JPS62227605A - 複層押出成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水硬性物質を含有する素地の押出成形方法に
関し、さらに詳しくは複数の素地を桔層して押出成形す
る方法に関するものである６〔従来の技術〕 セメント、水硬性せっこう或いは石灰質原料とｆｌｓ質
原料との混合物等の水硬性物質を含有し、必要に応じて
補強繊維、軽量材、増粘剤、柴結調箇剤などを含有する
調合原料に水を加えて混練して素地とし、素地を押出成
形後、自然・蒸気またはオートクレーブ養生して得られ
た押出製品は内−外装材として広く用いられている。

〔発明が解決しようとする１５′Ｉ題点〕押出製品の着
色による美観向丘のために、製品の表面に塗装を行うか
或いは紙・布が添付されているが、これ等の方法は手間
が掛るだけでなく剥離を生ずる恐れがあり、これを避け
るため顔料を原料に混入して押出成形し製品本体を着色
すると、顔料は着色が必要な製品の表面だけでなく製品
全体に均一に分４１されるので多量の顔料を必要として
不経済である。

押出製品の防水性を向トさせるために防水塗料の塗装ま
たは防水剤の原料への混入が行われているが、共に着色
の場合と同様の問題点がある。

また、押出製品の補強ｍＩａとしては石綿が最も多く用
いられているが、石綿は人体に有害であるとして、人体
に接触する恐れのある押出製品はその表面のみを無石綿
層とすることが望まれているが、このような押出製品の
製造技術は未だ知られていない。

他方、養生後の押出製品を枠とし、枠内に例えばパーラ
イトモルタルを充填し、断熱性および強度がともに良好
な複合部材を製造することができるが、枠となる素地の
押出成形未硬化体を養生して硬化させた後、これに未硬
化のパーライトモルタルを充填し、再び養生して硬化さ
せなければならず、１間が掛るとともに養生を２回行う
ため製造に長時間を要すると言う問題点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記の問題点を解決するために、水硬性物質を
含有する素地の押出成形方法において。

第１の押出機にて圧送される第１の素地が口金に進入す
る直前に、第１の素地に対し第２の素地を第２の押出機
にて圧送し、第１および第２の素地を口金内にて一体化
させる手段をとるので、第１の素地は−ｆ備成形された
後、第２の素地とともに目金に進入させてもよい。

〔作用〕

本発明に用いられる第１および第２の押出機の型式は特
に限定されるものではなく、スクリュ一式、ピストン式
１の押出機が使用ｎ（能で、素地圧送の連続性よりスク
リュ一式押出機が好ましい。

本発明に用いられる第１および第２の素地は、セメント
、水硬性せっこう、或いは石灰質原料と珪酸質原料との
混合物等の自然・蒸気またはオートクレーブ養生により
硬化する水硬性物質を含有している限り特に限定される
ものではなく、複層押出成形品の各層に要求される性能
により、各素地に石綿・バルブ笠の補強繊維、パーライ
ト・軽石笠の軽量・断熱材、メチルセルロース・ポリビ
ニルアルコール等の増粘剤、リグニンスルホン酸塩系・
オキシカルボン酸塩系等の凝結調節剤などが混入される
。

、４：発明の作用を本発明を実施する装置の１例を示す
第１図および第２図により説明する。第１図は押出方向
の下流から見た正面概略図、第２図は第１図のＡ−Ａ矢
視断面図である。

第１の素Ｊｌ！！６は第１の押出ｆｉｔにより圧送され
てスズレッダ３を介して口金４に進入し、第２の素地７
は第２の押出ａ２によって第１の素地が口金に進入する
直前に第１の素地に対し圧送されるので、第２の素地は
第１の素地と殆んど混合することなく層状となって口金
に進入し、そのまま押出成形されて−一体化し、自然・
蒸気またはオートクレーブ禿生することにより複層押出
成形品を製造することができる。

中子５は中空部８を成形するためのもので、中空部のな
い押出製品の製造の場合には不要である。

第２の素地に混入した顔料、防水剤等は第１の素地に殆
ど散逸しないので、これ等を素地全体に混入していた従
来の方法に比し、少量を第２の素地に混入するだけで従
来の方法と同等の効果をとげることができる。

また、第１の素地に石綿が用いられていても、第２の素
地に石綿を混入しないと、製品の表面を石綿を含有しな
い層で苗うことができる。

本発明の方法により得られた第２の素地による層は、第
１の素地による層とともに口金に圧入されるので極めて
強固に一体化し、従来の方法におけるような剥離を生ず
ることは全くない。

第１の押出機の数は限定されるものではなく。

例えば幅の広い押出製品の製造には押出製品の幅方向に
複数の第１の押出機を配設することが好ましい。

第２の押出機の数も限定されるものではなく、なるべく
多数設けることが好ましく、第２の押出機をなるべく多
数設けることにより１幅の広い製品の製造においても、
第２の素地による層の厚さがより均一・になり、第２の
押出機でそれぞれ色の異なる素地を圧送した場合には、
製品の表面に長［方向の多くの色彩による縞模様を４え
ることができる。

第２の素地の押出速度を単独でまたは第１の素地の押出
速度に関連させて変化させることにより、第２の素地に
よる層の厚さを制御することができ、第２の素地が着色
され、しかも第１の素地の一部のみ覆う量が押し出され
ている時に、第２の素地の押出量を変化させると第２の
素地による縞模様の幅を連続的に変化させることができ
る。

第２の素地が色彩の異なる多数の素地である場合に、第
２の素地の押出速度を相互に変化させると得られる縞模
様の各色彩の幅を変化させることができ、押出製品の美
観がさらに向上する。

本発明の第１の素地は予備成形された後、第２の、に地
とともに口金に進入させることができる。

この方法を、この方法に用いる装置の１例を示す第３図
および第４図により説明する。第３図は押出方向の下流
より見た正面概要図、第４図は第３図のＢ−Ｂ矢視断面
図である。

：ｊＳｔの素地６は第１の押出ａ１により圧送され、ス
プレッダ３を介して予備成形板９を通り予備成形された
後、さらに口金４に進入する。

第１の素地が予備成形された状態、すなわち口金に進入
する直前に、第１の素地に対して第２の素地７が第２の
押出ａ２によって圧送され、第１の素地と口金とによっ
て形成された空間を充填しながら第１の素地と一体化し
、自然φ蒸気またはオートクレーブ養生により第１の素
地とともに硬化する。

第１の素地の配合をｔＡ整することにより口金に直入す
る直前の第１の素地は、予備成形された形状は保ちなが
ら圧送されてくる第２の素地とは口金内で十分圧着され
る可塑性を持ち、養生することにより第１の素地による
枠と第２の素地による充填物との複層押出成形品を得る
ことができる。

〔実施例〕

実施例−１ 消石灰２０虫量部、珪藻±４０重量部、汀通ポルトラン
ドセメント２５重量部１石綿１５重量部、メチルセルロ
ース１重量部、水８５重量部を混練したものを第１の素
地とし、消石灰１５重量部、珪藻±３０重量部、白色ポ
ルトランドセメント４０重量部、石綿１５重量部、メチ
ルセルロース１屯量部、チタンイエロー０．５重量部、
水５０屯漬部を混練したものを第２の素地とし、３基の
第２の押出機を備えた第１図および第２図に示した装置
と同型式の装置を用いて押出成形し、未硬化成形体をオ
ートクレーブ養生して幅４００ｍｍ、厚さ１００ｍｍ、
肉厚１−２ｍｍ、中空部３個、着色層の厚さ６ｍｍの複
層押出成形体を製造した。

第２の素地は第１の素地の上面にほぼ均一かつ強固に被
覆され、チタンイエローは素地全体に邦人した従来の方
法に比し約８０％減少した。　　゛実施例−２ 許通ポルトランドセメント８５重量部１石綿１５屯量部
、メチルセルロース０．７重置部、水２３重量部を１シ
練したものを第１の素地とし、バ通ポルトランドセメン
ト６５重量部、１．２〜１．５ｍｍのバーライ）３５”
Ｒｈ１部、メチルセルワース２．５重着部、水３０屯量
部を混練したものを第２の素地とし、３基の第２の押出
機を備えた第３図および第４図に示した装置と同型式の
装置を用いて押出成形し、未硬化成形体を蒸気養生して
幅４００ｍｍ、厚さ１０．Ｏｍｍ、で断面形状が第３図
と同様な積層押出成形体を製造した。

第１の素地はほぼ予定の形状を保ち、第２の素地は第１
の素地の空間を完全に充填して第１の素地と−一体化し
て硬化しており、断熱性は高いが強度の低いパーライト
モルタルが強度の高い石綿繊維補強セメントで補強され
た断熱材を１回の成形・、養生により得ることができた
。

〔発明の効果〕

本発ＩｊＩによれば、複数の素地を積層押出成形するこ
とにより。

（１）押出成形製品の着色による美観の向上。

或いは防水性の付かを容易に、経済的かつ剥離の恐れな
く行うことができる。

（２）石綿！ａ維補強セメント押出製品の表面に無石綿
層を容易に設けることができる。　、（３）石綿繊維補
強セメント押出部材を枠とし、この枠にパーライトモル
タルが充填された断熱材の製造期間を短縮できる。

などの効果を挙げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法に用いる装置の１例の正面概要図
、第２図は第１図のＡ−Ａ矢視断面図、第３図は本発明
の方法に用いる装置の他の例の正面概要図、第４図は第
３図のＢ−Ｂ矢視断面図である。 ｌ・・・第１の押出機　　　　２・・・第２の押出機３
・・・スプレッダ　　　　　４・・・口金５・・・中１
　　　　　　　　６・・・第１の素地７・・・第２の素
Ｊ′ｔ！８・・・中空部９・・・Ｐ　ｔｎＩ＆形扱

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　水硬性物質を含有する素地の押出成形方法において
   、第１の押出機にて圧送される第１の素地が口金に進入
   する直前に、第１の素地に対し第２の素地を第２の押出
   機にて圧送 し、第１および第２の素地を口金内にて一体化させるこ
   とを特徴とする複層押出成形方 法。 ２　口金に進入する第１の素地が予備成形されたもので
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の複
   層押出成形方法。