JPH0796214B2 - 複層押出成形方法 - Google Patents

複層押出成形方法

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JPH0796214B2
JPH0796214B2 JP61070454A JP7045486A JPH0796214B2 JP H0796214 B2 JPH0796214 B2 JP H0796214B2 JP 61070454 A JP61070454 A JP 61070454A JP 7045486 A JP7045486 A JP 7045486A JP H0796214 B2 JPH0796214 B2 JP H0796214B2
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JP
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extrusion molding
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extruder
molding method
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JP61070454A
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利彦 三田
忠司 松本
暢介 林
清志 神谷
武 河野
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水硬性物質を含有する素地の押出成形方法に
関し、さらに詳しくは複数の素地を積層して押出成形す
る方法に関するものである。
〔従来の技術〕
セメント、水硬性せっこう或いは石灰質原料と珪酸質原
料との混合物等の水硬性物質を含有し、必要に応じて補
強繊維、軽量材、増粘剤、凝結調節剤などを含有する調
合原料に水を加えて混練して素地とし、素地を押出成形
後、自然・蒸気またはオートクレーブ養生して得られた
押出製品は内・外装材として広く用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
押出製品の着色による美観向上のために、製品の表面に
塗装を行うか或いは紙・布が添付されているが、これ等
の方法は手間が掛るだけでなく剥離を生ずる恐れがあ
り、これを避けるため顔料を原料に混入して押出成形し
製品本体を着色すると、顔料は着色が必要な製品の表面
だけでなく製品全体に均一に分布されるので多量の顔料
を必要として不経済である。
押出製品の防水性を向上させるために防水塗料の塗装ま
たは防水剤の原料への混入が行われているが、共に着色
の場合と同様の問題点がある。
また、押出製品の補強繊維としては石綿が最も多く用い
られているが、石綿は人体に有害であるとして、人体に
接触する恐れのある押出製品はその表面のみを無石綿層
とすることが望まれているが、このような押出製品の製
造技術は未だ知られていない。
他方、養生後の押出製品を枠とし、枠内に例えばパーラ
イトモルタルを充填し、断熱性および強度がともに良好
な複合部材を製造することができるが、枠となる素地の
押出成形未硬化体を養生して硬化させた後、これに未硬
化のパーライトモルタルを充填し、再び養生して硬化さ
せなければならず、手間が掛るとともに養生を2回行う
ため製造に長時間を要すると言う問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記の問題点を解決するために、水硬性物質を
含有する素地の押出成形方法において、第1の素地を第
1の押出機にて予備成形して圧送し、予備成形された第
1の素地が口金に進入する直前に、第1の素地に対し第
2の素地を第2の押出機にて圧送し、第1および第2の
素地を口金内にて一体化させることを特徴とする。
〔作用〕
本発明に用いられる第1および第2の押出機の型式は特
に限定されるものではなく、スクリュー式、ピストン式
等の押出機が使用可能で、素地圧送の連続性よりスクリ
ュー式押出機が好ましい。
本発明に用いられる第1および第2の素地は、セメン
ト、水硬性せっこう、或いは石灰質原料と珪酸質原料と
の混合物等の自然・蒸気またはオートクレーブ養生によ
り硬化する水硬性物質を含有している限り特に限定され
るものではなく、複層押出成形品の各層に要求される性
能により、各素地に石綿・パルプ等の補強繊維、パーラ
イト・軽石等の軽量・断熱材、メチルセルロース・ポリ
ビニルアルコール等の増粘剤、リグニンスルホン酸塩系
・オキシカルボン酸塩系等の凝結調節剤などが混入され
る。
本発明の方法により得られた第2の素地による層は、第
1の素地による層とともに口金に圧入されるので極めて
強固に一体化し、従来の方法におけるような剥離を生ず
ることは全くない。
第1の押出機の数は限定されるものではなく、例えば幅
の広い押出製品の製造には押出製品の幅方向に複数の第
1の押出機を配設することが好ましい。
第2の押出機の数も限定されるものではなく、なるべく
多数設けることが好ましく、第2の押出機をなるべく多
数設けることにより、幅の広い製品の製造においても、
第2の素地による層の厚さがより均一になり、第2の押
出機でそれぞれ色の異なる素地を圧送した場合には、製
品の表面に長手方向の多くの色彩による縞模様を与える
ことができる。
本発明の第1の素地は予備成形された後、第2の素地と
ともに口金に進入させる。
この方法を、この方法に用いる装置の1例を示す第1図
および第2図により説明する。第1図は押出方向の下流
より見た正面概要図、第2図は第1図のB−B矢視断面
図である。
第1の素地6は第1の押出機1により圧送され、スプレ
ッダ3を介して予備成形板9を通り予備成形された後、
さらに口金4に進入する。
第1の素地が予備成形された状態、すなわち口金に進入
する直前に、第1の素地に対して第2の素地7が第2の
押出機2によって圧送され、第1の素地と口金とによっ
て形成された空間を充填しながら第1の素地と一体化
し、自然・蒸気またはオートクレーブ養生により第1の
素地とともに硬化する。
第1の素地の配合を調整することにより口金に進入する
直前の第1の素地は、予備成形された形状は保ちながら
圧送されてくる第2の素地とは口金内で十分圧着される
可塑性を持ち、養生することにより第1の素地による枠
と第2の素地による充填物との複層押出成形品を得るこ
とができる。
〔実施例〕
普通ポルトランドセメント85重量部、石綿15重量部、メ
チルセルロース0.7重量部、水23重量部を混練したもの
を第1の素地とし、普通ポルトランドセメント65重量
部、1.2〜1.5mmのパーライト35重量部、メチルセルロー
ス2.5重量部、水30重量部を混練したものを第2の素地
とし、3基の第2の押出機を備えた第1図および第2図
に示した装置と同型式の装置を用いて押出成形し、未硬
化成形体を蒸気養生して幅400mm、厚さ100mm、で断面形
状が第1図と同様な積層押出成形体を製造した。
第1の素地はほぼ予定の形状を保ち、第2の素地は第1
の素地の空間を完全に充填して第1の素地と一体化して
硬化しており、断熱性は高いが強度の低いパーライトモ
ルタルが強度の高い石綿繊維補強セメントで補強された
断熱材を1回の成形・養生により得ることができた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、複数の素地を積層押出成形することに
より、 (1)押出成形製品の着色による美観の向上、或いは防
水性の付与を容易に、経済的かつ剥離の恐れなく行うこ
とができる。
(2)石綿繊維補強セメント押出製品の表面に無石綿層
を容易に設けることができる。
(3)石綿繊維補強セメント押出部材を枠とし、この枠
にパーライトモルタルが充填された断熱材の製造期間を
短縮できる。
などの効果を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に用いる装置の1例の正面概要
図、第2図は第1図のB−B矢視断面図である。 1……第1の押出機、2……第2の押出機 3……スプレッダ、4……口金 5……中子、6……第1の素地 7……第2の素地、8……中空部 9……予備成形板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水硬性物質を含有する素地の押出成形方法
    において、第1の素地を第1の押出機にて予備成形して
    圧送し該予備成形された第1の素地が口金に進入する直
    前に、第1の素地に対し第2の素地を第2の押出機にて
    圧送し、第1および第2の素地を口金内にて一体化させ
    ることを特徴とする複層押出成形方法。
JP61070454A 1986-03-28 1986-03-28 複層押出成形方法 Expired - Lifetime JPH0796214B2 (ja)

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