JPH0796885A - 荷油タンクの荷役装置 - Google Patents

荷油タンクの荷役装置

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JPH0796885A
JPH0796885A JP26288393A JP26288393A JPH0796885A JP H0796885 A JPH0796885 A JP H0796885A JP 26288393 A JP26288393 A JP 26288393A JP 26288393 A JP26288393 A JP 26288393A JP H0796885 A JPH0796885 A JP H0796885A
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JP
Japan
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suction
cargo
oil
pump
oil tank
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26288393A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kinoshita
亨 木下
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0796885A publication Critical patent/JPH0796885A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷油タンクの荷油取出し用荷役装置におい
て、取出し荷役の最終段階における真空引きの自動化を
はかる。 【構成】 荷油タンク7の下部に形成したボイド12内
に、取出管10に接続された吸込みベルマウス11のほか、
レベルセンサ13,ドライネスセンサ1を取付け、取出管
10にポンプ吸込弁5,吸込管9を介してポンプ2を接続
し、吸込管9にポンプの吸込力検出センサ3を取付け、
各センサを、ポンプ吸込弁5の開閉信号を出力する演算
装置4に接続することにより、油8の液面8aが低下し
て真空引き段階に達したことをレベルセンサ13が検出し
たと、演算装置4からの信号により吸込弁5を閉じて吸
込管9の真空度を高め、真空度が所定値まで回復したこ
とが吸込力検出センサ3で検出されると吸込弁5を急激
に開放して、いわゆる真空引きを実施し、これをドライ
ネスセンサ1が残量0を検出するまで繰り返し実行さ
せ、真空引きの自動化を達成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロダクトタンカーに
おける荷油の取出し用の荷役装置に関し、特に取出し荷
役の最終段階での真空引きを自動的に実施できるように
した、荷油タンクの荷役装置に関する。なお、油のほか
の液体貨物の荷役装置に利用も可能である。
【0002】
【従来の技術】従来、荷油タンクから荷油を取出す荷役
では、荷役の最終段階で荷油タンク内の荷油の残量を0
とする〔ストリッピング(stripping)する〕 ため、人
間の直接の監視・判断のもとで、吸込みベルマウス付近
の液状況(残り具合)を見て、ポンプ吸込弁の閉鎖とそ
の後の急激な開動作とを組合せた、いわゆる「真空引
き」を実施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、こ
の真空引きを、乗組員の直接の監視判断のもとで、吸込
みベルマウス付近の液状況を見ながらポンプ吸込弁の閉
鎖とその後の急激な開動作とを順次繰り返して行なうこ
とにより実施しているため、作業員が常についていなけ
ればならず、乗組員の負担が大きく、また、その操作に
は熟練を必要とするという問題点がある。
【0004】本発明は、このような問題点の解決をはか
ろうとするもので、荷油タンク内の残油の有無を検出す
るドライネスセンサと、荷油タンク内の液面が真空引き
を必要とするところまで低下したことを検出するレベル
センサと、ポンプの吸込力検出センサとを設けるととも
に、これらの各センサからの出力信号を解析してポンプ
吸入弁の開閉信号を出力する演算装置とを設け、この演
算装置によりポンプ吸入弁を操作して真空引きを自動的
に行なえるようにした、荷油タンクの荷役装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の荷油タンクの荷役装置は、荷油タンクの荷
油の取出し用荷役装置において、上記荷油タンクの底部
付近に取付けられた吸込みベルマウスと、同吸込みベル
マウスを吸込み端部に接続された上記荷油の取出管と、
同取出管の吐出端部に順次接続されたポンプ吸込弁、吸
込管およびポンプと、上記ポンプ吸込弁の開閉操作信号
を出力する演算装置とをそなえ、同演算装置に、上記荷
油タンク内の残油の有無を検出するドライネスセンサ
と、上記荷油タンク内の液面が所定レベルまで低下した
ことを検出するレベルセンサと、上記ポンプの吸込力検
出センサとが接続されるとともに、上記演算装置が、上
記のドライネスセンサ,レベルセンサならびに吸込力検
出センサからの信号を受けて、上記荷油の取出し荷役の
最終段階における真空引きを実施させるための、上記ポ
ンプ吸込弁に対する開閉信号を出力するよう構成されて
いることを特徴としている。
【0006】
【作用】上述の本発明の荷油タンクの荷役装置では、
(a)レベルセンサにより、荷油タンク内の荷油の液面が
真空引きを実施すべきところまで低下したことが検出さ
れ、これにより、真空引きが開始される。また、(b)ポ
ンプの吸込力検出センサにより、ポンプの吸込力が所定
値以下に達したことが検出され、これにより、真空引き
が開始される。なお、真空引きの開始は、(a)あるいは
(b)単独によるようにしてもよいし、(a)および(b)の双
方によってはじめて行なわれるようにしてもよい。真空
引きでは、最初に、ポンプ吸込弁の閉鎖が行なわれ、こ
れによりポンプの吸込力が所定値まで回復するとポンプ
吸込弁の急激な開放が行なわれる。そして、このポンプ
吸込弁の閉鎖と急激な開放とが、ドライネスセンサが残
油量なしを検出するまで繰り返し行なわれる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
荷油タンクの荷役装置について説明すると、図1はその
模式側断面図、図2〜5はその作動説明用の模式側断面
図、図6はその演算装置のフロー図、図7はその制御系
統図である。
【0008】この実施例も、荷油タンクの荷油の取出し
荷役を行なうもので、符号7は荷油タンクを示してい
る。荷油タンク7の下部にボイド(排泄用空所)12が形
成され、このボイド12の底部付近に吸込みベルマウス11
が配設されている。そしてこの吸込みベルマウス11は油
の取出管10の吸込み側の端部に接続されている。取出管
10にはポンプ吸込弁5,吸込管9,ポンプ2がこの順に
接続されている。
【0009】符号8は荷油タンク7内に貯蔵中の油を示
している。符号4はポンプ吸込弁5に開閉制御信号を出
力する演算装置を示している。この演算装置4の出力側
に、アクチュエータ6が接続されている。アクチュエー
タ6は演算装置4からの出力信号を受けて、ポンプ吸込
弁5に付設された弁開閉機構5aを介してポンプ吸込弁
5の開閉作動を行なう。また演算装置4の入力側に、ド
ライネスセンサ1、吸込力検出センサ3およびレベルセ
ンサ13が接続されている。
【0010】レベルセンサ13は、例えば静電容量式の液
面計で構成され、ボイド12内の「真空引き」を開始すべ
き液面付近に配設されていて、油面が上記液面に達した
ことを検出し、その検出信号を演算装置4にケーブル13
aを介して出力する。またドライネスセンサ1は、例え
ば静電容量式の液面計で構成され、吸込みベルマウス11
付近に取付けられて吸込みベルマウス11付近に油が残っ
ているか残っていないかを検出し、その検出信号を演算
装置4にケーブル1aを介して出力する。さらに吸込力
検出センサ3は吸込管9における吸込圧力を検出し、そ
の検出信号を演算装置4にケーブル3aを介して出力す
る。
【0011】上述の構成において、ポンプ吸込弁5の開
放状態のもとでポンプ2を駆動して、荷油タンク7内の
油8の取出し荷役が行なわれる。油8の取出し荷役の最
終段階において、油8の液面8aがレベルセンサ13より
低くなる(図2の状態)と、取出油の中に空気が混入
し、ポンプ2の吸込能力が低下するが、この実施例の装
置ではこの時点で「真空引き」が自動的に開始される。
【0012】以下、真空引きの工程を、図6のフローチ
ャートを参照しながら説明する。真空引きにおいては、
まずポンプ吸込弁5が閉鎖される(ステップS2)。この
実施例では、吸込弁5の閉鎖を次の(a),(b)のいずれか
の手段によっている。 (a) レベルセンサ13のところまで油8の液面8aがきた
らその信号を演算装置4に送り、吸込弁5を閉鎖する。 (b) 吸込力検出センサ3からの信号を演算装置4に送
り、吸込力が例えば−300mmHgより低くなったとき、ポ
ンプ2の吸込能力の低下と判断してポンプ吸込弁5を閉
鎖する。
【0013】ポンプ吸込弁5を閉鎖することにより、吸
込管9を真空に近い状態にまで吸込能力が高められる
(図3の状態)。そして、吸込力検出センサ3の信号を
演算装置4が吸込力充分と判断する(ステップS4)
と、ポンプ吸込弁5が急速開放され(ステップS5)、
油の吸込み(取出し)が行なわれる(図4の状態)。こ
の油の取出し荷役中、吸込管9内の負圧の低下が吸込力
検出センサ3で検出される(ステップS6)と、演算装
置4により吸込弁5が再び閉鎖される(ステップS
7)。
【0014】そして、ドライネスセンサ1により、荷油
タンク7内の残油が検出され(ステップS8)、残油の
存在が検出されないと、真空引きが終了する。一方ドラ
イネスセンサ1により荷油タンク内の残油の存在が検出
される(図5の状態)と、再び負圧を高めてゆき、残油
がなくなるまで上記の真空引きが繰り返される。このよ
うにして、真空引きが自動的に行なわれることになる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の荷油タン
クの荷役装置によれば、荷油取出し荷役の最終段階にお
ける真空引きを、自動的に行なうことができ、これによ
り、より正確にかつより効果的にストリッピングを行な
うことができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての荷油タンクの荷役装
置の模式側断面図。
【図2】同作用説明用の模式側断面図。
【図3】同作用説明用の模式側断面図。
【図4】同作用説明用の模式側断面図。
【図5】同作用説明用の模式側断面図。
【図6】同演算装置のフロー図。
【図7】同制御系統図。
【符号の説明】
1 ドライネスセンサ 2 ポンプ 3 吸込力検出センサ 4 演算装置 5 ポンプ吸込弁 6 アクチュエータ 7 荷油タンク 8 油 8a 液面 9 吸込管 10 油の取出管 11 吸込みベルマウス 12 ボイド 13 レベルセンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷油タンクの荷油の取出し用荷役装置に
    おいて、 上記荷油タンクの底部付近に取付けられた吸込みベルマ
    ウスと、 同吸込みベルマウスを吸込み端部に接続された上記荷油
    の取出管と、 同取出管の吐出端部に順次接続されたポンプ吸込弁、吸
    込管およびポンプと、 上記ポンプ吸込弁の開閉操作信号を出力する演算装置と
    をそなえ、 同演算装置に、上記荷油タンク内の残油の有無を検出す
    るドライネスセンサと、上記荷油タンク内の液面が所定
    レベルまで低下したことを検出するレベルセンサと、上
    記ポンプの吸込力検出センサとが接続されるとともに、 上記演算装置が、上記のドライネスセンサ,レベルセン
    サならびに吸込力検出センサからの信号を受けて、上記
    荷油の取出し荷役の最終段階における真空引きを実施さ
    せるための、上記ポンプ吸込弁に対する開閉信号を出力
    するよう構成されていることを特徴とする、荷油タンク
    の荷役装置。
JP26288393A 1993-09-27 1993-09-27 荷油タンクの荷役装置 Withdrawn JPH0796885A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200468201Y1 (ko) * 2011-06-22 2013-08-01 삼성중공업 주식회사 선박용 센서보호장치
KR20170086256A (ko) * 2016-01-18 2017-07-26 현대중공업 주식회사 잔류량 최소화 구조를 가진 카고 펌프 어셈블리

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KR200468201Y1 (ko) * 2011-06-22 2013-08-01 삼성중공업 주식회사 선박용 센서보호장치
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