JP2007278739A - 廃液吸引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】廃液処理装置において、簡便な装置で廃液量の検出を行う。
【解決手段】機器からの廃液管が接続され、廃液を貯留する密閉吸引式廃液タンクの圧力を、一旦大気圧力状態まで開放したのちに密閉し、排気ポンプによって廃液タンクの空気を排気した際の大気圧から所定の真空度P1までの低下時間を測定することによって、廃液タンクに現存している廃液量の判定を行う。
【選択図】図2
【解決手段】機器からの廃液管が接続され、廃液を貯留する密閉吸引式廃液タンクの圧力を、一旦大気圧力状態まで開放したのちに密閉し、排気ポンプによって廃液タンクの空気を排気した際の大気圧から所定の真空度P1までの低下時間を測定することによって、廃液タンクに現存している廃液量の判定を行う。
【選択図】図2
Description
本発明は、装置からの廃液を吸引する廃液吸引装置に関する。
生体サンプルに対するプローブ分注、ハイブリダイゼーション、洗浄までの一連の工程を行うハイブリダイゼーション処理装置のようなサンプル処理装置では、各種の処理工程において廃液を吸引、廃棄処理することが必要となる。この場合には、例えば、生体サンプルを保持しているスライドガラスの周辺の空気と廃液とを廃液タンクに吸引する真空吸引方式のような廃液を吸引する方法が用いられる。従来技術による廃液吸引装置では、廃液タンクは真空を持つ密閉タンクで、サンプル処理装置からの廃液管と排気管とが接続されて、排気管は真空ポンプに接続されて廃液タンクの空気を排気する。
この従来技術の廃液吸引装置では、排気管は廃液を吸い込まないように廃液タンクの上部に配設されているが、廃液タンクに貯留された廃液量が多くなり、廃液の液面が上昇して排気管の吸込口に近づいてくると、真空ポンプの動作時に廃液を吸い込んでしまう。このため真空ポンプの動作前に、廃液タンクの廃液面が真空ポンプで廃液を吸い込まない高さにあるかどうかを確認することが必要となる。
しかし、廃液タンクは廃液を廃棄する場合や交換する場合があることから、廃液タンク内にフロートなどの水位検出装置を取り付けることが困難なので、ロードセルや光透過型センサ等によって所定の液面高さになっていることを検出するなどタンク外側に検出手段を設ける方法が考えられる。
一方、密閉タンクの中の液体量をフロートなどの水位検出装置を使用せずに、タンクに一定量の空気を押し込んで、タンク内の気体部分の圧力変化を検出することによってタンク内の気体部分の体積を求め、これからタンク内に貯留されている液体量を測定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記の特許文献1に記載の従来技術は、ガソリンタンクなどに使用するもので廃液吸引装置に適用されるものではない。また、ロードセルや光透過型センサ等によって所定の液面高さになっていることを検出するなどタンク外側に検出手段を設ける方法は専用のセンサ、機器が必要で、装置が複雑になってしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、簡便な装置で廃液量の検出を行うことのできる装置を提供することを目的とする。
本発明による廃液吸引装置は、機器からの廃液管が接続され、廃液を貯留する密閉吸引式廃液タンクと、前記廃液タンクに排気管を介して接続され、前記廃液タンク内の気体を排気する排気ポンプと、前記廃液タンク内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記廃液タンク内の圧力を開放する圧力開放手段と、前記圧力開放手段によって前記廃液タンクの圧力を開放した後に前記廃液タンクを密閉状態とし、前記排気ポンプで前記廃液タンク内の気体を排気する際に、前記圧力検出手段からの圧力信号に基づいて前記廃液タンク内に現存している廃液量に関する判定を行う判定手段と、を有することを特徴とする。また、前記廃液タンク内に現存している廃液量に関する判定は、前記排気ポンプによる排気開始から所定の圧力になるまでの時間長に基づいて行うこととしてもよい。
本発明は、簡便な装置によって廃液量の検出を行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。図1は本発明にかかる廃液吸引装置8の実施形態の系統図である。廃液を処理することが必要となる機器であるサンプル処理装置14には廃液管16が接続され、廃液管16は廃液タンク入口弁18を介して廃液タンク10の上部に接続されている。廃液タンク10には図1の例示のように廃液11が貯留されている。また、廃液タンク10の上部には排気管24が接続されている。排気管24は廃液タンク10の外部で圧力開放管25と排気ポンプ吸込管26に分岐されており、圧力開放管25には圧力開放弁28が接続されている。排気ポンプ吸込管26には、排気ポンプ12が接続されている。排気ポンプ12は、例えばダイアフラム型真空ポンプ、揺動ピストン型真空ポンプなどを用いるのが好適である。廃液タンク10の上部には圧力検出手段としての圧力検出器30が接続されている。圧力検出器30から出力された圧力信号は信号線を介して制御部32に入力される。また、サンプル処理装置14、排気ポンプ12、廃液タンク入口弁18、圧力開放弁28はいずれも制御部32と信号線で接続されている。制御用CPU,記憶部などを含む制御部32は、時間長測定部34と廃液タンク10に現存している廃液量に関する判定を行う判定部36とを備えている。時間長測定部34は、例えば内蔵タイマーにより時間長を測定したり、複数の所定の時刻を記憶してそれらの時刻の差から時間長を演算したりして時間長を測定する。判定部36は、時間長測定部34で測定された時間長を設定値と比較することによって、廃液タンク10に現存している廃液量に関する判定を行ってもよいし、圧力検出器30からの圧力信号の変化割合、特性などに基づいて前記の廃液量に関する判定を行ってもよい。そして、制御部32は外部に配設された表示部38と信号線によって接続されている。圧力検出器30は廃液タンク10の上部に接続されているとして説明したが、廃液タンク10の気体部の圧力を測定できる場所であれば、廃液タンク10自体またはこれに接続されている廃液管16、排気管24等別の部分に接続されていてもよい。
以下、廃液吸引装置8の動作について説明する。本実施形態の廃液吸引装置8では、廃液の吸引に先立って、排気ポンプ12によって廃液タンク10の内部の気体が排気されて、廃液タンク内部が負圧とされる。そして廃液タンク入口弁18を開くと、サンプル処理装置14からの廃液と空気の混合流体が廃液タンクに吸引される。廃液タンク10に流れ込んだ廃液は重力によって廃液タンク10の下部に落下して内部に貯留される。一方、廃液と共に廃液タンク10に流れ込んだ空気は廃液タンク10の上部の気体部に溜まる。これによって、廃液11の水位が上昇すると共に廃液タンク10の圧力が上昇してくる。そして、廃液11の量が多くなり、廃液タンク10が満タンになった場合には廃液タンク10を取り出して内部の廃液11を排水槽に廃棄するか、廃液タンク10を空の廃液タンク10に交換して、廃液処理を続ける。
以下、本実施形態の現存廃液量判断動作について説明する。図2は排気時間に対する廃液タンク10の大気圧力からの圧力低下を示すグラフである。図2において、0L(0リットル)から5L(5リットル)は廃液タンク10の中に現存している廃液11の量を示している。このように、廃液タンク10の圧力が大気圧から所定の圧力P1に低下する時間長は、廃液タンク10に現存している廃液11の量によって異なってくる。廃液タンク10に現存している廃液量が空(0リットルのとき、図2には0Lと示す)の状態では、廃液タンク10の内部はすべて空気であることから、大気圧から所定の圧力P1まで低下するのにかかる時間はT0と長く、廃液タンク10に現存している廃液量が多いほど現存している空気量は少なくなるので大気圧から所定の圧力P1まで低下するのにかかる時間は短くなる。
図2に示すように、廃液の現存量が1リットル、2リットルとなるにつれて圧力低下にかかる時間長はT1,T2と短くなり、廃液の現存量が5リットルとなると圧力低下にかかる時間長はT5まで短くなる。従ってこの時間長を測定すれば、廃液タンク10の現存廃液量を判定することかできる。例えば、図2に示すように、設定時間長TSを廃液の許容現存量が約3.5リットルに対応するように定めた場合、測定された時間長が設定時間長のTSよりも短い時には廃液の現存量は許容現存量の3.5リットル以上というように判定することができる。
また、時間長を測定することによって、廃液量が何リットル現存しているかの定量について判定することもできる。また、同様に時間長を測定することによって気体部分の体積が何リットルあるかの定量の判定をすることもできる。更に、廃液タンク10の体積から現存している気体の体積を差し引いて現存している廃液の定量について判定することもできる。
以下、図1に示した本発明の廃液吸引装置8の実施形態の動作について図2,3を参照しながら説明する。図2は、排気時間に対する廃液タンク10の大気圧力からの圧力低下を示すグラフで、図3は本発明の廃液吸引装置8の実施形態の現存廃液量判定動作を示すフローチャートである。
廃液タンク10には廃液が貯留されており、廃液タンクの圧力は負圧となっている。ただし、廃液タンク10には廃液が貯留されていない場合もある。この状態で、図3のステップS101に示すように、現存廃液量判定動作を起動させる。すると、制御部32は図3のステップS102のように廃液タンク入口弁18に閉弁信号を出力し、廃液タンク入口弁18を閉とする。これによって、サンプル処理装置14からの廃液、気体の流入を一旦停止する。この後、図3のステップS103のように、制御部32は圧力開放弁28に開弁信号を出力する。この開弁信号によって、圧力開放弁28が開となる。当初、廃液タンク10は負圧であったことから、圧力開放弁28が開となったことによって空気が圧力開放弁28を通して廃液タンク10に入り込み、廃液タンク10の器内圧力が上昇する。圧力検出器30は廃液タンク圧力を検出し、その圧力信号を制御部32に出力し続けている。そして、図3のステップS104およびS105に示すように、圧力検出器30によって大気圧力あるいはこれに近い所定の圧力信号が出力されると、制御部32は、廃液タンク10の圧力が排気時間計測の基準圧力になったと判断して、圧力開放弁28に閉弁指令を出し、圧力開放弁28は閉弁される。この圧力開放弁28の閉弁によって、廃液タンク10は密閉状態となり、排気時間計測の準備が完了する。
廃液タンクが密閉状態となると、図3のステップS106に示すように、制御部32は排気ポンプ12に起動指令を出力し、排気ポンプ12が起動される。そして、図3のステップS107に示すように、制御部32はタイマーをスタートさせる。排気ポンプ12によって廃液タンク10の空気が排気され始めると、器内圧力は低下し始める。制御部32は、図3のS108に示すように圧力検出器30からの圧力信号によって廃液タンク10の圧力が図2にP1で示したタイマー停止圧力まで低下しているかどうかを監視し、所定の圧力P1になると図3のステップS109に示すようにタイマーを停止させる。この圧力P1は廃液タンク10の体積や排気ポンプの特性などによって変更しても良い。
排気ポンプ12はその後も排気を続け、図3のステップS110のように圧力検出器30からの圧力信号により廃液タンク10の圧力が廃液吸引を開始できる所定の真空度(例えば、-60kPa)となっている判断されると、図3ステップS111に示すように、制御部32は、排気ポンプ12を停止する。
この後、図3のステップS112に示すように、制御部32は時間長測定部34から、タイマー起動から停止までの間の時間長を取得する。そして、図3のステップS113に示すように、制御部32は測定した時間長を所定の設定時間長TSと比較する。そして、図3のステップS113に示すように、測定した時間長が設定時間長TSよりも長い場合、廃液タンク内の廃液の現存量は設定した許容現存量よりも少なく、廃液タンクの廃液11の廃棄や廃液タンク10の交換無しで廃液11の吸引をすることができると判断し、図3のステップS114に示すように表示部38に廃液吸引可能などの表示又は青ランプを点灯させるなどの表示を行う。一方、図3のステップS117に示すように、測定した時間長が所定の設定時間長TSよりも短い場合、廃液タンク内の廃液11の現存量は設定した許容現存量を超えており、廃液タンク10の廃液11を廃棄するか廃液タンク10を空の廃液タンク10に交換する必要があると判断し、図3のステップS118に示すように、表示部38にアラーム表示を行う。アラームは「廃液タンクを交換してください」などの表示をする。そして、表示をした後、現存廃液量判断動作を終了する。
また、本実施形態においては、現存廃液量判断動作の次の廃液吸引工程での吸引廃液量を予測して、現存廃液量判断動作における設定時間長TSを可変とすることも可能である。この場合には、次の廃液吸引工程で多くの廃液11を吸引することが予想される場合には、TSの設定値を大きくして、廃液タンク10の早期交換をするようにアラームを発信することができる。また、逆に次の廃液吸引工程での廃液量が少ないと予想される場合には、TSの値を小さく設定し、排気ポンプ12の起動回数、廃液タンク10の交換回数を低減して作業効率を向上させることができる。
上記のように、本実施形態は既存の排気ポンプ12、圧力検出器30を用いる簡便な方法で廃液の現存量を判定することができるという効果を奏する。そして既存の機器を用いることから専用の検出器などを設置することが必要なくなり、装置を簡素化することができるという効果を奏する。
また、前記の実施形態では、各弁の操作、排気ポンプ12の起動、停止は制御部32からの指令によって行う様にしたが、手動によって廃液タンク入口弁18を閉め、圧力開放弁28を開として、排気ポンプ12を起動し、圧力検出器30の表示を見ながら手動によって圧力が所定の圧力に低減されるまでの時間長をストップウォッチ等で測定し、廃液タンク10の廃液の現存量を判断することとしてもよい。このような場合も、前記の実施形態と同様の効果を奏する。
サンプル処理装置14の廃液処理においては、サンプル処理装置14からの廃液の吸引と、廃液タンク10の排気による現存廃液量判断動作とを連続して自動的に行う場合がある。以下、このような自動運転を行う本発明の場合について説明する。
図4は本発明の実施形態の廃液吸引装置の連続動作を説明する模式図である。この図は、サンプル処理装置14からの廃液の吸引と廃液タンク10の排気による現存廃液量判断動作とを連続して行った場合における、時間に対する廃液タンク10の中の廃液量と、廃液タンク10の圧力の変化を示す。図中の実線は廃液タンク内の廃液量を示し、各動作の切替点にA〜Kの符号を付してある。また、図中の1点鎖線は廃液タンク10の圧力を示し、各動作の切替点にa〜kの符号を付してある。
最初、廃液タンクの圧力は図4のa点にあり、廃液タンク10の廃液量は図4のA点にある。この状態から、現存廃液量判定動作が起動されると、図2を参照して説明した判定動作によって、廃液タンク内の圧力は図4のb点に示すように大気圧近くの所定の圧力まで上昇した後、図4のb点からc点に向かって低下し始める。この時、廃液タンク10にはサンプル処理装置14からの廃液は流入しないので、廃液量は図4のA点からC点に向かって一定状態を保っている。
廃液タンク10の圧力が図4に示す所定の圧力P1に低下すると、制御部32はタイマー起動からタイマー停止までの間の時間長Tbを取得し、所定の設定時間長TSと比較する。取得した時間長Tbは所定の設定時間長TSより長いので、制御部32は廃液タンク内の廃液の現存量は設定した許容現存量よりも少なく、廃液吸引可能状態にあると判断する。一方、排気ポンプは図4のc点のように、廃液タンク10の圧力が廃液吸引開始できる所定の圧力(例えば、−60kPa)に達した時に停止する。そして、制御部32はサンプル処理装置14に廃液排出許可指令を出力すると共に、廃液11の排出に応じて廃液タンク入口弁18を開閉して廃液11を廃液タンク10に吸引していく。すると図4のC点からD点に向かって廃液タンクには廃液11と廃液と共に吸引される空気が貯留されていく。そして廃液タンク10の圧力も図4のc点からd点に向かって上昇していく。
廃液タンク10の圧力が図4のd点に示すような所定の圧力まで上昇したことが圧力検出器30によって検出されたとき、又は、廃液タンク入口弁18の開閉回数が所定の回数に達したとき、あるいは廃液吸引時間長が所定の時間となるなど何らかの手段によって、現存廃液量判定動作の起動が必要と判断された場合に、現存廃液量判定動作が起動される。そして、先に説明したのと同様の動作により、廃液タンクの圧力が開放されて圧力は図4のe点となる。この後、排気ポンプ12の起動によって、廃液タンクの圧力は図4のe点からf点に向かって低下し、排気ポンプ12の起動から所定の圧力P1までの時間長がタイマーによって測定される。そして、制御部32は時間長Teを取得し、所定の設定時間長TSと比較する。取得した時間長Teは所定の設定時間長TSより短いので、制御部32は廃液タンク内の廃液の現存量は設定した許容現存量よりも多く、廃液タンクの交換が必要であると判断する。すると、廃液タンク交換のアラームを出すと共に、圧力開放弁28を開として、廃液タンク10を図4のg点に示す大気圧の状態とする。
廃液タンク10の圧力が大気圧に近い圧力となった後、手作業によって廃液タンク10を空の廃液タンク10に交換する(図4のG1点からG2点)。そして、現存廃液量判定動作が起動されると制御部32は一旦圧力開放弁28を開として、廃液タンク10の圧力が大気圧近くの排気時間計測の基準圧力になっている事を確認する。そして、圧力開放弁28を閉として、廃液タンクが密閉状態と事を確認した後、排気ポンプ12を起動する。すると、廃液タンクの圧力は図4のg点からh点に向かって下がっていく。そして、図4のP1で示す所定の圧力まで圧力が低下すると、制御部32は排気ポンプ12の起動からP1までの時間長Tgを取得して所定の設定時間長TSと比較する。排気ポンプ12は、廃液タンク10の圧力が廃液吸引開始圧力(例えば、−60kPa)になる図4のh点まで排気を続ける。
廃液タンク10は空の状態なので取得した時間長Tgは所定の設定時間長TSより長く、制御部32は廃液タンク内の廃液の現存量は設定した許容現存量よりも少なく、廃液吸引可能状態にあると判断する。そして、サンプル処理装置14に廃液排出許可指令を出力すると共に、廃液11の排出に応じて廃液タンク入口弁18を開閉して廃液11を廃液タンク10に吸引していく。すると図4のH点からI点に向かって廃液タンクには廃液11と廃液と共に吸引される空気が貯留されていく。そして廃液タンク10の圧力も図4のh点からi点に向かって上昇していく。
以下、同様にサンプル処理装置14からの廃液の吸引、廃液タンク10の排気による現存廃液量判断動作が繰り返されていく。
以上述べたように、制御部32とサンプル処理装置14は信号線で接続されて、いろいろな協調動作を行うことができる。上記のようにサンプル処理装置14に廃液排出許可を出力するのみでなく、例えば、サンプル処理装置から1回の廃液の排出予測量の信号を受け取って、表示部38に残存廃液処理回数を表示したり、廃液排出予測量の信号に基づいて設定時間長TSを増減して、廃液タンク10の交換時期を調整したりすることが可能である。
8 廃液吸引装置、10 廃液タンク、11 廃液、12 排気ポンプ、14 サンプル処理装置、16 廃液管、18 廃液タンク入口弁、24 排気管、25 圧力開放管、26 排気ポンプ吸込管、28 圧力開放弁、30 圧力検出器、32 制御部、34 時間長測定部、36 判定部、38 表示部、P1 圧力、Tb,Te,Tg 時間長、TS 設定時間長。
Claims (2)
- 機器からの廃液管が接続され、廃液を貯留する密閉吸引式廃液タンクと、
前記廃液タンクに排気管を介して接続され、前記廃液タンク内の気体を排気する排気ポンプと、
前記廃液タンク内の圧力を検出する圧力検出手段と、
前記廃液タンク内の圧力を開放する圧力開放手段と、
前記圧力開放手段によって前記廃液タンクの圧力を開放した後に前記廃液タンクを密閉状態とし、前記排気ポンプで前記廃液タンク内の気体を排気する際に、前記圧力検出手段からの圧力信号に基づいて前記廃液タンク内に現存している廃液量に関する判定を行う判定手段と、
を有することを特徴とする廃液吸引装置。 - 請求項1に記載の廃液吸引装置であって、
前記廃液タンク内に現存している廃液量に関する判定は、前記排気ポンプによる排気開始から所定の圧力になるまでの時間長に基づいて行うこと、
を特徴とする廃液吸引装置。
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- 2006-04-04 JP JP2006102647A patent/JP2007278739A/ja active Pending
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