活性剤型帯電防止剤;アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤型帯電防止剤;テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤型帯電防止剤;アルキルベタイン、アルキルイミダゾリウムベタイン等の両性界面活性剤型帯電防止剤;ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリフェニレンビニレン等の導電性高分子;アルミニウム、銅、ニッケル、鉄等の金属フィラー;カーボン、導電性ウィスカ等が挙げられる。これらの帯電防止剤は、単独で使用してもよく、必要に応じて2種以上を混合して使用してもよい。
帯電防止剤を有する層を塗工により形成する場合、良好な帯電防止効果を得るためには、溶剤に可溶で、帯電防止効果も高い脂肪族第四級アンモニウム塩系の帯電防止剤が好ましく、この中でも更に好ましいものとして、長鎖脂肪族第四級アンモニウムアルキルサルフェートが挙げられる。
長鎖脂肪族基としては、炭素数8~22のアルキル基またはアルケニル基で、例えばオクチル基、2-エチルヘキシル基、デシル基、ドデシル基、イソトリデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、イソオクタデシル基、アイコシル基、ドコシル基、オレイル基、リノール基、リノレイル基、エルシル基などが挙げられ、長鎖脂肪族第四級アンモニウムアルキルサルフェートとして、好ましくは下記一般式(1)で示される化合物が挙げられる。
Figure 0007053439000001

[式(1)中Rは、炭素数8~22のアルキル基またはアルケニル基、Aは炭素数1~4のアルキル基である。]
また、長鎖脂肪族第四級アンモニウムアルキルサルフェートの中でも、下記一般式(2)で示される変性脂肪族ジメチルエチルアンモニウムエトサルフェートを好適に用いることが出来る。この化合物の市販品としては、エレガン264-WAX(日油社製)を挙げることができる。
Figure 0007053439000002

[式(2)中Rは、炭素数8~22のアルキル基またはアルケニル基である。]
帯電防止剤の添加量は、帯電防止剤を有する層の質量を100としたとき、5~70質量部であることが好ましく、10~70質量部であることがより好ましく、15~70質量部であることが更に好ましい。
[ガーレーこわさ]
ガーレーこわさ(JAPAN TAPPI No.40)は、いわゆる紙やシートの腰を数値化するのに適した指標である。複写機或いは、プリンタ等での印画、印画面シートと剥離側シートとの剥離性を担保する上で、印画媒体(印画面シート、剥離側シート)にある程度の腰が必要なことを考えると、本発明の熱転写受像シートに適した測定指標と言える。
本発明の熱転写受像シートにおいて、印画面シートのガーレーこわさが0.5~2.1mNであり、印画面シートと剥離側シートのガーレーこわさの低い方を1とした場合の両シートのガーレーこわさ比が3.0以下であることを特徴とする。また、印画面シートと前記剥離側シートのガーレーこわさの差が1.0mN以下であることが好ましい。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
<実施例1>
図1に示す構成の熱転写受像シートを以下の手順で製造した。
(塗料の調製)
表1に示す配合量(質量部)で各成分を混合して、インク受容層形成用塗料、粘着層形成用塗料、帯電防止剤を有する層形成用塗料をそれぞれ調製した。
Figure 0007053439000003
表1中の各材料は以下のものを使用した。
MB1008:塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、商品名「カネビニール(登録商標)MB1008」、カネカ社製。
X-22-1877:アルキルアラルキル変性シリコーンオイル、商品名「X-22-1877」、信越化学工業社製。
PE-122L:アクリル系樹脂、商品名「PE-122L」、日本カーバイド工業社製。
CK-101:イソシアネート系架橋剤、商品名「ニッセツ(登録商標)CK-101」、日本カーバイド工業社製。
A-367H:ウレタン樹脂(ポリオール成分)、商品名「タケラック(登録商標)A-367H」、三井化学社製。
A-7:ウレタン樹脂(イソシアネート成分)、商品名「タケネート(登録商標)A-7」、三井化学社製。
エレガン264-WAX:第四級アンモニウム塩、商品名「エレガン(登録商標)264-WAX」、日油社製。
(熱転写受像シートの作製)
以下、図2を参照しつつ熱転写受像シートの作製方法を記載する。
基材A(発泡ポリエチレンテレフタレートフィルム、厚さ100μm)の一方の面に、前記インク受容層形成用塗料をワイヤーバーで、塗工量は固形分で2.5g/mとなるように塗工し、乾燥してインク受容層を形成し、積層シートCを得た。
次いで、裏面層(二軸延伸ポリプロピレンフィルム、厚さ20μm)の一方の面に、帯電防止剤を有する層形成用塗料をワイヤーバーで、塗工量(坪量)は固形分で4.0g/mとなるように塗工・乾燥して帯電防止剤を有する層を形成し、積層シートDを得た。
その後、離型層が形成されている基材B(市販の片面剥離紙、厚さ77μm)の離型層とは反対の面と、前記積層シートDの帯電防止剤を有する層側の面とを貼り合せて積層シートEを得た。
前記積層シートCの、前記基材Aのインク受容層を形成した面とは反対側の面に、前記粘着層形成用塗料をワイヤーバーで、塗工量(坪量)は固形分で10.0g/mとなるように塗工し、乾燥して粘着層を形成し、積層シートFを得た。
その後、積層シートEの離型層が形成されている面と、前記積層シートFの粘着層が形成されている面とを貼り合わせた。
以上のようにして実施例1の熱転写受像シートを得た。得られた熱転写受像シートはロールに巻き取った。
<実施例2~12>
裏面層の厚み、帯電防止剤の種類、帯電防止剤の量等を表3、表4に示すようにした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
<比較例1>
帯電防止剤を有する層形成用塗料から帯電防止剤を除き、裏面層のインク受容層側とは反対の面に帯電防止剤を有する塗工層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。塗工層は、塗工量(坪量)は固形分で1.0g/mをワイヤーバーで塗工した。帯電防止剤を有する塗工層の処方は以下の通り。
Figure 0007053439000004

バイロン20SS:ポリエステル系樹脂、商品名「バイロン(登録商標)20SS」東洋紡績社製。
<比較例2>
帯電防止剤を有する層形成用塗料から帯電防止剤を除いたこと以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
<比較例3~5>
基材A及び/または裏面層の厚さを表3、表4に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
Figure 0007053439000005
Figure 0007053439000006
裏面層の帯電防止剤を有する層とは反対側の面の表面粗さRaを表5に示す。
<評価>
各例で得られた熱転写受像シートについて、以下の評価を行った。
(印画品質)
ロール状の熱転写受像シートを、昇華型熱転写方式のプリンタ(デジタルカラープリンターCP9550D、三菱電機社製)にセットし、ハーフトーンのベタ画像を100枚連続印画した。
JIS P 8145(紙および板紙のきょう雑物試験方法)に採用されている「きょう雑物測定図表」を参照し、印画された画像におけるスジ状欠点の有無と大きさを確認し、以下の基準で印画品質を評価した。評価結果を表5に示す。
◎:スジ状欠点の発生が見られない。
〇:0.05mm未満の大きさのスジ状欠点の発生が見られる。
×:0.05mm以上の大きさのスジ状欠点の発生が見られる。
(裏面層の加工適性)
昇華型熱転写方式のプリンタ内部で、熱転写受像シートが搬送される際、裏面層にシワ等が生じていると搬送不良の原因となるばかりでなく、印画品質にも悪影響がある。裏面層に帯電防止剤を有する層を形成する場合など、裏面層の厚さが薄い場合にシワ等が発生しやすい傾向がある。
以下方法により実施例、比較例の熱転写受像シートの裏面層の加工適性を評価した。評価結果を表5に示す。
◎:80m/min以上の加工速度でラミネートを行っても、ラミネートシワは発生しない。
○:40m/min以上80m/min未満の加工速度でラミネートすれば、ラミネートシワは発生しない。
△:40m/min未満の加工速度でラミネートすれば、ラミネートシワは発生しない。
×:加工速度に関わらずラミネートシワが発生する。
(剥離帯電防止性)
剥離帯電を生じやすいと、熱転写受像シートが静電気を帯びやすくなる。これによりプリンタ内部のチリ・ホコリ等のダストが熱転写受像シートに付着し、結果的に印画不良につながる。
以下方法により実施例、比較例の熱転写受像シートの剥離帯電防止性を評価した。評価結果を表5に示す。
(1)二軸延伸ポリエステルフィルム100μmを50m巻いたロールを用意する。
(2)実施例、比較例の熱転写受像シートをインク受像層面を外側にして、前記ロールの巻外側端部とセロテープで接続し、外側に2周以上巻きつける。
(3)最外側の熱転写受像シート1周分を手で素早く剥離した直後に、未だロールに巻き付いている熱転写受像シートのインク受容層面の帯電電位を、静電気測定器(型番:Eye-02、ベッセル社製)で測定する。
◎:帯電電位の絶対値が0.5kV未満
○:帯電電位の絶対値が0.5kV以上で1.0kV未満
△:帯電電位の絶対値が1.0kV以上で1.5kV未満
×:帯電電位の絶対値が1.5kV以上
(剥がしやすさ)
剥がしやすさの判定は、以下の基準に基づいて判断した。評価結果を表5に示す。
152mm×102mmのサイズの熱転写受像シートを用意し、印画面シートと剥離側シートを剥がすのに要する時間を計測した。5人の人間が、それぞれ5枚剥がして、要する時間の平均値を以下判定基準により判定した。
◎:10秒以内に剥がすことができた。
〇:20秒以内に剥がすことができた。
△:30秒以内に剥がすことができた。
×:剥がすのに要する時間が30秒を超えた。
(ガーレーこわさ)
熱転写受像シートの印画面シートと剥離側シートを剥離し、印画面シート側の粘着層をメチルエチルケトン等の溶剤で拭いて完全に取り除いた。これは、粘着層がむき出しだとガーレーこわさは測定できないからである。そして、印画面シートと剥離側シートのガーレーこわさを JAPAN TAPPI No.40 に準拠して測定した。その結果を表5に示す。
Figure 0007053439000007
表5に示す通り、実施例1~12の熱転写受像シートは、印画品質と剥がしやすさが良好であったのに対して、帯電防止剤を有する層から帯電防止剤を除き、裏面層のインク受容層側とは反対の面に帯電防止剤を有する塗膜を形成した比較例1の熱転写受像シートと、帯電防止剤を有する層から帯電防止剤を除いた比較例2の熱転写受像シートは印画不良が発生した。また、基材A、裏面層の厚みを変更した比較例3~5の熱転写受像シートは剥がしやすさが劣っていた。
以上、本発明の熱転写受像シートは、印画面シートと剥離側シートの剥がしやすさを達成しつつも、印画品質にも優れていることが判る。
C 積層シートC
D 積層シートD
E 積層シートE
F 積層シートF

Claims (6)

  1. 基材Aの一方の面にインク受容層を有し、他方の面に粘着層を有する印画面シートと、
    基材Bの一方の面に離型層を有し、他方の面に裏面層と帯電防止剤を有する層とを有する剥離側シートを有し、
    前記帯電防止剤を有する層は、前記裏面層と前記基材Bとの間に存在しており、
    前記裏面層の前記帯電防止剤を有する層と反対側の面は裏面層を構成する物質で形成されており、
    前記印画面シートのガーレーこわさが0.5~2.1mNであり、
    前記印画面シートと前記剥離側シートのガーレーこわさの低い方を1とした場合の両シートのガーレーこわさ比が3.0以下であることを特徴とする熱転写受像シート。
  2. 前記印画面シートと前記剥離側シートのガーレーこわさの差が1.2mN以下であることを特徴とする請求項1に記載の熱転写受像シート。
  3. 前記裏面層の厚みが5μm~40μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の熱転写受像シート。
  4. 前記帯電防止剤が第四級アンモニウム塩系であることを特徴とする請求項1~3いずれか一項に記載の熱転写受像シート。
  5. 前記帯電防止剤の添加量が前記帯電防止剤を有する層の質量を100としたとき、5~70質量部であることを特徴とする請求項1~4いずれか一項に記載の熱転写受像シート。
  6. 前記裏面層の帯電防止剤を有する層とは反対側の面の表面粗さRaが0.08μm~0.80μmであることを特徴とする請求項1~5いずれか一項に記載の熱転写受像シート。
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