JPH0796643B2 - 道路舗装用ゴムブロック成形体 - Google Patents

道路舗装用ゴムブロック成形体

Info

Publication number
JPH0796643B2
JPH0796643B2 JP1338344A JP33834489A JPH0796643B2 JP H0796643 B2 JPH0796643 B2 JP H0796643B2 JP 1338344 A JP1338344 A JP 1338344A JP 33834489 A JP33834489 A JP 33834489A JP H0796643 B2 JPH0796643 B2 JP H0796643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
rubber block
powder
particle size
prepolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1338344A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03200851A (ja
Inventor
明 谷
功而 西部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP1338344A priority Critical patent/JPH0796643B2/ja
Publication of JPH03200851A publication Critical patent/JPH03200851A/ja
Publication of JPH0796643B2 publication Critical patent/JPH0796643B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、道路等を舗装してなる舗装体の形成材料とし
て有用な道路舗装用ゴムブロック成形体に関する。
〔従来の技術〕
従来、ゴルフ場の歩径路や道路等の舗装のために廃タイ
ヤのトレッド部を破砕して得られる粉末ゴムとウレタン
系バインダーとを混練したものを、舗装すべき箇所に流
延塗布し、その表面をローラー等で加圧し、常温で硬化
させるなどしている。しかし、この場合、耐スパイク性
(スパイクシューズの歩行に耐え得ること)が悪いた
め、その表面に樹脂塗布剤を塗布して表面保護しなけれ
ばならないなどの問題があった。
また、工場で加工生産されたゴムブロック成形体を舗装
すべき箇所に置敷きすることも行われている。このゴム
ブロック成形体は、粉末ゴムにポリオールを加えて混練
後にポリイソシアネートを加えて混練するか、又はポリ
オールの代りに水酸基末端ポリブタジエンを用いて混練
するか、或いは水酸基末端ポリブタジエンを用いると共
にポリイソシアネートの代りに硫黄を用いて混練したも
のを、所定の型に入れ、プレスで加圧し、加熱硬化させ
て成形されたものである。しかしながら、このようなゴ
ムブロックを用いる場合もまた、引張り強さ、伸び等の
物性が低く、さらに耐スパイク性があまりないなどの欠
点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、このような事情にかんがみなされたものであ
って、耐スパイク性等に優れた舗装体の形成材料として
用いることができる道路舗装用ゴムブロック成形体を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の道路舗装用ゴムブロック成形体は、粒度分布が
0.5mm〜4mmであって平均粒子径が0.5mm以上の粉末ゴム1
00重量部に対し、バインダーとして水酸基末端液状ポリ
ブタジエンとジイソシアネートとからなるプレポリマー
を3〜20重量部配合してなる粉末ゴム組成物を成形して
なり、空隙率が5%〜20%であって粉末ゴム表面のバイ
ンダー膜厚が10μ〜50μであることを特徴とする。
このように本発明では、特定の大きさの粉末ゴムを用い
ると共にバインダーとして水酸基末端液状ポリブタジエ
ンとジイソシアネートとからなるプレポリマーを用いる
ために、耐スパイク性等に優れた舗装体を得ることがで
きる。
以下、上記手段につき詳しく説明する。
本発明で用いる粉末ゴムは、加硫ゴムを破砕したもので
あって、例えば、廃タイヤのトレッド部を破砕して得ら
れる破砕物である。
この粉末ゴムは、粒度分布が0.5mm〜4mmでなければなら
ない。この範囲外の場合には、耐スパイク性等に優れた
舗装体が得られない。粉末ゴムの平均粒子径は、1.5mm
以上でなければならない。1.5mm未満では小さすぎて、
得られる舗装体の粉末ゴム同士のからみ合いが少なくな
り、引張り強さ、伸びの低下を招くこととなる。
また、本発明において粉末ゴム間を連結するためのバイ
ンダーとして用いるプレポリマーは、ポリブタジエン系
プレポリマーであって、水酸基末端液状ポリブタジエン
とジイソシアネート(例えば、m−トリレンジイソシア
ネート、メチレンビス−p−フェニレンジイソシアネー
トなど)とからなるプレポリマーである。このプレポリ
マーとしては、例えば、出光石油化学株式会社のpolybd
MC−50を挙げることができる。
本発明の道路舗装用粉末ゴム組成物は、上記粉末ゴム10
0重量部に対し、上記プレポリマーを3〜20重量部配合
してなるものである。3重量部未満ではプレポリマーの
量が少くなりすぎてバインダーとしての役割を十分に果
たすことができなくなる。一方、20重量部を超えると多
くなりすぎてプレポリマーが粉末ゴムの粒子の周囲に均
一に付着できなくなるからである。必要に応じて顔料等
の他の配合剤を添加してもよい。
この粉末ゴム組成物は、本発明では、成形してゴムブロ
ック成形体としている。この成形は、プレスにより加圧
し、加熱硬化させることによって行えばよい(例えば、
160℃×8分間)。常温で硬化させることもできる。
ゴムブロック成形体の空隙率は、5%〜20%である。5
%未満では得られる舗装体の外観が悪くなる。また、20
%を超えると空隙が多くなりすぎて、得られる舗装体の
引張り強さや伸び等の物性が低下してしまう。ここで、
空隙率とは、ゴムブロック成形体の単位体積当りに隙間
が存在する割合をいう。
また、ゴムブロック成形体における粉末ゴム表面のバイ
ンダー膜厚は、10μ〜50μである。10μ未満ではバイン
ザーとしてのポリブタジエン系プレポリマーの量が少な
すぎることになり、一方、50μ超えでは多くなりすぎて
舗装体に空隙が殆んどなくなるからである。
このゴムブロック成形体の大きさは、幅25cm×長さ30cm
×高さ25mm程度である。このゴムブロック成形体は、舗
装すべき箇所に置敷することにより用いることができ
る。
以下に実施例および比較例を示す。
実施例、比較例 第1表に示す配合内容の粉末ゴム組成物でゴムブロ
ック成形体(膜厚30μ、空隙率10%)を整形し、外観、
物性(引張り強さ、伸び)、および耐スパイク性を評価
した。この結果を第1表に示す。
引張り強さ(kgf/cm2)の評価方法: JIS K 6301の加硫ゴム試験法にのっとり、厚さ1cmの成
形体よりJIS 1号ダンベルを打抜き、破断引張り強さを
測定した。耐スパイク性との比較により、破断引張り強
さは20kgf/cm2より大きい方がよい。
伸び(%)の評価方法: JIS K 6301の加硫ゴム試験法にのっとり、厚さ1cmの成
形体よりJIS 1号ダンベルを打抜き、破断引張り強さを
測定した。数値の大きい方がよい。
耐スペイク性の評価方法: 図に示すように、ゴムブロック成形体の複数個を置敷し
てなる舗装体1にスパイク車輪2を落下させて、舗装体
1に生じる浮きの高さ(mm)、摩耗減量(%)、穴あき
程度をみることによった。
スパイク車輪2は、外周面に653cm2当り54本の鉄製ゴル
フスパイクピンを植設した外径260mmの鉄製ドラムであ
る。荷重は、エアーシリンダーで50kgfの力がかかるよ
うにしてある。
この試験では、10cmの高さからスパイク車輪2を舗装体
1の上に落下させ、矢印T方向にスパイク車輪2を回転
進行させることを4000回繰り返した。数値の小さい方が
よい。
第1表から、平均粒子径が1.5mm以上の粉末ゴムを用い
るのがよいことが判る。
第2表に示す配合内容の粉末ゴム組成物でゴムブロ
ック成形体(膜厚30μ、空隙率10%)を成形し、前記
におけると同様に評価を行った。この結果を第2表に示
す。
第2表から、粒度分布が0.5mm〜4mmの粉末ゴムを用いる
のがよいことが判る。
第3表に示す配合内容の粉末ゴム組成物でゴムブロ
ック成形体(空隙率10%、粉末ゴムの平均粒子径は1.8m
m)を成形し、前記におけると同様に評価を行った。
この結果を第3表に示す。
第3表から、膜厚が10μ〜50μの場合がよいことが判
る。
第4表に示す配合内容の粉末ゴム組成物でゴムブロ
ック成形体(膜厚50μ、粉末ゴムの平均粒子径は1.8m
m)を成形し、前記におけると同様に評価を行った。
この結果を第4表に示す。
第4表から、空隙率が5%〜20%の場合がよいことが判
る。
粒度分布が0.5mm〜4mmであって平均粒子径が1.8mm
の粉末ゴム100重量部に対し、出光石油化学(株)製pol
y bd MC−50(ポリブタジエン系プレポリマー)を10重
量部配合してなる粉末ゴム組成物から、空隙率10%およ
び膜30μのゴムブロック成形体を成形した(本発明ゴム
ブロック形成体)。
比較のために、粉末ゴムの粒度分布が1mm以下で粉末ゴ
ムに水酸基末端ポリブタジエンを加えて混練りしてなる
粉末ゴム組成物を所定の型に入れ、プレスで加圧し、加
熱硬化させてゴムブロック成形体を成形した(従来ゴム
ブロック成形体)。
これらの本発明ゴムブロック成形体および従来ゴムブロ
ック成形体について前記におけると同様に評価を行っ
た。この結果を第5表に示す。
第5表から、本発明ゴムブロック成形体が外観、物性、
および耐スパイク性の全てにおいて優れていることが判
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、特定の大きさの粉
末ゴムを用いると共にバインダーとしてポリブタジエン
系プレポリマーを用いるために、外観、物性(引張り強
さ、伸び)、および耐スパイク性に優れた舗装体を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図は耐スパイク性の評価方法を示す説明図である。 1……舗装体、2……スパイク車輪。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 17/00 75:04) 17:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒度分布が0.5mm〜4mmであって平均粒子径
    が0.5mm以上の粉末ゴム100重量部に対し、バインダーと
    して水酸基末端液状ポリブタジエンとジイソシアネート
    とからなるプレポリマーを3〜20重量部配合してなる粉
    末ゴム組成物を成形してなり、空隙率が5%〜20%であ
    って粉末ゴム表面のバインダー膜厚が10μ〜50μである
    道路舗装用ゴムブロック成形体。
JP1338344A 1989-12-28 1989-12-28 道路舗装用ゴムブロック成形体 Expired - Lifetime JPH0796643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1338344A JPH0796643B2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 道路舗装用ゴムブロック成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1338344A JPH0796643B2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 道路舗装用ゴムブロック成形体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03200851A JPH03200851A (ja) 1991-09-02
JPH0796643B2 true JPH0796643B2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=18317269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1338344A Expired - Lifetime JPH0796643B2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 道路舗装用ゴムブロック成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0796643B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6602586B2 (en) * 1999-08-05 2003-08-05 Hayakawa Rubber Company Limited Elastic blocks and process for producing the same
GB2364708B (en) * 2000-07-11 2004-11-03 Sterling Technology Ltd Rubber particles coated with a polymeric unsaturated hydrocarbon compound
EP1400561A1 (en) * 2001-12-04 2004-03-24 Star Uretech limited Bonding of rubber particles

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52134235A (en) * 1976-05-06 1977-11-10 Yokohama Rubber Co Ltd Powdered rubber composite material
JPS57105431A (en) * 1980-12-23 1982-06-30 Yokohama Rubber Co Ltd:The Rubber composition for chafer of pneumatic tire
JPS5829817A (ja) * 1981-08-13 1983-02-22 Idemitsu Kosan Co Ltd アスフアルト組成物
JPS6250363A (ja) * 1985-08-29 1987-03-05 Nichireki Chem Ind Co Ltd 改質アスフアルトとその製造方法
JPS6341548A (ja) * 1986-08-08 1988-02-22 Tosoh Corp ゴム組成物の製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03200851A (ja) 1991-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7029744B2 (en) High traction flooring laminate
CA2151183C (en) Composite compression molded article, composition therefor and process for manufacture thereof, and use
JP4225252B2 (ja) 靴底補修剤
US4427831A (en) Rubber materials having excellent grip on ice
JPH0796643B2 (ja) 道路舗装用ゴムブロック成形体
EP1201388B1 (en) Method of manufacturing colored rubber chips
JP4191394B2 (ja) 着色硅砂の製造方法
AU4049899A (en) Construction materials
US3846364A (en) Resilient oil extended polyurethane surfaces
GB2035336A (en) Method of producing a rubber- based product, preferably using waste rubbers
KR20220146337A (ko) 친환경 코르크 타일 및 그것의 제조 방법
JP3103002B2 (ja) 弾性舗装材
JPH01501397A (ja) 粒状硬化ゴムから得たトレッドを有するタイヤ
JP2504841B2 (ja) ゴムマットの製造方法
JPS5941501A (ja) ポリウレタン舗装材
JPH09142908A (ja) 弾性を有するコンクリートブロックおよびその製造方法
JP2004052318A (ja) 弾性舗装構造体
JPS63145347A (ja) 加硫ゴム粉末成形物
JP2002356805A (ja) 弾性舗装構造体およびその製造方法
JPH10215912A (ja) ノンスリップシューズ
JP3230926B2 (ja) 弾性舗装構造体に用いるゴムチップの表面処理剤およびこれを用いる構造体
US2057733A (en) Manufacture of rubber-bonded abrasive articles
JPH059563B2 (ja)
JP3156203B2 (ja) 金属補強ゴム複合材の成形方法
JP2920814B2 (ja) 弾性路面舗装