JP2920814B2 - 弾性路面舗装 - Google Patents

弾性路面舗装

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JP2920814B2
JP2920814B2 JP6085204A JP8520494A JP2920814B2 JP 2920814 B2 JP2920814 B2 JP 2920814B2 JP 6085204 A JP6085204 A JP 6085204A JP 8520494 A JP8520494 A JP 8520494A JP 2920814 B2 JP2920814 B2 JP 2920814B2
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YAMA RYOKOGYO KK
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TAISEI ROTETSUKU KK
YAMA RYOKOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路等の車両が通行す
る路面について、凍結防止等の目的で使用される弾性路
面舗装に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来より
道路の凍結防止策として、薬剤を用いることが行なわれ
ている。この方法は、その実行に、手数、費用を要す
る。そこで、本発明は、手数を要しない凍結防止策を提
供するものである。すなわち、路面に弾性を付与し、凍
結しても、走行する車両の重量により表面が変形し、こ
れにより表面の氷を割り、表面が平滑なアイスバーン状
態からシャーベット状の小さな氷の集合体よりなる状態
へ変化させるようにするものである。
【0003】従来より知られている弾性舗装は、主に、
陸上競技場のサーフェスに用いられるものであり、車両
が走行する道路のような重荷重に耐えるものではない。
また、その施工にあたり、水分含量、温度等の条件が厳
格であり、道路のような、多様な条件下で施工すること
は困難である。そこで、本発明は、重荷重に耐え、かつ
施工条件が緩やか弾性舗装を得ることを目的としたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、石材、砂及び
ゴムの小片ないし粉末を、硬化時間を適当に設定した
リウレタンとともに混練し、気泡を形成することなく
いに結合してなる弾性路面舗装である。
【0005】このポリウレタンには、一液水分硬化型の
ものが適当であり、その硬化時間は30分〜48時間が
良く、さらに6〜24時間であるこのが望ましい。この
一液水分硬化型ポリウレタンとして、イソシアナート含
量が20重量バーセント以下のものが適当である。
【0006】以下、本発明を、施工方法とともに、より
具体的に説明する
【0007】初めに、通常のアスファルト舗装と同様
に、下地を平面状に整地する。表面は、砂利、砂とし、
改修等の場合はアスファルト、コンクリート舗装をその
まま利用することもできる。なお、士は荷重により変形
するので適当でない。
【0008】次に、石材、砂、ゴムの小片ないし粉末及
びポリウレタンを混練する。石材、砂は完成した舗装の
強度、耐磨耗性を確保するために重要であり、また表面
に露出して防滑作用をする。石材は、互いに噛み合って
荷重を分散させる機能をもつことが望ましく、このた
め、砕石のような尖った形状で硬いものが適当であり、
大きさは1〜5mm程度、望ましくは1〜3mm程度と
するとよい。砂は、石材の間を埋めて荷重を伝達すると
ともに、舗装全体の硬度を高めるものであり、珪酸分の
多い、硬いものが望ましい。ゴムは、舗装に弾性を与
え、表面に露出して防滑作用をするものであり、全体に
分布するよう小片ないし粉末に形成しておく。大きさ
は、2〜4mm程度の大粒のものと1mm以下の細粒の
ものを混合して使用するとよい。このゴムは天然ゴム、
合成ゴムのいずれでもよく、廃タイヤ等を粉砕して形成
したものを使用することができる。ポリウレタンは、石
材、砂、ゴムを結合させるものである。詳細については
後述する。
【0009】これら各成分の割合は、概ね、石材、砂、
ゴム、ポリウレタンの重量比が、概ね等しく、すなわち
1:1:1:1程度とするとよい。この割合は、当然、
変更することができ、特に石材、砂、ゴムの割合は、そ
の粒径、求める強度、硬さ、弾力性等により、変更可能
であり、上記の2分の1ないし2倍程度に加減すること
は容易にできる。ポリウレタンは、石材、砂、ゴムを結
合させるものであるから、隙間をちょうど埋め、かつ過
剰にならないようにする量が適当であり、具体的な比率
は、実験により定めるとよい。ポリウレタンが過剰にな
ると、強度の低下を生じるが、その程度は僅かであり、
むしろ、他の材料に比べて高価であるため、経済性が低
下することが大きな欠点となる。
【0010】混練には、アスファルト舗装の場合と同
様、パグミルタイプのバッチ式アスファルトプラントが
そのまま使用できる。もちろん、他の混練装置も使用可
能である。このとき、各材料は、通常、常温でよいが、
ポリウレタンの性質によっては、熱容量の大きな石材、
砂については、加熱しておくとよい。
【0011】次に、この混練した材料を下地上に敷設す
る。このとき、下地は、完全に乾いている必要はない
が、水浸し状態であってはならない。適度な水分がある
ことは、舗装が固着するために望ましい。この敷設に
は、通常の敷設機械がそのまま使用できる。この舗装の
厚さは、10mm以上であれば十分である。転圧は、必
須ではないが、軽量のローラで転圧することは、表面を
均し、内部の石材、ゴムの機械的噛み合わせを強化する
ので有効である。
【0012】本発明で使用するポリウレタンは、上記か
ら明らかなように、硬化したとき内部に気泡を有しない
ことが重要である。気泡があると、単に強度低下を生じ
るだけでなく、通水性を有することになり、浸透した水
分が寒冷時に凍結し、これにより舗装が粉砕されること
なる。ポリウレタンは、硬化時に二酸化炭素を発生する
ものであり、これにより気泡を生じやすい性質をもつ。
したがって、本発明では、二酸化炭素発生量が少なく、
かつ発生した二酸化炭素が良好に外部へ放出されるもの
であることが必要である。
【0013】このような要求を満たすポリウレタンとし
て、一液水分硬化型のもの、特に硬化時間が30分〜4
8時間であるもの、望ましくは6〜24時間であるもの
が適している。二液性のものは、硬化が速いので、気泡
を生じてしまう。水分硬化型であると、空気中または石
材、砂等に含まれている水分により、徐々に硬化するの
で使用上便利である。硬化時間を上記のように設定する
と、二酸化炭素の発生が緩やかなものとなり、良好に外
部に放出され、気泡が生じないものとなる。なお、硬化
が過度に遅くなると、施工に不都合となる。硬化時間を
上記のように設定するには、イソシアナート含量を20
重量パーセント以下にするとよい。また、市販の各種添
加剤を用いることにより、硬化速度を調節することがで
きる。ポリウレタンの具体的な成分については、特に限
定されるものではないが、例えば、ポリープレポリマー
−イソシアナートとキシレンの重付加、橋かけ反応させ
たもの、すなわちテトラメチル−キシレン−ジ−イソシ
アナートが使用できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例により、具体的に説明
する。各材料を次の割合で混練する。 砕石(平均粒径2mm) 25 重量パーセ
ント 砂 25 重量パーセ
ント ゴム小片(平均粒径1.4mm) 14 重量パーセ
ント ゴム粉末(粒径1mm以下) 6 重量パーセ
ント ポリウレタン 30 重量パーセ
ント ここで使用するポリウレタンは、例えば「ポリタン(P
olytan)」(商標)(ドイツ国、ポリタン(Po
lytan)社製)とすることができる。これに、硬化
を促進し、かつ二酸化炭素の発生を抑制する添加剤、例
えば「インコレス(INCOREZ)700」(商橡)
(英国、インダストリアル コポリマーズ(Indus
trial Copolymers Ltd.)社製)
を適宜量添加して、硬化時間を24時間に調節して使用
する。なお、ポリウレタンの割合は、石材、砂、ゴムの
粒径等に応じて、25〜35重量パーセント程度に変更
することができ、さらに必要に応じて、15〜40重量
パーセント程度に変更することも可能である。
【0015】上記の混練したものを、砂利下地上に10
mmの厚さで舗装する。約24時間で硬化を完了する。
このとき、ポリウレタンに気泡は生じない。この舗装上
を車両が通過すると、弾性により凹み、氷結した状態で
は、氷がこの変形により、割れることを確認した。
【0016】
【発明の効果】本発明の舗装は、上述のように、ゴムの
小片、粉末、ポリウレタンを使用し、弾性を有するもの
でありながら、石材、砂を含有し、重荷重に耐え、高い
耐磨耗性を有するものとなる。また、弾性を有するか
ら、表面が凍結したとき、通過する車両の荷重により変
形し、氷を割って、より滑りにくく、かつ融解しやする
することができる。
【0017】さらに、一液水分硬化型ポリウレタンを使
用することにより、混練、施工が容易となり、また硬化
時間を比較的遅く設定することにより、二酸化炭素が外
部に良好に放出されるようになり、気泡の生成を防ぐこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−302604(JP,A) 特開 平5−93406(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 11/24 E01C 7/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石材、砂及びゴムの小片ないし粉末を、
    硬化時間が30分〜48時間である一液水分硬化型ポリ
    ウレタンとともに混練し、気泡を形成することなく互い
    に結合してなる弾性路面舗装。
  2. 【請求項2】 石材、砂及びゴムの小片ないし粉末を、
    硬化時間が6〜24時間である一液水分硬化型ポリウレ
    タンとともに混練し、気泡を形成することなく互いに結
    合してなる弾性路面舗装。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、一液水分硬化
    型ポリウレタンが、イソシアナート含量が20重量パー
    セント以下である弾性路面舗装。
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